JPH1179555A - 糸巻取機の停電処理システム - Google Patents

糸巻取機の停電処理システム

Info

Publication number
JPH1179555A
JPH1179555A JP9250255A JP25025597A JPH1179555A JP H1179555 A JPH1179555 A JP H1179555A JP 9250255 A JP9250255 A JP 9250255A JP 25025597 A JP25025597 A JP 25025597A JP H1179555 A JPH1179555 A JP H1179555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
winding
power failure
control device
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9250255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3006562B2 (ja
Inventor
Toshio Yamauchi
利男 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP9250255A priority Critical patent/JP3006562B2/ja
Priority to TW087112477A priority patent/TW384322B/zh
Priority to DE69806712T priority patent/DE69806712T2/de
Priority to EP98116107A priority patent/EP0908411B1/en
Priority to KR1019980038000A priority patent/KR19990029813A/ko
Priority to CNB981195164A priority patent/CN1184124C/zh
Publication of JPH1179555A publication Critical patent/JPH1179555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3006562B2 publication Critical patent/JP3006562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/22Automatic winding machines, i.e. machines with servicing units for automatically performing end-finding, interconnecting of successive lengths of material, controlling and fault-detecting of the running material and replacing or removing of full or empty cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2557/00Means for control not provided for in groups B65H2551/00 - B65H2555/00
    • B65H2557/30Control systems architecture or components, e.g. electronic or pneumatic modules; Details thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括して停電を検出し、糸巻取ユニットUが
停止するまでに、所定の動作を行わせることによって、
停電後に糸巻取機を容易に巻取可能状態に復帰させるこ
とができる停電処理システムを提供する。 【解決手段】 多数の糸巻取ユニットUの各々に電流を
供給するシステム電源25と、前記システム電源25の
停電を検出する停電検出手段26と、前記停電検出手段
26が停電を検出して停電検出信号を前記多数の巻取制
御装置8に一斉に送信するための専用信号線28とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単錘駆動される糸
巻取ユニットの多数を有する糸巻取機の停電処理システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】単錘駆動される糸巻取ユニットの多数を
有する糸巻取機として、自動ワインダが知られている。
自動ワインダは、単錘駆動の糸巻取ユニットを機台上に
多数列設したものである。一つの糸巻取ユニットは、リ
ング精紡機で生産された給糸ボビンから解舒される糸を
糸欠点を除去しつつ巻き返して所定形状のパッケージに
する機能を有する。
【0003】この機能を実現するために、一つの糸巻取
ユニット毎に、シーケンサやマイコンを用いたコントロ
ーラである巻取制御装置が設けられている。また、前記
機台の一端には、列設された糸巻取ユニットに対応する
多数の巻取制御装置に共通の主制御装置が設けられてい
る。この主制御装置には制御用のシステム電源が配設さ
れ、このシステム電源から供給される電流で前記多数の
巻取制御装置が作動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような自動ワイン
ダで停電が発生した場合、多数の巻取制御装置における
停電検知のレベルが微妙に異なるため、各巻取ユニット
の停止の状態が一様にならないことがある。例えば、完
全停電に至らない瞬断又は瞬時電圧降下が生じた場合、
停電検知する糸巻取ユニットや停電検知に至らない糸巻
取ユニットが混在する。このような状態になると、オペ
レータは停電のために発生した現象であるか他の要因で
発生した現象であるかの判断ができず、どのように処置
したらよいか迷うことになる。
【0005】そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、一括して
停電を検出し、糸巻取ユニットを同じような状態で停止
させることによって、停電後に糸巻取機を容易に巻取可
能状態に復帰させることができる停電処理システムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多数の糸巻取ユニットの各々に対応して設けられた多数
の巻取制御装置と、前記多数の巻取制御装置に共通の主
制御装置と、前記主制御装置に設けられ、前記多数の巻
取制御装置の各々に電流を供給するシステム電源と、前
記システム電源の停電を検出する停電検出手段と、前記
停電検出手段が停電を検出して停電検出信号を前記多数
の巻取制御装置に一斉に送信するための専用信号線と、
を備える糸巻取機の停電処理システムである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記巻取制御装置、及び前記巻取制御装置で制御さ
れる他の制御装置は、前記巻取制御装置が前記停電検出
信号を受信したのち、所定の電源保持時間を有する。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、前記他の制御装置は、糸を巻き取るための駆動モー
タのインバータであって、前記巻取制御装置は、前記停
電検出信号を受け取ると、前記インバータにフリーラン
停止を指令する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。糸巻取機が自動ワインダである場合
を以下に説明する。図1に示すように、自動ワインダ
は、精紡機で生産された給糸ボビンを所定形状の巻取パ
ッケージに巻直すものであり、その機台上には、多数の
糸巻取ユニットUが列設されている。この糸巻取ユニッ
ト群の両端には、メインコントローラMCと給糸ボビン
自動供給装置CBFとが配設されている。各糸巻取ユニ
ットUは、単錘駆動が可能であり、メインコントローラ
MCで各糸巻取ユニットU又は複数の糸巻取ユニットU
が群として管理されるようになっている。
【0010】次に、一つの糸巻取ユニットUの機器配置
を説明する。糸巻取ユニットUは、図2に示すように、
給糸ボビン1と、バルーンブレーカ2と、テンサ3と、
糸の欠点を取り除くクリアリング装置4・9と、巻取ド
ラム5と、巻取パッケージ6とを有しており、給糸ボビ
ン1から解舒引き出された糸Yは、バルーンブレーカ
2、テンサ3を通り、クリアリング装置4・9により糸
欠点を取り除かれつつ、巻取ドラム5により回転する巻
取パッケージ6に巻き取られるようになっている。尚、
1個の巻取パッケージ6を得るのに通常数本〜数十本の
給糸ボビン1が使われる。
【0011】上記のクリアリング装置4・9は、糸欠点
を検出するスラブキャッチャー4と、糸を切断するヤー
ンカッター9と、巻取制御装置8で制御されるクリアリ
ング制御部4aを有している。クリアリング制御部4a
は、信号線7,11を介して巻取制御装置8に接続され
ている。そして、上記の糸Yがスラブキャッチャー4を
通過すると、糸の太さの変動が検出され、その変動が電
気信号に変換され、クリアリング制御部4aに入力され
るようになっている。また、クリアリング制御部4a
は、電気信号を予め格納された基準値と比較演算するこ
とにより、許容範囲を越える場合には、糸欠点が通過し
たものと判断するようになっている。また、クリアリン
グ制御部4aには、ヤーンカッター9が信号線10を介
して接続されているため、クリアリング制御部4aは、
糸欠点が通過したと判断すると、ヤーンカッター9に直
ちに糸切断指令信号を送信する。なお、信号線11は、
巻取制御装置8からクリアリング制御部4aに停電検出
信号を送信し、ヤーンカッター9を作動させて糸を切断
するためのものである。
【0012】また、ヤーンカッター9により糸が切断さ
れると、スラブキャッチャー4は、糸の太さを検知でき
なくなるため、信号線7による糸走行信号がオフにな
り、巻取制御装置8は、糸が切断されたことを検知する
ようになっている。そして、巻取制御装置8は、巻取ド
ラム用駆動モータ12のインバータ18に停止指令信号
を出力し、巻取ドラム5の回転を停止させるようになっ
ている。
【0013】このように、糸巻取機は、クリアリング装
置4・9により、糸欠点を取り除くが、その後、続いて
糸継装置13により、糸継ぎを行うようになっている。
この糸継ぎ装置13は、巻取制御装置8に接続されてお
り、巻取制御装置8から糸継ぎ開始信号が入力される
と、糸継ぎを開始するようになっている。また、テンサ
3等で糸切れが発生した場合も同様に糸継ぎが行われ
る。
【0014】また、糸巻取ユニットUは巻取位置Aの給
糸ボビン1の外に待機位置B1,B2に2本の予備の給
糸ボビン1を有している。巻取位置Aの給糸ボビン1が
空になると、糸が切断された時と同様に信号線7の糸走
行信号がオフになるため、糸継ぎが行われるようになっ
ている。尚、機械式又は光学式のヤーンフィラー23
は、信号線24を介して巻取制御装置8に接続されてお
り、下糸を検出するようになっている。ヤーンフィラー
23が下糸を検出できない場合には、下糸走行信号24
がオフになり、巻取制御装置8は、図示されない給糸ボ
ビンチェンジャーに給糸ボビンチェンジ信号を出力する
ようになっている。給糸ボビンチェンジ信号が入力され
ると、給糸ボビンチェンジャーは、巻取位置Aにある空
ボビン1’を排出し、代わりに待機位置B1にある給糸
ボビン1を搬入するようになっている。そして、上記の
糸継ぎ装置13は、糸端を吸う中継パイプ16により糸
端Y1を下糸として補足し、糸継ぎを行うようになって
いる。
【0015】次に、糸継ぎの概略手順を説明する。巻取
パッケージ6側の上糸の端は、糸端を吸うサクションマ
ウス15により口出され、ヤーンフィラー23側の下糸
の端は、中継パイプ16により口出されるようになって
いる。サクションマウス15は、軸15aを中心として
巻取ドラム5と巻取パッケージ6の転接部まで旋回する
ようになっている。また、同時に巻取ドラム5は、駆動
モータ12をインバータ18にて低速逆回転状態にする
事により、上糸の口出しを行うようになっている。即
ち、糸巻取機は、巻取ドラム5の逆転により上糸の口出
しを行い、サクションマウス15により口出された上糸
を吸うようになっている。
【0016】また、中継パイプ16は、軸16aを中心
としてヤーンフィラー23の上まで旋回し、下糸を吸う
ことにより下糸の口出しを行うようになっている。そし
て、サクションマウス15と中継パイプ16とが口出し
した状態のまま、順次実線の位置まで旋回し、上糸と下
糸をスラブキャッチャー4と糸継ぎ装置13とに入れる
ようになっている。そして、糸継ぎ装置13での糸継ぎ
が終わった後に、糸巻取機は、駆動モータ12により巻
取ドラム5を更に逆転させ、継ぎ目をスラブキャッチャ
ー4まで戻して継ぎ目における糸欠点の有無もチェック
できるようになっている。
【0017】次に、巻取ドラム5の回転機構を説明す
る。まず、駆動モータ12は、巻取ドラム5に駆動力を
伝達するようになっており、駆動モータ12に接続され
たインバータ18は信号線20・20aを介して巻取制
御装置8に接続されている。このインバータ18は、駆
動モータ12の回転速度を制御するようになっており、
巻取制御装置8から信号線20を介して出力される制御
信号によって駆動モータ12の回転速度を設定するよう
になっている。即ち、糸巻取ユニットの巻取状況から最
も適した回転速度に駆動モータ12を制御するようにな
っている。また、インバータ18には、巻取制御装置8
から信号線20aにより後述するフリーラン停止指令信
号が入力されるようになっている。尚、信号線20a
は、インバータ制御指令用及びフリーラン停止指令用等
を含み実際は複数本で構成されている。
【0018】また、糸巻取ユニットUには、上記の巻取
ドラム5の回転数から巻き取られた糸長を計算する定長
機構(図示せず)が設けられており、この定長機構は、
パルス発生装置14を有している。このパルス発生装置
14は、例えば、巻取ドラム5の端面の一部に固着され
たマグネットと近接センサとからなり、巻取ドラム5の
回転を検出するようになっている。
【0019】各糸巻取ユニットUは、信号線22・22
aを介してメインコントローラMCに接続されており、
メインコントローラMCは、上記のように、各糸巻取ユ
ニットU又は複数の糸巻取ユニットU毎に管理するよう
になっている。メインコントローラMCは、各糸巻取ユ
ニットUに共通した制御としては、例えば、処理される
糸種に応じた基本糸速の設定、或いはリボンブレーカ用
の巻取速度の増減等を信号線22・22aを介して制御
するようになっている。
【0020】次に、本実施形態に係る糸巻取機の停電処
理システムを説明する。図3は、停電処理システムを有
する糸巻取機のブロック図である。
【0021】本実施形態に係る糸巻取機の停電処理シス
テムは、主制御装置27を構成するメインコントローラ
MC及びシステム電源25と、停電検出手段を構成する
停電検出器26と、停電検出器26からの停電検出信号
を各糸巻取ユニットに送信する専用信号線28と、前記
専用信号線28に並列に接続され、多数の糸巻取ユニッ
トに対応する巻取制御装置8とを備えて構成されてい
る。また、巻取制御装置8には、信号線20aを介して
インバータ18が接続され、信号線11を介してクリア
リング制御部4aが接続されている。インバータ18及
びクリアリング制御部4aは、巻取制御装置8に接続さ
れる他の制御装置となっている。
【0022】停電検出手段を構成する停電検出器26
は、巻取制御装置8、及びインバータ18やクリアリン
グ制御部4aのように巻取制御装置8に接続された制御
装置が個々に停電を検知する前にシステム電源25の停
電を検出し、多数の巻取制御装置8に専用信号線28を
介して一斉に停電検出信号を送信するように構成されて
いる。この停電検出器26は、具体的には、制御用のシ
ステム電源25の電圧が所定電圧から所定%だけ低くな
る区間が所定時間続くと、停電に至ると判断して停電検
出信号を送信する。
【0023】専用信号線28は、多数の巻取制御装置
8、及びインバータ18やクリアリング制御部4aのよ
うに巻取制御装置8に接続された制御装置が例えば1m
s以内に認識するように専用に設けられたものである。
なお、停電検出器26はメインコントローラMCに対し
ても停電検出信号を送信している。このメインコントロ
ーラMCは、サクションマウス15や中継パイプ16等
に糸継ぎ動作を行わせるカムシャフト駆動用モータやブ
ロー駆動用モータのような強電機器を制御している。
【0024】巻取制御装置8はコンデンサー29を有
し、インバータ18もコンデンサー30を有し、クリア
リング制御部4aもコンデンサー31を有している。こ
れらコンデンサー29,30,31により、巻取制御装
置8、及びインバータ18やクリアリング制御部4aの
ように巻取制御装置8に接続された制御装置が停電検出
信号を受けたのち、所定の電源保持時間を有する。この
所定の電源保持時間は、例えば少なくとも1サイクル以
上の時間であり、1サイクルが50Hzのときは、20m
s以上の時間である。この電源保持時間の間に、巻取制
御装置8が後述する定長カウンタ値の格納処理を行い、
インバータ18に対して信号線20aを介してフリーラ
ン停止の指令を出力し、クリアリング制御部4aに対し
て信号線11を介して糸切断指令信号を出力する。ま
た、同じ電源保持時間の間に、インバータ18が駆動モ
ータ12をフリーラン停止させ、クリアリング制御部4
aがカッター9を作動させる。
【0025】上記の構成において、糸巻取機の停電処理
システムの動作を図面に基づいて説明する。停電検出器
26は、停電を検出すると(S1,YES)、各巻取制
御装置8に停電検出信号を送信する(S2)。各巻取制
御装置8が停電検出信号を受信すると(S3)、各巻取
制御装置8は、定長カウンタ値の退避処理を行い、停電
により糸巻取機が停止しても(電源が落ちても)定長カ
ウンタ値が消去されない記憶領域に格納する(S4)。
また、S3において、各巻取制御装置8は、ヤーンカッ
ター9に糸切断指令信号を送信する(S5)。さらに、
S3において、各巻取制御装置8は、各インバータ18
にフリーラン停止指令信号を送信する(S6)。
【0026】S5において、ヤーンカッター9が糸切断
指令信号を受信すると、糸が切断される(S7)。ま
た、S6において、各インバータ18がフリーラン停止
指令信号を受信すると、各インバータ18は、各インバ
ータ18に接続された駆動モータ12をフリーラン停止
させる(S8)。そして、電源システムの電圧が更に下
がると、巻取制御装置8及びこの巻取制御装置8に接続
されるインバータ18等の他の制御装置が停電を検出し
て機能停止し、全糸巻取ユニットUが一斉に停止する
(S9)。このように、全糸巻取ユニットUが一斉に停
止すると、給糸ボビンから巻取パッケージへの巻き直し
処理が中断する(エンド)。
【0027】このように、巻取制御装置8が停電検出信
号を受信して一定期間経過すると、停電により全糸巻取
ユニットUが一斉に停止するが、巻取制御装置8は、糸
巻取ユニットUが停止する前に上記の定長機構の定長カ
ウンタ値の格納処理を行い、ヤーンカッター9には糸切
断指令信号を送信するようになっている。さらに、巻取
制御装置8は、インバータ18にフリーラン停止指令信
号を送信するようになっている。
【0028】これにより、定長カウンタ値は、巻取制御
装置8が動作可能の間(電源が保持されている間)に直
ちに巻取制御装置8内に設けられた記憶領域に退避格納
されるようになっている。尚、この記憶領域は、電源が
切れた場合でも定長カウンタ値が消去されないものであ
る。また、ヤーンカッター9は、糸切断指令信号を受信
すると、巻取制御装置8が動作可能の間に直ちに糸を切
断するようになっている。さらに、インバータ18は、
フリーラン停止指令信号を受信すると、駆動モータ12
をフリーラン停止させるようになっている。
【0029】ここで、ヤーンカッター9により糸を切断
させるにも拘わらず、駆動モータ12をフリーラン停止
させるのは、仮にパワー不足等で糸が切断されないま
ま、糸巻取機が停止しても、綾外れを防止することがで
きるからである。即ち、糸巻取機は、多数の糸巻取ユニ
ットUを有しているため、その全てが確実に糸を切断で
きるとは、限らないからである。というのは、糸が切断
されないまま、停電により糸巻取機が停止すると、綾外
れが生じるが、それは、巻取ドラム5が急停止するた
め、その慣性で巻取パッケージ6の端面から糸が緩むか
らである。
【0030】なお、以上の実施形態の説明では、糸巻取
機として自動ワインダの場合を説明したが、撚糸機のよ
うに撚り部分と巻取部分とを備え、各錘毎に駆動するた
めの多数の巻取制御装置を有するものであれば、本発明
が適用できる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、各糸巻取ユニッ
トが一斉に停電を認識して停止させるため、各糸巻取ユ
ニット毎の停電の認識のずれを無くすことが出来る。こ
れにより、オペレータが各糸巻取ユニット毎の状態を把
握し易く、容易に糸巻取機を巻取可能状態に復帰させる
ことができるという効果を奏する。
【0032】請求項2記載の発明は、巻取制御装置及び
他の制御装置が所定の電源保持時間を有するため、停電
検出信号を受けたのち、糸の切断等の所定の動作を行っ
て、各巻取制御装置内の制御装置の停電の認識のずれを
防止することができる。これにより、多数の糸巻取ユニ
ットを一斉に停止させる際に、糸が切断された状態を確
保し、オペレータが各糸巻取ユニット毎の状態を把握し
易く、一層容易に糸巻取機を巻取可能状態に復帰させる
ことができるという効果を奏する。
【0033】請求項3記載の発明は、何らかの理由によ
り糸巻取ユニットが糸を切断せずに停止した場合でも、
糸を巻取るための駆動モータを徐々に減速させて停止さ
せることができるため、巻取パッケージの綾外れを防止
することができる。また、巻取パッケージの綾外れを防
止した状態で、糸巻取ユニットが一斉に停止するため、
オペレータが各糸巻取ユニット毎の状態を把握し易く、
より一層容易に糸巻取機を巻取可能状態に復帰させるこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸巻取機の代表例である自動ワインダの斜視図
である。
【図2】糸巻取ユニットを説明する図である。
【図3】停電処理システムを有する糸巻取機のブロック
図である。
【図4】停電処理システムの動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
4a クリアリング制御部(他の制御装置) 8 巻取制御装置 11 糸切断指令信号 12 駆動モータ 18 インバータ 20a フリーラン停止指令信号 25 システム電源(他の制御装置) 26 停電検出器(停電検出手段) 27 主制御装置 28 専用信号線 MC メインコントローラ U 糸巻取ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の糸巻取ユニットの各々に対応して
    設けられた多数の巻取制御装置と、 前記多数の巻取制御装置に共通の主制御装置と、 前記主制御装置に設けられ、前記多数の巻取制御装置の
    各々に電流を供給するシステム電源と、 前記システム電源の停電を検出する停電検出手段と、 前記停電検出手段が停電を検出して停電検出信号を前記
    多数の巻取制御装置に一斉に送信するための専用信号線
    と、を備える糸巻取機の停電処理システム。
  2. 【請求項2】 前記巻取制御装置、及び前記巻取制御装
    置で制御される他の制御装置は、前記巻取制御装置が前
    記停電検出信号を受信したのち、所定の電源保持時間を
    有する請求項1記載の停電処理システム。
  3. 【請求項3】 前記他の制御装置は、糸を巻き取るため
    の駆動モータのインバータであって、前記巻取制御装置
    は、前記停電検出信号を受け取ると前記インバータにフ
    リーラン停止を指令する請求項2記載の糸巻取機の停電
    処理システム。
JP9250255A 1997-09-16 1997-09-16 糸巻取機の停電処理システム Expired - Fee Related JP3006562B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9250255A JP3006562B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 糸巻取機の停電処理システム
TW087112477A TW384322B (en) 1997-09-16 1998-07-29 Service interruption processing system for yarn winding machine
DE69806712T DE69806712T2 (de) 1997-09-16 1998-08-26 Arbeitsunterbrechungsverarbeitungssystem für eine Garnaufwickelmaschine
EP98116107A EP0908411B1 (en) 1997-09-16 1998-08-26 Service interruption processing system for yarn winding machine
KR1019980038000A KR19990029813A (ko) 1997-09-16 1998-09-15 방사권취기의 정전처리시스템
CNB981195164A CN1184124C (zh) 1997-09-16 1998-09-16 纱线卷取机的停电处理系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9250255A JP3006562B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 糸巻取機の停電処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1179555A true JPH1179555A (ja) 1999-03-23
JP3006562B2 JP3006562B2 (ja) 2000-02-07

Family

ID=17205168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9250255A Expired - Fee Related JP3006562B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 糸巻取機の停電処理システム

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0908411B1 (ja)
JP (1) JP3006562B2 (ja)
KR (1) KR19990029813A (ja)
CN (1) CN1184124C (ja)
DE (1) DE69806712T2 (ja)
TW (1) TW384322B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3951941B2 (ja) * 2003-03-17 2007-08-01 村田機械株式会社 自動ワインダ
CN101336507B (zh) 2006-01-31 2011-06-22 Thk株式会社 中空马达驱动装置
JP2013067892A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Murata Mach Ltd 糸巻取機及び糸巻取ユニット
CN104064284B (zh) * 2014-07-28 2017-02-15 东莞市瀛通电线有限公司 一种缠绕机断电防断线方法及系统
CN108100754A (zh) * 2018-01-05 2018-06-01 常州市沃科科技有限公司 一种倒盘机

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3633627C2 (de) * 1986-10-03 1996-05-30 Schlafhorst & Co W Verfahren und Einrichtung zum Betrieb einer textile Fäden erzeugenden und/oder die Fäden auf Wickelkerne aufwickelnden Maschine
DE3644433C2 (de) * 1986-12-24 1995-10-19 Schlafhorst & Co W Verfahren und Vorrichtung zum Steuern einer Spulstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
DE4011598A1 (de) * 1990-04-10 1991-10-17 Rieter Ag Maschf Textilmaschine, inbesondere ringspinnmaschine
US5499772A (en) * 1992-10-16 1996-03-19 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Winding operation control method and apparatus for automatic winder
DE4338283A1 (de) * 1993-11-10 1995-05-11 Schlafhorst & Co W Kreuzspulen herstellende Textilmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
CN1184124C (zh) 2005-01-12
JP3006562B2 (ja) 2000-02-07
KR19990029813A (ko) 1999-04-26
DE69806712D1 (de) 2002-08-29
EP0908411A3 (en) 1999-07-21
EP0908411A2 (en) 1999-04-14
TW384322B (en) 2000-03-11
CN1211532A (zh) 1999-03-24
DE69806712T2 (de) 2003-04-03
EP0908411B1 (en) 2002-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0217464B2 (ja)
JP3006562B2 (ja) 糸巻取機の停電処理システム
CN113044661B (zh) 纱线卷取机
JPH0645428B2 (ja) スプライサの点検方法
JP3951941B2 (ja) 自動ワインダ
JPH0229770B2 (ja)
JPS63212681A (ja) 自動ワインダ−における巻取制御方法
JPH0977374A (ja) ワインダ
JP3159120B2 (ja) 自動ワインダー
JPH02100971A (ja) 自動ワインダーにおける糸継制御装置
JPS6056775A (ja) 自動ワインダにおける不良パッケ−ジ選別装置
JPS6052218B2 (ja) 自動ワインダにおける不良パッケ−ジ選別装置
JP2002012368A (ja) 巻取機の速度制御装置
JP3149828B2 (ja) トラバース装置の駆動制御システム
JPS63212683A (ja) 自動ワインダ−における巻取制御方法
JPH09111557A (ja) 紡機の運転方法及び運転制御装置
JP3211758B2 (ja) 紡糸巻取システム
JPH0281878A (ja) 自動ワインダーにおける異常警報装置
JPH07310242A (ja) 紡機における停止方法及び停止制御装置
JP3013816B2 (ja) 自動ワインダにおける口出し方法及び口出し装置
JPH05246619A (ja) 自動ワインダの巻取ユニット
JP2000053322A (ja) 糸巻き機の巻取ヘッド用電力供給装置
JPS635485B2 (ja)
JP4158433B2 (ja) 糸条巻取機
JPH06127835A (ja) 自動ワインダ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees