JP3150242B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3150242B2
JP3150242B2 JP27013293A JP27013293A JP3150242B2 JP 3150242 B2 JP3150242 B2 JP 3150242B2 JP 27013293 A JP27013293 A JP 27013293A JP 27013293 A JP27013293 A JP 27013293A JP 3150242 B2 JP3150242 B2 JP 3150242B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体上の複数データブ
ロックを1つのコマンドで読み取るディスク装置(光デ
ィスク装置、磁気ディスク装置等)に関する。
【0002】
【従来の技術】図10、図11は従来例を示した図であ
り、図10、図11中、1はホスト(ホスト装置)、2
は光ディスク装置、3はI/O装置(I/O−1、I/
O−2、I/O−3・・・)、5はディスク制御装置、
6はコマンド制御部、7はリトライ処理部、8はデータ
バッファ、9はマルチプレクサ(MPX)、10は比較
器、11はリードインポインタ(以下、「RIポイン
タ」という)、12はリードアウトポインタ(以下、
「ROポインタ」という)を示す。
【0003】また、d1、d2、d3、d4、d5・・
・はデータブロック、T0 は時間(システムバス占有時
間)、RDはリードコマンドを示す。以下、従来の光デ
ィスク装置について説明する。
【0004】§1:光ディスク装置の説明・・・図10
参照 図10は従来技術の説明図1である。従来、媒体上の複
数データブロックを1つのコマンドで読み取る光ディス
ク装置において、ホスト側の転送速度と光ディスク装置
の読み取り速度の差を吸収するために、ディスク制御装
置内にデータバッファを搭載した装置が知られていた。
【0005】このような光ディスク装置のディスク制御
装置は、例えば図10のように構成されていた。図示の
ように、ディスク制御装置5には、コマンド制御部6、
リトライ処理部7、データバッファ8、マルチプレクサ
9、比較器10、RIポインタ11、ROポインタ12
等が設けてあり、次のような動作を行う。
【0006】先ず、ホストからのコマンドにより、コマ
ンド制御部6が制御信号を出力し、ドライブ装置を駆動
する。このドライブ装置の駆動により、例えば、前記コ
マンドがリードコマンドの場合には、媒体からデータを
読み取る。
【0007】そして、媒体から読み取ったデータは、ド
ライブ装置からディスク制御装置5に転送され、一旦デ
ータバッファ8に格納される。その後データバッファ8
からホストへ転送される。
【0008】このデータ転送の過程では、次のように処
理を行う。すなわち、媒体から読み終わったデータブロ
ックをRIポインタ11でカウントし、データバッファ
8からホストへ転送したデータブロックをROポインタ
12でカウントする。
【0009】そして、RIポインタ11と、ROポイン
タ12のポインタを比較器10で比較し、データバッフ
ァ8に存在するブロックデータをマルチプレクサ(MP
X)9で選択することにより、前記のデータ転送を行
う。
【0010】前記のような動作の途中で読み取りエラー
が発生すると、ドライブ装置からディスク制御装置5に
対しエラー信号が報告される。このエラー信号はリトラ
イ処理部7で受け取り、該リトライ処理部7からコマン
ド制御部6に対しリトライ方法「a」を通知する。そし
てエラーの発生したデータブロックについてリトライを
行い、再度データの読み取りを行う。
【0011】§2:システム構成とリトライ処理の説明
・・・図11参照 図11は従来技術の説明図2であり、図11Aはシステ
ム構成図、図11Bはタイムチャートである。
【0012】前記光ディスク装置は、例えば図11Aに
示したようなシステム構成として運用する。この例で
は、システムバス上に、ホスト1、光ディスク装置(図
10に示した構成の装置)2、及び他のI/O装置(I
/O−1、I/O−2、I/O−3・・・)3を接続し
たシステム構成とする。
【0013】前記光ディスク装置において、データ転送
はコマンド処理時間を短縮するため、読み取りの終了し
たブロックから転送を開始するFIFOモードが採用さ
れているが、途中ブロックに読み取りエラーが発生した
時、ホスト1を接続したまま、データ転送を中断してリ
トライを実施することとなる。
【0014】また、単一のI/O装置がシステムバスを
長時間占拠すると、他のI/O装置が動作することがで
きず、性能が低下するだけでなく、接続時間が規定値を
越えるとホスト1がエラーと判断してしまう。
【0015】例えば、図11Bの例では、次のようにな
る。先ず、ホスト1がリードコマンドRDを発行したと
すると、光ディスク装置2では、シークを行い、媒体か
ら複数のデータブロックd1、d2、d3、d4・・・
の読み取りを行う。
【0016】読み取ったデータブロックは、データバッ
ファ8を経由してシステムバス上に転送された後、ホス
