JPH1184973A - 電子写真複写機用クリーニング装置 - Google Patents
電子写真複写機用クリーニング装置Info
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- JPH1184973A JPH1184973A JP24864597A JP24864597A JPH1184973A JP H1184973 A JPH1184973 A JP H1184973A JP 24864597 A JP24864597 A JP 24864597A JP 24864597 A JP24864597 A JP 24864597A JP H1184973 A JPH1184973 A JP H1184973A
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- JP
- Japan
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- fluff
- cleaning device
- copying machine
- electrophotographic copying
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー等の粉粒体の除去効率を向上させ、画
像の不具合を解消することができるとともに、ベルト等
のバタツキを低減させ、安定して画像を形成させること
ができる電子写真複写機用クリーニング装置を提供す
る。 【解決手段】 合成樹脂製の支持層33は、接着層34
により、基台32上に接合されている。合成樹脂製の基
材35は、その表面に太い毛羽37及び細い毛羽38か
らなる毛羽31が形成されるとともに、裏面にはコーテ
ィング層39が形成されている。そして、コーティング
層39の裏面に設けられた接着膜38により、支持層3
3上に接着されている。太い毛羽37及び細い毛羽38
が任意に混合されてなる毛羽31は、基材35上にパイ
ル織りして形成されている。このクリーニング装置30
は、カラーレーザープリンターの転写用ベルトの裏面側
に配置されている。
像の不具合を解消することができるとともに、ベルト等
のバタツキを低減させ、安定して画像を形成させること
ができる電子写真複写機用クリーニング装置を提供す
る。 【解決手段】 合成樹脂製の支持層33は、接着層34
により、基台32上に接合されている。合成樹脂製の基
材35は、その表面に太い毛羽37及び細い毛羽38か
らなる毛羽31が形成されるとともに、裏面にはコーテ
ィング層39が形成されている。そして、コーティング
層39の裏面に設けられた接着膜38により、支持層3
3上に接着されている。太い毛羽37及び細い毛羽38
が任意に混合されてなる毛羽31は、基材35上にパイ
ル織りして形成されている。このクリーニング装置30
は、カラーレーザープリンターの転写用ベルトの裏面側
に配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
内に設けられるクリーニング装置に関するものである。
さらに詳しくは、電子写真複写機において、トナー画像
を記録用紙上に転写するための転写用ベルトの裏面に残
留したトナーを除去するクリーニング装置に関するもの
である。
内に設けられるクリーニング装置に関するものである。
さらに詳しくは、電子写真複写機において、トナー画像
を記録用紙上に転写するための転写用ベルトの裏面に残
留したトナーを除去するクリーニング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やファクシミリ等
の電子写真装置で複写を行う際には、転写用ベルトによ
って記録用紙が転写器上に運ばれる。一方、現像器内の
現像ローラに帯電付着したトナーが感光ドラム上に付与
され、トナーの像が形成される。その後、感光ドラム上
に形成されたトナーの像が上記記録用紙に転写され、記
録用紙は、排紙ローラまで運ばれる。
の電子写真装置で複写を行う際には、転写用ベルトによ
って記録用紙が転写器上に運ばれる。一方、現像器内の
現像ローラに帯電付着したトナーが感光ドラム上に付与
され、トナーの像が形成される。その後、感光ドラム上
に形成されたトナーの像が上記記録用紙に転写され、記
録用紙は、排紙ローラまで運ばれる。
【0003】このとき、転写用ベルトは周回し、その間
ベルト表面に残留したトナーや紙粉等の粉粒体は、除電
装置やクリーニング用ブレードで除去される。しかも、
転写用ベルトの裏面に接触するクリーニング材により除
去される。
ベルト表面に残留したトナーや紙粉等の粉粒体は、除電
装置やクリーニング用ブレードで除去される。しかも、
転写用ベルトの裏面に接触するクリーニング材により除
去される。
【0004】このクリーニング材には、フッ素樹脂繊維
のフェルトよりなる摺動層を、スポンジ等からなる支持
層に接着した層体構造のものが用いられ、摺動層がベル
トの裏面に接触するように接着剤によって接合されてい
る。
のフェルトよりなる摺動層を、スポンジ等からなる支持
層に接着した層体構造のものが用いられ、摺動層がベル
トの裏面に接触するように接着剤によって接合されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カラーレー
ザープリンター等の電子複写機においてはトナー粒子の
さらなる微粒子化により、上記従来のクリーニング材で
は、トナー粒子を完全に除去しきれないという問題があ
った。また、従来のクリーニング材は、摺動層がフェル
トよりなるため、繊維が抜け落ちること、復元性が乏し
いこと等の理由から、長時間の使用によりトナーの除去
性が低下し、トナーがクリーニング材から外方へ漏れる
という問題もあった。さらに、ベルト裏面に接触した状
態で配置されることから、長時間の使用により摺動性が
悪化した場合、転写用ベルトのバタツキが発生し、感光
ドラムと記録用紙との接触が不安定となり安定した画像
を形成させることができなくなるという問題もあった。
ザープリンター等の電子複写機においてはトナー粒子の
さらなる微粒子化により、上記従来のクリーニング材で
は、トナー粒子を完全に除去しきれないという問題があ
った。また、従来のクリーニング材は、摺動層がフェル
トよりなるため、繊維が抜け落ちること、復元性が乏し
いこと等の理由から、長時間の使用によりトナーの除去
性が低下し、トナーがクリーニング材から外方へ漏れる
という問題もあった。さらに、ベルト裏面に接触した状
態で配置されることから、長時間の使用により摺動性が
悪化した場合、転写用ベルトのバタツキが発生し、感光
ドラムと記録用紙との接触が不安定となり安定した画像
を形成させることができなくなるという問題もあった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、トナー等の粉粒体の除去効率を向上さ
せ、画像の不具合を解消することができるとともに、ベ
ルト等のバタツキを低減させ、安定して画像を形成させ
ることができる電子写真複写機用クリーニング装置を提
供することにある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、トナー等の粉粒体の除去効率を向上さ
せ、画像の不具合を解消することができるとともに、ベ
ルト等のバタツキを低減させ、安定して画像を形成させ
ることができる電子写真複写機用クリーニング装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の電子写真複写機用クリーニング
装置の発明は、露光により所定の画像が形成され、その
画像がトナーにより現像されてトナー画像が形成され、
そのトナー画像が記録用紙に定着される電子写真複写機
におけるトナーの付着不要部分又は紙粉の付着不要部分
に接触し、前記付着不要部分に付着したトナー又は紙粉
を除去するための電子写真複写機用クリーニング装置で
あって、基材上に、所定の繊維よりなる毛羽を備え、そ
の毛羽は太さが異なる複数種類の毛羽を組み合わせて構
成したことを要旨としている。
めに、請求項1に記載の電子写真複写機用クリーニング
装置の発明は、露光により所定の画像が形成され、その
画像がトナーにより現像されてトナー画像が形成され、
そのトナー画像が記録用紙に定着される電子写真複写機
におけるトナーの付着不要部分又は紙粉の付着不要部分
に接触し、前記付着不要部分に付着したトナー又は紙粉
を除去するための電子写真複写機用クリーニング装置で
あって、基材上に、所定の繊維よりなる毛羽を備え、そ
の毛羽は太さが異なる複数種類の毛羽を組み合わせて構
成したことを要旨としている。
【0008】請求項2に記載の電子写真複写機用クリー
ニング装置の発明は、少なくとも感光ドラムを備えた感
光部、現像部及びローラにより回転する転写用ベルト又
は搬送用ベルトを備えた定着部を備え、感光部において
所定の画像が形成され、現像部において前記画像がトナ
ーにより現像されてトナー画像が形成され、定着部にお
いてトナー画像が紙に定着される電子写真複写機におけ
る前記感光ドラムの内周面、ローラの外周面、転写用ベ
ルト又は搬送用ベルトの裏面に対向するように配置さ
れ、その先端部が接触する電子写真複写機用クリーニン
グ装置であって、基材上に、所定の繊維よりなる毛羽を
備え、その毛羽は太さが異なる複数種類の毛羽を組み合
わせて構成したことを要旨としている。
ニング装置の発明は、少なくとも感光ドラムを備えた感
光部、現像部及びローラにより回転する転写用ベルト又
は搬送用ベルトを備えた定着部を備え、感光部において
所定の画像が形成され、現像部において前記画像がトナ
