JPH1190315A - コーティング剤組成物及び親水性膜の形成方法並びに親水性膜被覆物品 - Google Patents

コーティング剤組成物及び親水性膜の形成方法並びに親水性膜被覆物品

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JPH1190315A
JPH1190315A JP9268098A JP26809897A JPH1190315A JP H1190315 A JPH1190315 A JP H1190315A JP 9268098 A JP9268098 A JP 9268098A JP 26809897 A JP26809897 A JP 26809897A JP H1190315 A JPH1190315 A JP H1190315A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 (a)式(1) YR1 mSiR2 3-m
(1) (R1はC1-8の一価炭化水素基、R2はC1-4のアルコキ
シ基又はアシロキシ基、Yは窒素含有有機基、mは0又
は1)で示される加水分解性シラン(A)と式(2) R3 nSiR4 4-n
(2) (R3はC1-8の一価炭化水素基、R4はC1-4のアルコキ
シ基又はアシロキシ基、nは0、1又は2)で示される
加水分解性シラン(B)を含有する混合物を、加水分解
することにより得られる有機ケイ素化合物、(b)水、
(c)光酸化触媒微粒子を含有することを特徴とするコ
ーティング剤組成物。 【効果】 塗料或いはコーティング剤の分野において最
も要求度の高い脱溶剤化を実現し、しかも塗膜の耐候
性、防汚性を兼ね備えなおかつアルカリ性領域でも安定
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物、構造物な
ど、大気中に直接暴露される物品の保護に好適なコーテ
ィング剤組成物及びこれを用いた親水性膜の形成方法並
びにこの組成物による親水性膜を有する被覆物品に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
大気中に直接暴露される建造物等に用いられる屋外用塗
料には、耐食性、耐候性に優れたシリコーン樹脂やフッ
素樹脂が使用されている。これらの樹脂は酸性雨や長期
間の太陽光照射による塗膜の劣化が少ない。また、これ
らの塗料は、一般的に防汚性にも優れていると考えられ
ていたが、長期間の耐候性試験を実施すると、大気中の
埃、砂塵、鉄粉及び酸性雨等の影響で塗膜表面に徐々に
汚染物質が付着し、塗膜外観が悪くなることが明らかと
なり、防汚性は十分ではないことが判明した。
【0003】これを改良するために塗膜に防汚性を付与
する方法としては、シラノール基の前駆体であるアルキ
ルシリケートを塗料に添加し、塗膜表面を親水性とし、
雨水により汚染物質を洗い流すセルフクリーニング効果
を利用する方法が知られている。この方法によれば、汚
染物質の吸着を一時的に防止することができるが、耐水
性が劣るため親水性付与物質が容易に流出したり、汚染
物質が塗膜表面に固着するなどして、その効果を長期間
持続させることは不可能である。従って、このように塗
膜表面を親水化することにより汚れ付着を防止する従来
の技術は、その耐久性、持続性に欠点があった。また、
親水性付与物質の流出防止を図る方法として、有機官能
基の導入も検討されているが、親水性化の到達度におい
て不十分があった(特開平9−40907、4090
8、40909、409011号公報)。
【0004】一方、最近、塗膜に親水性を付与する方法
として、酸化チタンに代表される光酸化触媒微粒子を添
加する方法が見出された(国際出願WO96/2937
5)。これは光酸化触媒を含有した塗膜に紫外線を含む
光を照射すると、表面の水接触角が10度以下の親水性
となるものである。これは光を受けた光酸化触媒微粒子
の表面で電子と正孔が発生し、そこで空気中の酸素、水
が酸化、還元され、活性なラジカル種を生成する。これ
がバインダーのシリコーン樹脂を一部分解し、表面に親
水性のシラノール基を形成し、そこに空気中の水分が吸
着することにより親水化するシステムと考えられてい
る。付着した有機汚染物質は、雨水によりセルフクリー
ニングされ、表面に固着する汚染成分も発生するラジカ
ル種により完全に酸化分解されるため、親水性を維持す
ることができる。また、酸化チタン等の光酸化触媒微粒
子の表面には水酸基が豊富に存在しており、バインダー
樹脂と強力に結合しているために、膜からの流出もな
く、防汚性を半永久的に持続させることが可能である。
【0005】光酸化触媒によるラジカル種の発生の例と
しては、酸化チタンを白色顔料として使用した塗膜の太
陽光による分解劣化(チョーキング)が知られている。
一般に顔料級酸化チタンの表面は、シリカやアルミナ等
の金属酸化物で被覆されているためラジカル種の発生は
かなり防止されているが、完全ではない。塗膜の長期暴
露試験で顔料の周辺から樹脂が浸食されてくるのは、わ
