JP2001034947A - ディスクドライブ装置、調整動作実行タイミングの判別方法 - Google Patents

ディスクドライブ装置、調整動作実行タイミングの判別方法

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JP2001034947A
JP2001034947A JP11209395A JP20939599A JP2001034947A JP 2001034947 A JP2001034947 A JP 2001034947A JP 11209395 A JP11209395 A JP 11209395A JP 20939599 A JP20939599 A JP 20939599A JP 2001034947 A JP2001034947 A JP 2001034947A
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Taizo Takiguchi
泰三 滝口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録時においてデータを途切れさせずにキャ
リブレーションを行なう。 【解決手段】 記録動作を開始すると、サーミスタによ
って検出される記録位置近傍の温度の監視を開始して、
温度のチェックを行ない、パワーキャリブレーションを
行なう必要があるか否かの判別を行なう(S001〜S
005)。そして、パワーキャリブレーションを行なう
必要があると判別した場合は、さらに、記録バッファの
空き領域をチェックして、現在パワーキャリブレーショ
ンを実行することができるか否かの判別を行なう(S0
06、S007)。そして、記録バッファのデータ容量
に基づいて、データの記録に影響を及ぼさないと判別し
た場合についてのみ、パワーキャリブレーションを行な
う(S008)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの記録が行
なわれている場合に、例えばパワーキャリブレーション
などを能率よく行なうディスクドライブ装置、調整動作
実行タイミングの判別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、光ディスク、光磁気ディスクな
どに対するデータの記録は、ディスクにおける所要の記
録領域に対して記録レベルのレーザ光を照射して行なわ
れる。記録レーザパワーはそのときのメディアや、ドラ
イブ装置の状態や温度に応じて最適なパワーに設定され
ている。またその最適な記録レーザパワーを求める調整
動作として記録時にもパワーキャリブレーションが行わ
れる。例えばパワーキャリブレーションとしては、ディ
スク上のある領域で試し書きを行ってそれを再生し、適
正に記録が実行できたか否かで最適な記録レーザパワー
を探すことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、データの記録
を行っているときに温度変化に対応するためにパワーキ
ャリブレーションを行なうと、温度変化に対応した最適
な記録パワーを検出するために所要の時間を要すること
になり、その結果記録動作を一旦停止させることにな
る。すなわち記録データの転送が中断されることにな
る。特に、光磁気ディスクにおいては、パワーキャリブ
レーションを行う場合のテストパターンの記録動作につ
いても、通常の記録動作と同様に消去動作を行なった後
に行なうようにされるので、その分だけ記録停止時間が
長くなってしまう。この場合、ホストコンピュータから
供給されるデータが、例えばリアルタイムに対応した連
続的なデータ(例えば音楽、映像など)であった場合、
この結果がデータに途切れが生じてしまうという問題が
生じてくる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するために、少なくとも、外部から供給された
記録データを所要のディスク状記録媒体に記録すること
ができるディスクドライブ装置として、前記記録データ
が格納されるバッファメモリと、前記バッファメモリに
蓄積されている前記記録データの容量を検出するデータ
容量検出手段と、前記バッファメモリに蓄積された前記
記録データを読み出して前記ディスク状記録媒体に記録
する動作を実行させる記録制御手段と、前記記録制御手
段によって記録動作が実行されている場合に、前記デー
タ容量検出手段の検出結果に基づいて、所要の調整動作
を実行させることができるか否かを判別する調整動作実
行可否判別手段と、前記調整動作実行可否判別手段の判
別結果に基づいて前記所要の調整動作を実行させる調整
動作制御手段を備えてディスクドライブ装置を構成す
る。
【0005】また、調整動作実行タイミングの判別方法
として、データ記録時において、記録データが蓄積され
るバッファメモリにおける前記記録データの容量を検出
する容量検出工程と、前記容量検出工程の検出結果に基
づいて、所要の調整動作を実行させることができるか否
かを判別する調整動作実行可否判別工程と、前記調整動
作実行可否判別工程による判別結果に基づいて前記所要
の調整動作が実行されるように制御する調整動作制御工
程を備える。
【0006】本発明によれば、データの記録中におい
