JPH1173711A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

Info

Publication number
JPH1173711A
JPH1173711A JP9232161A JP23216197A JPH1173711A JP H1173711 A JPH1173711 A JP H1173711A JP 9232161 A JP9232161 A JP 9232161A JP 23216197 A JP23216197 A JP 23216197A JP H1173711 A JPH1173711 A JP H1173711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
setting
medium
settling
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9232161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3602696B2 (ja
Inventor
Masaaki Iwasaki
正明 岩崎
Shigetomo Yanagi
茂知 柳
Shigeyoshi Tanaka
繁良 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP23216197A priority Critical patent/JP3602696B2/ja
Priority to US09/017,853 priority patent/US6014349A/en
Publication of JPH1173711A publication Critical patent/JPH1173711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3602696B2 publication Critical patent/JP3602696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/14Details of the phase-locked loop for assuring constant frequency when supply or correction voltages fail or are interrupted
    • H03L7/143Details of the phase-locked loop for assuring constant frequency when supply or correction voltages fail or are interrupted by switching the reference signal of the phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
    • H03L7/197Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between numbers which are variable in time or the frequency divider dividing by a factor variable in time, e.g. for obtaining fractional frequency division
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L2207/00Indexing scheme relating to automatic control of frequency or phase and to synchronisation
    • H03L2207/04Modifications for maintaining constant the phase-locked loop damping factor when other loop parameters change

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゾーンCAV媒体のリード時に周波数シンセサ
イザの周波数を変化させた際の整定待ち時間の無駄をな
くし上位装置へのデータ転送速度を高める。 【解決手段】周波数シンセサイザ26は、周波数制御値
の設定により媒体のデータ読出しに必要な周波数の基準
クロックを発生する。設定制御部90は、媒体の任意の
位置からデータを読み出す際に、ゾーン位置に応じた周
波数制御値を周波数シンセサイザ26に設定して基準ク
ロックの周波数を制御させると共に、周波数シンセサイ
ザ以外の1又は複数の処理部に、媒体の読出位置に応じ
て予め定めた所定の制御値を設定する。整定待ち処理部
92は、周波数シンセサイザ26の周波数が安定するま
での整定時間T1と、その他の処理部の設定制御に必要
な設定処理時間T2とを求め、整定時間T1と定処理時
間T2の差(T1−T2)を待ち時間Twとして次の処
理への移行を待ち状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゾーンCAV方式(ゾ
ーン角速度一定方式)の媒体をリードする際に、媒体の
ゾーンに応じてリードクロックの周波数を可変制御させ
る記憶装置に関し、特に、周波数シンセイザに媒体ゾー
ンに応じた分周比を設定して変化させた周波数が安定す
るまでの整定時間の待ち制御を最適化した記憶装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、市場に出回っているMOカートリ
ッジとして知られた光磁気ディスク媒体には、128M
B,230MB,540MB,640MB、ダイレクト
・オーバライト対応の540MB,640MBがあり、
このうち230MB,540MB,640MBの媒体
は、ゾーンCAV方式を採用している。尚、128MB
媒体は1ゾーンのため単なるCAV方式となる。
【0003】ゾーン−CAV方式は、媒体のデータエリ
アが半径方向に複数のゾーンに分けられており、外側に
いくほどゾーンの記録周波数が高くなっている。したが
って、光ディスクドライブによりゾーンCAV方式の媒
体からデータを読み出す場合、目的ゾーンによって基準
クロックの周波数を変更する必要がある。この基準クロ
ックの設定は普通、リードLSIと呼ばれるデータ再生
専用のLSIの中にあるPLLを用いた周波数シンセサ
イザによって行われ、外部で発振している周波数fiの
クロックを入力して、MPUから指示される2つのディ
ジタル値m,nによって分周比(m/n)が設定され、
出力する基準クロックの周波数foが fo=(m/n)fi で与えられる。
【0004】また、ゾーン毎のデータを読み出す際に
は、周波数シンセサイザの設定のほかにもフィルタカッ
トオフ周波数等の他のパラメータの設定も必要であり、
同様にリードLSIにディジタル値を書き込むことによ
って設定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光ディクスドライブにあっては、リードLS
Iの周波数シンセサイザにMPUにより分周比を設定し
て周波数を変化させる場合、分周値をリードLSIに書
き込んでから実際に基準クロックが目的とする周波数に
安定するまでには時間がかかる。この時間は通常、整定
時間という。この整定時間は、設定する分周比の変化量
に比例する。
【0006】周波数シンセサイザの出力する基準クロッ
クの周波数が安定しない状態でリード処理を行うとエラ
ーとなるため、基準クロックが整定するまでの時間に亘
り処理を待つ必要がある。従来、この整定待ち時間につ
いては、周波数シンセサイザの分周比を媒体に必要な周
波数レンジで最大に変化させ、このときの整定時間を実
際に測定し、測定した最大整定時間を周波数シンセサイ
ザに分周比を設定した後の待ち時間として一律に設定し
ている。
【0007】このため、ゾーンの移動量が少ない場合に
おいても、媒体の周波数レンジに対応した最大整定時間
が待ち時間となり、実際には整定していても余分に待つ
こととなり、上位装置へのデータ転送が見掛上遅くなる
という問題があった。本発明は、このような従来の問題
点に鑑みてなされたもので、ゾーンCAV媒体のリード
時で周波数シンセサイザの周波数を変化させた際の整定
待ち時間の無駄をなくして上位装置に対するデータ転送
速度を高めた記憶装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明の記憶装置は、周波数シンセサイザ2
6、設定制御部90、及び整定待ち状態利部92を備え
る。周波数シンセサイザ26は、周波数制御値の設定に
より媒体のデータ読出しに必要な周波数の基準クロック
を発生する。
【0009】設定制御部90は、半径方向で複数ゾーン
に分割され一定角速度で回転されるディスク媒体、即ち
ゾーンCAV方式の媒体の任意の位置からデータを読出
す際に、媒体上の読出位置に応じて予め定めた周波数制
御値を周波数シンセサイザ26に設定して基準クロック
の周波数を制御させると共に、周波数シンセサイザ26
以外の1又は複数の処理部に、媒体の読出位置に応じて
予め定めた所定の制御値を設定する。
【0010】整定待ち処理部92は、周波数制御値を周
波数シンセサイザ26に設定してから対応する周波数に
安定するまでの整定時間T1から周波数シンセサイザ2
6以外の処理部の設定制御に必要な設定処理時間T2を
差し引いた待ち時間Tw=(T1−t2)に亘り次の処
理への移行を待ち状態とする。このように本発明にあっ
ては、周波数シンセサイザ26が整定するまでの待ち時
間を、周波数シンセサイザ26に対する設定値の変化量
に比例した時間とすることにより、実際の周波数シンセ
サイザ26で周波数が安定するまでの整定時間に近づ
け、待ち時間の無駄を最小限に抑えることができる。,
また、周波数シンセサイザ26以外にも目的トラックの
属するゾーンに対応した他の処理部に対するパラメータ
の設定も同時に行われていることから、この他の処理部
の処理時間T2を整定時間T1から引いた値(T1−T
2)を実際の待ち時間Twとすることで、更に待ち時間
が短縮できる。
【0011】このように周波数シンセサイザ26が整定
するまでの待ち時間を、実際の周波数シンセサイザ26
の周波数が安定するまでの時間と近づけることによって