ずかに発生するラジカル種が樹脂を分解するためであ
る。従って、親水化可能な光酸化触媒含有塗膜のバイン
ダー樹脂は、チョーキングを起こしにくいものであり、
かつ塗膜表面の最表層のみ、わずかにラジカル種の攻撃
を受けて樹脂が分解し、親水化するものでなくてはなら
ない。このような樹脂としてはシリコーン樹脂や変性シ
リコーン樹脂が適する。
【0006】塗料及びコーティング剤に使用されるバイ
ンダーのシリコーン樹脂は、一般に有機溶剤で希釈され
ている。先に出願された国際出願WO96/29375
記載の光酸化触媒含有コーティング組成物においても、
シリコーン樹脂を溶解させるため、必ず有機溶剤を含有
している。しかしながら、近年、有機溶剤による環境汚
染、塗工作業時の人体への有毒性、火災・爆発の危険性
等の問題から、有機溶剤を含まない水系塗料の需要が高
まっている。
【0007】水系シリコーン樹脂塗料を設計する場合、
非水溶性のシリコーン樹脂を水に分散させたエマルジョ
ンの形態で使用する方法と水に可溶なシリコーン樹脂を
使用する方法とが考えられる。シリコーン樹脂エマルジ
ョン塗料は樹脂内に親水基を含有する必要はなく、耐水
性にも優れるため水系塗料に適している半面、使用する
乳化剤の種類によりpHの影響を強く受け、安定性が悪
化する場合がある。また工程が煩雑になり易く、大型の
乳化装置も必要なため、コストもかかるという問題点が
ある。一方、一般的な水溶性シリコーン樹脂は、シラノ
ール基が安定な領域である弱酸性以外の領域、特にpH
9以上のようなアルカリ性領域ではすぐに縮合反応が起
こり、ゲル化してしまうという問題点がある。
【0008】また、光酸化触媒微粒子含有懸濁液は一般
にpH4以下の強酸性或いはpH9以上の強アルカリ性
で分散安定するが、実際に使用する場合、錆、腐食など
の問題からできればアルカリ性領域にある光酸化触媒微
粒子含有懸濁液を使いこなす方が、有利である。
【0009】従って、本発明の目的は、シリコーン樹脂
を含有した塗膜であって、更に光酸化触媒微粒子を添加
することにより塗膜表面を親水化し、防汚性、耐光性に
優れた塗膜を形成するアルカリ性領域でも安定な新規コ
ーティング剤組成物、及び、その膜の形成方法、並びに
その被覆物品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、特定のシリコーン樹脂を主成分とした水系シリコー
ン樹脂組成物と表面親水化を発現する光酸化触媒微粒子
とを含有するコーティング剤組成物が目的を満たすもの
であることを知見し、本発明をなすに至った。
【0011】即ち、本発明は、 (a)下記一般式(1) YR1 mSiR2 3-m …(1) (式中、R1は炭素数1〜8の置換又は非置換の一価炭化水素基、R2は炭素数1 〜4のアルコキシ基又はアシロキシ基、Yは窒素含有有機基であり、mは0又は 1である。) で示される窒素原子含有有機基を含有する加水分解性シラン(A)又はその部分 加水分解物 100重量部と 下記一般式(2) R3 nSiR4 4-n …(2) (式中、R3は炭素数1〜8の置換又は非置換の一価炭化水素基、R4は炭素数1 〜4のアルコキシ基又はアシロキシ基、nは0、1又は2である。) で示される加水分解性シラン(B)又はその部分加水分解物 5〜200重量部と を含有する加水分解性シラン混合物を、水中又は加水分解に必要である以上の量 の水を含む有機溶剤中で加水分解することにより得られる有機ケイ素化合物 100重量部 (b)水 10〜2000重量部 (c)光酸化触媒微粒子 を含有することを特徴とするコーティング剤組成物を提供する。
【0012】また、本発明は、基材上にこの組成物を塗
布して得た膜に紫外線を含む光を照射し、膜表面の水に
対する接触角を60度以下とする親水性膜の形成方法、
及び、基材表面に上記組成物の膜を有し、かつ該膜の水
に対する接触角が60度以下である親水性膜被覆物品を
提供する。
【0013】本発明によれば、(i)上記式(1)の窒
素含有有機基を含有する加水分解性シラン又はその部分
加水分解物、(ii)上記式(2)の加水分解性シラン
又はその部分加水分解物の混合物を水中或いは加水分解
に必要である以上の水を含む有機溶剤中で加水分解する
という非常にシンプルな方法により、水溶液中で安定で
あり、特にアルカリ性水溶液中でも安定な水系シリコー
ン樹脂組成物を与える。そして、上記(a)〜(c)成
分を含有する組成物を基材に塗布することにより形成し
た膜に紫外線を含む光を照射すると、この被膜が親水化
するものである。
【0014】つまり、本発明の組成物が形成する膜の内
部では室温或いは加熱下において樹脂に含有される反応
性基が架橋反応することにより硬化が起こり、強固な被
膜となる。光酸化触媒微粒子は膜内に分散しており、粒
子が金属酸化物である場合、粒子表面の水酸基とシリコ
ーン樹脂に含有されるシラノール基の間で化学結合が生
じ、光酸化触媒微粒子は膜上及び膜内部に固定化され
る。この塗膜に紫外線を含む光が照射されると、光酸化
触媒微粒子の酸化作用により表面の水に対する接触角が
