JP2001034966A - ディスクドライブ装置、フォーカスバイアス設定方法 - Google Patents

ディスクドライブ装置、フォーカスバイアス設定方法

Info

Publication number
JP2001034966A
JP2001034966A JP11209392A JP20939299A JP2001034966A JP 2001034966 A JP2001034966 A JP 2001034966A JP 11209392 A JP11209392 A JP 11209392A JP 20939299 A JP20939299 A JP 20939299A JP 2001034966 A JP2001034966 A JP 2001034966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
value
focus bias
error signal
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11209392A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Takiguchi
泰三 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11209392A priority Critical patent/JP2001034966A/ja
Publication of JP2001034966A publication Critical patent/JP2001034966A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 面振れに対応してフォーカスバイアス値を設
定する。 【解決手段】 ディスク16の装填を検出すると、ま
ず試験トラックにアクセスする。そして、試験トラック
1周分の再生動作を行ないフォーカスエラー信号を例え
ば各セクタに対応したタイミングでサンプリングして、
フォーカスエラー信号/セクタアドレスメモリテーブル
83に格納し、フォーカスエラー信号の最大値と最小値
を検出する(S001〜S004)。さらに、フォーカ
スバイアス値をインクリメントさせながらフォーカスエ
ラー信号が最大値、最小値であったセクタを再生した場
合の、第一、第二の最小ジッタ量を求め、第一の最小ジ
ッタ量が検出された場合のフォーカスバイアス値と、第
二の最小ジッタ量が検出された場合のフォーカスバイア
ス値の平均値を求める(S005〜S007)、そし
て、この平均値を当該ディスク16に対応したフォーカ
スバイアス値として設定する(S008)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体の面ぶれに対応して所要のフォーカスバイアス値を設
定するディスクドライブ装置、フォーカスバイアス設定
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)やCD−ROM(Com
pact Disc-Read Only Memory)などのディスク状光学記
録媒体が広く普及している。これらCDやCD−ROM
は、その製造時においてプラスチック基板表面上に微少
な凹部(物理ピット)を形成し、このピット列によって
情報が記録されている。また、このピット列自体がトラ
ックとされており、信号再生のための光ビームスポット
は、このピット列によるトラックをトレースするように
されている。すなわち、CDやCD−ROM等のメディ
アは再生専用であり、製造後において情報の追記や書き
換えを行うことができるものではない。
【0003】これに対して、近年、追記型のCD−R(R
ecordable)や書き換え型のCD−RW(ReWritable)な
ど、データを記録再生可能なディスクが普及してきてい
る。これらの記録媒体には、記録領域において光ビーム
スポットが適正にトレースを行えるように、製造工程に
おいて案内溝としてのグルーブが形成されている。デー
タの記録はCD−Rであれば光ビームスポットの強度変
調を行うことで、上記グルーブ上の記録層を変形させて
物理ピットを形成することにより行われる。また、CD
−RWであれば、いわゆる相変化方式により相ピットを
形成することにより行う。
【0004】また、近年においては、CDよりも記録容
量の大きいDVD(Digital Versataile Disc又はDigita
l Video Disc)、DVD−ROMなどの再生専用のディ
スクも知られてきており、さらには、これらDVD、D
VD−ROMにほぼ相当する記録容量を有する記録可能
なディスクメディア(例えばDVD−RAM等)も提案
されてきている。例えばDVD−RAM等は、物理的な
エンボスピットにより当該ディスクに関して固定的な各
種情報等についてのデータが記録される再生専用領域
と、グルーブが形成されてデータの書き換えが可能な記
録領域とが備えられる。
【0005】これらのディスクメディアに対応するディ
スクドライブ装置では、スピンドルモータにより回転さ
れているディスクに対して、光ピックアップからそのデ
ィスク上のトラックに対してレーザ光を照射し、その反
射光を検出することでデータの読出を行なったり、記録
データにより変調されたレーザ光を照射することでデー
タの記録を行ったりする。
【0006】レーザ光により記録又は再生動作を行うた
めには、レーザ光のスポットがディスクの記録面上にお
いて合焦状態で保たれなければならず、このためディス
クドライブ装置には、レーザ光の出力端である対物レン
ズをディスクに接離する方向に移動させてフォーカス状
態を制御するフォーカスサーボ回路系が搭載されてい
る。このフォーカスサーボ回路系としては、通常、対物
レンズをディスクに接離する方向に移動させるフォーカ
スコイル及びディスク半径方向に移動させることのでき
るトラッキングコイルを有する二軸機構と、ディスクか
らの反射光情報からフォーカスエラー信号(すなわち合
焦状態からのずれ量の信号)を生成し、そのフォーカス
エラー信号に基づいてフォーカスドライブ信号を生成し
て、上記二軸機構のフォーカスコイルに印加するフォー
カスサーボ制御系から構成されている。
【0007】上記フォーカスサーボ回路系の基本的な動
作としては、フォーカスエラー信号レベルが0となるよ
うに、二軸機構のフォーカスコイルにフォーカスドライ
ブ信号を印加して対物レンズと信号面との距離を調節す
るようにされる。つまり、フォーカスエラー信号レベル
が0となる状態において、対物レンズが信号面に対して
合焦している状態、つまり、信号面に照射されるレーザ
光について最良の結像状態が得られている状態とされ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際のディ
スクドライブ装置においては、フォーカスエラー信号レ
ベルが0となる状態のときに最良の合焦状態が得られる
とは限らない場合はしばしば起こり得る。これは、例え
ばレーザ光源、ディスクからの反射光としてのレーザ光
を検出するフォトディテクタ、その他光学系部品の経時
変化による位置や特性の変化などに起因する。
【0009】このような事情を考慮すると、フォーカス
エラー信号レベルの目標値を0とするのではなく、他の
適正な値によりシフトして設定できるようにすることが
必要とされる。つまり、フォーカスエラー信号に対して
オフセット(バイアス)を与えるようにすることが必要
となる。また、このバイアスは、固定的なものではな
く、光学系の経時変化やディスク毎のばらつきに応じ
て、適宜設定されるようにすることが必要となる。
【0010】しかし、最適なバイアスを設定するため
に、ディスク上の所定の領域(例えばセクタ)を利用し
ていた。このため、例えば、例えば面振れの大きい位置
においてバイアスを設定してしまうと、その値がディス
ク全周にわたって適用されることになってしまい、面振
れの小さい位置においては適切ではないものとされる。
したがって、従来は、面振れに対応してディスク1周に
対して最適なバイアスを設定することが困難とされてい
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するために、装填されたディスク状記録媒体に
形成される所要のトラック1周にわたって対物レンズを
介してレーザ光の照射を行なって、その反射光情報を読
み出す読み出し手段と、前記反射光情報から前記レーザ
光の合焦状態に対応したフォーカスエラー信号を生成す
るエラー生成手段と、前記反射光情報を読み出している
場合のフォーカスエラー信号を、所要のデータ単位領域
に対応したタイミングでサンプリングするサンプリング
手段と、前記サンプリング手段によってサンプリングさ
れたフォーカスエラー信号の中で、最大値と最小値を検
出する検出手段と、前記最大値に対応したデータ単位領
域に対してフォーカスバイアス値を変化させていきなが
ら再生を行なった場合の、第一の最小ジッタ量を検出す
る第一のジッタ量検出手段と、前記最小値に対応したデ
ータ単位領域に対してフォーカスバイアス値を変化させ
ていきながら再生を行なった場合の、第二の最小ジッタ
量を検出する第二のジッタ量検出手段と、前記第一、第
二の最小ジッタ量に対応したフォーカスバイアス値の平
均値をフォーカスバイアス値として設定するフォーカス
バイアス設定手段を備えてディスクドライブ装置を構成
する。
【0012】また、フォーカスバイアス調整方法とし
て、装填されたディスク状記録媒体に形成される所要の
トラック1周にわたって対物レンズを介してレーザ光の
照射を行なって、その反射光情報を読み出す工程と、前
記反射光情報から前記レーザ光の合焦状態に対応したフ
ォーカスエラー信号を生成する工程と、前記反射光情報
を読み出している場合のフォーカスエラー信号を、所要
のデータ単位領域に対応したタイミングでサンプリング
する工程と、前記フォーカスエラー信号の中で、最大値
と最小値を検出する工程と、前記最大値に対応したデー
タ単位領域に対してフォーカスバイアス値を変化させて
いきながら再生を行なった場合の、第一の最小ジッタ量
を検出する工程と、前記最小値に対応したデータ単位領
域に対してフォーカスバイアス値を変化させていきなが
ら再生を行なった場合の、第二の最小ジッタ量を検出す
る工程と、前記第一、第二の最小ジッタ量に対応したフ
ォーカスバイアス値の平均値をフォーカスバイアス値と
して設定する工程を備える。
【0013】本発明によれば、ディスク状記録媒体の1
周にわたったフォーカスエラー信号を検出することで、
当該ディスク状記録媒体の面振れ状態を把握することが
でき、最大面振れ量と最小面振れ量に対応したフォーカ
スバイアスを設定することができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を以下
の順序で説明する。 1.ディスクドライブ装置の構成 2.ジッタ量検出 3.フォーカスバイアスキャリブレーション
【0015】1.ディスクドライブ装置の構成 図1は、本実施の形態のディスクドライブ装置の構成例
を説明するブロック図である。なお、この図で同一の丸
付き英字(a、b、c、d、e)は、同一の信号の経路
を示している。
【0016】例えば光ディスク構成されるディスク16
は、ディスクドライブ装置10に装填されると図示され
ていないターンテーブルに載せられて、記録/再生動作
時においてスピンドルモータ17によって一定線速度
(CLV)もしくは一定角速度(CAV)で回転駆動さ
れる。そして以下説明するレーザダイオード11、対物
レンズ15などからなる光学ヘッド18によってディス
ク16の記録面に記録されているデータの読み出し、又
はディスク16の記録面に対するデータの記録が行われ
る。なお、ディスク16としては、例えばDVD(Digi
tal Versatile Disc)等の相変化型ディスク、CD−R
W(CD-Rewritable)等の書き換え可能ディスク、CD
−R(CD−WO)、WORM等の追記型ディスクなど
が挙げられる。
【0017】また、対物レンズ15は後述する二軸機構
29によってディスク16の半径方向及びディスク16
に接離する方向に変位可能に保持されており、また、対
物レンズ15を備えた光学ヘッド18全体は図示してい
ないスライド機構によりディスク16の半径方向に移動
可能とされている。
【0018】レーザ光の発光源となるレーザダイオード
11から出力されたレーザ光は、このレーザ光の偏光波
を透過するようにされているビームスプリッタ12を介
して反射ミラー14に到達する。また、レーザ光は直線
偏光とされるが多少の偏光分布を有しており、ビームス
プリッタ12で反射される光束がある。このようにレー
ザダイオード11から出力されてビームスプリッタ12
で反射した光束は、レーザ出力パワーモニタ用のフォト
ディテクタ13到達する。フォトディテクタ13で検出
されたレーザ光は、所要の電流Imに変換されてレーザパ
ワー制御用の誤差アンプ(Auto Power Control)21に
供給される。また、誤差アンプ21にはレーザパワー制
御部22からレーザパワー出力の基準となる電流Ioutが
供給される。したがって、誤差アンプ21からは現在検
出されているレーザ光と予めディスクドライブ装置10
において規定されている基準レベルに応じた電流が出力
され、レーザダイオード11を制御するトランジスタ素
子23のインピーダンスを制御する。これにより、レー
ザダイオード11におけるレーザ光の出力パワーがIm
= Ioutとなるような制御が行なわれ、レーザ光の出力
パワーを一定に保つことができる。
【0019】レーザパワー制御部22から出力される電
流Ioutは、駆動制御部30から供給されるパワー設定信
号PSに基づいて、当該レーザパワー制御部22に設け
られているレジスタに記憶されている値を設定すること
によって変更することが可能とされている。したがって
電流Ioutとしては、例えばデータ記録パワー、データ再
生パワー、データ消去パワーなど、各動作に対応した所
要の出力波形となるように制御可能とされる。
【0020】ビームスプリッタ12を透過して反射ミラ
ー14に到達したレーザ光は、ここで反射されて、さら
に対物レンズ15を介すことによって、ディスク16の
記録面に照射される。なお、対物レンズ15の焦点位置
がディスク16の記録面の表面に合焦している状態を、
ジャストフォーカスという。
【0021】ディスク16の記録面に照射されたレーザ
光は、記録面上におけるピットが形成されている部分で
はその偏光方向が回転する。すなわち、ディスク16か
らの反射光としては、ピットが形成されている部分とピ
ットが形成されていない部分(ランド)では偏光方向が
異なる。したがって、ディスク16で反射して反射ミラ
ー14を介してビームスプリッタ12に到達したレーザ
光のうち、例えばピットで反射して偏光方向が変わった
レーザ光が反射されて、再生データ検出用のフォトディ
テクタ20に到達する。フォトディテクタ20は例えば
4分割された検出領域を有して構成され、各検出領域に
よる検出電流は、電流/電圧検出器24に供給される。
そして、例えばこの図に示す例では、フォーカスエラー
信号FESO、トラッキングエラー信号TESO、及び
全ての検出領域で検出された検出電流を加算した和信号
SUMが形成される。
【0022】フォーカスエラー信号FESO、トラッキ
ングエラー信号TESOは、レーザ光の出力パワーに応
じてそのレベルは変化してしまうのを避けるために、そ
れぞれオートゲインコントロール回路(Auto Gain Cont
rol・・・以下、頭文字を取ってAGC回路という)2
5、AGC回路26において、和信号SUMに基づいて
所要の出力レベルが得られるように制御される。AGC
回路25によってゲイン調整されたフォーカスエラー信
号FESはA/D変換器27によってデジタル信号に変
換されて、例えばとしてマイクロプロセッサユニットな
どによって構成されている駆動制御部30に供給され
る。
【0023】駆動制御部30に供給されるフォーカスエ
ラー信号FESは、後述するように所要のフォーカスバ
イアスが与えられ、この図には示していない補償フィル
タを介したうえで、フォーカスドライブ信号としてD/
A変換器31に出力される。このD/A変換器31でア
ナログ信号に変換されたフォーカスドライブ信号FS
は、二軸ドライバ28に供給される。そして二軸ドライ
バ28はフォーカスドライブ信号FSに基づいて二軸機
構29を駆動する。また、AGC回路26によってゲイ
ン制御されたトラッキングエラー信号TESも、例えば
A/D変換器91によってデジタル信号に変換された後
に、例えば駆動制御部30に供給される。そして、本明
細書では詳細な説明は省略するが、駆動制御部30はト
ラッキングエラー信号TESに基づいて所要のトラッキ
ングドライブ信号TSを形成する。そして、D/A変換
器91でデジタル信号に変換された後に、対物レンズ1
5の駆動制御手段とされる二軸ドライバ28に供給され
る。
【0024】二軸ドライバ28は、例えばフォーカスコ
イルドライバ、及びトラッキングコイルドライバを備え
て構成される。フォーカスコイルドライバは、フォーカ
スドライブ信号FSに基づいて生成した駆動電流を二軸
機構29のフォーカスコイルに供給することにより、対
物レンズ15をディスク面に対して接離する方向(フォ
ーカス方向)に駆動する。また、トラッキングコイルド
ライバは、トラッキングドライブ信号TSに基づいて生
成した駆動電流を二軸機構28のトラッキングコイルに
供給することで、対物レンズ15をディスク半径方向
(トラッキング方向)に沿って移動させるように駆動す
る。これによって、対物レンズ15、フォトディテクタ
20、AGC回路25、26、駆動制御部30、二軸ド
ライバ29によるトラッキングサーボループ及びフォー
カスサーボループが形成される。
【0025】一方、フォトディテクタ20の出力は、電
流/電圧変換器32にも供給され、ディスク16から読
み出したデータのアドレス情報を含んだ再生信号に変換
された後に、可変ゲイン設定部33に供給される。可変
ゲイン設定部33は駆動制御部30から供給されるVG
A(Variable Gain Amp)設定信号Valに基づいて再
生RF信号に対してイコライジング処理を施すレベル調
整手段や、等価フィルタ等が備えられている。この可変
ゲイン設定部33によって所要の振幅レベルに調整され
て出力された再生RF信号は、比較器34において基準
電圧35に基づいて2値化信号(デジタル信号)とさ
れ、PLL(Phase Locked Loop)回路40に供給され
る。
【0026】PLL回路40は、位相比較器41、電圧
可変発振回路(Voltage ControledOscillator)42、
ローパスフィルタ44を備えて構成され、入力された二
値化信号のチャンネルビット周波数に同期した再生クロ
ックPLCKを生成する。すなわち、比較器34から供
給された二値化信号は、位相比較器41においてVCO
42から出力された再生クロックPLCKと位相比較さ
れ、位相比較器41によって検出される位相誤差がロー
パスフィルタ44を介することによって位相誤差に応じ
た電圧レベルに変換される。そしてこの電圧レベルが位
相エラー信号PEとされる。そして、この位相エラー信
号PEによってVCO42の発振周波数を制御すること
によって、二値化信号に同期した再生クロックPLCK
が生成される。このようにして生成された再生クロック
PLCKは、二値化信号とともにフリップフロップ回路
43に供給され、再生クロックPLCKに同期した再生
データRDが生成される。
【0027】データ転送制御部50は、図示していない
ホストコンピュータとの所要のデータ通信を行なうため
の通信制御を行なうインターフェース手段とされる、S
CSI(Small Computer Serial Interface)インター
フェース54や、データデコーダ52、データエンコー
ダ56などの例えば記録/再生系の制御を行なう。再生
データRDはアドレス検出部51、データデコーダ52
に供給される。アドレス検出部51は再生データRDか
ら当該再生データRDのアドレス信号を抽出して復調す
る。データデコーダ52は、アドレス検出部51によっ
て検出されたアドレス信号に基づいて所要のアドレス管
理を行ないながら、再生データRDのデコード処理を行
なう。また、データデコーダ52は再生データRDに付
されている例えばECC(Error Colection Code)など
の誤り訂正符号を抽出して、所要の誤り訂正処理を行な
い、当該再生データRDに対して読み出しエラーの検証
を行なう。このデータデコーダ52によってデコードさ
れた再生データRDは、再生バッファ53において所要
のデータ単位の再生データRDが蓄積された後に、SC
SIインターフェース54を介してホストコンピュータ
に転送する。
【0028】一方、記録動作としては、例えばホストコ
ンピュータからの記録コマンドを受信すると、駆動制御
部30から出力されるレーザパワー設定信号PSに基づ
いて、レーザパワー制御部22において所要のレーザ出
力パワーが設定される記録モードに移行する。記録モー
ド時において記録すべきデータは、SCSIインターフ
ェース54を介して記録バッファ55に格納される。こ
の場合も、記録を行なうための所要のデータ単位の記録
データが蓄積された後に、このデータ単位毎に記録が実
行されている。また、データの記録を行なうディスク1
6上のアドレスはホストコンピュータから供給され、例
えばゲート信号発生器58がアドレス管理を行なう。つ
まり、ゲート信号発生器58は、レーザ光(ビームスポ
ット)がディスク16の記録面を走査している場合に、
アドレス検出部51から供給されるアドレス信号に基づ
いて、ホストコンピュータから指示されたターゲットと
されるアドレスのタイミングで、レーザパワー制御部2
2に対して記録データの書きこみを実行させるタイミン
グ信号Timを出力する。さらにこのタイミング信号T
imに同期して、データエンコーダ56は記録データW
D、及び記録データWDに対応したデータ同期用の記録
クロックWCをレーザパワー制御部22に供給する。ま
た、データエンコーダ56は、ECCフォーマット処理
として記録データについて誤り訂正コードを付加するす
るようにされている。パターン発生部59は、後述する
ライトパターン設定部から供給されるテスト信号(テス
トパターン)のパターンデータ(インクリメントパター
ン、6Tパターン、又はデクリメントパターンなど)に
基づいて、所要のパターン信号を生成して記録バッファ
55に供給する。
【0029】レーザパワー制御部22は前記記録モード
に移行している状態で、タイミング信号Tim、記録ク
ロックWC、記録データWDを入力することで、記録デ
ータWDに対応した電流Ioutを記録レベルの電流として
誤差アンプ21に供給する。したがって、レーザダイオ
ード11は電流Ioutに基づいた記録レベルのレーザ光を
出力する。つまり、記録データに対応した電流Ioutによ
って変調されたレーザ光によって、ディスク16の記録
面に記録データに対応したピットが形成されるようにな
る。
【0030】また、ディスク16に記録されているデー
タ(ピット)を消去する場合には、例えばホストコンピ
ュータからの消去コマンドを受信すると、駆動制御部3
0から出力されるレーザパワー設定信号PSに基づい
て、レーザパワー制御部22において電流Ioutとして消
去パワーが設定される消去モードに移行する。そして、
記録時と同様にして、ゲート信号発生器51が、アドレ
ス検出部51から供給されるアドレス信号に基づいて、
ホストコンピュータから指示された消去を行なうアドレ
スのタイミングで、レーザパワー制御部22に対してデ
ータ消去を実行させるタイミング信号Timを出力す
る。これにより、レーザダイオード11は消去を行なう
べきアドレスにおいて、消去レベルのレーザ光を出力す
るようになり、ディスク16の記録面に記録されている
データが消去される。
【0031】ジッタ量演算部70には、再生クロックP
LCK、及びこの再生クロックPLCKに基づいてA/
D変換器61でデジタル信号に変換された位相エラー信
号PE、及びタイミング信号Timが供給され、位相エ
ラー信号PEに基づいてジッタ量を演算するようにされ
ている。なお、このジッタ量演算部70の構成について
は、後で図4で説明する。
【0032】ピークボトム検出部78は可変ゲイン設定
部33によって所要のゲイン調整が行なわれた再生RF
信号を入力して、この再生RF信号の振幅におけるピー
クレベルとボトムレベルの検出を行なうことができるよ
うにされている。ここで検出されたピーク/ボトムレベ
ルは、A/D変換器79において、ゲート信号発生部5
8から出力されるタイミング信号Timのタイミング
で、デジタル信号に変換されて駆動制御部30に供給さ
れる。つまり、駆動制御部30はデータ記録が行なわれ
ているタイミングの再生RF信号の振幅を把握すること
ができるようになる。つまり、記録時において再生RF
信号の振幅が最適ではない場合に、可変ゲイン制御部3
3を制御して所要の振幅とされる再生RF信号を得るこ
とが可能になる。
【0033】なお、ディスク16として、例えば相変化
型のディスクを用いて記録/消去を行う場合、レーザパ
ワーの出力レベルを変調することによって、データ記録
を行なうことができる。また、ディスク16として例え
ば光磁気ディスクを用いて記録/消去を行う場合は、図
1に示す光学ヘッド10に対して、ディスク16を介し
て対物レンズ15に対向する位置にマグネットを備える
ようにして、レーザ光の出力とともに所要の磁界を発生
させる制御を行なうことになる。
【0034】図2は駆動制御部30の一部構成例を説明
するブロック図である。駆動制御部30には例えばフォ
ーカスサーボやトラッキングサーボなどの各種サーボを
制御を実行させるマイクロプロセッサユニット(MP
U)80が備えられ、バス81を介して各メモリ手段や
各種信号制御系と接続されている。フォーカスバイアス
/ジッタ量メモリテーブル82には、所要のフォーカス
バイアス値が複数設定されており、各フォーカスバイア
ス値に基づいて形成したフォーカスドライブ信号でによ
るフォーカスサーボ制御を実行しているときに、ジッタ
量検出部70で検出されるジッタ量が格納される。つま
り、MPU80は、このフォーカスバイアス/ジッタ量
メモリテーブル82を参照することで、フォーカスバイ
アス値に対応したジッタ量を検出することができる。し
たがって、検出されたジッタ量の中で最小のジッタ量に
対応したフォーカスバイアス値を検出することができ
る。
【0035】フォーカスエラー信号/セクタアドレスメ
モリテーブル83は、フォーカスエラー信号FESを例
えばゲート信号発生器51から出力される、例えばセク
タIDを読み出すタイミングに対応したタイミング信号
Timに基づいてサンプリングし、タイミング信号Ti
mに対応したセクタアドレスとともに格納することがで
きる記憶領域を有している。フォーカスエラー信号FE
Sのサンプリングタイミングとしては、例えば各セクタ
におけるデータ部の例えばほぼ終わりに近い部分とさ
れ、例えばディスク16の所定のトラックの1周分の連
続したセクタに対応したフォーカスエラー信号FESの
値が格納される。したがって、MUP80はフォーカス
エラー信号/セクタアドレスメモリテーブル83を参照
することにより、ディスク16の1周分のフォーカスエ
ラー信号FESを把握することができる。なお、各メモ
リテーブル82に対して、実際にはバス81を介して各
データが格納されるが、図2では便宜上各メモリに対し
て直接読み込まれる経路で示している。
【0036】駆動制御部30に供給されるフォーカスエ
ラー信号FESは、減算器84において例えばフォーカ
スバイアス/ジッタ量メモリテーブル82、レーザ出力
パワー/ジッタ量メモリテーブル90に記録されている
フォーカスバイアス値の中で、最適とされているフォー
カスバイアス値が与えられ、補償フィルタ85を介した
うえで、D/A変換器31に出力される。そしてD/A
変換器31でアナログ信号に変換された後に、フォーカ
スサーボ信号FSとしてこの図には示していない二軸ド
ライバ28に供給される。アドレス設定部86はゲート
信号発生器58に対して、例えば後述するテストパター
ンの記録を行う場合などのアドレス設定を行なう。した
がって、ゲート信号発生器58はアドレス設定部86で
設定されたアドレスに基づいて、所要のタイミング信号
を生成する。VGA設定部87は、可変ゲイン設定部3
3が再生RF信号のゲイン調整を行なうためのVGA設
定信号Valを出力する。レーザパワー設定部88は所
要のレベルのレーザ光を得るために、レーザパワー制御
部22にレーザパワー設定信号PSを出力する。ライト
パターン設定部89はアドレス設定部86において設定
されたアドレスに対して記録するテストパターン(イン
クリメントパターン、6Tパターン、又はデクリメント
パターンなど)を設定して、図1に示すパターン発生部
59に供給する。なお、この図にはフォーカスエラー信
号FESの信号経路のみを示しているが、図1に示した
ように駆動制御部30にはトラッキングエラー信号TE
Sも供給され、所要の信号処理が施されて二軸ドライバ
28に供給されることになる。
【0037】2.ジッタ量検出 ところで、記録ピット(マーク)のディスク回転方向の
長さに情報を持たせた記録方式では、前記記録ピットを
読み出して復調した再生データにおいて、該再生データ
の本来のパルス波形(記録ピットの長さに対応してい
る)は、例えば再生クロックPLCKの整数倍となるは
ずである。しかし、記録時におけるピット間の熱干渉
や、再生時のノイズなどさまざまな要因によって、再生
データのパルス波形が理想の波形と比較して変化して見
える場合があり、これが位相エラー信号PEとして検出
される。ジッタとは位相エラー信号PEに対応している
再生データ波形の変化量を定量的に表した数値である。
【0038】以下、図3は位相エラー信号PEを生成す
る例を説明する図である。位相エラー信号PEは、図1
で説明したようにPLL回路40のローパスフィルタ4
4から出力される信号とされる。PLL回路40におい
て、位相比較器41には、例えば図3(a)に示されて
いる再生クロックPLCKと、例えば図3(b)に示さ
れている比較器34で2値化された2値化信号が供給さ
れる。そして位相比較器41による比較結果として、例
えば図3(c)に示されている位相比較出力信号が出力
される。この位相比較出力信号は、再生クロックPLC
Kのパルスの立ち上がりと、2値化信号のパルスの立ち
上がりの位相差tsに応じたパルス波形を有した信号と
される。そして、この位相比較出力信号をVCO42に
よって電圧値に変換すると、図3(d)に示されている
位相エラー信号PEが生成される。
【0039】図4は位相エラー信号PEに基づいてジッ
タ量を求めるジッタ量演算器70の構成例を説明する図
である。PLL回路40から出力される位相エラー信号
PEは、A/D変換器61を介してジッタ量演算器70
に供給される。A/D変換器61は再生クロックPLC
Kのタイミングでデジタル変換処理を行うようにされて
いるので、ジッタ量演算器70には再生クロックPLC
Kに同期したタイミングでデジタル化された位相エラー
信号PEが供給されるようになる。以降、デジタル化さ
れた位相エラー信号を「DPE」という符号を付して説
明する。
【0040】図4に示すジッタ量演算器70に供給され
た位相エラー信号DPEは、まず2乗演算器71におい
て2乗される。これは、符号の処理を無くすためとされ
ているので、例えば位相エラー信号DPEの絶対値を採
って平均化するようにしてもよい。2乗された位相エラ
ー信号DPEは加算器(アダー)72に供給されて、メ
モリ73から出力される積算データとの積算処理を行な
い、積算結果としての積算データをメモリ73に出力す
る。なお、メモリ73に格納される積算データはゲート
信号発生器51から出力されるタイミング信号Timの
立下りのタイミングでクリアされる。
【0041】また、カウンタ75は再生クロックPLC
Kのクロック数のカウントを行なうようにされ、このカ
ウント出力とメモリ73から出力される積算データはレ
ベルシフタ76に供給される。このレベルシフタ76で
は、タイミング信号Timの立ち上がりのタイミング
で、再生クロックPLCKのカウント数だけ積算データ
をシフトするようにして、積算データを平均化するよう
にされている。そして、レベルシフタ76によって平均
化された積算データは、平方根演算器77に供給され平
方根演算処理が施されてジッタ量として出力され、フォ
ーカスバイアス/ジッタ量メモリテーブル82に格納さ
れる。なお、2乗演算器71、加算器72、メモリ7
3、カウンタ75は再生クロックPLCKに同期したタ
イミングで上記した動作を実行するようにされる。
【0042】3.フォーカスバイアスキャリブレーショ
ン 本実施の形態では、ディスク16の記録領域における例
えば最外周トラック(以下、試験トラックという)1周
分のフォーカスエラー信号を検出し、このフォーカスエ
ラー信号の中で最大値と最小値に相当するセクタに対し
て、フォーカスバイアス値を変化させていきながら再生
を行ない、最小ジッタ量に対応したフォーカスバイアス
値を平均化した値を、そのディスク16に対するフォー
カスバイアス値として設定するようにしている。なお、
最外周を例に挙げているのは、面振れが比較的大きいと
されている部位とされているためである。したがって、
例えば最外周側において面振れを検出しやすい位置であ
れば、他の位置で行なうことも可能である。
【0043】図5は、例えばディスク16の試験トラッ
ク1周にわたって、例えばセクタが読み込まれるタイミ
ングでフォーカスエラー信号をサンプリングする例を説
明する図である。図5(a)は、図2に示したフォーカ
スエラー信号/セクタアドレスメモリテーブル83の構
成例を示しており、セクタアドレスエリアには図5
(d)に示されている当該ディスク16のフォーマット
におけるセクタIDが、またサンプリングエリアにはセ
クタアドレスエリアに示すセクタIDに対応したタイミ
ングでサンプリングされたフォーカスエラー信号FES
が格納される。図5(b)は、フォーカスエラー信号F
ESに対応した波形を模式的に示しており、丸付き数字
はサンプリングポイントを示している。また図5(c)
に示されているタイミング信号Timは、例えばセクタ
IDを読み出すタイミングで立ち上がるパルス波形とさ
れ、このタイミング信号Timに基づいてフォーカスエ
ラー信号FESのサンプリングが行なわれる。図5
(d)は、ディスク16のトラック上におけるフォーマ
ットの模式図として、1セクタが例えばセクタIDとデ
ータ部によって構築されていることを示している。な
お、図5(a)〜図5(d)の各図において対応してい
るタイミングは破線で示している。
【0044】例えばディスク16がディスクドライブ装
置10に装填された場合、まず試験トラックにアクセス
して再生動作を行ない、フォーカスエラー信号/セクタ
アドレスメモリテーブル83のサンプリングエリアにフ
ォーカスエラー信号の値を格納していく。つまり、ビー
ムスポットが試験トラック全てを走査して、データの再
生が行なわれると、図5(b)に示したフォーカスエラ
ー信号FESの波形レベルに対応した値が、図5(a)
に示すサンプリングエリアに格納されることになる。つ
まり、駆動制御部30のMPU80ではフォーカスエラ
ー信号/セクタアドレスメモリテーブル83のサンプリ
ングエリアを検索することによって、この図に示すフォ
ーカスエラー信号の例では、サンプリングポイント
「4」に対応したタイミングが最小レベル(min)、
またサンプリングポイント「7」に対応したタイミング
が最大レベル(max)であることを把握することがで
きる。すなわちフォーカスエラー信号FESの値に基づ
いて、ディスク16の半径方向において、セクタID
「4」に対応した部分において面振れが小さく、またセ
クタID「7」に対応した部分において面振れが大きい
とすることができる。なお、この場合の面振れ幅(セク
タID「7」とセクタID「4」に対応するフォーカス
エラー信号の差分)を「Diff」とする。
【0045】ところで、従来例では、予めセクタが規定
されており、例えば規定されているセクタがセクタID
「0」とセクタID「7」とされていた場合、面振れ幅
としては例えばDiff/2となり、本来検出されるべ
き面振れ量が検出されない場合が生じていた。しかし、
本実施の形態では、ディスク16の1周にわたる試験ト
ラックにおけるフォーカスエラー信号FESの最小レベ
ル(min)、最大レベル(max)を検出して、ディ
スク16の面振れ状態を把握したうえで、適切なフォー
カスバイアス値を設定するようにしている。つまり、図
5に示す例では、セクタ「4」、及びセクタ「7」に対
してフォーカスバイアス値を変化させていきながら再生
を行ない、最小ジッタ量に対応したフォーカスバイアス
値を基準値として設定する。
【0046】図6は、セクタ「4」及びセクタ「7」を
再生した場合のジッタ量とフォーカスバイアスの関係を
示しており、■印がセクタ「4」、●印がセクタ「7」
に対応している。なお、この図に横軸方向に示されてい
る値として、「0」を起点として「+」側の値は、ディ
スク16の記録面に対して対物レンズ15の焦点位置
(フォーカス位置)が手前側に位置する状態、すなわ
ち、対物レンズ15がディスク16の記録面の表面に対
してジャストフォーカス点を得るために規定されている
位置よりも離れた位置にある状態を示す。また「−」側
の値は、ディスク16の記録面に対して対物レンズ15
の焦点位置が奥側に位置する状態、すなわち、対物レン
ズ15がディスク16に対してジャストフォーカス点を
得るために規定されている位置よりも近い位置にある状
態を示す。
【0047】フォーカスバイアスの調整を行う場合は、
フォーカスバイアス値を変化させていきながら、フォー
カスバイアス値毎のジッタ量を検出してフォーカスバイ
アス/ジッタ量メモリテーブル82に格納していく。フ
ォーカスバイアス/ジッタ量メモリテーブル82にはフ
ォーカスバイアス値として、図6に示す例えば「−1」
〜「+1」までのフォーカスバイアス値を設定し、これ
らのフォーカスバイアス値をフォーカスエラー信号に加
えた状態でのジッタ量を検出することになる。したがっ
て、フォーカスバイアス値を「−1」〜「+1」までイ
ンクリメントさせて、各フォーカスバイアス値に対応し
たジッタ量をフォーカスバイアス/ジッタ量メモリテー
ブル82のジッタ量エリアに格納していく。そして、フ
ォーカスバイアス値「−1」〜「+1」に対応したジッ
タ量が格納された時点でジッタ量の検索を行ない、最小
のジッタ量に対応したフォーカスバイアス値を検出す
る。本実施の形態ではこのフォーカスバイアス値の検出
をフォーカスエラー信号の値が最小であったセクタ
「4」、及びフォーカスエラー信号の値が最大であった
セクタ「7」に対して行なうようにする。
【0048】そして、図示されているように、フォーカ
スエラー信号FESの値が最大であったセクタ「7」の
場合、最小のジッタ量に対応したフォーカスバイアス値
「+F」は例えば「−0.25μm」とされている。同
様に、セクタ「4」の場合、最小のジッタ量に対応した
フォーカスバイアス値「−F」は例えば「+0.3μ
m」とされている。また、フォーカスバイアス値の差分
が、図5に示した面振れ量「Diff」に対応すること
になり、面振れによってフォーカスバイア値が最適とな
るポイントが「Diff」に相当する分だけ変移する。
したがって、本実施の形態ではフォーカスバイアス値
「+F」と「−F」の平均値を採って、この値を当該デ
ィスク16におけるフォーカスバイアス値FPとして設
定する。以降フォーカスバイアス値FPを基準としてみ
た場合、フォーカスエラー信号FESの値が最大であっ
たセクタにおいて、最小のジッタ量に対応したフォーカ
スバイアス値を「+F」、フォーカスエラー信号FES
の値が最小であったセクタにおいて、最小のジッタ量に
対応したフォーカスバイアス値を「−F」とする。
【0049】次ぎに、ジッタ量に基づいてフォーカスバ
イアス値を設定する場合について説明する。まず図7に
したがい、規定されたセクタにおいてフォーカスバイア
スの調整を行なう場合を例に挙げて説明する。この図の
例は、図5に示したセクタ「0」とセクタ「7」を想定
した模式図である。なお、この図にはジッタ量しきい値
が破線で示されており、このしきい値よりも小さい(図
中下方)とされるジッタ量が許容されているものとされ
る。図5(b)に示したように、セクタ「0」とセクタ
「7」の面振れ量を「Diff/2」とすると、フォー
カスバイアス値FPを基準として見た場合、セクタ
「0」の最小ジッタ量に対応したフォーカスバイアス値
を「−F/2」、セクタ「7」の最小ジッタ量に対応し
たフォーカスバイアス値を「+F/2」とすることがで
きる。つまり、この面振れ幅Diff/2をマージンと
してフォーカスバイアス値を設定した場合、例えば破線
で示すセクタ「4」に対応させることを想定するとジッ
タ量の許容範囲を超えてしまう。すなわち、図7に示す
ように設定されたフォーカスバイアス値FPは、セクタ
「4」に対しては適切なものではなく、フォーカスサー
ボがかかっていた状態でも、安定したフォーカスサーボ
制御を実現することができない状況が生じていた。
【0050】図8は、本実施の形態として、セクタ
「4」とセクタ「7」のジッタ量を検出してフォーカス
バイアスの調整を行なう例を挙げている。この場合、図
6に示したが、セクタ「4」の最小ジッタ量に対応した
フォーカスバイアス値を「−F」、セクタ「7」の最小
ジッタ量に対応したフォーカスバイアス値を「+F」と
することができる。したがって、この2値の平均値を採
って基準となるフォーカスバイアス値「0」を設定する
ことによって、本実施の形態では、ディスク16の1周
分にわたる面振れ量「Diff」に対応したフォーカス
バイアス値を設定することができるようになる。
【0051】なお、試験トラックに記録されているデー
タとしては、例えば所要のテストパターン(例えばイン
クリメントパターンなど)等とされる。したがって、テ
ストパターンがディスクに記録されていないと判別した
場合には、当該ディスクドライブ装置によって記録する
ようにしてもよい。また、ジッタ量の計測は、通常のユ
ーザデータを再生した場合においても可能とされるの
で、必ずしもテストパターンで行なわなくてもよい。
【0052】ところで、ジッタ量の検出方法としては、
例えば、隣接トラックからのクロストークを考慮してジ
ッタ量の検出を行なうこともできる。この場合、例えば
3トラックにわたって記録されている所要のテストパタ
ーンを用いてジッタ量の検出を行なうことになる。テス
トパターンとしては、3トラックの内の中央のトラック
tr2に例えば順次マーク長が長くなるインクリメント
パターン、またトラックtr2に隣接するトラックtr
1、tr3に例えばトラックtr2に対する漏れ込み量
が大きい6Tパターン等を記録することで形成されてい
る。つまり、ジッタ量の検出を行う場合、ビームスポッ
トはトラックtr2を走査することになるが、このと
き、トラックtr1、tr3のクロストークを考慮した
状態でのジャストフォーカスポイントを検出することが
できる。
【0053】図9は、ジッタ量とフォーカス位置の関係
を説明する図であり、縦軸方向にジッタ量、横軸方向に
フォーカス位置(−2μm〜+2μm)、及びこのフォ
ーカス位置に対応したフォーカスバイアス値(−Fa〜
+Fb)を示している。図9において、□印で示されて
いる曲線Laは、クロストークを考慮していないテスト
パターンが記録されている場合のジッタ量/フォーカス
位置の関係を示している。また同じく図9において、○
印で示されている曲線Lbは、クロストークを考慮した
テストパターンが記録されている場合のジッタ量/フォ
ーカス位置の関係を示している。
【0054】再生信号にクロストークの影響がない場
合、例えば曲線Laに示されているように、フォーカス
位置がディスク16の記録面に対して−1.5μmから
+0.5μmの範囲にある場合は、ほぼジッタが生じな
い状態となる。つまり、この場合のフォーカスバイアス
値としては、フォーカス位置が−1.5μmから+0.
5μmの間とされていれば、ジャストフォーカス位置
「0」から外れ、デフォーカス状態であったとしても、
再生特性にほとんど影響を与えることがないといえる。
【0055】また、再生信号にクロストークの影響が現
れる場合は例えば曲線Lbから解るように、曲線Laに
対してフォーカス位置に応じてジッタ量が大きく変化す
る。このようにクロストークが要因でジッタ量が変化し
たり、また、デフォーカス状態においてもジッタ量が変
化するのは以下に示す現象とされていることが考えられ
る。
【0056】図10は、トラックtr2にインクリメン
トパターンのみが記録されクロストークを考慮していな
い場合に、すなわち隣接トラックにデータが記録されて
いない状態で、ビームスポットSpがトラックTr2を
走査する場合を説明する模式図である。図10(a)
は、ジャストフォーカス状態を示しており、ビームスポ
ットSpの形状は、ほぼ円形とされる。しかし、図10
(b)に示されている例では、対物レンズ15のフォー
カス位置がディスク16の記録面に対して手前側にデフ
ォーカスした状態、すなわち現在のフォーカスバイアス
値が規定されているフォーカスバイアス値よりも小さい
状態を示しており、ビームスポットはディスク16の回
転方向、すなわちトラックの長手方向を長辺とする楕円
形状になる。また、図10(c)に示されている例で
は、対物レンズ15のフォーカス位置がディスク16の
記録面に対して奥側にデフォーカスした状態、すなわち
現在のフォーカスバイアス値が規定されているフォーカ
スバイアス値よりも大きい状態を示しており、ビームス
ポットSpはディスク16の半径方向を長辺とする楕円
形状になる。図10(b)(c)に示したように、ビー
ムスポットSpが楕円状に変形するのは、レーザダイオ
ード11、対物レンズ15などからなる光学系に非点収
差が存在するためとされる。
【0057】図10に示すようにインクリメントパター
ンが記録されているトラックtr2の隣接トラック(t
r1、tr3)にデータの書きこみが行なわれていない
と、非点収差によってビームスポットSpが変形して隣
接したトラックtr1、tr3を走査しても、信号が記
録されていないのでクロストークが検出されず、ジッタ
量は図8に示した曲線Laに対応したものとなる。つま
り、デフォーカス状態にもかかわらず、ジッタ量は良好
なものとして検出されるようになる。
【0058】また、図11に示されているように隣接ト
ラックtr1、tr3に対して例えば6Tパターンなど
とされるデータが記録されている状態でビームスポット
Spがトラックtr2を走査した場合、非点収差によっ
てビームスポットSpが変形すると、トラックtr1、
tr3に記録されている6Tパターンによるクロストー
クの影響が現れる。図11(a)は、ジャストフォーカ
スとされてビームスポットSpは変形していないので、
クロストークによる影響は少ない状態とされる。なお、
図示されているように、隣接トラックtr1、tr3の
6Tパターンにもビームスポットは照射されているが、
ビームスポットSpはその進行方向(ディスクの回転方
向)に対して解像度が高くなるようにされているので、
半径方向に隣接して位置している6Tパターンによる影
響は少ないものとなる。
【0059】しかし、図11(b)に示されているよう
に、対物レンズ15のフォーカス位置がディスク16の
記録面に対して手前側にデフォーカスして、ビームスポ
ットの形状がディスク16の回転方向、すなわちトラッ
クの長手方向を長辺とする楕円形状になった場合、光学
的な読み取り解像度が低下してジッタ量も増加すること
になる。同様に図11(c)に示されている例におい
て、対物レンズ15のフォーカス位置がディスク16の
記録面に対して奥側にデフォーカスした場合も、ビーム
スポットがディスク16の半径方向を長辺とする楕円形
状に変形することにより、光学的な読み取り解像度が低
下してジッタ量も増加することになる。
【0060】このようにして、検出されたジッタ量は、
ビームスポットSpのデフォーカス量に対応している。
したがって、このジッタ量が最も小さくなるようにフォ
ーカスバイアス値を検出することができる。このような
最小フォーカスバイアス値の検出を、本実施の形態の場
合セクタ「4」、及びセクタ「7」に対して行なって、
図6、図8で説明したように最小ジッタ量「−F」、
「+F」を求めてこれらの値の平均値を求めることによ
って、最適なフォーカスバイアス値を得ることができる
ようになる。
【0061】このように、クロストークを考慮してジッ
タ量の検出を行なうことによって、ディスク16に対す
る、より適切なフォーカスバイアス値を得ることが出き
るようになる。
【0062】なお図11に示したテストパターンは、装
填された例えばディスクに形成されていない場合は、当
該ディスクドライブ装置によって記録するようにしても
よい。また、例えば、工場出荷時などにおいて、記録動
作や再生動作が保証されている試験用のディスクドライ
ブ装置などによって、予め記録されているパイロット信
号などを用いて行なってもよい。この場合、テストパタ
ーンの信頼性が高いのでジッタ量の検出精度も向上し、
これにより設定されるフォーカスバイアス値も信頼性の
高いものとなる。
【0063】図12は、フォーカスバイアス値を設定す
る場合の遷移を説明するフローチャートである。ディス
ク16の装填を検出すると(S001)、まず試験トラ
ック(本実施の形態では例えば最外周側)にアクセスす
る(S002)。そして、試験トラック1周分の再生動
作を行ないフォーカスエラー信号を例えば各セクタに対
応したタイミングでサンプリングして、フォーカスエラ
ー信号/セクタアドレスメモリテーブル83に格納し
(S003)、フォーカスエラー信号の最大値と最小値
を検出する(S004)。次ぎに、フォーカスバイアス
値をインクリメントさせながらフォーカスエラー信号が
最大値であったセクタを再生した場合の、第一の最小ジ
ッタ量を求める(S005)。同様に、フォーカスバイ
アス値をインクリメントさせながらフォーカスエラー信
号が最小値であったセクタを再生した場合の、第二の最
小ジッタ量を求める(S006)。なお、ステップS0
05、S006においてインクリメントされるフォーカ
スバイアス値は、フォーカスバイアス/ジッタ量メモリ
テーブル82に設定されている値とされる。そして、第
一の最小ジッタ量が検出された場合のフォーカスバイア
ス値と、第二の最小ジッタ量が検出された場合のフォー
カスバイアス値の平均値を求め(S007)、この平均
値を当該ディスク16に対応したフォーカスバイアス値
として設定する(S008)。その後、例えばホストコ
ンピュータ等から供給される所要のコマンドを受信する
ことができる、待機状態に移行する(S009)。
【0064】このように、本実施の形態ではディスク1
6の1周にわたるフォーカスエラー信号の最大値及び最
小値から面振れ量を検出して、この面振れ量に対応した
フォーカスバイアス値を設定することができるようにさ
れている。したがって、この状態で通常動作に移行した
場合でも、面振れに対応した安定したフォーカスサーボ
制御を実現することができるようになる。また、本発明
は光学手段によってデータの読み出しを行なうことがで
きるように構成されているディスクドライブ装置に対し
て適用することが可能である。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、ディス
ク状記録媒体の1周にわたるフォーカスエラー信号の最
大値、最小値が検出されるデータ単位領域(セクタ)に
対してフォーカスバイアスの調整を行なって、これらの
セクタにおいてジッタ量が最小になった場合のフォーカ
スバイアス値の平均値を、正規のフォーカスバイアス値
として設定するようにしている。つまり、ディスク状記
録媒体に対して面振れ検出を行なったうえで、フォーカ
スバイアス値を設定するようにしているので、常に面振
れ量に対応したフォーカスバイアス値を設定することが
できる。したがって、ディスク1周に対応した適切なフ
ォーカスバイアス値を設定することができ、面振れがあ
るディスクに対しても安定したフォーカスサーボ制御を
実現することができる。
【0066】さらに、隣接する第二のトラック(tr
1、tr3)に、前記第一のトラックに記録されている
信号とは異なる信号が記録された所要のテストパターン
が記録されているトラック(tr2)において、ジッタ
量の検出を行なうことで、隣接トラックのクロストーク
に対応した精度のよいジッタ量を検出することができ
る。したがって、このジッタ量に基づいて設定されるフ
ォーカスバイアス値も精度のよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスクドライブ装置の
構成例を説明するブロック図である。
【図2】図1に示されている駆動制御部の構成例を示す
ブロック図である。
【図3】位相エラー信号を説明する波形を示すタイミン
グチャートである。
【図4】ジッタ量演算部の構成例を説明する図である。
【図5】フォーカスエラー信号をサンプリングする例を
説明する図である。
【図6】ジッタ量とフォーカスバイアス値の関係を説明
する図である。
【図7】ディスクにおいて面振れ幅が最大ではない位置
でフォーカスバイアス値の設定を行う場合の例を説明す
る図である。
【図8】ディスクにおいて面振れ幅が最大とされる位置
でフォーカスバイアス値の設定を行う場合の例を説明す
る図である。
【図9】隣接トラックからのクロストークが有る場合の
フォーカスバイアスとジッタ量の関係を示す図である。
【図10】ビームスポットのデフォーカス状態を説明す
る模式図である。
【図11】本実施の形態のテストパターンに対応させて
ビームスポットのデフォーカス状態を説明する模式図で
ある。
【図12】フォーカスバイアス値を設定する場合の処理
遷移を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 ディスクドライブ装置、16 ディスク、22
レーザパワー制御部、30 駆動制御部、40 PLL
回路、50 データ転送制御部、70 ジッタ量演算
部、78 ピークボトム検出部、82 フォーカスバイ
アス/ジッタ量メモリテーブル、83 フォーカスエラ
ー信号/セクタアドレスメモリテーブル、tr1,tr
2,tr3 トラック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填されたディスク状記録媒体に形成さ
    れる所要のトラック1周にわたって対物レンズを介して
    レーザ光の照射を行なって、その反射光情報を読み出す
    読み出し手段と、 前記反射光情報から前記レーザ光の合焦状態に対応した
    フォーカスエラー信号を生成するエラー生成手段と、 前記反射光情報を読み出している場合のフォーカスエラ
    ー信号を、所要のデータ単位領域に対応したタイミング
    でサンプリングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段によってサンプリングされたフォ
    ーカスエラー信号の中で、最大値と最小値を検出する検
    出手段と、 前記最大値に対応したデータ単位領域に対してフォーカ
    スバイアス値を変化させていきながら再生を行なった場
    合の、第一の最小ジッタ量を検出する第一のジッタ量検
    出手段と、 前記最小値に対応したデータ単位領域に対してフォーカ
    スバイアス値を変化させていきながら再生を行なった場
    合の、第二の最小ジッタ量を検出する第二のジッタ量検
    出手段と、 前記第一、第二の最小ジッタ量に対応したフォーカスバ
    イアス値の平均値をフォーカスバイアス値として設定す
    るフォーカスバイアス設定手段と、 を備えたことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 ディスク状記録媒体上において、或る第
    一のトラックには、特定の第一のテストパターンが記録
    されているとともに、この第一のトラックに隣接する第
    二のトラックには、前記第一のテストパターンとは異な
    る第二のテストパターンが記録されているものとしたう
    えで、 前記読み出し手段は、前記第一のトラックを前記所要の
    トラックとして読み出しを行なうようにされていること
    を特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 装填されたディスク状記録媒体に形成さ
    れる所要のトラック1周にわたって対物レンズを介して
    レーザ光の照射を行なって、その反射光情報を読み出す
    工程と、 前記反射光情報から前記レーザ光の合焦状態に対応した
    フォーカスエラー信号を生成する工程と、 前記反射光情報を読み出している場合のフォーカスエラ
    ー信号を、所要のデータ単位領域に対応したタイミング
    でサンプリングする工程と、 前記フォーカスエラー信号の中で、最大値と最小値を検
    出する工程と、 前記最大値に対応したデータ単位領域に対してフォーカ
    スバイアス値を変化させていきながら再生を行なった場
    合の、第一の最小ジッタ量を検出する工程と、 前記最小値に対応したデータ単位領域に対してフォーカ
    スバイアス値を変化させていきながら再生を行なった場
    合の、第二の最小ジッタ量を検出する工程と、 前記第一、第二の最小ジッタ量に対応したフォーカスバ
    イアス値の平均値をフォーカスバイアス値として設定す
    る工程と、 を備えたことを特徴とするフォーカスバイアス設定方
    法。
  4. 【請求項4】 前記所要のトラックは、該トラックに隣
    接する第二のトラックに、前記トラックに記録されてい
    るテストパターンとは異なるテストパターンが記録され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のフォーカスバ
    イアス設定方法。
JP11209392A 1999-07-23 1999-07-23 ディスクドライブ装置、フォーカスバイアス設定方法 Withdrawn JP2001034966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11209392A JP2001034966A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 ディスクドライブ装置、フォーカスバイアス設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11209392A JP2001034966A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 ディスクドライブ装置、フォーカスバイアス設定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001034966A true JP2001034966A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16572150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11209392A Withdrawn JP2001034966A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 ディスクドライブ装置、フォーカスバイアス設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001034966A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100617148B1 (ko) 2004-07-01 2006-08-30 엘지전자 주식회사 광 디스크 재생/기록 시스템에서의 포커스 바이어스설정방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100617148B1 (ko) 2004-07-01 2006-08-30 엘지전자 주식회사 광 디스크 재생/기록 시스템에서의 포커스 바이어스설정방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7876655B2 (en) Optical recording medium and recording device for this optical recording medium and recording method
US6842414B1 (en) Apparatus and method for compensating tilt of optical disc
KR100943980B1 (ko) 광기록 장치와 광재생 장치, 및 기록 매체 기록 방법과기록 매체 재생 방법
JP3917878B2 (ja) 光記憶装置及び、その最適フォーカスオフセット値決定方法
JP4576316B2 (ja) サーボ制御信号生成装置、光ディスク装置及びサーボ制御信号生成方法
JP2001034945A (ja) ディスクドライブ装置、及び未記録領域検出方法
JPH05266484A (ja) 情報再生装置
JP2001034947A (ja) ディスクドライブ装置、調整動作実行タイミングの判別方法
KR100607022B1 (ko) 디스크 장치
JP2001034966A (ja) ディスクドライブ装置、フォーカスバイアス設定方法
JP4264653B2 (ja) 光ディスク装置、フォーカスバイアス及び球面収差補正値調整方法
JP2000222747A (ja) 光ディスク装置およびサーボパラメータ調整装置
KR20010059876A (ko) 광 기록재생기의 제어 방법
KR100493274B1 (ko) 틸트 검출 방법 및 장치
KR100519280B1 (ko) 틸트 제어 방법
JP2002251739A (ja) 位相補償方法及び光記憶装置
JP4003345B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2002197682A (ja) 光ディスク再生方法及び光ディスク再生装置
JP3560837B2 (ja) トラッキング補正方法及び記憶装置
JP2001014678A (ja) 記録媒体の製造方法、ディスクドライブ装置
JP4036061B2 (ja) ディスクドライブ装置、サーボゲイン調整方法
US20080151715A1 (en) Disc Apparatus
JP2002288848A (ja) 光ディスク装置及びその調整方法
KR100595248B1 (ko) 상 변화형 광 디스크의 기록 제어 방법
JP2000090443A (ja) ディスクドライブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061003