JP2023102040A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023102040A
JP2023102040A JP2022002365A JP2022002365A JP2023102040A JP 2023102040 A JP2023102040 A JP 2023102040A JP 2022002365 A JP2022002365 A JP 2022002365A JP 2022002365 A JP2022002365 A JP 2022002365A JP 2023102040 A JP2023102040 A JP 2023102040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
image
photosensitive drum
brush
brush member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022002365A
Other languages
English (en)
Inventor
修一 鉄野
Shuichi Tetsuno
利彦 ▲高▼山
Toshihiko Takayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2022002365A priority Critical patent/JP2023102040A/ja
Priority to EP22217092.0A priority patent/EP4209842A1/en
Priority to US18/092,589 priority patent/US11782377B2/en
Priority to CN202310032145.9A priority patent/CN116430700A/zh
Publication of JP2023102040A publication Critical patent/JP2023102040A/ja
Priority to US18/230,813 priority patent/US12025944B2/en
Priority to US18/675,332 priority patent/US20240310774A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • G03G21/0035Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using a brush; Details of cleaning brushes, e.g. fibre density
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • G03G21/0064Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using the developing unit, e.g. cleanerless or multi-cycle apparatus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/1661Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus
    • G03G21/169Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus for the cleaning unit
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/0005Cleaning of residual toner
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/0026Cleaning of foreign matter, e.g. paper powder, from imaging member
    • G03G2221/0068Cleaning mechanism
    • G03G2221/0089Mechanical

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】ブラシ部材の紙粉回収性能の向上とトナー吐き出しによる画像不良の低減とを両立する。【解決手段】画像形成装置は、回転する像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像を、現像部において現像剤を用いて現像する現像手段と、前記現像手段により現像された現像剤像を、転写部において前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流かつ前記現像部の上流の位置で前記像担持体に接触する複数の毛材を有するブラシ部材と、を備える。前記ブラシ部材の前記毛材1本当たりの前記像担持体に対する平均当接圧は、前記被転写体に転写されなかった現像剤の前記像担持体への付着力より小さく、且つ、前記像担持体に当接していない状態の前記ブラシ部材を前記毛材の先端側から見た場合に直径100μmの円周内に含まれる前記毛材の平均本数は、1本より多い。【選択図】図2

Description

本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
直接転写方式の電子写真式画像形成装置において、像担持体としての感光ドラムから記録材に転写されずに感光ドラムに残ったトナー(現像剤)を現像部において現像装置に回収して再利用するクリーナーレス方式(現像同時クリーニング方式)が知られている。クリーナーレス方式において、感光ドラムに付着した紙の繊維や填料等の異物(以下、まとめて「紙粉」と呼ぶ)が、次回以降の画像形成プロセスにおいて好ましくない影響を及ぼす可能性を低減することが求められる。特許文献1には、感光ドラムの表面に当接するブラシ部材によって感光ドラム上の紙粉を回収し、転写部より下流の帯電部や現像部に到達する紙粉の量を低減することが記載されている。