ーにより現像されてトナー画像が形成され、定着部にお
いてトナー画像が紙に定着される電子写真複写機におけ
る前記感光ドラムの内周面、ローラの外周面、転写用ベ
ルト又は搬送用ベルトの裏面に対向するように配置さ
れ、その先端部が接触する電子写真複写機用クリーニン
グ装置であって、基材上に、所定の繊維よりなる毛羽を
備え、その毛羽は太さが異なる複数種類の毛羽を組み合
わせて構成したことを要旨としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の電子写真複写機用クリーニング装置の発
明において、前記太さの異なる毛羽は、細い毛羽と太い
毛羽の組み合わせであり、細い毛羽と太い毛羽の直径の
比率が1:1.5〜1:10であることを要旨としてい
る。
求項2に記載の電子写真複写機用クリーニング装置の発
明において、前記太さの異なる毛羽は、細い毛羽と太い
毛羽の組み合わせであり、細い毛羽と太い毛羽の直径の
比率が1:1.5〜1:10であることを要旨としてい
る。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3に記載の電子写真複写機用クリーニング装置の発明
において、前記毛羽を剛性の高い繊維より形成し、その
毛羽は太さの異なる毛羽を組み合わせて構成したことを
要旨としている。
項3に記載の電子写真複写機用クリーニング装置の発明
において、前記毛羽を剛性の高い繊維より形成し、その
毛羽は太さの異なる毛羽を組み合わせて構成したことを
要旨としている。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニング
装置の発明において、前記毛羽を感光ドラム、ローラ、
転写用ベルト又は搬送用ベルトの移動方向に向かうよう
に傾斜させたことを要旨としている。
項4のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニング
装置の発明において、前記毛羽を感光ドラム、ローラ、
転写用ベルト又は搬送用ベルトの移動方向に向かうよう
に傾斜させたことを要旨としている。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニング
装置の発明において、前記繊維の少なくとも一部を導電
性繊維で構成したことを要旨としている。
項5のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニング
装置の発明において、前記繊維の少なくとも一部を導電
性繊維で構成したことを要旨としている。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニング
装置の発明において、前記基材の裏面に、毛羽を感光ド
ラム、ローラ、転写用ベルト又は搬送用ベルトに付勢す
る付勢力を有する弾性部材を備えたことを要旨としてい
る。
項6のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニング
装置の発明において、前記基材の裏面に、毛羽を感光ド
ラム、ローラ、転写用ベルト又は搬送用ベルトに付勢す
る付勢力を有する弾性部材を備えたことを要旨としてい
る。
【0014】
(第1実施形態)以下、この発明の第1実施形態を、図
1〜図4に基づいて詳細に説明する。
1〜図4に基づいて詳細に説明する。
【0015】図3に示すように、カラーレーザープリン
ター10は、複数の感光用ドラムユニットによって形成
された着色像が、転写装置により記録用紙11に転写さ
れてカラー印刷が行われるようになっている。
ター10は、複数の感光用ドラムユニットによって形成
された着色像が、転写装置により記録用紙11に転写さ
れてカラー印刷が行われるようになっている。
【0016】そこで、まず所定の色に印刷するための感
光用ドラムユニットについて説明する。感光ドラム12
は、支持軸13により回転可能に支持され、その表面に
おいて帯電可能に構成されている。帯電器14は、感光
ドラム12の上方位置に配置され、回転する感光ドラム
12の表面を一様に帯電させる。露光装置15は、感光
ドラム12の回転方向の帯電器14より進行側に配置さ
れ、感光ドラム12にレーザ光による光像を照射して静
電潜像を形成させる。
光用ドラムユニットについて説明する。感光ドラム12
は、支持軸13により回転可能に支持され、その表面に
おいて帯電可能に構成されている。帯電器14は、感光
ドラム12の上方位置に配置され、回転する感光ドラム
12の表面を一様に帯電させる。露光装置15は、感光
ドラム12の回転方向の帯電器14より進行側に配置さ
れ、感光ドラム12にレーザ光による光像を照射して静
電潜像を形成させる。
【0017】現像装置16は、感光ドラム12の回転方
向の露光装置15より進行側に配置され、感光ドラム1
2の表面の静電潜像にトナーを供給して、静電潜像の現
像を行うようになっている。転写器17は、感光ドラム
12の下方位置に転写用ベルト18を介して配置され、
転写用ベルト18上の記録用紙11に、感光ドラム12
表面のトナーによる可視像を転写するようになってい
る。
向の露光装置15より進行側に配置され、感光ドラム1
2の表面の静電潜像にトナーを供給して、静電潜像の現
像を行うようになっている。転写器17は、感光ドラム
12の下方位置に転写用ベルト18を介して配置され、
転写用ベルト18上の記録用紙11に、感光ドラム12
表面のトナーによる可視像を転写するようになってい
る。
【0018】クリーニング器19は、感光ドラム12の
回転方向の転写器17より進行側に配置され、そのハウ
ジング19a内のクリーニング用ブレード19bによ
り、転写後の感光ドラム12表面に残留しているトナー
の粒子を除去する。イレーサ20は、クリーニング器1
9と帯電器14との間に設けられ、感光ドラム12上に
残留する電荷を消去する。
回転方向の転写器17より進行側に配置され、そのハウ
ジング19a内のクリーニング用ブレード19bによ
り、転写後の感光ドラム12表面に残留しているトナー
の粒子を除去する。イレーサ20は、クリーニング器1
9と帯電器14との間に設けられ、感光ドラム12上に
残留する電荷を消去する。
【0019】前記転写用ベルト18は、複数の感光用ド
ラムユニットの下方において駆動ローラ21と従動ロー
ラ22によって周回可能に支持されている。記録用紙1
1は図示しない給紙ローラにより、転写用ベルト18上
を図示しない排紙ローラまで運ばれる。
ラムユニットの下方において駆動ローラ21と従動ロー
ラ22によって周回可能に支持されている。記録用紙1
1は図示しない給紙ローラにより、転写用ベルト18上
を図示しない排紙ローラまで運ばれる。
【0020】紙除電装置23は、従動ローラ22の上方
位置に配置され、感光ドラム12により帯電された記録
用紙11の電荷の除電を行うようになっている。ベルト
除電装置24は、従動ローラ22の下方位置に配置さ
れ、感光ドラム12により帯電され、周回される転写用
ベルト18の電荷の除電を行うようになっている。ベル
トクリーニング装置25は、下側を周回する転写用ベル
ト18より下方に配置され、そのハウジング25a内の
ベルトクリーニング用ブレード25bにより、転写後の
転写用ベルト18表面に残留しているトナー、紙粉等を
除去する。受けローラ26は、転写用ベルト18の上側
に配置され、転写用ベルト18に対するベルトクリーニ
ング用ブレードの押圧力を受けるようになっている。
位置に配置され、感光ドラム12により帯電された記録
用紙11の電荷の除電を行うようになっている。ベルト
除電装置24は、従動ローラ22の下方位置に配置さ
れ、感光ドラム12により帯電され、周回される転写用
ベルト18の電荷の除電を行うようになっている。ベル
トクリーニング装置25は、下側を周回する転写用ベル
ト18より下方に配置され、そのハウジング25a内の
ベルトクリーニング用ブレード25bにより、転写後の
転写用ベルト18表面に残留しているトナー、紙粉等を
除去する。受けローラ26は、転写用ベルト18の上側
に配置され、転写用ベルト18に対するベルトクリーニ
ング用ブレードの押圧力を受けるようになっている。
【0021】図3及び図4に示すように、クリーニング
装置30は、転写器17と従動ローラ22との間におけ
る転写用ベルト18の裏面側に設けられ、クリーニング
装置30の毛羽31が転写用ベルト18の裏面に接触す
るように基台32上に取付けられている。この毛羽31
はベロアにより形成されている。また、転写用ベルト1
8の裏面がトナー又は紙粉の付着不要部分である。
装置30は、転写器17と従動ローラ22との間におけ
る転写用ベルト18の裏面側に設けられ、クリーニング
装置30の毛羽31が転写用ベルト18の裏面に接触す
るように基台32上に取付けられている。この毛羽31
はベロアにより形成されている。また、転写用ベルト1
8の裏面がトナー又は紙粉の付着不要部分である。
【0022】すなわち、図1〜図4に示すように、弾力
性を有する合成樹脂製の支持層33は、接着層34によ
り、基台32上に接合されている。合成樹脂製の基材と
しての基布35は、その表面に太さが異なる複数種類の
繊維よりなる毛羽31が形成されるとともに、裏面には
コーティング層39が形成されている。そして、コーテ
ィング層39の裏面に設けられた接着膜36により、支
持層33上に接着されている。このような基布35はベ
ロアを構成している。
性を有する合成樹脂製の支持層33は、接着層34によ
り、基台32上に接合されている。合成樹脂製の基材と
しての基布35は、その表面に太さが異なる複数種類の
繊維よりなる毛羽31が形成されるとともに、裏面には