低下し、60度以下となる。更に継続して太陽光を受け
続けると、光照射量の増加に伴い接触角は減少してい
き、接触角10度以下にもなり得る。
【0015】従って、本発明の組成物は建築物、構造物
など、大気中に直接暴露される物品の表面保護に有効で
ある。また、コーティング膜が光酸化触媒活性を有する
粒子を含有することによって、紫外線を含む光を受け塗
膜表面が親水化し、防汚性に優れた塗膜を与えるもので
あり、更に、光酸化触媒微粒子は耐光性(紫外線吸収
能)をも有しているため、基材を太陽光による劣化、変
色、退色などから保護することも可能である。特に本発
明では、バインダー樹脂に水溶性シリコーン樹脂を使用
しており、実質的に有機溶剤を含まず、環境汚染の少な
い、塗工作業時の安全性に優れ、なおかつアルカリ性領
域でも安定である。また、本発明の組成物において、光
酸化触媒微粒子は上記のように紫外線を吸収して防汚性
を発現するため、基材本体を有害な紫外線が保護するこ
とも可能となるので、例えば看板や印刷物品などの退色
や変色を防いだりすることも可能である。
【0016】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のコーティング剤組成物の(a)成分は、上述し
たように、 (i)下記一般式(1) YR1 mSiR2 3-m …(1) (式中、R1は炭素数1〜8の置換又は非置換の一価炭化水素基、R2は炭素数1 〜4のアルコキシ基又はアシロキシ基、Yは窒素含有有機基であり、mは0又は 1である。) で示される窒素原子含有有機基を含有する加水分解性シラン(A)又はその部分 加水分解物 100重量部と (ii)下記一般式(2) R3 nSiR4 4-n …(2) (式中、R3は炭素数1〜8の置換又は非置換の一価炭化水素基、R4は炭素数1 〜4のアルコキシ基又はアシロキシ基、nは0、1又は2である。) で示される加水分解性シラン(B)又はその部分加水分解物 5〜200重量部と を含有する加水分解性シラン混合物を、水中又は加水分解に必要である以上の量 の水を含む有機溶剤中で加水分解することにより得られる有機ケイ素化合物であ る。
【0017】ここで用いる(i)成分の窒素含有有機基
を含有する加水分解性シランは、系を水溶性にするため
に用いられる成分である。目的とする水系シリコーン樹
脂組成物の主剤である有機ケイ素化合物に水溶性を付与
させるために、下記一般式(1) YR1 mSiR2 3-m …(1) (式中、R1は炭素数1〜8の窒素原子を含まない置換
又は非置換の一価炭化水素基、R2は炭素数1〜4のア
ルコキシ基又はアシロキシ基、Yは窒素含有有機基であ
り、mは0又は1である。)で示されるものを使用す
る。これら1種を単独で又は2種以上を併用して用いる
ことができる。また、その部分加水分解物であってもよ
い。
【0018】ここで、R1は炭素数1〜8の置換又は非
置換の一価炭化水素基であり、具体的には、アルキル
基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、ア
ラルキル基などや、これらの基の水素原子の一部又は全
部をフッ素等のハロゲン原子で置換した基等が挙げら
れ、−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2CH3、−C
H(CH32、−CH2CH2CH2CH3、−CH(CH
3)CH2CH3、−CH2CH(CH3)CH3、−C(C
33、−C65、−C613などが例示される。
【0019】また、R2は炭素数1〜4のアルコキシ基
又はアシロキシ基であり、具体的には、−OCH3、−
OCH2CH3、−OCH2CH2CH3、−OCH(C
32、−OCH2CH2CH2CH3、−OCH(C
3)CH2CH3、−OCH2CH(CH3)CH3、−O
C(CH33、−OCOCH3、−OCOCH2CH3
どが例示されるが、中でも−OCH3、−OC25が好
ましい。
【0020】Yは窒素含有有機基であり、例えば下記式
(3)〜(6)で示されるものが挙げられる。
【0021】
【化1】 (式中、R5,R6,R9〜R13は水素原子又は炭素数1
〜8の一価炭化水素基で、R5とR6、R9とR10
11、R12とR13は互いに同一であっても異なっていて
もよい。Rはハロゲン原子を示す。R7,R8は炭素数1
〜8の二価炭化水素基で、R7とR8は互いに同一であっ
ても異なっていてもよい。pは0又は1〜3の整数であ
る。)
【0022】なお、炭素数1〜8の一価炭化水素基は、
1で説明したものと同様である。炭素数1〜8の二価
炭化水素基としては、アルキレン基などが挙げられ、具
体的には下記式で示されるものを挙げることができる。
【0023】H2NCH2−、H(CH3)NCH2−、H
2NCH2CH2−、H(CH3)NCH2CH2−、H2
CH2CH2CH2−、H(CH3)NCH2CH2CH
2−、(CH32NCH2CH2CH2−、H2NCH2CH
2HNCH2CH2CH2−、H(CH3)NCH2CH2
NCH2CH2CH2−、(CH32NCH2CH2HNC