特開2000-112312号公報
上記文献のブラシ部材を用いる場合において、ブラシ部材が多量のトナーを溜め込むと、ブラシ部材の当接状態が変化した時やブラシ部材と感光ドラムとの間の電位差が大きく変動した時等、何らかの契機でブラシ部材がトナー塊を吐き出す可能性がある。ブラシ部材から吐き出されたトナー塊は、現像装置において回収しきれずに記録材に転写されることで画像不良の原因となる可能性がある。
また、上記文献の構成では、比較的大きな紙粉はブラシ部材によって除去できるとしても、サイズの小さい紙粉を十分に除去できない場合があった。ブラシ部材をすり抜けた紙粉は、帯電工程における感光ドラム表面の均一な帯電を妨げて画像不良(黒ポチ)の原因となる等、次回以降の画像形成プロセスにおいて好ましくない影響を及ぼす可能性がある。
そこで、本発明は、ブラシ部材の紙粉回収性能の向上とトナー吐き出しによる画像不良の低減とを両立可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、回転する像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像を、現像部において現像剤を用いて現像する現像手段と、前記現像手段により現像された現像剤像を、転写部において前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流かつ前記現像部の上流の位置で前記像担持体に接触する複数の毛材を有するブラシ部材と、を備え、前記被転写体に転写されなかった現像剤を前記現像部において回収する画像形成装置であって、前記ブラシ部材の前記毛材1本当たりの前記像担持体に対する平均当接圧は、前記被転写体に転写されなかった現像剤の前記像担持体への付着力より小さく、且つ、前記像担持体に当接していない状態の前記ブラシ部材を前記毛材の先端側から見た場合に直径100μmの円周内に含まれる前記毛材の平均本数は、1本より多い、ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、ブラシ部材の紙粉回収性能の向上とトナー吐き出しによる画像不良の低減とを両立することができる。
実施形態に係る画像形成装置の概略図。 実施形態に係るブラシ部材の模式図(a)及びその一部の拡大図(b)。 実施形態に係るブラシ部材の単体の状態を示す図(a)及び感光ドラムに当接した状態を示す図(b)。 感光ドラムに対する転写残トナーの付着力の測定結果を示す図(a、b)。
以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<実施例1>
図1は、本開示の実施形態の一例(実施例1)に係る画像形成装置100の概略構成を示すものである。本実施例の画像形成装置100はモノクロプリンターである。
画像形成装置100は、像担持体としての円筒型の感光体、即ち、感光ドラム1を有する。感光ドラム1の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ2と、現像手段としての現像装置3が設けられている。また、図中で帯電ローラ2と現像装置3との間には、露光手段としての露光装置4が設けられている。また、感光ドラム1には転写手段としての転写ローラ5が圧接されている。
本実施例における感光ドラム1は負帯電性の有機感光体である。感光ドラム1は、アルミニウムのドラム状の基体上に感光層を有している。感光ドラム1は軸回りに回転可能であり、駆動装置(不図示)によって図中の矢印Aの方向(図中時計周り方向)に、所定のプロセススピードで回転駆動される。本実施例では、プロセススピードは、感光ドラム1の周速度(表面移動速度)に相当する。
帯電ローラ2は、感光ドラム1に所定の圧接力で接触し、帯電部P1を形成する。画像形成時には、帯電ローラ2は帯電電圧供給手段としての帯電高圧電源(不図示)によって所定の帯電電圧を印加され、感光ドラム1の表面を所定の電位に均一に帯電させる。本実施例では、感光ドラム1は帯電ローラ2により負極性に帯電され、その帯電電位(帯電部P1通過直後の感光ドラム1の表面電位。暗部電位)はおよそ-700[V]である。
露光装置4は、本実施例では、レーザースキャナー装置であり、ホストコンピュータ等の外部装置から入力された画像情報に対応したレーザー光を出力し、感光ドラム1の表面を走査露光する。この露光により、感光ドラム1の表面に画像情報に応じた静電潜像(静電像)が形成される。なお、本実施例における露光部の電位(明部電位)はおよそ-100[V]である。なお、露光装置4としては、レーザースキャナー装置に限定されることはなく、例えば、感光ドラム1の長手方向(円筒の軸方向)に沿って複数のLEDが配列されたLEDアレイを採用しても良い。
本実施例では現像方式として接触現像方式を用いる。現像装置3は、現像剤担持体としての現像ローラ31、現像剤供給手段としてのトナー供給ローラ32、トナーを収容する現像剤収容室34、現像剤収容室34内のトナーを撹拌する撹拌部材33、及び現像ブレード35を含む。現像剤収容室34からトナー供給ローラ32により現像ローラ31に供給されたトナー(現像剤)は、現像ブレード35との接触部を通過することで、所定の極性に帯電される。なお、本実施例では粒径が7μm、正規の帯電極性(正規極性)が負極性のトナーを用いている。また、本実施例では現像剤としてトナーからなる一成分非磁性現像剤を使用したが、現像剤として非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分を用いてもよい。また、二成分非磁性接触/非接触現像法を使用してもよい。