コーティング層39が形成されている。そして、コーテ
ィング層39の裏面に設けられた接着膜36により、支
持層33上に接着されている。このような基布35はベ
ロアを構成している。
【0023】前記支持層33は、毛羽31が転写用ベル
ト18に対し、充分密接し、かつ移動を阻害しないよう
にするために、弾力性を有する材料が使用される。さら
に、支持層33は耐久性及び耐熱性が高く、接着剤で接
着可能な材料が好ましい。このような材料としては、ポ
リウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン等の合成樹
脂発泡体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム
(EPDM)、クロロプレンゴム等の合成ゴム、あるい
は天然ゴム、オレフィン系、スチレン系等の熱可塑性エ
ラストマー等が用いられる。本実施形態の支持層33
は、難燃性のポリウレタン発泡体(イノアック社製の商
品名ポロンU−32、厚さ1.5mm)より形成されて
いる。ポリウレタン発泡体は、強度の高いポリエステル
系ポリウレタン又は軟らかいポリエーテル系ポリウレタ
ンが目的に応じて使用される。
ト18に対し、充分密接し、かつ移動を阻害しないよう
にするために、弾力性を有する材料が使用される。さら
に、支持層33は耐久性及び耐熱性が高く、接着剤で接
着可能な材料が好ましい。このような材料としては、ポ
リウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン等の合成樹
脂発泡体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム
(EPDM)、クロロプレンゴム等の合成ゴム、あるい
は天然ゴム、オレフィン系、スチレン系等の熱可塑性エ
ラストマー等が用いられる。本実施形態の支持層33
は、難燃性のポリウレタン発泡体(イノアック社製の商
品名ポロンU−32、厚さ1.5mm)より形成されて
いる。ポリウレタン発泡体は、強度の高いポリエステル
系ポリウレタン又は軟らかいポリエーテル系ポリウレタ
ンが目的に応じて使用される。
【0024】前記支持層33と基台32との間の接着層
34は、柔軟性を有する接着剤により形成される。さら
に接着層34は、耐熱性を有するとともに、曲げた状態
で使用する場合には、接着後に曲面状に変形可能な材料
により形成されるのが好ましい。このような性質を有す
る接着剤として、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤が
用いられる。本実施形態の接着層34は、アクリル系の
感圧接着剤(住友スリーエム社製商品名F−9469P
C、VHB接着剤転写テープ、厚さ0.125mm)に
より形成されている。この感圧接着剤としては、芯材を
有しないもの、又は伸びのある芯材を有するものが使用
される。
34は、柔軟性を有する接着剤により形成される。さら
に接着層34は、耐熱性を有するとともに、曲げた状態
で使用する場合には、接着後に曲面状に変形可能な材料
により形成されるのが好ましい。このような性質を有す
る接着剤として、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤が
用いられる。本実施形態の接着層34は、アクリル系の
感圧接着剤(住友スリーエム社製商品名F−9469P
C、VHB接着剤転写テープ、厚さ0.125mm)に
より形成されている。この感圧接着剤としては、芯材を
有しないもの、又は伸びのある芯材を有するものが使用
される。
【0025】前記基布35としては、耐熱性を有すると
ともに、接着剤で接着可能な合成樹脂よりなる繊維によ
って形成されたものが使用される。この基布35を形成
する繊維の材料としては、綿、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、アクリル樹脂、ナイロン及びウレタン樹脂等が
挙げられる。本実施形態の基布35は、経糸35aがポ
リプロピレンの紡績糸、緯糸35bがポリエステルの紡
績糸より形成されている。
ともに、接着剤で接着可能な合成樹脂よりなる繊維によ
って形成されたものが使用される。この基布35を形成
する繊維の材料としては、綿、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、アクリル樹脂、ナイロン及びウレタン樹脂等が
挙げられる。本実施形態の基布35は、経糸35aがポ
リプロピレンの紡績糸、緯糸35bがポリエステルの紡
績糸より形成されている。
【0026】前記毛羽31を形成するベロアは、パイル
織り、たて編み、静電植毛等により得られるが、本実施
形態の毛羽31は、パイル織りによって得られる。この
パイル織りは、その織り方によってベルベット、プラッ
シュ、ベッチン、コール天等があり、使用部位あるいは
使用目的により使い分けられる。
織り、たて編み、静電植毛等により得られるが、本実施
形態の毛羽31は、パイル織りによって得られる。この
パイル織りは、その織り方によってベルベット、プラッ
シュ、ベッチン、コール天等があり、使用部位あるいは
使用目的により使い分けられる。
【0027】毛羽31は、長さが同じであり、太さが異
なる繊維を組み合わせることによって、太い毛羽37と
細い毛羽38とが基布35上に形成されている。太い毛
羽37は、剛性が高く、耐摩耗性と適度な耐熱性を有す
る繊維により形成されるのが好ましい。このような繊維
としては、ポリプロピレン、超高分子ポリエチレン、ポ
リアミド、アラミド樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テト
ラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等が用いられる。こ
の中でもポリプロピレン繊維は、剛性が特に高く、その
強度が繊維を曲げる場合に適切で、摩擦帯電性も良いた
め好適である。本実施形態の太い毛羽37は、ポリプロ
ピレン(3000デニール/10フィラメントの糸と8
70デニール/60フィラメントの糸との交撚)を使用
している。
なる繊維を組み合わせることによって、太い毛羽37と
細い毛羽38とが基布35上に形成されている。太い毛
羽37は、剛性が高く、耐摩耗性と適度な耐熱性を有す
る繊維により形成されるのが好ましい。このような繊維
としては、ポリプロピレン、超高分子ポリエチレン、ポ
リアミド、アラミド樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テト
ラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等が用いられる。こ
の中でもポリプロピレン繊維は、剛性が特に高く、その
強度が繊維を曲げる場合に適切で、摩擦帯電性も良いた
め好適である。本実施形態の太い毛羽37は、ポリプロ
ピレン(3000デニール/10フィラメントの糸と8
70デニール/60フィラメントの糸との交撚)を使用
している。
【0028】細い毛羽38は、毛倒れを防止するために
太い毛羽37に支えられた状態で基布35上に形成され
ている。また、細い毛羽38としては、摩擦係数が小さ
い繊維により形成されるのが特に好ましい。本実施形態
の細い毛羽38は、太い毛羽37と同じ材料であるポリ
プロピレンを使用している。このとき、細い毛羽38と
太い毛羽37の直径の比率は、1:1.5〜1:10と
するのが好ましい。太い毛羽37の直径がこの比率より
小さい場合は、太い毛羽37は剛性を保てず、細い毛羽
38を支持することができなくなる。また、太い毛羽3
7の直径がこの比率より大きい場合は、毛羽31の転写
用ベルト18に対する抵抗が大きくなり、転写用ベルト
18の移動が阻害される。
太い毛羽37に支えられた状態で基布35上に形成され
ている。また、細い毛羽38としては、摩擦係数が小さ
い繊維により形成されるのが特に好ましい。本実施形態
の細い毛羽38は、太い毛羽37と同じ材料であるポリ
プロピレンを使用している。このとき、細い毛羽38と
太い毛羽37の直径の比率は、1:1.5〜1:10と
するのが好ましい。太い毛羽37の直径がこの比率より
小さい場合は、太い毛羽37は剛性を保てず、細い毛羽
38を支持することができなくなる。また、太い毛羽3
7の直径がこの比率より大きい場合は、毛羽31の転写
用ベルト18に対する抵抗が大きくなり、転写用ベルト
18の移動が阻害される。
【0029】図4に示すように、毛羽31の傾斜は、そ
の根本から毛先側へ延びる延出方向が転写用ベルト18
の進行方向と逆らう方向の斜めに毛倒しされている。具
体的な毛羽31の傾斜角度としては、転写用ベルト18
の進行方向と垂直な方向に対して5〜70°をなすよう
に設定されている。そして、転写用ベルト18の裏面に
付着した粉粒体27を除去する機能を発揮する。
の根本から毛先側へ延びる延出方向が転写用ベルト18
の進行方向と逆らう方向の斜めに毛倒しされている。具
体的な毛羽31の傾斜角度としては、転写用ベルト18
の進行方向と垂直な方向に対して5〜70°をなすよう
に設定されている。そして、転写用ベルト18の裏面に
付着した粉粒体27を除去する機能を発揮する。
【0030】前記コーティング層39を形成するコーテ
ィング剤としては、スチレン−ブタジエン共重合ゴム等
のゴム系溶剤型接着剤、又はエチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリメタクリル酸メチル等の接着性樹脂が用いら
れる。これらのコーティング剤は基布35を形成する繊
維間に合浸され、基布35にパイル織りされた毛羽31