2CH2CH2−、H2NCH2CH2HNCH2CH2HN
CH2CH2CH2−、H(CH3)NCH2CH2HNCH
2CH2HNCH2CH2CH2−、Cl-(CH33+
2CH2CH2−、Cl-(CH32(C65−CH
2−)N+CH2CH2CH2−、
【0024】
【化2】
【0025】
【化3】
【0026】なお、この式(1)の窒素含有有機基を含
有する加水分解性シラン(A)としては、下記のものを
例示することができる。
【0027】H2NCH2Si(OCH33、H2NCH2
Si(OCH2CH33、H2NCH2SiCH3(OCH
32、H2NCH2SiCH3(OCH2CH32、H2
CH2CH2Si(OCH33、H2NCH2CH2Si
(OCH2CH33、H2NCH2CH2SiCH3(OC
32、H2NCH2CH2SiCH3(OCH2
32、H2NCH2CH2CH2Si(OCH33、H2
NCH2CH2CH2Si(OCH2CH33、H2NCH2
CH2CH2SiCH3(OCH32、H2NCH2CH2
2SiCH3(OCH2CH32、H(CH3)NCH2
CH2CH2Si(OCH33、H(CH3)NCH2CH
2CH2Si(OCH2CH33、H(CH3)NCH2
2CH2SiCH3(OCH32、H(CH3)NCH2
CH2CH2SiCH3(OCH2CH32、(CH32
CH2CH2CH2Si(OCH33、(CH32NCH2
CH2CH2Si(OCH2CH33、Cl-(CH33
+CH2CH2CH2Si(OCH33、Cl-(CH33
+CH2CH2CH2Si(OCH2CH33、Cl-(C
32(C65−CH2−)N+CH2CH2CH2Si
(OCH33、Cl-(CH32(C65−CH2−)N
+CH2CH2CH2Si(OCH2CH33、H2NCH2
CH2HNCH2CH2CH2Si(OCH33、H2NC
2CH2HNCH2CH2CH2Si(OCH2CH33
2NCH2CH2HNCH2CH2CH2SiCH3(OC
32、H2NCH2CH2HNCH2CH2CH2SiCH
3(OCH2CH32、H2NCH2CH2HNCH2CH2
HNCH2CH2CH2Si(OCH33、H2NCH2
2HNCH2CH2HNCH2CH2CH2Si(OCH2
CH33、H2NCH2CH2HNCH2CH2HNCH2
2CH2SiCH3(OCH32、H2NCH2CH2HN
CH2CH2HNCH2CH2CH2SiCH3(OCH2
32
【0028】
【化4】
【0029】
【化5】
【0030】これらの中で特に好ましくは、H2NCH2
CH2HNCH2CH2CH2Si(OCH33、H2NC
2CH2HNCH2CH2CH2Si(OCH2CH33
あり、これらの部分加水分解物を用いてもよい。
【0031】一方、上記(ii)成分の加水分解性シラ
ンは、下記一般式(2) R3 nSiR4 4-n …(2) (式中、R3は炭素数1〜8の置換又は非置換の一価炭
化水素基、R4は炭素数1〜4のアルコキシ基又はアシ
ロキシ基、nは0、1又は2である。)で示されるもの
で、これら加水分解性シランの1種又は2種以上を混合
して用いることができる。また、これらの部分加水分解
物も用いることができる。
【0032】ここで、R3は炭素数1〜8の窒素原子を
含まない置換又は非置換の一価炭化水素基であり、具体
的には、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル
基、アリール基、アラルキル基などや、これらの基の水
素原子の一部又は全部をフッ素等のハロゲン原子で置換
した基等が挙げられ、−CH3、−CH2CH3、−CH2
CH2CH3、−CH(CH32、−CH2CH2CH2
3、−CH(CH3)CH2CH3、−CH2CH(C
3)CH3、−C(CH33、−C65、−C613
どが例示される。
【0033】また、R4は炭素数1〜4のアルコキシ基
又はアシロキシ基であり、具体的には、−OCH3、−
OCH2CH3、−OCH2CH2CH3、−OCH(C
32、−OCH2CH2CH2CH3、−OCH(C
3)CH2CH3、−OCH2CH(CH3)CH3、−O
C(CH33、−OCOCH3、−OCOCH2CH3
どが例示されるが、中でも−OCH3、−OC25が好
ましい。
【0034】この式(2)の加水分解性シラン(B)と
しては、下記のものを例示することができる。
【0035】Si(OCH34、Si(OCH2CH3
4、Si(OCH2CH2CH34、Si(OCH2CH2
CH2CH34、CH3Si(OCH33、CH3Si
(OCH2CH33、CH3Si(OCH2CH2
33、CH3Si(OCH2CH2CH2CH33、(C
32Si(OCH32、(CH32Si(OCH2
32、(CH32Si(OCH2CH2CH32、(C
32Si(OCH2CH2CH2CH32
【0036】
【化6】
【0037】これらの中で特に好ましくは、Si(OC
34、Si(OCH2CH34、CH3Si(OC
33、CH3Si(OCH2CH33及びこれらの部分
