JPH1185083A - 広告標識 - Google Patents
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- JPH1185083A JPH1185083A JP9250128A JP25012897A JPH1185083A JP H1185083 A JPH1185083 A JP H1185083A JP 9250128 A JP9250128 A JP 9250128A JP 25012897 A JP25012897 A JP 25012897A JP H1185083 A JPH1185083 A JP H1185083A
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Abstract
度に優れ、二次加工メーカーにて合成紙にヒートシール
素材のラミネート加工が必要ない広告標識を提供する。 【解決手段】 無機微細粉末を含有する熱可塑性樹脂の
延伸フィルムよりなる肉厚が40〜300μmの微多孔
性フィルム基材層の裏面に、前記基材層素材の熱可塑性
樹脂の融点より5℃以上低い融点で、かつ70〜150
℃の融点を有するの熱可塑性樹脂の無延伸フィルムより
なる肉厚が60〜200μmのヒートシール層を設けた
積層体(I)の上端部に中空状のパイプ3を、下端部に
おもり5を前記ヒートシール層と熱融着してなるか、ま
たは上記中空パイプ及びおもりを取り付け取り外し自在
に積層体(I)で巻き込みヒートシール層同志を熱融着
してなる広告標識。 【効果】 抗引裂強度が高く、かつヒートシール部の強
度が1200〜4000g/15mm幅と大きくでき
る。
Description
性、印字性、防水性に優れた広告標識に関する。本発明
の広告標識は、屋外広告、吊し広告として有用なもので
ある。
て、印刷会社があらかじめ印刷した合成紙の裏面に二次
加工メーカーにおいてポリ塩化ビニルシートをラミネー
ト加工し、このラミネート物の上端部、下端部に固定用
のパイプ、棒等を巻き付け、ラミネート物の該ポリ塩化
ビニールシート層を高周波シール機によりポリ塩化ビニ
ルシート層同志を講高周波融着した吊り広告標識等が知
られている(特開昭57−40110号公報)。
化ビニルシートの高周波シール強度は120〜300g
/15mm幅と弱く、強風下では、シール部が破断する
という問題があった。本発明は、印刷性、抗引裂性、防
水性、ヒートシール強度に優れ、二次加工メーカーにて
合成紙にヒートシール素材のラミネート加工が必要ない
広告標識の提供を目的とする。
を含有する熱可塑性樹脂の延伸フィルムよりなる肉厚が
40〜300μmの微多孔性フィルム基材層(Ia)の
裏面に、前記基材層素材の熱可塑性樹脂の融点より5℃
以上低い融点で、かつ70〜150℃の融点を有するの
熱可塑性樹脂の無延伸フィルムよりなる肉厚が60〜2
00μmのヒートシール層(Ib)を設けた積層体
(I)の上端部に中空状のパイプを、下端部におもりを
前記ヒートシール層と熱融着してなるか、または上記中
空状パイプ及びおもりを取り付け取り外し自在に積層体
(I)で巻き込みヒートヒール層同志を熱融着すること
を特徴とする広告標識を提供するものである。
樹脂の無延伸フィルムよりなるヒートシール層を設ける
ことにより、抗引裂強度が増し、該広告標識は引き裂き
による破損が減少した。又、前記積層体には剛性がある
ので、ロール送りすることができ、連続してオフセット
印刷やグラビア印刷することが可能となった。更に、こ
の積層体はバ−シ−ル機、インパルスシ−ル機でヒート
シール可能であるため、印刷会社にて直接後加工(ヒー
トシール加工)ができ、ヒートシール層が融点70〜1
50℃の熱可塑性樹脂の無延伸フィルムよりなるため、
このフィルム同志が熱融着したヒートシール部のヒート
シール強度が1200〜4000g/15mm幅と高く
なったので、この積層体を用いて作製した広告標識は強
風下でもヒートシール部が破壊されることが少なく、パ
イプやおもりが広告標識から剥がれることがなくなっ
た。
て、更に詳細に説明する。微多孔性フィルム基材層(Ia): 積層体(I)の基材
層(Ia)を構成する微多孔性フィルムとしては、無機
微細粉末を含有するポリプロピレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂
のフィルムを、これらの熱可塑性樹脂の融点より3〜1
50℃低い温度で延伸して得られるフィルム内部に微細
なボイドを有する合成紙であって、その不透明度(JI
S P−8138)が85%以上、好ましくは90%以
上であり、次式(1)で算出される空孔率が10〜60
%、好ましくは15〜45%、肉厚が40〜300μ
m、好ましくは50〜200μmの合成紙である。