の根元を強固に保持している。
ィング剤としては、スチレン−ブタジエン共重合ゴム等
のゴム系溶剤型接着剤、又はエチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリメタクリル酸メチル等の接着性樹脂が用いら
れる。これらのコーティング剤は基布35を形成する繊
維間に合浸され、基布35にパイル織りされた毛羽31
の根元を強固に保持している。
【0031】前記接着膜36は、アクリル系接着剤等に
より形成される。この接着膜36は、接着剤が硬化した
後も柔軟性を有するとともに、耐熱性を有するゴム系、
アクリル系等の接着剤により形成されるのが好ましい。
本実施形態の接着膜36は、アクリル系の接着剤により
形成される。
より形成される。この接着膜36は、接着剤が硬化した
後も柔軟性を有するとともに、耐熱性を有するゴム系、
アクリル系等の接着剤により形成されるのが好ましい。
本実施形態の接着膜36は、アクリル系の接着剤により
形成される。
【0032】次に、上記クリーニング装置30における
作用について説明する。図3に示すように、カラーレー
ザープリンター10で印刷を行う際には、まず、図示し
ない給紙ローラより記録用紙11が転写用ベルト18表
面に送られ、感光ドラム12側へと供給される。一方、
感光ドラム12の表面が帯電器14によって一様に帯電
され、露光装置15により、感光ドラム12表面に静電
潜像が形成され、現像ローラにより静電潜像にトナーが
供給され、静電潜像の現像が行われる。そして、転写器
17により記録用紙11上に感光ドラム12表面のトナ
ーによる可視像が転写される。
作用について説明する。図3に示すように、カラーレー
ザープリンター10で印刷を行う際には、まず、図示し
ない給紙ローラより記録用紙11が転写用ベルト18表
面に送られ、感光ドラム12側へと供給される。一方、
感光ドラム12の表面が帯電器14によって一様に帯電
され、露光装置15により、感光ドラム12表面に静電
潜像が形成され、現像ローラにより静電潜像にトナーが
供給され、静電潜像の現像が行われる。そして、転写器
17により記録用紙11上に感光ドラム12表面のトナ
ーによる可視像が転写される。
【0033】転写後は、紙除電装置23により転写の際
に帯電された記録用紙11の電荷が除電され、除電され
た記録用紙11は図示しない排紙ローラに送られる。帯
電された転写用ベルト18は、従動ローラ22を廻って
ベルト除電装置24により除電が行われる。転写用ベル
ト18はさらに周回され、受けローラ26に支持された
状態で、ベルトクリーニング装置25のベルトクリーニ
ング用ブレード25bによりその表面に残留している粉
粒体27が除去される。
に帯電された記録用紙11の電荷が除電され、除電され
た記録用紙11は図示しない排紙ローラに送られる。帯
電された転写用ベルト18は、従動ローラ22を廻って
ベルト除電装置24により除電が行われる。転写用ベル
ト18はさらに周回され、受けローラ26に支持された
状態で、ベルトクリーニング装置25のベルトクリーニ
ング用ブレード25bによりその表面に残留している粉
粒体27が除去される。
【0034】上記の転写過程において、感光ドラム12
から記録用紙11へトナーによる可視像が転写される際
に、残留トナーが転写用ベルト18表面へとこぼれ落ち
る。また、記録用紙11を供給する際にも紙粉が転写用
ベルト18表面に付着する。こういった粉粒体27は、
転写用ベルト18の移動によって転写用ベルト18の両
側部から転写用ベルト18の裏面へ漏出し、付着する。
このとき、太い毛羽37により、転写用ベルト18の裏
面に付着した粉粒体27を掻き取り、掻き取られた粉粒
体27は、細い毛羽38の繊維内に捕集される。
から記録用紙11へトナーによる可視像が転写される際
に、残留トナーが転写用ベルト18表面へとこぼれ落ち
る。また、記録用紙11を供給する際にも紙粉が転写用
ベルト18表面に付着する。こういった粉粒体27は、
転写用ベルト18の移動によって転写用ベルト18の両
側部から転写用ベルト18の裏面へ漏出し、付着する。
このとき、太い毛羽37により、転写用ベルト18の裏
面に付着した粉粒体27を掻き取り、掻き取られた粉粒
体27は、細い毛羽38の繊維内に捕集される。
【0035】また、本実施形態のクリーニング装置30
の毛羽31は、転写用ベルト18の進行方向と逆らうよ
うに毛倒しがされているため、粉粒体27は転写用ベル
ト18裏面より効果的に掻き取られ、毛羽31内へと捕
集される。さらに、支持層33は柔軟性及び弾力性を有
する材料によって形成され、毛羽31の毛先を転写用ベ
ルト18の裏面に押し付ける方向に常に付勢するように
なっている。このため、毛羽31の毛先は、転写用ベル
ト18の裏面と隙間なく接触される。
の毛羽31は、転写用ベルト18の進行方向と逆らうよ
うに毛倒しがされているため、粉粒体27は転写用ベル
ト18裏面より効果的に掻き取られ、毛羽31内へと捕
集される。さらに、支持層33は柔軟性及び弾力性を有
する材料によって形成され、毛羽31の毛先を転写用ベ
ルト18の裏面に押し付ける方向に常に付勢するように
なっている。このため、毛羽31の毛先は、転写用ベル
ト18の裏面と隙間なく接触される。
【0036】また、太い毛羽38に用いられているポリ
プロピレン繊維は剛性が高く、転写用ベルト18の裏面
の粉粒体27が効果的に掻き取られる。細い毛羽38に
用いられているポリプロピレン繊維は、繊維の直径を小
さくすることにより、太い毛羽38に比べ摺動性が高
く、低摩擦性である。このため、毛先が常に転写用ベル
ト18と接触した状態にあっても、転写用ベルト18の
移動はほとんど妨げられず、転写用ベルト18は円滑に
周回される。さらに、ポリプロピレン繊維は柔軟性と復
元性を有することから、毛羽31が転写用ベルト18の
移動により進行方向に倒れた場合でも元の形状に戻り、
長時間の使用においてもクリーニング効果が持続され
る。
プロピレン繊維は剛性が高く、転写用ベルト18の裏面
の粉粒体27が効果的に掻き取られる。細い毛羽38に
用いられているポリプロピレン繊維は、繊維の直径を小
さくすることにより、太い毛羽38に比べ摺動性が高
く、低摩擦性である。このため、毛先が常に転写用ベル
ト18と接触した状態にあっても、転写用ベルト18の
移動はほとんど妨げられず、転写用ベルト18は円滑に
周回される。さらに、ポリプロピレン繊維は柔軟性と復
元性を有することから、毛羽31が転写用ベルト18の
移動により進行方向に倒れた場合でも元の形状に戻り、
長時間の使用においてもクリーニング効果が持続され
る。
【0037】前記第1実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、毛羽31は、太い毛羽37と細い毛羽38と
の組み合わせにより形成されている。この太い毛羽37
により、毛羽31の毛先が転写用ベルト18の裏面に付
着した微粒子の粉粒体27を確実に掻き取り、粉粒体2
7の除去効率を向上させ、画像の不具合を解消すること
ができる。
について、以下に記載する。 ・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、毛羽31は、太い毛羽37と細い毛羽38と
の組み合わせにより形成されている。この太い毛羽37
により、毛羽31の毛先が転写用ベルト18の裏面に付
着した微粒子の粉粒体27を確実に掻き取り、粉粒体2
7の除去効率を向上させ、画像の不具合を解消すること
ができる。
【0038】・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、毛羽31は、太い毛羽37と細
い毛羽38との組み合わせにより形成されている。この
細い毛羽38により、毛羽31の毛先が常に転写用ベル
ト18の裏面に接触した状態で、転写用ベルト18の周
回移動を円滑にし、感光ドラム12と記録用紙11とを
安定した状態で接触させることができ、良好な画像を形
成させることができる。
ング装置30によれば、毛羽31は、太い毛羽37と細
い毛羽38との組み合わせにより形成されている。この
細い毛羽38により、毛羽31の毛先が常に転写用ベル
ト18の裏面に接触した状態で、転写用ベルト18の周
回移動を円滑にし、感光ドラム12と記録用紙11とを
安定した状態で接触させることができ、良好な画像を形
成させることができる。
【0039】・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、細い毛羽38と太い毛羽37の
直径の比率は、1:1.5〜1:10に設定されてい
る。このため、太い毛羽37により細い毛羽38が毛倒
れすることを防止することができるとともに、細い毛羽
38の粉粒体27に対する捕集性を良好に維持させるこ
とができる。さらに太い毛羽37の粉粒体27に対する
掻き取り効果を良好に発揮させることができる。
ング装置30によれば、細い毛羽38と太い毛羽37の
直径の比率は、1:1.5〜1:10に設定されてい
る。このため、太い毛羽37により細い毛羽38が毛倒
れすることを防止することができるとともに、細い毛羽
38の粉粒体27に対する捕集性を良好に維持させるこ
とができる。さらに太い毛羽37の粉粒体27に対する
掻き取り効果を良好に発揮させることができる。
【0040】・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、剛性の高いポリプロピレン繊維
よりなる毛羽31を太さの異なるもので構成したことか
ら、粉粒体27を転写用ベルト18の裏面より確実に掻
き取ることができる。
ング装置30によれば、剛性の高いポリプロピレン繊維
