JP2001291236A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

Info

Publication number
JP2001291236A
JP2001291236A JP2001082869A JP2001082869A JP2001291236A JP 2001291236 A JP2001291236 A JP 2001291236A JP 2001082869 A JP2001082869 A JP 2001082869A JP 2001082869 A JP2001082869 A JP 2001082869A JP 2001291236 A JP2001291236 A JP 2001291236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
command
recording
information recording
servo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001082869A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ogasawara
豊 小笠原
Hirotake Ando
浩武 安藤
Akira Miyashita
朗 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001082869A priority Critical patent/JP2001291236A/ja
Publication of JP2001291236A publication Critical patent/JP2001291236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コマンド前処理/後処理時間を短くし、コマ
ンド実行を高速に行える情報記録再生装置を提供する。 【解決手段】 上位の制御装置からのコマンドにより情
報の記録/再生を行い、その実行結果を前記上位の制御
装置へ通知する情報記録再生装置において、前記コマン
ド実行中にドライブ処理を周期的に割り込ませながら実
行する単一のCPUを備え、記録/再生待ちをしている
時、或はコマンド前処理及び後処理中は前記ドライブ処
理で用いる演算式をより低い次数の演算式に切り替え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータに接
続しコンピュータの指令により情報の記録あるいは再生
を磁気ディスク、光磁気ディスクなどに行う情報記録再
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータの2次記憶装
置として、磁気ディスク装置や光磁気ディスク装置など
が使用されている。ホストコンピュータと2次記憶装置
はSCSI(Small Computer Syst
em Interface)などのインターフェイスで
接続される。これらのインターフェイスでは通常ホスト
コンピュータから装置へリード/ライトなどの指令を発
行し、ホストコンピュータは装置からの通知によりコマ
ンドの実行終了を知ることができる。
【0003】この装置側の動きをSCSIでホストコン
ピュータと接続した、3.5インチ光磁気ディスク装置
を例にとり説明する。この光磁気ディスク装置は、国際
規格ISO10090に準拠したディスクを使用するも
のとする。
【0004】図7にホストコンピュータからリード/ラ
イトコマンドを受けた時の光磁気ディスク装置の動きを
示す。まずコマンドを受け付けるとS701でそのコマ
ンドを解析する。ここではコマンドの種類(リード、ラ
イト等)、ディスク位置、データサイズなどの判定をお
こなう。その結果をもとにS702で、リード/ライト
するディスク上のアドレスを計算する。ホストコンピュ
ータがSCSIコマンドで指定したディスク位置は論理
的なもので、そのアドレスはシリアルな番号であらわさ
れる。それに対しISO10090で規定されたディス
クアドレスは物理的なもので、トラック番号とセクタ番
号であらわされる。また、ディスク中には欠陥セクタ及
びその欠陥を救済するための交替セクタがあり、これら
を管理するための交替管理情報なども予め記録されてい
る。そこでSCSIで指定した論理アドレスからディス
クの物理アドレスの変換では、欠陥セクタの有無等のチ
ェックも行う必要がある。ディスクの物理アドレスが決
定するとS703でそのアドレスへ記録/再生ヘッドを
移動(この動作をシークと呼ぶ)させ、S704でディ
スクへのリード/ライトを実行する。リード/ライトを
実行後S705でその実行結果をステータスとしてホス
トコンピュータへ知らせ、1つのコマンド処理が終了す
る。
【0005】光磁気ディスク装置では、前記コマンド処
理実行だけではなく、各種ドライブの制御を定常的に行
っている。例えば、ディスクを回転させるスピンドルモ
ータの速度制御や、記録再生するレーザー光の出力制
御、記録/再生ヘッドを位置決めするためのトラッキン
グ/フォーカッシング制御などである。これら各種ドラ
イブの制御はコストや性能などの優位性から、デジタル
的に高速なCPUによって処理がなされるようになって
きた。ドライブ稼働中は常に制御を行う必要があるの
で、例えば一定間隔でCPUに割り込みを発生させ、そ
のタイミングで各種処理を行わせるようにしている。
【0006】近年のコンピュータの性能向上はめざまし
く、それに伴いコンピュータの2次記憶装置のスピード
アップが望まれている。つまりコマンド実行時間の短縮
化である。コマンド実行時間には、ドライブが実際のリ
ード/ライトなどの実動作(ヘッドのシーク、データ記
録/再生など)時間の他に、ホストコンピュータからの
コマンドを解析(図7のS701)し目的アドレスの計
算(図7のS702)を行うコマンド前処理時間や、リ
ード/ライトなどの実動作を終了してからその結果をホ
ストコンピュータへ通知(図7のS705)させるコマ
ンド後処理時間が含まれる。コマンド実行時間の短縮化
にはドライブの実動作時間の短縮だけではなく、コマン
ド前処理/後処理時間の短縮も求められている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来は前記コマンド前処理/後処理中に各種ドライブの制
御処理も行わなければならず、コマンド前処理/後処理
時間が長くなり、ホストコンピュータからのコマンド実
行が遅くなってしまうという問題がある。
【0008】それに対して、前記コマンド前処理/後処
理を行うためのCPUと、各種ドライブの制御処理を行
うためのCPUを別々に設けることも考えられるが、コ
ストや装置のコンパクト化の点から考えて、好ましくな
い。
【0009】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、その目的は、コマンド前処理/後
処理時間を短くし、コマンド実行を高速に行える情報記
録再生装置を提供する事である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、上位の制御装置からのコマンドにより情報の記録/
再生を行い、その実行結果を前記上位の制御装置へ通知
する情報記録再生装置において、前記コマンド実行中に
ドライブ処理を周期的に割り込ませながら実行する単一
のCPUを備え、コマンド前処理及び後処理中は前記ド
ライブ処理で用いる演算式をより低い次数の演算式に切
り替えることを特徴とする情報記録再生装置する情報記
録再生装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の光
磁気ディスク装置の一実施例を示すブロック図である。
図1において、101はホストコンピュータ、102は
光磁気ディスク装置であり、両者はSCSI(Smal
l Computer System Interfa
ce)で接続している。103は光磁気ディスク、10
4は本装置を制御するCPUでタイマ1、タイマ2を内
蔵している。105はプログラムを格納するROM、1
06はCPU104のワークRAM、107はSCSI
をコントロールするSPC(SCSI Protoco
l Controller)、108は光磁気ディスク
のデータ制御を行うODC(Optical Disk
Controller)、109はリード/ライトデ
ータを格納するバッファである。110はホストコンピ
ュータのデータをディスクへのピットパターンに変調/
復調する変復調回路、111は複数の入出力ポートを持
つI/O制御部である。
【0012】125はスピンドルモータで、CPU10
4の制御により光磁気ディスク103を回転させる。1
22は半導体レーザ、123はディスク面に半導体レー
ザ122からのレーザー光を照射/集光する光学系であ
る。光学系123内のフォトセンサ(図示せず)の出力
信号は2値化/PLL回路117、レーザパワー検出器
119、トラッキング誤差検出器120、フォーカス誤
差検出器121へ出力され、それぞれA/D変換器11
3でディジタル信号に変換後I/O制御部111を通し
CPU104はその値を知ることができる。118は半
導体レーザ122を駆動するレーザドライバ、115は
光学系123のトラッキングを行うトラッキングアクチ
ュエータ、116は光学系123のフォーカッシングを
行うフォーカスアクチュエータであり、それらの制御は
CPU104がD/A変換器112を介して行う。ま
た、リニアモータ124は、光学系123を所望の位置
に移動(円周と直角方向)するためものであり、その制
御はCPU104がD/A変換器112を介しドライバ
114を駆動することにより行う。
【0013】以下に光学系123から光磁気ディスク1
03へ照射するレーザービームの自動フォーカス(以下
AFと称す)、自動トラッキング(以下ATと称す)の
ためのサーボ処理を図1、図3を使い説明する。CPU
104はトラッキング誤差検出器120からのトラッキ
ング誤差信号、及びフォーカス誤差検出器121からの
フォーカス誤差信号をA/D変換器113を介して取り
込み、光学系123を所望の位置に制御するようトラッ
キングアクチュエータ115及びフォーカスアクチュエ
ータ116の制御量を求め、それぞれの制御値をD/A
変換器112へ設定する。またCPU104はトラッキ
ング誤差信号/フォーカス誤差信号によりAT/AFの
エラーチェックもおこなう。前記サーボ処理は50KH
zのサンプリングで行うように、CPU104内のタイ
マ1で20μsec毎の割り込みを発生させ、その割り
込み処理内で実行する。この割り込み処理は優先度が一
番高く他の処理はこの間中断される。また、サーボ状態
にはレーザービームを同一トラック上に保持しておくウ
エイトモード、スパイラルなトラックをトレースするト
レースモード、及び他のトラックへ移動するシークモー
ドなどがある。サーボ状態は記録/再生時はトレースモ
ード、記録/再生待ちの時はウエイトモードにする。図
3にサーボ割り込み処理の流れを示す。割り込みが発生
すると、まずS301でフォーカス誤差検出器121か
らのフォーカス誤差信号を取り込み、3次のフィルター
計算を行いその演算結果をフォーカスアクチュエータ1
16に設定する。S302でワークRAM106内のサ
ーボモードをチェックし、トレースまたはウエイトモー
ドならS303へ進む。S303ではトラッキング誤差
検出器120からのトラッキング誤差信号を取り込み、
3次のフィルター計算を行いその演算結果をトラッキン
グアクチュエータ115に設定する。S304でワーク
RAM106内のサーボモードをチェックし、トレース
モードならS305へ、ウエイトモードならS306へ
進む。S305ではフォーカス誤差信号及びトラッキン
グ誤差信号のAF/ATの詳細なチェックを行い、S3
06では簡易なチェックを行う。S305の詳細なチェ
ックは処理時間は長いが精度が高く、S306の簡易な
チェックは精度が粗いが処理時間は短いという違いがあ
る。
【0014】チェックの結果エラーがあればS307で
エラー処理に移行し、エラーがなければ本割り込み処理
を終了し、CPU制御は割り込み前の処理に戻る。尚、
詳細なチェック及び簡易なチェックの例は後に詳述す
る。
【0015】次にレーザーパワーの自動調整(以下AP
Cと称す)処理を図1、図4を使い説明する。半導体レ
ーザ122から出射するレーザーのパワーは、レーザド
ライバ118から供給する制御電圧が一定でもレーザの
温度、レーザの劣化などにより一定とはならない。そこ
で、所定のパワーに制御すべく、半導体レーザの出射光
の一部をレーザパワー検出器119でモニタし、それが
所定値になるようにレーザドライバ118への制御電圧
を増減させる。前記処理はレーザの温度変化や劣化によ
るパワー変動を補正するのに十分な1KHzのサンプリ
ングで行うように、CPU104内のタイマ2で1ms
ec毎の割り込みを発生させ、割り込み処理内で実行す
る。その割り込み処理を第4図に示す。割り込みが発生
すると、まずS401でレーザパワー検出器119から
レーザパワーに相当する値を読み込む。S402で現在
のモードをチェックしライトモードならばS403でワ
ークRAM106内のレーザーパワー目標値をライトの
値にセットし、リードモードならばS404でレーザー
パワー目標値をリードの値にセットする。S405で、
セットしたレーザーパワー目標値と読み込んだレーザー
パワー相当値を比較し、目標値が読み込み値より大きけ
ればS406でレーザドライバ118への制御電圧を1
単位増加させ、目標値が読み込み値より小さければS4
07でレーザドライバ118への制御電圧を1単位減少
させ、目標値と読み込み値が等しければなにもせず本割
り込み処理を終了し、CPU制御は割り込み前の処理に
戻る。
【0016】次にホストコンピュータからのリード/ラ
イト系コマンドの実行処理を図1、図2を使い説明す
る。まず、S201でワークRAM106内のサーボモ
ードをウエイトに設定し、APC割り込みを許可する。
また、この時は他の割り込みも許可状態である。次に、
S202でSPC107をチェックしホストコンピュー
タ101からのSCSIコマンドが来るまで待ってい
る。SCSIコマンドが来るとS203でAPC割り込
みを禁止し、S204でSPC107からSCSIコマ
ンドを入力しコマンドを解析する。リード/ライト系コ
マンドであれば、SCSIコマンドで指定した論理的ア
ドレス(シリアル番号)をディスクの物理アドレス(ト
ラック番号とセクタ番号)に変換し、現在位置から目的
物理アドレスまでの距離を計算する。そして、S206
でAPC割り込みを許可してから、S207でワークR
AM106内のサーボモードをシークに設定後、リニア
モータ124を駆動し目的アドレスへのシークを実行す
る。シーク終了後S208でワークRAM106内のサ
ーボモードをトレースに設定してからS209のリード
/ライト処理を実行する。リードの場合は光学系123
からの再生信号を2値化/PLL回路117でデジタル
化し、変復調回路110で復調したデータからODC1
08が目的セクタのデータを取り出し、バッファ109
へ格納する。そしてSPC107はODC108を介し
バッファ109のリードデータをホストコンピュータ1
01へ転送する。ライトの場合はSPC107がホスト
コンピュータ101から転送されたライトデータをOD
C108を介しバッファ109へ格納する。そしてOD
C108が目的セクタでバッファ109のライトデータ
を変復調回路110へ送り、変復調回路110で変調し
た信号をレーザードライバ118へ出力し半導体レーザ
ー122をライトパワーにしてディスクに照射する。
【0017】また、ライトの場合は図示しないバイアス
マグネットを駆動し、ディスクに磁界を加える。リード
/ライトを実行後S210でワークRAM106内のサ
ーボモードのウエイト設定及びAPC割り込みの禁止を
行い、S211でリード/ライト実行結果をSPC10
7を介しステータスとしてホストコンピュータ101へ
通知し、次のコマンド処理を行うためS201から繰り
返す。また、ホストコンピュータからのコマンドが、デ
ィスクの種類を問い合わせるような、記録/再生を伴わ
ない場合、S204のコマンド解析後、APC割り込み
は禁止状態のままS211へ直接行く。
【0018】ここでAPC割り込み禁止中は当然APC
が行われないが、このような処理は次に述べる知見に基
づいて許容される。まず、ディスクに対して情報の記録
/再生を目的としたレーザ光の出射を行っているときは
言うまでもなくレーザパワーは相当量の精度を必要とす
る。しかしこれを除く例えばウエイト時においては、サ
ーボ動作に支障がなくかつディスクに記録されている情
報にダメージを与えないレーザパワーに制御すればよい
ため、要求される精度は記録/再生の時より下がる。す
なわち、サンプリング周波数の低下、APCの短時間停
止が可能となる。また同様にサーボ処理も記録/再生を
行っていないウエイト時においては、サーボエラーのチ
ェック精度を記録/再生時より低下させても問題ない。
【0019】前記実施例では、サーボウエイト状態の時
にサーボ割り込み処理内でのエラーチェックを簡易なチ
ェック(図3のS306)にしたが、エラーチェックの
内容を変えるのではなくサーボ処理のサンプリング周期
を変えるようにしてもよい。
【0020】例えば図2において、サンプリング周期を
S201及びS210で40KHzにし、S206で5
0KHzにすることにより、サーボウエイト状態の時は
サンプリング周期を落としサーボ割り込み回数を少なく
してコマンド前処理/後処理のサーボ処理時間を低減で
きる。
【0021】また、他の実施例として、サーボウエイト
状態の時にサーボ割り込み処理のAFサーボ(図3のS
301)及びATサーボ(図3のS303)での演算処
理を簡略化するようにしてもよい。例えば図3のAFサ
ーボ(S301)及びATサーボ(S303)で3次の
フィルタを用いているが、コマンド前処理/後処理中は
2次のフィルタを用いていることによりサーボ処理時間
を短くしてもよい。尚、演算の簡略化については後に詳
述する。
【0022】前記の実施例ではサーボウエイト状態で簡
易なサーボ制御を行い、サーボトレース状態で精密なサ
ーボ制御を行っていたが、他の実施例として、コマンド
待ち(図2のS202のループ)の時もサーボウエイト
状態であるが精密なサーボ制御を行うようにしてもよ
い。そのために、新たにワークRAM106内にサーボ
エラーチェックレベルを示す詳細チェックフラグを設
け、図3のサーボ割り込み処理S304で詳細チェック
フラグがオンならばS305で詳細エラーチェックを行
い、オフならS306で簡易エラーチェックを行うよう
に変更する。また、図2のコマンド実行処理でS201
とS208でワークRAM106内の詳細チェックフラ
グをオンし、S203とS210でワークRAM106
内の詳細チェックフラグをオフする。このことにより、
コマンド待ちの時にも精密なサーボ制御を行うので正確
なディスク位置にヘッドが保持できる。
【0023】また、前記実施例では、APC処理をコマ
ンド前処理(図2のS204,S205)及びコマンド
後処理(図2のS211)の時に禁止していたが、禁止
ではなくサーボ処理と同様にサンプリング周期を落とし
たり、またはレーザパワー検出器119からのレーザパ
ワー信号により所定レーザーパワーとなるように、レー
ザドライバ118へ設定する設定値の演算を簡略化した
り、その他APC処理を軽減するようにしてもよい。逆
に通常のAPC処理においては、単に制御電圧の1単位
の増減ではなく、レーザパワー相当値と目標値との差分
に応じた量の増減を行うがごとき高度な処理をしてもよ
い。
【0024】さらに、前記の実施例ではコマンド前処理
/後処理時と、シーク/リード/ライト処理時でAT/
AFサーボ処理及びAPC処理方法を変えたが、この処
理に限らず他のドライブ制御にも適用できる。例えば図
1のスピンドルモータ125の速度制御である。スピン
ドルモータ125からディスク1回転の間に一定数のパ
ルスを出力するFG信号がI/O制御部111へ、また
I/O制御部111から回転速度を制御する信号がスピ
ンドルモータ125へ入る。ここでFG信号は、ディス
クが1回転すると、16パルス発生する。光磁気ディス
ク103を例えば3600rpmの速度で回転するよう