て、記録データが蓄積されるバッファメモリの容量に基
づいて所要の調整動作を間欠的に行なうことができるよ
うにしている。したがって、データ記録時におけるデー
タの転送レートを維持すると共に所要の調整動作を実行
することができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を以下
の順序で説明する。なお本実施の形態のディスクドライ
ブ装置は、いわゆる光変調型の光磁気記録方式が採用さ
れるものである。 1.ディスクドライブ装置の構成 2.パワーキャリブレーション 3.データ転送レート 4.キャリブレーションの処理遷移
【0008】1.ディスクドライブ装置の構成 図1は、本実施の形態のディスクドライブ装置の構成例
を説明するブロック図である。なお、この図で同一の丸
付き英字(a、b、c、d、e)は、同一の信号の経路
を示している。
【0009】ディスク16は、ディスクドライブ装置1
0に装填されると図示されていないターンテーブルに載
せられて、記録/再生動作時においてスピンドルモータ
17によって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度
(CAV)で回転駆動される。そして以下説明するレー
ザダイオード11、対物レンズ15や、データの記録時
/消去時にディスク16に対してバイアス磁界を印加す
るバイアスマグネット61などからなる光学ヘッド18
によってディスク16の記録面に記録されているデータ
の読み出し、またはディスク16の記録面に対するデー
タの記録が行なわれる。
【0010】また、対物レンズ15は後述する二軸機構
29によってディスク16の半径方向及びディスク16
に接離する方向に変位可能に保持されており、また、対
物レンズ15を備えた光学ヘッド18全体は図示してい
ないスライド機構によりディスク16の半径方向に移動
可能とされている。また、光学ヘッド18に対応してデ
ィスク16の記録位置近傍における温度THを検出する
サーミスタ19が備えられ、後述する駆動制御部30は
このサーミスタ19が検出している温度THを監視する
ことができるようにされている。
【0011】レーザ光の発光源となるレーザダイオード
11から出力されたレーザ光は、このレーザ光の偏光波
を透過するようにされているビームスプリッタ12を介
して反射ミラー14に到達する。また、レーザ光は直線
偏光とされるが多少の偏光分布を有しており、ビームス
プリッタ12で反射される光束がある。このようにレー
ザダイオード11から出力されてビームスプリッタ12
で反射した光束は、レーザ出力パワーモニタ用のフォト
ディテクタ13到達する。フォトディテクタ13で検出
されたレーザ光は、所要の電流Imに変換されてレーザパ
ワー制御用の誤差アンプ(Auto Power Control)21に
供給される。また、誤差アンプ21にはレーザパワー制
御部22からレーザパワー出力の基準となる電流Ioutが
供給される。したがって、誤差アンプ21からは現在検
出されているレーザ光と予めディスクドライブ装置10
において規定されている基準レベルに応じた電流が出力
され、レーザダイオード11を制御するトランジスタ素
子23のインピーダンスを制御する。これにより、レー
ザダイオード11におけるレーザ光の出力パワーがIm
= Ioutとなるような制御が行なわれ、レーザ光の出力
パワーを一定に保つことができる。
【0012】レーザパワー制御部22から出力される電
流Ioutは、駆動制御部30から供給されるパワー設定信
号PSに基づいて、当該レーザパワー制御部22に設け
られているレジスタに記憶されている値を設定すること
によって変更することが可能とされている。したがって
電流Ioutとしては、例えばデータ記録パワー、データ再
生パワー、データ消去パワーなど、各動作に対応した所
要の出力波形となるように制御可能とされる。
【0013】ビームスプリッタ12を透過して反射ミラ
ー14に到達したレーザ光は、ここで反射されて、さら
に対物レンズ15を介すことによって、ディスク16の
記録面に照射される。対物レンズ15は二軸機構29に
よってトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能
に支持されている。
【0014】ディスク16の記録面に照射されたレーザ
光は、記録面上に形成されるピット情報の磁界方向によ
って偏光方向が回転する。したがって、ディスク16で
反射して反射ミラー14を介してビームスプリッタ12
に到達したレーザ光のうち、例えばピット情報の磁界方
向に基づいて偏光方向が変わったレーザ光が反射され
て、再生データ検出用のフォトディテクタ20に到達す
る。フォトディテクタ20は例えば4分割された検出領
域を有して構成され、各検出領域による検出電流は、電
流/電圧検出器24に供給される。そして、例えばこの
図に示す例では、フォーカスエラー信号FESO、トラ
ッキングエラー信号TESO、及び全ての検出領域で検
出された検出電流を加算した和信号SUMが形成され
る。
【0015】フォーカスエラー信号FESO、トラッキ
ングエラー信号TESOは、レーザ光の出力パワーに応
じてそのレベルは変化してしまうのを避けるために、そ
れぞれオートゲインコントロール回路(Auto Gain Cont