よりなる毛羽31を太さの異なるもので構成したことか
ら、粉粒体27を転写用ベルト18の裏面より確実に掻
き取ることができる。
【0041】・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、毛羽31は、転写用ベルト18
の進行方向に対して、逆らう方向へ所定の角度をなすよ
うに配置されている。このため、粉粒体27の除去効率
をより効果的に向上させることができる。
ング装置30によれば、毛羽31は、転写用ベルト18
の進行方向に対して、逆らう方向へ所定の角度をなすよ
うに配置されている。このため、粉粒体27の除去効率
をより効果的に向上させることができる。
【0042】・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、支持層33は弾力性を有する材
料により形成されている。このため、毛羽31の毛先が
転写用ベルト18の裏面と接触する方向に常に付勢され
る。従って、クリーニング装置30の粉粒体27の除去
効果を確実に発揮させることができる。
ング装置30によれば、支持層33は弾力性を有する材
料により形成されている。このため、毛羽31の毛先が
転写用ベルト18の裏面と接触する方向に常に付勢され
る。従って、クリーニング装置30の粉粒体27の除去
効果を確実に発揮させることができる。
【0043】・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、毛羽31を形成する繊維には、
弾力性を有するものが用いられている。これにより、毛
羽31に復元性を持たせることができ、毛羽31の毛先
を転写用ベルト18の裏面と常に接触した状態に保つこ
とができるとともに、毛羽31の耐久性を向上させるこ
とができる。
ング装置30によれば、毛羽31を形成する繊維には、
弾力性を有するものが用いられている。これにより、毛
羽31に復元性を持たせることができ、毛羽31の毛先
を転写用ベルト18の裏面と常に接触した状態に保つこ
とができるとともに、毛羽31の耐久性を向上させるこ
とができる。
【0044】・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、毛羽31は、基布35上にパイ
ル織りによって形成されているため、毛羽31の抜け落
ちを効果的に防止することができる。
ング装置30によれば、毛羽31は、基布35上にパイ
ル織りによって形成されているため、毛羽31の抜け落
ちを効果的に防止することができる。
【0045】・ 第1実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、毛羽31の根元は、基布35の
裏面に設けられたコーティング層39によって強固に保
持されているため、毛羽31の抜け落ちを確実に防止す
ることができる。
ング装置30によれば、毛羽31の根元は、基布35の
裏面に設けられたコーティング層39によって強固に保
持されているため、毛羽31の抜け落ちを確実に防止す
ることができる。
【0046】(第2実施形態)以下、この発明の第2実
施形態を、図5に基づいて詳細に説明する。なお、この
第2実施形態においては、前記第1実施形態と異なる点
を中心に説明する。
施形態を、図5に基づいて詳細に説明する。なお、この
第2実施形態においては、前記第1実施形態と異なる点
を中心に説明する。
【0047】図5に示すように、第2実施形態の粉粒体
27のクリーニング装置30は、毛羽31に導電性繊維
40が混入されている。この導電性繊維40は、合成樹
脂製の繊維に炭素を配合したものであり、導電性を有
し、帯電した粉粒体27の電荷を取り去ることができ、
粉粒体27を毛羽31内に保持しやすくする。第2実施
形態における導電性繊維40としては、フッ素樹脂製の
繊維に炭素が配合されたものが使用されている。
27のクリーニング装置30は、毛羽31に導電性繊維
40が混入されている。この導電性繊維40は、合成樹
脂製の繊維に炭素を配合したものであり、導電性を有
し、帯電した粉粒体27の電荷を取り去ることができ、
粉粒体27を毛羽31内に保持しやすくする。第2実施
形態における導電性繊維40としては、フッ素樹脂製の
繊維に炭素が配合されたものが使用されている。
【0048】さて、この第2実施形態におけるクリーニ
ング装置30の毛羽31には、導電性繊維40が混入さ
れていることから、通常、負電荷が帯電しているトナー
等の粉粒体27は、この導電性繊維40の毛羽31に接
触することにより、負電荷が取り除かれる。従って、負
電荷によって転写用ベルト18に付着しやすくなってい
る粉粒体27が導電性繊維40の毛羽31に容易に捕集
される。
ング装置30の毛羽31には、導電性繊維40が混入さ
れていることから、通常、負電荷が帯電しているトナー
等の粉粒体27は、この導電性繊維40の毛羽31に接
触することにより、負電荷が取り除かれる。従って、負
電荷によって転写用ベルト18に付着しやすくなってい
る粉粒体27が導電性繊維40の毛羽31に容易に捕集
される。
【0049】前記第2実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ 第2実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、毛羽31には導電性繊維40が混入されてい
る。このため、第1実施形態と比較し、静電気を帯びた
粉粒体27の電荷を取り去り、クリーニング装置30の
捕集性を向上させることができる。
について、以下に記載する。 ・ 第2実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、毛羽31には導電性繊維40が混入されてい
る。このため、第1実施形態と比較し、静電気を帯びた
粉粒体27の電荷を取り去り、クリーニング装置30の
捕集性を向上させることができる。
【0050】・ 第2実施形態の粉粒体27のクリーニ
ング装置30によれば、導電性繊維40は、合成樹脂に
炭素を配合したものであり、入手が容易で製造コストの
上昇を抑えることができる。
ング装置30によれば、導電性繊維40は、合成樹脂に
炭素を配合したものであり、入手が容易で製造コストの
上昇を抑えることができる。
【0051】(第3実施形態)以下、この発明の第3実
施形態を、図6に基づいて詳細に説明する。なお、この
第3実施形態においては、前記第1及び第2実施形態と
異なる点を中心に説明する。
施形態を、図6に基づいて詳細に説明する。なお、この
第3実施形態においては、前記第1及び第2実施形態と
異なる点を中心に説明する。
【0052】図6に示すように、第3実施形態の粉粒体
27のクリーニング装置30は、第1実施形態におい
て、支持層33の端部に断面円弧状の凸条41が形成さ
れている。すなわち、毛羽31は、支持層33上の凸条
41の上部においては、転写用ベルト18の裏面に付勢
されるようになっている。また、凸条41の側部におい
ては、転写用ベルト18の裏面に対する毛羽31の付勢
力が低減されるようになっている。
27のクリーニング装置30は、第1実施形態におい
て、支持層33の端部に断面円弧状の凸条41が形成さ
れている。すなわち、毛羽31は、支持層33上の凸条
41の上部においては、転写用ベルト18の裏面に付勢
されるようになっている。また、凸条41の側部におい
ては、転写用ベルト18の裏面に対する毛羽31の付勢
力が低減されるようになっている。
【0053】さて、このクリーニング装置30におい
て、支持層33の凸条41上部の毛羽31は、転写用ベ
ルト18の裏面に付勢されている。このため、凸条41
の上部の毛羽31により、粉粒体27が効率よく掻き取
られる。また、凸条41の側部の毛羽31は、転写用ベ
ルト18の裏面に対する付勢力が低減されている。この
ため、転写用ベルト18の移動が円滑に行われる。
て、支持層33の凸条41上部の毛羽31は、転写用ベ
ルト18の裏面に付勢されている。このため、凸条41
の上部の毛羽31により、粉粒体27が効率よく掻き取
られる。また、凸条41の側部の毛羽31は、転写用ベ
ルト18の裏面に対する付勢力が低減されている。この
ため、転写用ベルト18の移動が円滑に行われる。
【0054】前記第3実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ 第3実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、支持層33の端部に断面円弧状の凸条41が
形成され、凸条41の上部において毛羽31を転写用ベ
ルト18の裏面に付勢することにより、粉粒体27の掻
き取り効果をより向上させることができる。また、凸条
41の側部において転写用ベルト18の裏面に対する付
勢力を低減することにより、転写用ベルト18の移動を
阻害することを防止することができる。
について、以下に記載する。 ・ 第3実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、支持層33の端部に断面円弧状の凸条41が
形成され、凸条41の上部において毛羽31を転写用ベ
ルト18の裏面に付勢することにより、粉粒体27の掻
き取り効果をより向上させることができる。また、凸条
41の側部において転写用ベルト18の裏面に対する付
勢力を低減することにより、転写用ベルト18の移動を
阻害することを防止することができる。
【0055】(第4実施形態)以下、この発明の第4実
施形態を、図7に基づいて詳細に説明する。なお、この
第4実施形態においては、前記第1〜第3実施形態と異
なる点を中心に説明する。