ト1に取り込まれる。このようなリードコマンドの実行
中に、例えば、データブロックd4の読み取り途中でエ
ラー(図示X参照)が発生したとする。この時、光ディ
スク装置2では、システムバスを占有したままデータブ
ロックd4のリトライ(回転待ちリトライ)を行い、リ
トライが成功すれば、前記の処理に引き続き、データブ
ロックd4からのデータ転送を行う。
【0017】この例では、図示のT0 時間の間、光ディ
スク装置2がシステムバスを占有し、他のI/O装置3
が動作出来なくなってしまう。また、システムバスへの
接続時間が規定値を越えるとホスト1がエラーと判断し
てしまう。
【0018】このため、ホスト1との間の接続時間を短
縮すべく、SCSI(Small Computer Standard Interf
ace)では、以下の機能を定義している。 :I/O装置側からの「ストアポインタメッセージ」
により、ホスト側データポインタをセーブしてインター
フェースを切り離す。
【0019】:I/O装置側から「リストアポインタ
メッセージ」により、ホスト側データポインタを再セッ
トしてデータ転送を再開する。しかし、現状の大半のS
CSIホストは、前記、の機能が未サポートな状況
にあり、また、メインフレームのBMC(Block Multip
lexer Channel)にはこの機能が無い。従って、I/O装
置においては、リトライ時間を極力短縮することが要求
されており、リトライ時間を多大に必要とする光ディス
ク装置においては特に厳しい要求となっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :複数データブロックを1つのコマンドで読み取る
ディスク装置において、前記のように途中ブロックに読
み取りエラーが発生した時、データ転送を中断してリト
ライを実施する。
【0021】この場合、単一のI/O装置がシステムバ
スを長時間占拠するため、他のI/O装置が動作するこ
とができない。従って、性能が低下するだけでなく、接
続時間が規定値を越えるとホストがエラーと判断してし
まう。
【0022】(2) :現状の大半のSCSIホストは、前
記、の機能が未サポートな状態にあり、また、メイ
ンフレームのBMC(ブロックマルチプレクサチャネ
ル)にはこの機能が無い。
【0023】従って、I/O装置においては、リトライ
時間を極力短縮することが要求されており、リトライ時
間を多大に必要とする光ディスク装置においては、特に
厳しい要求となっている。
【0024】本発明は、このような従来の課題を解決
し、読み取りエラーが発生してリトライを行う際、リト
ライ時間を極力短縮し、システムバスを長時間占有しな
いようにすることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図10、図11と同じものは同一符
号で示してある。また、14はドライブ装置、28はリ
トライ制御部、29はAND回路、30はポインタ制御
部、31はレジスタ、32はリトライタイマ部、33は
リトライ判定部を示す。
【0026】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 :媒体から読み取ったデータをホスト1へ転送する
際、転送データを一時格納するデータバッファ8と、読
み取りエラー発生時のリトライ処理を行うリトライ処理
部7を備え、複数データブロックの読み取りを1つのコ
マンドで実行するディスク装置において、読み取りエラ
ー発生の際、ホスト1へリトライ要求を報告するリトラ
イ制御部28と、該リトライ制御部28の制御により、
前記データバッファ8の転送モードを切り換える転送モ
ード切り換え手段(AND回路29)を設け、読み取り
エラー発生の際、前記リトライ制御部28によりホスト
1へリトライ要求を報告し、前記転送モード切り換え手
段により転送モードの切り換えを行うことにより、再コ
マンドのデータ転送をバッファモードで行うディスク装
置。
【0027】:構成において、読み取り済みデータ
ブロックのバッファポインタをセーブするポインタセー
ブ手段(ポインタ制御部30、レジスタ31)を設け、
読み取りエラー発生の際、前記リトライ制御部28によ
りホスト1へリトライ要求を報告すると共に、前記ポイ
ンタセーブ手段により、読み取り済みデータブロックの
バッファポインタをセーブし、再コマンド実行の際、未
読み取りデータブロックより読み取りを開始するディス
ク装置。
【0028】:構成、またはにおいて、リトライ
時間を監視するリトライタイマ部32を設け、読み取り
エラー発生の際、前記リトライタイマ部32によりリト
ライ時間の監視を行い、ホスト監視時間以内では、装置
内部でのリトライを行い、これを超える場合は、前記リ
トライ制御部28を起動してホスト1へリトライ要求を
報告するディスク装置。
【0029】:構成において、リトライ時間の長短
を判定して、リトライの切り換えを行うリトライ判定部
33を設け、読み取りエラー発生の際、前記リトライ判
定部33によりリトライ時間の長短を判定し、その結
果、長時間を要するリトライの場合は、リトライ制御部