rol・・・以下、頭文字を取ってAGC回路という)2
5、AGC回路26において、和信号SUMに基づいて
所要の出力レベルが得られるように制御される。AGC
回路25によってゲイン調整されたフォーカスエラー信
号FESは、例えばとしてマイクロプロセッサユニット
などによって構成され、例えばサーボ制御などを行なう
ようにされている駆動制御部30に供給される。
【0016】フォーカスエラー信号FESは、駆動制御
部30において所要のフォーカスバイアスが与えられ、
この図には示していない補償フィルタを介することでフ
ォーカスドライブ信号として、二軸ドライバ28に供給
される。そして二軸ドライバ28はフォーカスドライブ
信号FSに基づいて二軸機構29を駆動する。また、A
GC回路26によってゲイン制御されたトラッキングエ
ラー信号TESも、駆動制御部30に供給される。そし
て、駆動制御部30はトラッキングエラー信号TESに
基づいて所要のトラッキングドライブ信号TSを形成し
て二軸ドライバ28に供給する。
【0017】二軸ドライバ28は、例えばフォーカスコ
イルドライバ、及びトラッキングコイルドライバを備え
て構成される。フォーカスコイルドライバは、フォーカ
スドライブ信号FSに基づいて生成した駆動電流を二軸
機構29のフォーカスコイルに供給することにより、対
物レンズ15をディスク面に対して接離する方向(フォ
ーカス方向)に駆動する。また、トラッキングコイルド
ライバは、トラッキングドライブ信号TSに基づいて生
成した駆動電流を二軸機構28のトラッキングコイルに
供給することで、対物レンズ15をディスク半径方向
(トラッキング方向)に沿って移動させるように駆動す
る。これによって、対物レンズ15、フォトディテクタ
20、AGC回路25、26、駆動制御部30、二軸ド
ライバ29によるトラッキングサーボループ及びフォー
カスサーボループが形成される。
【0018】一方、フォトディテクタ20の出力は、電
流/電圧変換器32にも供給され、ディスク16から読
み出したデータのアドレス情報を含んだ再生信号に変換
された後に、可変ゲイン設定部33に供給される。可変
ゲイン設定部33は駆動制御部30から供給されるVG
A(Variable Gain Amp)設定信号Valに基づいて再
生RF信号に対してイコライジング処理を施すレベル調
整手段や、等価フィルタ等が備えられている。この可変
ゲイン設定部33によって所要の振幅レベルに調整され
て出力された再生RF信号は、比較器34において基準
電圧35に基づいて2値化信号(デジタル信号)とさ
れ、PLL(Phase Locked Loop)回路40に供給され
る。アシンメトリ検出部70は、可変ゲイン設定部33
から出力される再生RF信号に基づいて、例えば記録パ
ワーの過不足によって再生RF信号波形に生じる非対称
な歪みとされるアシンメトリ値を検出することができる
ようにされている。また、ここで検出されたアシンメト
リ値は、ゲート信号発生部58から出力されるタイミン
グ信号Timのタイミングで、デジタル信号に変換され
て駆動制御部30に供給される。
【0019】PLL回路40は、例えば位相比較器、電
圧可変発振回路(Voltage Controled Oscillator)、ロ
ーパスフィルタ、フリップフロップ回路などを備えて構
成され、入力された二値化信号のチャンネルビット周波
数に同期した再生クロックPLCK及び再生クロックP
LCKに同期した再生データRDを生成する。
【0020】データ転送制御部50は、図示していない
ホストコンピュータとの所要のデータ通信を行なうため
の通信制御を行なうインターフェース手段とされる、S
CSI(Small Computer Serial Interface)インター
フェース54や、データデコーダ52、データエンコー
ダ56などの例えば記録/再生系の制御を行なう。再生
データRDはアドレス検出部51、データデコーダ52
に供給される。アドレス検出部51は再生データRDか
ら当該再生データRDのアドレス信号を抽出して復調す
る。データデコーダ52は、アドレス検出部51によっ
て検出されたアドレス信号に基づいて所要のアドレス管
理を行ないながら、再生データRDのデコード処理を行
なう。また、データデコーダ52は再生データRDに付
されている例えばECC(Error Colection Code)など
の誤り訂正符号を抽出して、所要の誤り訂正処理を行な
い、当該再生データRDに対して読み出しエラーの検証
を行なう。このデータデコーダ52によってデコードさ
れた再生データRDは、再生バッファ53において所要
のデータ単位の再生データRDが蓄積された後に、SC
SIインターフェース54を介してホストコンピュータ
に転送する。パターン発生部59は、例えばパワーキャ
リブレーションを行う場合に、後述するライトパターン
設定部から供給されるテスト信号のパターンデータ(例
えば6Tパターンなど)に基づいて、所要のパターン信
号を生成する。
【0021】一方、記録動作としては、例えばホストコ
ンピュータからの記録コマンドを受信すると、駆動制御
部30から出力されるレーザパワー設定信号PSに基づ
いて、レーザパワー制御部22において所要のレーザ出
力パワーが設定される記録モードに移行する。記録モー
ド時において記録すべきデータは、SCSIインターフ
ェース54を介して記録バッファ55に格納される。こ
の場合も、記録を行なうための所要のデータ単位の記録
データが蓄積された後に、このデータ単位ごとに記録が
実行されている。また、データの記録を行なうディスク
16上のアドレスはホストコンピュータから供給され、
例えばゲート信号発生器58がアドレス管理を行なう。
つまり、ゲート信号発生器58は、レーザ光(ビームス
ポット)がディスク16の記録面を走査している場合
に、アドレス検出部51から供給されるアドレス信号に
基づいて、ホストコンピュータから指示されたターゲッ
トとされるアドレスのタイミングで、レーザパワー制御
部22に対して記録データの書きこみを実行させるタイ
ミング信号Timを出力する。さらにこのタイミング信
号Timに同期して、データエンコーダ56は記録デー
タWD、及び記録データWDに対応したデータ同期用の
記録クロックWCをレーザパワー制御部22に供給す
る。また、データエンコーダ56は、ECCフォーマッ
ト処理として記録データについて誤り訂正コードを付加
するするようにされている。
【0022】レーザパワー制御部22は前記記録モード
に移行している状態で、タイミング信号Tim、記録ク
ロックWC、記録データWDを入力することで、記録デ
ータWDに対応した電流Ioutを記録レベルの電流として
誤差アンプ21に供給する。したがって、レーザダイオ
ード11は電流Ioutに基づいた記録レベルのレーザ光を
出力する。
【0023】ディスク16を挟んで対物レンズ15と対
向する位置には、バイアスマグネット61が配置され
る。このバイアスマグネット61は、上記したようなデ
ータの記録時/消去時にディスク16に対してバイアス
磁界を印加する動作を行なう。バイアスマグネット61
はバイアスマグネットドライバ60によって制御され
る。バイアスマグネットドライバ60は駆動制御部30
からの駆動信号に基づいて、記録時/消去時においてバ
イアスマグネット61に上述したような消去用のバイア
ス磁界や記録用のバイアス磁界を発生させる。
【0024】ここでディスク16対する記録、消去動作
の原理について説明する。まずデータの消去原理を図2
に示す。消去時にはバイアスマグネット61により消去
用の外部磁界を発生させる。この場合、図面中上方がS
極、下方がN極となるようにする。そして、所要のトラ
ッキング動作によって、レーザ照射位置(対物レンズ1
5の位置)をデータ消去すべき所定の位置へ移動させた
後、消去用の出力レベルとして連続的なレーザ照射を行
なう。これにより、その消去すべき領域では、ディスク
16の記録膜は消去用の外部磁界に応じて一定方向に全
面着磁されていき、つまり磁極方向により形成されてい
たピット情報が消去されることになる。
【0025】このように消去が行なわれた後の記録動作
の原理は図3に示される。このとき、バイアスマグネッ
ト61により記録用の外部磁界を発生させる。この場
合、図面中上方がN極、下方がS極となり、つまり消去
時と逆方向の磁界極性となる。この状態で、ピット情報
を形成すべきタイミングのみで記録レベルのレーザ照射
を行なう。つまり、記録すべきデータの『1』『0』に
応じてレーザのオン/オフを行なう。この場合、レーザ
照射が行なわれた部分のみがバイアスマグネット61に
よる外部磁界に応じた極性の着磁が行なわれることにな
り、すなわち記録膜としてはその部分のみが他の部分と
逆極性となって、これが磁界方向によるピット情報とし
て形成される。
【0026】図4は駆動制御部30の一部構成例を説明
するブロック図である。駆動制御部30には例えばフォ
ーカスサーボやトラッキングサーボなどの各種サーボを
制御を実行させるマイクロプロセッサユニット(MP
U)80が備えられ、バス81を介して各メモリ手段や
各種信号制御系と接続されている。
【0027】記録パワー/アシンメトリ値テーブル82
は、記録パワー値が設定されている記録パワー値領域8
2a、および記録パワー値領域82aに設定されている
記録パワー値によって記録されたテストパターンを再生
したときの、アシンメトリ値が格納されるアシンメトリ
値領域82bが形成されている。すなわちアシンメトリ
値領域82bにはアシンメトリ検出部70で検出される
アシンメトリ値が格納される。そして各記録パワーによ
って所要のテストパターンの記録を行なった後、このテ
ストパターンの再生を行った場合のアシンメトリ値をア
シンメトリ値領域82bに格納することができるように
されている。つまり、MPU80は、この記録パワー/
アシンメトリ値テーブル82を参照して、後述するよう
に記録パワーを設定することができるようにされてい
る。なお、記録パワー/アシンメトリ値メモリテーブル
82に対して、実際にはバス81を介して各データが格
納されるが、図3では便宜上各メモリに対して直接読み
込まれる経路で示している。
【0028】駆動制御部30に供給されるフォーカスエ
ラー信号FES、トラッキングエラー信号TESは、A
/D変換器91a、91bによってそれぞれデジタル信
号に変換され、そして補償フィルタ85を介して所要の
フィルタ処理が施される。また、この時必要に応じて所
要のバイアスが加えられることになる。補償フィルタ8
5を介したフォーカスエラー信号FES、トラッキング
エラー信号TESは、D/A変換器92a、92bによ
ってアナログ信号に変換された後に、フォーカスサーボ
信号FS、トラッキングサーボ信号TSとしてこの図に
は示していない二軸ドライバ28に供給される。アドレ
ス設定部86はゲート信号発生器58に対して、例えば
後述するテスト信号の記録を行う場合などのアドレス設
定を行なう。したがって、ゲート信号発生器58はアド
レス設定部86で設定されたアドレスに基づいて、所要
のタイミング信号Timを生成する。
【0029】VGA設定部87は、可変ゲイン設定部3
3が再生RF信号のゲイン調整を行なうためのVGA設
定信号Valを出力する。レーザパワー設定部88は所
要のレベルのレーザ光を得るために、レーザパワー制御
部22にレーザパワー設定信号PSを出力する。ライト
パターン設定部89はアドレス設定部86において設定
されたアドレスに対して記録する所要のテストパターン
(例えば6Tパターンとされる記録パターン)を設定し
て、図1に示すパターン発生部59に供給する。バッフ
ァコントローラ93は、記録バッファ55に蓄積されて
いる記録データの容量を管理することができるようにさ
れている。したがって、バッファコントローラ93は記
録バッファ55に蓄積されている記録データの容量に基
づいて、記録動作を実行させたり、またはSCSIイン
ターフェース54を介してホストコンピュータに対して
データの転送を待機させる指示を行うことも可能とされ
る。温度監視部94は、例えばデータの記録中などにサ
ーミスタ19で検出される温度THを監視するようにさ
れている。
【0030】キャリブレーション制御部95は、例えば
バッファコントローラ93、温度監視部94の指示に基
づいて、例えばパワーキャリブレーションを行なうこと
ができるようにされている。例えば、データの記録が行
なわれている場合に、温度監視部94において、例えば
前回パワーキャリブレーションが行なわれたときから、
例えば5°程度の温度変化があったと判別すると、パワ
ーキャリブレーションに移行すると判断する。そして、
さらにバッファコントローラ93によって記録バッファ
55に蓄積されている記録データの容量が所定量以下と
なった場合、すなわち、データの蓄積を行なうために記
録動作が一時停止する場合に、パワーキャリブレーショ
ンを行なうようにする。つまり、本実施の形態における
パワーキャリブレーションは、データの記録中において
は、記録バッファ55のデータ容量に基づいて記録動作
が一時停止する場合に、間欠的に実行していくようにさ
れる。
【0031】図5はレーザパワー設定部88の構成例を
説明する図であり、駆動制御部30の一部を示してい
る。レーザパワー指示部88aは、パワーキャリブレー
ションを行う場合に、記録パワー値領域82aに記録さ
れている記録パワー値を選択的(例えばインクリメン
ト)に指示するようにされている。近似関数演算部88
bは、アシンメトリ値領域82bにパワー値領域82a
に格納されている各記録パワー値に対応したアシンメト
リ値が格納された後に、記録パワーとアシンメトリ値に
基づいて近似関数を求めることができるようにされてい
る。そして、記録パワー/アシンメトリ演算部88c
は、近似関数演算部88bによって求められた例えば2
次近似関数に基づいて所要のアシンメトリ値を得るため
の記録パワーを求めて、パワー設定信号PSとして出力
する。
【0032】2.パワーキャリブレーション
【0033】図6は、ディスク16に対して記録を行う
場合の記録パワーに対応した各種特性を示しており、図
6(a)はアシンメトリの特性、また図6(b)はバイ
トエラーレートの特性を示している。パワーキャリブレ
ーションとして、例えばディスク16に対して、記録パ
ワーを変えていきながら所要のテストパターン(6Tパ
ターン)を記録していき、そのテストパターンを再生し
た場合の再生RF信号からアシンメトリ値を検出する
と、例えば図6(a)に示されているアシンメトリ値が
得られる。つまり、図6(a)に横軸方向に示されてい
る記録パワー値が記録パワー値領域82aに格納されて
いることを想定すると、アシンメトリ値領域82bに
は、図6(a)の縦軸方向に対応した値が格納されてい
く。また、図6(b)に示されているように、バイトエ
ラーレートが安定しているとされる記録パワーは例えば
11mW程度から17mW程度の間とされ、所要のマー
ジンを採ることを考慮して、例えば記録パワーとして1
4mW程度を最も好ましい記録パワーとすることができ
る。
【0034】つまり、図6(a)に示されている例では
アシンメトリ値が「0」となる場合であるとすることが
できる記録パワーを検出して、記録用のレーザパワーと
して設定する。このような条件の場合に、記録パワー/
アシンメトリ値テーブル82に格納されている記録パワ
ーとアシンメトリ値について、例えば二次近似などを行
なって近似関数を求め、アシンメトリ値が「0」になる
記録パワーを算出して、この記録パワーを当該ディスク
ドライブ装置10の記録パワーとして設定する。
【0035】図6(a)に示す例の場合、記録パワーを
「X」、アシンメトリ値を「Y」とすると、 Y=−0.00236*X*X+0.087*X−0.754・・・(式1) と示すことができる。つまり 0=−0.00236*X*X+0.087*X−0.
754 とされる方程式を解き、その解において例えば10mW
から17mWの間の値を最適な記録パワーとして設定す
る。
【0036】なお、記録パワー/アシンメトリ値テーブ
ル82の記録パワー値領域82aに、予め設定される記
録パワーは、本実施の形態では例えば10mWから17
mWにわたって、例えば0.5mW程度の間隔で設定す
るようにしても良いし、例えば必要に応じて所要の段階
(例えば6段階程度など)となる値を設定するようにし
ても良い。また、このようなアシンメトリ値に基づいた
パワーキャリブレーションについての詳細な説明は、本
出願人による先行出願として、例えば特願平9−222
725号公報などに示されており、アシンメトリ値を検
出する構成などについての詳細な説明は本明細書では省
略する。
【0037】3.データ転送レート ところで、このようなパワーキャリブレーションを行う
場合には、所要の時間を要するので、本実施の形態では
前記したように記録バッファ55に蓄積されている記録
データの容量を見ながら行なうことになる。図7は、ホ
ストコンピュータと記録バッファ55のデータ転送レー
トと、記録バッファ55からディスク16に記録を行う
場合のデータ転送レートを説明する図である。ホストコ
ンピュータ100からSCSIインターフェースを介し
て記録バッファ55に転送されるデータの転送レートを
例えば2.0MB/secであるとし、また、この場
合、ディスクドライブ装置10内において、記録バッフ
ァ55からディスク16に記録を行う場合のデータ転送
レートを例えば2.2MB/secであるとする。な
お、一般的にも、図示したようにディスクドライブ装置
10内における転送レートのほうが速いものとされてい
る。このようなデータ転送レートを想定すると、例えば
1secあたりに (2.2−2.0)/2.2 ≒ 0.1sec とされる、実際に記録動作が行なわれない時間がディス
クドライブ装置10に生じてくる。
【0038】そこで、バッファコントローラ83によっ
て記録バッファ55に蓄積されている記録データの容量
を監視して、記録バッファ55に記録データが蓄積され
ていない状態から、蓄積されるデータ容量が所定量に至
るまでの期間において、例えば0.1secの期間内で
パワーキャリブレーションを実行させるようにする。な
お、例えば記録バッファ55に記録データが蓄積されて
いない状態をキャリブレーション実行可能状態という。
また、前記データ容量の所定量とは、記録バッファ55
の容量や、データの転送レートなどの条件に基づいて設
定されれば良い。
【0039】例えば、テストパターンの書き込みを行な
って、このテストパターンを再生した場合のアシンメト
リ値を測定するまでの処理ステップで、例えば100m
sec程度かかるとされているが、この処理ステップを
実行している間にも、記録バッファ55にはホストコン
ピュータ100から転送されてきた記録データの蓄積が
行なわれている。そして、蓄積されたデータ量が前記所
定量となった場合に、パワーキャリブレーションを中断
して、記録動作を実行するようにする。そして、記録動
作を行なっていき記録バッファ55に蓄積されているデ
ータの容量が例えばキャリブレーション実行可能状態に
なった時点でパワーキャリブレーションを再開する。つ
まり、例えばキャリブレーション実行可能状態となった
場合に、例えば0.1sec毎に、パワーキャリブレー
ションの一部を間欠的に行なっていくことで、記録動作
に影響を与えない状態で、最適な記録パワーを設定する
ことができるようになる。
【0040】なお、キャリブレーション実行可能状態
は、本実施の形態では記録バッファ55に記録データが
蓄積されていない状態であるとして説明するが、必ずし
もこの状態に限られるものではない。すなわち、例えば
ある程度の記録データが記録されていた場合でも、前記
データ容量の所定量に至るまでの時間を考慮して、パワ
ーキャリブレーションの一部を行なっていくようにして
も良い。
【0041】4.キャリブレーションの処理遷移 図8はディスクドライブ装置10においてデータ記録を
行う場合の処理遷移の一例を示すフローチャートであ
り、図9は図8に示すパワーキャリブレーションの処理
遷移の一例を示すフローチャートである。例えばホスト
コンピュータ100から所要の記録コマンドが供給され
たと判別すると(S001)、記録動作を開始する(S
002)。この記録動作は、前記したようにホストコン
ピュータ100から転送されてくる記録データを記録バ
ッファ55に蓄積していき、この記録バッファ55に対
するデータの蓄積量に基づいてディスク16に対する書
き込みを実行するものとされる。また、このようにして
データの記録動作を開始すると、サーミスタ19によっ
て検出される、ディスク16において記録が行なわれて
いる位置近傍の温度THの監視を開始する(S00
3)。そして、ステップS003で監視されている温度
THのチェックを行ない(S004)、この温度チェッ
クの結果に基づいて、パワーキャリブレーションを行な
う必要があるか否かの判別を行なう(S005)。そし
て、パワーキャリブレーションを行なう必要があると判
別した場合は、さらに、記録バッファ55の空き領域を
チェックして(S006)、現在パワーキャリブレーシ
ョンを実行することができるか否かの判別を行なう(S
007)。
【0042】本実施の形態では、チェック結果としてキ
ャリブレーション実行可能状態になったときから所定の
容量が蓄積される間において、パワーキャリブレーショ
ンを実行するようにしている。つまり、記録バッファ5
5のデータ容量に基づいて、記録動作が中断している状
態、すなわちデータの記録に影響を及ぼさないと判別し
た場合についてのみ、ステップS008に進み、パワー
キャリブレーションを行なうようにしている。したがっ
て、記録バッファ55の容量が所定量以上であった場合
は、記録バッファ55に蓄積されている記録データが読
み出されて、空になるのを待つことになる。また、パワ
ーキャリブレーションを行っている場合でも、随時記録
バッファ55に記録データが蓄積されていく。したがっ
て、パワーキャリブレーションを行っている場合におい
ても、破線で示されているように常に記録バッファ55
の空き容量のチェック(S006)は行なわれているも
のとする。
【0043】また、このフローチャートには、温度チェ
ックをステップS004として1つの処理ステップとし
て示しているが実際には、これ以降、データ記録が行な
われている場合に所要の間隔で随時行なうようにされて
いる。つまり、前記したように、前回のパワーキャリブ
レーションを行なった状態から、例えば5°程度の温度
変化があったと判別した場合に、パワーキャリブレーシ
ョンに移行するようにされる。さらに、温度THの監視
についても、必ずしも記録動作の開始に伴って開始され
るものではなく、例えばディスク16が装填されてから
随時行なわれるようにされている場合もある。
【0044】パワーキャリブレーション(S008)が
終了すると、例えばデータ記録が終了したか否かの判別
を行ない(S009)、終了していないと判別した場合
は、ステップS004に戻り温度チェックを行なう。ま
た、ステップS009でデータ記録が終了したと判別し
た場合は、ステップS001に戻り例えば記録コマンド
が供給されるのを待機する。
【0045】ステップS008に示されているパワーキ
ャリブレーションは、例えば図9に示されているような
処理遷移とされる。なお、図9に示されている各処理ス
テップを実行している場合にも、随時図8のステップS
006に示した記録バッファ55の空き容量チェックは
行なわれているものとされる。すなわち、ステップS0
07においてキャリブレーションの実行が不可であると
判別した場合は、現在行なわれている処理ステップを停
止させ、キャリブレーション実行可の指示を待機するよ
うにする。
【0046】パワーキャリブレーションとしては、ま
ず、初期処理として記録パワーLPの初期設定を行なう
(S101)。この時設定される記録パワーLPは、記
録パワー/アシンメトリ値テーブル82に設定されてい
る例えば最小値とされ、本実施の形態では例えば10m
Wとされる。なお、このフローチャートにおいて記録パ
ワーに対応させた変数LPは、記録パワー/アシンメト
リ値テーブル82に設定されている記録パワーの順位に
対応したものとされる。
【0047】記録パワーLPを設定すると、ディスク1
6の所要の位置に例えばキャリブレーション用として形
成されている記録エリアに対して、ステップS101に
よって設定された記録パワーLPによって例えば6Tパ
ターンとされるテストパターンの記録を行なう(S10
2)。そして、ステップS104で記録したテストパタ
ーンの読み出しを行ない、このときの再生RF信号に基
づいてアシンメトリ値を検出して、記録パワー/アシン
メトリ値テーブル82に対して記録パワーLPに対応さ
せて記録する(S103)。そして、記録パワーLPを
例えばインクリメントして(S104)、現在設定され
ている記録パワーLPが最終値(本実施の形態では最大
値=17mW)であるか否かの判別を行ない(S10
5)、最終値ではないと判別した場合は、ステップS1
02にもどる。すなわち、ステップS102からS10
5を繰り返すことで、記録パワーLPの初期値(例えば
10mW)から最終値(例えば17mW)で記録された
テストパターンを再生した場合のアシンメトリ値を得る
ことができるようになる。
【0048】ステップS105において、現在設定され
ている記録パワーLPが最終値であると判別した場合
は、ステップS104、S105によって記録パワー/
アシンメトリ値テーブル82に記録された、アシンメト
リ値と記録パワーの近似関数を求める(S106)。そ
して、求めた近似関数に基づいて最適な記録パワーを設
定する(S107)。なお、ステップS108に示して
いる「A」「B」「C」の各値は、前記式1に示した値
に対応し、例えば A=−0.00236 B=+0.087 C=−0.754 とされる。
【0049】このような、図9に示す処理遷移によって
パワーキャリブレーションを行なうことにより、ディス
クドライブ装置10において記録動作が実行されている
場合に、記録動作に影響を与えることなく、装填されて
いるディスク16に対して最適とされる記録パワーを設
定することができる。なお、ステップS104からステ
ップS106に示す記録動作が中断している間に実行さ
れる処理ステップの内容は、記録バッファ55の容量や
データの転送レートなどに基づいて、処理が実行可能と
される時間に対応して設定されれば良い。
【0050】このように、本発明は記録バッファに蓄積
されている記録データの容量に基づいてキャリブレーシ
ョンを間欠的に行なうようにしている。すなわち、パワ
ーキャリブレーションを間欠化することで、記録動作中
においてパワーキャリブレーションが開始されてから終
了するまでのトータルの時間を長く採ることができるの
で、そのときのディスクドライブ装置の状態に対応して
精度の良い記録パワーを設定することができるようにな
る。
【0051】また、データの記録中において、記録動作
を中断させることがないことから、パワーキャリブレー
ションの実行に要する時間を考慮せずに、常にパワーキ
ャリブレーションを行なうことができるようになる。つ
まり、記録中に随時最適な記録パワーを設定することが
できるので、ディスクドライブ装置における記録動作を
良好なものとすることができる。特に、テストパターン
の書き込みにも消去をともなう光磁気ディスクなどに適
用した場合でも、データの記録動作を中断させること無
くパワーキャリブレーションを行なうことができるよう
になる。
【0052】なお、本実施の形態では例えばアシンメト
リ値に基づいてパワーキャリブレーションを行なう例を
挙げて説明したが、パワーキャリブレーションの方法と
しては例えば再生RF信号の振幅値に基づいて行なうも
のでも良い。また、パワーキャリブレーション以外に
も、例えばレーザ光の焦点位置に対して所要のオフセッ
トを与えるためのフォーカスバイアスを設定するフォー
カスバイアスキャリブレーションなどの各種キャリブレ
ーションを行う場合にも適用することができる。また、
本実施の形態ではディスク16として、例えば光磁気デ
ィスクを例に挙げて説明したが、例えばDVD(Digita
l Versatile Disc)等の相変化型ディスク、CD−RW
(CD-Rewritable)等の書き換え可能ディスク、CD−
R(CD−WO)、WORM等の追記型ディスクなどを
用いてデータの記録を行なうディスクドライブ装置にも
適用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、データ
の記録時において、記録バッファに蓄積されている記録
データの容量に基づいて、実際に記録媒体に対する記録
動作が実行されていない場合に、所要の調整動作(キャ
リブレーション)を行なうようにしている。したがっ
て、記録動作を中断させる制御を行なうこと無く、記録
動作が実行されている合間において間欠的に調整動作を
行うことができる。これにより、データの記録動作を途
切れなく行なうことができ、リアルタイムに対応したデ
ータ(例えば音楽、映像など)を記録する場合に好適な
ものとすることができる。また、リアルタイムなデータ
に対応するとともに調整動作行なうことによって、現在
記録を行なっている記録媒体に対する、最適とされる動
作環境を構築することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスクドライブ装置の
構成例を説明するブロック図である。
【図2】ディスクに記録されたデータを消去する場合の
原理を説明する図である。
【図3】ディスクにデータを記録する場合の原理を説明
する図である。
【図4】駆動制御部の構成例を説明するブロック図であ
る。
【図5】レーザパワー設定部の構成例を説明するブロッ
ク図である。
【図6】記録パワーとアシンメトリ値、及び記録パワー
とバイトエラーレートの関係を説明する図である。
【図7】データ転送レートについて説明する図である。
【図8】ディスクドライブ装置における記録動作の遷移
例を説明するフローチャートを示す図である。
【図9】記録動作中に行なわれるキャリブレーション処
理の遷移例を説明するフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 ディスクドライブ装置、16 ディスク、22
レーザパワー制御部、30 駆動制御部、50 データ
転送制御部、70 アシンメトリ検出部、82記録パワ
ー/アシンメトリ値メモリテーブル、82a 記録パワ
ー値領域、82b アシンメトリ値領域、88 レーザ
パワー設定部、88a レーザパワー指示部、88b
近似関数演算部、88c 記録パワー/アシンメトリ演
算部、93 バッファコントローラ、95 キャリブレ
ーション制御部、100 ホストコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、外部から供給された記録デ
    ータを所要のディスク状記録媒体に記録することができ
    るディスクドライブ装置として、 前記記録データが格納されるバッファメモリと、 前記バッファメモリに蓄積されている前記記録データの
    容量を検出するデータ容量検出手段と、 前記バッファメモリに蓄積された前記記録データを読み
    出して前記ディスク状記録媒体に記録する動作を実行さ
    せる記録制御手段と、 前記記録制御手段によって記録動作が実行されている場
    合に、前記データ容量検出手段の検出結果に基づいて、
    所要の調整動作を実行させることができるか否かを判別
    する調整動作実行可否判別手段と、 前記調整動作実行可否判別手段の判別結果に基づいて前
    記所要の調整動作を実行させる調整動作制御手段と、 を備えたことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 データ記録時において、記録データが蓄
    積されるバッファメモリにおける前記記録データの容量
    を検出する容量検出工程と、 前記容量検出工程の検出結果に基づいて、所要の調整動
    作を実行させることができるか否かを判別する調整動作
    実行可否判別工程と、 前記調整動作実行可否判別工程による判別結果に基づい
    て前記所要の調整動作が実行されるように制御する調整
    動作制御工程と、 を備えたことを特徴とする調整動作実行タイミングの判
    別方法。
JP11209395A 1999-07-23 1999-07-23 ディスクドライブ装置、調整動作実行タイミングの判別方法 Withdrawn JP2001034947A (ja)

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