余分な待ち時間を無くし、上位装置へのデータ転送を速
くできる。整定待ち処理部92は、整定時間T1が設定
処理時間T2より長い場合(T1>T2)に、整定時間
T1から設定処理時間T2を差し引いた待ち時間Tw=
(T1−T2)に亘り次の処理への移行を待ち状態と
し、整定時間T1が設定処理時間以下の場合(T1≦T
2)は、待ち時間Twを零として設定処理時間T2の経
過時点で次の処理に移行させる。
【0012】整定待ち処理部92は、設定制御部90に
より周波数シンセサイザ26に設定される前回の周波数
制御値と今回の周波数制御値との差に基づいて整定時間
を算出する。具体的には、周波数シンセサイザ26は、
設定制御部90による分周比(m/n)の設定を受けて
入力クロック周波数fiに分周比(m/n)を乗じた出
力周波数fo=(m/n)・fiの基準クロックを発生
する。
【0013】設定制御部90は、周波数シンセサイザ2
6に媒体のゾーン位置に応じた第1分周値mを媒体の種
別に応じた第2分周値nで除した分周比(m/n)を設
定する。更に、整定待ち処理部92は、前回と今回の第
1分周値mの差に基づいて整定時間を算出する。また整
定待ち処理部92は、前回の媒体上の読出位置と今回の
媒体上の読出位置の差に基づいて整定時間を算出するこ
ともできる。即ち、整定待ち制御部は、前回の媒体上の
読出ゾーン位置と今回の媒体上の読出ゾーン位置との差
に基づいて整定時間を算出する。この場合、周波数シン
セサイザ26が整定するまでの整定時間T1は、媒体の
ゾーン位置の変化量に比例した時間となる。
【0014】設定制御部90は、周波数シンセサイザ2
6の周波数制御値の設定以外に、周波数シンサイザに設
けたPLLループのダンピングファクタζを選択する抵
抗値の設定、周波数シンサイザに設けた電圧制御発振器
(VCO)の発振周波数を媒体の周波数レンジ内の所定
周波数に制御する制御電圧の設定、媒体のトラックセク
タにおけるデータ領域の戻り光を受光したディテクタが
出力するデータ信号を等化する等化器のカットオフ周波
数の設定、及び媒体のID領域からの戻り光を受光した
ディテクタが出力するID信号からセクタマークを検出
するセクタマーク検出回路のカットオフ周波数の設定の
各々を実行する。
【0015】本発明の記憶装置はMPUとDSPの2つ
のプロセッサを持ち、設定制御部90及び整定待ち処理
部92は、上位装置のリードコマンドに基づくシーク命
令の実行と平行して、周波数シンセサイザ26及び他の
処理部に対する設定制御と整定待ち処理を実行する。ま
た設定制御部90整定待ち処理部92は、上位装置のリ
ードコマンドに基づくシーク命令の実行がシークエラー
となった際に、エラーゾーンに対応した周波数シンセサ
イザ26及び他の処理部に対する設定制御を行い、整定
待ち処理部92による待ち時間経過時にリトライシーク
を実行させる。この場合、設定制御部90及び整定待ち
処理部92の各処理をMPUで実行し、シーク命令をD
SPで実行させる。
【0016】また本発明の記憶装置は、DSPをもたず
MPUのみで処理する場合(シングルプロセッサ構成)
に、設定制御部90及び整定待ち処理部92は、上位装
置のリードコマンドに基づくシーク命令の実行に先立っ
て、周波数シンセサイザ26及び他の処理部に対する設
定制御と整定待ち処理を実行する。本発明の別の形態に
あっては、データ読出しの際に周波数シンセサイザ26
の周波数設定制御のみを行う。即ち、周波数制御値の設
定により媒体のデータ読出しに必要な周波数の基準クロ
ックを発生する周波数シンセサイザ26を有し、設定制
御部90は、半径方向で複数ゾーンに分割され一定角速
度で回転されるディスク媒体の任意の位置からデータを
読み出す際に、読出位置に応じて予め定めた周波数制御
値を周波数シンセサイザ26に設定して基準クロックの
周波数を制御させる。
【0017】また整定待ち処理部92は、周波数制御値
を周波数シンセサイザ26に設定してから対応する周波
数に安定するまでの整定時間T1を求め、この整定時間
T1が経過するまで次の処理への移行を待ち状態とす
る。この場合にも、周波数シンセサイザ26が整定する
までの待ち時間を、実際の周波数シンセサイザ26の周
波数が安定するまでの時間と近づけることによって、余
分な待ち時間を無くし、上位装置へのデータ転送を速く
できる。
【0018】整定待ち処理部92は、設定制御部90に
より周波数シンセサイザ26に設定される前回の周波数
制御値と今回の周波数制御値との差に基づいて整定時間
を算出する。即ち、周波数シンセサイザ26は、設定制
御部90による分周比(m/n)の設定を受けて入力ク
ロック周波数fiに分周比(m/n)を乗じた出力周波
数foの基準クロックを発生し、設定制御部90は、周
波数シンセサイザ26に媒体のゾーン位置に応じた第1
分周値mを媒体の種別に応じた第2分周値nで除した分
周比(m/n)を設定し、更に、整定待ち処理部92
は、前回と今回の第1分周値mの差に基づいて前記整定
時間を算出する。
【0019】整定待ち処理部92は、前回の媒体位置と
今回の媒体位置の差に基づいて整定時間を算出する。即
ち、整定待ち制御部は、前回の媒体ゾーン位置と今回の
媒体ゾーン位置との差に基づいて整定時間を算出する。
【0020】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.装置構成 2.複数パラメータの設定制御と整定待ち 3.単一パラメータの設定制御と整定待ち 4.シングルプロセッサによるパラメータ設定制御と整
定待ち 1.装置構成 図2は本発明の記憶装置であり、光学的記憶装置である
光ディスクドライブを例にとっている。本発明の光ディ
スクドライブは、コントロールユニット10とエンクロ
ージャ11で構成される。コントロールユニット10に
は光ディスクドライブの全体的な制御を行うMPU1
2、上位装置との間でコマンド及びデータのやり取りを
行うインタフェース17、光ディスク媒体に対するデー
タのリード・ライトに必要な処理を行う光ディスクコン
トローラ(ODC)14、DSP16、及びバッファメ
モリ18が設けられる。バッファメモリ18は、MPU
12、光ディスクコントローラ14、及び上位インタフ
ェース17で共用される。
【0021】光ディスクコントローラ14には、フォー
マッタ14−1とECC処理部14−2が設けられる。
ライトアクセス時には、フォーマッタ14−1がNRZ
ライトデータを媒体のセクタ単位のに分割して記録フォ
ーマットを生成し、ECC処理部14−2がセクタライ
トデータ単位にECCコードを生成して付加し、必要な
らばCRCコードを生成して付加する。更に、ECCエ
ンコードの済んだセクタデータを例えば1−7RLL符
号に変換する。
【0022】リードアクセス時には、セクタリードデー
タを1−7RLL逆変換し、次にECC処理部14−2
でCRCチェックした後にエラー検出訂正し、更にフォ
ーマッタ14−1でセクタ単位のNRZデータを連結し
てNRZリードデータのストリームとして上位装置に転
送させる。光ディスクコントローラ14に対してはライ
トLSI回路20が設けられ、ライトLSI回路20に
はライト変調部21とレーザダイオード制御回路22が
設けられる。レーザダイオード制御回路22の制御出力
は、エンクロージャ11側の光学ユニットに設けたレー
ザダイオードユニット30に与えられている。レーザダ
イオードユニット30はレーザダイオード30−1とモ
ニタ用ディテクタ30−2を一体に備える。ライト変調
部21は、ライトデータをPPM記録またはPWM記録
(マーク記録またはエッジ記録ともいう)でのデータ形
式に変換する。
【0023】レーザダイオードユニット30を使用して
記録再生を行う光ディスク、即ち書替え可能なMOカー
トリッジ媒体として、この実施形態にあっては128M
B、230MB、540MB及び640MBのいずれか
を使用することができる。このうち128MB及び23
0MBのMOカートリッジ媒体については、媒体上のマ
ークの有無に対応してデータを記録するピットポジショ
ン記録(PPM記録)を採用している。また媒体の記録
フォーマットはゾーンCAVであり、ユーザ領域のゾー
ン数は、128MB媒体が1ゾーン、230MB媒体が
10ゾーンである。
【0024】また、高密度記録となる540MB及び6
40MBのMOカートリッジ媒体については、マークの
エッジ即ち前縁と後縁をデータに対応させるパルス幅記
録(PWM記録)を採用している。ここで、640MB
媒体と540MB媒体の記憶容量の差はセクタ容量の違
いによるもので、セクタ容量が2048バイトのとき6
40MBとなり、一方、512バイトのときは540M
Bとなる。また媒体の記録フォーマットはゾーンCAV
であり、ユーザ領域のゾーン数は、640MB媒体が1
1ゾーン、540MB媒体が18ゾーンである。
【0025】このように本発明の光ディスクドライブ
は、128MB、230MB、540MB、640M
B、更にダイレクト・オーバライト対応の540MB,
640MBの各記憶容量のMOカートリッジに対応可能
である。したがって光ディスクドライブにMOカートリ
ッジをローディングした際には、まず媒体のID部をリ
ードし、そのピット間隔からMPU12において媒体の
種別を認識し、種別結果を光ディスクコントローラ14
に通知する。
【0026】光ディスクコントローラ14に対するリー
ド系統としては、リードLSI回路24が設けられ、リ
ードLSI回路24にはリード復調部25と周波数シン
セサイザ26が内蔵される。リードLSI回路24に対
しては、エンクロージャ11に設けたID/MO用ディ
テクタ32によるレーザダイオード30−1からのビー
ムの戻り光の受光信号が、ヘッドアンプ34を介してI
D信号及びMO信号として入力されている。
【0027】リードLSI回路24のリード復調部25
には、AGC回路、フィルタ、セクタマーク検出回路等
の回路機能が設けられ、入力したID信号及びMO信号
よりリードクロックとリードデータを作成し、PPMデ
ータまたはPWMデータを元のNRZデータに復調して
いる。またゾーンCAVを採用していることから、MP
U12からリードLSI回路24に内蔵した周波数シン
セサイザ26に対しゾーン対応のクロック周波数を発生
させるための分周比の設定制御が行われている。
【0028】周波数シンセサイザ26はプログラマブル
分周器を備えたPLL回路であり、媒体のゾーン位置に
応じて予め定めた固有の周波数をもつ基準クロックをリ
ードクロックとして発生する。即ち、プログラマブル分