28を起動してホストへのリトライ要求を報告し、短時
間のリトライの場合は、前記リトライタイマ部32を起
動してリトライ時間の監視を行うことにより、リトライ
判定部33の判定結果に応じて切り換えられた前記各リ
トライを行うディスク装置。
【0030】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 (1) :前記構成では、読み取りエラーが発生した場
合、リトライ処理部7からの情報によりリトライ制御部
28がホスト1へリトライ要求の報告を行い、コマンド
再発行によるリトライを実施する。
【0031】このリトライでは、ホスト1から指定され
た全データブロックを読み取って、データバッファ8へ
格納後、ホスト1と結合してデータバッファ8内のデー
タを転送(バッファモード)する。このようにして、ホ
スト1との間の結合時間を短縮する。
【0032】(2) :前記構成では、読み取りエラー発
生の際、前記リトライ制御部28によりホスト1へリト
ライ要求を報告すると共に、ポインタセーブ手段を構成
するポインタ制御部30の制御により、読み取り済みデ
ータブロックのバッファポインタをレジスタ31にセー
ブしておく。
【0033】この時、既に読み取りの終了したデータは
データバッファ8内に残し、コマンド再発行の際には、
リトライの対象となったデータブロックから読み取りを
行う。そして、全データブロックの読み取り終了後、デ
ータバッファ8内の先頭データよりデータ転送すること
により、リトライ時間を短縮する。
【0034】(3) :構成では次の通りである。すなわ
ち、前記のリトライ処理ではホスト1のコマンド再発行
が必要となり、ホスト1のオーバヘッドが増大する。こ
れを軽減するため、構成では、リトライタイマ部32
によりリトライ時間を監視する。そして、ホスト1の接
続監視時間以内のリトライはディスク制御装置5内で処
理し、これを超えるリトライが必要な場合にのみ、ホス
トへリトライ要求を報告して前記リトライを行う。この
ようにしてコマンド再発行の頻度を減らす。
【0035】(4) :構成では次の通りである。すなわ
ち、前記(3) のリトライ処理では、リトライ監視時間以
内でシステムバスを占有するため、I/Oエラーとはな
らないが、システムバスのオーバヘッドが増大し、シス
テム性能に影響する。
【0036】そこで、この場合は、リトライ判定部33
により、リトライ時間の長短を判定し、長時間を必要と
するリトライは、前記 (1)、または(2) の処理を実行
し、短時間のリトライの場合は、前記(3) の処理を実行
することでリトライ時間を短縮する。
【0037】(5) :以上のようにして、読み取りエラー
が発生してリトライ処理を行う際、リトライ時間を極力
短縮し、システムバスを長時間占有しないようにするこ
とができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図9は本発明の実施例を示した図であり、
図2〜図9中、図1、図10、図11と同じものは同一
符号で示してある。
【0039】また、16は制御部、17はリード回路、
18はライト回路、19はサーボ制御部、20はヘッド
(光学ヘッド)、21は光量制御部、22はスピンドル
制御部、23はスピンドルモータ、24は光ディスク
(媒体)、25は磁界発生部を示す。
【0040】(実施例1の説明)図2〜図4は本発明の
実施例1を示した図である。以下、図2〜図4に基づい
て実施例1を説明する。
【0041】§1:光ディスク装置の構成の説明・・・
図2、図3参照 図2は実施例1の光ディスク装置ブロック図、図3は実
施例1のディスク制御装置ブロック図である。以下、図
2、図3に基づいて実施例1の光ディスク装置の構成を
説明する。
【0042】図2に示したように、光ディスク装置2
は、ディスク制御装置5とドライブ装置14で構成し、
前記ドライブ装置14には、制御部16、リード回路1
7、ライト回路18、サーボ制御部19、ヘッド(光学
ヘッド)20、光量制御部21、スピンドル制御部2
2、スピンドルモータ23、光ディスク(媒体)24、
磁界発生部25等を設ける。
【0043】そして、前記光ディスク装置2は、ホスト
(ホスト装置)1に接続する。また、前記ディスク制御
装置5には、コマンド制御部6、リトライ処理部7、デ
ータバッファ8、マルチプレクサ9、比較器10、RI
ポインタ11、ROポインタ12、リトライ制御部2
8、AND回路29等を設ける。前記各部の機能等は次
の通りである。
【0044】(1) :ディスク制御装置5はホスト1との
間で、コマンドのやり取り、データ転送制御等(インタ
ーフェース制御)を行ったり、光ディスク装置2内の各
種制御を行うもの(上位コントローラ)である。
【0045】(2) :制御部16は、ディスク制御装置5
との間でのコマンドのやり取りや、データ転送制御を行
ったり、サーボ制御部19、光量制御部21、スピンド
ル制御部22等の制御を行うものである。
【0046】(3) :サーボ制御部19は、制御部16の
指示により、ヘッド20を駆動制御(シーク制御等)す
るものである。 (4) :光量制御部21は、ヘッド20内の光源であるレ
ーザダイオードの制御を行い、光ディスク(媒体)24
に照射するレーザ光の光量調整を行うものである。
【0047】(5) :スピンドル制御部22は、スピンド
ルモータ23の回転制御を行うものである。 (6) :スピンドルモータ23は、スピンドル機構を介し
て、光ディスク24を回転駆動するものである。
【0048】(7) :ヘッド(光学ヘッド)20は、光デ
ィスク24に対し、レーザ光を照射して、データのリー
ド/ライトを行うものである。 (8) :リード回路17は、光ディスク24からデータを
読み取る際のリード信号の処理を行う回路である。
【0049】(9) :ライト回路18は、光ディスク24
へデータを書き込む際の書き込みデータの処理を行う回
路である。 (10):磁界発生部25は、データを光ディスク24に書
き込む際、該光ディスクに対し、磁界を発生させるもの
である。
【0050】(11):リトライ制御部28は、エラー発生
時に、リトライ処理部7からの情報に基づいて、各種リ
トライ制御(ホストへのリトライ要求、データ転送の転
送抑止制御等)を行うものである。
【0051】(12):AND回路(アンドゲート)29
は、前記リトライ制御部28から出力される転送抑止信
号「c」によりゲートを閉じて、データ転送を抑止する
ための回路である。
【0052】なお、他の構成は前記従来例と同じなの
で、説明は省略する。 §2:光ディスク装置の動作概要説明・・・図2、図3
参照 光ディスク装置2に光ディスク24が挿入されると、媒
体が挿入されたことを検出するセンサ(図示省略)から
の情報を基に、制御部16が媒体挿入状態を検出し、デ
ィスク制御装置5でも媒体挿入を認識する。
【0053】光ディスク24(媒体)に対し、リード/
ライトを行う場合には、ディスク制御装置5の指示によ
り、制御部16が、サーボ制御部19、光量制御部2
1、スピンドル制御部22等に制御信号を送り制御を開
始する。
【0054】この制御により、スピンドル制御部22は
スピンドルモータ23を回転させて回転制御を行い、光
量制御部21では、ヘッド20内のレーザダイオードを
点灯させ、レーザ光の強さを指示通りに制御する。ま
た、サーボ制御部19では、ヘッド20を駆動制御(位
置決め制御等)を行う。
【0055】この場合、データの再生時であれば、ヘッ
ド20を介して読み取ったリード信号をリード回路17
で復調し、ディスク制御装置5へ送る。その後、ディス
ク制御装置5からホスト1へデータを転送する。
【0056】一方、データのライト時には、ディスク制
御装置5がホスト1から受け取ったデータをライト回路
18に送り、ライト回路18で処理したデータをヘッド
20に送って媒体に書き込む。この場合、制御部16の
制御により、磁界発生部25を駆動して媒体の外部から
磁界を発生させる。
【0057】前記のデータ再生時に、ディスク制御装置
5では次のように動作する。先ず、ホスト1からのコマ
ンドにより、コマンド制御部6がドライブ装置14の制
御部16へ制御信号を出力し、ドライブ装置14を駆動
する。
【0058】そして、前記コマンドがリードコマンドの
場合、ドライブ装置14内の媒体から読み取ったデータ
は、ドライブ装置14のリード回路17からディスク制
御装置5に転送される。この転送されたデータは、一旦
データバッファ8に格納され、その後該データバッファ
8からホスト1へ転送される。このデータ転送の過程で
は、次のように処理を行う。
【0059】すなわち、媒体から読み終わったデータブ
ロックをRIポインタ11でカウントし、データバッフ
ァ8からホスト1へ転送したデータブロックをROポイ
ンタ12でカウントする。
【0060】この場合、通常時(正常時)は、リトライ
制御部28から出力される転送抑止信号「c」がオフ
(ハイレベル「1」の状態)であり、RIポインタ11
と、ROポインタ12のポインタを比較器10で比較
し、データバッファ8に存在するデータをマルチプレク
サ(MPX)9で選択することにより、前記のデータ転
送を行う。
【0061】前記のような読み取り処理の途中でエラー
が発生すると、ドライブ装置14からディスク制御装置
5に対しエラー信号が報告される。このエラー信号はリ
トライ処理部7で受け取り、該リトライ処理部7からコ
マンド制御部6に対しリトライ方法「a」を通知する。
【0062】また、リトライ制御部28では、リトライ
処理部7からの情報により、ホスト1に対しリトライ要
求「b」を報告(リトライ要求のためのエラー報告)す
る。そして、エラーの発生した媒体上のデータブロック
についてリトライを行い、再度媒体からのデータの読み
取りを行う。以下、このリトライ処理について詳しく説
明する。
【0063】§3:実施例1の処理説明・・・図4参照 図4は実施例1のタイムチャートである。以下、図4に
基づいて、実施例1のリトライ処理を説明する。
【0064】実施例1では、読み取りデータブロックで
エラーが発生した場合、ホスト1へリトライ要求のため
のエラー報告を行い、コマンド再発行によるリトライを