次の〜のものが挙げられる。 無機又は有機充填剤を8〜65重量%の割合で含有
する微多孔を有する熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルム
(特公昭54−31032号公報、米国特許第3775
521号明細書、米国特許第4191719号明細書、
米国特許第4377616号明細書、米国特許第456
0614号明細書等)。 二軸延伸熱可塑性フィルムをコア層とし、無機微細
粉末を8〜65重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸
フィルムを紙状層とする合成紙(特公昭46−4079
4号公報、特開昭57−149363号公報、同57−
181829号公報等)。
層の表裏面に一軸延伸フィルムの紙状層が存在する3層
構造(特公昭46−40794号公報)であっても、紙
状層と基材層間に他の樹脂フィルム層が存在する3層〜
7層の合成紙(特公昭50−29738号公報、特開昭
57−149363号公報、同56−126155号公
報、同57−181829号公報)であってもよい。3
層構造の合成紙の製造方法は、例えば、無機微細粉末を
0〜50重量%含有する熱可塑性樹脂フィルムを、該樹
脂の融点より低い温度で一方向に延伸して得られる一軸
方向に配向したフィルムの両面に、無機微細粉末を8〜
65重量%含有する熱可塑性樹脂の溶融フィルムを積層
し、次いで前記方向と直角の方向にこの積層フィルムを
延伸することにより得られる紙状層が一軸方向に配向
し、微細な空隙を多数有するフィルムであり、コア層は
二軸方向に配向した積層構造物である。これらの合成紙
として、例えば王子油化合成紙(株)よりエポ「FP
G」、「SGS」などが販売されている
性樹脂の二軸延伸フィルムをコア層(1a)とし、無機
微細粉末を8〜65重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸
延伸フィルムよりなる表面層(1b)と裏面層(1c)
を有する複層フィルムを支持体とし、この支持体の表面
層(1b)側に無機微細粉末を含有しない熱可塑性樹脂
の透明フィルム層(2)を設け、更に帯電防止機能を有
するプライマー塗布層(3)が設けられた合成紙(特開
昭61−3748号公報)、あるいは、熱可塑性樹脂フ
ィルムの二軸延伸フィルムをコア層(1a)とし、この
コア層の少なくとも片面に、無機微細粉末を8〜65重
量%の割合で含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルム
よりなる紙状層(1b)と、熱可塑性樹脂フィルムの一
軸延伸フィルムよりなる表面層(1c)とのラミネート
物が備えられている合成紙であって、前記表面層の肉厚
(t)は、紙状層に存在する無機微細粉末の平均粒径を
(R)としたとき、次式(2)を満足することを特徴と
する複層樹脂フィルムよりなる合成紙(特公平1−60
411号公報)。
リオレフィン樹脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリ(4−メチ
ルペンテン−1)、また、ポリスチレン、ポリアミド、
ポリエチレンテレフタレート、エチレン−酢酸ビニル共
重合体の部分加水分解物、エチレン−アクリル酸共重合
体およびその塩、塩化ビニリデン系共重合体たとえば塩
化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アク
リル酸アルキルエステル共重合体などが挙げられ、ま
た、これら樹脂の混合物を例示することができる。これ
らの中でも耐水性、耐薬品性の面からポリプロピレン、
ポリエチレンが好ましい。また、コア層にポリプロピレ
ンを用いる場合は、延伸性を良好とするためポリエチレ
ン、ポリスチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等の
ポリプロピレンよりも融点が低い樹脂を3〜25重量%
配合することが好ましい。
ウム、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化
チタン、硫酸バリウム等であって、その粒径が0.03
〜16ミクロンのものが使用される。延伸倍率は縦、横
方向とも4〜10倍が好ましく、延伸温度は樹脂の融点
より3〜150℃低い温度であり、樹脂がホモポリプロ
ピレン(融点164〜167℃)のときは150〜16
2℃、高密度ポリエチレン(融点121〜134℃)の
ときは110〜120℃、ポリエチレンテレフタレート
(融点246〜252℃)のときは104〜115℃で
ある。また、延伸速度は50〜350m/分である。延
伸によりフィルム内部に微細なボイド(空孔)が発生
し、合成紙は不透明となる。
広告標識に印刷された文字、図柄の見栄えが悪い。ま
た、空孔率が10%未満では、広告標識の軽量化に乏し
い。合成紙の肉厚は、40〜300μmであり、40μ
m未満では微多孔の合成紙を製造することが困難であ
り、300μmを越えては剛性が高くなり、合成紙の市
場への供給がA3、菊判サイズ等のシート状に裁断し、
これを梱包して輸送するものに限られ、巻きロールとし
ての供給が困難となる。
に用いる熱可塑性樹脂無延伸フィルムとしては、前記基
材層素材は熱可塑性樹脂の融点より5℃以上低い融点を
有し、融点が70〜150のプロピレン・エチレンラン
ダム共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体
の金属塩(Na、Li、Zn、K)、エチレン・アクリ
ル酸共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、
エチレン・メタクリル酸ブチル共重合体、高密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、およびこれらの混合物な
どのエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂などを用いるこ
とができる。
00μm、好ましくは80〜200μmの範囲である。
肉厚が60μm未満では、広告標識の引裂強度、および
剛性が不十分であり、200μmを越えると、折り加工
時の反発が強いため二次加工適性が悪くなる。基材層に
対するヒートシール層の肉厚比は抗引裂性、二次加工性
の面から、0.7〜1.5が好ましい。
っ直ぐな垂れ下がり性、風によりあおられる幅を狭くす
るため、あるいは積層体(I)の両面に印刷された文
字、図柄が透過光により重なって見えるのを防ぐため、
無機微細粉末を含有させるのが好ましい。ヒートシール
層に含有される無機微細粉末としては、炭酸カルシウ
ム、焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化チ
タン、硫酸バリウム等であって、その粒径が0.03〜
16ミクロンのものが使用される。無機微細粉末の含有
量は、35重量%以下、好ましくは3〜20重量%の範
囲である。35重量%を越えては、ヒーター加熱により
ヒートシール層同志が熱融着したヒートシール部のシー
ル強度が不十分となる。
の貼着方法としては、例えば、以下に示す(イ)〜
(ロ)の方法が挙げられる。 (イ)溶融ラミネート法:無機微細粉末を含有する熱可
塑性樹脂の溶融フィルムの上に、ダイよりヒートシール
層(Ib)の溶融フィルムを押し出しラミネートし、次
いでこの積層フィルムを微多孔性フィルム(Ia)用樹
脂の融点より低い温度であって、ヒートシール層(I
b)用樹脂の融点以上の温度で一軸又は二軸に延伸する
方法。
a)とヒートシール層(Ib)とを溶剤型接着剤又はホ
ットメルト接着剤(S)で貼り合わせる方法。 接着剤(S) 溶剤型接着剤としては液状のアンカーコート剤、例えば
ポリウレタン系アンカーコート剤として東洋モートン
(株)のEL−150(商品名)またはBLS−208
0AとBLS−2080Bの混合物が、ポリエステル系
アンカーコート剤として、同社のAD−503(商品
名)が挙げられる。
酸ビニル共重合体、低密度ポリエチレン、エチレン・
(メタ)アクリル酸共重合体の金属塩(いわゆるサーリ
ン:商品名)、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン等が利用できる。ホットメルト接着剤は、微多孔性
フィルム(Ia)製造時の延伸温度より15℃以上低い
融点を有する熱可塑性樹脂を用いる。前記延伸温度より
高い温度で該ホツトメルト接着剤を用いると延伸樹脂フ
ィルムが収縮してしまう恐れがある。
微多孔性フイルム(Ia)の片面にアンカーコート剤を
塗布し、ヒートシール層をロールで加圧接着すればよ
く、ホツトメルト接着剤を用いる場合は、微多孔性フイ
ルム(Ia)上にダイより溶融フィルム状に押し出し、
ラミネートし、ついでヒートシール層を圧着ロールで接
着させてよい。このような接着剤層(S)の肉厚は、一
般に1〜30μm、好ましくは1〜20μmの厚みで使
用される。具体的には溶剤型接着剤は0.5〜25g/
m2 、好ましくは2〜6g/m2 の量で塗布される。ホ
ットメルト接着剤は溶融押出ラミネートされ、8〜30
μm、好ましくは8〜20μmの範囲の厚みで熱溶着さ
れる。
標識は、オフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印
刷、フレキソ印刷転写紙を用いた印刷等の印刷が可能で
あるが、特にオフセット印刷の適性をより一層向上させ