感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像ローラ31と感光ドラム1との対向部(現像部P2)において、現像ローラ31によって搬送されたトナーによりトナー像(現像剤像)として現像される。画像形成時には、現像ローラ31に対して、現像電圧印加手段としての現像高圧電源(不図示)により-400Vの現像電圧が印加される。本実施例では、反転現像方式にて、静電潜像を現像する。即ち、帯電処理後の感光ドラム1の表面の内、露光装置4による露光によって電荷が減衰した部分(明部)に、感光ドラム1の帯電極性と同極性に帯電したトナーを付着させることで、静電潜像をトナー像として現像する。
転写ローラ5としては、ポリウレタンゴム、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、又はNBR(ニトリルブタジエンゴム)等で形成されたスポンジゴムなどの弾性部材で構成されたものを好適に用いることができる。転写ローラ5は感光ドラム1に向けて押圧され、感光ドラム1と転写ローラ5とが圧接する転写部Nを形成する。転写ローラ5には、転写電圧印加手段として不図示の転写高圧電源が接続され、所定のタイミングで所定の転写電圧が印加される。なお、直接転写方式の転写手段として例えばコロナ放電式の転写装置を用いてもよい。
感光ドラム1上に形成されたトナー像が転写部Nに到達するタイミングに合わせて、カセット6に格納された転写材Sが給送ユニット7により給送され、レジストレーションローラ対8を通り転写部Nに搬送される。なお、記録材である転写材Sとして、普通紙及び厚紙等の紙、プラスチックフィルム、布、コート紙のような表面処理が施されたシート材、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート材等、サイズ及び材質の異なる多様なシート材を使用可能である。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、転写電圧が印加された転写ローラ5により、被転写体としての転写材S上に転写される。
トナー像転写後の転写材Sは、定着手段としての定着器9に搬送される。本実施例の定着器9は、定着ヒーター及びその温度を測定するサーミスター(不図示)を内蔵した定着フィルム91と、定着フィルム91に圧接するための加圧ローラ92を備えたフィルム加熱方式である。定着器9は、転写材Sを加熱及び加圧することによりトナー像を定着処理する。定着後の転写材Sは、排出ローラ対10を通過して機外へ排出される。
転写部Nと帯電部P1の間には、感光ドラム1の表面電位を除電する手段としての前露光装置12が設けられている。これは転写部Nを通過した後の感光ドラム1の電位ムラを均すことで帯電部P1での放電を安定させ、均一な帯電電位を得るためである。
また、転写材Sに転写されずに感光ドラム1に残留した転写残トナーは、以下の工程で除去される。転写残トナーには正極性に帯電しているトナーや、負極性に帯電しているものの充分な電荷を有していないトナーが混在する。転写残トナーは、帯電部P1において、放電により再び負極性に帯電される。帯電部P1において再び負極性に帯電させられた転写残トナーは、感光ドラム1の回転に伴い現像装置3に到達する。
ここで、先述の通り現像装置3に到達する感光ドラム1の表面には、画像情報に応じた静電潜像が形成されている。現像装置3に到達した転写残トナーの挙動について、感光ドラム1の露光部と非露光部に分けて説明する。
感光ドラム1の非露光部に付着している転写残トナーは、現像装置3において感光ドラム1の非露光部電位と現像電圧との電位差により現像ローラ31に転移し、現像剤収容室34中に回収される。なお、現像剤収容室34に回収されたトナーは再度画像形成に使用される。
一方、感光ドラム1の露光部に付着している転写残トナーは、現像装置3において感光ドラム1から現像ローラ31に転移されず、現像ローラ31から現像されたトナーとともに転写部Nに移動し転写材Sに転写され、感光ドラム1より除去される。従って、後述する「ブラシ部材」は、感光ドラム1から転写残トナーを除去することを目的とするクリーニング装置(ドラムクリーナ)としてのブラシ部材とは異なる。
また、先述した前露光装置12により転写後の感光ドラム1を除電し、帯電時に均一な放電を生じさせることで転写残トナーを安定して負極性に帯電させることができる。その結果、十分に負極性に再帯電できないトナーが少なくなり、現像装置3でより確実に転写残トナーを回収することが可能となる。
画像形成装置100は、制御部70を備えていてもよい。制御部70は、プロセッサを備える情報処理装置や、FPGAまたはASICのような処理回路で構成され、プログラムやユーザー指示に基づいて、画像形成装置100の動作に関わる情報処理を行う。制御部70は、例えば、帯電電圧、現像電圧、転写電圧、回収電圧などの電圧印加手段の制御や電圧制御、前露光や画像情報に基づく露光の制御、感光ドラムや各種のローラなどの駆動部材の制御、などを行う。制御部70は、これら種々の処理を行うための複数の情報処理装置が互いに協調して動作することで構成されてもよい。
[紙粉回収機構]
次に本実施例の紙粉回収機構について説明する。
転写部Nで感光ドラム1から転写材Sにトナーを転写する際に、転写材Sに含まれる紙の繊維や填料等の異物、即ち紙粉が感光ドラム1に付着する場合がある。本実施例で採用しているクリーナ―レス方式において、感光ドラム1に付着したこの紙粉に何ら処理を施さなかったとすると、紙粉は現像装置3に回収される。すると、紙粉によって画像弊害が発生してしまう。例えば、現像装置3で回収された紙粉が現像ブレードと現像ローラ31の間に挟まり、現像ローラ31上のトナーがはぎ取られて画像にスジが発生したり、現像装置3に回収された紙粉がトナーの帯電を阻害したりすることがある。
また、感光ドラム1上の紙粉が帯電部Pを通過する際に、帯電ローラ2の感光ドラム1への帯電を阻害することで十分に感光ドラム1上が帯電されない可能性がある。その場合、十分に帯電されなかった感光ドラム1の表面領域に対して現像ローラ31からトナーが付着し、転写部Nにおいて転写材Sに転写されることで、黒斑点状の画像不良が発生することがある。特に、感光ドラム1上に付着した長さ100μm程度以上の紙粉は一般的に人間が視認可能である直径100μm以上の黒斑点状の画像不良を発生させることがあるため感光ドラム1上から除去できることが好ましい。