施形態を、図7に基づいて詳細に説明する。なお、この
第4実施形態においては、前記第1〜第3実施形態と異
なる点を中心に説明する。
【0056】図7に示すように、第4実施形態の粉粒体
27のクリーニング装置30は、第3実施形態におい
て、支持層33の中央部より一方の端部には合成樹脂製
の支持層33に代えて、一側縁がベース42上に固着さ
れ、他側縁が基布35の下面を押圧する弾性部材として
の板バネ43が設けられている。そして、この板バネ4
3によってその他側縁上の毛羽31は常に転写用ベルト
18の裏面に強く摺接するように付勢される。また、長
時間の使用により、支持層33の弾性力の低減による、
クリーニング装置30の毛羽31と転写用ベルト18と
の間における間隙の形成が防止される。
27のクリーニング装置30は、第3実施形態におい
て、支持層33の中央部より一方の端部には合成樹脂製
の支持層33に代えて、一側縁がベース42上に固着さ
れ、他側縁が基布35の下面を押圧する弾性部材として
の板バネ43が設けられている。そして、この板バネ4
3によってその他側縁上の毛羽31は常に転写用ベルト
18の裏面に強く摺接するように付勢される。また、長
時間の使用により、支持層33の弾性力の低減による、
クリーニング装置30の毛羽31と転写用ベルト18と
の間における間隙の形成が防止される。
【0057】前記第4実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ 第4実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、弾性部材として板バネ43を用いたことか
ら、粉粒体27の除去効果をさらに向上させることがで
きるとともに、長時間の使用により、支持層33の弾性
力が弱まり、転写用ベルト18とクリーニング装置30
の間に間隙ができることを防止することができる。
について、以下に記載する。 ・ 第4実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、弾性部材として板バネ43を用いたことか
ら、粉粒体27の除去効果をさらに向上させることがで
きるとともに、長時間の使用により、支持層33の弾性
力が弱まり、転写用ベルト18とクリーニング装置30
の間に間隙ができることを防止することができる。
【0058】(第5実施形態)以下、この発明の第5実
施形態を、図8に基づいて詳細に説明する。なお、この
第5実施形態においては、前記第1〜第4実施形態と異
なる点を中心に説明する。
施形態を、図8に基づいて詳細に説明する。なお、この
第5実施形態においては、前記第1〜第4実施形態と異
なる点を中心に説明する。
【0059】図8に示すように、第5実施形態の粉粒体
27のクリーニング装置30は、第1実施形態において
支持層33が省略された構成となっている。このように
構成した場合、第1実施形態と比較して、支持層33に
よって得られる弾性力は減少するが、粉粒体27の所要
の掻き取り性能が維持される。
27のクリーニング装置30は、第1実施形態において
支持層33が省略された構成となっている。このように
構成した場合、第1実施形態と比較して、支持層33に
よって得られる弾性力は減少するが、粉粒体27の所要
の掻き取り性能が維持される。
【0060】前記第5実施形態によって発揮される効果
について以下に記載する。 ・ 第5実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、支持層33が省略された構成となっているこ
とから、部品点数を減少させ構成を簡単にできるととも
に、製造コスト低減を図ることができる。
について以下に記載する。 ・ 第5実施形態の粉粒体27のクリーニング装置30
によれば、支持層33が省略された構成となっているこ
とから、部品点数を減少させ構成を簡単にできるととも
に、製造コスト低減を図ることができる。
【0061】なお、前記各実施形態を、以下のように変
更して具体化することもできる。 ・ 第1〜5実施形態において、基布35上に所定間隔
をおいて毛羽31のない部分を形成し、毛羽31を凹凸
状とすること。あるいは、支持層33表面に凹部と凸部
を形成する、又は表面に凹凸層を形成した凹凸層を支持
層33表面に設け、この凹凸層表面に基布35を設ける
こと。
更して具体化することもできる。 ・ 第1〜5実施形態において、基布35上に所定間隔
をおいて毛羽31のない部分を形成し、毛羽31を凹凸
状とすること。あるいは、支持層33表面に凹部と凸部
を形成する、又は表面に凹凸層を形成した凹凸層を支持
層33表面に設け、この凹凸層表面に基布35を設ける
こと。
【0062】このように構成した場合、毛羽31の凸部
分の繊維により粉粒体27が捕集され、捕集された粉粒
体27は、凹部に保持されるため、粉粒体27を毛羽3
1内に容易かつ確実に保持することができる。
分の繊維により粉粒体27が捕集され、捕集された粉粒
体27は、凹部に保持されるため、粉粒体27を毛羽3
1内に容易かつ確実に保持することができる。
【0063】・ 図3に二点鎖線で示すように、第1〜
5実施形態において、転写用ベルト18裏面側に配設さ
れているクリーニング装置30を、他の感光ドラム12
等の可動体のトナー又は紙粉の付着不要部分にも配設す
ること。例えば、感光ドラム12に配設する場合には、
円筒状の感光ドラム12の内周面に毛羽31が摺接する
ようにクリーニング装置30を配設する。そして、感光
ドラム12の外周面から漏出し、内周面に付着する粉粒
体27を取り除くことができるようにする。
5実施形態において、転写用ベルト18裏面側に配設さ
れているクリーニング装置30を、他の感光ドラム12
等の可動体のトナー又は紙粉の付着不要部分にも配設す
ること。例えば、感光ドラム12に配設する場合には、
円筒状の感光ドラム12の内周面に毛羽31が摺接する
ようにクリーニング装置30を配設する。そして、感光
ドラム12の外周面から漏出し、内周面に付着する粉粒
体27を取り除くことができるようにする。
【0064】駆動ローラ21、従動ローラ22及び受け
ローラ26に配設する場合には、クリーニング装置30
は、毛羽31が各ローラ21,22,26の外周面と摺
接するように配設される。そして、転写用ベルト18の
裏面から各ローラ21,22,26の外周面に付着した
粉粒体27を取り除くことができるようにする。なお、
このとき、支持層33をポリエチレン樹脂等の熱収縮性
の材料とするか、又は基布35と支持層33の間に新た
に熱収縮層を設けるとなお一層好ましい。
ローラ26に配設する場合には、クリーニング装置30
は、毛羽31が各ローラ21,22,26の外周面と摺
接するように配設される。そして、転写用ベルト18の
裏面から各ローラ21,22,26の外周面に付着した
粉粒体27を取り除くことができるようにする。なお、
このとき、支持層33をポリエチレン樹脂等の熱収縮性
の材料とするか、又は基布35と支持層33の間に新た
に熱収縮層を設けるとなお一層好ましい。
【0065】このように構成した場合、実施形態のクリ
ーニング装置30で捕集しきれず各ローラ21,22,
26に付着した粉粒体27、あるいは、感光ドラム12
内周面に付着した粉粒体27を確実に捕集することがで
きる。また、クリーニング装置30に熱収縮性を付与す
ることで、加熱により曲面形状に容易に対応でき、クリ
ーニング装置30を各可動体に接合する作業を簡易に行
うことができる。さらに、クリーニング装置30の接着
層34と基台32との間に間隙ができることを確実に防
止することができる。
ーニング装置30で捕集しきれず各ローラ21,22,
26に付着した粉粒体27、あるいは、感光ドラム12
内周面に付着した粉粒体27を確実に捕集することがで
きる。また、クリーニング装置30に熱収縮性を付与す
ることで、加熱により曲面形状に容易に対応でき、クリ
ーニング装置30を各可動体に接合する作業を簡易に行
うことができる。さらに、クリーニング装置30の接着
層34と基台32との間に間隙ができることを確実に防
止することができる。
【0066】・ 第1〜5実施形態において、転写用ベ
ルト18裏面側に配設されているクリーニング装置30
を、例えば給紙ローラ、排紙ローラ、レジストローラ等
の電子写真複写機の全てのローラの少なくとも1種にお
ける付着不要部分にも配設すること。
ルト18裏面側に配設されているクリーニング装置30
を、例えば給紙ローラ、排紙ローラ、レジストローラ等
の電子写真複写機の全てのローラの少なくとも1種にお
ける付着不要部分にも配設すること。
【0067】このように構成することにより、実施形態
のクリーニング装置30で捕集しきれない全てのローラ
に付着した粉粒体27をさらに確実に捕集することがで
きる。
のクリーニング装置30で捕集しきれない全てのローラ
に付着した粉粒体27をさらに確実に捕集することがで
きる。
【0068】・ 第1〜5実施形態において、毛羽31
を形成する繊維にシリコーンオイル等の摺動性を良好に
する薬品を含浸させること。このように構成することに
より、毛羽31の摺動性をさらに良好なものとすること
ができる。
を形成する繊維にシリコーンオイル等の摺動性を良好に
する薬品を含浸させること。このように構成することに
より、毛羽31の摺動性をさらに良好なものとすること
ができる。
【0069】・ 第1〜5実施形態において、毛羽31
の傾斜を、その根本から毛先側へ延びる延出方向が転写
用ベルト18の進行方向と垂直となるように設定する
か、又は転写用ベルト18の進行方向に倒れ込むように
設定すること。
の傾斜を、その根本から毛先側へ延びる延出方向が転写
用ベルト18の進行方向と垂直となるように設定する
か、又は転写用ベルト18の進行方向に倒れ込むように
設定すること。
【0070】このように構成した場合、前記各実施形態
のクリーニング装置30と比較して転写用ベルト18の
裏面より粉粒体27を掻き取る効果は、若干低下する
が、摺動性をさらに向上させることができる。
のクリーニング装置30と比較して転写用ベルト18の
裏面より粉粒体27を掻き取る効果は、若干低下する
が、摺動性をさらに向上させることができる。
【0071】・ 前記第2実施形態において、導電性繊
維40を正電荷に帯電させること。このように構成すれ
ば、粉粒体27の静電気を取り去る効果とともに、繊維
に粉粒体27を吸着させる効果を増大させることができ
る。
維40を正電荷に帯電させること。このように構成すれ
ば、粉粒体27の静電気を取り去る効果とともに、繊維
に粉粒体27を吸着させる効果を増大させることができ
る。
【0072】・ 前記第2実施形態において、基布35
を形成する繊維として導電性繊維を使用し、基布35に
も導電性能を付与すること。このように構成すれば、粉
粒体27の静電気を取り去る効果をより増大させること
ができる。
を形成する繊維として導電性繊維を使用し、基布35に
も導電性能を付与すること。このように構成すれば、粉
粒体27の静電気を取り去る効果をより増大させること
ができる。
【0073】・ 前記第2実施形態において、コーティ
ング層39を形成するコーティング剤としてカーボン粉
等を含有したものを使用すること。すなわち、コーティ
ング層39に導電性能を付与すること。
ング層39を形成するコーティング剤としてカーボン粉
等を含有したものを使用すること。すなわち、コーティ
ング層39に導電性能を付与すること。
【0074】このように構成すれば、粉粒体27の静電
気を取り去る効果をより確実に発揮させることができ
る。 ・ 第1〜5実施形態において、細い毛羽38と太い毛
羽37とを同じ材料により形成したものに代えて、例え
ば細い毛羽38をフッ素樹脂繊維等により形成し、太い
毛羽37をポリプロピレン樹脂繊維等により形成するこ
と。すなわち、細い毛羽38と太い毛羽37とを異なる
材料の繊維により形成すること。
気を取り去る効果をより確実に発揮させることができ
る。 ・ 第1〜5実施形態において、細い毛羽38と太い毛
羽37とを同じ材料により形成したものに代えて、例え
ば細い毛羽38をフッ素樹脂繊維等により形成し、太い
毛羽37をポリプロピレン樹脂繊維等により形成するこ
と。すなわち、細い毛羽38と太い毛羽37とを異なる
材料の繊維により形成すること。
【0075】このように構成した場合、前記各実施形態
のクリーニング装置30と比較して転写用ベルト18の
裏面より粉粒体27を掻き取る効果は、若干低下する
が、摺動性をさらに向上させ、粉粒体27に対する捕集
性を向上させることができる。
のクリーニング装置30と比較して転写用ベルト18の
裏面より粉粒体27を掻き取る効果は、若干低下する
が、摺動性をさらに向上させ、粉粒体27に対する捕集
性を向上させることができる。
【0076】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記毛羽を、前記感光ドラム、ローラ、転写用ベル
ト又は搬送用ベルトの移動方向に対して垂直に設ける
か、又は移動方向に倒れ込むように設けた請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニン
グ装置。
的思想について以下に記載する。 ・ 前記毛羽を、前記感光ドラム、ローラ、転写用ベル
ト又は搬送用ベルトの移動方向に対して垂直に設ける
か、又は移動方向に倒れ込むように設けた請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニン
グ装置。
【0077】このように構成することによって、電子写
真複写機用クリーニング装置の可動体に対する摺動性を
向上させつつ、粉粒体を除去することができる。 ・ 前記基材の裏面に弾力性を有する支持層を接合する
とともに、支持層の裏面には柔軟性を有する接着層を設
けた請求項1〜請求項7のいずれかに記載の電子写真複
写機用クリーニング装置。
真複写機用クリーニング装置の可動体に対する摺動性を
向上させつつ、粉粒体を除去することができる。 ・ 前記基材の裏面に弾力性を有する支持層を接合する
とともに、支持層の裏面には柔軟性を有する接着層を設
けた請求項1〜請求項7のいずれかに記載の電子写真複
写機用クリーニング装置。
【0078】このように構成することによって、毛羽の
先端を転写用ベルト等に確実に摺接させることができ、
粉粒体の除去能力をより良好なものとすることができ
る。 ・ 前記基材の裏面に接着性のコーティング層を形成
し、そのコーティング層を導電性粉末により導電性にし
た請求項6に記載の電子写真複写機用クリーニング装
置。
先端を転写用ベルト等に確実に摺接させることができ、
粉粒体の除去能力をより良好なものとすることができ
る。 ・ 前記基材の裏面に接着性のコーティング層を形成
し、そのコーティング層を導電性粉末により導電性にし
た請求項6に記載の電子写真複写機用クリーニング装
置。
【0079】このように構成することによって、粉粒体
が感光ドラムに付着することをより良好に防止すること
ができるとともに、粉粒体に対する捕集性をさらに向上
させることができる。
が感光ドラムに付着することをより良好に防止すること
ができるとともに、粉粒体に対する捕集性をさらに向上
させることができる。
【0080】・ 前記ローラは、駆動ローラ、従動ロー
ラ、受けローラ、給紙ローラ、排紙ローラ及びレジスト
ローラから選ばれる少なくとも1種である請求項2〜請
求項7のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニン
グ装置。
ラ、受けローラ、給紙ローラ、排紙ローラ及びレジスト
ローラから選ばれる少なくとも1種である請求項2〜請
求項7のいずれかに記載の電子写真複写機用クリーニン
グ装置。
【0081】このように構成することによって、粉粒体
が各ローラに付着することをより良好に防止することが
できるとともに、粉粒体に対する捕集性をさらに向上さ
せることができる。
が各ローラに付着することをより良好に防止することが
できるとともに、粉粒体に対する捕集性をさらに向上さ
せることができる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
電子写真複写機用クリーニング装置によれば、太さが異
なる複数種類の毛羽を組み合わせたことにより、トナー
等の粉粒体の除去効率を向上させ、画像の不具合を解消
することができるとともに、ベルト等のバタツキを低減
させ、安定して画像を形成させることができる。
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
電子写真複写機用クリーニング装置によれば、太さが異
なる複数種類の毛羽を組み合わせたことにより、トナー
等の粉粒体の除去効率を向上させ、画像の不具合を解消
することができるとともに、ベルト等のバタツキを低減
させ、安定して画像を形成させることができる。
【0083】請求項2に記載の発明の電子写真複写機用
クリーニング装置によれば、転写用ベルト等の所定の場
所におけるトナー等の粉粒体の除去効率を確実に向上さ
せ、画像の不具合を解消することができるとともに、ベ
ルト等のバタツキを効果的に低減させ、安定した画像を
形成させることができる。
クリーニング装置によれば、転写用ベルト等の所定の場
所におけるトナー等の粉粒体の除去効率を確実に向上さ
せ、画像の不具合を解消することができるとともに、ベ
ルト等のバタツキを効果的に低減させ、安定した画像を
形成させることができる。
【0084】請求項3に記載の発明の電子写真複写機用
クリーニング装置によれば、請求項1又は請求項2に記
載の発明の効果に加えて、毛羽の太さを所定の比率に設
定したことから、クリーニング性能を良好に維持するこ
とができる。
クリーニング装置によれば、請求項1又は請求項2に記
載の発明の効果に加えて、毛羽の太さを所定の比率に設
定したことから、クリーニング性能を良好に維持するこ
とができる。
【0085】請求項4に記載の発明の電子写真複写機用
クリーニング装置によれば、請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、剛性の高い繊維より
なる毛羽を太さの異なるもので構成したことから、トナ
ー等の粉粒体を確実に掻き取ることができる。
クリーニング装置によれば、請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、剛性の高い繊維より
なる毛羽を太さの異なるもので構成したことから、トナ
ー等の粉粒体を確実に掻き取ることができる。
【0086】請求項5に記載の発明の電子写真複写機用
クリーニング装置によれば、請求項1〜請求項4のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、トナー等の粉粒体に
対する掻き取り効果を向上させることができる。
クリーニング装置によれば、請求項1〜請求項4のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、トナー等の粉粒体に
対する掻き取り効果を向上させることができる。
【0087】請求項6に記載の発明の電子写真複写機用
クリーニング装置によれば、請求項1〜請求項5のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、粉粒体を導電性繊維
に良好に付着、保持させることができる。
クリーニング装置によれば、請求項1〜請求項5のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、粉粒体を導電性繊維
に良好に付着、保持させることができる。
【0088】請求項7に記載の発明の電子写真複写機用
クリーニング装置によれば、請求項1〜請求項6のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、毛羽の毛先を感光ド
ラム、ローラ、転写用ベルト又は搬送用ベルトに容易か
つ確実にに当接させることができる。
クリーニング装置によれば、請求項1〜請求項6のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、毛羽の毛先を感光ド
ラム、ローラ、転写用ベルト又は搬送用ベルトに容易か
つ確実にに当接させることができる。
【図1】 第1実施形態のクリーニング装置を示す部分
斜視図。
斜視図。
【図2】 図1の2−2線における断面図。
【図3】 カラーレーザープリンターを示す概略説明
図。
図。
【図4】 クリーニング装置の作用を示す部分断面図。
【図5】 第2実施形態のクリーニング装置を示す断面
図。
図。
【図6】 第3実施形態のクリーニング装置を示す断面
図。
図。
【図7】 第4実施形態のクリーニング装置を示す断面
図。
図。
【図8】 第5実施形態のクリーニング装置を示す断面
図。
図。
11…記録用紙、12…感光ドラム、18…転送用ベル
ト、21…ローラとしての駆動ローラ、22…ローラと
しての従動ローラ、26…ローラとしての受けローラ、
30…クリーニング装置、31…毛羽、35…基材とし
ての基布、35a…基布を形成する経糸、35b…基布
を形成する緯糸、37…太さが異なる複数種類の毛羽で
ある太い毛羽、38…太さが異なる複数種類の毛羽であ
る細い毛羽、40…導電性繊維、43…弾性部材として
の板バネ。
ト、21…ローラとしての駆動ローラ、22…ローラと
しての従動ローラ、26…ローラとしての受けローラ、
30…クリーニング装置、31…毛羽、35…基材とし
ての基布、35a…基布を形成する経糸、35b…基布
を形成する緯糸、37…太さが異なる複数種類の毛羽で
ある太い毛羽、38…太さが異なる複数種類の毛羽であ
る細い毛羽、40…導電性繊維、43…弾性部材として
の板バネ。
Claims (7)
- 【請求項1】 露光により所定の画像が形成され、その
画像がトナーにより現像されてトナー画像が形成され、
そのトナー画像が記録用紙に定着される電子写真複写機
におけるトナーの付着不要部分又は紙粉の付着不要部分
に接触し、前記付着不要部分に付着したトナー又は紙粉
を除去するための電子写真複写機用クリーニング装置で
あって、 基材上に、所定の繊維よりなる毛羽を備え、その毛羽は
太さが異なる複数種類の毛羽を組み合わせて構成したも
のである電子写真複写機用クリーニング装置。 - 【請求項2】 少なくとも感光ドラムを備えた感光部、
現像部及びローラにより回転する転写用ベルト又は搬送
用ベルトを備えた定着部を備え、感光部において所定の
画像が形成され、現像部において前記画像がトナーによ
り現像されてトナー画像が形成され、定着部においてト
ナー画像が紙に定着される電子写真複写機における前記
感光ドラムの内周面、ローラの外周面、転写用ベルト又
は搬送用ベルトの裏面に対向するように配置され、その
先端部が接触する電子写真複写機用クリーニング装置で
あって、 基材上に、所定の繊維よりなる毛羽を備え、その毛羽は
太さが異なる複数種類の毛羽を組み合わせて構成したも
のである電子写真複写機用クリーニング装置。 - 【請求項3】 前記太さの異なる毛羽は、細い毛羽と太
い毛羽の組み合わせであり、細い毛羽と太い毛羽の直径
の比率が1:1.5〜1:10である請求項1又は請求
項2に記載の電子写真複写機用クリーニング装置。 - 【請求項4】 前記毛羽を剛性の高い繊維より形成し、
その毛羽は太さの異なる毛羽を組み合わせて構成したも
のである請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真複写
機用クリーニング装置。 - 【請求項5】 前記毛羽を感光ドラム、ローラ、転写用
ベルト又は搬送用ベルトの移動方向に向かうように傾斜
させた請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子写真
複写機用クリーニング装置。 - 【請求項6】 前記繊維の少なくとも一部を導電性繊維
で構成した請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子
写真複写機用クリーニング装置。 - 【請求項7】 前記基材の裏面に、毛羽を感光ドラム、
ローラ、転写用ベルト又は搬送用ベルトに付勢する付勢
力を有する弾性部材を備えた請求項1〜請求項6のいず
れかに記載の電子写真複写機用クリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24864597A JPH1184973A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 電子写真複写機用クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24864597A JPH1184973A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 電子写真複写機用クリーニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184973A true JPH1184973A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17181208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24864597A Pending JPH1184973A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 電子写真複写機用クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184973A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001281991A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Tsuchiya Tsco Co Ltd | 電子写真装置用のベロア材 |
JP2003140450A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-14 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニング部材及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2005141263A (ja) * | 2001-08-08 | 2005-06-02 | Tsuchiya Tsco Co Ltd | 微細粉粒体のクリーニング材及びシール材 |
JP2012155260A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Brother Ind Ltd | クリーニング装置 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24864597A patent/JPH1184973A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001281991A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Tsuchiya Tsco Co Ltd | 電子写真装置用のベロア材 |
JP2005141263A (ja) * | 2001-08-08 | 2005-06-02 | Tsuchiya Tsco Co Ltd | 微細粉粒体のクリーニング材及びシール材 |
JP2003140450A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-14 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニング部材及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2012155260A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Brother Ind Ltd | クリーニング装置 |
US8792815B2 (en) | 2011-01-28 | 2014-07-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cleaning device having fiber-based scraping member |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040716 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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