JPH1190575A - パンチリベット接合形成方法及びパンチリベット接合装置 - Google Patents

パンチリベット接合形成方法及びパンチリベット接合装置

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JPH1190575A
JPH1190575A JP10205617A JP20561798A JPH1190575A JP H1190575 A JPH1190575 A JP H1190575A JP 10205617 A JP10205617 A JP 10205617A JP 20561798 A JP20561798 A JP 20561798A JP H1190575 A JPH1190575 A JP H1190575A
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    • B21J15/26Drives for riveting machines; Transmission means therefor operated by rotary drive, e.g. by electric motor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産コストを減少させ、品質の確かさ改良す
るためにパンチリベット接続の形成を監視するパンチリ
ベット接合装置を提供する。 【解決手段】プランジャ(4)及び任意に下把持装置
(5)は、トランスミッションユニット(2)を介して
駆動される。該トランスミッションユニット(2)は、
ドライブユニット(1)の回転運動をプランジャ(4)
又は下把持装置(5)の平行移動運動に変換する。これ
により、ドライブユニット(1)として電動モータを使
用することができ、ドライブユニット(1)の回転運動
をプランジャ(4)の平行移動運動に変換することによ
って比較的良好な制御を達成できる。また、プロセス制
御で異なったプランジャ速度も達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパンチリベット接合
の形成方法及びパンチリベット接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決課題】少なくとも2つの接合され
るべき部品をリベットによって互いに接合することがで
きるパンチリベット接合を形成するには、接合されるべ
き部品が予め穿孔されることは必要でない。中実リベッ
ト又は中空リベットを使用してパンチリベット接合をす
ることができることが知られている。パンチリベット接
合は、接合されるべき部品をダイに置くことによって、
中実リベットで形成される。下把持装置は、ダイの上
で、接合されるべき部品と接触させられる。接合される
べき部品は下把持装置とダイの間でクランプされる。下
把持装置は設計上中空である。リベットはその中に置か
れる。プランジャがリベットに作用し、プランジャは接
合されるべき部品を貫通してリベットを打つ。リベット
は接合されるべき部品の穴を開け、それで、従来のリベ
ット締め工程で必要とされた前穴開けは不要である。ひ
とたびリベットが接合されるべき部品を貫通すると、下
把持装置は、石突きを有するダイに対して接合されるべ
き部品を押す。下把持装置の力とダイの幾何形状とが、
ダイ側の接合されるべき部品に塑性変形を起こさせ、該
ダイ側の接合されるべき部品がパンチリベットの環状溝
に部分的に流入する。中実リベットは変形しない。接合
されるべき部品は、リベットヘッドの外形によって及び
接合されるべき部品のダイ側の接触によって、環状溝の
中でリベットまで広げられる。
【0003】液圧作動の接合装置は、そのようなパンチ
リベット接合を形成するのに使用される。プランジャは
液圧シリンダユニットで動かされる。そのような接合装
置を製作する費用は比較的高い。特に、高品質なパンチ
リベット接合を達成するためにプロセス制御は問題を起
こす。特に、液圧作動の接合装置は、粘性の変化により
プランジャによって加えられた力の中での変化が条件と
される。液圧媒体の粘性の変化は温度に実質的に依存す
る。液圧作動の接合装置のさらなる欠点は、オイルであ
るかもしれない液圧媒体がハイドロスコープ効果を有
し、それで、予め決められた時間間隔で作動液を交換す
る必要があることである。中空リベットでパンチ接合を
形成する場合、同じことが半中空リベットにもあてはま
るが、中空リベットは、接合されるプランジャ側の部品
を貫通し、それからる、ダイ側の部品を貫通する。接合
されるダイ側部品並びにリベットが閉鎖ヘッドに変形さ
れるようにダイは設計される。中空リベットでパンチリ
ベット接合を形成するための接合装置設計例が、DE
44 19 065 A1で知られている。また、液圧
作動式接合装置は、中空リベットでパンチリベット接合
を生じさせるのにも使用される。
【0004】本発明の目的は、パンチリベット接合を形
成するための方法を提供し、それによって該方法を実施
するための生産コストを減少させることができるように
することである。本発明のさらなる目的は、品質の確保
を改良するためにパンチリベット接合の形成を監視する
ことである。また、設計上、構造的に簡単なパンチリベ
ット接合装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項1の
特徴を有する方法或いは請求項16の特徴を有する接合
装置による本発明によって達成される。パンチリベット
接合を形成するための本発明による方法で、プランジャ
及び任意に下把持装置を、ドライブユニットの回転運動
をプランジャ又は下把持装置の平行移動運動に変換する
トランスミッションユニットを通して駆動することが提
案される。プランジャ及び任意に下把持装置が液圧で動
かされる場合に、既知の方法による比較的高い生産コス
トは、該方法を実行するときに回避される。該方法のさ
らなる利点は、ドライブユニットとして電動モータを使
用する場合、ドライブユニットの回転運動をプランジャ
の平行移動運動に変換することによって、該方法の比較
的良好な制御を達成できることである。また、本発明に
よるプロセス制御で異なったプランジャ速度も達成する
ことができる。該方法のさらなる利点は、プロセス制御
は外部の影響と独立であることである。例えば、周囲温
度が液圧媒体に影響を与えるように、周囲温度はプラン
ジャの液圧作動に影響を及ぼすが、この影響は本発明に
よる方法に存在しない。
【0006】該方法のさらに有利な実施形態によると、
ドライブユニットの速度が可変であることが提案され
る。この特徴により、接合されるべき部品又はリベット
に作用するプランジャ又は下把持装置の速度を可変にで
きる。ドライブユニットの速度は、リベットの特性及び
/又は接合されるべき部品の特性の関数として調整され
うる。ドライブユニットの調整可能な速度の利点は、例
えば、プランジャ及び任意に下把持装置は、接合される
べき部品の上に載るまで初めのうちは速い速度で動かさ
れ、次いで、プランジャ及び任意に下把持装置は遅い速
度で動かされることである。これは、プランジャ及び下
把持装置の比較的速い位置決めをできるようにするとい
う利点を有する。また、これは接合装置のサイクルタイ
ムにも影響を及ぼす。
【0007】さらに有利な発想によると、プランジャ及
び任意に下把持装置は予め決定可能な静止位置から移動
可能であることが提案される。プランジャ及び任意に下
把持装置の静止位置は、接合されるべき部品の設計の相
関関係で選択される。接合されるべき部品が、例えば、
平坦な金属板であるならば、プランジャ及び下把持装置
を含むリベット締めユニットとダイとの間の距離は、重
ねられた接合されるべき部品の厚みよりわずかに大てよ
い。接合されるべき部品の送リ方向に見て、接合される
べき部品が起伏を有するならば、起伏をリベット締めユ
ニットとダイの間に案内できるように、リベット締めユ
ニットの静止位置は選択される。したがって、リベット
締めユニットが、リベット締めユニットとダイの間の最
大間隔によって決定されるリベット締めユニットの最大
可能な端位置に動かされることは、常に必要であるわけ
ではない。
【0008】該方法のさらに有利な実施形態によると、
プロセスデータがパンチリベット接合手順の間に決定さ
れることが提案される。特に、プランジャのストローク
及び任意に下把持の装置のストロークは、パンチリベッ
ト接合手順の間に決定される。プランジャ及び任意に下
把持装置のストロークは、ドライブユニットの回転運動
からプランジャ又は下把持装置の平行移動運動への既知
の変速比に基づいてドライブユニットの回転数からプラ
ンジャ又は下把持装置のストロークを決定することがで
きるように、特に容易に決定される。この目的のため
に、既知の補助、例えばインクリメンタルディスクをド
ライブユニットに設けてよい。また、ドライブユニット
としてステッピングモータを使用することも可能であ
る。
【0009】接合されるべき部品上のプランジャ及び任
意に下把持装置の力は、パンチリベット接合手順の間に
決定されることが好ましい。以下に説明するように、接
合手順の間の力の向きからパンチリベット接合について
の上質ステートメント(statement)が得られ
る。さらに有利な発想によると、ドライブユニットの消
費電力量は、パンチリベット接合の間に決定されること
が提案される。ドライブユニットの消費電力量は接合さ
れるべき部品におけるプランジャ及び任意に下把持装置
の力に実質的に比例し、それで力を直接決定することが
できる。付加的な測定は、力を決定するのに必ずしも必
要ではない。簡素な構成要素を使用して消費電力量を決
定することができる。消費電力量の決定又はプランジャ
の力の決定に加えて、又は替わりとして、ドライブユニ
ットのトルク及び/又はトランスミッションユニットの
トルクをパンチリベット接合の間に決定することが提案
される。ドライブユニットのトルク及び/又はトランス
ミッションユニットのトルクもまた、接合されるべき部
品におけるプランジャ及び任意に下把持装置の力に比例
する。また、トルク向きから、パンチリベット接合の手
順について、或いは、パンチリベット接合について上質
のステートメントを得ることもできる。該方法のさらに
有利な実施形態によると、力と対応して、プランジャ及
び任意に下把持装置の力又は特性は、プランジャ或いは
プランジャ及び下把持装置の変位の関数として、接合手
順の間に測定されることが提案される。この測定は実際
の向きを生じさせる。 この実際の向きは所望されるの向
きと比較される。 比較が、少なくとも一つの予め決めら
れた範囲内で予め決められた限界値によって、決定され
た実際の向きが所望される向きから外れることを示すか
どうかは、信号が引き金となる。このプロセス制御は、
特にパンチ接合の形成の質的な監視を可能にする利点を
有する。
【0010】該方法のさらに有利な実施形態によると、
実際の向きは、少なくとも、接合されるべき部品の上に
載り、そして、接合されるプランジャ側の部品を貫通し
たリベットへのプランジャの力によってクリンチが実質
的に完成する領域で、所望される向きと比較されること
が提案される。リベットが供給され、かつ、リベットが
正しく供給されたかどうかについてのステートメント
は、所望される向きと実際の力/変位向きとを比べるこ
とによって得ることができる。リベットが接合されるべ
き部品の正しい位置で静止するところでは、用語「正し
く供給された」は供給を意味する。また、この比較の結
果から、例えばリベットの自動供給は正しく行われてい
るかどうかを決定することもできる。該方法のさらに有
利な実施形態によると、実際の向きは、少なくとも接合
されるべき部品がリベット、特に中実リベットへのプラ
ンジャの力によって実質的に穿孔された領域で所望され
る向きと比較され、下把持装置は、接合されるプランジ
ャ側の部品に力を加える。これは、リベットが接合され
るべき部品を実際に貫通させたか否かに関係なく、検査
することが可能であるという利点を有する。
【0011】該方法のさらに有利な実施形態によると、
実際の向きは、少なくとも、接合されるべき部品がリベ
ット、特に中空リベットがプランジャの力によって実質
的にプランジャ側の接合されるべき部品を貫通した領域
における所望される向きと比較され、閉鎖ヘッドがリベ
ットに形成されたことが、提案される。かくして、接合
されるべき部品が予め決定された厚みを有するかどうか
も、また検査することが可能である。さらなる発想によ
ると、実際の向きと所望される向きとの間の比較は少な
くとも、閉鎖ヘッドがリベットに実質的に形成され、リ
ベットのクリンチが行われる領域中で提案される。従っ
て、リベット端がプランジャ側の接合されるべき部品の
表面と同じ高さであるかどうかを検査することが可能で
ある。
【0012】接合されるべき部品上のプランジャ或いは
プランジャ及び下把持装置の力、又は特性は、消費電力
から決定される力に対応することも提案される。プラン
ジャ或いはプランジャ及び下把持装置の変位の関数とし
ての力の向きは、接合されるべき部品の厚さ、接合され
るべき部品の材料、パンチリベットの形と材料のような
特有のパラメタに割り当てることができる。もし接合さ
れる同様の部品が同等のパンチリベットで互いに接合さ
れるならば、そのような向きは接合装置を制御するのに
使用することができる。これは、パンチリベットを形成
するの最も望ましい工程パラメータを決定するための費
用が減少しうるという利点を有する。本発明によるさら
なる発想によると、ダイを備えたパンチリベット接合装
置、下把持装置、プランジャ、プランジャに接合された
ドライブユニット、少なくともドライブユニットを制御
するための制御装置及び監視ユニットが提案され、この
中で、該ドライブユニットが電動機動作を有する。電動
機ドライブユニットはトランスミッションユニットを通
してプランジャ或いはプランジャ及び下把持装置に接続
される。その結果、電動モータドライブユニットの回転
運動はトランスミッションユニットを通してプランジャ
或いはプランジャ及び下把持装置の平行運動に変換され
る。また、接合装置のこの設計は、既知の液圧作動の接
合装置に生じるタイプの接合装置の間欠的な応力を防
ぐ。本発明による装置のさらなる利点は、可動及び定常
的に接合装置を使用することができることである。接合
装置の据え付け使用で、唯一、一つの電力接続が電動モ
ータドライブユニットに必要であるに過ぎない。本発明
によって接合装置を経済的に製作することができる。
【0013】接合装置は、トランスミッションユニット
が少なくとも1つの歯車を有するように設計されること
が望ましい。歯車は減速歯車であるのが望ましい。これ
は、比較的低トルクのドライブユニットが使用できると
いう利点を有する。ドライブユニットの比較的低いトル
クは、減速歯車によって減速比の関数で、それ相応によ
り高いプランジャのトルク又は力に変換される。歯車
は、少なくとも一つの予め決められた減速比を有するよ
うに、設計されるのが望ましい。さらに有利な発想によ
ると、プランジャ或いはプランジャ及び下把持装置はス
ピンドルドライブを経てトランスミッションユニットに
接続されることが、提案される。高い摩擦損失を回避す
るために、スピンドルドライブは循環ボールスピンドル
ドライブであることが、提案される。
【0014】本発明による接合装置の監視ユニットは、
プロセスデータを処理するのに役立つ少なくとも一つの
センサを有することが望ましい。特に、少なくとも一つ
のセンサは変位変換器で、該センサは、プランジャ及び
任意に下把持装置の変位を接合手順の間に間接的或いは
直接的に拾い上げることが提案される。接合装置のさら
に有利な実施形態によると、少なくとも一つのセンサは
力変換器で、該センサは、プランジャ及び任意に下把持
装置の力を接合手順の間に間接的或いは直接的に拾い上
げることが提案される。特に、力変換器は少なくとも1
ピエゾ要素を有することが提案される。代わりに、力変
換器をロードセルとしてもよい。力変換器は、プランジ
ャとトランスミッションユニットとの間、或いは下把持
装置とトランスミッションユニットの間に配置されるこ
とが望ましい。トランスミッションユニットは骨組みに
載せられるのが望ましい。力変換器はトランスミッショ
ンユニットと骨組みの間に配置される。
【0015】接合装置のさらなる好ましい実施形態によ
ると、少なくとも一つのセンサはドライブユニットの消
費電力量を、接合手順の間測定することが提案される。
付加的又は代わりに、センサはドライブユニット及び/
又はトランスミッションユニットのトルクを接合手順の
間に拾い上げることが提案される。本発明による方法及
び接合装置のさらなる詳細と利点は、図面に示された接
合装置の好ましい実施形態に関して説明される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、パンチリベット接合装置
の設計の概略図である。接合装置は電動モータ駆動の駆
動ドライブユニット1を有する。ドライブユニット1は
トランスミッションユニット2に連結される。ドライブ
ユニットの駆動軸はトランスミッションユニット2に連
結することができる。カップリングは設計上着脱自在で
あることが好ましく、従って、異なるトランスミッショ
ンユニット2を使用することができる。トランスミッシ
ョンユニット2は、少なくとも1つの歯車を有するのが
好ましい。特にこれは減速歯車である。少なくとも一つ
の予め決定された減速比を有する歯車が好ましい。トラ
ンスミッションユニットはプランジャ4或いはプランジ
ャ4及び下把持装置5に連結される。単にプランジャ4
がトランスミッションユニット2に接続されるか、或い
は下把持装置5もトランスミッションユニット2に接続
されるかどうかは、接合装置が中実リベット或いは中空
リベットによるパンチリベット接合の形成に使用される
かどうかによる。接合装置が中実リベットによってパン
チリベット接合を形成するのに使用されるならば、下把
持装置5もトランスミッションユニット2と連結され
る。
【0017】プランジャ4或いはプランジャ4及び下把
持装置がスピンドルドライブ3を経てトランスミッショ
ンユニット2に連結される。また、スピンドルドライブ
3はトランスミッションユニット2の一部分でもよく、
それで、それらは構造上のユニットを形成する。スピン
ドルドライブ3は循環ボールスピンドルドライブである
ことが好ましい。プランジャ4及び下把持装置5は、図
1で示す矢印の向きに移動自在である。ダイ6はプラン
ジャ4の下に配置される。接合される2つの部品7,8
がダイ6の上に略図的に配置される。接合装置はまた、
ドライブユニット1を制御するために制御装置9を含
む。プロセスデータを検出するために少なくとも1つの
センサを含む監視ユニット10が、制御装置9に接続さ
れる。監視ユニットとドライブユニット1との接続、ト
ランスミッションユニット2及びスピンドルドライブ3
を図1に概略的に示す。ドライブユニット1、監視ユニ
ット2及びスピンドルドライブ3は特定特性を拾い上げ
るためのセンサを有してもよく、その出力信号が監視ユ
ニット10で処理される。監視ユニット10は制御装置
9の一部でもよく、監視ユニット10は、開放及び閉ル
ープ制御変数としての入力信号を制御装置9に出す。セ
ンサは変位及び力の変換器でもよく、それはプランジャ
4の変位及び接合されるべき部品7,8におけるプラン
ジャ4の力を測定する。また、モータ作動ドライブユニ
ット1の消費電力量を測定するセンサを設けてもよい。
【0018】パンチリベットは、接合されるべき部品
7,8の間にパンチリベット接合を形成するように、下
把持装置の中に用意される。プランジャ4は下把持装置
5に対して取り替え可能である。プランジャ4はパンチ
リベットに力を加え、それによってパンチリベット接合
が得られる。ドライブユニット1はこの目的のために動
作設定される。ドライブユニット1の回転運動はトラン
スミッションユニット2及び、図示された実施形態にお
けるスピンドルドライブ3を通して、プランジャ4及び
下把持の装置5の平行移動運動に変換される。図2は接
合装置の部分的な断面である。接合装置は電動モータで
動かされるドライブユニット1を有する。ドライブユニ
ット1はトランスミッションユニット2に連結される。
トランスミッションユニット2はハウジング25の上方
端領域に配置される。ハウジング25は骨組み24に連
結される。
【0019】ドライブユニット1の駆動軸11はトラン
スミッションユニット2のベルトホイール12に連結さ
れる。ベルトホイール12は、柔軟な歯付きベルトがよ
いエンドレスベルト13を介してホイール14を駆動す
る。ベルトホイール12の直径はベルトホイール14の
直径よりも実質的に小さく、駆動軸11の速度の減少を
可能にする。ベルトホイール14はドライブブッシュ1
5に回転可能に連結される。また、ベルトドライブを備
えたトランスミッションユニット2の代わりに、歯車を
備えた歯車伝動装置を使用することもできる。また、他
の代替手段も可能である。ロッド17aが、適当に取付
けられたドライブブッシュ15の中を変位可能である。
ロッド17aの平行移動運動は、ロッド17aと協働す
るスピンドルナット16を有するスピンドルドライブ3
によって行われる。トランスミッションユニット2から
遠いロッド17aの端領域にガイド部材18が形成さ
れ、その中にロッド17aを導入することができる。ロ
ッド17bがロッド17aに当接する。挿入体23がロ
ッド17aとロッド17bの間の移行領域に備えられ
る。挿入体23は、ロッド17a又は17bの軸線方向
に実質的に垂直に突出し、かつ、ガイド部材18の溝1
9に係合するピン20を有する。これは、ロッド17a
と17bが回転しないようにする。ロッド17bはプラ
ンジャ4に連結される。プランジャ4はロッド17bに
解放可能に配置され、それで、使用するリベットによっ
てそれを形成することができる。止め部材22はロッド
17bの前端領域に設けられる。スプリング要素21が
止め部材22と挿入体23の間に配置される。スプリン
グ要素21はばね座金である。スプリング要素21はガ
イド部材18の管状部分内に配置される。ガイド部材1
8は、ハウジング25を摺動させるように配置されてい
る。図2は所定状態の接合装置を示し、この状態でプラ
ンジャ4と下把持の装置5は接合されるべき部品7,8
の上に載置され、接合されるべき部品7,8はダイ6の
上に載置される。
【0020】溝付中実リベットによって形成されたパン
チリベット接合において、接合されるべき部品がダイ6
と下把持装置5の間に固定されると、プランジャ4によ
ってリベットを接合されるべき部品7,8を貫通して押
し込む。この手順の間にリベットが接合されるべき部品
7,8に穴を開ける。下把持の装置5とプランジャ4
は、図3に示す力/変位グラフにおける曲線のポイント
Aに達するクリンチをもたらす。次いで、リベットは接
合されるべき部品7,8に穴を開け、この手順は部分A
−Bで行われる。打抜きが行われた後に、下把持装置は
接合されるべき部品7,8に押しつける。接合されるべ
きダイ側部品8がダイ6の対応する設計によりリベット
の溝に流入するように、下把持装置がダイに押す。点B
−Cの間にはこの過程の一部がある。
【0021】変位の関数としての力の実際の傾向又は力
に対応する特性を、所望傾向と比較することができる範
囲は、図3のV1,V2およびV3によって示される。
範囲V1,V2及びV3はパンチリベット接合の品質に
とって重要である。しかしながら、全ての実際の傾向も
また、選択された範囲V1,V2又はV3の代わりに所
望傾向と比較することができる。例えば、中実リベット
が接合されるプランジャ側部品7の上に正しい傾向で配
置されるかどうかについてのステートメントは、範囲V
1での比較によって得ることができる。また、接合され
るべき部品のクリンチ作用に関するステートメントも導
き出すことができる。もしクリンチの作用が異なるなら
ば、例えば、プランジャ側の部品7は間違った材料から
成ると結論づけることができる。
【0022】例えば、接合されるべき部品7,8に完全
な打抜きが生じたかどうかについてのステートメント
は、範囲V2での比較によって得ることができる。範囲
V3における実際の傾向と所望傾向の間の比較は、例え
ば、接合されるダイ側部品8の材料が、図示しないリベ
ットの環状溝の中に流入したかどうかについてのステー
トメントを提供する。変位の関数としての力の傾向は、
電動モータドライブ1の消費電力量から本発明による方
法によって、決定することができる。図4は、中空リベ
ットを使用するパンチリベット接合手順の間に生じた形
態の力/変位グラフの概略図である。力/変位グラフ
は、本質的に4つの工程部分を中空リベットを使用する
パンチリベット接合手順において検出することができる
ことを示す。クリンチ手順に本質的に対応する最初の工
程部分を、ポイントAに至るまでに見ることができる。
切断手順に本質的に対応する第2の工程部分をポイント
AとDの間で見ることができる。切断方法の間、プラン
ジャ4と、従って、リベットも比較的大きい変位Sをカ
バーし、プランジャ4によってリベットに加えられる力
は比較的一定になる。
【0023】ひとたびリベットが接合されるべきプラン
ジャ側部品を通る抜けると、プランジャ4の力が増える
に従ってリベットはダイ6で広げられる。この工程の部
分は、図4による力/変位グラフのD−E間に位置す
る。接合されるべきダイ側部品8はこの工程の間にダイ
6によって変形させられる。プランジャ4によってリベ
ットに加えられる力が持続されるならば、リベットは圧
縮される。圧縮工程を図4の部分E−Fに示す。パンチ
リベットのヘッドがプランジャ側の接合されるべき部品
の平面に位置するならば、パンチリベット接合が作り出
されている。力/変位傾向は工程データから決定するこ
とができる。基準傾向として役立つ既知の力/変位傾向
とともに、変位の関数としての力の実際の傾向によって
パンチ接合の品質を決定することができる。
【0024】図4はH1−H4領域を示し、該領域で変
位の関数としての力の実際の傾向が所望傾向と一致す
る。先に説明したように、領域H1−H4は工程段階の
重要な移行点で選択される。従って、パンチリベット締
めに関する上質のステートメントが得られる。また、全
ての実際の傾向は、個々の領域H1−H4ではなく所望
傾向と照合され、実際の傾向を制限する帯域を形成する
所望傾向が存在する。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合装置の概略図である。
【図2】接合装置を通る断面である。
【図3】中実リベットによるパンチリベット締め手順の
力/変位グラフである。
【図4】中空リベットによるパンチリベット締め手順の
力/変位グラフである。
【符号の説明】
1 ドライブユニット 2 トランスミッションユニット 3 スピンドルドライブユニット 4 プランジャ 5 下把持装置 7 プランジャ側の接合されるべき部品 8 の接合されるべきダイ側部品 9 制御ユニット 10 監視ユニット

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャ(4)及び任意に下把持装置
    (5)をトランスミッションユニットで駆動し、該トラ
    ンスミッションユニットは、ドライブユニット(1)の
    回転運動をプランジャ又は下把持装置の平行移動運動に
    変換する、 パンチリベット接合形成方法。
  2. 【請求項2】 プランジャ(4)及び任意に下把持装置
    (5)を、トランスミッションユニットを経て電動モー
    タドライブユニット(1)で駆動する、 請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 ドライブユニット(1)の速度は可変で
    ある請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 プランジャ(4)及び任意に下把持装置
    (5)を、はじめのうち速い速度で移動させて接合され
    る部品の上に載せ、次いで、プランジャ(4)及び下把
    持装置(5)を遅い速度で任意に動かす請求項1,2又
    は3の方法。
  5. 【請求項5】 プランジャ(4)及び任意に下把持装置
    (5)を、予め決定可能な静止位置から移動させること
    ができる請求項1ないし請求項4のいずれか一つの方
    法。
  6. 【請求項6】 プロセスデータはパンチリベット接合手
    順の間に決定される請求項1ないし5のいずれか一つの
    方法。
  7. 【請求項7】 プランジャ(4)及び任意に下把持装置
    (5)の変位は、パンチリベット接合手順の間に決定さ
    れる請求項1ないし6のいずれか一つの方法。
  8. 【請求項8】 プランジャ(4)及び任意に下把持装置
    (5)により加えられた力は、パンチリベット接合手順
    の間に接合される部品で決定される請求項1ないし7の
    いずれか一つの方法。
  9. 【請求項9】 ドライブユニット(1)の消費電力はパ
    ンチリベット接合手順の間に決定される請求項1ないし
    8のいずれか一つの方法。
  10. 【請求項10】 ドライブユニット(1)及び/又はト
    ランスミッションユニットのトルクはパンチリベット接
    合手順の間に決定される請求項1ないし8のいずれか一
    つの方法。
  11. 【請求項11】 プランジャ(4)の変位或いはプラン
    ジャ(4)及び下把持装置(5)の変位の関数としてプ
    ランジャ(4)及び任意に下把持装置(5)の力に対応
    する力又は特性は、パンチリベット接合手順の間に測定
    され、実際の向きが所望される向きを決定し及び該実際
    の向きが所望される向きと比較され、少なくとも一つの
    予め決定された範囲内で予め決められた限界値によっ
    て、決定された実際の向きが所望される向きと異なると
    き、信号が引き金となる請求項6ないし10のいずれか
    一つの方法。
  12. 【請求項12】 実際向きと所望される向きの間の比較
    は少なくとも範囲(V1,H1)で生じ、この範囲で、
    リベット上で動作するプランジャ(4)の力によって接
    合される部品上に作用したクリンチングが本質的に生
    じ、リベットは接合されるプランジャ側部品(7)を貫
    通する請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 実際の向きは、少なくとも一つの範囲
    (V2)で所望される向きと比較され、この範囲で接合
    される部品(7,8)を穿孔することが、本質的にリベ
    ット、特に中実リベット上で作用するプランジャ(4)
    の力によってもたらされ、下把持装置はプランジャ側の
    接合される部品(7)の上で力を加える請求項11又は
    12の方法。
  14. 【請求項14】 実際の向きは、少なくとも一つの範囲
    (H2)で所望される向きと比較され、この範囲でリベ
    ット、特に中空リベットがプランジャ(4)の力によっ
    てプランジャ側の接合される部品(7)を貫通し、そし
    て、閉鎖ヘッドがリベット上に形成される請求項11又
    は12の方法。
  15. 【請求項15】 実際の向きは、少なくとも一つの範囲
    (H3)で所望される向きと比較され、この範囲で閉鎖
    ヘッドが本質的にリベット、特に中空リベット上に形成
    され、そしてリベットが圧縮される請求項11,12又
    は14の方法。
  16. 【請求項16】 ダイ(6)、下把持装置(5)、プラ
    ンジャ(4)、プランジャ(4)に連結されたドライブ
    ユニット(1)、少なくともドライブユニット(1)を
    制御するための制御ユニット(9)及び制御ユニット
    (9)に接続された監視ユニット(10)を備え、トラ
    ンスミッションユニット(2)を経てプランジャ(4)
    或いはプランジャ(4)及び下把持装置(5)に連結さ
    れた電動モータドライブユニット(1)を特徴とするパ
    ンチリベット接合装置。
  17. 【請求項17】 トランスミッションユニット(2)は
    少なくとも一つの歯車を有する請求項16の接合装置。
  18. 【請求項18】 歯車は減速歯車であることを特徴とす
    る請求項17の接合装置。
  19. 【請求項19】 プランジャ(4)の変位或いはプラン
    ジャ(4)及び下把持装置(5)は、スピンドルドライ
    ブ(3)を経てトランスミッションユニット(2)に連
    結されることを特徴とする請求項16ないし18のいず
    れか一つの接合装置。
  20. 【請求項20】 スピンドルドライブ(3)は循環ボー
    ルスピンドルドライブであることを特徴とする請求項1
    9の接合装置。
  21. 【請求項21】 監視ユニット(10)は、プロセスデ
    ータを検出する少なくとも一つのセンサを有することを
    特徴とする請求項16ないし20のいずれか一つの接合
    装置。
  22. 【請求項22】 少なくとも一つのセンサは変位変換器
    であり、該センサは、プランジャ(4)及び任意に下把
    持装置(5)の変位を接合手順の間に間接的或いは直接
    的に拾い上げることを特徴とする請求項21の接合装
    置。
  23. 【請求項23】 少なくとも一つのセンサは力変換器
    で、該センサは、プランジャ及び任意に下把持装置の力
    を接合手順の間に間接的或いは直接的に拾い上げること
    を特徴とする請求項21又は22の接合装置。
  24. 【請求項24】 力変換器は少なくとも一つのピエゾ素
    子を有することを特徴とする請求項23の接合装置。
  25. 【請求項25】 力変換器は力を取り上げることを特徴
    とする請求項23の接合装置。
  26. 【請求項26】 力変換器はプランジャ(4)とトラン
    スミッションユニット(2)の間に配置され、かつ、任
    意に下把持装置(5)とトランスミッションユニット
    (2)の間に配置されることを特徴とする請求項23,
    24又は25の接合装置。
  27. 【請求項27】 トランスミッションユニット(2)は
    骨組みに支持され、力変換器はトランスミッションユニ
    ット(2)と骨組みの間に配置されることを特徴とする
    請求項23,24又は25の接合装置。
  28. 【請求項28】 少なくとも一つのセンサはドライブユ
    ニットの消費電力量を、接合手順の間拾い上げることを
    特徴とする請求項21ないし27のいずれか一つの接合
    装置。
  29. 【請求項29】 少なくとも一つのセンサはドライブユ
    ニット及び/又はトランスミッションユニットのトルク
    を接合手順の間に拾い上げることを特徴とする請求項2
    1ないし28のいずれか一つの接合装置。
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