加水分解物である。
【0038】上記窒素含有有機基を含有する加水分解性
シラン又はその部分加水分解物(i)に式(2)の加水
分解性シラン又はその部分加水分解物(ii)を混合し
て用いる場合、その混合比は、窒素含有有機基を含有す
る加水分解性シラン又はその部分加水分解物(i)10
0重量部に対し、加水分解性シラン又はその部分加水分
解物(ii)が5〜200重量部であり、より好ましく
は加水分解性シラン又はその部分加水分解物(ii)の
量が10〜150重量部である。この量が200重量部
を超えるとアルカリ領域での安定性が悪化するため好ま
しくない。
【0039】本発明の(a)成分の製造方法において、
溶媒は主として水を使用するが、必要に応じて水と溶解
する有機溶媒であるアルコール、エステル、ケトン、グ
リコール類を水に添加する形で用いることができる。有
機溶媒としては、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、1−プロピルアルコール、2−プロピルアルコール
等のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、アセト酢
酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、グリセリン、ジエチレングリコール等
のグリコール類などを挙げることができる。
【0040】溶媒の量は原料シラン100重量部に対し
て400〜5000重量部が好ましい。更に好ましくは
1000〜3000重量部である。溶媒の量が400重
量部より少ないと反応が進行しすぎ、系が均一にならな
い場合がある。また、液の保存安定性も悪くなる場合が
ある。一方、5000重量部より多いと経済的に不利な
場合が生じる。
【0041】また、溶媒中の水の量は、水/原料シラン
のモル比率で5〜50が好ましい。このモル比率が5よ
り少ないと加水分解が完全には進行しにくく、液の安定
性が悪化する場合がある。また、50を超えると経済的
に不利な場合が生じる。
【0042】反応方法としては、(1)混合シランを水
中或いは加水分解に必要である以上の量の水を含む有機
溶剤中に滴下する方法、(2)混合シラン或いは有機溶
剤含有混合シラン中に水を滴下する方法、(3)(i
i)成分の加水分解性シラン或いはその部分加水分解物
を水中或いは加水分解に必要である以上の量の水を含む
有機溶剤中に滴下し、その後、(i)成分の窒素含有有
機基を含有する加水分解性シラン或いはその部分加水分
解物を滴下する方法、(4)(i)成分の窒素含有有機
基を含有する加水分解性シラン或いはその部分加水分解
物を水中或いは加水分解に必要である以上の量の水を含
む有機溶剤中に滴下し、その後、(ii)成分の加水分
解性シラン或いはその部分加水分解物を滴下する方法な
どが挙げられるが、水系シリコーン樹脂組成物の安定性
の点から、特に(1)の反応方法が好ましい。
【0043】なお、得られたシリコーン樹脂は水溶液の
形で得られるが、必要に応じて、更に水を加えたり、除
去したりして、シリコーン樹脂100重量部に対して水
10〜2000重量部、より好ましくは100〜100
0重量部の比率に調整することにより、水系バインダー
組成物を形成することができる。水が10重量部より少
ないと有機ケイ素化合物自体の保存安定性が悪化するの
で好ましくない。また、2000重量部より多いと水系
シリコーン樹脂組成物を加える量が多くなってしまいコ
スト的に好ましくない。なお、この水系バインダー組成
物中には、本質的に有機溶剤が含有されていないことが
好ましいが、シリコーン樹脂100重量部に対し50重
量部以下、特に30重量部以下の有機溶剤の混入は許容
され得る。
【0044】次に、(c)成分の光酸化触媒微粒子につ
いて説明すると、この光酸化触媒微粒子は、塗膜の表面
に存在し、表面を疎水性にしている有機基を分解するこ
とのできる程度の、高い光酸化触媒活性を有するものが
使用される。これらの例としては酸化チタン、酸化セリ
ウム、酸化亜鉛等があり、特に化学的に安定であり、安
価であるアナターゼ型酸化チタンが最も好ましい。光酸
化触媒活性は、一般に粒子の平均粒径が小さいほど高
く、粒径0.1μm以下のものを使用するのがよい。こ
こで言う平均粒径とは、粒子の粉末をX線回折したとき
の結晶の最大ピークの積分幅からScherrer式に
より求められる値である。
【0045】本発明のコーティング剤組成物には、膜の
透明性等の観点から分散媒中にコロイド状に分散した、
光酸化触媒微粒子ゾルの使用が最も適する。この他、
水、溶剤を含有したペースト、或いは粉体を使用するこ
とも可能である。コロイド状ゾルの分散媒としては水、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、イソブタノール等のアルコール類、セロソルブ
類等が使用できるが、特にコロイドの分散安定性、水系
シリコーン樹脂組成物との混合安定性を考慮すると、水
が最も好ましい。有機溶剤分散ゾルを使用する場合に
は、全コーティング剤組成物中の有機溶剤含有量が5重