周器26はプログラマブル分周器を備えたPLL回路で
構成され、MPU12がゾーン番号に応じてセットした
分周比(m/n)に従った周波数foの基準クロック
を、 fo=(m/n)・fi (1) に従って発生する。
【0029】ここで、分周比(m/n)の分母の分周値
nは128MB、230MB、540MBまたは640
MB媒体の種別に応じた固有の値である。また分子の分
周値mは媒体のゾーン位置に応じて変化する値であり、
各媒体につきゾーン番号に対応した値のテーブル情報と
して予め準備されている。リードLSI回路24で復調
されたリードデータは、光ディクスコントローラ14の
リード系に与えられ、1−7RLLの逆変換後にECC
処理部14−2のエンコード機能によってCRCチェッ
クとECC処理を受けてNRZセクタデータが復元され
る。続いてフォーマッタ14−1でNRZセクタデータ
を繋げたNRZリードデータのストリームに変換し、バ
ッファメモリ18を経由して上位インタフェース17に
より上位装置に転送される。
【0030】MPU12に対しては、DSP16を経由
してエンクロージャ11側に設けた温度センサ36の検
出信号が与えられている。MPU12は、温度センサ3
6で検出した装置内部の環境温度に基づき、レーザダイ
オード制御回路22におけるリード、ライト、イレーズ
の各発光パワーを最適値に制御する。MPU12は、D
SP16を経由してドライバ38によりエンクロージャ
11側に設けたスピンドルモータ40を制御する。MO
カートリッジの記録フォーマットはゾーンCAVである
ことから、スピンドルモータ40を例えば3000rp
mの一定速度で回転させる。
【0031】またMPU12は、DSP16を経由して
ドライバ42を介してエンクロージャ11側に設けた電
磁石44を制御する。電磁石44は装置内にローディン
グされたMOカートリッジのビーム照射側と反対側に配
置されており、記録時及び消去時に媒体に外部磁界を供
給する。DSP16は、媒体に対しレーザダイオード3
0からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能を備
え、目的トラックにシークしてオントラックするための
シーク制御部及びオントラック制御部として機能する。
このシーク制御及びオントラック制御は、MPU12よ
る上位コマンドに対するライトアクセス又はリードアク
セスに並行して同時に実行することができる。
【0032】DSP16のサーボ機能を実現するため、
エンクロージャ12側の光学ユニットに媒体からのビー
ム戻り光を受光するFES用ディテクタ45を設け、F
ES検出回路(フォーカスエラー信号検出回路)46
が、FES用ディテクタ45の受光出力からフォーカス
エラー信号E1を作成してDSP16に入力している。
またエンクロージャ11側の光学ユニットに媒体からの
ビーム戻り光を受光するTES用ディテクタ47を設
け、TES検出回路(トラッキングエラー信号検出回
路)48がTES用ディテクタ47の受光出力からトラ
ッキングエラー信号E2を作成し、DSP16に入力し
ている。トラッキングエラー信号E2はTZC検出回路
(トラックゼロクロス検出回路)50に入力され、トラ
ックゼロクロスパルスE3を作成してDSP15に入力
している。
【0033】エンクロージャ11側には、媒体に対しレ
ーザビームを照射する対物レンズのレンズ位置を検出す
るレンズ位置センサ52が設けられ、そのレンズ位置検
出信号(LPOS)E4をDSP16に入力している。
更にDSP16は、媒体上のビームスポットの位置を制
御するため、ドライバ58,62,66を介してフォー
カスアクチュエータ60、レンズアクチュエータ64及
びVCM68を制御駆動している。
【0034】ここで光ディスクドライブにおけるエンク
ロージャ11の概略は図3のようになる。図3におい
て、ハウジング67内にはスピンドルモータ40が設け
られ、スピンドルモータ40の回転軸のハブに対しイン
レットドア69側よりMOカートリッジ70を挿入する
ことで、内部のMO媒体72がスピンドルモータ40の
回転軸のハブに装着されるローディングが行われる。
【0035】ローディングされたMOカートリッジ70
のMO媒体72の下側には、VCM64により媒体のト
ラックを横切る方向に移動自在なキャリッジ76が設け
られている。キャリッジ76上には対物レンズ80が搭
載され、固定光学系78に設けているレーザダイオード
からのビームを立上げミラー82を介して入射し、MO
媒体72の媒体面にビームスポットを結像している。
【0036】対物レンズ80は図2のエンクロージャ1
1に示したフォーカスアクチュエータ60により光軸方
向に移動制御され、またレンズアクチュエータ64によ
り媒体のトラックを横切る半径方向に例えば数十トラッ
クの範囲内で移動することができる。このキャリッジ7
6に搭載している対物レンズ80の位置が、図2のレン
ズ位置センサ54により検出される。
【0037】レンズ位置センサ54は対物レンズ80の
光軸が直上に向かう中立位置でレンズ位置検出信号を零
とし、アウタ側への移動とインナ側への移動に対しそれ
ぞれ異なった極性の移動量に応じたレンズ位置検出信号
E4を出力する。 2.リードLSIの複数のパラメータの設定制御と整定
待ち 図4は図2の光ディスクドライブにおけるMPU12の
リードLSI回路24、光ディスクコントローラ14及
びDSP16に対する本発明によるパラメータ設定制御
と整定待ちの機能ブロック図である。
【0038】まずMPU12には、上位装置からのリー
ドコマンドに基づいて動作するパラメータの設定制御部
90とパラメータ設定後の整定待ち処理部92が設けら
れる。設定制御部90は、RAM等に展開されたパラメ
ータテーブル94を使用して各種の利用アクセスに必要
なパラメータの設定制御を行う。リードLSI回路24
にはMPU12に設けた設定制御部90によるパラメー
タ設定の対象として、周波数シンセサイザ26と光ディ
テクタから得られたMO信号の等化回路95を備える。
周波数シンセサイザ26に対しては、この実施形態にあ
っては3つの制御レジスタ96,98及び100を設け
ている。
【0039】制御レジスタ96,98,100のそれぞ
れには、MPU12の設定制御部90により分周比(m
/n)、VCO周波数設定及びPLLダンピング抵抗選
択の各パラメータが設定される。また等化回路95に対
しては制御レジスタ102が設けられ、MPU12の設
定制御部90によりイコライザカットオフ周波数が設定
される。
【0040】更に、光ディスクコントローラ14に設け
ているセクタマーク検出回路104に対し制御レジスタ
106が設けられ、MPU12の設定制御部90により
セクタマーク検出カットオフ周波数が設定制御される。
更にDSP16にあっては、MPU12で上位装置から
のリードコマンドを実行する際にシークコマンドが転送
され、このシークコマンドに基づいてシーク制御部10
8がMPU12の処理に並行して同時にビームスポット
を目標トラックに位置付けるためのシーク制御を実行す
る。
【0041】図5は図4のリードLSI回路24に設け
ている周波数シンセサイザ26のブロック図である。図
5において周波数シンセサイザ26は、位相比較器13
4、低域フィルタ136、電圧制御発振器138及びプ
ログラマブル分周器140で構成される。位相比較器1
34には外部回路で発生した周波数fiの基準クロック
がマルチプレクサ144を介して入力され、プログラマ
ブル分周器140の分周クロックの周波数fo・(m/
n)との位相比較を行っている。
【0042】マルチプレクサ144は、リード命令に基
づくパラメータ設定命令の際に周波数fiの基準クロッ
クを入力し、シーク完了で目的トラックへの位置付けが
終了してオントラックするとリードデータの入力に切替
える。位相比較器134の出力は低域フィルタ136で
高域成分を除去した後、電圧制御発振器138に与えら
れ、周波数foの基準クロックを発振する。この基準ク
ロックの発振周波数foは前記(1)式で与えられる。
プログラマブル分周器140に対しては、MPUによっ
て分周比データ(m/n)を設定することで基準クロッ
クの発振周波数foを任意に調整することができる。
【0043】プログラマブル分周器140に対する分周
比データ(m/n)は、分子の分周値nが123MB、
230MB、540MB及び640MBの各媒体ごとに
異なる固有の値であり、分母の分周値mがそれぞれの媒
体においてゾーン番号により変化する値である。ここで
540MB媒体と640MB媒体を例にとると、媒体ゾ
ーンに対するクロック周波数は図6のようになる。
【0044】図6において、540MB媒体と640M
B媒体は非ユーザゾーンとなる内周側のリードインゾー
ンとアウタ側のリードアウトゾーンの間にユーザゾーン
としてのデータゾーンを備えており、データゾーンはゾ
ーン番号0〜17の18ゾーンに分かれている。リード
インゾーンは、初期ゾーン、学習ゾーン、テストゾー
ン、コントロールゾーン、バッファゾーンで構成されて
いる。またリードアウトゾーンはテストゾーンとバッフ
ァゾーンで構成されている。このような1セクタが51
2媒体となる540MB媒体に対し、1セクタが204
8媒体となる640MB媒体にあっては、リードインゾ
ーン及びリードアウトゾーンについては540MB媒体
と同じであるが、データゾーンはゾーン番号0〜10の
11ゾーンで構成されている。
【0045】540MB媒体のデータゾーンのゾーン番
号0〜17のクロック周波数は次式で定義される。 540MBクロック周波数f=(50+2×ゾーン番号) ×(778:1セクタ当りのバイト数) ×(12:1バイト当りのチャネルビット数) ×(回転数rpm/60) (2) 尚、1バイト当りのチャネルビット数は、1−7RLL
記録方式の場合、1.5[チャネル/ビット]となるこ
とから、 1バイト=8ビット×1.5[チャネル/ビット] の関係にある。
【0046】ここで媒体の回転数を例えば3000rp
mとすると、ゾーン番号=0となるゾーン0のクロック
周波数fは、 f=50×778×12×3000rpm/60=2
3.34MHz として求めることができる。同様にしてゾーン番号1〜
17を(2)式に代入することで、ゾーン1〜17に示
すクロック周波数24.27MHz〜39.21MHz
を求めることができる。
【0047】なお、最内周のリードインゾーンはゾーン
0より1ゾーン少なくした場合のクロック周波数22.
