JPH1179932A - 乳化型皮膚外用剤 - Google Patents

乳化型皮膚外用剤

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JPH1179932A
JPH1179932A JP9268067A JP26806797A JPH1179932A JP H1179932 A JPH1179932 A JP H1179932A JP 9268067 A JP9268067 A JP 9268067A JP 26806797 A JP26806797 A JP 26806797A JP H1179932 A JPH1179932 A JP H1179932A
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JP
Japan
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extract
polyfunctional alcohol
polyhydric alcohol
skin lotion
extracted
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Application number
JP9268067A
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English (en)
Inventor
Motoi Hayase
基 早瀬
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感触に優れ、製造が容易である乳化型皮膚外用
剤を提供すること。 【構成】A成分としてキサンタンガム0.5〜2.0重
量%、B成分として多価アルコールまたは多価アルコー
ルにより抽出された多価アルコール含有植物エキスから
選ばれる1種または2種以上を配合し、A成分に対しB
成分の配合量が3倍重量以上であることを特徴とする乳
化型皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳化型皮膚外用剤に
関する。更に詳しくは、感触と乳化安定性に優れる乳化
型皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】乳化
型皮膚外用剤はさまざまな感触、剤型が得られるので、
化粧料、医薬部外品、医薬品などに広く用いられてい
る。しかし、乳化物は熱力学的に不安定であるためにさ
まざまな方法でその安定性の向上が図られている。例え
ば、増粘剤の添加によってエマルションのバルク相の粘
性を高めることはその方法の一つでよく用いられてい
る。そのようなことから、キサンタンガムが増粘剤とし
て乳化型皮膚外用剤によく配合されているが、良好な乳
化安定性を得るに必要なキサンタンガムを配合すると感
触の悪化と水への分散が困難になるという問題が生じる
ことがしばしばあった。
【0003】本発明は、このような実情に鑑みなされた
ものであって、優れた感触を持つとともに乳化安定性に
優れる乳化型皮膚外用剤を提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、A成分としてキサンタンガム0.5〜2.0重
量%、B成分として多価アルコールまたは多価アルコー
ルにより抽出された多価アルコール含有植物エキスから
選ばれる1種または2種以上を含有し、A成分に対する
B成分の含有量が3倍重量以上であることを特徴とする
乳化型皮膚外用剤である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を述べ
る。本発明の乳化型皮膚外用剤に用いられるキサンタン
ガムの含有量は、乳化型皮膚外用剤(組成物)の総量を
基準として0.5〜2.0重量(以下、wt%と略記す
る)が好ましい。
【0006】本発明の乳化型皮膚外用剤に用いられる多
価アルコールとしては、例えばジプロピレングリコー
ル、1,3ブチレングリコール、グリセリンなどが挙げ
られる。また、多価アルコールにより抽出された多価ア
ルコール含有植物エキスとしては、例えば桃の葉エキ
ス、アロエエキス、カミツレエキス、セージエキス、ビ
ワ葉エキス、キュウカンバーエキス、セイヨウキズタエ
キス、ハイビスカスエキス、ウコンエキス、スギナエキ
ス、ローズマリーエキス、クワエキス、甘草、ユキノシ
タ、カロットなどが挙げられる。多価アルコールおよび
多価アルコールにより抽出された多価アルコール含有植
物エキスから選ばれる1種または2種以上の含有量は、
キサンタンガムの重量を基準として3倍以上である。こ
の下限未満の含有量では本発明の目的を達成することが
できない。
【0007】本発明の乳化型皮膚外用剤に用いられる油
分としては、例えばステアリン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸、ミリスチン酸、パルミトオレイン酸などの
高級脂肪酸、セチルアルコール、セトステアリルアルコ
ールなどの高級アルコール、オリーブ油、マカデミアナ
ッツ油、オリーブスクワラン、ホホバ油、ヒマシ油、紅
花油、ヒマワリ油などの植物油、パラフィン、ミツロウ
などのワックス類、ジメチルシロキサン、シクロメチル
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリ
コン油、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸
イソセチルなどのエステル油、トリ2エチルヘキサン酸
グリセリル、トリカプリル・カプリン酸グリセリルなど
のトリグリセリド、イソステアリン酸コレステリル、ス
テアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コ
レステリルなどのコレステロール誘導体、コレステロー
ル、リン脂質、セラミド、セレブロシドなどの細胞間脂
質、流動パラフィン、スクワラン、パラフィンなどの炭
化水素類、硬化油等の加工油類、などが挙げられる。油
分の含有量は、乳化型皮膚外用剤(組成物)の総量を基
準として0.01〜30wt%が好ましい。
【0008】尚、本発明の乳化型皮膚外用剤には上記の
他に香料、タール系色素、酸化鉄などの着色顔料、パラ
ベン、フェノキシエタノールなどの防腐剤、セチル硫酸
ナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸塩、
グリチルリチン酸塩などの陰イオン界面活性剤、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪
酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、蔗糖エステルなどの非イオン界
面活性剤、テトラアルキルアンモニウム塩などの陽イオ
ン界面活性剤、ベタイン型、スルホベタイン型、スルホ
アミノ酸型などの両性界面活性剤、レシチン、リゾフォ
スファチジルコリンなどの天然系界面活性剤、酸化チタ
ン、酸化亜鉛などの顔料、ジブチルヒドロキシトルエン
などの抗酸化剤、エデト酸等のキレート剤、カルボキシ
ビニルポリマー、カラギーナン、アルキル変性ルボキシ
ビニルポリマー等の増粘剤、水酸化カリウム、ジイソプ
ロパノールアミン、トリエタノールアミン等の中和剤、
ヒアルロン酸、コラーゲン等の生体高分子、酵母などの
微生物抽出物、セリン、スレオニン等のアミノ酸、ヒド
ロキシメトキシベンゾフェノンスルフォン酸塩等の紫外
線吸収剤、ビタミンA、B群、C、D、Eなどのビタミ
ン類及びその誘導体、清涼剤、ホルモン類、抗酸化剤等
を本発明の目的を達成する範囲内で適宜含有させること
ができる。
【0009】本発明の乳化型皮膚外用剤は、化粧料、外
用医薬品として適用することができ、例えば剤形とし
て、ローション類、乳液類、クリーム類、パック類、マ
ッサージ類等に適用することができる。
【0010】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
詳細に説明する。尚、実施例に記載の安定性測定方法、
官能テストの測定試験法は下記の通りである。 安定性測定方法 乳化直後のサンプルを肉眼観察し、均一な場合を○、不
均一な場合を×とした。
【0011】官能試験 20〜30代の女性被験者20名の顔面にて試料を塗布
し、べたつき、ずるつきを感じなかった被験者の人数で
示した。
【0012】実施例1〜5、比較例1〜3[美白美溶
液] キサンタンガム、多価アルコールおよび多価アルコール
により抽出された多価アルコール含有植物エキスを表1
に記載の通りに配合し、下記の組成で各々の美白美溶液
を調製し、前記の諸実験を実施した。
【0013】
【表1】 尚、アロエエキス、甘草エキス、カミツレエキスは1,
3ブチレングリコール抽出物(50重量%1,3ブチレ
ングリコール含有)である。
【0014】(2)調製法 成分を各々室温にて混合して、美白美溶液を調製した。
【0015】(3)特性 各美白美溶液の諸試験を実施した結果を表1に記載し
た。表1に示すごとく、比較例1〜3の美白美溶液は諸
特性に於いて充分なる効果は得られず、本発明の実施例
1〜5の美白美溶液は諸特性に於いて顕著な効果が見ら
れ、官能テストでは優れた感触を示した。
【0016】実施例6〜10、比較例4、5[老化肌用
マッサージ料] キサンタンガム、多価アルコールおよび多価アルコール
により抽出された植物エキスを表2に記載の通りに配合
し、下記の組成で各々の老化肌用マッサージ料を調製
し、前記の諸実験を実施した。
【0017】
【表2】 尚、スギナエキス、クワエキス、セージエキスはジプロ
ピレングリコール抽出物(50重量%ジプロピレングリ
コール含有)である。
【0018】(2)調製法 成分を各々室温にて混合して、老化肌用マッサージ料を
調製した。
【0019】(3)特性 各老化肌用マッサージ料の諸試験を実施した結果を表2
に記載した。表2に示すごとく、比較例4、5の老化肌
用マッサージ料は諸特性に於いて充分なる効果は得られ
ず、本発明の実施例6〜10の老化肌用マッサージ料は
諸特性に於いて顕著な効果が見られ、官能テストでは優
れた感触を示した。
【0020】実施例11〜15、比較例6、7[乳液] キサンタンガム、多価アルコールおよび/または多価ア
ルコールにより抽出された植物エキスを表3に記載の通
りに配合し、下記の組成で各々の乳液を調製し、前記の
諸実験を実施した。
【0021】
【表3】 尚、ユキノシタエキス、カロットエキス、桃の葉エキス
はグリセリン抽出物(50重量%グリセリン含有)であ
る。
【0022】(2)調製法 成分を各々室温にて混合して、乳液を調製した。
【0023】(3)特性 各乳液の諸試験を実施した結果を表3に記載した。表3
に示すごとく、比較例6、7の乳液は諸特性に於いて充
分なる効果は得られず、本発明の実施例11〜15の乳
液は諸特性に於いて顕著な効果が見られ、官能テストで
は優れた感触を示した。
【0024】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明が、感触に優
れ製造が容易である乳化型皮膚外用剤を提供することは
明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A成分としてキサンタンガム0.5〜
    2.0重量%、B成分として多価アルコールまたは多価
    アルコールにより抽出された多価アルコール含有植物エ
    キスから選ばれる1種または2種以上を含有し、A成分
    に対するB成分の含有量が3倍重量以上であることを特
    徴とする乳化型皮膚外用剤。
JP9268067A 1997-09-12 1997-09-12 乳化型皮膚外用剤 Pending JPH1179932A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108309897A (zh) * 2018-05-04 2018-07-24 菲朗生物科技(湖北)有限公司 一种芦荟保湿乳液及其制作方法

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