に、CPU104はスピンドルモータ125からのFG
パルス間隔を測定し現在の速度を算出し、その結果を基
に回転速度制御信号により回転速度を補正したり、回転
異常をチェックする。FG信号はI/O制御部111を
介しCPU104へ入力されこの信号の立ち上がりエッ
ジでCPU104内の図示しないタイマー3の値がラッ
チされ、FGパルス間隔時間が測定できる。またこの時
CPU104に割り込みが発生し、この割り込み処理で
回転速度を補正したり、回転異常をチェックする。この
割り込み処理の許可/禁止タイミングはAPC割り込み
処理と全く同様である。
【0025】前記の実施例では光磁気ディスク装置を用
いたが、同一のCPUでホストコンピュータからのコマ
ンド処理とドライブ制御を行う他の2次記憶装置、例え
ばハードディスク装置、磁気テープ装置、CD−ROM
装置等でもよい。また、前記の実施例ではホストコンピ
ュータとのインターフェイスはSCSIであったが、他
のインターフェイスIDE(Intergrated
Drive Electoronics)、IPI(I
ntelligent PeripheralInte
rface)等を用いてもよい。
【0026】次に、詳細なエラーチェック及び簡易なエ
ラーチェックについて説明する。
【0027】詳細なエラーチェックでは、50KHzサ
ンプリング毎に(20μsec毎に)A/D変換器11
3より取り込んだフォーカス誤差信号及びトラック誤差
信号をあらかじめ設定されたエラーレベル範囲と比較し
所定時間(所定のサンプリング数)の間このレベル範囲
を越えた時にエラーと判断する。
【0028】このときのエラーレベル範囲は、例えば、
トラックエラーでは、±0.15μmに相当するレベル
に、またフォーカスエラーでは、±1μmに相当するレ
ベルに設定する。また所定時間は、例えば100μse
c程度(5サンプリング時間)のトラックはずれ、フォ
ーカスはずれによって隣接するトラックに到達しない十
分に短い時間を設定する。
【0029】この詳細なエラーチェックでは、サンプリ
ング周期毎に一回行うために、ほぼリアルタイムにエラ
ーチェックを行うことができるが、他の処理を中断させ
る時間が長くなってしまう。
【0030】一方、簡易なエラーチェックでは、50K
Hzサンプリング毎にエラーチェックを行うのではなく
例えば2サンプリング(40μsec)に1回、A/D
変換器113より取り込んだフォーカス誤差信号及びト
ラック誤差信号をあらかじめ設定されたエラーレベル範
囲と比較し所定時間の間このレベル範囲を越えた時にエ
ラーと判断する。
【0031】この場合のエラーレベル、所定時間は、詳
細なエラーチェックに準ずる。
【0032】この簡易エラーチェックでは、サンプリン
グ周期毎に行うのではないのでリアルタイム性は損なわ
れるが他の処理を中断させる時間は短くすることができ
る。
【0033】また、他の簡易エラーチェックとして、数
サンプリングに1回、A/D変換器により、センサーの
総和光量を表す信号(図示せず)を取り込みこれを所定
のエラーレベルと比較し、所定時間の間このレベル以下
であった場合、エラーと判断するようにしてもよい。
【0034】この場合のエラーレベルは、例えば、グル
ーブ上での総和信号と完全にフォーカスがはずれた時の
総和信号レベルの間の値を設定する。また、所定時間は
フォーカス及びトラックエラーを判断する時間よりも長
い時間を設定する。
【0035】このようにすると、数サンプリング周期に
1回エラーチェックを行うので、リアルタイム性は悪く
なるが、さらに他の処理を中断させる時間を短くするこ
とができる。
【0036】このような、2種類のエラーチェックは、
サーボのモードによって切り替えればよく、例えばリア
ルタイムにエラーを処理する必要のある、消去、記録、
再生時は詳細エラーチェック、サーボがはずれている状
態が検出できればよいような、ウエイト動作時は簡易エ
ラーチェックのように切り替えて使用する。
【0037】次に、演算の簡略化について説明する。
【0038】通常サーボ状態では3次のフィルタを用い
て制御しており、その演算のブロック図は例えば図5の
ようになる。図5でZ-1は遅延要素で1サンプリング遅
れのデータを表し、a1、a2、a3、b1及びGで表
されたところが乗算器である。実際の演算はA/D変換
器で取り込んだトラック誤差信号を3サンプリング前ま
で目盛り上に記憶しておき、1サンプリング前の値にa
1をかけ現在の値を加算、2サンプリング前の値にa2
をかけて前の答えに加算、3サンプリング前の値にa3
をかけて前の答えに加算、また総加算出力の1サンプリ
ング前の値にもb1をかけて前の答えに加算、これにサ
ーボゲインGをかけることで行う。この答えをD/A変
換器に出力する。
【0039】フィルタの演算では前述の積和演算が時間
のかかるところであり、例えば1回の積和演算の時間で
も1サンプリング時間の数%を占めることになる。この
演算をフォーカスサーボのフィルタでは、50KHz
(20μsec)のサンプリング毎に毎回行っている。
この積和演算の回数を減らすことで演算時間を短縮でき
る。例えば図5の3次のフィルタでは、4回の積和演算
と1回の乗算を行っており、図6の2次のフィルタで
は、3回の積和演算と1回の乗算を行っている。
【0040】しかし、目標とするサーボ特性が3次のフ
ィルタでないと実現できない場合は、次数を減らすこと
はできない。そこで例えば、必要とされるサーボ特性が
厳しい消去、再生、記録モードでは、3次のフィルタ
(図5)を用い、厳しいサーボ特性を要求されないモー
ドでは2次のフィルタ(図6)とすることで全体として
の乗算回数を減らし、他の処理を中断する時間を短くす
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
一のCPUでホストコンピュータからのコマンド処理と
ドライブ制御を行う情報記録再生装置において、ホスト
コンピュータからのコマンドの前処理及び後処理時には
ドライブ制御を簡略化しCPUのドライブ制御処理を低
減させ、シーク/リード/ライト処理時にはドライブ制
御を精密に行うように切り替えることにより、ドライブ
制御の性能を低下させることなく、コマンド前処理及び
コマンド後処理はCPUのコマンド実行処理の比重を上
げ高速化でき、コマンド実行処理時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録再生装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】前記実施例のコマンド実行処理を示すフローチ
ャート。
【図3】前記実施例のサーボ割り込み処理を示すフロー
チャート。
【図4】前記実施例のレーザAPC割り込み処理を示す
フローチャート。
【図5】3次のフィルタを説明するための図。
【図6】2次のフィルタを説明するための図。
【図7】従来例のコマンド実行処理を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 光磁気ディスク装置 103 光磁気ディスク 104 CPU 105 ROM 106 RAM 107 SPC 111 I/O制御部 115 トラッキングアクチュエータ 116 フォーカスアクチュエータ 118 レーザドライバ 119 レーザパワー検出器 120 トラッキング誤差検出器 121 フォーカス誤差検出器 122 半導体レーザ 123 光学系 124 リニアモータ 125 スピンドルモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 G11B 20/10 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位の制御装置からのコマンドにより情
    報の記録/再生を行い、その実行結果を前記上位の制御
    装置へ通知する情報記録再生装置において、前記コマン
    ド実行中にドライブ処理を周期的に割り込ませながら実
    行する単一のCPUを備え、コマンド前処理及び後処理
    中は前記ドライブ処理で用いる演算式をより低い次数の
    演算式に切り替えることを特徴とする情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ドライブ処理は、記録/再生ヘッド
    のトラッキング,フォーカシングサーボ処理である請求
    項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記ドライブ処理は、記録/再生ヘッド
    のトラッキングエラー及びフォーカシングエラーを判定
    する処理である請求項1に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記情報記録再生装置は半導体レーザー
    を用いて情報の記録/再生を行い、前記ドライブ処理は
    前記半導体レーザーの出射パワーを一定値に保つ処理で
    ある請求項1に記載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記ドライブ処理は、記録媒体を回転せ
    しめるスピンドルモータの速度制御処理である請求項1
    に記載の情報記録再生装置。
JP2001082869A 1993-12-15 2001-03-22 情報記録再生装置 Pending JP2001291236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082869A JP2001291236A (ja) 1993-12-15 2001-03-22 情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-315173 1993-12-15
JP31517393 1993-12-15
JP2001082869A JP2001291236A (ja) 1993-12-15 2001-03-22 情報記録再生装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5337496A Division JPH07225957A (ja) 1993-12-15 1993-12-28 情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001291236A true JP2001291236A (ja) 2001-10-19

Family

ID=26568215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082869A Pending JP2001291236A (ja) 1993-12-15 2001-03-22 情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001291236A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004011A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Panasonic Corp 光ディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004011A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Panasonic Corp 光ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5825729A (en) Information recording and/or reproducing method and apparatus in which a servo process of a light beam is interrupted between input/output control of data at predetermined periods
US5796704A (en) Optical disk apparatus and recording and reproducing method of optical recording medium
US7023641B2 (en) Recording current control method and magnetic disk drive
JP4511641B2 (ja) ハードディスクドライブの初期化校正ルーチン実行方法
US6515817B1 (en) Magnetic disk drive
US5521893A (en) Data recording apparatus
US6922382B2 (en) Method for adjusting the write speed of data recording device and apparatus thereof
JP5064666B2 (ja) データ記憶装置及びそのユーザ・データの書き込み制御方法
JP2001291236A (ja) 情報記録再生装置
EP0432863B1 (en) Information processing apparatus with recording medium discharging mechanism for preventing change or loss of information of recording medium by temperature increase of the apparatus
US9842617B1 (en) Electronic system with head management mechanism and method of operation thereof
EP1585126B1 (en) Data read retry with read timing adjustment for eccentricity of a disc in a data storage device
JPH07225957A (ja) 情報記録再生装置
JP2001034947A (ja) ディスクドライブ装置、調整動作実行タイミングの判別方法
JP2005063555A (ja) サイドフリンジの影響を少なくするサーボ情報書き込み方法
JP2702845B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2506648B2 (ja) 磁気ヘッドの位置決め装置
JP3776711B2 (ja) 再生レーザパワー設定方法及び光記憶装置
JPH05282807A (ja) オフトラック測定機能を有する磁気ディスク装置
JP2817722B2 (ja) 磁気ディスク用ヘッド位置決め制御装置
JP2984132B2 (ja) 磁気ディスク媒体の欠陥検出方法
KR100350679B1 (ko) 하드디스크드라이브의재교정명령처리방법
JP3958766B2 (ja) 光学的記憶装置
CN1360719A (zh) 光盘重放装置
JPH03113783A (ja) 磁気デイスク装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031209