量%以下となる範囲で使用することが好ましい。5重量
%を超えて含むと環境汚染、作業時の安全性、コーティ
ング液の貯蔵安定性を満たすことができないおそれが生
じる。更にこの分散媒中にコロイド状に分散した、光酸
化触媒微粒子ゾルはアルカリを存在させてpHを9以
上、好ましくは10以上としてあるものが特に好まし
い。また、粉体或いはペースト状の光酸化触媒微粒子を
使用する場合、水系シリコーン樹脂組成物と混合した
後、サンドミル、ペイントシェイカー等の装置を用いて
高分散させることが好ましい。
【0046】光酸化触媒微粒子の水系シリコーン樹脂組
成物への添加量は任意に決定することができるが、好ま
しくは樹脂固形分100重量部に対し10〜400重量
部がよい。光酸化触媒微粒子の含有量が増加すれば、塗
膜表面が親水化する速度が速くなり、防汚性にも特に優
れるが、反面、耐クラック性が低下するため、樹脂固形
分100重量部に対し50〜200重量部の範囲で使用
するのが更に好ましい。
【0047】本発明において上記(a)〜(c)の3成
分を必須成分とし、以下に述べる添加剤、希釈剤、硬化
触媒は任意に含有してよい。
【0048】即ち、光酸化触媒微粒子は本来、光照射に
より生ずる強力な酸化力により脱臭力、抗菌力を発現す
るが、これらの機能性を更に高めるために銀、銅、白
金、金、パラジウム、鉄、ニッケル、亜鉛より選ばれた
1種以上の金属元素を含む物質を含有させることができ
る。
【0049】本組成物のコーティング液の安定性を向上
させるために公知の界面活性剤、チタネート系カップリ
ング剤、シランカップリング剤を添加することができ
る。
【0050】本組成物は種々の基材に塗布することがで
きるが、膜形成性を向上させるためには膜形成剤、レベ
リング剤及び有機溶剤を添加してもよい。膜形成剤とし
ては、コーティング液を増粘させて造膜性を向上させる
ための水溶性高分子が使用でき、その例としてはポリビ
ニルアルコール、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアセトアミド、ポリビニルピロリ
ドン等を添加することができる。また、レベリング剤と
しては公知なものが使用可能で、ポリエーテル変性シリ
コーンが適する。更に膜形成性を向上させるために、少
量の有機溶剤の添加は許される。使用可能な溶剤として
は、炭素数5以下のアルコール類、エチルセロソルブ、
ブチルセロソルブ、エチレングリコールエーテル類、プ
ロピレングリコールエーテル類、乳酸エステル類などが
好ましい。エマルジョンの安定性を保つため、添加量は
全組成物の5重量%以下とすることが好ましい。
【0051】硬化触媒としては従来公知であるものを使
用してもよい。例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、酢酸ナト
リウム、ぎ酸ナトリウム、n−ヘキシルアミン、トリブ
チルアミン、ジアザビシクロウンデセンのごとき塩基性
化合物類;テトライソプロピルチタネート、テトラブチ
ルチタネート、アルミニウムトリイソブトキシド、アル
ミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムアセチル
アセトナート、過塩素酸アルミニウム、コバルトオクチ
レート、コバルトアセチルアセトナート、鉄アセチルア
セトナート、スズアセチルアセトナート、ジブトキシス
ズオクチレートのごとき含金属化合物類;p−トルエン
スルホン酸、トリクロル酢酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン
酸のごとき酸性化合物類などが挙げられる。これらの使
用量は触媒量である。
【0052】また、pHを調節するための緩衝液となる
酸・塩基性化合物の組み合わせ、例えば酢酸と酢酸ナト
リウム、リン酸水素二ナトリウムとクエン酸などを添加
してもよい。その他、優れた被膜性能を付与する目的で
顔料、染料、保存安定剤なども使用できる。
【0053】親水性膜の形成方法は、以下の工程からな
るものである。即ち、上記の組成物に希釈剤、種々の添
加剤、硬化触媒を添加して混合し、コーティング液を調
製する工程、コーティング液を基材に塗布する工程、塗
布した膜を風乾又は加熱硬化することにより硬化被膜を
形成させる工程、被膜に対して紫外線を含む光を照射
し、膜表面の水に対する接触角を60度以下とする工程
を順次行うことにより達成される。
【0054】ここで用いる基材の材質は、プラスチック
成形体、セラミックス、ガラス、金属、木材、セルロー
ス、紙等、或いはそれらの複合物等、特に限定されるも
のではない。基材への塗布方法としては、スプレーコー
ティング、ロールコーティング、ディップコーティン
グ、スピンコーティング、インクジェットコーティン
グ、刷毛塗り等があるが、そのいずれを用いてもよい
し、それ以外の方法でもよい。塗膜の硬化方法は、通常
行われている塗膜の硬化方法と同様に行うことができ
る。即ち空気中に放置して風乾させてもよいし、基材の
耐熱温度以下であれば加熱温度、時間なども限定される
ものではないが、温度は室温〜250℃、時間は2分〜
6時間程度で十分である。
【0055】親水化に要する紫外線を含む光としては太
陽光で十分であるが、波長が300〜400nmの光を
含んだものであれば光源、強度等は問わず使用すること
ができ、市販のブラックライトランプ、水銀ランプ、メ
タルハライドランプ等の紫外線照度の高いものから、蛍
光灯、白熱電灯のような室内照明灯も使用可能である。
親水化に要する光の照射量は、塗膜中の光酸化触媒粒子
の含有量及び光源の波長分布によって異なるが、一般に
は0.001mW/cm2の紫外線照度で励起すれば、
数日で水に対する接触角は30度以下になるまで親水化
することができる。地表に降り注ぐ太陽光に含まれる紫
外線照度は約0.1〜1mW/cm2であるから、太陽
光にさらせばより短時間で表面を親水化することが可能
である。
【0056】本発明のコーティング剤組成物は、上記の
アルカリ性領域で安定な水系シリコーン樹脂組成物に光
酸化触媒微粒子を添加し、分散させたものが使用でき
る。この組成物を塗布、硬化させた塗膜は紫外線を含む
光を受け、水に対する接触角60度以下に親水化され、
優れた防汚性を発現する。
【0057】更に、耐光性をも有するため、看板にコー
ティングしたり、印刷物品などにトップコートしたりす
ることにより、着色画像の退色や変色を防ぐことが可能
である。
【0058】
【実施例】以下、合成例及び実施例、比較例を示し、本
発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制
限されるものではない。なお、下記の例において%は重
量%、部は重量部を示す。
【0059】水系シリコーン樹脂組成物の合成 〔合成例1〕水120g(6.67mol)を撹拌機、
温度計及び冷却器を備えた200mlの反応器に入れ、
撹拌混合した。ここにH2NCH2CH2NHCH2CH2
CH2Si(OCH3344.4g(0.2mol)及
びCH3Si(OCH3313.6g(0.1mol)
を混合したものを室温で10分間かけて滴下したとこ
ろ、27℃から50℃に内温が上昇した。更にオイルバ
スにて60〜70℃に加熱し、そのまま1時間撹拌を行
った。次にエステルアダプターを取り付け、内温98℃
まで上げ、副生したメタノールを除去することにより、
水系シリコーン樹脂組成物−1を149g得た。このも
のの不揮発分(105℃/3時間)は25.1%であっ
た。
【0060】〔合成例2〕水120g(6.67mo
l)を撹拌機、温度計及び冷却器を備えた200mlの
反応器に入れ、撹拌混合した。ここにH2NCH2CH2
NHCH2CH2CH2Si(OCH3344.4g
(0.2mol)及びSi(OCH3415.2g
(0.1mol)を混合したものを室温で10分間かけ
て滴下したところ、25℃から56℃に内温が上昇し
た。更にオイルバスにて60〜70℃に加熱し、そのま
ま1時間撹拌を行った。次にエステルアダプターを取り
付け、内温98℃まで上げ、副生したメタノールを除去
することにより、水系シリコーン樹脂組成物−2を13
7g得た。このものの不揮発分(105℃/3時間)は
27.3%であった。
【0061】〔合成例3〕水120g(6.67mo
l)を撹拌機、温度計及び冷却器を備えた200mlの
反応器に入れ、撹拌混合した。ここにH2NCH2CH2
NHCH2CH2CH2Si(OCH3333.3g
(0.15mol)及びSi(OCH3422.8g
(0.15mol)を混合したものを室温で10分間か
けて滴下したところ、25℃から53℃に内温が上昇し
た。更にオイルバスにて60〜70℃に加熱し、そのま
ま1時間撹拌を行った。次にエステルアダプターを取り
付け、内温98℃まで上げ、副生したメタノールを除去
することにより、水系シリコーン樹脂組成物−3を11
7g得た。このものの不揮発分(105℃/3時間)は
27.5%であった。
【0062】〔合成例4〕水120g(6.67mo
l)を撹拌機、温度計及び冷却器を備えた200mlの
反応器に入れ、撹拌混合した。ここにH2NCH2CH2
NHCH2CH2CH2Si(OCH3355.6g
(0.25mol)及びSi(OCH2CH3410.
4g(0.05mol)を混合したものを室温で10分
間かけて滴下したところ、27℃から49℃に内温が上
昇した。更にオイルバスにて60〜70℃に加熱し、そ
のまま1時間撹拌を行った。次にエステルアダプターを
取り付け、内温98℃まで上げ、副生したメタノール、
エタノールを除去することにより、水系シリコーン樹脂
組成物−4を137g得た。このものの不揮発分(10
5℃/3時間)は31.1%であった。
【0063】〔合成例5〕イオン交換水200g、アニ
オン性乳化剤ハイテノールNo.8(第一工業製薬製)
の15%溶液30.0gを撹拌機、温度計及び冷却器を
備えた1.0Lの反応器に入れ、撹拌混合しながら、5
0℃に加熱した。ここにSi(OCH3472.0g
(0.47mol)及びCH3Si(OCH3384.
5g(0.62mol)を1時間で滴下し、更に50℃
で1時間撹拌を続けた後、冷却して水系シリコーン樹脂
組成物−5を383g得た。このものの不揮発分(10
5℃/3時間)は18.0%であった。
【0064】コーティング組成物の調製 〔実施例1〜4〕合成例で合成した水系シリコーン樹脂
組成物と光触媒活性を有するpH9〜10のアナターゼ
型酸化チタンゾル(水分散、固形分含有量15%)、コ
ロイダルシリカ(メタノール分散、固形分含有量15
%)、イオン交換水を表1の比率で配合し、コーティン
グ液を調製した。これらを以下の条件で塗布、硬化する
ことにより得られる塗膜について、以下の試験を行っ
た。
【0065】〔比較例1,2〕合成例5の水系シリコー
ン樹脂組成物を表1の比率で配合し、コーティング液を
調製した。これらより得られる塗膜について、実施例と
同様の試験を行った。
【0066】・塗膜の塗工方法 基材:アルミ板 塗工方法:バーコータNo.14で塗布し、風乾30分
後、150℃/20分硬化させることにより、膜厚0.
5〜5μm程度の塗膜を形成した。 ・屋外曝露方法 塗膜サンプルを信越化学工業(株)シリコーン電子材料
技術研究所(群馬県碓氷郡松井田町)の敷地内に設置し
た曝露台(45度傾斜)に取り付け、2ヶ月にわたり屋
外曝露することにより、太陽光の照射にさらした。 ・塗膜の評価方法 表面接触角:接触角測定器(協和界面化学社製、形式C
A−X150)を用い、試料表面に5μlの純水を滴下
し、滴下30秒後に測定した。 汚れ付着性、耐クラック性:屋外曝露前後での塗膜の汚
れ付着性、耐クラック性を目視で評価した。 ・コーティング組成物の保存安定性 コーティング組成物を30℃、1ヶ月保存後、液の外観
(沈殿物の有無、粘度変化)、及び塗膜の状態(外観、
親水化能)を調製直後のものと比較した。 ・耐光性評価方法 キャノン(株)製インクジェットプリンターBJC−6
00S機で付属のマゼンタインクをPPC用紙に全面単
色印刷を行ったものの上に、上記コーティング組成物を
BJC−600S機で単色印刷部分に全面印刷を施し
た。その紙をアトラス社製卓上型促進耐候暴露装置サン
テストCPS+により耐光性試験を行った結果を表2に
示す。未処理のものも同様の試験をし、その結果も表2
に示す。
【0067】耐光性試験はアトラス社製卓上型促進耐候
暴露装置サンテストCPS+100時間で行い、照射前
後の色差ΔE*(L***色空間の色差)を算出し、Δ
*=0〜5未満を○、5〜10を△、10を超えたも
のを×として評価した。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【発明の効果】本発明のコーティング剤組成物は、塗料
或いはコーティング剤の分野において最も要求度の高い
脱溶剤化を実現し、しかも塗膜の耐候性、防汚性を兼ね
備えなおかつアルカリ性領域でも安定なコーティング剤
組成物である。即ち、バインダーとしてアルカリ性でも
安定な水溶性シリコーン樹脂を用いることにより、アル
カリ性領域下での光触媒粒子の凝集を防ぎ、保存安定性
にも優れる。また系がアルカリ性領域であるため金属基
材等に塗布しても腐食等の発生もない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山谷 正明 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 山本 昭 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記一般式(1) YR1 mSiR2 3-m …(1) (式中、R1は炭素数1〜8の置換又は非置換の一価炭化水素基、R2は炭素数1 〜4のアルコキシ基又はアシロキシ基、Yは窒素含有有機基であり、mは0又は 1である。) で示される窒素原子含有有機基を含有する加水分解性シラン(A)又はその部分 加水分解物 100重量部と 下記一般式(2) R3 nSiR4 4-n …(2) (式中、R3は炭素数1〜8の置換又は非置換の一価炭化水素基、R4は炭素数1 〜4のアルコキシ基又はアシロキシ基、nは0、1又は2である。) で示される加水分解性シラン(B)又はその部分加水分解物 5〜200重量部と を含有する加水分解性シラン混合物を、水中又は加水分解に必要である以上の量 の水を含む有機溶剤中で加水分解することにより得られる有機ケイ素化合物 100重量部 (b)水 10〜2000重量部 (c)光酸化触媒微粒子 を含有することを特徴とするコーティング剤組成物。
  2. 【請求項2】 加水分解性シラン(A)が H2NCH2CH2HNCH2CH2CH2Si(OCH33 又は H2NCH2CH2HNCH2CH2CH2Si(OCH2
    33 であることを特徴とする請求項1記載のコーティング剤
    組成物。
  3. 【請求項3】 加水分解性シラン(B)がSi(OCH
    34、Si(OCH2CH34、CH3Si(OCH33
    又はCH3Si(OCH2CH33であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のコーティング剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記光酸化触媒微粒子が酸化チタン、酸
    化セリウム、酸化亜鉛より選択される1種以上の金属酸
    化物粒子を含有することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項記載の組成物。
  5. 【請求項5】 pH9以上であることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項記載の組成物。
  6. 【請求項6】 基材上に請求項1乃至5のいずれか1項
    記載の組成物を塗布して得た膜に紫外線を含む光を照射
    し、膜表面の水に対する接触角を60度以下とすること
    を特徴とする親水性膜の形成方法。
  7. 【請求項7】 基材表面に請求項1乃至5のいずれか1
    項記載の組成物の膜を有し、かつ該膜の水に対する接触
    角が60度以下である親水性膜被覆物品。
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