るために、微多孔性フィルム(Ia)の表面にピグメン
トコート層(II)を設けることができる。
ート剤としては、通常のコート紙に使用されるクレイ、
タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム、シリカ、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウ
ム、プラスチックピグメント等のピグメント30〜80
重量%と、バインダー15〜60重量%を含有するラテ
ックス等を挙げることができる。また、この際に使用さ
れるバインダーとしては、SBR(スチレン・ブタジエ
ン・ラバー)、MBR(メタクリル・ブタジエン・ラバ
ー)等のラテックス、アクリル系エマルジョン、澱粉、
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、
メチルセルロース等を挙げることができる。更にこれら
配合剤に、特殊ポリカルボン酸ナトリウム等の分散剤
や、ポリアミド尿素系樹脂等の架橋剤を配合することが
できる。これらピグメントコート剤は一般に15〜70
重量%、好ましくは35〜65重量%の固形分濃度の水
溶性塗工剤として使用される。
(Ia)上に塗工する手段としては、具体的には、グラ
ビア塗工、メイヤーバー塗工、ロール塗工、ブレード塗
工、サイズプレス塗工、ホットメルト塗工等の塗工手段
を採用することができる。塗工量としては、一般に1〜
20g/m2 、好ましくは4〜15g/m2 の量であ
る。従って、ピグメントコート層の肉厚は、一般に1〜
20μm、好ましくは4〜15μm、特に好ましくは5
〜15μmの範囲である。
識を示す、図3中1は広告標識、2は紐、3は中空パイ
プ、4はヒートシール部、5はおもり、6は印刷を表
す。図4(a)、図4(b)にヒートシール部の部分断
面図を示す。この広告標識の肉厚は用途により異なる
が、100〜500μm、好ましくは150〜300μ
mである。この広告標識の積層体(I)の微多孔性フィ
ルム(Ia)表面、又はピグメントコート層(II)表面
には、オフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印
刷、フレキソ印刷転写紙を用いた印刷等が可能である。
としては、図4(b)に示す如く中空パイプ及び/又は
おもりを積層体のヒートシール層と直接熱融着して積層
体に固定しても良いし、図4(a)で示す如く中空パイ
プ及び/又はおもりを取り付け取り外し自在に積層体
(I)で巻き込みヒートヒール層同志を熱融着して固定
してもよい。後者の場合は、中空パイプ又はおもりを広
告標識から自由に取り外すことができ、中空パイプまた
はおもりを繰り返し使用することができる利点を有す
る。熱融着させる加熱手段としては、積層体の表面に一
定温度に加熱した熱板を、重ね合わせたフィルムに圧着
して熱融着させるバーシール機、ニクロムリボンをフィ
ルムに圧着後、瞬間的に大電流を流し熱融着させるイン
パルスシール機などが挙げられる。熱融着された部分の
シール強度は1200〜4000g/15mm幅の範囲
である。
のポリプロピレン(融点約164〜167℃)81重量
%に、高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.5
μmの炭酸カルシウム16重量%を混合した組成物
(a)を270℃の温度に設定した押出機にて混練させ
た後、ダイよりシート状に押し出し、更に冷却ロールに
より60℃に冷却して、無延伸シートを得た。そして、
このシートを150℃の温度にまで再度加熱した後、縦
方向に5倍の延伸を行って縦延伸フィルムを得た。
レン(融点約164〜167℃)54重量%と、平均粒
径1.5μmの炭酸カルシウム46重量%とを混合した
組成物(b)を別の押出機にて210℃で混練させた
後、これをダイによりシート状に押し出し、これを上記
(1)の工程で得られた縦延伸フィルムの両面に積層
し、三層構造の積層フィルムを得た。次いで、この三層
構造の積層フィルムを60℃の温度にまで冷却した後、
再び約155℃の温度にまで加熱してテンターを用いて
横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリン
グ処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリッ
トして三層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)の肉
厚110μm(b/a/b=25μm/60μm/25
μm)の積層フィルムで、不透明度90%、空孔率31
%、密度0.78g/cm3 、クラーク剛度(S値)が
縦方向26、横方向53の微多孔性フィルムを得た。
の表面に、軽質炭酸カルシウム(白石工業(株)製ブリ
リアント−15:商品名)40重量%、カオリンクレイ
(エンゲルハード((株))製ウルトラホワイト−9:
商品名)10重量%、アクリル酸アクリルエステル・ス
チレン共重合樹脂エマルジョン(ヘキスト合成(株)製
モビニール877)45重量%特殊変成ポリビニルアル
コール(日本合成(株)製ゴーセファイマーZ−10
0:商品名)5重量%によって構成される水溶性ピグメ
ント塗工剤(配合数値は固形分量)を調製し、10g/
m2 の皮膜が得られるよう塗工し、105℃で1分間乾
燥させピグメントコート層を設けた後、微多孔性フィル
ムの裏面に、東洋モートン(株)のポリウレタン系アン
カーコート剤「BLS−2080A」と「BLS−20
80B」を混合した接着剤を5g/m2 (固型分の割
合)で塗布し、ついで安井化学(株)製の乳白ポリエチ
レン「OM−200W」(商品名;炭酸カルシウム含量
5重量%肉厚188μm)を圧着ロールを用いて貼着
し、ピグメントコート層/微多孔性フィルム/接着剤層
/ヒートシール層、の積層体を得た。このものの肉厚は
313μmであった。
ントコ−ト層のオフセット印刷転移性を評価するため、
東洋インキ製造(株)のオフセット印刷インキ「TSP
−400」(商品名)及び小森印刷機(株)製オフセッ
ト4色印刷機を用い、微多孔性フィルム表面に4色
(黒、青、赤、黄)平板オフセット印刷を行った。この
もののインキの転移性を、各々の色の網点部分を拡大鏡
(30倍)で拡大し、網点再現性を目視にて判定した。
メントコ−ト層のオフセット印刷乾燥性評価のため、A
4サイズに断裁後、T&TOKA社製オフセット印刷イ
ンキ「ベストSP」(商品名)藍色、及びハマダ印刷機
械(株)社製612CD型印刷機を用い、ピグメントコ
−ト層表面に1000枚連続印刷し、この印刷物を棒積
み状態に放置し、所定時間毎にサンプリングを行い乾燥
状態を判定した。
傾斜試験機を用いて下記条件でヒートシール後、このヒ
ートシール間の剥離強度をT−型剥離試験機((株)オ
リエンテック製KTA−500)を用いて、15mm幅
に裁断した試料を引っ張り速度300mm/分で測定し
た。 ヒートシール条件: ヒートシール温度:180℃ ヒートシール時間: 2秒 ヒートシール圧力:2kg/cm2
の評価結果を表1に示す。表中縦/横方向はそれぞれ微
多孔性フィルムの縦延伸方向、横延伸方向を示す。
の表面に、実施例1と同様の方法でピグメントコート層
を設けた後、微多孔性フィルムの裏面に、東洋モートン
(株)のポリウレタン系アンカーコート剤「BLS−2
080A」と「BLS−2080B」を混合した接着剤
を5g/m2 (固型分の割合)で塗布し、ついで安井化
学(株)製の乳白ポリエチレン「OM−150W」(商
品名;炭酸カルシウム含量5重量%肉厚140μm)を
圧着ロールを用いて貼着し、ピグメントコート層/微多
孔性フィルム/接着剤層/ヒートシール層、の積層体を
得た。このものの肉厚は265μmであった。得られた
積層体を実施例1と同様にして評価した結果を表1に示
す。
の表面に、実施例1と同様の方法でピグメントコート層
を設けた後、微多孔性フィルムの裏面に、東洋モートン
(株)のポリウレタン系アンカーコート剤「BLS−2
080A」と「BLS−2080B」を混合した接着剤
を4g/m2 (固型分の割合)で塗布し、ついで安井化
学(株)製の透明ポリエチレン「OM−200C」(商
品名)を圧着ロールを用いて貼着し、ピグメントコート
層/微多孔性フィルム/接着剤層/ヒートシール層、の
積層体を得た。このものの肉厚は313μmであった。
得られた積層体の実施例1と同様にして評価した結果を
表1に示す。
の表面に、東洋モートン(株)のポリウレタン系アンカ
ーコート剤「BLS−2080A」と「BLS−208
0B」を混合した接着剤を5g/m2 (固型分の割合)
で塗布し、ついで安井化学(株)製の乳白ポリエチレン
「OM−200W」(商品名)を圧着ロールを用いて貼
着し、微多孔性フィルム/接着剤層/ヒートシール層、
の積層体を得た。このものの肉厚は303μmであっ
た。得られた積層体のイン転移性、乾燥性の評価を、微
孔性フィルム表面に印刷後評価した以外は実施例1と同
様にして評価した結果を表1に示す。
成紙ユポ「FPG110」(商品名)を単独で用いて実
施例4と同様の評価を行った。得られた評価結果を表1
に示す。
く、かつヒートシール部の強度が1200〜4000g
/15mm幅と大きいため、強風下においても広告標識
がヒートシール部より破壊されたり、標識自体が引き裂
かれることが少なくなった。
図であり、(a)はおもりを取り付け取り外し自在に熱
融着した図であり、(b)はおもりに直接熱融着した図