41MHzであり、最アウタのリードアウトゾーンにつ
いては、データゾーン17と同じクロック周波数39.
21MHzを使用している。640MB媒体のクロック
周波数は次式で定義される。 640MBクロック周波数f=(15+ゾーン番号) ×(2584:1セクタ当りのバイト数) ×(12:1バイト当りのチャネルビット数) ×(回転数rpm/60) (3) 例えば媒体の回転数を3000rpmとしたときのデー
タゾーンのゾーン番号0のクロック周波数fは、 f=15×2584×12×3000rpm/60=2
3.26MHz で求めることができる。この640MB媒体について
も、最インナのリードインゾーンについてはゾーン0よ
り1ゾーン少なくしたゾーンのクロック周波数21.7
1MHzを使用し、最アウタのリードアウトゾーンにつ
いてはゾーン10と同じクロック周波数38.76MH
zを使用している。
【0048】この図6に示す540MB媒体及び640
MB媒体の各ゾーンのクロック周波数は、ISO/IE
C DIS15041で規定されている。図7は図6の
540MB媒体のデータゾーンでのゾーン位置に対応し
たクロック周波数を設定制御するための図4のMPU1
2に設けたパラメータテーブル94の一部を構成する5
40MB用パラメータテーブル94−1である。この5
40MB用パラメータテーブル94−1にあっては、ゾ
ーン番号00〜17の18ゾーンに対応して、図5の周
波数シンセサイザ26に設けているプログラマブル分周
器140に分周比(m/n)を設定するための分周値
(分子)m00〜m17と、分周値(分母)nの固定値
が格納されている。
【0049】図8は図6の640MB媒体に使用される
640MBパラメータテーブル94−2であり、ゾーン
番号00〜10の11ゾーンに分けて、周波数シンセサ
イザ26のプログラマブル分周器140に設定する分周
比(m/n)につき、ゾーンごとに異なる分周値(分
子)としてm00〜m10と、媒体に共通な固定値とな
る分周値(分母)nを格納している。
【0050】図4のリードLSI回路24に向けた周波
数シンセサイザ26に対する制御レジスタ96の分周比
(m/n)以外のパラメータとして、この実施形態にあ
っては、制御レジスタ98にVCO周波数設定と制御レ
ジスタ100にPLLダンピング抵抗選択を行ってい
る。まず制御レジスタ98のVCO周波数設定は、媒体
から読み出したデータ信号の周波数と基準クロックの周
波数を一致させるため電圧制御発振器138にデータ部
の発振周波数を設定してゾーンの基準クロックに近い周
波数にセットし、周波数の誤差分をPLLループによっ
て引き込むように動作させる。
【0051】次に制御レジスタ100のPLLダンピン
グ抵抗選択を説明する。図5の周波数シンセサイザ26
に設けているPLLループの電圧制御発振器138に対
しては、アナログスイッチ142−1〜142−3で選
択接続可能なダンピング抵抗R1,R2,R3が外部接
続されている。このダンピング抵抗R1,R2,R3
は、プログラマブル分周は140に対する分周比を設定
変更した際のPLLループの目標周波数に対する引き込
みを安定に整定させるためのダンピングファクタζを選
択する。
【0052】図9は図5の周波数シンセサイザ26のP
LLループで分周比を設定変更した際の目標周波数に発
振周波数が落ち着く際のダンピング特性の説明図であ
り、実線の特性146がダンピングファクタζが大きい
場合であり、破線の特性148がダンピングファクタζ
が小さい場合である。即ち、特性146のダンピングフ
ァクタζが大きい場合には、整定は早くなるがハンチン
グが生じて安定性がなくなる。これに対し特性148の
ダンピングファクタζが小さい場合には、目標周波数に
対し安定して引き込むことができるが整定に時間が掛か
ることが分かる。
【0053】このようなPLLループにおける目標周波
数に引き込む際のダンピング特性を、制御レジスタ10
0に対するPLLダンピング抵抗選択情報の設定でアナ
ログスイッチ142−1〜142−3のいずれかをオン
してダンピング抵抗R1〜R3のいずれか1つを接続
し、ダンピングファクタζの最適値を設定できるように
している。
【0054】次に図4のMPU12に設けた設定制御部
90は、リードLSI回路24に設けているMO信号の
等化回路95のカットオフ周波数を制御レジスタ102
の設定制御で最適化できる。更に光ディスクコントロー
ラ14に設けているセクタマーク検出回路104のカッ
トオフ周波数についても、制御レジスタ106により最
適化できる。
【0055】図10は図4のリードLSI回路24と光
ディスクコントローラ14におけるリード系統のブロッ
ク図である。リードLSI回路24は、媒体の戻り光を
受光した光ディテクタからのMO信号(データ信号)と
ID信号を入力し、MO信号については等化回路94で
波形等化を施した後に、AGC回路110で増幅し、I
D信号についてはAGC回路112で増幅している。
【0056】このMO信号の等化回路94について、図
4のMPU12の設定制御部90はゾーン位置に応じて
制御レジスタ102にイコライザカットオフ周波数を設
定して最適化している。MO信号及びID信号について
の各々のAGC回路110,112の出力はマルチプレ
クサ114に入力され、MPUからのID/MO切替信
号により選択され、順次微分回路116に出力され、ピ
ークレベルがゼロクロスにより検出される。
【0057】微分回路116の出力はデータ復調回路1
17に与えられ、リードクロックとリードデータを生成
している。周波数シンセサイザ26は、ID信号または
MO信号が得られないシーク中等において、目標トラッ
クのゾーン比に対応した分周比の設定を受けて、目標と
する基準クロックの周波数を発生し、シーク完了でオン
トラックすると、微分回路116からのID信号または
MO信号のピーク検出パルスに追従した基準クロックの
発生を行う。データ復調回路17は、シーク完了後のオ
ントラック状態で得られるID信号及びMO信号を周波
数シンセサイザ26で発生するリードクロックに同期さ
せたリードデータを生成する。このときデータ復調回路
17は、リードデータとして得られたPPM変調データ
又はPWM変調データを変調前のリードデータに戻す復
調を行う。
【0058】微分回路116の出力は更に微分回路11
8で微分され、比較回路120において予め定めた閾値
レベルと比較することで、ID領域に記録されているセ
クタマークを示すセクタマークパルス信号を出力する。
光ディスクコントローラ14のリード系は、RLLデー
タ復調回路122、シンクバイト検出回路124、アド
レスマーク検出回路126、ECC回路128、CRC
チェック回路130、ID検出回路132、更にセクタ
マーク検出回路104で構成される。
【0059】リードLSI回路24で復調されたリード
データとリードクロックは、RLLデータ復調回路12
2、シンクバイト検出回路124及びアドレスマーク検
出回路126に入力される。最初に得られるセクタ先頭
のID信号のリードデータについて、シンクバイト検出
回路124でシンクバイト検出が行われ、続いてアドレ
スマーク検出回路126でアドレスマーク検出が行わ
れ、それぞれRLLデータ復調回路122に与えられる
ことで、ID部に続くデータ部(MO部)のリードデー
タを認識し、1−7RLL逆変換によりリードデータを
復調する。
【0060】RLLデータ復調回路122で復調された
リードデータは、続いてECC回路128、CRCチェ
ック回路130及びID検出回路132に与えられる。
CRCチェック回路130は(データ+ECC)のデー
タストリームのエラー検出を行い、その結果をECC回
路128に出力する。ECC回路128は、ECCコー
ドに基づきリードデータのエラー検出訂正を行ってMR
Zデータとして出力する。
【0061】またID検出回路132は、リードデータ
のID情報を検出してID検出更新通知信号を出力す
る。またアドレスマーク検出回路126もMPU12に
対しアドレスマーク検出信号を出力しており、更にセク
タマーク検出回路104がセクタマーク検出信号をMP
U12に出力している。このような光ディスクコントロ
ーラ14側のリード系に設けられているセクタマーク検
出回路104に対し、図4のように制御レジスタ106
が設けられ、そのカットオフ周波数がMPU12に設け
ている設定制御部90によりゾーン位置に応じて設定制
御され、セクタマーク検出回路104のカットオフ周波
数特性の最適化が図られている。
【0062】図4のMPU14による設定制御部90の
周波数シンセサイザ26に対する分周値の設定以外の他
の処理部に対する設定制御を可能とするため、MPU1
2に設けているパラメータテーブル94にあっては、例
えば図7の540MBパラメータテーブル94−1のよ
うに、ゾーン番号00〜17に対応してVCO周波数、
ダンピング抵抗、EQカットオフ周波数及びSMカット
オフ周波数のそれぞれの設定情報が予め登録されてい
る。
【0063】同様に、図8の640MBパラメータテー
ブル94−2についても、周波数シンセサイザ26に対
する分周値に加え、VCO周波数、ダンピング抵抗、E
Qカットオフ周波数及びSMカットオフ周波数のそれぞ
れがゾーン番号00〜17に対応して予め格納されてい
る。次に図4のMPU12に設けている整定待ち処理部
92の機能を説明する。MPU12の設定制御部90に
よりリードLSI回路24に設けている制御レジスタ9
6に、上位装置からリード命令を受けた際の目標トラッ
クの属するゾーン番号に対応した分周比(m/n)を設
定して、周波数シンセサイザ26の発振周波数の設定変
更を行った場合、周波数シンセサイザ26が分周比に基
づく目標周波数に安定するまでには例えば図11のよう
な整定時間を要する。
【0064】図11は横軸に分周値mの変化量Δmをと
り、縦軸に周波数シンセサイザ26が目標周波数に安定
するまでの整定時間T1をとっている。例えば540M
B媒体は、図7のようにゾーン番号00からゾーン番号
17に変化したときの分周値変化量Δm=n17−m0
0が最大であり、この分周値変化量の最大値(Δm)m
axは、例えば400μsとなる。この関係から、ゾー
ン位置に応じた分周値変化量Δmに対する整定時間T1
の関係は直線近似できる。このため、この直線近似の傾
きをαとすると、分周値変化量Δmに対する整定時間T
1は T1=α×Δm として一義的に求めることができる。具体的には、現在
設定している旧分周値をmi 、新たに設定した目標トラ
ックのゾーンに対応した新分周値をmi+1 とすると、シ
ンセサイザ整定時間T1は T1=(新分周値mi+1 −旧分周値mi )×α で定義することができる。
【0065】更に図4の実施形態にあっては、MPU1
2の設定制御部90は制御用レジスタ96に対する周波
数シンセサイザ26の分周比の設定制御に加え、制御レ
ジスタ98,100,102,106に対しても順次、
パラメータテーブル94から読み出したゾーン位置に対
応した値の設定制御を行っており、制御レジスタ98,
100,102,106の設定制御に要する時間をT2
1,T22,T23,T24とすると、他の制御レジス
タに対する設定処理時間T2は T2=T21+T22+T23+T24 となる。この他の制御レジスタに対する設定処理時間T
2は、例えばT2=70μs程度の時間となる。
【0066】図12は図4のMPU12の設定制御部9
0によるパラメータの設定制御と整定待ち処理部92に
よる整定待ち処理のタイムチャートである。いま図12
(A)のように、周波数シンセサイザ26に対する分周
比の設定が時刻t1で制御レジスタ96に対し完了した
とすると、図12(B)の整定時間タイマのように、そ
のときの分周値変化量Δmに基づき、図11の特性に従
って整定時間T1が算出される。
【0067】続いて図12(C)(D)(E)(F)の
ようにVCO周波数設定、ダンピング抵抗選択、イコラ
イザカットオフ周波数設定、セクタマークカットオフ周
波数設定が、制御レジスタ98,100,102,10
6に対し順次行われ、このための設定処理時間はT2の
ようになる。ここで、レジスタ数によって固定的に決ま
る設定処理時間T2に対し、分周比変化量に応じて変化
する整定時間T1が長かったとすると、図12(G)の
ように待ち時間タイマで設定する待ち時間Twが Tw=T1−T2 として求められる。この待ち時間タイマによる待ち時間
Twの間、MPUはアイドリング処理となる待ち状態に
入る。時刻t2で待ち時間Twが経過すると、MPUの
アイドル状態が解除され、メインの処理にリターンす
る。
【0068】図13は、図13(A)のシンセサイザ周
波数設定によって求められた図13(B)の整定時間タ
イマによる整定時間T2が図13(C)〜(F)の4つ
のレジスタ設定処理時間T2以下の場合である。この場
合にはレジスタの設定処理時間T2が経過する時刻t2
以前に整定時間T1が終了していることから、時刻t2
で設定処理時間T2が終了すると、図13(H)のよう
にMPU処理モードは待ち状態となるアイドル処理に入
ることなくメイン処理を継続することになる。
【0069】図14は、MPU12が上位装置からリー
ド命令を受領した際のリードアクセスにおける上位装
置、MPU12及びDSP16の処理のタイムチャート
である。まず上位装置がステップS1でリード命令を発
行すると、このリード命令をMPU12がステップS1
01で受領して解読し、続いてステップS102でリー
ド命令の解読結果から得られたシーク命令をDSP16
に通知する。
【0070】このMPU12からのシーク命令の通知を
受けて、DSP16に設けている図4のシーク制御部1
08は、ステップS201でシーク命令を解読し、ステ
ップS202でビームスポットを目標トラックに位置付
ける旨のシーク命令を実行する。一方、ステップS10
2でDSP16にシーク命令を通知したMPU12は、
ステップS103でリード命令の解読結果に基づくパラ
メータ設定命令を解読し、ステップS104でMPU1
2に設けている設定制御部90による周波数シンセサイ
ザ26及び他の処理部に対するパラメータテーブル96
からゾーン番号に対応して読み出した値の設定制御を実
行し、続いてステップS105で整定待ち処理部92に
よる整定待ち処理を行う。
【0071】ステップS202でシーク命令を実行した
DSP16側にあっては、ステップS203でシーク完
了の有無をチェックしており、ビームスポットを目標ト
ラックに引き込んでオントラック状態になると、ステッ
プS204でシーク完了通知がMPU12に対し行われ
る。ここでMPU12におけるステップS104,S1
05のパラメータ設定命令の実行と整定待ち処理に要す
る時間は、最大でも図11に示したように数百μsを超
えることがなく、これに対しDSP16のステップS2
02のシーク命令の実行はシーク完了までに数ミリ秒を
要する。したがってDSP16からシーク完了通知を受
けた際には、MPU12にあってはパラメータ設定命令
の実行に基づく整定待ち処理を完了しており、シーク完
了に伴ってステップS106でデータリード処理を行
い、上位装置側にリードデータを転送する。
【0072】このように上位装置からのリード命令に対
し正常にDSP16側でシーク動作が完了した場合に
は、シーク完了が得られない限りMPU12はメイン処
理によるリードデータの転送ができないことから、その
間、アイドル処理による待ち状態にあり、ステップS1
04のパラメータ設定命令実行に伴うステップS105
の整定待ち処理を行っていても、この場合には特にリー
ドデータの転送を高速化できるということはない。
【0073】図15は、上位装置からのリード命令に対
しDSP16側のシーク命令の実行でシークエラーとな
った場合のタイムチャートである。図15において、上
位装置のステップS1からのリード命令の発行に対する
MPU12のステップS101〜S105、及びDSP
16のステップS201〜S203までの処理は、図1
4のタイムチャートと同じである。
【0074】しかしながら図15にあっては、DSP1
6において、シーク命令の実行で引き込んだトラックが
目的トラックでなく、例えば1つ先の別のゾーンのトラ
ックであり、その結果、ステップS204でシークエラ
ーが判別され、ステップS205でシークエラー通知が
MPU12に対し行われる。MPU12はDSP16か
らシークエラー通知を受けると、現在設定している目標
トラックのゾーン番号に対応した周波数シンセサイザ2
6のクロック周波数ではデータを読むことができない。
そこでステップS106でエラーゾーンを推定し、ゾー
ン番号に対応したパラメータ設定命令を実行し、ステッ
プS107で整定待ち処理を行った後、ステップS10
8でトラックID部を読んで認識し、ステップS109
でDSP16に対しシーク命令のリトライ指示を行う。
【0075】このMPUからのリトライ指示を受けてD
SP16は、ステップS206でリトライシークを実行
し、ステップS207で正しい目的トラックに引き込ん
でシーク完了となると、ステップS208でシーク完了
通知をMPU12に行う。これによって、ステップS1
10でMU12は目的ゾーンのパラメータ設定命令を実
行し、ステップS111で整定待ち処理を行った後に、
ステップS112でデータをリードして上位装置に転送
する。
【0076】このようなDSP16側でシークエラーと
なった際のMPU12の処理において、ステップS10
6で再度エラーゾーンのパラメータ設定命令を実行し、
ステップS107で整定待ち処理を行った後、ステップ
S109でDSP16に対するリトライ指示を行う場
合、ステップS107の整定待ち処理がステップS10
6における周波数シンセサイザ26の分周値変化量に応
じた整定時間に基づく待ち時間の算出で実行される。
【0077】この整定待ち時間には無駄がないことか
ら、余計な整定待ち時間を必要とすることなく、ステッ
プS108でDSP16に対し速やかにリトライ指示を
行うことができ、その分、上位装置に対するリードデー
タの転送を見掛上、早めることができる。図16は図1
4,図15に示したMPU12におけるパラメータ設定
命令実行と整定待ち処理のフローチャートであり、図4
のMPU12に設けている設定制御部90及び整定待ち
処理部92により行われる。
【0078】図16において、まずステップS1でパラ
メータ設定命令の指定ゾーンを目的トラック番号から認
識し、ステップS2で現在の周波数シンセサイザ26の
分周値の設定値mi を確認するため、図4の制御用レジ
スタ96から読み出してMPU12側のRAMに格納す
る。続いてステップS3で、例えば540MB媒体であ
った場合には、図7のような540MBパラメータテー
ブル94−1を参照し、ゾーン番号に対応する分周値m
i+1 、VCO周波数、ダンピング抵抗、EQカットオフ
周波数及びSMカットオフ周波数の各パラメータを読み
出し、ステップS4で図4のリードLSI回路24に設
けている制御レジスタ96,98,100,102及び
光ディスクコントローラ14の制御レジスタ106に各
パラメータを書き込む。
【0079】続いてステップS5で周波数シンセサイザ
26の整定時間T1を T1=(新分周値mi+1 −旧分周値mi )×α として演算する。続いてS6で周波数シンセサイザ26
以外のパラメータ設定時間T2を算出する。そしてステ
ップS7で整定時間T1と設定処理時間T2の大小関係
を比較し、整定時間が設定処理時間T2より大きけれ
ば、ステップS8で待ち時間TwをTw=T1−T2と
して計算する。
【0080】ステップS9で待ち時間T2に亘る整定待
ちのためのアイドリング処理を行う待ち状態とし、ステ
ップS10で待ち時間Twの経過を認識すると、MPU
はメインルーチンにリターンする。一方、ステップS7
で整定時間T1が設定処理時間T2以下であった場合に
は、ステップS11で待ち時間Twを0とし、MPU1
2をアイドリング処理とすることなくメイン処理を継続
させる。
【0081】図17は本発明によるパラメータ設定制御
及び整定待ち処理の他の実施形態のフローチャートであ
り、図16にあっては周波数シンセサイザの制定時間T
1を図11のように分周値変化量Δmに基づいて算出し
ているが、図17の実施形態にあってはシンセサイザ整
定時間T1をゾーン番号の変化量に基づいて計算するよ
うにしたことを特徴とする。
【0082】即ち図17のステップS15にあっては、
シンセサイザ整定時間T1として、現在のゾーンを旧ゾ
ーンZi 、目標トラックの属するゾーンを新ゾーンZi+
1 とし、ゾーン番号の変化に対する比例係数をβとする
と、シンセサイザ整定時間T1は T1=(新ゾーンZi+1 −旧ゾーンZi )×β として算出される。それ以外のステップS1〜S4及び
ステップS6〜S11の処理は、図16のフローチャー
トと同じである。 3.リードLSIの単一パラメータの設定制御と整定待
ち 図18は本発明の他の実施形態であり、この実施形態に
あっては、リードLSI回路24に設けている周波数シ
ンセサイザ26の分周比のみをMPU12の設定制御部
90で設定制御し、且つ待ち時間処理部92で整定待ち
を行うようにしたことを特徴とする。
【0083】したがって図18にあっては、図4におけ
るリードLSI回路24の周波数シンセサイザ26とそ
の分周比(m/n)を設定する制御レジスタ96のみが
示されている。図19は図18の実施形態で使用するM
PU12に設けたパラメータテーブル94の中の540
MBパラメータテーブル94−1であり、ゾーン番号0
〜17に対応してクロック周波数f00〜f17に対応
した分周値m00〜m17と固定分周値nのみが格納さ
れている。また図20は640MBパラメータテーブル
94−2であり、同様にゾーン番号0〜7に対応して分
周値m00〜m07と固定分周値nのみが格納されてい
る。
【0084】図21(A)〜(C)は、図18の実施形
態のタイミングチャートであり、図21(A)のシンセ
サイザ分周比設定の分周値変化量が大きい場合であり、
このときにも図21(B)の整定時間タイマによる整定
時間T1がそのまま待ち時間Twとなり、待ち時間Tw
の間、図21(C)のように、MPU処理モードがアイ
ドリング処理の待ち状態となる。
【0085】図22(A)〜(C)は、シンセサイザの
分周値変化量が少なく整定時間T1が図21に比べて短
い場合であり、この場合にも短い整定時間T1がそのま
ま待ち時間Twとなり、MPUは待ち時間Twの間、ア
イドリング処理の待ち状態となる。図23は図18の実
施形態によるパラメータ設定制御と整定待ちのフローチ
ャートである。まずステップS1でパラメータ設定命令
の指定ゾーンを認識し、ステップS2で現在の周波数シ
ンセサイザ26の設定分周比mi を確認するため制御レ
ジスタ96から読み出してRAMに格納する。
【0086】続いてステップS3で目標トラックが位置
する規定ゾーンの周波数シンセサイザ26の分周値mi+
1 をパラメータテーブル24から読み出し、ステップS
4でリードLSI回路24の制御レジスタ96に分周値
mi+1 を書き込み、周波数シンセサイザ26の指定ゾー
ンのクロック周波数への設定変更を開始する。続いてス
テップS5で新分周値mi+1 と旧分周値mi との差に所
定の係数αを乗じた整定時間T1を計算し、ステップS
6で整定待ちのためMPUをアイドリング処理とし、ス
テップS7で整定時間T1をそのまま待ち時間Twとし
て待ち時間Twの経過をチェックし、待ち時間Twを経
過した時点でMPUのアイドリング処理を解除してメイ
ン処理に戻る。
【0087】図24は図18のパラメータ設定制御及び
整定待ちの他の実施形態のフローチャートであり、この
実施形態にあっては、ステップS5でシンセサイザ整定
時間T1を現在位置する旧ゾーンZi と目標トラックが
位置する指定ゾーンである新ゾーンZi+1 の差に所定の
係数βを乗じて算出するようにしたことを特徴とし、他
の処理は図23のフローチャートと同じである。 4.シングルプロセッサによるパラメータ設定制御と整
定待ち 図25は上位装置からのリード命令に対し、MPU12
のみで一連のリードアクセス処理を実行するようにした
場合の機能ブロック図であり、図4ではDSP16によ
り実行されていたシーク処理部108が、この実施形態
にあってはMPU12の機能として設けられている。こ
のため上位装置からのリード命令に対し、MPU12は
パラメータ設定命令とシーク命令を順番に実行すること
になる。それ以外のLSI回路24側及び光ディスクコ
ントローラ14の構成は図4と同じである。
【0088】図26は図25の実施形態による上位装置
からリード命令を受けた場合のタイムチャートである。
図26において、上位装置がステップS1でMPU12
に対しリード命令を発行すると、MPU12はステップ
S102でリード命令を解読し、まずステップS102
でパラメータ設定命令を解読して実行し、ステップS1
03で整定待ち処理を行う。この整定待ち処理が済む
と、ステップS104でシーク命令を解読して実行し、
ステップS105でシーク完了を判別すると、シークS
106でデータリード処理を行ってリードデータを上位
装置に転送する。
【0089】このように光ディスクドライブ側のMPU
12が単独でパラメータ設定命令とシーク命令を順番に
実行する場合には、本発明のパラメータ設定制御に伴う
整定待ち処理において、例えば周波数シンセサイザ26
の分周比変化量Δmに比例した整定時間T1を計算し、
この整定時間の間、MPUをアイドリング状態となる待
ち状態とした後に、ステップS104のシーク命令の解
読実行に入ることで、周波数シンセサイザの制定待ちに
無駄な時間がなく、その分、上位装置に対するリードデ
ータの転送を見掛上、速くすることができる。
【0090】尚、上記の実施例は光学的記憶装置を例に
とるものであったが、ゾーンCAVにより周波数シンセ
サイザを備えた磁気ディスク装置にも適用できる。また
本発明は、上記の実施形態に示された数値による限定は
受けない。特に媒体の相ごとに決まるクロック周波数
は、媒体の回転数、ゾーン数、1セクタ当りのバイト
数、1バイト当りのチャネルビット数等に応じて適宜に
変わるパラメータとなる。
【0091】また上記の実施形態は、128MB媒体、
230MB媒体、540MB媒体及び640MB媒体を
例にとっているが、この媒体容量による制限も受けない
ことはもちろんである。更にまた、上記の実施形態にあ
っては、周波数シンセサイザの分周比設定制御以外に、
他の処理部として5つの処理部の設定処理を例にとって
いるが、この他の処理部の数もリードLSI回路や光デ
ィスクコントローラにより適宜に定められる。
【0092】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、リードLSI回路に設けている周波数シンセサイザ
の周波数を設定変更した際の目標周波数に整定するまで
の待ち時間を周波数シンセサイザに対する設定値の変化
量に比例した時間とすることによって、実際に周波数シ
ンセサイザが安定するまでの整定時間に近付けることが
でき、制定待ちのための待ち時間の無駄を最小限に抑え
ることができ、余分な待ち時間がなくなることで上位装
置へのデータ転送を速くすることができる。
【0093】また周波数シンセサイザの整定待ち時間に
ついて、周波数シンセサイザの設定変更と同時に他の処
理部の設定変更を行っている場合には、他の処理部の設
定処理時間を設定時間から除いた時間を待ち時間とする
ことで、同様にして周波数シンセサイザが安定するまで
の余分な待ち時間をなくし、上位装置へのデータ転送を
速めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明による光ディスクドライブのブロック図
【図3】MOカートリッジをローディングした装置内部
構造の説明図
【図4】本発明のパラメータ設定制御と整定待ちの機能
ブロック図
【図5】図4の周波数シンセサイザのブロック図
【図6】本発明で用いる540MB媒体と640MB媒
体のゾーンとクロック周波数の説明図
【図7】図4のMPUに設けた540MB媒体のパラメ
ータテーブルの説明図
【図8】図4のMPUに設けた640MB媒体のパラメ
ータテーブルの説明図
【図9】図5の抵抗選択による発振周波数制御のダンピ
ング特性の説明図
【図10】図2のリードLSIと光ディスクコントロー
ラのリード系のブロック図
【図11】図4の整定時間待ち処理部で算出する分周値
変化量と整定時間の特性図
【図12】整定時間がパラメータ設定処理時間より長い
場合の図4の処理のタイムチャート
【図13】整定時間がパラメータ設定処理時間以下の場
合の図4の処理のタイムチャート
【図14】上位装置からのリード命令に対するMPUと
DSPの処理のタイムチャート
【図15】上位装置からのリード命令に対しシークエラ
ーを起した時のMPUとDSPの処理のタイムチャート
【図16】分周値の変化から整定時間を計算する本発明
によるリードパラメータ設定処理のフローチャート
【図17】ゾーンの変化から整定時間を計算する本発明
によるリードパラメータ設定処理のフローチャート
【図18】周波数シンセサイザの設定制御のみを行う本
発明の他の実施形態の機能ブロック図
【図19】図18の実施形態で使用する540MB媒体
のパラメータテーブルの説明図
【図20】図18の実施形態で使用する640MB媒体
のパラメータテーブルの説明図
【図21】整定時間がパラメータ設定処理時間より長い
場合の図18の実施形態のタイムチャート
【図22】整定時間がパラメータ設定処理時間以下の場
合の図18の実施形態のタイムチャート
【図23】分周値の変化から整定時間を計算する図18
の実施形態によるリードパラメータ設定処理のフローチ
ャート
【図24】ゾーンの変化から整定時間を計算する図18
の実施形態によるリードパラメータ設定処理のフローチ
ャート
【図25】MPUのみでリードLSIのパラメータ設定
制御、整定待ち処理及びシーク処理を行う本発明の他の
実施形態の機能ブロック図
【図26】図24のリード命令に対する処理のタイムチ
ャート
【符号の説明】
10:コントロールユニット 11:エンクロージャ 12:MPU 14:光ディスクコントローラ(ODC) 14−1:フォーマッタ 14−2:ECC処理部 16:DSP 17:上位インタフェース 18:バッファメモリ 20:ライトLSI回路 21:エンコーダ 22:レーザダイオード制御回路(LD制御回路) 23:リードLSI回路 25:リード復調回路 26:周波数シンセサイザ 30:レーザダイオードユニット 32:ID/MO用ディテクタ 34:ヘッドアンプ 36:温度センサ 38,42,58,62,66:ドライバ 40:スピンドルモータ 44:電磁石 45:FES用ディテクタ(4分割ディテクタ) 46:FES検出回路 47:TES用ディテクタ(2分割ディテクタ) 48:TES検出回路 50:TZC検出回路 54:レンズ位置センサ 56:キャリッジ位置センサ(PSD) 60:フォーカスアクチュエータ 64:レンズアクチュエータ 65:VCM(キャリッジアクチュエータ) 66:ハウジング 68:インレットドア 70:MOカートリッジ 72:MO媒体 76:キャリッジ 78:固定光学系 80:対物レンズ 90:設定制御部 92:整定待ち処理部 94:パラメータテーブル 94−1:540MBパラメータテーブル 94−2:640MBパラメータテーブル 95:等化回路 96,98,100,102,106:制御レジスタ 104:セクタマーク検出回路 108:シーク処理部 110,112:AGC回路 114,144:マルチプレクサ(MUX) 116,118:微分回路 120:比較回路 122:RLLデータ復調回路 124:シンクバイト検出回路 126:アドレスマーク検出回路 128:ECC回路(ECCデコーダ) 130:CRCチェック回路 132:ID検出回路 134:位相比較器(PC) 136:低域フィルタ(LPF) 138:電圧制御発振器(VCO) 140:プログラマブル分周器 142−1〜142−3:アナログスイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】現在、市場に出回っているMOカートリ
ッジとして知られた光磁気ディスク媒体には、128M
B,230MB,540MB,640MB、ダイレクト
・オーバライト対応の230MB,540MB,640
MBがあり、このうち230MB,540MB,640
MBの媒体は、ゾーンCAV方式を採用している。尚、
128MB媒体は1ゾーンのため単なるCAV方式とな
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】整定待ち処理部92は、周波数制御値を周
波数シンセサイザ26に設定してから対応する周波数に
安定するまでの整定時間T1から周波数シンセサイザ2
6以外の処理部の設定制御に必要な設定処理時間T2を
差し引いた待ち時間Tw=(T1−t2)に亘り次の処
理への移行を待ち状態とする。このように本発明にあっ
ては、周波数シンセサイザ26が整定するまでの待ち時
間を、周波数シンセサイザ26に対する設定値の変化量
に比例した時間とすることにより、実際の周波数シンセ
サイザ26で周波数が安定するまでの整定時間に近づ
け、待ち時間の無駄を最小限に抑えることができる。ま
た、周波数シンセサイザ26以外にも目的トラックの属
するゾーンに対応した他の処理部に対するパラメータの
設定も同時に行われていることから、この他の処理部の
処理時間T2を整定時間T1から引いた値(T1−T
2)を実際の待ち時間Twとすることで、更に待ち時間
が短縮できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明の記憶装置はMPUとDSPの2つ
のプロセッサを持ち、設定制御部90及び整定待ち処理
部92は、上位装置のリードコマンドに基づくシーク命
令の実行と平行して、周波数シンセサイザ26及び他の
処理部に対する設定制御と整定待ち処理を実行する。ま
た設定制御部90、整定待ち処理部92は、上位装置の
リードコマンドに基づくシーク命令の実行がシークエラ
ーとなった際に、エラーゾーンに対応した周波数シンセ
サイザ26及び他の処理部に対する設定制御を行い、整
定待ち処理部92による待ち時間経過時にリトライシー
クを実行させる。この場合、設定制御部90及び整定待
ち処理部92の各処理をMPUで実行し、シーク命令を
DSPで実行させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】このように本発明の光ディスクドライブ
は、128MB、230MB、540MB、640M
B、更にダイレクト・オーバライト対応の230MB,
40MB,640MBの各記憶容量のMOカートリッ
ジに対応可能である。したがって光ディスクドライブに
MOカートリッジをローディングした際には、まず媒体
のID部をリードし、そのピット間隔からMPU12に
おいて媒体の種別を認識し、種別結果を光ディスクコン
トローラ14に通知する。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数制御値の設定により媒体のデータ読
    出しに必要な周波数の基準クロックを発生する周波数シ
    ンセサイザと、 半径方向で複数ゾーンに分割され一定角速度で回転され
    るディスク媒体の任意の位置からデータを読み出す際
    に、媒体上の読出位置に応じて予め定めた周波数制御値
    を前記周波数シンセサイザに設定して前記基準クロック
    の周波数を制御させると共に、前記周波数シンセサイザ
    以外の1又は複数の処理部に、媒体の読出位置に応じて
    予め定めた所定の制御値を設定する設定制御部と、 前記周波数制御値を周波数シンセサイザに設定してから
    対応する周波数に安定するまでの整定時間から前記周波
    数シンセサイザ以外の処理部の設定制御に必要な設定処
    理時間を差し引いた待ち時間に亘り、次の処理への移行
    を待ち状態とする整定待ち処理部と、を備えたことを特
    徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1の記憶装置に於いて、前記整定待
    ち処理部は、前記整定時間が前記設定処理時間より長い
    場合に、前記整定時間から前記設定処理時間を差し引い
    た待ち時間に亘り次の処理への移行を待ち状態とし、前
    記整定時間が前記設定処理時間以下の場合は、前記待ち
    時間を零として前記設定処理時間の経過時点で次の処理
    に移行させることを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1の記憶装置に於いて、前記整定待
    ち処理部は、前記設定制御部により前記周波数シンセサ
    イザに設定される前回の周波数制御値と今回の周波数制
    御値との差に基づいて前記整定時間を算出することを特
    徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項3の記憶装置に於いて、 前記周波数シンセサイザは、前記設定制御部による分周
    比(m/n)の設定を受けて入力クロック周波数fiに
    前記分周比(m/n)を乗じた出力周波数foの基準ク
    ロックを発生し、 前記設定制御部は、前記周波数シンセサイザに媒体のゾ
    ーン位置に応じた第1分周値mを媒体の種別に応じた第
    2分周値nで除した分周比(m/n)を設定し、 前記整定待ち処理部は、前回と今回の第1分周値mの差
    に基づいて前記整定時間を算出することを特徴とする記
    憶装置。
  5. 【請求項5】請求項1の記憶装置に於いて、前記整定待
    ち処理部は、前回の媒体上の読出位置と今回の媒体上の
    読出位置の差に基づいて前記整定時間を算出することを
    特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項5の記憶装置に於いて、前記整定待
    ち制御部は、前回の媒体上の読出ゾーン位置と今回の媒
    体上の読出ゾーン位置との差に基づいて前記整定時間を
    算出することを特徴とする記憶装置。
  7. 【請求項7】請求項1の記憶装置に於いて、前記記憶装
    置は、媒体に対し光学的に情報を記録再生する光学的記
    憶装置であることを特徴とする記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項8の記憶装置に於いて、前記設定制
    御部は、前記周波数シンセサイザの周波数制御値の設定
    以外に、 前記周波数シンセサイザに設けたPLLループのダンピ
    ングファクタを選択する抵抗値の設定、 前記周波数シンセサイザに設けた電圧制御発振器の発振
    周波数を媒体の周波数レンジ内の所定周波数に制御する
    制御電圧の設定、 媒体のトラックセクタにおけるデータ領域の戻り光を受
    光したディテクタが出力するデータ信号を等化する等化
    器のカットオフ周波数の設定、及び媒体のID領域から
    戻り光を受光したディテクタが出力するID信号からセ
    クタマークを検出するセクタマーク検出回路のカットオ
    フ周波数の設定の各々を実行することを特徴とする記憶
    装置。
  9. 【請求項9】請求項7の記憶装置に於いて、前記設定制
    御部及び整定待ち処理部は、上位装置のリードコマンド
    に基づくシーク命令の実行と並行して、前記周波数シン
    セサイザ及び他の処理部に対する設定制御と整定待ちを
    実行することを特徴とする記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項9の記憶装置に於いて、前記設定
    制御部は、上位装置のリードコマンドに基づくシーク命
    令の実行がシークエラーとなった際に、エラーゾーンに
    対応した前記周波数シンセサイザ及び他の処理部に対す
    る設定制御を行い、前記整定待ち処理部による待ち時間
    経過時にリトライシークを実行させることを特徴とする
    記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10の記憶装置に於いて、
    前記設定制御部及び整定待ち処理部の各処理をMPUで
    実行し、前記シーク命令をDSPで実行させることを特
    徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項7の記憶装置に於いて、前記設定
    制御部及び整定待ち処理部は、上位装置のリードコマン
    ドに基づくシーク命令の実行に先立って、前記周波数シ
    ンセサイザ及び他の処理部に対する設定制御と整定待ち
    処理を実行することを特徴とする記憶装置。
  13. 【請求項13】周波数制御値の設定により媒体のデータ
    読出しに必要な周波数の基準クロックを発生する周波数
    シンセサイザと、 半径方向で複数ゾーンに分割され一定角速度で回転され
    るディスク媒体の任意の位置からデータを読み出す際
    に、前記読出位置に応じて予め定めた周波数制御値を前
    記周波数シンセサイザに設定して前記基準クロックの周
    波数を制御させる設定制御部と、 前記周波数制御値を周波数シンセサイザに設定してから
    対応する周波数に安定するまでの整定時間を求め、該整
    定時間が経過するまで次の処理への移行を待ち状態とす
    る整定待ち処理部と、を備えたことを特徴とする記憶装
    置。
  14. 【請求項14】請求項13の記憶装置に於いて、前記整
