JPH1177699A - 樹脂成形金型のスライドコア駆動装置 - Google Patents

樹脂成形金型のスライドコア駆動装置

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JPH1177699A
JPH1177699A JP25171797A JP25171797A JPH1177699A JP H1177699 A JPH1177699 A JP H1177699A JP 25171797 A JP25171797 A JP 25171797A JP 25171797 A JP25171797 A JP 25171797A JP H1177699 A JPH1177699 A JP H1177699A
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Kyosuke Yasumi
恭介 八角
Takahiro Ishioka
敬浩 石岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エジェクタプレートによって突き出されるス
ライドコアをエジェクタピンよりも先に停止させること
を前提としつつ、突き出し開始時には確実にエジェクタ
ピンと同時作動させる。 【解決手段】 コアロッド21を、圧縮コイルスプリン
グ11を介してエジェクタプレート6に支持させ、コア
ロッド21はコアブロック側のスライドコアに連結す
る。エジェクタストロークの途中でスリーブ22が相手
側のストッパに当接してコアロッド21が停止し、以降
の突き出しストロークは圧縮コイルスプリング11にて
吸収する。突き出し開始時から所定区間はロックカム3
0にてコアロッド21をエジェクタプレート6にロック
し、両者を確実に同期作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂成形金型のスラ
イドコア駆動装置に関し、さらに詳しくは、キャビティ
ブロックとともに金型を形成するコアブロックにそのコ
アブロックの一部を形成するスライドコアがエジェクタ
プレートに連結されるかたちで設けられていて、このス
ライドコアを型開き時にエジェクタプレートによってス
ライド駆動させるも、エジェクタプレートよりも先にス
ライドコアを停止させるようにしたスライドコア駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用バンパー等の樹脂成形品の成形
にあたり、成形品の一部に穴部等のアンダーカット部が
ある場合に、そのアンダーカット処理方法として、成形
品の離型時にその成形品の一部を強制的に変形させるこ
とでアンダーカット部を回避するようにしたいわゆる無
理抜き方式の処理法が採用されることがある。
【0003】図10,11はたて型成形機にて自動車用
バンパー(バンパーフェイシア)Wを成形するための一
例を示す図で、バンパーWの内側のリブBに穴部Hが形
成される場合にこの穴部Hがアンダーカット部となる。
【0004】同図に示すように、キャビティブロック1
とともに金型を形成しているコアブロック2のうち前記
リブBの成形を司る部分がスライドコア3として分割さ
れており、このスライドコア3はコア受容凹部4にスラ
イド可能に嵌合されているとともに、コアロッド5を介
してエジェクタプレート6に連結されているものであ
る。7はコアベースである。
【0005】そして、型開き後にエジェクタプレート6
に連結されている複数のエジェクタピン8とともにスラ
イドコア3を同時に突き出すものの、図12に示すよう
にスライドコア3の動きを先に止めてストロークS1
けエジェクタピン8を余分に突き出すことにより、成形
品たるバンパーWのうちリブBが外開き気味に変形させ
られて、そのリブBに形成された穴部Hがスライドコア
3側の凸部9からスムーズに離型する。
【0006】この場合、上記のコアロッド5とエジェク
タプレート6との連結部に図13に示すような構造を採
用し、ストッパ10によってコアロッド5を他のエジェ
クタピン8よりも先に停止させることで上記の無理抜き
方式が成立する。
【0007】すなわち、エジェクタプレート6に連結さ
れたコアロッド5は圧縮コイルスプリング11にて常時
下方に付勢されているものの、エジェクタプレート6の
突き出しストロークの途中でコアロッド5側のスリーブ
12がストッパ10に当接することでスライドコア3の
動きが先に停止し、以降の突き出しストロークは圧縮コ
イルスプリング11を撓ませながらエジェクタプレート
6とコアロッド5とが相対移動することで吸収される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
造では、スライドコア3がコアブロック2と分割形成さ
れてはいてもそのスライドコア3もまたコアブロック2
の一部を形成していることにほかならず、そのためにス
ライドコア3を相手側のコア受容凹部4に正確に合致さ
せるために、図10,13に示すようにスライドコア3
とコア受容凹部4とをテーパ結合にてはめ合わせるよう
にしている。
【0009】その一方、スライドコア3には圧縮コイル
スプリング11の弾性力が作用していて、前述したよう
にエジェクタプレート6が下降し始めたときには直ちに
スライドコア3もコア受容凹部4から突出し始めるよう
になっている。
【0010】しかしながら、圧縮コイルスプリング11
の初期荷重値の設定次第では、その初期荷重値がスライ
ドコア3とコア受容凹部4との間の摺動抵抗に打ち勝つ
ことができず、スライドコア3がエジェクタプレート6
の動きに同期して突出しないことがある。このような場
合には、成形品たるバンパーWに必要以上に無理な力が
加わり、成形品の破損や永久歪みの発生を招く結果とな
って好ましくない。
【0011】他方、かかる不具合は上記の圧縮コイルス
プリング11の初期荷重値を大きくすることである程度
解消できるものの、これは圧縮コイルスプリング11の
長さおよび径の大型化を招くことにほかならず、結果的
にエジェクタプレート6の総厚や型厚全体の大型化とと
もに、ストッパ10とスリーブ12相互の当接部の早期
摩耗や変形による故障が発生しやすくなるという問題が
ある。
【0012】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、とりわけスライドコアがエジェクタプレー
トの動きに同期して動き始めるときの作動信頼性を高め
た構造を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、キャビティブロックとともに金型を形成するコアブ
ロックに、型締め型開き方向にスライド可能で且つその
コアブロックの一部を形成するスライドコアが設けられ
ているとともに、このコアブロックはコアロッドを介し
てエジェクタプレートに連結されていて、エジェクタプ
レートの突き出し動作の開始と同時にスライドコアがコ
アブロックから突出し始める一方で、エジェクタプレー
トがその突き出しストロークのストロークエンドに達す
るよりも先にスライドコアが停止するように構成された
樹脂成形金型のスライドコア駆動装置であって、前記エ
ジェクタプレートの突き出し動作の開始時から所定区間
だけスライドコアをエジェクタプレートにロックして、
上記所定区間だけエジェクタプレートとスライドコアと
を同時作動させるロック機構が設けられていることを特
徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、スライドコアに連結されたコアロッド
がエジェクタプレートに対して型締め型開き方向にスラ
イド可能に支持されているとともに、それらのスライド
コアおよびコアロッドが弾性体にてスライドコアの突出
方向に常時付勢されていて、エジェクタプレートがその
突き出しストロークのストロークエンドに達するよりも
先にコアロッドの一部がコアブロック側のストッパ部材
に当接することによりスライドコアの動きが停止して、
それ以降のエジェクタプレートのストロークが上記弾性
体にて吸収されるように構成されてなり、前記ロック機
構は、エジェクタプレートの突き出し動作の開始初期だ
けコアロッドをエジェクタプレートにロックするもので
あることを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明におけるロック機構は、コアロッドの軸心と直交
する方向にスライドし得るようにエジェクタプレートに
設けられて先端部がコアロッドの一部に係合離脱可能な
ロックカムと、エジェクタプレートのスライド変位に応
じて前記ロックカムを駆動するドライブカムとを備えて
いることを特徴としている。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、スライドコアとエジェクタプレートと
を連結しているコアロッドは、その長手方向中間部でコ
アロッド側の第1のロッド部材とエジェクタプレート側
の第2のロッド部材とに二分割されているとともに、そ
れら第1,第2のロッド部材同士の間にロック機構が設
けられていて、このロック機構は、第1のロッド部材に
対して相対回転可能に連結されるとともに、第2のロッ
ド部材に対しては鉤状の溝部とこれに係合するピンとを
介して相対回転可能で且つ軸心方向に相対移動可能に連
結された中間部材と、コアブロック側に設けられるとと
もに前記中間部材との当接により該中間部材を所定量だ
け回転させるストッパ部材から構成されてなり、エジェ
クタプレートがその突き出しストロークのストロークエ
ンドに達するよりも先に中間ロッドが前記ストッパ部材
に当接することにより、第2のロッド部材の突き出し力
が第1のロッド部材に伝達されなくなって以降のエジェ
クタプレートのストロークが第2のロッド部材と中間部
材との相対移動によって吸収されるように構成されてい
ることを特徴としている。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、スライドコアに連結されたコアロッド
がエジェクタプレートに対して型締め型開き方向にスラ
イド可能に支持されているとともに、それらコアロッド
とエジェクタプレートとの間にロック機構が設けられて
いて、このロック機構は、ロック位置とアンロック位置
との間で回転可能であって且つロック位置ではエジェク
タプレートの突き出し力をそのままコアロッドに伝達す
るとともにアンロック位置ではその突き出し力をコアロ
ッドに伝達しなくなるロックカムと、コアブロック側に
設けられるとともに前記ロックカムとの当接により該ロ
ックカムをロック位置からアンロック位置に回転変位さ
せるストッパ部材とから構成されてなり、エジェクタプ
レートがその突き出しストロークのストロークエンドに
達するよりも先にロックカムが前記ストッパ部材に当接
することにより、エジェクタプレートの突き出し力がコ
アロッドに伝達されなくなって以降のエジェクタプレー
トのストロークが該エジェクタプレートとコアロッドと
の相対移動によって吸収されるように構成されているこ
とを特徴としている。
【0018】したがって、請求項1に記載の発明では、
エジェクタプレートの突き出し動作開始時から所定区間
だけは、スライドコアがエジェクタプレートに機械的に
ロックされて、コアブロックは応答遅れを生ずることな
くエジェクタプレートの動きに忠実に追従して動き始め
ることになる。
【0019】特に、請求項2に記載の発明では、エジェ
クタプレートとスライドコアとの間に圧縮コイルスプリ
ング等の弾性体が介装された従来の構造を前提としつつ
も、実質的にこれにロック機構を付加した構造であるた
め、エジェクタプレートの突き出し動作開始時から所定
区間はロック機構の作動のために弾性体の機能が阻止さ
れ、結果的にスライドコアはエジェクタプレートと事実
上一体のものとして動き始めるかたちとなる。
【0020】請求項3に記載の発明では、エジェクタプ
レートの変位に応じてロックカムがドライブカムにより
スライド駆動されることで、スライドコアのロックおよ
びアンロック操作が行われる。
【0021】請求項4に記載の発明では、二つに分割し
た第1,第2のコアロッド同士の中間に中間部材を介装
してあり、この中間部材の回転操作によって第2のロッ
ド部材と中間部材との間で突き出し力伝達面の作動,非
作動が切り換えられる。
【0022】一方、請求項5に記載の発明では、エジェ
クタプレートとコアロッドとの間に回転可能なロックカ
ムを介装してあり、このロックカムの回転操作によっ
て、そのロックカムのコアロッドに対する突き出し力伝
達面の作動,非作動が切り換えられる。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、エジェ
クタプレートの突き出し動作開始時から所定区間はコア
ロッドがエジェクタプレートに機械的にロックされて、
エジェクタプレートとスライドコアとが同期作動するこ
とから、たとえスライドコアがコアブロックに対してテ
ーパ接触していたとしても、スライドコアは応答遅れを
生ずることなく、エジェクタプレートの動きに忠実に追
従してコアブロックから突き出される。したがって、ス
ライドコアの作動信頼性が大幅に向上し、従来のような
成形品の変形や型厚等の大型化を招くことがなくなる。
【0024】特に請求項2,3に記載の発明によれば、
従来のように弾性体を有する構造を前提としつつロック
機構を付加したものであるから、エジェクタプレートの
突き出し動作開始時から所定区間は上記弾性体の力が阻
止されることになり、弾性体を備えた構造でありながら
請求項1に記載の発明と全く同様の効果が得られる。
【0025】請求項4に記載の発明によれば、コアロッ
ドを二分割した第1,第2のロッド部材の中間に中間部
材を介装して、これを回転することで突き出し力伝達面
の作動,非作動を切り換えるようにしたため、従来のよ
うに弾性体を設ける必要がなくなって、請求項1に記載
の発明と同様の効果のほかに、エジェクタプレートの総
厚ひいては型厚を一段と小さくできる効果がある。
【0026】請求項5に記載の発明によれば、エジェク
タプレートとコアロッドとの間に介装したロックカムの
回転によって突き出し力伝達面の作動,非作動を切り換
えるようにしたため、請求項4に記載の発明と同様の効
果が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の好ましい第1の実
施の形態を示す図で、図10のA部に相当する部分の断
面を示している。また、図10〜13に示した従来例と
共通する部分には同一符号を付してある。
【0028】図1に示すように、図10〜13に示した
ところのスライドコア3に連結されたコアロッド21の
上端部は、スリーブ22とパイプ状のホルダ23および
弾性体たる圧縮コイルスプリング11を介してエジェク
タプレート6に上下動可能に支持されている。この構造
は基本的に図13に示した従来例と同一である。
【0029】すなわち、フランジ部21aを有するコア
ロッド21の上端部には段付軸状のスリーブ22が外挿
されているとともに、このスリーブ22の外周には上記
スリーブ22の段状部に係合可能なホルダ23が外挿さ
れており、このホルダ23はスプリングケース24とと
もにエジェクタプレート6に固定されている。スプリン
グケース24内にはスプリングシート25を兼ねたロッ
ド26が貫通配置されており、ロッド26の上端部には
ストッパナット27が螺合されているとともに、スプリ
ングケース24とスプリングシート25との間には圧縮
コイルスプリング11が介装されている。そして、コア
ロッド21は圧縮コイルスプリング11により常時下方
に付勢されているものの、ホルダ23とスリーブ22の
内外周面における段状部28同士の当接によってエジェ
クタプレート6に対するコアロッド21の下降限位置が
規制されている。
【0030】コアロッド21の上端の小径部には二面幅
部29が切り欠き形成されている一方、このコアロッド
21に隣接するようにしてエジェクタプレート6にはロ
ックカム30が設けられている。このロックカム30は
水平方向にスライド可能に構成されているとともに、圧
縮コイルスプリング等の弾性体31により同図左方向に
付勢されていて、さらにロックカム30の先端は上記二
面幅部39に係合し得るようにフォーク状に形成されて
いる。
【0031】他方、定位置固定式のエジェクタプレート
カバー32にはドライブカム33が固定支持されてい
て、図1に示す型締め状態では、ロックカム30とドラ
イブカム33の傾斜カム面30a,33a同士の摺接に
よってロックカム30が前進し、そのロックカム30の
先端がコアロッド21の二面幅部29に係合するように
なっている。このように、ロックカム30とドライブカ
ム33は、エジェクタプレート6に対するコアロッド2
1のロック,アンロックを司るロック機構34を形成し
ている。
【0032】したがって、本実施の形態によれば、図1
に示す型締め状態では、コアロッド21に圧縮コイルス
プリング11の力が作用しながら、そのコアロッド21
の二面幅部29にロックカム30が係合してコアロッド
21をロックしている。
【0033】続いて、図10に示すようにキャビティブ
ロック1とコアブロック2とが型開きした上で、エジェ
クタプレート6が下降し始めると、エジェクタプレート
6の下降変位に伴ってロックカム30が弾性体31の力
により徐々に後退動作を開始する。この時、ロックカム
30が二面幅部29に係合しているかぎりはコアロッド
21はエジェクタプレート6と一体的に下降し、結果的
にコアロッド21に連結されているスライドコア3はエ
ジェクタプレート6に連結されている他のエジェクタピ
ン8とともに一体的に下降し、これにより図12に示す
ように成形品たるバンパーWがコアブロック2から離型
し始める。
【0034】なおもエジェクタプレート6が下降して、
それに伴ってドライブカム33がロックカム30から離
間すると、この時点で初めてコアロッド21がロックカ
ム30による拘束から解除され、コアロッド21は図1
3に示したものと同様に圧縮コイルスプリング11の力
が作用しただけの状態となる。
【0035】そして、これ以降の作動は基本的に図1
2,13に示したものと同様であって、エジェクタプレ
ート6のさらなる下降に伴ってスリーブ22が図12,
13に示すコアブロック2側のストッパ10に当接する
と、コアロッド21およびスライドコア3はその位置で
停止し、それ以降のエジェクタプレート6の下降ストロ
ークは、コアロッドク21が圧縮コイルスプリング11
を圧縮させながらエジェクタプレート6に対して相対的
に上動することで吸収する。
【0036】すなわち、図12に示したように、スライ
ドコア3が停止したのちにそれ以外のエジェクタピン8
がストロークS1だけ余分に下降することにより、リブ
Bを外側に押し広げながら成形品たるバンパーWがスラ
イドコア3から離型し、同時に穴部Hがそのスライドコ
ア3側の凸部9から抜け出て、アンダーカットの関係が
解除される。
【0037】このように本実施の形態によれば、スライ
ドコア3およびコアロッド21が圧縮コイルスプリング
11にて付勢されているにもかかわらず、エジェクタプ
レート6が下降し始めたストローク初期段階ではロック
カム30にてコアロッド21がエジェクタプレート6に
ロックされているため、図10,13に示したようにス
ライドコア3がコアブロック2に対してテーパ接触して
いて両者の摺動抵抗が大きい場合であっても、そのスラ
イドコア3をコアブロック2から確実に抜き出すことが
できる。
【0038】そして、コアブロック2とキャビティブロ
ック1とが型締め状態となると、コアロッド21は再び
図1に示す元の状態に復帰する。
【0039】図2は本発明の好ましい第2の実施の形態
を示す図であって、エジェクタプレートカバー32に斜
めに固定されたドライブカム35と、このドライブカム
35に係合する斜めのカム孔36を有するロックカム3
7とでロック機構38を構成した点で第1の実施の形態
と異なっている。
【0040】本実施の形態では、エジェクタプレート6
のストローク動作に応じてロックカム37が水平方向に
スライドすることから、図1に示した第1の実施の形態
と全く同様の作用効果が得られる。
【0041】図3は本発明の第3の実施の形態を示す図
であって、スライドコア3に連結されたコアロッド41
の上端を図1,2のようなスプリング等を介装すること
なくエジェクタプレート6に一体に連結するとともに、
そのコアロッド41の長手方向の中間部にロック機構4
2を設けたものである。
【0042】図3に示すように、コアロッド41はスラ
イドコア3側の第1のロッド部材43と、これと同一軸
線上に位置するエジェクタプレート6側の第2のロッド
部材44とに分割されており、これら両者の間に中間部
材である中間パイプ45が外挿されるかたちで配置され
ている。
【0043】第1のロッド部材43の上端にはピン46
が突設されているとともに、中間パイプ45にはこのピ
ン43に係合する長孔状の溝部47が円周方向に沿って
形成されていて、これらの係合のために第1のロッド部
材43と中間パイプ45は相対回転可能に連結されてい
る。
【0044】また、第2のロッド部材44の下端にはピ
ン48が突設されている一方、中間パイプ45にはこの
ピン48と係合する鉤状の溝部49が形成されている。
この溝部49は、長孔状をなす螺旋溝50の一端が周方
向溝51として円周方向を指向するように屈曲している
もので、この溝部49とピン48との係合のために、第
2のロッド部材44と中間パイプ45とが相対回転可能
でかつ軸心方向に相対移動可能となっている。
【0045】さらに、中間パイプ45の外周にはピン5
2が突設されている一方、コアベース7側(図10,1
3参照)に固定されるストッパ53には鉤状の溝部54
が形成されている。この溝部54は、一端が開放された
螺旋溝55の他端が円周方向を指向する周方向溝56と
して屈曲しているもので、後述するようにピン52と溝
部54の係合によって中間パイプ45が回転するように
なっている。
【0046】すなわち、第1,第2のロッド部材43,
44同士を連結している中間パイプ45およびストッパ
53は、後述するように、エジェクタプレート6の突き
出し動作の開始時から所定区間だけスライドコア3をエ
ジェクタプレート6にロックして、その所定区間だけ両
者を同時作動させるロック機構42を形成している。
【0047】したがって、本実施の形態によれば、図4
のほか図10,13に示すように、エジェクタプレート
6が下降し始めると、ピン48と溝部49(周方向溝5
1)との係合およびピン46と溝部47との係合のため
に、エジェクタプレート6の突き出し力が第2のロッド
部材44、中間パイプ45および第1のロッド部材43
を介してスライドコア3に伝達され、そのスライドコア
3がエジェクタプレート6に連結された他のエジェクタ
ピン8とともに一斉に突き出されることで、成形品たる
バンパーWはコアブロック2から離型し始める。
【0048】やがて、中間パイプ45のピン52がスト
ッパ53側の溝部54に入り込むと、図4に示すように
そのピン52と螺旋溝55との係合摺接によって中間パ
イプ45が回転し始め、図4に示すようにピン52がそ
れまでの螺旋溝55から周方向溝56に移行するのと同
時に、ピン48がそれまでの周方向溝51から螺旋溝5
0に移行する。
【0049】そして、なおもエジェクタプレート6が下
降すると、ピン48と螺旋溝50との係合摺接のために
中間パイプ45が先の場合と同方向に回転し始め、この
第2のロッド部材44と中間パイプ45との相対回転を
ピン52が係合している周方向溝56が許容する。
【0050】つまり、ピン48が螺旋溝50を移動しつ
つ第2のロッド部材44と中間パイプ45とが相対回転
することは、同時に第2のロッド部材44と中間パイプ
45とが軸心方向に相対移動することを意味し、結果と
して図4の状態から図5に示す状態に移行する過程では
エジェクタプレート6の突き出しストロークが上記の第
2のロッド部材44と中間パイプ45との軸心方向の相
対移動として吸収されてしまって第1のロッド部材43
に伝達されないために、スライドコア3はその位置で停
止する。
【0051】そして、スライドコア3の停止後において
も第1,第2の実施の形態と同様に所定ストロークだけ
他のエジェクタピン8が突き出されることにより、アン
ダーカットの関係が解除される。
【0052】図6は本実施の形態における中間パイプ4
5を展開してその回転変位をスライド変位S2に書き換
えた模式図であって、第1,第2の実施の形態と同様の
作動が得られることが容易に理解できる。
【0053】図7,8は本発明の第4の実施の形態を示
す図であって、コアロッド61とエジェクタプレート6
との間に、ロック機構62を形成するロックカム63を
直接介装したものである。
【0054】図7,8に示すように、エジェクタプレー
ト6にはコアロッド61の上端がスライド可能に案内支
持されており、そのコアロッド61の上端面側には扇形
状のロックカム63が配設されている。このロックカム
63はエジェクタプレート6に固定されたカバー64に
ピン65を介して回転可能に支持されていて、同時にロ
ックカム63にはねじりコイルばね66によって時計回
り方向の付勢力が与えられている。
【0055】また、コアロッド61の上端一側部にはコ
アロッド61との間に相対移動可能な中間レバー67が
添設されており、この中間レバー67の下端はコアロッ
ド61側の溝部68に係合している一方、中間レバー6
7の上端はピン69と長穴70とを介してロックカム6
3に連結されている。
【0056】そして、ロックカム63の円弧状のカム面
63aはエジェクタプレート6からコアロッド61への
突き出し力伝達面として機能するようになっていて、図
7に示すロック状態では上記カム面63aがコアロッド
61の上端面に当接して、そのコアロッド61とエジェ
クタプレート6との相対移動を阻止するべくロックして
いる。
【0057】他方、コアベース7側のストッパ71には
中間レバー67に対向する突起部72が形成されてお
り、後述するようにこの突起部72にて中間レバー67
を介してロックカム63を回転させることにより、上記
ロックカム63がアンロック動作するようになってい
る。
【0058】このように、ロックカム63と中間レバー
67およびストッパ71は、エジェクタプレート6に対
するコアロッド61のロック,アンロックを司るロック
機構62を形成している。
【0059】したがって、本実施の形態によれば、中間
レバー67がストッパ71に押圧されないかぎりロック
機構62はロック状態を自己保持しており、そのために
エジェクタプレート6が突き出し動作を開始すれば、ス
ライドコア3は図示しない他のエジェクタピンとともに
一斉に突き出し動作を開始する。つまり、エジェクタプ
レート6の突き出し力はロックカム63のカム面63a
からコアロッド61に直接伝達される。
【0060】やがて、中間レバー67がストッパ71の
突起部72に当接すると、図9に示すように、中間レバ
ー67が押し上げられるのに伴ってロックカム63が反
時計回り方向に回転変位し、ロックカム63のカム面6
3aがコアロッド61の上端面から完全に退避すること
でアンロック状態となる。同時に中間レバー67は溝部
68との係合のために、それ以上のコアロッド61の下
動を阻止する。
【0061】これにより、エジェクタプレート6の突き
出し力はコアロッド61に伝達されなくなってコアロッ
ド61およびスライドコア3は停止し、以後は上記の各
実施の形態と同様にエジェクタプレートに支持された図
示外のエジェクタピンのみが単独で所定のストロークS
3だけ余分にストロークすることになる。
【0062】本実施の形態でも、先に述べた各実施の形
態と同様の作用効果が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す要部斜視図。
【図4】図3の作動説明図。
【図5】図3の作動説明図。
【図6】図3に示す中間パイプおよびストッパを展開し
て模式化した作動説明図。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す要部断面図。
【図8】図7のe−e線に沿う断面図。
【図9】図8の作動説明図。
【図10】従来のたて型成形機における樹脂成形金型の
断面説明図。
【図11】図10のa−a線に沿う拡大断面図。
【図12】図11の作動説明図。
【図13】図10のA部拡大断面図。
【符号の説明】
1…キャビティブロック 2…コアブロック 3…スライドコア 6…エジェクタプレート 8…エジェクタピン 11…圧縮コイルスプリング(弾性体) 21…コアロッド 30…ロックカム 33…ドライブカム 34…ロック機構 35…ドライブカム 37…ロックカム 38…ロック機構 41…コアロッド 42…ロック機構 43…第1のロッド部材 44…第2のロッド部材 45…中間パイプ(中間部材) 61…コアロッド 62…ロック機構 63…ロックカム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティブロックとともに金型を形成
    するコアブロックに、型締め型開き方向にスライド可能
    で且つそのコアブロックの一部を形成するスライドコア
    が設けられているとともに、このコアブロックはコアロ
    ッドを介してエジェクタプレートに連結されていて、エ
    ジェクタプレートの突き出し動作の開始と同時にスライ
    ドコアがコアブロックから突出し始める一方で、エジェ
    クタプレートがその突き出しストロークのストロークエ
    ンドに達するよりも先にスライドコアが停止するように
    構成された樹脂成形金型のスライドコア駆動装置であっ
    て、前記エジェクタプレートの突き出し動作の開始時か
    ら所定区間だけスライドコアをエジェクタプレートにロ
    ックして、上記所定区間だけエジェクタプレートとスラ
    イドコアとを同時作動させるロック機構が設けられてい
    ることを特徴とする樹脂成形金型のスライドコア駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 スライドコアに連結されたコアロッドが
    エジェクタプレートに対して型締め型開き方向にスライ
    ド可能に支持されているとともに、それらのスライドコ
    アおよびコアロッドが弾性体にてスライドコアの突出方
    向に常時付勢されていて、エジェクタプレートがその突
    き出しストロークのストロークエンドに達するよりも先
    にコアロッドの一部がコアブロック側のストッパ部材に
    当接することによりスライドコアの動きが停止して、そ
    れ以降のエジェクタプレートのストロークが上記弾性体
    にて吸収されるように構成されてなり、前記ロック機構
    は、エジェクタプレートの突き出し動作の開始初期だけ
    コアロッドをエジェクタプレートにロックするものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形金型のスラ
    イドコア駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック機構は、コアロッドの軸心と
    直交する方向にスライドし得るようにエジェクタプレー
    トに設けられて先端部がコアロッドの一部に係合離脱可
    能なロックカムと、エジェクタプレートのスライド変位
    に応じて前記ロックカムを駆動するドライブカムとを備
    えていることを特徴とする請求項2記載の樹脂成形金型
    のスライドコア駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記スライドコアとエジェクタプレート
    とを連結しているコアロッドは、その長手方向中間部で
    スライドコア側の第1のロッド部材とエジェクタプレー
    ト側の第2のロッド部材とに二分割されているととも
    に、それら第1,第2のロッド部材同士の間にロック機
    構が設けられていて、このロック機構は、第1のロッド
    部材に対して相対回転可能に連結されるとともに第2の
    ロッド部材に対しては鉤状の溝部とこれに係合するピン
    とを介して相対回転可能で且つ軸心方向に相対移動可能
    に連結された中間部材と、コアブロック側に設けられる
    とともに前記中間部材との当接により該中間部材を所定
    量だけ回転させるストッパ部材から構成されてなり、エ
    ジェクタプレートがその突き出しストロークのストロー
    クエンドに達するよりも先に中間ロッドが前記ストッパ
    部材に当接することにより、第2のロッド部材の突き出
    し力が第1のロッド部材に伝達されなくなって以降のエ
    ジェクタプレートのストロークが第2のロッド部材と中
    間部材との相対移動によって吸収されるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形金型の
    スライドコア駆動装置。
  5. 【請求項5】 スライドコアに連結されたコアロッドが
    エジェクタプレートに対して型締め型開き方向にスライ
    ド可能に支持されているとともに、それらコアロッドと
    エジェクタプレートとの間にロック機構が設けられてい
    て、このロック機構は、ロック位置とアンロック位置と
    の間で回転可能であって且つロック位置ではエジェクタ
    プレートの突き出し力をそのままコアロッドに伝達する
    とともにアンロック位置ではその突き出し力をコアロッ
    ドに伝達しなくなるロックカムと、コアブロック側に設
    けられるとともに前記ロックカムとの当接により該ロッ
    クカムをロック位置からアンロック位置に回転変位させ
    るストッパ部材とから構成されてなり、エジェクタプレ
    ートがその突き出しストロークのストロークエンドに達
    するよりも先にロックカムが前記ストッパ部材に当接す
    ることにより、エジェクタプレートの突き出し力がコア
    ロッドに伝達されなくなって以降のエジェクタプレート
    のストロークが該エジェクタプレートとコアロッドとの
    相対移動によって吸収されるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の樹脂成形金型のスライドコ
    ア駆動装置。
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