実施する。
【0065】このリトライでは、ホスト1から指定され
た全データブロックを読み取って、データバッファ8へ
格納後、ホスト1と結合してデータバッファ8内のデー
タを転送(バッファモード)することでホストとの結合
時間を短縮する。
【0066】図示のように、ホスト1からリードコマン
ドRD−1(最初のリードコマンド)が発行され、この
コマンドにより、光ディスク装置に対し、媒体上のデー
タブロック1〜3の読み取りが指示されたとする。
【0067】この時、ディスク制御装置5の制御により
ドライブ装置14では、シークを行って、媒体上のデー
タブロック1〜3の読み取りを行う。そして、媒体から
読み取ったデータは、リード回路17からディスク制御
装置5のデータバッファ8に転送し、該データバッファ
8に格納する。その後、データバッファ8に格納された
データを順次読み出し(FIFOモード)、ホスト1へ
転送する。
【0068】この場合、例えば、データブロック3の読
み取りでエラー(図のXの部分参照)が発生したとす
る。このようにエラーが発生すると、制御部16からの
エラー信号は、リトライ処理部7が受け取り、その後、
リトライ制御部28により、ホスト1に対してリトライ
要求「b」を報告(エラー報告)する。このリトライ報
告により、リードコマンドの再起動(リードコマンドR
D−2の発行)をしてもらう。なお、このリードコマン
ドRD−2が発行された後は、ホストに接続されたシス
テムバスが開放される。
【0069】またこの時、リトライ制御部28からAN
D回路29に対して出力される転送抑止信号「c」をオ
ン状態(ローレベル「0」)にして、データバッファ8
の転送を抑止する。
【0070】再起動されたリードコマンドRD−2で
は、データブロック1〜3全てのデータが読み終わるま
で、前記のようにリトライ制御部28により、転送抑止
信号「c」をオン状態(ローレベル「0」)にして、デ
ータバッファ8の転送を抑止し、この状態で、読み取り
データをデータバッファ8へバッファリングする。
【0071】すなわち、前記のように、転送抑止信号
「c」がオン(ローレベル「0」)になると、AND回
路29では、ゲートオフの状態にして、RIポインタ1
1のポインタ値を比較器10へ出力しなくなる。従っ
て、RIポインタ11のポインタ値とROポインタ12
のポインタ値が等しくなり、データバッファ8からホス
ト1へのデータ転送は停止する。
【0072】この状態で、前記のように、読み取りデー
タのバッファリングを行う。その後、データブロック1
〜3が読み終わると、リトライ制御部28では、前記転
送抑止信号「c」をオフ(ハイレベル「1」)にする。
その結果、AND回路29はゲートオンの状態となり、
RIポインタ11のポインタ値が比較器10に入力し、
マルチプレクサ9を切り換えて、データバッファ8から
ホスト1へのデータ転送を再開する。
【0073】この処理においては、前記のようにホスト
1がリードコマンドRD−2を発行してから、データバ
ッファ8からホスト1へのデータ転送を再開するまでの
1(T1 :システムバス開放時間)の間、システムバ
スが開放されている。
【0074】(実施例2の説明)図5、図6は、本発明
の実施例2を示した図である。図5、図6に基づいて実
施例2を説明する。
【0075】§1:光ディスク装置の構成の説明・・・
図5参照 図5は実施例2のディスク制御装置ブロック図である。
以下、図5に基づいて実施例2の光ディスク装置の構成
を説明する。なお、実施例2でも、図2に示した光ディ
スク装置のブロック図は同じである。
【0076】図示のように、ディスク制御装置5には、
コマンド制御部6、リトライ処理部7、データバッファ
8、マルチプレクサ9、比較器10、RIポインタ1
1、ROポインタ12、リトライ制御部28、AND回
路29、ポインタ制御部30、レジスタ31等を設け
る。
【0077】前記ポインタ制御部30は、レジスタ31
に対して、セーブ信号「d」を出力することにより、R
Iポインタ11のポインタ値をレジスタ31に取り込ん
だり、或いはレジスタ31にセットされているポインタ
値をRIポインタ11に再セットしたりする制御を行う
ものである。
【0078】また、レジスタ31は、RIポインタ11
のポインタ値を一時セットするレジスタである。なお、
他の構成は、前記実施例1と同じなので説明は省略す
る。 §2:実施例2の処理説明・・・図6参照 図6は実施例2のタイムチャートである。以下、図6に
基づいて、実施例2の処理を説明する。
【0079】実施例2は、リトライ時に、既に読み取り
の終了したデータはデータバッファ8内に残し、コマン
ド再発行の際には、リトライの対象となったデータブロ
ックから読み取りを行う。そして、全データブロックの
読み取り終了後、データバッファ8内の先頭データより
ホストへデータ転送することにより、リトライ時間を短
縮する。
【0080】図示のように、ホスト1からリードコマン
ドRD−1(最初のリードコマンド)が発行され、この
コマンドにより、光ディスク装置に対し、媒体上のデー
タブロック1〜3の読み取りが指示されたとする。
【0081】この時、ディスク制御装置5からの制御信
号により、ドライブ装置14では、シークを行って、媒
体上のデータブロック1〜3の読み取りを行う。そし
て、媒体から読み取ったデータは、リード回路17から
ディスク制御装置5のデータバッファ8に転送し、該デ
ータバッファ8に格納する。
【0082】その後、データバッファ8に格納されたデ
ータは、順次読み出してホスト1へ転送する(FIFO
モード)。この場合、例えば、データブロック3でエラ
ー(図のXの部分参照)が発生したとする。このように
エラーが発生すると、制御部16からのエラー信号は、
リトライ処理部7が受け取り、その後、リトライ制御部
28により、ホスト1に対してリトライ要求「b」を報
告する。このリトライ報告により、リードコマンドの再
起動(リードコマンドRD−2)をもらう。
【0083】なお、エラーが発生した場合、前記実施例
1と同じようにして、リトライ制御部28から出力され
る転送抑止信号「c」により、データ転送を抑止し、バ
ッファリングの終了したデータはデータバッファ8内に
残しておく。その後、リードコマンドRD−2(2回目
のリードコマンド)が発行されると、システムバスが開
放される。
【0084】また、前記のようにデータブロック3の読
み取りでエラーが発生すると、ポインタ制御部30で
は、レジスタ31に対して出力するセーブ信号「d」を
オン状態(例えば、ハイレベル「1」)とし、データバ
ッファ8へ読み取り済みのRIポインタ11のポインタ
値をレジスタ31にセーブ(退避)する。
【0085】すなわち、データブロック3でエラーが発
生したので、RIポインタ11のポインタ値は2となっ
ている。そこで、前記セーブ信号「d」により、RIポ
インタ11の値をレジスタ31にセーブすると、レジス
タの値が2となる。
【0086】その後、ホスト1がリードコマンドRD−
2(2度目のリードコマンド)を発行すると、ポインタ
制御部30の制御により、レジスタ31の値をRIポイ
ンタ11に再セットし、ドライブ装置14では、媒体か
らデータブロック3のみを読み取り、データバッファ8
へ転送する。
【0087】その後、データバッファ8内に格納されて
いるデータブロック1、2と、今回再読み取りしたデー
タブロック3のデータをホスト1へ転送する。この場
合、リトライ制御部28から出力される転送抑止信号
「c」をオフ状態(ハイレベル「1」)として、RIポ
インタ11のポインタ値を比較器10に出力できるよう
にする(この点は実施例1と同じである)。
【0088】この処理においては、前記のようにホスト
1がリードコマンドRD−2を発行してから、データバ
ッファ8からホスト1へのデータ転送を再開するまでの
2(T2 :システムバス開放時間)の間、システムバ
スが開放されている。
【0089】(実施例3の説明)図7、図8は、本発明
の実施例3を示した図である。図7、図8に基づいて実
施例3を説明する。
【0090】§1:光ディスク装置の構成の説明・・・
図7参照 図7は実施例3のディスク制御装置ブロック図である。
以下、図7に基づいて実施例3の光ディスク装置の構成
を説明する。なお、実施例3でも、図2に示した光ディ
スク装置のブロック図は同じである。
【0091】また、実施例1、または実施例2のディス
ク制御装置に設けたデータバッファ8、マルチプレクサ
9、比較器10、RIポインタ11、ROポインタ1
2、AND回路29、ポインタ制御部30、レジスタ3
1等は、実施例3でも具備しているが、図示省略してあ
る。
【0092】図示のように、ディスク制御装置5には、
コマンド制御部6、リトライ処理部7、リトライ制御部
28、リトライタイマ部32等を設ける。前記リトライ
タイマ部32は、リトライ時にリトライ監視時間の計測
と監視を行うものである。なお、他の構成は、前記実施
例1、または2と同じなので説明は省略する。
【0093】§2:実施例3の処理説明・・・図8参照 図8は実施例3のタイムチャートである。以下、図8に
基づいて、実施例3の処理を説明する。
【0094】実施例3の処理は次の通りである。すなわ
ち、前記実施例1、2で説明したように、エラー発生時
のリトライは、ホスト1のコマンド再発行が必要とな
り、ホスト1のオーバヘッドが増大する。
【0095】これを軽減するために、実施例3では、ホ
スト1の接続監視時間以内のリトライは、ディスク制御
装置5内で処理し、これを超えるリトライが必要な場合
にのみ、前記実施例1、或いは実施例2のリトライを行
うことで、コマンド再発行の頻度を減らす。
【0096】図示のように、ホスト1からコマンドRD
−1(最初のリードコマンド)が発行され、このコマン
ドにより、光ディスク装置に対し、媒体上のデータブロ
ック1〜3の読み取りが指示されたとする。
【0097】この時、ディスク制御装置5の制御により
ドライブ装置14では、シークを行って、媒体上のデー
タブロック1〜3の読み取りを行う。そして、媒体から
読み取ったデータは、前記実施例で説明したように、デ
ータバッファ8に格納された後、順次読み出してホスト
1へ転送する。この場合、例えば、データブロック3で
エラー(図のXの部分参照)が発生したとする。
【0098】このようにエラーが発生すると、制御部1
6からのエラー信号を受け取ったリトライ処理部7で
は、リトライタイマ部32を起動し、リトライ監視時間
の計測を開始させる。
【0099】そして、ドライブ装置14では、データブ
ロック3のリトライが成功するまで装置内部でのリトラ
イを繰り返して行う。その結果、リトライが成功し、デ
ータブロック3の読み取りができた場合には、該データ
をデータバッファ8へ転送し、更にデータバッファ8か
らホスト1へ転送する。
【0100】しかし、リトライが成功しないで、予め設
定したリトライ時間T3 が経過した場合には、リトライ
タイマ部32がタイムオーバーとなり、リトライ制御部
28を起動する。そして、前記実施例と同じように、リ
トライ制御部28からホスト1に対しリトライ要求
「b」を報告する。
【0101】このリトライ報告により、リードコマンド
の再起動(リードコマンドRD−2)をもらう。なお、
以後の処理は、前記実施例1、または実施例2と同じな
ので説明は省略する。
【0102】(実施例4の説明)図9は、本発明の実施
例4を示した図である。図9に基づいて実施例4を説明
する。
【0103】§1:光ディスク装置の構成の説明・・・
図9参照 図9は実施例4のディスク制御装置ブロック図である。
以下、図9に基づいて実施例4の光ディスク装置の構成
を説明する。なお、実施例4は、実施例3の装置に、更
にリトライ判定部33を設けたものであり、他の構成は
実施例3(図7参照)と同じである。
【0104】図示のように、ディスク制御装置5には、
コマンド制御部6、リトライ処理部7、リトライ制御部
28、リトライタイマ部32、リトライ判定部33等を
設ける。
【0105】前記リトライ判定部33は、リトライ処理
部7からコマンド制御部6に通知されるリトライ方法
「a」の処理時間の長短を判定し、リトライ処理を切り
換えるものである。なお、他の構成は、前記実施例3と
同じなので説明は省略する。
【0106】§2:実施例4の処理説明 以下、実施例4の処理を説明する。実施例4の処理は次
の通りである。すなわち、前記実施例3で説明したリト
ライ処理では、リトライ監視時間以内でシステムバスを
占有するため、I/Oエラーとはならないが、システム
バスのオーバヘッドが増大するため、システム性能に影
響する。
【0107】そこで、実施例4では、リトライ方法
「a」の処理時間を判定し、その判定結果に応じて処理
を切り換える(実施例1、または実施例2の処理と、実
施例3の処理を切り換える)ことにより、リトライ時間
を短縮する。この処理は次の通りである。
【0108】例えば、データブロックの読み取り途中で
エラーが発生し、リトライ処理部7からコマンド制御部
6にリトライ方法「a」が通知される場合、実施例4で
は、リトライ判定部33が前記リトライ方法「a」の処
理時間を判定する。
【0109】一般的に、光ディスク装置のリトライ方法
は、「回転待ちリトライ」と、「GOHOME RETRY 」に大
別される。「回転待ちリトライ」は、数10ms程度で
済むのに対して、「GO HOME RETRY 」は、2〜5秒のリ
トライ時間を必要とする。
【0110】従って、リトライ判定部33は、リトライ
処理部7からのリトライ方法「a」が、「回転待ちリト
ライ」(短時間のリトライ)なのか、「GO HOME RETRY
」(長時間のリトライ)なのかを判定し、その判定結
果に応じてリトライの切り換えを行う。
【0111】例えば、リトライ方法「a」が短時間のリ
トライ方法と判定した場合には、リトライ判定部33
は、リトライ方法「a」をコマンド制御部6に通知する
と共に、リトライタイマ部32を起動し、前記実施例3
と同じリトライ処理を行う。
【0112】また、リトライ方法「a」が長時間のリト
ライ方法と判定した場合には、リトライ判定部33は、
リトライ制御部28に対しリトライ要求依頼信号「e」
を通知して起動する。リトライ要求依頼信号「e」を受
け取ったリトライ制御部28では、ホスト1に対しリト
ライ要求「b」を報告する。その後、前記実施例1、ま
たは実施例2と同じリトライ処理を行う。
【0113】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 :前記実施例のような光ディスク装置に限らず、磁気
ディスク装置にも同様に適用可能である。
【0114】:光ディスク装置は、前記実施例の装置
に限らず、他の構成の光ディスク装置にも同様に適用可
能である。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 :読み取りエラーが発生してリトライ処理を行う際、
前記実施例で説明したようなリトライ方法を実施するこ
とにより、リトライ時間を短縮することができる。その
結果、ホストとの結合時間を短縮し、システムバスを長
時間占有しないようにすることができる。
【0116】従って、システム性能が向上する。また、
長時間システムバスを占有することにより、ホストがI
/Oエラーと判断してしまうことも防止できる。:前
記実施例3のリトライ方法では、前記のように、リトラ
イ時間を短縮するだけでなく、更に、コマンド再発行に
よるホストのオーバヘッドを軽減することが可能であ
る。
【0117】:前記実施例4のリトライ方法では、前
記のように、リトライ時間を短縮するだけでなく、更
に、システムバスのオーバヘッドを軽減することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例1の光ディスク装置ブロック図である。
【図3】実施例1のディスク制御装置ブロック図であ
る。
【図4】実施例1のタイムチャートである。
【図5】実施例2のディスク制御装置ブロック図であ
る。
【図6】実施例2のタイムチャートである。
【図7】実施例3のディスク制御装置ブロック図であ
る。
【図8】実施例3のタイムチャートである。
【図9】実施例4のディスク制御装置ブロック図であ
る。
【図10】従来技術の説明図1である。
【図11】従来技術の説明図2である。
【符号の説明】
5 ディスク制御装置 6 コマンド制御部 7 リトライ処理部 8 データバッファ 9 マルチプレクサ 10 比較器 11 RIポインタ 12 ROポインタ 14 ドライブ装置 28 リトライ制御部 29 AND回路 30 ポインタ制御部 31 レジスタ 32 リトライタイマ部 33 リトライ判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 隆浩 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−290115(JP,A) 特開 昭57−111809(JP,A) 特開 昭63−291148(JP,A) 特開 昭60−142418(JP,A) 特開 平4−291616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 305 G11B 20/18 552

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体から読み取ったデータをホスト
    (1)へ転送する際、転送データを一時格納するデータ
    バッファ(8)と、 読み取りエラー発生時のリトライ処理を行うリトライ処
    理部(7)を備え、 複数データブロックの読み取りを1つのコマンドで実行
    するディスク装置において、 読み取りエラー発生の際、ホスト(1)へリトライ要求
    を報告するリトライ制御部(28)と、 該リトライ制御部(28)の制御により、前記データバ
    ッファ(8)の転送モードを切り換える転送モード切り
    換え手段(29)を設け、 読み取りエラー発生の際、前記リトライ制御部(28)
    によりホスト(1)へリトライ要求を報告し、 前記転送モード切り換え手段(29)により転送モード
    の切り換えを行うことにより、再コマンドのデータ転送
    をバッファモードで行うことを特徴としたディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク装置において、 読み取り済みデータブロックのバッファポインタをセー
    ブするポインタセーブ手段(30、31)を設け、 読み取りエラー発生の際、前記リトライ制御部(28)
    によりホスト(1)へリトライ要求を報告すると共に、
    前記ポインタセーブ手段(30、31)により、読み取
    り済みデータブロックのバッファポインタをセーブし、 再コマンド実行の際、未読み取りデータブロックより読
    み取りを開始することを特徴としたディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、または2記載のディスク装置
    において、 リトライ時間を監視するリトライタイマ部(32)を設
    け、 読み取りエラー発生の際、前記リトライタイマ部(3
    2)によりリトライ時間の監視を行い、 ホスト監視時間以内では、装置内部でのリトライを行
    い、 これを超える場合は、前記リトライ制御部(28)を起
    動してホスト(1)へリトライ要求を報告することを特
    徴としたディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディスク装置において、 リトライ時間の長短を判定して、リトライの切り換えを
    行うリトライ判定部(33)を設け、 読み取りエラー発生の際、前記リトライ判定部(33)
    によりリトライ時間の長短を判定し、 その結果、長時間を要するリトライの場合は、リトライ
    制御部(28)を起動してホストへのリトライ要求を報
    告し、 短時間のリトライの場合は、前記リトライタイマ部(3
    2)を起動してリトライ時間の監視を行うことにより、 前記リトライ判定部の判定結果に応じて切り換えられた
    前記各リトライを行うことを特徴としたディスク装置。
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