そこで、本実施例では感光ドラム1に付着した紙粉を除去するため、紙粉回収部材としてのブラシ部材11を設けている。図1に示した通り、ブラシ部材11は、感光ドラム1の回転方向(矢印A)において、転写部Nよりも下流側、かつ、帯電部Pよりも上流側で感光ドラム1と当接するように配置されている。つまり、本実施例のブラシ部材11は、像担持体の回転方向において転写部Nの下流かつ現像部P2の上流の位置で像担持体に接触する。
図2(a)は感光ドラム1と接触していない単体の状態におけるブラシ部材11を、ブラシ部材11の先端側(ブラシ繊維11aの先端側、感光ドラム1へ当接される側)から見た模式図である。図2(b)は、図2(a)の一部の領域A1を拡大した図である。本実施例において、ブラシ部材11の先端側の面は、感光ドラム1の周方向(ブラシ部材11の短手方向)での長さが5mm、感光ドラム1の回転軸方向(ブラシ部材11の長手方向)での長さが216mmである。また、ブラシ部材11の先端側において略均一にブラシ繊維11a(毛材)の先端が分布するように、ブラシ繊維11aが植設されている。ブラシ部材11の長手方向及び短手方向の長さはこれに限らず、例えば画像形成装置の最大通紙幅に応じて適宜変更してもよい。画像形成装置の最大通紙幅は、画像形成装置が画像形成可能(通紙可能)な転写材の中で感光ドラム1の回転軸方向の幅が最も大きい転写材の幅である。
ブラシ部材11は、感光ドラム1の表面を摺擦する複数の毛材としての導電性6ナイロン等のブラシ繊維11aと、ブラシ繊維11aを支持する基布と、基布を貼り付けて固定するための板金等の支持部材と、を有する。なお、ブラシ繊維11aの材料としてはナイロンの他にレーヨン、アクリル、ポリエステル等を用いてもよい。本実施例では導電性を付与したブラシ繊維11aを用いたが、絶縁体からなるブラシ繊維11aを用いてもよい。また、ブラシの製造方法としては、織物ブラシや静電植毛方式で作成したブラシを用いることができる。
ブラシ部材11の支持部材には、電圧印加手段としてのブラシ電源13(図1)により、感光ドラム1の回転時に-400Vのバイアス電圧(ブラシ電圧)を印加することができる。このブラシ電圧は、感光ドラム1上に付着したトナーの正規の帯電極性と同極性のため、感光ドラム1上トナーを回収せずに通過させる助けになる。ブラシ電圧は、転写部Nを通過した感光ドラム1の表面電位に対してトナーの正規の帯電極性と同極性となる値であることが好ましい。なお、ブラシ部材11にブラシ電圧を印加しない構成としてもよい。
ブラシ部材11は支持部材によって支持され、感光ドラム1に対して全面が当接するように固定位置に配置されている。ブラシ部材11は感光ドラム1の回動に伴って感光ドラム1の表面に摺擦され、ブラシ部材11のブラシ繊維11aで感光ドラム1上の紙粉を絡めとることで感光ドラム1上の紙粉を回収する。
ただし、感光ドラム1上の転写残トナーやかぶりトナーまでブラシ繊維11aが掻き取ってしまうとブラシ部材11にトナーが蓄積する。さらにブラシ部材11に蓄積したトナーが感光ドラム1上へと吐き出されて次の転写時に感光ドラム1上から記録材上に転写されると、トナー汚れ状の画像不良が発生してしまうことがある。
感光ドラム1上の転写残トナーやかぶりトナーがブラシ部材11に掻き取られずにブラシ部材11を通過するようにするためには、ブラシ部材11のブラシ繊維11a一本当たり(毛材1本当たり)の感光ドラム1への当接圧を小さくすればよい。これにより、ブラシ部材11の個々のブラシ繊維11aがそれぞれ感光ドラム1上の転写残トナーやかぶりトナーを掻き取ることを抑制することができる。特に、ブラシ部材11のブラシ繊維11a一本当たりの感光ドラム1への当接圧が、感光ドラム1上の転写残トナーやかぶりトナーの感光ドラム1への付着力よりも小さければ、感光ドラム1上の転写残トナーやかぶりトナーの掻き取りをより確実に抑制できる。
また、ブラシ部材11は前述したように視認可能な画像不良を発生させることがある長さ100μm程度以上の紙粉を感光ドラム1上から回収することが求められる。
ブラシ部材11が感光ドラム1上の長さ100μm以上の紙粉を回収するためには、感光ドラム1上の長さ100μmの紙粉にブラシ部材11のブラシ繊維11aが絡む(接触する)確率を高めるようにすればよい。また、紙粉に絡んだブラシ繊維11aが紙粉に押し退けられることなく、紙粉を感光ドラム1から掻き取ることができれば良い。
図2(b)は図2(a)に示す点線で囲まれた長方形の領域A1を拡大したものである。感光ドラム1上の長さ100μmの紙粉にブラシ繊維11aが絡む確率を高めるには、図2(b)に示すブラシ部材11の先端側(毛材の先端側)における円形の領域A2内に、平均的に1本より多いブラシ繊維11aが存在すればよい。領域A2は、直径100μmの円周の内側の領域である。言い換えると、図2(b)は、基布に対するブラシ繊維11aの突出方向(基布の法線方向)と平行な平行光線により、突出方向と直交する平面上に各ブラシ繊維11aの先端を投影した投影図を模式的に表している。かかる投影図において、直径100μmの円周内(領域A2内)に位置するブラシ繊維11aの先端の数の平均値を、ブラシ部材11を毛材(ブラシ繊維11a)の先端側から見た場合に直径100μmの円周内に含まれる毛材の平均本数とする。なお、ブラシ繊維11aは太さを持つので、先端の位置は先端の中心(面心)を基準にする。
このように、ブラシ部材11の先端側(毛材の先端側)における直径100μmの円周内に、平均的に1本より多いブラシ繊維11aが存在していれば、感光ドラム1上の長さ100μmの紙粉に対してブラシ部材11の複数本のブラシ繊維11aが接触する。これにより、感光ドラム1上の長さ100μmの紙粉に複数本のブラシ繊維11aが絡む。
また、直径100μmの円周内に平均的に複数本のブラシ繊維11aが存在するとより好適である。これにより、複数本のブラシ繊維11aの合力で紙粉を掻き取ることができるため、感光ドラム1上の長さ100μmの紙粉をブラシ部材11が掻き取り易くなる。
本実施例ではブラシ部材11を表1に示す構成とすることで、ブラシ繊維11a一本当たりの感光ドラム1への平均当接圧である当接圧f1を約0.98(nN)とした。さらに、ブラシ部材11の先端側(毛材の先端側)において直径100μmの円周内に存在するブラシ繊維11aの平均本数と当接圧f1との積である当接圧f2を、約2.85(nN)に設定した。
Figure 2023102040000002
次に表1の各項目について説明する。
表1の繊維長L1は、図3(a)に示すように、ブラシ部材11が感光ドラム1等と接触していない単体の状態におけるブラシ繊維11aの長さ(毛丈)のことである。表1の侵入量L3は、ブラシ部材11の感光ドラム1に対する当接の深さを示すものである。図3(b)はブラシ部材11が感光ドラム1に当接している状態の模式図である。ブラシ部材11の単体の状態における繊維長L1と、距離L2との差を侵入量L3と定義する。距離L2は、基布に対するブラシ繊維11aの突出方向(基布の法線方向)に測定した、支持部材11cにおける基布の取付座面から感光ドラム1の表面までの距離である。
表1の繊度はブラシ繊維11aの太さを示す指標であり、単位であるデニールはブラシ繊維9000メートル当たりの重さ(g)である。ブラシ繊維11aが同じ材料であれば繊度が大きいほどブラシ繊維11aが太いことを表す。
表1の密度は図2に示すブラシ部材11の感光ドラム1への当接面に設けられているブラシ繊維11aの密度を示すもので、単位である(F/inch)は1平方インチ当たりのブラシ繊維11aの本数を示す。なお、1kF/inchは1平方インチあたり1000本の密度を表す。また、1inchは約645mmであるから、表1の密度の値を645で除算すると1平方ミリメートルあたりのブラシ繊維の本数としての密度が得られる。
表1のブラシ当接圧は、ブラシ部材11を所定の侵入量だけ感光ドラム1に侵入させた際のブラシ部材11の感光ドラム1への当接圧である。本実施例ではブラシ当接圧は島津製作所製のEZ-Sを用いてブラシ部材11を感光ドラム1へ所定の侵入量だけ侵入させることで測定した。
表1の当接圧f1は、前述したようにブラシ部材11のブラシ繊維11a一本当たりの感光ドラム1への平均当接圧である。当接圧f1は、ブラシ部材11のブラシ繊維11aの密度(kF/inch)とブラシ部材11の感光ドラム1への当接面の面積からブラシ部材11のブラシ繊維11aの合計本数を算出し、この合計本数でブラシ当接圧を除算することで算出される。
本実施例のブラシ部材11の構成であれば、ブラシ密度である240(kF/inch)は約372(本/平方mm)と単位換算される。そのため、当接圧f1=392(N)/{372(本/平方mm)×幅5(mm)×長手216(mm)}≒0.98(nN)と算出される。
表1の当接圧f2は、前述したように図2に示すブラシ部材11の先端側(毛材の先端側)において直径100μmの円周内に含まれるブラシ繊維11aの平均本数に当接圧f1を乗算したものである。
本実施例のブラシ部材11の構成であれば、直径100μmの円周内に含まれるブラシ部材11のブラシ繊維11aの平均本数はブラシ密度である372(本/平方mm)と直径100μmの円の面積の乗算から算出できる。具体的には、当接圧f2=f1(nN)×372(本/平方mm)×π×(50μm)×(50μm)÷10^6≒2.85(nN)と算出される。
(検証方法)
本実施例におけるブラシ部材11の紙粉回収性と、感光ドラム1上の転写残トナーやかぶりトナーがブラシ部材11に蓄積してしまうことによって生じるトナー弊害の抑制について検証するため以下の実験を実施した。
各実施例及び比較例の構成に対して転写材SとしてCenturyStar紙を用いて印字率5%の画像を1プリントジョブ当たり10枚印刷し、それを5000ジョブ、即ち、50000枚印刷した。
紙粉回収性に関しては、印刷後の転写材S上に発生する0.1mm以上の黒斑点の発生頻度を確認することで判断した。0.1mm以上の黒斑点はブラシ部材11を紙粉がすり抜けることで発生するものであり、黒斑点の発生頻度は低いほどブラシ部材11の紙粉回収性が高いと判断することができる。
また、トナー弊害に関してはプリント後の転写材S上に発生するトナー汚れの発生頻度を確認することで判断した。トナー汚れはブラシ部材11から吐き出したトナーが転写材S上に転写することで発生するものであり、トナー汚れの発生頻度が低いほどブラシ部材11によるトナー弊害が小さいと判断することができる。表1において、黒斑点が発生しなかった場合は紙粉回収性を◎(良)とし、黒斑点がほぼ発生しなかった場合(稀に発生)を○(可)とし、黒斑点が時折発生した場合は紙粉回収性を△(不可)とし、黒斑点が頻繁に発生した場合は紙粉回収性を×(悪い)とした。なお、ユーザーが1ジョブで印刷する枚数は10枚以下であることが多いため、本発明者らの検討では1ジョブ当たりの印刷枚数を10枚としている。
さらに、本実施例の画像形成装置にて実験開始時と実験終了後の2回、感光ドラム1上に付着した転写残トナーの付着力測定を実施した。感光ドラム1上の転写残トナーの付着力の測定は転写残トナーが付着した感光ドラム1を振動させることで、感光ドラム1上の転写残トナーに所定の加速度を与え、転写残トナーが感光ドラム1上から飛翔した際の加速度から算出した。即ち、転写残トナーのトナー粒子が感光ドラム1上から飛翔した際の加速度と、トナー粒子1つの平均質量との積を、感光ドラム1に対するトナー粒子の付着力とする。
(その他実施例と比較例)
また、表1に示す実施例2から実施例7及び比較例1から比較例4までのブラシ部材11を用いた場合に関しても同様の実験を実施した。各実施例及び比較例の画像形成装置に関しては、ブラシ部材11の構成以外は実施例1の画像形成装置と同様の構成であるため説明は省略する。
(結果)
表1に示すように、実施例1から実施例7のブラシ部材11の構成ではブラシ部材11が高い紙粉回収性を有しつつ、かぶりや転写残トナーにより発生する画像弊害を防止できていることが分かる。
これは、実施例1から実施例7の構成はいずれもブラシ部材11のブラシ繊維11a一本当たりの感光ドラム1への平均当接圧である当接圧f1が、感光ドラム1上の転写残トナーの感光ドラム1への付着力よりも概ね小さいためだと考えられる。ブラシ繊維11a一本当たりの当接圧f1がトナーの付着力より小さければ、感光ドラム1上の転写残トナーやかぶりトナーはブラシ繊維11aによって感光ドラム1から掻き取られやすくなる。つまり、ブラシ繊維11aを押し退けながらブラシ部材11を通過するトナーが少なくなる。そのため、ブラシ部材11がトナーを溜め込みにくく、トナーの吐き出しによる画像弊害が生じにくくなったと考えられる。
図4(a、b)は実験開始時及び実験終了後に測定した感光ドラム1上の転写残トナーの感光ドラム1への付着力測定の結果である。横軸は付着力を測定した転写残トナーの番号、縦軸はそれぞれの転写残トナーの感光ドラム1への付着力の測定結果である。図4(a、b)から分かるように、実験開始時及び実験終了後のいずれにおいても、感光ドラム1上の転写残トナーの中で感光ドラム1への付着力が2(nN)程度以下のものは少なく、付着力が1(nN)程度以下のものはほぼ存在しないことが分かる。
従って、実施例1から実施例7の構成では、当接圧f1がほとんどの感光ドラム1上の転写残トナーの感光ドラム1への付着力よりも小さい。そのため、感光ドラム1上の転写残トナーがブラシ繊維11aに掻き取られることなくブラシ部材11を通過することができ、トナーの吐き出しに起因する画像弊害が発生しなかったと考えられる。
逆に、比較例1から比較例4の構成では、当接圧f1が一部の感光ドラム1上の転写残トナーの感光ドラム1への付着力よりも大きい。そのため、ブラシ部材11のブラシ繊維11aが感光ドラム1上の転写残トナーを掻き取ってしまい画像弊害が発生したことが分かる。
ここで、転写残トナーの個々のトナー粒子の感光ドラム1に対する付着力は、トナー粒子の質量や電荷量等の条件によってばらつく。そこで、ブラシ繊維11a一本当たりの当接圧f1が、転写残トナーの感光ドラム1への付着力の分布における下から15%の値(15/100分位数)未満である場合、当接圧f1が転写残トナーの付着力より小さいものとする。反対に、ブラシ繊維11a一本当たりの当接圧f1が、転写残トナーの感光ドラム1への付着力の分布における下から15%の値(15/100分位数)以上である場合、当接圧f1が転写残トナーの付着力以上であるものとする。転写残トナーの感光ドラム1への付着力の分布は、上述した実験方法及び測定方法により、実験開始時及び実験終了後に測定した付着力の分布である。
実施例1から実施例7の中で当接圧f1が最も大きい実施例4の当接圧f1は2.27nNであり、比較例1から比較例4の中で当接圧f1が最も大きい比較例4の当接圧f1は2.81nNであった。また、図4(a、b)に示す2回の測定結果において、測定対象とした60個のトナー粒子の内、感光ドラム1への付着力が2.27nN以下のものは5個(5/60≒8.3%)、2.81nN以下のものは11個(11/60≒18.3%)であった。
従って、上述した基準で、ブラシ繊維11a一本当たりの当接圧f1が転写残トナーの感光ドラム1への付着力より小さければ、ブラシ繊維11aが感光ドラム1上の転写残トナーを掻き取って後にトナー塊を吐き出すことによる画像弊害の発生を抑制できることが分かる。
また、実施例1から実施例7のトナー吐き出し性の評価から分かるように、ブラシ部材11のトナー吐き出しによる画像弊害を低減するには、当接圧f1が約2.3nN以下であることが好ましい。また、ブラシ部材11のトナー吐き出しによる画像弊害を低減するには、さらに当接圧f1が約1.2nN以下であることがより好ましい。
次に紙粉回収性について説明する。実施例1から実施例7の構成が高い紙粉回収性を示したのは、ブラシ部材11の先端側(毛材の先端側)において直径100μmの円周内に複数本のブラシ繊維11aが存在するためである。即ち、実施例1から実施例7では、感光ドラム1上の長さ100μm以上の紙粉を、複数本のブラシ繊維11aによって絡め捕ることでブラシ部材11がより確実に回収することができたと考えられる。
また、実施例1から実施例7の紙粉回収性の評価から分かるように、高い紙粉回収性を実現するためには、直径100μmの円周内における当接圧f2が1.9nN以上であることが好ましく、さらに当接圧f2が2.8nN以上であることがより好ましい。
また、直径100μmの円周内におけるブラシ繊維11aの平均本数が多いほど、視認可能な画像弊害を引き起こす紙粉の通過をより確実に防ぐことができる。表1において直径100μmの円周内におけるブラシ繊維11aの平均本数が2.4である場合の紙粉回収性の評価は一貫しないものの、概ね、平均本数が2.4本以上であれば、紙粉回収性について良好な結果が得られた。直径100μmの円周内におけるブラシ繊維11aの平均本数は、より好ましくは2.9本以上である。
以上説明したように、本実施形態では、ブラシ繊維11a一本あたりの感光ドラム1に対する平均当接圧である当接圧f1が感光ドラム1上の転写残トナーの感光ドラム1への付着力よりも小さい。また、本実施形態では、ブラシ部材11の先端側(毛材の先端側)において直径100μmの円周内に、複数本のブラシ繊維11aが存在する。このような構成により、ブラシ部材11の紙粉回収性能の向上とトナー吐き出しによる画像不良の低減とを両立することができる。
(その他の実施形態)
以上の実施例では、モノクロプリンターを例に説明したが、直接転写系のカラープリンターに対しても本技術を適用することが可能である。直接転写系のカラープリンターとは、例えばそれぞれ像担持体(感光ドラム)を備える複数のプロセスユニットを記録材の搬送経路に沿って並べた画像形成装置である。この場合、各プロセスユニットで形成した各色のトナー像を順に記録材に転写することで、記録材上にカラー画像が形成される。
また、上述の実施形態では、感光ドラム1(像担持体)から被転写体としての転写材(記録材)に直接トナー像を転写する直接転写方式の構成を説明したが、本技術は、中間転写方式の画像形成装置に適用してもよい。中間転写方式の場合、転写部材とは、例えば像担持体としての感光ドラム1から被転写体としての中間転写体にトナー像を一次転写する転写ローラ(一次転写ローラ)を指す。中間転写体としては、複数のローラに張架された無端状のベルト部材を用いることができる。中間転写体に一次転写されたトナー像は、中間転写体との間に二次転写ニップ部を形成する二次転写ローラ等の二次転写手段により、中間転写体からシート(記録材)に二次転写される。このような中間転写方式の構成においても、上述の実施形態における転写ローラを一次転写ローラに置き換えることで、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
1…像担持体(感光ドラム)/3…現像手段(現像装置)/5…転写手段(転写ローラ)/11…ブラシ部材

Claims (9)

  1. 回転する像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を、現像部において現像剤を用いて現像する現像手段と、
    前記現像手段により現像された現像剤像を、転写部において前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、
    前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流かつ前記現像部の上流の位置で前記像担持体に接触する複数の毛材を有するブラシ部材と、
    を備え、前記被転写体に転写されなかった現像剤を前記現像部において回収する画像形成装置であって、
    前記ブラシ部材の前記毛材1本当たりの前記像担持体に対する平均当接圧は、前記被転写体に転写されなかった現像剤の前記像担持体への付着力より小さく、且つ、
    前記像担持体に当接していない状態の前記ブラシ部材を前記毛材の先端側から見た場合に直径100μmの円周内に含まれる前記毛材の平均本数は、1本より多い、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記平均当接圧は、2.3nN以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記平均当接圧は、1.2nN以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記平均当接圧と前記平均本数との積は、1.9nN以上である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記平均当接圧と前記平均本数との積は、2.8nN以上である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記平均本数は、2.4本以上である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ブラシ部材の前記毛材は導電性を有し、
    前記ブラシ部材に対し、前記転写部を通過した前記像担持体の表面電位に対して前記現像剤の正規の帯電極性と同極性となる電圧を印加する電圧印加手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記被転写体は、記録材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記被転写体は、中間転写体であり、
    前記中間転写体に転写されたトナー像を記録材に転写する二次転写手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2022002365A 2022-01-11 2022-01-11 画像形成装置 Pending JP2023102040A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022002365A JP2023102040A (ja) 2022-01-11 2022-01-11 画像形成装置
EP22217092.0A EP4209842A1 (en) 2022-01-11 2022-12-29 Image forming apparatus
US18/092,589 US11782377B2 (en) 2022-01-11 2023-01-03 Image forming apparatus
CN202310032145.9A CN116430700A (zh) 2022-01-11 2023-01-10 成像设备
US18/230,813 US12025944B2 (en) 2022-01-11 2023-08-07 Image forming apparatus
US18/675,332 US20240310774A1 (en) 2022-01-11 2024-05-28 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022002365A JP2023102040A (ja) 2022-01-11 2022-01-11 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023102040A true JP2023102040A (ja) 2023-07-24

Family

ID=84689279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022002365A Pending JP2023102040A (ja) 2022-01-11 2022-01-11 画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (3) US11782377B2 (ja)
EP (1) EP4209842A1 (ja)
JP (1) JP2023102040A (ja)
CN (1) CN116430700A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023102039A (ja) * 2022-01-11 2023-07-24 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08115031A (ja) 1994-10-17 1996-05-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置のクリーニング機構
JP3852222B2 (ja) 1998-09-30 2006-11-29 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP3899704B2 (ja) 1998-09-30 2007-03-28 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2001331072A (ja) * 2000-03-16 2001-11-30 Ricoh Co Ltd 電子写真式画像形成装置、それで用いるクリーニング装置、およびそれで用いるブラシローラ
EP1429209A3 (en) * 2002-09-19 2004-08-25 Ricoh Company Image forming apparatus and process cartridge for use in the same
JP2004309656A (ja) 2003-04-03 2004-11-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2010020026A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Ricoh Co Ltd クリーニング装置および画像形成装置
KR101700237B1 (ko) * 2008-12-02 2017-01-26 도레이 카부시키가이샤 도전성 플록 및 도전 브러시
JP2013125223A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置及び電子写真装置
US9229416B2 (en) * 2013-10-31 2016-01-05 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus having a cleaning device for an image carrier
JP7532097B2 (ja) * 2020-06-02 2024-08-13 キヤノン株式会社 画像形成装置
US11815827B2 (en) * 2021-12-16 2023-11-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
EP4273630A1 (en) * 2021-12-17 2023-11-08 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP4209842A1 (en) 2023-07-12
US20240310774A1 (en) 2024-09-19
CN116430700A (zh) 2023-07-14
US11782377B2 (en) 2023-10-10
US20230375971A1 (en) 2023-11-23
US20230221675A1 (en) 2023-07-13
US12025944B2 (en) 2024-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6987944B2 (en) Cleaning device and image forming apparatus using the cleaning device
US6744994B2 (en) Image forming apparatus with environmentally-controlled first and second charging members
JP2004117960A (ja) 画像形成装置
US20240310774A1 (en) Image forming apparatus
US11841669B2 (en) Image forming apparatus with brush portion comprising threads and with control to perform rotation of and stop of image bearing member to change posture of brush portion
US20220269206A1 (en) Image forming apparatus
US12072654B2 (en) Image forming apparatus
JP2004085888A (ja) 画像形成装置
JP2997555B2 (ja) 画像形成装置
JP2022097317A (ja) 画像形成装置
JP2004184934A (ja) 画像形成装置
JP6632292B2 (ja) 画像形成装置
JP2002287597A (ja) クリーニング装置、およびそれを備える画像形成装置
JP7225361B1 (ja) 画像形成装置
JP2003228264A (ja) クリーニング装置及び該クリーニング装置を有する画像形成装置
JP2000122500A (ja) 画像形成装置
JP2023089853A (ja) 画像形成装置
JP2023091583A (ja) 画像形成装置
JP2023090266A (ja) 画像形成装置
JP3637199B2 (ja) 画像形成装置
JP2023074763A (ja) 画像形成装置
JP2004126246A (ja) 画像形成装置
JP2022129272A (ja) 画像形成装置
JP2002268337A (ja) 荷電装置および画像形成装置
JP2004020690A (ja) 画像形成装置