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 無機微細粉末を含有する熱可塑性樹脂の
延伸フィルムよりなる肉厚が40〜300μmの微多孔
性フィルム基材層(Ia)の裏面に、前記基材層素材の
熱可塑性樹脂の融点より5℃以上低い融点で、かつ70
〜150℃の融点を有するの熱可塑性樹脂の無延伸フィ
ルムよりなる肉厚が60〜200μmのヒートシール層
(Ib)を設けた積層体(I)の上端部に中空状のパイ
プを、下端部におもりを前記ヒートシール層と熱融着し
てなるか、または上記中空状パイプ及びおもりを取り付
け取り外し自在に積層体(I)で巻き込みヒートヒール
層同志を熱融着することを特徴とする広告標識。 - 【請求項2】 基材層の肉厚に対するヒートシール層の
肉厚の比が、0.7〜1.5であることを特徴とする請
求項1記載の広告標識。 - 【請求項3】 ヒートシール層が無機微細粉末を3〜3
5重量%含有することを特徴とする請求項1記載の広告
標識。 - 【請求項4】 基材層の表面に印刷が施されていること
を特徴とする請求項1記載の広告標識。 - 【請求項5】 基材層の表面にピグメントコート層を設
け、そのピグメントコート層に印刷が施されていること
を特徴とする請求項4記載の広告標識。 - 【請求項6】 ヒートヒール部のヒートシール強度が1
200〜4000g/15mm幅であることを特徴とす
る請求項1記載の広告標識。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9250128A JPH1185083A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 広告標識 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9250128A JPH1185083A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 広告標識 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1185083A true JPH1185083A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17203252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9250128A Pending JPH1185083A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 広告標識 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1185083A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0313973B2 (ja) * | 1983-08-24 | 1991-02-25 | Oji Yuka Goseishi Kk | |
JPH06297657A (ja) * | 1993-04-15 | 1994-10-25 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | 二軸延伸複層フィルム |
JP3011384U (ja) * | 1994-11-18 | 1995-05-23 | 有限会社山岸縫製所 | 宣伝用の布体の構造 |
JPH08146898A (ja) * | 1994-11-22 | 1996-06-07 | Hisayuki Nishimoto | のぼりのチチおよびその取付け方法 |
JPH08252889A (ja) * | 1995-03-16 | 1996-10-01 | Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd | 熱可塑性樹脂積層フィルム延伸物およびそれを用いた印刷用紙 |
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JPH09127899A (ja) * | 1995-11-02 | 1997-05-16 | Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd | 土木建設現場に掲示する標識表示体 |
-
1997
- 1997-09-01 JP JP9250128A patent/JPH1185083A/ja active Pending
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