    定待ち処理部は、前記設定制御部により前記周波数シン
    セサイザに設定される前回の周波数制御値と今回の周波
    数制御値との差に基づいて前記整定時間を算出すること
    を特徴とする記憶装置。
  15. 【請求項15】請求項14の記憶装置に於いて、 前記周波数シンセサイザは、前記設定制御部による分周
    比(m/n)の設定を受けて入力クロック周波数fiに
    前記分周比(m/n)を乗じた出力周波数foの基準ク
    ロックを発生し、 前記設定制御部は、前記周波数シンセサイザに媒体のゾ
    ーン位置に応じた第1分周値mを媒体の種別に応じた第
    2分周値nで除した分周比(m/n)を設定し、 前記整定待ち処理部は、前回と今回の第1分周値mの差
    に基づいて前記整定時間を算出することを特徴とする記
    憶装置。
  16. 【請求項16】請求項13の記憶装置に於いて、前記整
    定待ち処理部は、前回の媒体上の読出し位置と今回の媒
    体上の読出し位置の差に基づいて前記整定時間を算出す
    ることを特徴とする記憶装置。
  17. 【請求項17】請求項16の記憶装置に於いて、前記整
    定待ち制御部は、前回の媒体上の読出ゾーン位置と今回
    の媒体上の読出ゾーン位置との差に基づいて前記整定時
    間を算出することを特徴とする記憶装置。
JP23216197A 1997-08-28 1997-08-28 記憶装置 Expired - Fee Related JP3602696B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23216197A JP3602696B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 記憶装置
US09/017,853 US6014349A (en) 1997-08-28 1998-02-03 Storage apparatus using variable read clock frequencies for reading ZCAV recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23216197A JP3602696B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1173711A true JPH1173711A (ja) 1999-03-16
JP3602696B2 JP3602696B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=16934961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23216197A Expired - Fee Related JP3602696B2 (ja) 1997-08-28 1997-08-28 記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6014349A (ja)
JP (1) JP3602696B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6489852B1 (en) * 2000-07-20 2002-12-03 Marconi Communications, Inc. Slew controlled frame aligner for a phase locked loop
DE60136519D1 (de) * 2000-09-22 2008-12-24 Pace Micro Technology Plc Salt Rundfunkdatenempfänger und Verfahren zu seiner Verwendung
JP3762629B2 (ja) * 2000-09-29 2006-04-05 富士通株式会社 トラックジャンプ方法及び記憶装置
US6839802B2 (en) 2000-12-08 2005-01-04 International Business Machines Corporation Method, system, and program for writing files to zone formatted storage media to improve data transfer rates
KR100594264B1 (ko) * 2004-03-12 2006-06-30 삼성전자주식회사 데이터 저장 시스템에서의 리트라이 제어 방법 및 이를이용한 디스크 드라이브
US20060199666A1 (en) * 2005-03-07 2006-09-07 Richard De La Cruz Golf driver with selective head weighting system
US7719928B2 (en) * 2006-06-08 2010-05-18 Seiko Epson Corporation Radio watch

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61172223A (ja) * 1985-01-26 1986-08-02 Toshiba Corp デイスク装置
JPS61273778A (ja) * 1985-05-28 1986-12-04 Toshiba Corp デ−タ復調方式
JPH06101199B2 (ja) * 1985-10-03 1994-12-12 株式会社東芝 デイスク装置
JPH0528632A (ja) * 1991-07-18 1993-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Cd−romドライブ装置
JPH0620392A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Canon Inc 情報再生装置及び情報記録再生装置
JP2576342B2 (ja) * 1992-11-12 1997-01-29 ティアック株式会社 光ディスクのセクタ検出装置
JPH06215485A (ja) * 1993-01-21 1994-08-05 Sony Corp ディスク記録再生装置
US5561652A (en) * 1993-05-14 1996-10-01 Olympus Optical Co., Ltd. Apparatus for recording data on optical disk
JP2943578B2 (ja) * 1993-09-17 1999-08-30 ティアック株式会社 光ディスク再生装置
US5717669A (en) * 1993-12-22 1998-02-10 Nikon Corporation Information recording and playback device and associated disk-type storage medium
JPH0863894A (ja) * 1994-08-29 1996-03-08 Nec Corp 光ディスク装置
JP2848306B2 (ja) * 1995-01-19 1999-01-20 松下電器産業株式会社 光ディスク再生方法及び光ディスクドライブ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3602696B2 (ja) 2004-12-15
US6014349A (en) 2000-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3429166B2 (ja) 光学的記憶装置
JP3544297B2 (ja) アクセス制御方法、記憶装置及び記憶媒体
US7345972B2 (en) Rotation control method and storage apparatus
JPH1153828A (ja) 光学的記憶装置
JP2000040305A (ja) 記録媒体及び記憶装置
JP3447956B2 (ja) 光学的記憶装置
JP3778399B2 (ja) 光学的記憶装置及び光記憶媒体の記録再生方法
US6449231B1 (en) Storage unit, optical recording medium and information recording method
JP3926967B2 (ja) 記憶装置
JP3602696B2 (ja) 記憶装置
JP3638077B2 (ja) パワーセーブモード制御方法及び記憶装置
JP3490622B2 (ja) トラッキング制御方法及び記憶装置
JP3615021B2 (ja) 光学的記憶装置及び光記憶媒体の記録再生方法
JP3723369B2 (ja) モータ駆動装置の調整方法及びモータ駆動装置並びに情報記憶装置
EP1193704B1 (en) Rotation control method for recording medium and storage apparatus
JP3758412B2 (ja) 光記憶装置とフォーカスサーボ制御方法
US6628575B1 (en) Track jump method for ZCAV system and storage apparatus employing ZCAV system
JP2001034947A (ja) ディスクドライブ装置、調整動作実行タイミングの判別方法
US7012866B2 (en) Rotation control method for CAV system based on sequential or random access request and on zone access based on access request of recording medium
WO2003050807A1 (fr) Lecteur de disque
JP3832746B2 (ja) 光学的記憶装置
JP4153498B2 (ja) 光学的記憶装置
JP2005093063A (ja) 記憶装置、光学的記録媒体及び情報記録方法
JP2001035132A (ja) ディスクドライブ装置、記録媒体
JP2002352462A (ja) 光学的記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees