JPH1185404A - ドライブ制御装置および光記憶装置 - Google Patents

ドライブ制御装置および光記憶装置

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JPH1185404A
JPH1185404A JP9243182A JP24318297A JPH1185404A JP H1185404 A JPH1185404 A JP H1185404A JP 9243182 A JP9243182 A JP 9243182A JP 24318297 A JP24318297 A JP 24318297A JP H1185404 A JPH1185404 A JP H1185404A
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interrupt
control means
drive
storage device
host system
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JP9243182A
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Teruji Yamakawa
輝二 山川
Kiyomi Imamura
紀代美 今村
Masaki Otsuka
正起 大塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブ動作について割り込み時に異常終了
などの発生を防止できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 ODC部(ODC/ODD4)はホスト
コンピュータからの命令に従って割り込みを発生し、O
DD部(ODC/ODD4)はその割り込みに従って記
憶装置のドライブ制御を行い、MPU2は、ODC部に
より連続して割り込みが発生した場合、タイマ2−1を
起動し、前回の割り込み時点から今回の割り込み時点ま
での計測時間が一定時間を経過していない場合には、そ
の割り込みを無効にし、一方、タイマ2−1の計測時間
が一定時間を経過した場合には、その割り込みを有効に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクドラ
イブ機構と制御回路を搭載した回路基板とを有する光デ
ィスク装置などの記憶媒体に対して上位のホストコンピ
ュータからのドライブ動作を円滑に制御するドライブ制
御装置および光記憶装置に関する。
【0002】コンピュータシステムにおける記憶装置と
して、光ディスク装置が利用されている。このような光
ディスク装置においては、記憶容量の増加と、装置の小
型化が求められている。そのため、光ディスク装置は、
基盤上に実装する回路部品を削減したり各部品の実装面
積を小さくするなどして全体の小型化を図り、ワンマイ
クロプロセッサで全体の制御を行っている。
【0003】
【従来の技術】図13は従来技術の全体構成図であり、
図14は従来技術の回路ブロック図である。図13,図
14は、光ディスク装置として、光磁気ディスク装置を
例に示している。図13に示すように、光磁気ディスク
装置の制御回路は、つぎのように構成されている。すな
わち、マイクロプロセッサ(MPU)61は、装置の主
制御を行うものである。ランダムアクセスメモリ(RA
M)65は、MPU61が処理するために使用されるメ
モリである。
【0004】リードオンリメモリ(ROM)66は、M
PU61が、実行する制御プログラムを格納するメモリ
である。オプチカルディスクコントローラ/オプチカル
ディスクドライバ(以下にODC/ODDと称する)6
3は、ファームウェアであり、図示せぬホストコンピュ
ータとのインターフェース制御を行い、かつデータのエ
ンコード/デコードを行うODC部と、ドライブ制御を
行うODD部とを有している。ランダムアクセスメモリ
(RAM)67は、リードデータ・ライトデータのバッ
ファメモリとして使用される。
【0005】デジタルシグナルプロセッサ(DSP)6
4は、光ディスクドライブ機構の光学ヘッドのサーボ制
御を行うものである。制御ロジック回路62は、光ディ
スクドライブ機構の光学ヘッド等とデジタル信号のやり
とり行うための論理回路群である。制御ロジック回路6
2は、プロセッサ61と光学ヘッドとの間のデータの送
受信のためのタイミングゲートを作成する。このような
デジタル回路61,65,63,64および66は、共
通のアドレス/データバス線68で接続されでいる。こ
のデジタル回路に加え、アナログ回路が設けられてい
る。アナログ回路は、リード回路69,ライト回路7
1,駆動回路72,信号増幅回路75等で構成される。
【0006】リード回路69は、光学ヘッドの光ディテ
クタ90の出力を増幅した後、波形生成する。この生成
パルスは、リードデータとして、ODC/ODD63に
出力される。ライト回路71は、光学ヘッドのレーザダ
イオード91を、所定のパワーでライトデータに応じ
て、パルス駆動する。これにより、光ディスクにデータ
をライトする。駆動回路72は、DSP64からのサー
ボ信号に応じて、光学ヘッドの騒動機構92を駆動す
る。光学ヘッドの駆動機構92には、光学ヘッドのフォ
ーカスアクチュエータ、光学ヘッドのトラックアクチュ
エータ、光学ヘッドの移動モータ等がある。サーボ・A
GC回路81は、光学ヘッド内の光ディテクタ90の検
出出力からフォーカスエラー信号およびトラックエラー
信号を作成し、DSP64に出力するものである。
【0007】続いて、図14の回路ブロック図に従って
説明する。図14に示すように、MPU61と制御ロジ
ック回路62とは、ワンチップに形成されている。そし
て、このワンチップLSIに、クロック源73が接続さ
れている。ODC/ODD63には、RAM67とホス
トインタフェースの終端抵抗74とが接続されている。
MPU61には、RAM65とROM66とがアドレス
/データバス線68により接続されている。
【0008】光学ヘッド80には、ライトLSI回路7
1と、プリアンプ・サーボAGC回路81とが設けられ
ている。ライトLSI回路71は、レーザダイオード
(発光素子)91のリード/ライト発光制御を行う。ラ
イトLSI回路71は、制御ロジック回路62に接続さ
れ、MPU61の指示によりレーザダイオード91をリ
ード/ライト発光制御する。
【0009】プリアンプ・サーボAGC回路81は、光
学ヘッド80の光ディテクタ90の検出電流を電圧に変
換した後、再生信号、フォーカスエラー信号およびトラ
ックエラー信号を作成する。フォーカスエラー信号およ
びトラックエラー信号は、DSP64に出力される。リ
ード回路69は、プリアンプ・サーボAGC回路81の
再生信号の波形の生成を行い、パルス化したリードデー
タをODC/ODD63に出力する。なお、リード回路
69に対して、アナログスイッチ69−1と、反転回路
69−2が設けられている。
【0010】アナログLSI回路75は、装置内で使用
するオペアンプやコンパレータ等のアナログ回路を集積
化したものである。アナログLSI回路75は、フォー
カスエラー信号や、トラックエラー信号のフィルタリン
グ、増幅等を行う。アンプ76は、アナログフィルタ用
のオペアンプである。このアンプ76は、プリアンプ・
サーボAGC回路81の出力をフィルタリングする。ア
ンプ77は、アナログフィルタ用のオペアンプであり、
アナログLSI回路75からの出力をさらにフィルタリ
ングする。
【0011】光ディスクドライブのメカニズム82に
は、光学ヘッド80のレンズ位置を検出するためのレン
ズ位置検出回路93が設けられている。AGCアンプ7
0は、検出回路93のセンサ信号の電流/電圧変換を行
うための回路である。また、光ディスクドライブのメカ
ニズム82には、光学ヘッド80の駆動機構として、フ
ォーカスアクチュエータ92−1、トラックアクチュエ
ータ92−2、およびボイスコイルモータ92−3が設
けられている。
【0012】フォーカスアクチュエータ92−1は、光
学ヘッド80のレンズをフォーカス方向に駆動して、光
ビームのフォーカス位置を調整する。トラックアクチュ
エータ92−2は、光学ヘッド80のレンズをトラック
横断方向に駆動して、光ビームのトラック位置を微調整
する。ボイスコイルモータ92−3は、光学ヘッド80
を、光ディスクのトラックを横断する方向に移動させ
る。
【0013】DSP64は、アナログLSI回路75か
らのフォーカスエラー信号とトラックエラー信号と、A
GCアンプ70からのレンズ位置検出信号に応じて、各
種のサーボ制御処理を行う。すなわち、DSP64は、
フォーカスサーボ制御、トラックサーボ制御およびシー
ク制御を行う。
【0014】DSP64は、フォーカスエラー信号とト
ラックエラー信号とレンズ位置検出信号とをアナログ/
デジタル変換するA/Dコンバータ群を有する。そし
て、DSP64は、これらデジタル変換された信号に基
づいて、サーボ制御値(フォーカスサーボ制御値、トラ
ックサーボ制御値、シークサーボ制御値)を演算する。
また、DSP64は、各サーボ制御値をアナログのサー
ボ制御量に変換するD/Aコンバータ群を有する。DS
P64には、サーボおよびシーク制御のための駆動回路
72が接続されている。
【0015】この駆動回路72は、フォーカスサーボ制
御量により、フォーカスアクチュエータ92−1を駆動
するためのフォーカスドライバ回路72−1と、トラッ
クサーボ制御量によりトラックアクチュエータ92−2
を駆動するためのトラックドライバ回路72−2と、シ
ークサーボ制御量によりボイスコイルモータ92−3を
駆動するためのVCMドライバ回路72−3とで構成さ
れる。
【0016】さらに、メカニズム82には、光ディスク
カートリッジを外部にエジェクトするエジェクトモータ
93−1と、光ディスクを回転するスピンドルモータ9
3−2とが設けられている。
【0017】エジェクトドライバ回路78−1は、制御
ロジック回路62を介するMPU61の指示に応じて、
エジェクトモータ93−1を駆動する。スピンドルドラ
イバ回路78−2は、制御ロジック回路62を介するM
PU81の指示に応じて、スピンドルモータ93−2を
駆動する。
【0018】さらに、光ディスクに磁界を印加するため
のバイアス磁界用コイル94が設けられている。バイア
スドライバ回路79は、制御ロジック回路62を介する
MPU61の指示に応じて、バイアス磁界用コイル94
を駆動する。バイアス磁界用コイル94に正負方向の所
定の電流を流すことにより、バイアスは正負両極性の磁
界を発生する。
【0019】アンプ79−1は、バイアス駆動電流の検
出のためのオペアンプである。コンパレータ79−2
は、バイアス駆動電流値を設定するためのコンパレータ
である。ディップスイッチ75は外部からのアドレス設
定用のスイッチである。フリップフロップ76はディッ
プスイッチ75の設定値を保持するためのものである。
これらディップスイッチ75およびフリップフロップ7
6はSCSIインタフェースのために設けられている。
【0020】図15および図16はそれぞれ従来技術の
実装図であり、図17は従来技術の構成図である。図1
5は回路基板86の上面図であり、図16は回路基板8
6の下面図である。前述した各IC回路を実装するため
に、従来では、1枚の回路基板86の上面に、図15に
示すように、各IC、LSIを実装していた。
【0021】そして、回路基板86の下面には、図16
のように、残余のIC,LSI65,66,67−2を
実装していた。なお、図15および図16の84−1〜
84−5はそれぞれコネクタであり、光ディスクドライ
ブ機構との接続のためのものである。また、85はイン
タフェース用コネクタであり、これはSCSIインター
フェースコネクタで構成される。
【0022】図16における回路基板86の点線内の領
域87,88,89は、アドレス/データバス線等の配
線領域である。光ディスクドライブ機構80,82のバ
イアスコイル94等の背の高い部分があり、部品を実装
できる高さがとれない領域がある。この部分は、部品を
実装できないため、アドレス/データバス線等を設けて
いる。
【0023】図17に示すように、光ディスクドライブ
機構82の上に、回路基板86がネジ等により固定され
る。回路基板86は、比較的実装された部品の少ない下
面を光ディスクドライブ機構82に対向して、光ディス
クドライブ機構82に取り付けられる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、回路規模の縮小化から、ドライブ制御を行う制御ロ
ジック回路6とホストコンピュータとの間で上位インタ
フェースを行うODC/ODD4とがひとつのMPUの
制御に従って動作しているので、制御ロジック回路6が
ドライブ制御中(シーク動作中など)にホストコンピュ
ータから連続してコマンドが発行された場合には、MP
U2に対してそのコマンドによる割り込みが発生し、O
DC/ODD4がそのコマンドに従って動作を開始して
いた。
【0025】その際、ホストコンピュータの動作が光磁
気ディスク装置よりも遅ければ、ODC/ODD4がコ
マンド処理を終えた後に制御ロジック回路6に制御を戻
してドライブ動作を継続させることができるが、近年、
ホストコンピュータのクロック周波数が高速化する傾向
になり、光磁気ディスク装置との動作速度はひらく一方
であった。
【0026】このように、ホストコンピュータの動作が
光磁気ディスク装置よりも速い場合には、ODC/OD
D4がコマンド処理を終えてから制御ロジック回路6に
制御を戻しても、その瞬間につぎのコマンドがホストコ
ンピュータより発行されるため、その発行によりまたO
DC/ODD4に制御が移行していた。それゆえ、制御
ロジック回路6によるドライブ制御が割り込みの連続で
まったく進まなくなり、ドライブ動作が異常終了するな
どの危惧がった。
【0027】なお、この種のドライブ動作の異常終了
は、媒体である光ディスクの挿入時やデータバッファを
介しての媒体への書き込み動作時にも生じる虞があっ
た。
【0028】この発明は、上述した従来例による課題を
解消するため、ホストコンピュータ等の上位システムか
ら発行されるコマンドに同期している際での割り込みが
あっても、媒体(光ディスクなど)のドライブ動作につ
いて異常終了などの発生を防止することが可能なドライ
ブ制御装置を提供することを第1の目的とする。
【0029】また、この発明は、媒体(光ディスクな
ど)挿入時にホストコンピュータ等の上位システムから
発行されるコマンドとは非同期の際に割り込みがあって
も、記憶媒体の挿入(ロード)処理を円滑に実行して、
媒体(光ディスクなど)のドライブ動作について異常終
了などの発生を防止することが可能なドライブ制御装置
を提供することを第2の目的とする。
【0030】また、この発明は、ホストコンピュータ等
の上位システムから発行されるコマンドに同期している
際での割り込みがあっても、媒体(光ディスクなど)の
ドライブ動作について異常終了などの発生を防止するこ
とが可能な光記憶装置を提供することを第3の目的とす
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係るドライブ制御装置は、上位シ
ステムおよび媒体を内蔵した記憶装置に接続され、前記
上位システムからの命令に従って前記記憶装置のドライ
ブ制御を行うドライブ制御装置において、前記上位シス
テムからの命令に従って割り込みを発生する第1制御手
段と、前記第1制御手段による割り込みに従って前記記
憶装置のドライブ制御を行う第2制御手段と、時間を計
測するタイマ手段と、前記第1制御手段により連続して
割り込みが発生した場合、前記タイマ手段を起動して、
前回の割り込み時点から今回の割り込み時点までの計測
時間が一定時間を経過していない場合には、前記第1制
御手段から前記第2制御手段に対して発生する割り込み
を無効にし、一方、前記計測時間が前記一定時間を経過
した場合には、前記第1制御手段から前記第2制御手段
に対して発生する割り込みを有効にするマイクロプロセ
ッサと、を備えたことを特徴とする。
【0032】この請求項1の発明によれば、上位システ
ムによる前回の割り込み発生から時間を計測して、その
計測時間が一定時間を経過するまではプロセッサの処理
でつぎの割り込みを無効にするようにしたので、つぎの
割り込みが有効になるまではさらにドライブ動作を進め
ることができる。これにより、ドライブ動作について異
常終了などの発生を防止することが可能である。
【0033】また、請求項2の発明に係るドライブ制御
装置は、上位システムおよび媒体を内蔵した記憶装置に
接続され、前記上位システムからの命令に従って前記記
憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置におい
て、前記上位システムからの命令に従って割り込みを発
生する第1制御手段と、前記第1制御手段による割り込
みに従って前記記憶装置のドライブ制御を行う第2制御
手段と、時間を計測するタイマ手段と、前記第1制御手
段で割り込みが発生した場合に前記タイマ手段を起動す
るマイクロプロセッサと、前記タイマ手段で計測された
時間が一定時間を経過していない場合には、前記第1制
御手段から前記第2制御手段に対して発生する割り込み
を無効にし、一方、前記タイマ手段で計測された時間が
前記一定時間を経過した場合には、前記第1制御手段か
ら前記第2制御手段に対して発生する割り込みを有効に
する割り込み制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0034】この請求項2の発明によれば、上位システ
ムによる前回の割り込み発生から時間を計測して、その
計測時間が一定時間を経過するまではハードウェア(割
り込み制御手段)でつぎの割り込みを無効にするように
したので、つぎの割り込みが有効になるまではさらにド
ライブ動作を進めることができる。これにより、ドライ
ブ動作について異常終了などの発生を防止することが可
能である。
【0035】また、請求項3の発明に係るドライブ制御
装置は、請求項1または2の発明において、前記一定時
間を前記上位システムから任意に指定することを特徴と
する。
【0036】請求項1または2の発明によれば、この請
求項3の発明のように、一定時間を上位システムから任
意に指定するようにしてもよく、この場合には、円滑な
ドライブ動作を実現する必要最低限の時間を確保するこ
とが可能である。
【0037】また、請求項4の発明に係るドライブ制御
装置は、請求項1〜3のいずれか一つの発明において、
前記一定時間を、前記記憶装置内の媒体の記録密度,前
記記憶装置におけるヘッド位置および前記上位システム
の命令内容のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の組
み合わせに応じて可変に指定することを特徴とする。
【0038】請求項1〜3のいずれか一つによれば、こ
の請求項4の発明のように、一定時間を媒体の記録密
度,ヘッド位置および上位システムの命令内容のいずれ
か1つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに応じて可
変に指定するようにしてもよく、この場合には、ドライ
ブ動作をより確保することが可能である。
【0039】また、請求項5の発明に係るドライブ制御
装置は、上位システムおよび媒体を内蔵した記憶装置に
接続され、前記上位システムからの命令に従って前記記
憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置におい
て、前記上位システムからの命令に従って割り込みを発
生する第1制御手段と、前記第1制御手段による割り込
みに従って前記記憶装置のドライブ制御を行う第2制御
手段と、前記第2制御手段の処理ステップをカウントす
るカウンタ手段と、前記第1制御手段で割り込みが発生
した場合に前記カウンタ手段を起動するマイクロプロセ
ッサと、前記カウンタ手段でカウントされたステップ数
が一定のステップ数に達していない場合には、前記第1
制御手段から前記第2制御手段に対して発生する割り込
みを無効にし、一方、前記カウンタ手段でカウントされ
たステップ数が前記一定のステップ数に達した場合に
は、前記第1制御手段から前記第2制御手段に対して発
生する割り込みを有効にする割り込み制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0040】この請求項5の発明によれば、上位システ
ムによる前回の割り込み発生からの処理ステップをカウ
ントして、そのカウントされたステップ数が一定のステ
ップ数に達するまではハードウェア(割り込み制御手
段)でつぎの割り込みを無効にするようにしたので、つ
ぎの割り込みが有効になるまではさらにドライブ動作を
進めることができる。これにより、ドライブ動作につい
て異常終了などの発生を防止することが可能である。
【0041】また、請求項6の発明に係るドライブ制御
装置は、請求項5の発明において、前記一定のステップ
数を前記上位システムから任意に指定することを特徴と
する。
【0042】請求項5によれば、この請求項6の発明の
ように、一定のステップ数を上位システムから任意に指
定するようにしてもよく、この場合には、円滑なドライ
ブ動作を実現する必要最低限の時間を確保することが可
能である。
【0043】また、請求項7の発明に係るドライブ制御
装置は、請求項5または6の発明において、前記一定の
ステップ数を、前記記憶装置内の媒体の記録密度,前記
記憶装置におけるヘッド位置,前記上位システムの命令
内容およびコマンド動作のいずれか1つ、もしくはその
2つ以上の組み合わせに応じて可変に指定することを特
徴とする。
【0044】請求項5または6の発明によれば、この請
求項7の発明のように、一定のステップ数を媒体の記録
密度,ヘッド位置,上位システムの命令内容およびコマ
ンド動作のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の組み
合わせに応じて可変に指定するようにしてもよく、この
場合には、ドライブ動作を動的により確保することが可
能である。
【0045】また、請求項8の発明に係るドライブ制御
装置は、上位システムおよび媒体を内蔵した記憶装置に
接続され、前記上位システムからの命令に従って前記記
憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置におい
て、前記上位システムから出力されたデータを一時格納
するデータバッファと、前記データバッファへの格納の
際に、前記コンピュータの転送レートと自装置の転送レ
ートとの速度差と前記データバッファのデータ量とに基
づいてあらかじめ設定された期間中は前記上位システム
からの命令に従って発生する割り込みを有効にし、一
方、前記期間を経過した後は前記割り込みを無効にする
割り込み制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0046】この請求項8の発明によれば、上位システ
ムの転送レートと自装置の転送レートとの速度差とデー
タバッファのデータ量とに基づいてあらかじめ設定され
た期間が経過してから上位システムの割り込みを無効に
するようにしたので、データバッファへの一定量のキャ
ッシングのための割り込みを許す他は、ドライブ動作を
優先することが可能である。これにより、記憶装置内の
媒体への書き込み動作を円滑に行うことが可能である。
【0047】また、請求項9の発明に係るドライブ制御
装置は、請求項8の発明において、前記期間を前記上位
システムから任意に指定することを特徴とする。
【0048】請求項8の発明によれば、この請求項9の
発明のように、期間を上位システムから任意に指定する
ようにしてもよく、この場合には、円滑なドライブ動作
を実現する必要最低限の時間を確保することが可能であ
る。
【0049】また、請求項10の発明に係るドライブ制
御装置は、請求項8または9の発明において、前記期間
を、前記記憶装置内の媒体の記録密度,前記記憶装置に
おけるヘッド位置,前記上位システムの命令内容および
コマンド動作のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の
組み合わせに応じて可変に指定することを特徴とする。
【0050】請求項8または9の発明によれば、この請
求項10の発明のように、期間を媒体の記録密度,ヘッ
ド位置,上位システムの命令内容およびコマンド動作の
いずれか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに応
じて可変に指定するようにしてもよく、この場合には、
ドライブ動作や転送効率を動的により確保することが可
能である。
【0051】また、請求項11の発明に係るドライブ制
御装置は、上位システムおよび媒体を内蔵した記憶装置
に接続され、前記上位システムからの命令に従って前記
記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置におい
て、前記記憶装置への媒体挿入処理時に、前記上位シス
テムからの命令に従って割り込みを発生する第1制御手
段と、前記第1制御手段による割り込みに従って前記記
憶装置のドライブ制御を行う第2制御手段と、時間を計
測するタイマ手段と、前記第1制御手段により連続して
割り込みが発生した場合、前記タイマ手段を起動して、
前回の割り込み時点から今回の割り込み時点までの計測
時間が一定時間を経過していない場合には、前記第1制
御手段から前記第2制御手段に対して発生する割り込み
を無効にし、一方、前記計測時間が前記一定時間を経過
した場合には、前記第1制御手段から前記第2制御手段
に対して発生する割り込みを有効にするマイクロプロセ
ッサと、を備えたことを特徴とする。
【0052】この請求項11の発明によれば、記憶装置
への媒体挿入処理時に、上位システムによる前回の割り
込み発生から時間を計測して、その計測時間が一定時間
を経過するまではプロセッサの処理でつぎの割り込みを
無効にするようにしたので、つぎの割り込みが有効にな
るまではさらにドライブ動作を進めることができる。こ
れにより、ホストコンピュータ等の上位システムとの間
でコマンド非同期中であってもドライブ動作について異
常終了などの発生を防止することが可能である。
【0053】また、請求項12の発明に係るドライブ制
御装置は、上位システムおよび媒体を内蔵した記憶装置
に接続され、前記上位システムからの命令に従って前記
記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置におい
て、前記記憶装置への媒体挿入処理時に、前記上位シス
テムからの命令に従って割り込みを発生する第1制御手
段と、前記第1制御手段による割り込みに従って前記記
憶装置のドライブ制御を行う第2制御手段と、時間を計
測するタイマ手段と、前記第1制御手段で割り込みが発
生した場合に前記タイマ手段を起動するマイクロプロセ
ッサと、前記タイマ手段で計測された時間が一定時間を
経過していない場合には、前記第1制御手段から前記第
2制御手段に対して発生する割り込みを無効にし、一
方、前記タイマ手段で計測された時間が前記一定時間を
経過した場合には、前記第1制御手段から前記第2制御
手段に対して発生する割り込みを有効にする割り込み制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0054】この請求項12の発明によれば、記憶装置
への媒体挿入処理時に、上位システムによる前回の割り
込み発生から時間を計測して、その計測時間が一定時間
を経過するまではハードウェア(割り込み制御手段)で
つぎの割り込みを無効にするようにしたので、つぎの割
り込みが有効になるまではさらにドライブ動作を進める
ことができる。これにより、ホストコンピュータ等の上
位システムとの間でコマンド非同期中であってもドライ
ブ動作について異常終了などの発生を防止することが可
能である。
【0055】また、請求項13の発明に係るドライブ制
御装置は、請求項11または12の発明において、前記
一定時間を前記上位システムから任意に指定することを
特徴とする。
【0056】請求項11または12の発明によれば、こ
の請求項13の発明のように、一定時間を上位システム
から任意に指定するようにしてもよく、この場合には、
円滑なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を確保
することが可能である。
【0057】また、請求項14の発明に係るドライブ制
御装置は、請求項11〜13のいずれか一つの発明にお
いて、前記一定時間を、前記媒体の記録密度,前記記憶
装置におけるヘッド位置および前記上位システムの命令
内容のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わ
せに応じて可変に指定することを特徴とする。
【0058】請求項11〜13のいずれか一つの発明に
よれば、この請求項14の発明のように、一定時間を媒
体の記録密度,ヘッド位置および上位システムの命令内
容のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わせ
に応じて可変に指定するようにしてもよく、この場合に
は、ドライブ動作を動的により確保することが可能であ
る。
【0059】また、請求項15の発明に係るドライブ制
御装置は、上位システムおよび媒体を内蔵した記憶装置
に接続され、前記上位システムからの命令に従って前記
記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置におい
て、前記記憶装置への媒体挿入処理時に、前記上位シス
テムからの命令に従って割り込みを発生する第1制御手
段と、前記第1制御手段による割り込みに従って前記記
憶装置のドライブ制御を行う第2制御手段と、前記第2
制御手段の処理ステップをカウントするカウンタ手段
と、前記第1制御手段で割り込みが発生した場合に前記
カウンタ手段を起動するマイクロプロセッサと、前記カ
ウンタ手段でカウントされたステップ数が一定のステッ
プ数に達していない場合には、前記第1制御手段から前
記第2制御手段に対して発生する割り込みを無効にし、
一方、前記カウンタ手段でカウントされたステップ数が
前記一定のステップ数に達した場合には、前記第1制御
手段から前記第2制御手段に対して発生する割り込みを
有効にする割り込み制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0060】この請求項15の発明によれば、上位シス
テムによる前回の割り込み発生からの処理ステップをカ
ウントして、そのカウントされたステップ数が一定のス
テップ数に達するまではハードウェア(割り込み制御手
段)でつぎの割り込みを無効にするようにしたので、つ
ぎの割り込みが有効になるまではさらにドライブ動作を
進めることができる。これにより、ホストコンピュータ
等の上位システムとの間でコマンド非同期中であっても
ドライブ動作について異常終了などの発生を防止するこ
とが可能である。
【0061】また、請求項16の発明に係るドライブ制
御装置は、請求項15の発明において、前記一定のステ
ップ数を前記上位システムから任意に指定することを特
徴とする。
【0062】請求項15の発明によれば、この請求項1
6のように、一定のステップ数を上位システムから任意
に指定するようにしてもよく、この場合には、円滑なド
ライブ動作を実現する必要最低限の時間を確保すること
が可能である。
【0063】また、請求項17の発明に係るドライブ制
御装置は、請求項15または16の発明において、前記
一定のステップ数を、前記媒体の記録密度,前記記憶装
置におけるヘッド位置,前記上位システムの命令内容お
よびコマンド動作のいずれか1つ、もしくはその2つ以
上の組み合わせに応じて可変に指定することを特徴とす
る。
【0064】請求項15または16の発明によれば、こ
の請求項17の発明のように、一定のステップ数を媒体
の記録密度,ヘッド位置,上位システムの命令内容およ
びコマンド動作のいずれか1つ、もしくはその2つ以上
の組み合わせに応じて可変に指定するようにしてもよ
く、この場合には、ドライブ動作を動的により確保する
ことが可能である。
【0065】また、請求項18の発明に係る光記憶装置
は、上位システムおよび媒体を内蔵した記憶装置に接続
され、前記上位システムからの命令に従って前記記憶装
置のドライブ制御を行う光記憶装置において、前記上位
システムからの命令に従って割り込みを発生するODC
(オプチカルディスクコントローラ)と、前記ODCに
よる割り込みに従って前記記憶装置のドライブ制御を行
うODD(オプチカルディスクドライバ)と、前記OD
Cにより連続して割り込みが発生した場合、前回の割り
込み時点から今回の割り込み時点までの時間が一定時間
を経過していない場合には、前記ODCから前記ODD
に対して発生する割り込みを無効にし、一方、前記時間
が前記一定時間を経過した場合には、前記ODCから前
記ODDに対して発生する割り込みを有効にするMPU
(マイクロプロセッサユニット)と、を備えたことを特
徴とする。
【0066】この請求項18の発明によれば、上位シス
テムによる前回の割り込み発生からの時間が一定時間を
経過するまではMPUの処理でODCのつぎの割り込み
を無効にするようにしたので、ODCのつぎの割り込み
が有効になるまではさらにODDのドライブ動作を進め
ることができる。これにより、ドライブ動作について異
常終了などの発生を防止することが可能である。
【0067】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照してこの発
明に係るドライブ制御装置の好適な実施の形態を詳細に
説明する。
【0068】(実施の形態1)図1はこの発明の実施の
形態1による記憶装置すなわち光ディスク装置を機能的
に示すブロック図であり、図2はこの発明の実施の形態
1による光ディスク装置を回路的示すブロック図であ
る。
【0069】図1は光ディスク装置の制御回路のブロッ
ク図を示す。マイクロプロセッサ(MPU)2は、装置
の主制御を行うものである。ランダムアクセスメモリ
(RAM)3は、MPU2が演算処理するために使用さ
れるメモリである。
【0070】ODC/ODD4は、ファームウェアであ
り、上位のホストコンピュータとの間のインタフェース
制御を行い、かつデータのエンコード・デコードを行う
ODC部と、ドライブ制御を行うODD部とを有してい
る。デジタルシグナルプロセッサ(DSP)5は、光デ
ィスクドライブの光学ヘッド等のサーボ制御を行うユニ
ットである。
【0071】制御ロジック回路6は、MPU2,ODC
/ODD4およびDSP5と、光学ヘッドや駆動機構と
の間で、データの送受信を行うためのタイミングゲート
を作成するための論理回路群である。MPU2は、タイ
マ2−1を用いて時間情報を取得する。タイマ2−1は
MPU2の制御で時間を計測する。
【0072】MPU2,タイマ2−1,RAM3,OD
C/ODD4,DSP5,制御ロジック回路6は、それ
ぞれ内部アドレス/データバス線9で接続されている。
そして、MPU2、RAM3、ODC/ODD4、DS
P5、制御ロジック回路6、内部アドレス/データバス
線9は、ワンチップ上に形成され、かつLSI1を構成
する。
【0073】リードオンリメモリ(ROM)8は、MP
U2が、実行する制御プログラムを格納するメモリであ
る。ROM8は、LSI1の内部バス9に接続される。
ランダムアクセスメモリ(RAM)7は、リードデータ
ライトとして使用されるメモリである。RAM7はOD
C/ODD4と外部アドレス/データバス線9−1を介
して接続される。
【0074】このデジタル回路に加え、アナログ回路が
設けられている。アナログ回路は、リード回路10,ラ
イト回路12,駆動回路13,サーボ・AGC回路21
等である。リード回路10は、光学ヘッドの光ディテク
タ30の出力を増幅して、リードデータを、ODC/O
DD4に出力する。ライト回路12は、光学ヘッドのレ
ーザダイオード31を、ODC/ODD4からのライト
データに応じて、駆動する。これにより、光ディスクに
データを書き込む。
【0075】駆動回路13は、DSP5からのサーボ信
号に応じて、光学ヘッドの駆動機構32を駆動する。光
学ヘッドの駆動機構32には、光学ヘッドのフォーカス
アクチュエータ、光学ヘッドのトラックアクチュエー
タ、光学ヘッドの移動モータ等がある。サーボ・AGC
回路21は、光学ヘッドの光ディテクタ30の検出出力
からフォーカスエラー信号およびトラックエラー信号を
作成する。フォーカスエラー信号およびトラックエラー
信号は、DSP5に出力される。
【0076】このように、MPU2,RAM3,ODC
/ODD4,DSP5,制御ロジック回路6,内部アド
レス/データバス線9を、LSI1内に収容している。
このため、これら回路の収容面積が減少するので、これ
ら回路の大幅な小型化が可能となる。また、LSI1内
に、内部アドレス/データバス縁9を設けたため、LS
I1外部に設けられるアドレス/データバス線の長さを
短くできる。これにより、回路基板上のアドレス/デー
タバス線の専有面積を減少できる。
【0077】デジタル信号の入出力を行うデジタル回路
とバス線9をまとめたので、外部アナログ回路へのノイ
ズの放射を防止することができる。このため、サーボ制
御が正確にでき、かつリード動作も安定となる。
【0078】さらに、A/Dコンバータ、D/Aコンバ
ータを含むDSP5は、デジタル/アナログ混合回路で
ある。しかし、DSP5も内部アドレス/データバス線
9に接続されているので、DSP5も一体化している。
このため、より回路が小型となる。しかもノイズの放射
も低減することができる。
【0079】ここで、ROM8およびRAM7を、LS
I1内に収容することは、技術的に可能である。しか
し、RAM7は、データバッファの役目を果たすため、
ODC/ODD4との接続のための外部アドレス/デー
タバス線9−1が、内部アドレス/データバス線9とは
異なる。また、バッファサイズの変更の要求も考慮する
必要がある。このため、RAM7をLSI1内に収容し
ていない。
【0080】また、ROM8は、制御プログラムを格納
する。このため、ROM8単体で、制御プログラムを書
き込めるようにした方が、便利である。また、制御プロ
グラムのバージョンアップのために、制御プログラムを
書き換えることもある。この場合にも、ROM8単体で
制御プログラムを書き換えることができる方が便利であ
る。このため、ROM8をLSI内に収容していない。
もちろん、ROM8および/またはRAM7を、LSI
1内に収容することもできる。このようにすると、より
回路の小型化が可能となる。
【0081】図2の回路ブロック図に従い、さらに詳細
に説明する。図2に示すように、LSI1は、図1に示
したように、MPU2,タイマ2−1,ODC/ODD
4,DSP5,制御ロジック回路6およびSRAM3
を、ワンチップに形成したものである。そして、このワ
ンチップLSI1に、3つのクロック源(水晶発振器)
18が接続されている。
【0082】クロック源18は、システムクロックを発
生するクロック源と、媒体タイプ1用(230M/12
8M媒体用)リファレンスクロックを発生するクロック
源と、媒体タイプ2用(640M/540M媒体用)リ
ファレンスクロックを発生するクロック源とを有する。
また、RAM7は、汎用の4メガのDRAMで構成され
ている。R0M8は、汎用の4メガのFLASHROM
で構成されている。
【0083】光学ヘッド20には、ライトLSI回路1
2と、プリアンプ・サーボAGC回路21とが設けられ
ている。ライトLSI回路12は、レーザダイオード
(発光素子)31のリード/ライト発光制御を行う。そ
して、ライトLSI回路12は、LSI1の制御ロジッ
ク回路6に接続され、MPU1の指示によりレーザダイ
オード31をリード/ライト発光制御する。
【0084】プリアンプ・サーボAGC回路21は、光
ディテクタ30の検出電流を電圧に変換した後、再生信
号、フォーカスエラー信号およびトラックエラー信号を
作成するものである。プリアンプ・サーボAGC回路2
1は、再生信号の作成回路、フォーカスエラー信号の作
成回路、トラックエラー信号の作成回路等で構成されて
いる。
【0085】リード回路(LSI)10は、プリアンプ
・サーボAGC回路21の再生信号(リード信号)の波
形の生成を行い、パルス化されたリードデータをODC
/ODD4に出力する。リードLSI10は、波形生成
回路で構成されている。アナログLSI回路14は、装
置内で使用されている各種のアナログ回路を集積化した
ものである。アナログLSI回路14は、フォーカスエ
ラー信号や、トラックエラー信号のフィルタリング、増
幅等を行う。
【0086】光ディスクドライブのメカニズム22に
は、光学ヘッド20のレンズ位置を検出するためのレン
ズ位置作成/検出回路33が設けられている。AGCア
ンプ11は検出回路33のセンサ信号の電流/電圧変換
を行うための回路である。また、光ディスクドライブの
メカニズム22には、光学ヘッド20の駆動機構とし
て、フォーカスアクチュエータ34−1、トラックアク
チュエータ34−2、ボイスコイルモータ34−3が設
けられている。
【0087】フォーカスアクチュエータ34−1は、光
学ヘッド20のレンズをフォーカス方向に駆動して、光
ビームのフォーカス位置を調整する。トラックアクチュ
エータ34−2は、光学ヘッド20のレンズをトラック
横断方向に駆動して、光ビームのトラック位置を調整す
る。ボイスコイルモータ34−3は、光学ヘッド20
を、光ディスクのトラックを横断する方向に移動する。
【0088】DSP5は、アナログLSI回路14から
のフォーカスエラー信号とトラックエラー信号と、AG
Cアンプ11からのレンズ位置検出信号に応じて、各種
のサーボ制御処理を行う。すなわち、DSP5は、フォ
ーカスサーボ制御、トラックサーボ制御およびシーク制
御を行う。また、DSP5は、フォーカスエラー信号と
トラックエラー信号とレンズ位置検出信号とをアナログ
/デジタル変換するA/Dコンバータ群を有する。そし
て、DSP5は、これらデジタル変換された信号に基づ
いて、サーボ制御値(フォーカスサーボ制御値、トラッ
クサーボ制御値、シークサーボ制御値)を演算する。
【0089】DSP5は、各サーボ制御値をアナログの
サーボ制御量に変換するD/Aコンバータ群を有する。
DSP5は、サーボ制御のための駆動回路13−1,1
3−4に制御量を出力する。
【0090】この駆動回路13−1は、フォーカスアク
チュエータ34−1およびトラックアクチュエータ34
−2を駆動するためのフォーカス/トラックドライバ回
路13−1である。フォーカス/トラックドライバ回路
13−1は、周知の回路で構成されている。すなわち、
フォーカス/トラックドライバ回路13−1は、それぞ
れ独立した2チャンネルのH型ブリッジ回路ICから構
成される。
【0091】このフォーカス/トラックドライバ回路1
3−1には、駆動電流検出用のオペアンプ13−2と、
駆動駆動電流設定用のコンパレータ13−3とが接続さ
れている。また、駆動回路13−4は、ボイスコイルモ
ータ34−3を駆動するためのVCMドライバ回路13
−4である。VCMドライバ回路13−4は、汎用のフ
ルブリッジ回路で構成されている。さらに、メカニズム
22には、光ディスクカートリッジを外部にエジェクト
するエジェクトモータ36と、光ディスクを回転するス
ピンドルモータ35とが設けられている。また、エジェ
クトドライバ回路15は、制御ロジック回路6に接続さ
れ、MPU2の指示に応じて、エジェクトモータ36を
駆動する。
【0092】スピンドルドライバ回路13−5は、制御
ロジック回路6に接続され、MPU2の指示に応じて、
スピンドルモータ35を駆動する。スピンドルドライバ
回路13−5は、3相のセンサレスモータドライバで構
成される。さらに、光ディスクに磁界を印加するための
バイアスコイル37が設けられている。バイアスドライ
バ回路16は、制御ロジック回路6に接続され、MPU
2の指示に応じて、バイアスコイル37を駆動する。バ
イアスドライバ回路16は、H型ブリッジ回路で構成さ
れる。DC−DCコンバータ19は、5ボルト電圧を
3.3ボルトに変換して、電源を供給する。
【0093】この制御回路の動作は、周知のように、D
SP5が、アナログLSI回路14のフォーカスエラー
信号とトラックエラー信号をデジタル信号に変換した
後、この信号に応じて、フォーカスサーボ制御およびト
ラックサーボ制御を行う。すなわち、DSP5は、フォ
ーカス/トラック駆動回路13−1に制御量を出力し
て、フォーカスアクチュエータ34−1、トラックアク
チュエータ34−2を駆動する。
【0094】リード/ライト命令は、外部のホストコン
ピュータからODC/ODD4のODC部を介してMP
U2に与えられる。MPU2は、指定された光ディスク
のトラック位置に光学ヘッドを位置付けるため、DSP
5に、移動距離を指示する。DSP5は、VCMドライ
バ回路13−4を介して、ボイスコイルモータ34−3
を駆動する。DSP5は、アナログLSI回路14のト
ラックエラー信号により、光学ヘッドの位置を検出しな
がら、ボイスコイルモータ84−3を駆動して、光学ヘ
ッドを指定トラックへ位置付ける。
【0095】ODC/ODD4で受信されたライトデー
タは、ODC部によりDRAM7に格納された後、ライ
トLSI12に出力され、レーザダイオード31が駆動
される。これにより、光ディスクに書き込みが行われ
る。また、リード命令を受けた時は、光学ヘッド20の
光ディテクタ30の検出信号からプリアンプ・サーボA
GC回路21が再生信号を作成する。再生信号は、リー
ド回路10で、パルス化され、リードデータが得られ
る。リードデータは、リードLSI10からODC/O
DD4のODC部に出力された後、DRAM7に格納さ
れる。DRAM7に格納されたリードデータは、ODC
/ODD4から外部に出力される。
【0096】図3は、この発明の実施の形態1による光
ディスク装置の回路実装図、図4は光ディスク装置の上
面図、そして、図5は光ディスク装置の断面図である。
【0097】図3は回路基板40の光ディスクドライブ
側の実装面を示す。図3に示すように、回路基板40の
中央に、部品実装不可の領域41が設けられている。図
4に示すように、光ディスクドライブ機構の対応する位
置には、バイアスコイル37が設けられている。このた
め、回路基板40の中央には、部品を実装できない。
【0098】この回路基板40の領域41に、アドレス
/データバス線等が配線される。この領域41を囲むよ
うに、LSI回路1、ROM8、RAM7、アナログL
SI回路14、リードLSI回路10が設けられてい
る。ドライバ回路13−1、13−4、13−5、16
は、その下に設けられている。回路基板40の反対面に
は、部品が実装されていない。なお、23は、IDE
(IntegratedDevice Electro
nic)インターフェースコネクタ、24−1〜24−
5は、光ディスクドライブとの接続のためのコネクタで
ある。また、フリップフロップ回路17は、外部アドレ
ス駆動用のフリップフロップである。
【0099】図5に示すように、光ディスクドライブ機
構52は、スピンドルモータ35と、光学ヘッド20と
を有する。スピンドルモータ35は、カートリッジケー
ス50内の光ディスク51を回転するものである。
【0100】光学ヘッド20は、固定部20−1と可動
部20−2とを有する。固定部20−1には、前述した
レーザダイオード31と、光ディテクタ30とが設けら
れ、装置べースに固定されている。また、可動部20−
2は、ボイスコイルモータ34−3により、光ディスク
51のトラック横断方向に、移動される。可動部20−
2は、前述のレンズ、フォーカスアクチュエータ34−
1、トラックアクチュエータ34−2、レンズ位置検出
器33が設けられている。
【0101】この固定部20−1の上に、カートリッジ
ホルダ53が取り付けられる。カートリッジホルダ53
は、挿入されるカートリッジケース50を保持するもの
である。カートリッジボルダー53は、上面と2つの側
面とを有する。カートリッジホルダ53の上面の中央に
は、バイアス磁界印加用コイル37が設けられている。
【0102】図5に示すように、回路基板40の上面に
は、部品が搭載されていない。回路基板40の下面に、
全ての部品が搭載されている。そして、回路基板40
は、下面を、光ディスクドライブ52に対向させて、光
ディスクトライブ52に取り付けられる。ここで、回路
基板40に設けられたLSI回路1,ドライバ回路13
−5,13−1,16は、比較的背が高い。このため、
回路基板40を光ディスクドライブ52のカートリッジ
ホルダ53に密接させて、取り付けた場合には、LSI
回路1、ドライバ回路13−5,13−1,16は、カ
ートリッジホルダ53との間に、余裕がなくなる。そし
て、背の高いLSI回路1,ドライバ回路13−5,1
3−1,16は、カートリッジホルダ53の上面に接触
する可能性がある。
【0103】これを防止するため、図4に示すように、
カートリッジホルダ53の上面には、部品挿入用の穴5
3−1〜53−4が設けられでいる。そして、回路基板
40を光ディスクドライブ52に取り付けた時に、比較
的背の高いLSl回路1,ドライバ回路13−5,13
−1,16が、それぞれ穴53−1〜53−4に対向す
る。すなわち、光ディスクトライブ52のカートリッジ
ホルダ53の上面の板厚の部分を、比較的背の高い部品
を収容する空間に利用している。
【0104】このように、回路基板40の上面に、部品
を搭載しないで、かつ部品を搭載した回路基板40を光
ディスクトライブ機構52に密着して設けたので、回路
基板40を含めた光ディスク装置の厚みを、より小さく
することができる。従って、厚さ約17ミリメートルの
光ディスク装置を実現できる。このように、光ディスク
トライブ機構52に取り付けられる回路基板40の片面
のみに、部品を実装したため、光ディスク装置の厚みを
薄くできる。
【0105】また、アドレス/データバス線と、これら
に接続するMPU2、RAM3、ODC/ODD4、D
SP5、制御ロジック回路6を、ワンチップ化して、1
つのLSI内に収容したため、これら回路を小さくで
き、かつ回路基板上のアドレス/データバス線を最小限
の長さにすることができる。このため、回路基板40の
小型化が可能となり、かつ回路基板40の片面にのみ部
品の実装が可能となる。
【0106】つぎに、動作について説明する。図6はこ
の発明の実施の形態1による動作を説明するフローチャ
ートである。ここでのODD部(ODC/ODD4)の
ドライブ制御は、ODC部(ODC/ODD4)の割り
込み制御によって行われるものとする。図1に示した制
御回路では、図示せぬホストコンピュータからコマンド
発行があると(ステップS1)、現在、MPU2の制御
にODC部の割り込みが有効か否か判断される(ステッ
プS2)。ここで、割り込みの有効とは、現在のディス
ク動作を確保しないことを指し、一方、割り込み無効と
は、そのディスク動作を確保することを指している。こ
れら有効/無効の詳細については、同フローにて後述す
る。
【0107】ステップS2において割り込み有効という
判断が下された場合には、さらに現コマンドが有効か否
か判断される(ステップS3)。ここで、現コマンドの
有効とは、現在ホストコンピュータから発行されたコマ
ンドに基づいてディスク制御を実行することを指し、一
方、現コマンドの無効とは、そのディスク制御を実行し
ないことを指している。これら有効/無効の詳細につい
ては、同フローにて後述する。なお、割り込み無効の際
には(ステップS2)、処理はステップS1に戻る。
【0108】ステップS3において現コマンド無効とい
う判断が下された場合には、現在、ODD部によるドラ
イブ制御中であるか否かを判断し(ステップS4)、制
御中であれば、ドライブ制御を一旦停止してMPU2の
制御をODC部に移行する処理が実行される(ステップ
S5)。
【0109】前述のステップS3において現コマンド有
効という判断、もしくはステップS4においてドライブ
制御中でないという判断が下された場合には、処理はス
テップS12に移行する。ステップS12では、現コマ
ンドに基づいてドライブ制御を行うとともに、次コマン
ドを無効にする処理が実行される。ここで、次コマンド
の無効/有効については、フラグ情報として記憶した
り、レジスタなどを設けてデータとして管理するなどの
方法がある。上記ステップS12の後、処理はステップ
S1に戻る。
【0110】さて、ステップS5においてドライブ制御
が一旦停止すると、続くステップS6において制御が移
行したODC部によりコマンド処理が実行される。その
後、ODC部によりタイマ2−1に割り込み無効時間t
がセットされる(ステップS7)。この割り込み無効時
間tは、その間はODD部によるドライブ制御を保証し
てODC部の割り込みを禁止するための時間である。タ
イマ2−1が計測する時間は、実際にはODD部のnス
テップを時間換算したものとなる。
【0111】この割り込み無効時間tについては、記録
密度の異なる各媒体(128MB(メガバイト),23
0MB,540MB,640MB)のインナ,アウタの
1セクタ当たりの処理時間から求めることができる。
【0112】すなわち、 (媒体) (インナ) (アウタ) 128MB 666.667μs 666.667μs 230MB 555.556μs 347.222μs 540MB 333.333μs 198.412μs 640MB 1111.111μs 666.667μs となり、上記時間をそのままtとして当てはめればよ
い。なお、上記割り込み無効時間tは、デバイスドライ
バなどを利用して上位のホストコンピュータより動的に
指定できるようにしてもよい。
【0113】この後、ODD部に対するODC部の割り
込みが無効にされ(ステップS8)、その後、タイマ2
−1の計測が開始され、ODD部のドライブ制御が再開
され、さらには次コマンドが有効にされる(ステップS
9)。その後、処理はステップS1に戻る。ここで、O
DC部の割り込みを有効/無効にするには、フラグ情報
として記憶したり、レジスタなどを設けてデータとして
管理するなどの方法がある。
【0114】以上の処理の流れは、ODD部によりドラ
イブ制御が行われている最中に、ホストコンピュータか
らコマンド発行があっても、それを割り込みとして即座
に新たなドライブ制御に移行させるのではなく、その割
り込み発生から任意の時間は現在のドライブ制御を確保
するというものである。
【0115】このようにして、ODC部の割り込みが無
効にされ(ステップS7)、かつ、次コマンドが有効に
された後に(ステップS9)、ホストコンピュータから
連続してコマンド発行が行われても(ステップS1)、
そのコマンド発行による割り込みを無効にする間は(ス
テップS2)、割り込み無効時間tが経過すなわちタイ
ムアップするまで無効にされる(ステップS10)。
【0116】その後、MPU2がタイマ2−1の時間計
測によりタイムアップを確認すると(ステップS1
0)、まずODC部の割り込みを有効にする(ステップ
S11)。このタイムアップの確認は、ホストコンピュ
ータからのコマンド発行がなくてもタイマ割り込みとし
て実施されるものとする。
【0117】したがって、つぎにコマンド発行があった
場合には(ステップS1)、そのコマンド発行による割
り込みは有効となり(ステップS2)、さらに次コマン
ドが有効すなわち現コマンドが有効となることから(ス
テップS3)、その現コマンドに基づいてドライブ処理
が実行されるとともに、つぎのコマンドは無効に設定さ
れる(ステップS12)。
【0118】このため、続くホストコンピュータからの
コマンド発行が有効であっても、ステップS3において
現コマンドは無効処理される。すなわち、続くステップ
S4においてドライブ制御中の判断が下された場合に
は、すでに説明したように、現コマンドに従ってドライ
ブ制御は行わず、割り込み無効時間tを経てから発行さ
れるコマンドに従ってドライブ制御が行われる。
【0119】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、ホストコンピュータによる前回の割り込み発生から
時間を計測して、その計測時間が一定時間を経過するま
ではプロセッサの処理でつぎの割り込みを無効にする。
このため、つぎの割り込みが有効になるまではさらにド
ライブ動作を進めることができるので、ドライブ動作に
ついて異常終了などの発生を防止することが可能であ
る。
【0120】また、一定時間をホストコンピュータから
任意に指定するようにしてもよく、この場合には、円滑
なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を確保する
ことが可能である。また、一定時間を媒体の記録密度,
ヘッド位置およびホストコンピュータの命令内容のいず
れか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに応じて
可変に指定するようにしてもよく、この場合には、ドラ
イブ動作をより確保することが可能である。
【0121】(実施の形態2)さて、実施の形態1で
は、ホストコンピュータからのコマンド発行があった場
合にMPU2の制御により任意の時間だけ割り込みを無
効にすることでドライブ制御の異常停止を防止するよう
にしていたが、以下に説明する実施の形態2のように、
ホストコンピュータからコマンド発行があった場合にM
PU2以外のユニットの制御により任意の時間だけ割り
込みを無効にすることでドライブ制御の異常停止を防止
するようにしてもよい。
【0122】まず、前述の実施の形態1と相違する構成
について説明する。図7はこの発明の実施の形態2によ
る記憶装置を機能的に示すブロック図である。図7に示
した構成では、前述の実施の形態1と同様の構成につい
て同様の番号を付している。また、図1と相違する部分
は、追加構成であり、それはLSI1内の内部アドレス
/データバス線9に割り込み制御部2−2を接続させた
構成である。
【0123】この割り込み制御部2−2は、タイマ2−
1にも接続され、タイマ2−1の計測時間を監視して計
測開始(割り込み無効時間tのセット状態)、計測終了
に応じてODC部の無効、有効を設定するものである。
すなわち、この実施の形態2では、実施の形態1におい
てMPU2がタイマ2−1の測定を監視したりODC部
の割り込みを制御していた部分をMPU2の外部の割り
込み制御部2−2で担うようにしている。
【0124】つぎに、動作について説明する。図8はこ
の発明の実施の形態2による動作を説明するフローチャ
ートであり、図9はこの発明の実施の形態2による割り
込み制御を説明するフローチャートである。ここでのO
DD部のドライブ制御は、ODC部の割り込み制御によ
って行われるものとする。
【0125】図7に示した制御回路では、図示せぬホス
トコンピュータからコマンド発行があると(ステップS
21)、現在、MPU2の制御にODC部の割り込みが
有効か否か判断される(ステップS22)。ステップS
22において割り込み有効という判断が下された場合に
は、さらに現コマンドが有効か否か判断される(ステッ
プS23)。
【0126】ステップS23において現コマンド無効と
いう判断が下された場合には、現在、ODD部によるド
ライブ制御中であるか否かを判断し(ステップS2
4)、制御中であれば、ドライブ制御を一旦停止してM
PU2の制御をODC部に移行する処理が実行される
(ステップS25)。
【0127】前述のステップS23において現コマンド
有効という判断、もしくはステップS24においてドラ
イブ制御中でないという判断が下された場合には、処理
はステップS32に移行する。ステップS32では、現
コマンドに基づいてドライブ制御を行うとともに、次コ
マンドを無効にする処理が実行される。このステップS
32の後、処理はステップS1に戻る。
【0128】さて、ステップS25においてドライブ制
御が一旦停止すると、続くステップS26において制御
が移行したODC部によりコマンド処理が実行される。
その後、ODC部によりタイマ2−1に割り込み無効時
間tがセットされる(ステップS27)。この割り込み
無効時間tは、実施の形態1と同様に、記録密度の異な
る各媒体(128MB(メガバイト),230MB,5
40MB,640MB)のインナ,アウタの1セクタ当
たりの処理時間から求めることができる。
【0129】タイマ2−1に対する割り込み無効時間t
のセット状態は、割り込み制御部2−2により監視され
る。このため、その割り込み無効時間tのセットが割り
込み制御部2−2に検出されると、割り込み制御部2−
2の制御でODD部に対するODC部の割り込みが無効
にされる(ステップS28)。その後、タイマ2−1の
計測が開始され、ODD部のドライブ制御が再開され、
さらには次コマンドが有効にされる(ステップS2
9)。その後、処理はステップS1に戻る。
【0130】以上の処理の流れは、ODD部によりドラ
イブ制御が行われている最中に、ホストコンピュータか
らコマンド発行があっても、それを割り込みとして即座
に新たなドライブ制御に移行させるのではなく、その割
り込み発生から任意の時間は現在のドライブ制御を確保
するというものである。
【0131】このようにして、ODC部の割り込みが無
効にされ(ステップS27)、かつ、次コマンドが有効
にされた後に(ステップS29)、ホストコンピュータ
から連続してコマンド発行が行われても(ステップS2
1)、そのコマンド発行による割り込みを無効にする間
は(ステップS22)、割り込み無効時間tが経過すな
わちタイムアップするまで無効にされる(ステップS3
0)。
【0132】ここでのタイムアップの確認は割り込み制
御部2−2で行われることから、図9を参照してその詳
細を説明する。割り込み制御部2−2は、タイマ2−1
に割り込み無効時間tがセットされたことを検出すると
(ステップS41)、ODC部の割り込みを無効にする
(ステップS42)。すなわち、ODC部がODD部の
ドライブ制御に割り込むことを禁止する命令がODC部
に与えられる。これによりMPU2はODC部の割り込
みをすべて無効にする。
【0133】この後、割り込み制御部2−2は、タイマ
2−1の計測を監視して割り込み無効時間tがタイムア
ップするまでは、上述した無効状態を保持する(ステッ
プS43)。そして、割り込み制御部2−2は、タイマ
2−1の時間計測によりタイムアップを確認すると(ス
テップS43)、ODC部の割り込みを有効にする(ス
テップS44)。
【0134】このとき、ステップS30においてMPU
2には割り込み制御部2−2から割り込み制御が入り、
続くステップS31においてその割り込み制御に従って
ODC部の割り込みを有効にする。その後、処理はステ
ップS21に戻る。この割り込み制御の確認は、ホスト
コンピュータからのコマンド発行がなくても割り込みで
実施されるものとする。
【0135】そして、ホストコンピュータから次コマン
ド発行があった場合には(ステップS21)、そのコマ
ンド発行による割り込みは有効となり(ステップS2
2)、さらに次コマンドが有効すなわち現コマンドが有
効となることから(ステップS23)、その現コマンド
に基づいてドライブ処理が実行されるとともに、つぎの
コマンドは無効に設定される(ステップS32)。
【0136】このため、続くホストコンピュータからの
コマンド発行が有効であっても、ステップS23におい
て現コマンドは無効処理される。すなわち、続くステッ
プS24においてドライブ制御中の判断が下された場合
には、すでに説明したように、現コマンドに従ってドラ
イブ制御は行わず、割り込み無効時間tを経てから発行
されるコマンドに従ってドライブ制御が行われる。
【0137】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、ホストコンピュータによる前回の割り込み発生から
時間を計測して、その計測時間が一定時間を経過するま
ではハードウェアでつぎの割り込みを無効にする。この
ため、つぎの割り込みが有効になるまではさらにドライ
ブ動作を進めることができるので、ドライブ動作につい
て異常終了などの発生を防止することが可能である。
【0138】また、一定時間をホストコンピュータから
任意に指定するようにしてもよく、この場合には、円滑
なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を確保する
ことが可能である。また、一定時間を媒体の記録密度,
ヘッド位置およびホストコンピュータの命令内容のいず
れか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに応じて
可変に指定するようにしてもよく、この場合には、ドラ
イブ動作をより確保することが可能である。
【0139】(実施の形態3)さて、実施の形態2で
は、ホストコンピュータからのコマンド発行があった場
合にタイマ2−1の時間計測により任意の時間だけ割り
込みを無効にすることでドライブ制御の異常停止を防止
するようにしていたが、以下に説明する実施の形態3の
ように、ホストコンピュータからコマンド発行があった
場合にタイマ割り込み以外の方法すなわちODD部のス
テップ数をカウントして任意の時間だけ割り込みを無効
にすることでドライブ制御の異常停止を防止するように
してもよい。
【0140】まず、前述の実施の形態1,2と異なる構
成について説明する。図10はこの発明の実施の形態3
による記憶装置を機能的に示すブロック図である。図1
0に示した構成では、前述の実施の形態1,2と同様の
構成について同様の番号を付している。また、図1,図
7と相違する部分は、タイマ2−1,割り込み制御部2
−2に替わり、LSI1内の内部アドレス/データバス
線9にカウンタ2−3,MPU監視部2−4をそれぞれ
接続させた構成である。
【0141】カウンタ2−3は、ODD部の処理ステッ
プ数をカウントするステップカウンタである。ここでの
カウントは、カウントダウン方式を採用する。すなわ
ち、ステップ数としてnが設定されると、そのステップ
数nはODD部が1ステップ処理する毎に1ステップず
つカウントダウンされる。MPU監視部2−4は、カウ
ンタ2−3にも接続され、カウンタ2−3のカウントを
監視すなわちMPU2のプログラムカウンタを監視し、
ODD部の処理ステップ数に応じてODC部の無効、有
効を設定するものである。
【0142】すなわち、この実施の形態3では、実施の
形態2においてタイマ2−1の測定を監視したりODC
部の割り込みを制御していた部分をMPU2の外部のM
PU監視部2−4で担うようにしている。
【0143】つぎに、動作について説明する。図11は
この発明の実施の形態3による動作を説明するフローチ
ャートであり、図12はこの発明の実施の形態3による
割り込み制御を説明するフローチャートである。ここで
のODD部のドライブ制御は、ODC部の割り込み制御
によって行われるものとする。
【0144】図10に示した制御回路では、図示せぬホ
ストコンピュータからコマンド発行があると(ステップ
S51)、現在、MPU2の制御にODC部の割り込み
が有効か否か判断される(ステップS52)。ステップ
S52において割り込み有効という判断が下された場合
には、さらに現コマンドが有効か否か判断される(ステ
ップS53)。
【0145】ステップS53において現コマンド無効と
いう判断が下された場合には、現在、ODD部によるド
ライブ制御中であるか否かを判断し(ステップS5
4)、制御中であれば、ドライブ制御を一旦停止してM
PU2の制御をODC部に移行する処理が実行される
(ステップS55)。
【0146】前述のステップS53において現コマンド
有効という判断、もしくはステップS54においてドラ
イブ制御中でないという判断が下された場合には、処理
はステップS62に移行する。ステップS62では、現
コマンドに基づいてドライブ制御を行うとともに、次コ
マンドを無効にする処理が実行される。このステップS
62の後、処理はステップS1に戻る。
【0147】さて、ステップS55においてドライブ制
御が一旦停止すると、続くステップS56において制御
が移行したODC部によりコマンド処理が実行される。
その後、ODC部によりカウンタ2−3に割り込み無効
期間を与えるステップ数nがセットされる(ステップS
57)。この割り込み無効のステップ数nは、実施の形
態1と同様に、記録密度の異なる各媒体(128MB
(メガバイト),230MB,540MB,640M
B)のインナ,アウタの1セクタ当たりの処理時間に基
づいて求めることができる。
【0148】すなわち、MPU2が例えば25MHzで
あった場合には、1ステップ(クロック)の実行時間が
0.04μsであることから、次式(1)によりステッ
プ数nを求めることができる。
【0149】 n=1セクタの処理時間(μs)/0.04(μs) ・・・(1)
【0150】上記式(1)に対して、前述した各媒体に
応じてインナ、アウタの1セクタ当たりの処理時間を当
てはめれば、適切なステップ数nを求めることができ
る。例えば、128MBの媒体では、インナが666.
667μsなので、これを上記式(1)に当てはめる
と、 n=666.667/0.04 ≒1666 となる。したがって、インナにおける割り込み無効のた
めに設けるステップ数nは1666回となる。
【0151】上述したカウンタ2−3に対するステップ
数nのセット状態は、MPU監視部2−4により監視さ
れる。このため、そのステップ数nのセットがMPU監
視部2−4に検出されると、そのMPU監視部2−4の
制御でODD部に対するODC部の割り込みが無効にさ
れる(ステップS58)。その後、カウンタ2−3のカ
ウントダウンが開始され、ODD部のドライブ制御が再
開され、さらには次コマンドが有効にされる(ステップ
S59)。その後、処理はステップS51に戻る。
【0152】以上の処理の流れは、ODD部によりドラ
イブ制御が行われている最中に、ホストコンピュータか
らコマンド発行があっても、それを割り込みとして即座
に新たなドライブ制御に移行させるのではなく、その割
り込み発生から任意の期間は現在のドライブ制御を確保
するというものである。
【0153】このようにして、ODC部の割り込みが無
効にされ(ステップS57)、かつ、次コマンドが有効
にされた後に(ステップS59)、ホストコンピュータ
から連続してコマンド発行が行われても(ステップS5
1)、そのコマンド発行による割り込みを無効にする間
は(ステップS52)、ステップ数nが“0”になるま
で無効にされる(ステップS60)。
【0154】ここでのステップ数“0”の確認はMPU
監視部2−4で行われることから、図12を参照してそ
の詳細を説明する。MPU監視部2−4は、カウンタ2
−3にステップ数nがセットされたことを検出すると
(ステップS71)、ODC部の割り込みを無効にする
(ステップS72)。すなわち、ODC部がODD部の
ドライブ制御に割り込むことを禁止する命令がODC部
に与えられる。これによりMPU2はODC部の割り込
みをすべて無効にする。
【0155】この後、MPU2−4は、カウンタ2−3
のカウントダウンを監視してステップ数nが“0”にな
るまでは、上述した無効状態を保持する(ステップS7
3〜ステップS75)。すなわち、MPU2−4は、O
DD部が1ステップ実行する度に(ステップS73)、
カウンタ2−3のステップ数nを1つ減らし(ステップ
S73)、ステップ数nが“0”に到達したか否かを判
断する(ステップS75)。そして、MPU監視部2−
4は、カウンタ2−3のステップ数nによりn=0を確
認すると(ステップS75)、ODC部の割り込みを有
効にする(ステップS76)。
【0156】このとき、ステップS60においてMPU
2にはMPU監視部2−4から割り込み制御が入り、続
くステップS61においてその割り込み制御に従ってO
DC部の割り込みを有効にする。その後、処理はステッ
プS51に戻る。この割り込み制御の確認は、ホストコ
ンピュータからのコマンド発行がなくても割り込みで実
施されるものとする。
【0157】そして、ホストコンピュータから次コマン
ド発行があった場合には(ステップS51)、そのコマ
ンド発行による割り込みは有効となり(ステップS5
2)、さらに次コマンドが有効すなわち現コマンドが有
効となることから(ステップS53)、その現コマンド
に基づいてドライブ処理が実行されるとともに、つぎの
コマンドは無効に設定される(ステップS62)。この
ため、続くホストコンピュータからのコマンド発行が有
効であっても、ステップS53において現コマンドは無
効処理される。
【0158】すなわち、続くステップS54においてド
ライブ制御中の判断が下された場合には、すでに説明し
たように、現コマンドに従ってドライブ制御は行わず、
割り込み無効の期間を与えるステップ数nのカウントダ
ウンを経てから発行されるコマンドに従ってドライブ制
御が行われる。
【0159】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、ホストコンピュータによる前回の割り込み発生から
の処理ステップをカウントして、そのカウントされたス
テップ数が一定のステップ数に達するまではハードウェ
アでつぎの割り込みを無効にする。このため、つぎの割
り込みが有効になるまではさらにドライブ動作を進める
ことができるので、ドライブ動作について異常終了など
の発生を防止することが可能である。
【0160】また、一定のステップ数をホストコンピュ
ータから任意に指定するようにしてもよく、この場合に
は、円滑なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を
確保することが可能である。また、一定のステップ数を
媒体の記録密度,ヘッド位置,ホストコンピュータの命
令内容およびコマンド動作のいずれか1つ、もしくはそ
の2つ以上の組み合わせに応じて可変に指定するように
してもよく、この場合には、ドライブ動作を動的により
確保することが可能である。
【0161】さて、上述した実施の形態3では、基本的
に、ドライブ動作を保証するのは媒体アクセス時である
ことから、nステップをリード系,ライト系,シーク系
およびフォーマット系のコマンドに限定して指定するよ
うにしてもよく、それ以外のコマンド時にはnステップ
をゼロにしていすればよい。
【0162】また、上述した実施の形態3では、ライト
キャッシュ実行中の場合には、ライト処理中に上位のホ
ストコンピュータからのコマンドが頻繁にくる可能性が
高いので、nステップは実行しているブロック数の最大
値が望ましいが、ホストコンピュータのタイムアウトを
考慮して最大値を次式(2)で求めるようにしてもい。
【0163】 タイムアウト時間−マージン>処理ブロック×各媒体の処理時間 ・・(2)
【0164】さらに、ホストコンピュータのコマンド実
行効率を考慮して、最大値をmaxとしてあとはホスト
コンピュータの実効速度に応じて動的にnステップを指
定すればよい。実際には、ホストコンピュータの処理速
度が格段に速いことから、指定するnは最小となる場合
がある。
【0165】(実施の形態4)さて、この発明は、つぎ
に説明する実施の形態4のように、データバッファであ
るRAM7を介してのホストコンピュータと光ディスク
装置間のODD動作と転送効率とをより一層確保できる
ようにしてもよく、この場合にも、割り込み制御を実施
する。なお、構成は前述した実施の形態1〜3のいずれ
を適用してもよい。すなわち、割り込みの有効/無効を
ソフト的に制御する場合には、実施の形態1のように、
MPU2(図1参照)を用いればよく、一方、割り込み
の有効/無効をハード的に制御する場合には、実施の形
態2や3のように、割り込み制御部2−2(図7参照)
やMPU監視部2−4(図10参照)を用いればよい。
【0166】この実施の形態4では、上位のホストコン
ピュータから媒体である光ディスクにデータを書き込む
場合に、RAM7には書き込むデータが一時待避され
る。その際に、割り込み制御を有効もしくは無効にする
ため、この実施の形態4では、割り込み有効期間を設定
し、それ以外の期間を割り込み無効とする。
【0167】上記割り込み有効期間BNを求めるため、
まず、RAM7内に何ブロック分ためれば上位のホスト
コンピュータが遅延なくデータを転送できるか、ホスト
コンピュータの第1転送レートrt1、光ディスク装置
の第2転送レートrt2およびRAM7のデータ量DT
を用いた比率Mが次式(3)により求められる。
【0168】 M=(rt1/rt2)/DT ・・・(3)
【0169】さらに、上記比率MとRAM7のコマンド
数CNとを用いて次式(4)により割り込みを有効とす
るブロック数すなわち割り込み有効期間BNが求められ
る。
【0170】 BN=M/CN ・・・(4)
【0171】以上の割り込み有効期間BNが経過してか
らホストコンピュータの割り込みを無効にするようにし
たので、データバッファへの一定量のキャッシングのた
めの割り込みを許す他は、ドライブ動作を優先すること
が可能である。これにより、記憶装置内の媒体への書き
込み動作を円滑に行うことが可能である。
【0172】また、割り込み有効期間BNを決める比率
Mをホストコンピュータから任意に指定するようにして
もよく、この場合には、円滑なドライブ動作を実現する
必要最低限の時間を確保することが可能である。また、
挿入されている光ディスクにより転送レートが違うた
め、光ディスク毎に比率Mを動的に変化させれば、転送
効率の確保がより向上される。
【0173】さらに、ヘッドの移動する時間により比率
Mを動的に変化させれば、ODD動作の確保がより向上
される。また、処理しているコマンド動作すなわち処理
するブロック数により比率Mを動的に変化させれば、転
送効率の確保がより向上される。
【0174】(実施の形態5)さて、前述した実施の形
態1〜3には、ホストコンピュータとの間でコマンド同
期中における円滑なドライブ動作が説明されていたが、
この発明は、以下に説明する実施の形態5のように、ホ
ストコンピュータとの間でコマンド非同期中でも円滑な
ドライブ動作を実現するようにしてもよい。
【0175】例えば、前述した実施の形態1による構成
を適用した場合には、記憶装置への光ディスクの挿入処
理時に、ホストコンピュータによる前回の割り込み発生
から時間を計測して、その計測時間が一定時間を経過す
るまではプロセッサの処理でつぎの割り込みを無効にす
ればよい。この場合には、つぎの割り込みが有効になる
まではさらにドライブ動作を進めることができるので、
ホストコンピュータとの間でコマンド非同期中であって
もドライブ動作について異常終了などの発生を防止する
ことが可能である。
【0176】また、前述した実施の形態2による構成を
適用した場合には、記憶装置への媒体挿入処理時に、ホ
ストコンピュータによる前回の割り込み発生から時間を
計測して、その計測時間が一定時間を経過するまではハ
ードウェアでつぎの割り込みを無効にすればよい。この
場合にも、つぎの割り込みが有効になるまではさらにド
ライブ動作を進めることができるので、ホストコンピュ
ータとの間でコマンド非同期中であってもドライブ動作
について異常終了などの発生を防止することが可能であ
る。
【0177】そして、上述した実施の形態1もしくは2
の構成を適用した場合には、一定時間をホストコンピュ
ータから任意に指定するようにしてもよく、この場合に
は、円滑なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を
確保することが可能である。さらに、一定時間を光ディ
スクの記録密度,ヘッド位置およびホストコンピュータ
の命令内容のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の組
み合わせに応じて可変に指定するようにしてもよく、こ
の場合には、ドライブ動作を動的により確保することが
可能である。
【0178】また、実施の形態3による構成を適用した
場合には、ホストコンピュータによる前回の割り込み発
生からの処理ステップをカウントして、そのカウントさ
れたステップ数が一定のステップ数に達するまではハー
ドウェアでつぎの割り込みを無効にすればよい。この場
合には、つぎの割り込みが有効になるまではさらにドラ
イブ動作を進めることができるので、ホストコンピュー
タとの間でコマンド非同期中であってもドライブ動作に
ついて異常終了などの発生を防止することが可能であ
る。
【0179】そして、一定のステップ数をホストコンピ
ュータから任意に指定するようにしてもよく、この場合
には、円滑なドライブ動作を実現する必要最低限の時間
を確保することが可能である。さらに、一定のステップ
数を媒体の記録密度,ヘッド位置,ホストコンピュータ
の命令内容およびコマンド動作のいずれか1つ、もしく
はその2つ以上の組み合わせに応じて可変に指定するよ
うにしてもよく、この場合には、ドライブ動作を動的に
より確保することが可能である。
【0180】さて、前述した実施の形態1〜5の光ディ
スク装置として、リード/ライト可能な光磁気ディスク
装置で説明したが、リードのみ可能な光ディスク装置等
の他の光ディスク装置にも適用できる。
【0181】以上、この発明を実施の形態1〜5により
説明したが、この発明の主旨の範囲内で種々の変形が可
能であり、これらをこの発明の範囲から排除するもので
はない。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、上位システムによる前回の割り込み発生から時
間を計測して、その計測時間が一定時間を経過するまで
はプロセッサの処理でつぎの割り込みを無効にするよう
にしたので、つぎの割り込みが有効になるまではさらに
ドライブ動作を進めることができ、これにより、ドライ
ブ動作について異常終了などの発生を防止することが可
能なドライブ制御装置が得られるという効果を奏する。
【0183】また、請求項2の発明によれば、上位シス
テムによる前回の割り込み発生から時間を計測して、そ
の計測時間が一定時間を経過するまではハードウェアで
つぎの割り込みを無効にするようにしたので、つぎの割
り込みが有効になるまではさらにドライブ動作を進める
ことができ、これにより、ドライブ動作について異常終
了などの発生を防止することが可能なドライブ制御装置
が得られるという効果を奏する。
【0184】また、請求項1または2の発明によれば、
請求項3の発明のように、一定時間を上位システムから
任意に指定するようにしてもよく、この場合には、円滑
なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を確保する
ことが可能なドライブ制御装置が得られるという効果を
奏する。
【0185】また、請求項1〜3のいずれか一つの発明
によれば、請求項4の発明のように、一定時間を媒体の
記録密度,ヘッド位置および上位システムの命令内容の
いずれか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに応
じて可変に指定するようにしてもよく、この場合には、
ドライブ動作をより確保することが可能なドライブ制御
装置が得られるという効果を奏する。
【0186】また、請求項5の発明によれば、上位シス
テムによる前回の割り込み発生からの処理ステップをカ
ウントして、そのカウントされたステップ数が一定のス
テップ数に達するまではハードウェアでつぎの割り込み
を無効にするようにしたので、つぎの割り込みが有効に
なるまではさらにドライブ動作を進めることができ、こ
れにより、ドライブ動作について異常終了などの発生を
防止することが可能なドライブ制御装置が得られるとい
う効果を奏する。
【0187】また、請求項5の発明によれば、請求項6
の発明のように、一定のステップ数を上位システムから
任意に指定するようにしてもよく、この場合には、円滑
なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を確保する
ことが可能なドライブ制御装置が得られるという効果を
奏する。
【0188】また、請求項5または6の発明によれば、
請求項7の発明のように、一定のステップ数を媒体の記
録密度,ヘッド位置,上位システムの命令内容およびコ
マンド動作のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の組
み合わせに応じて可変に指定するようにしてもよく、こ
の場合には、ドライブ動作を動的により確保することが
可能なドライブ制御装置が得られるという効果を奏す
る。
【0189】また、請求項8の発明によれば、上位シス
テムの転送レートと自装置の転送レートとの速度差とデ
ータバッファのデータ量とに基づいてあらかじめ設定さ
れた期間が経過してから上位システムの割り込みを無効
にするようにしたので、データバッファへの一定量のキ
ャッシングのための割り込みを許す他は、ドライブ動作
を優先することが可能であり、これにより、記憶装置内
の媒体への書き込み動作を円滑に行うことが可能なドラ
イブ制御装置が得られるという効果を奏する。
【0190】また、請求項8の発明によれば、請求項9
の発明のように、期間を上位システムから任意に指定す
るようにしてもよく、この場合には、円滑なドライブ動
作を実現する必要最低限の時間を確保することが可能な
ドライブ制御装置が得られるという効果を奏する。
【0191】また、請求項8または9の発明によれば、
請求項10の発明のように、期間を媒体の記録密度,ヘ
ッド位置,上位システムの命令内容およびコマンド動作
のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに
応じて可変に指定するようにしてもよく、この場合に
は、ドライブ動作や転送効率を動的により確保すること
が可能なドライブ制御装置が得られるという効果を奏す
る。
【0192】また、請求項11の発明によれば、記憶装
置への媒体挿入処理時に、上位システムによる前回の割
り込み発生から時間を計測して、その計測時間が一定時
間を経過するまではプロセッサの処理でつぎの割り込み
を無効にするようにしたので、つぎの割り込みが有効に
なるまではさらにドライブ動作を進めることができ、こ
れにより、ホストコンピュータ等の上位システムとの間
でコマンド非同期中であってもドライブ動作について異
常終了などの発生を防止することが可能なドライブ制御
装置が得られるという効果を奏する。
【0193】また、請求項12の発明によれば、記憶装
置への媒体挿入処理時に、上位システムによる前回の割
り込み発生から時間を計測して、その計測時間が一定時
間を経過するまではハードウェアでつぎの割り込みを無
効にするようにしたので、つぎの割り込みが有効になる
まではさらにドライブ動作を進めることができ、これに
より、ホストコンピュータ等の上位システムとの間でコ
マンド非同期中であってもドライブ動作について異常終
了などの発生を防止することが可能なドライブ制御装置
が得られるという効果を奏する。
【0194】また、請求項11または12の発明によれ
ば、請求項13の発明のように、一定時間を上位システ
ムから任意に指定するようにしてもよく、この場合に
は、円滑なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を
確保することが可能なドライブ制御装置が得られるとい
う効果を奏する。
【0195】また、請求項11〜13のいずれか一つの
発明によれば、請求項14の発明のように、一定時間を
媒体の記録密度,ヘッド位置および上位システムの命令
内容のいずれか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わ
せに応じて可変に指定するようにしてもよく、この場合
には、ドライブ動作を動的により確保することが可能な
ドライブ制御装置が得られるという効果を奏する。
【0196】また、請求項15の発明によれば、上位シ
ステムによる前回の割り込み発生からの処理ステップを
カウントして、そのカウントされたステップ数が一定の
ステップ数に達するまではハードウェアでつぎの割り込
みを無効にするようにしたので、つぎの割り込みが有効
になるまではさらにドライブ動作を進めることができ、
これにより、ホストコンピュータ等の上位システムとの
間でコマンド非同期中であってもドライブ動作について
異常終了などの発生を防止することが可能なドライブ制
御装置が得られるという効果を奏する。
【0197】また、請求項15の発明によれば、請求項
16の発明のように、一定のステップ数を上位システム
から任意に指定するようにしてもよく、この場合には、
円滑なドライブ動作を実現する必要最低限の時間を確保
することが可能なドライブ制御装置が得られるという効
果を奏する。
【0198】また、請求項15または16の発明によれ
ば、請求項17の発明のように、一定のステップ数を媒
体の記録密度,ヘッド位置,上位システムの命令内容お
よびコマンド動作のいずれか1つ、もしくはその2つ以
上の組み合わせに応じて可変に指定するようにしてもよ
く、この場合には、ドライブ動作を動的により確保する
ことが可能なドライブ制御装置が得られるという効果を
奏する。
【0199】また、請求項18の発明によれば、上位シ
ステムによる前回の割り込み発生からの時間が一定時間
を経過するまではMPUの処理でODCのつぎの割り込
みを無効にするようにしたので、ODCのつぎの割り込
みが有効になるまではさらにODDのドライブ動作を進
めることができる。これにより、ドライブ動作について
異常終了などの発生を防止することが可能な光記憶装置
が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施の形態1による記憶装置を
機能的に示すブロック図である。
【図2】この発明に係る実施の形態1による記憶装置を
回路的に示すブロック図である。
【図3】図2に示した記憶装置の回路実装図である。
【図4】この発明に係る実施の形態1によるドライブ機
構を示す上面図である。
【図5】この発明に係る実施の形態1の記憶装置を示す
断面図である。
【図6】この発明に係る実施の形態1による動作を説明
するフローチャートである。
【図7】この発明に係る実施の形態2による記憶装置を
機能的に示すブロック図である。
【図8】この発明に係る実施の形態2による動作を説明
するフローチャートである。
【図9】この発明に係る実施の形態2による割り込み制
御を説明するフローチャートである。
【図10】この発明に係る実施の形態3による記憶装置
を機能的に示すブロック図である。
【図11】この発明に係る実施の形態3による動作を説
明するフローチャートである。
【図12】この発明に係る実施の形態3による割り込み
制御を説明するフローチャートである。
【図13】従来における記憶装置を機能的に示すブロッ
ク図である。
【図14】従来における記憶装置を回路的に示すブロッ
ク図である。
【図15】従来における記憶装置の一例を示す回路実装
図である。
【図16】従来における記憶装置の他の例を示す回路実
装図である。
【図17】従来における記憶装置の構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 LSI回路 2 MPU 2−1 タイマ 2−2 割り込み制御部 2−3 カウンタ 2−4 MPU監視部 3 RAM 4 ODC/ODD 5 DSP 6 制御ロジック回路 7 RAM 8 ROM 9 内部アドレスデータバス線 20 光学ヘッド 40 回路基板 51 光ディスク 52 光ディスクドライブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】デジタルシグナルプロセッサ(DSP)6
4は、光ディスクドライブ機構の光学ヘッドのサーボ制
御を行うものである。制御ロジック回路62は、光ディ
スクドライブ機構の光学ヘッド等とデジタル信号のやり
とり行うための論理回路群である。制御ロジック回路6
2は、プロセッサ61と光学ヘッドとの間のデータの送
受信のためのタイミングゲートを作成する。このような
デジタル回路61,65,63,64および66は、共
通のアドレス/データバス線68で接続されでいる。こ
のデジタル回路に加え、アナログ回路が設けられてい
る。アナログ回路は、リード回路69,ライト回路7
1,駆動回路72等で構成される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】アンプ79−1は、バイアス駆動電流の検
出のためのオペアンプである。コンパレータ79−2
は、バイアス駆動電流値を設定するためのコンパレータ
である。ディップスイッチ75は外部からのアドレス
設定用のスイッチである。フリップフロップ76はデ
ィップスイッチ75の設定値を保持するためのもので
ある。これらディップスイッチ75およびフリップフ
ロップ76はSCSIインタフェースのために設けら
れている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、回路規模の縮小化から、ドライブ制御を行う制御ロ
ジック回路62とホストコンピュータとの間で上位イン
タフェースを行うODC/ODD63とがひとつのMP
Uの制御に従って動作しているので、制御ロジック回路
62がドライブ制御中(シーク動作中など)にホストコ
ンピュータから連続してコマンドが発行された場合に
は、MPU61に対してそのコマンドによる割り込みが
発生し、ODC/ODD63がそのコマンドに従って動
作を開始していた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】その際、ホストコンピュータの動作が光磁
気ディスク装置よりも遅ければ、ODC/ODD63
コマンド処理を終えた後に制御ロジック回路62に制御
を戻してドライブ動作を継続させることができるが、近
年、ホストコンピュータのクロック周波数が高速化する
傾向になり、光磁気ディスク装置との動作速度はひらく
一方であった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このように、ホストコンピュータの動作が
光磁気ディスク装置よりも速い場合には、ODC/OD
63がコマンド処理を終えてから制御ロジック回路
に制御を戻しても、その瞬間につぎのコマンドがホス
トコンピュータより発行されるため、その発行によりま
たODC/ODD63に制御が移行していた。それゆ
え、制御ロジック回路62によるドライブ制御が割り込
みの連続でまったく進まなくなり、ドライブ動作が異常
終了するなどの危惧がった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】このフォーカス/トラックドライバ回路1
3−1には、駆動電流検出用のオペアンプ13−2と
動電流設定用のコンパレータ13−3とが接続されて
いる。また、駆動回路13−4は、ボイスコイルモータ
34−3を駆動するためのVCMドライバ回路13−4
である。VCMドライバ回路13−4は、汎用のフルブ
リッジ回路で構成されている。さらに、メカニズム22
には、光ディスクカートリッジを外部にエジェクトする
エジェクトモータ36と、光ディスクを回転するスピン
ドルモータ35とが設けられている。また、エジェクト
ドライバ回路15は、制御ロジック回路6に接続され、
MPU2の指示に応じて、エジェクトモータ36を駆動
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正内容】
【0127】前述のステップS23において現コマンド
有効という判断、もしくはステップS24においてドラ
イブ制御中でないという判断が下された場合には、処理
はステップS32に移行する。ステップS32では、現
コマンドに基づいてドライブ制御を行うとともに、次コ
マンドを無効にする処理が実行される。このステップS
32の後、処理はステップS21に戻る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正内容】
【0129】タイマ2−1に対する割り込み無効時間t
のセット状態は、割り込み制御部2−2により監視され
る。このため、その割り込み無効時間tのセットが割り
込み制御部2−2に検出されると、割り込み制御部2−
2の制御でODD部に対するODC部の割り込みが無効
にされる(ステップS28)。その後、タイマ2−1の
計測が開始され、ODD部のドライブ制御が再開され、
さらには次コマンドが有効にされる(ステップS2
9)。その後、処理はステップS21に戻る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正内容】
【0146】前述のステップS53において現コマンド
有効という判断、もしくはステップS54においてドラ
イブ制御中でないという判断が下された場合には、処理
はステップS62に移行する。ステップS62では、現
コマンドに基づいてドライブ制御を行うとともに、次コ
マンドを無効にする処理が実行される。このステップS
62の後、処理はステップS51に戻る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正内容】
【0155】この後、MPU2−4は、カウンタ2−3
のカウントダウンを監視してステップ数nが“0”にな
るまでは、上述した無効状態を保持する(ステップS7
3〜ステップS75)。すなわち、MPU2−4は、O
DD部が1ステップ実行する度に(ステップS73)、
カウンタ2−3のステップ数nを1つ減らし(ステップ
S7)、ステップ数nが“0”に到達したか否かを判
断する(ステップS75)。そして、MPU監視部2−
4は、カウンタ2−3のステップ数nによりn=0を確
認すると(ステップS75)、ODC部の割り込みを有
効にする(ステップS76)。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位システムおよび媒体を内蔵した記憶
    装置に接続され、前記上位システムからの命令に従って
    前記記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置に
    おいて、 前記上位システムからの命令に従って割り込みを発生す
    る第1制御手段と、 前記第1制御手段による割り込みに従って前記記憶装置
    のドライブ制御を行う第2制御手段と、 時間を計測するタイマ手段と、 前記第1制御手段により連続して割り込みが発生した場
    合、前記タイマ手段を起動して、前回の割り込み時点か
    ら今回の割り込み時点までの計測時間が一定時間を経過
    していない場合には、前記第1制御手段から前記第2制
    御手段に対して発生する割り込みを無効にし、一方、前
    記計測時間が前記一定時間を経過した場合には、前記第
    1制御手段から前記第2制御手段に対して発生する割り
    込みを有効にするマイクロプロセッサと、 を備えたことを特徴とするドライブ制御装置。
  2. 【請求項2】 上位システムおよび媒体を内蔵した記憶
    装置に接続され、前記上位システムからの命令に従って
    前記記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置に
    おいて、 前記上位システムからの命令に従って割り込みを発生す
    る第1制御手段と、 前記第1制御手段による割り込みに従って前記記憶装置
    のドライブ制御を行う第2制御手段と、 時間を計測するタイマ手段と、 前記第1制御手段で割り込みが発生した場合に前記タイ
    マ手段を起動するマイクロプロセッサと、 前記タイマ手段で計測された時間が一定時間を経過して
    いない場合には、前記第1制御手段から前記第2制御手
    段に対して発生する割り込みを無効にし、一方、前記タ
    イマ手段で計測された時間が前記一定時間を経過した場
    合には、前記第1制御手段から前記第2制御手段に対し
    て発生する割り込みを有効にする割り込み制御手段と、 を備えたことを特徴とするドライブ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記一定時間を前記上位システムから任
    意に指定することを特徴とする請求項1または2に記載
    のドライブ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記一定時間を、前記記憶装置内の媒体
    の記録密度,前記記憶装置におけるヘッド位置および前
    記上位システムの命令内容のいずれか1つ、もしくはそ
    の2つ以上の組み合わせに応じて可変に指定することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のドライ
    ブ制御装置。
  5. 【請求項5】 上位システムおよび媒体を内蔵した記憶
    装置に接続され、前記上位システムからの命令に従って
    前記記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置に
    おいて、 前記上位システムからの命令に従って割り込みを発生す
    る第1制御手段と、 前記第1制御手段による割り込みに従って前記記憶装置
    のドライブ制御を行う第2制御手段と、 前記第2制御手段の処理ステップをカウントするカウン
    タ手段と、 前記第1制御手段で割り込みが発生した場合に前記カウ
    ンタ手段を起動するマイクロプロセッサと、 前記カウンタ手段でカウントされたステップ数が一定の
    ステップ数に達していない場合には、前記第1制御手段
    から前記第2制御手段に対して発生する割り込みを無効
    にし、一方、前記カウンタ手段でカウントされたステッ
    プ数が前記一定のステップ数に達した場合には、前記第
    1制御手段から前記第2制御手段に対して発生する割り
    込みを有効にする割り込み制御手段と、 を備えたことを特徴とするドライブ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記一定のステップ数を前記上位システ
    ムから任意に指定することを特徴とする請求項5に記載
    のドライブ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記一定のステップ数を、前記記憶装置
    内の媒体の記録密度,前記記憶装置におけるヘッド位
    置,前記上位システムの命令内容およびコマンド動作の
    いずれか1つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに応
    じて可変に指定することを特徴とする請求項5または6
    に記載のドライブ制御装置。
  8. 【請求項8】 上位システムおよび媒体を内蔵した記憶
    装置に接続され、前記上位システムからの命令に従って
    前記記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置に
    おいて、 前記上位システムから出力されたデータを一時格納する
    データバッファと、 前記データバッファへの格納の際に、前記コンピュータ
    の転送レートと自装置の転送レートとの速度差と前記デ
    ータバッファのデータ量とに基づいてあらかじめ設定さ
    れた期間中は前記上位システムからの命令に従って発生
    する割り込みを有効にし、一方、前記期間を経過した後
    は前記割り込みを無効にする割り込み制御手段と、 を備えたことを特徴とするドライブ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記期間を前記上位システムから任意に
    指定することを特徴とする請求項8に記載のドライブ制
    御装置。
  10. 【請求項10】 前記期間を、前記記憶装置内の媒体の
    記録密度,前記記憶装置におけるヘッド位置,前記上位
    システムの命令内容およびコマンド動作のいずれか1
    つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに応じて可変に
    指定することを特徴とする請求項8または9に記載のド
    ライブ制御装置。
  11. 【請求項11】 上位システムおよび媒体を内蔵した記
    憶装置に接続され、前記上位システムからの命令に従っ
    て前記記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置
    において、 前記記憶装置への媒体挿入処理時に、前記上位システム
    からの命令に従って割り込みを発生する第1制御手段
    と、 前記第1制御手段による割り込みに従って前記記憶装置
    のドライブ制御を行う第2制御手段と、 時間を計測するタイマ手段と、 前記第1制御手段により連続して割り込みが発生した場
    合、前記タイマ手段を起動して、前回の割り込み時点か
    ら今回の割り込み時点までの計測時間が一定時間を経過
    していない場合には、前記第1制御手段から前記第2制
    御手段に対して発生する割り込みを無効にし、一方、前
    記計測時間が前記一定時間を経過した場合には、前記第
    1制御手段から前記第2制御手段に対して発生する割り
    込みを有効にするマイクロプロセッサと、 を備えたことを特徴とするドライブ制御装置。
  12. 【請求項12】 上位システムおよび媒体を内蔵した記
    憶装置に接続され、前記上位システムからの命令に従っ
    て前記記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置
    において、 前記記憶装置への媒体挿入処理時に、前記上位システム
    からの命令に従って割り込みを発生する第1制御手段
    と、 前記第1制御手段による割り込みに従って前記記憶装置
    のドライブ制御を行う第2制御手段と、 時間を計測するタイマ手段と、 前記第1制御手段で割り込みが発生した場合に前記タイ
    マ手段を起動するマイクロプロセッサと、 前記タイマ手段で計測された時間が一定時間を経過して
    いない場合には、前記第1制御手段から前記第2制御手
    段に対して発生する割り込みを無効にし、一方、前記タ
    イマ手段で計測された時間が前記一定時間を経過した場
    合には、前記第1制御手段から前記第2制御手段に対し
    て発生する割り込みを有効にする割り込み制御手段と、 を備えたことを特徴とするドライブ制御装置。
  13. 【請求項13】 前記一定時間を前記上位システムから
    任意に指定することを特徴とする請求項11または12
    に記載のドライブ制御装置。
  14. 【請求項14】 前記一定時間を、前記媒体の記録密
    度,前記記憶装置におけるヘッド位置および前記上位シ
    ステムの命令内容のいずれか1つ、もしくはその2つ以
    上の組み合わせに応じて可変に指定することを特徴とす
    る請求項11〜13のいずれか一つに記載のドライブ制
    御装置。
  15. 【請求項15】 上位システムおよび媒体を内蔵した記
    憶装置に接続され、前記上位システムからの命令に従っ
    て前記記憶装置のドライブ制御を行うドライブ制御装置
    において、 前記記憶装置への媒体挿入処理時に、前記上位システム
    からの命令に従って割り込みを発生する第1制御手段
    と、 前記第1制御手段による割り込みに従って前記記憶装置
    のドライブ制御を行う第2制御手段と、 前記第2制御手段の処理ステップをカウントするカウン
    タ手段と、 前記第1制御手段で割り込みが発生した場合に前記カウ
    ンタ手段を起動するマイクロプロセッサと、 前記カウンタ手段でカウントされたステップ数が一定の
    ステップ数に達していない場合には、前記第1制御手段
    から前記第2制御手段に対して発生する割り込みを無効
    にし、一方、前記カウンタ手段でカウントされたステッ
    プ数が前記一定のステップ数に達した場合には、前記第
    1制御手段から前記第2制御手段に対して発生する割り
    込みを有効にする割り込み制御手段と、 を備えたことを特徴とするドライブ制御装置。
  16. 【請求項16】 前記一定のステップ数を前記上位シス
    テムから任意に指定することを特徴とする請求項15に
    記載のドライブ制御装置。
  17. 【請求項17】 前記一定のステップ数を、前記媒体の
    記録密度,前記記憶装置におけるヘッド位置,前記上位
    システムの命令内容およびコマンド動作のいずれか1
    つ、もしくはその2つ以上の組み合わせに応じて可変に
    指定することを特徴とする請求項15または16に記載
    のドライブ制御装置。
  18. 【請求項18】 上位システムおよび媒体を内蔵した記
    憶装置に接続され、前記上位システムからの命令に従っ
    て前記記憶装置のドライブ制御を行う光記憶装置におい
    て、 前記上位システムからの命令に従って割り込みを発生す
    るODC(オプチカルディスクコントローラ)と、 前記ODCによる割り込みに従って前記記憶装置のドラ
    イブ制御を行うODD(オプチカルディスクドライバ)
    と、 前記ODCにより連続して割り込みが発生した場合、前
    回の割り込み時点から今回の割り込み時点までの時間が
    一定時間を経過していない場合には、前記ODCから前
    記ODDに対して発生する割り込みを無効にし、一方、
    前記時間が前記一定時間を経過した場合には、前記OD
    Cから前記ODDに対して発生する割り込みを有効にす
    るMPU(マイクロプロセッサユニット)と、 を備えたことを特徴とする光記憶装置。
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