JPH1177083A - 曝気装置の自動運転制御方法 - Google Patents
曝気装置の自動運転制御方法Info
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- JPH1177083A JPH1177083A JP9249574A JP24957497A JPH1177083A JP H1177083 A JPH1177083 A JP H1177083A JP 9249574 A JP9249574 A JP 9249574A JP 24957497 A JP24957497 A JP 24957497A JP H1177083 A JPH1177083 A JP H1177083A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
な曝気時間に設定されたタイマー運転へ自動的に移行さ
せるように運転制御することにより、効率的に汚水の硝
化脱窒を行うようにした曝気装置の自動運転制御方法を
提供すること。 【解決手段】 有機性汚水を活性汚泥で処理し、溶存酸
素値、酸化還元電位値、PH値、流入汚水量等を入力因
子として、曝気装置を自動制御運転する方法において、
流入負荷量の段階に応じて、自動運転モードを複数設定
するようにする。
Description
水を活性汚泥により生物処理する設備において、溶存酸
素値(以下、「DO値」という場合がある。)、酸化還
元電位値(以下、「ORP値」という場合がある。)、
PH値、流入汚水量等の入力因子を判断して曝気装置を
自動制御運転し、流入汚水量が供用開始初期の少水量か
ら、計画汚水量まで段階的に達するまで、効率的で均一
な処理が行えるようにした曝気装置の自動運転制御方法
に関するものである。
用いて単一の曝気槽内で硝化と脱窒とを行う生物処理す
る方法として、図1に示すような曝気槽(オキシデーシ
ョンディッチ)が汎用されている。これは循環水路を持
つオキシデーションディッチ1内に、流入汚水の攪拌
と、曝気を行う曝気装置2の1台若しくは複数台を設置
し、オキシデーションディッチ1内の汚水のDO値を計
測する溶存酸素計(以下、「DO計」という場合があ
る。)やORP値を計測する酸化還元電位計(以下、
「ORP計」という場合がある。)等のセンサー3を設
置し、このセンサー3にて計測した計測値を制御回路4
に入力して曝気装置2の運転を制御するようにしてい
る。さらに、このような活性汚泥法における曝気装置に
おいては、計画汚水量に対して曝気容量が予め選定され
ている。
ける曝気装置の自動運転制御方法においては、計画汚水
量に対して曝気容量が予め選定され、また汚水量に関係
なくDO値、ORP値等にて制御するようにしているの
で、これらの計測値に設定値を設けて制御する場合は、
曝気装置の運転開始の当初から、曝気装置を全稼動する
ようになっている。ところが、当初の少水量期において
計画汚水量に対する設定容量で稼動すると過曝気とな
り、効率的な硝化が行えないという問題点があった。ま
た、自動運転制御においては、DO値等の入力因子の計
測が、校正値のズレや、誤動作を起こした場合、適正な
運転条件に移行するための有効な手法がなく、完全な自
動運転制御ができないという問題があった。
方法の問題点を解決し、段階的に増加する流入負荷量に
対して、曝気装置を最適な条件で自動運転制御するため
には、流入負荷量を直接検知したり、代替指標となるD
O値、ORP値、PH値等の入力値から判断して曝気装
置の最適運転時間を決め、曝気装置の制御機種、台数、
入力因子の制御基準を個々に定め、また、計測器の校正
のズレや誤動作による自動運転制御のトラブルに対し、
自動運転制御の保護運転として、適正な曝気時間に設定
されたタイマー運転へ自動的に移行させるように運転制
御することにより、効率的に汚水の硝化脱窒を行うよう
にした曝気装置の自動運転制御方法を提供することを目
的とする。
め、本発明の曝気装置の自動運転制御方法は、有機性汚
水を活性汚泥で処理し、溶存酸素値、酸化還元電位値、
PH値、流入汚水量等を入力因子として、曝気装置を自
動運転制御する方法において、流入負荷量の段階に応じ
て、自動運転モードを複数設定したことを特徴する。
動運転制御方法は、自動運転制御のモードを流入負荷量
(汚水量)を基準として数段階に分割し、負荷に対応し
て運転制御するようにしているので、数段階に分割した
モードのそれぞれに対して、曝気装置の最適な運転機
種、台数及び入力因子の制御基準値を設定することがで
き、流入汚水量に関係なく汚水の硝化脱窒処理が効果的
に行える。
ド毎に、曝気装置の種類、台数及び制御入力因子の基準
値を設定可能とすることができる。これにより、流入水
量が供用開始から計画値に達するまで変動して行く際
に、流入汚水量に対応してきめ細かい制御が可能とな
り、段階的に増加する流入負荷量に対して、曝気装置を
最適な条件で運転制御を効率的に行うことができる。
時、流入負荷量に応じた、タイマー設定値を各モード毎
に設けて保護運転に切り替えて運転することができる。
これにより、自動運転制御がなんらかのトラブルで運転
不能と判断された場合においても、流入負荷量にある程
度見合ったタイマー運転に移行できるため、汚水の処理
が継続して行うことができる。
転制御方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。図
2は、本発明を適用する曝気槽(オキシデーションディ
ッチ)の一例を示す。1は完全混合に近い小規模のオキ
シデーションディッチで、通常、図1のような長円形の
形状が多用される。なお、オキシデーションディッチの
形状は、図示のものに限定されるものではなく、図示の
ように長円形をした循環水路とは異なる円形、馬蹄形、
矩形等の循環水路形式のものを用いることができる。
数台の曝気装置2を設置して循環水路内に流入する汚水
を攪拌曝気するようにするとともに、この曝気装置を運
転制御するためのセンサー3を設置する。このセンサー
3としては、溶存酸素量を計測するDO計、酸化還元電
位値を計測するORP計、PH計、等の1又は2以上を
組み合わせて用いることができる。またセンサー3には
制御回路4を電気的に接続して、センサー3にて計測し
た計測値を該制御回路内に入力して曝気装置2を制御す
る。
り、本発明を適用した曝気装置の自動運転制御方法を説
明する。曝気槽内に流入する流入汚水量が段階的に変化
していく状況において、曝気装置を常に最適な条件で自
動運転するために、計画流入汚水量を100%として4
モードに分けて、それぞれに運転条件を入力する。例え
ば、曝気装置の運転機種と台数について言えば、特に、
汚水の供用開始当初に慎重な選定が必要である。
切な曝気攪拌を行うと、過曝気になったり、汚泥が沈
殿、腐敗して増殖しなくなる。そこで、曝気装置は曝気
量と攪拌流速の観点から、供用開始初期の条件に適正な
機種、台数を選定し、一番負荷量の小さいモードに、あ
らかじめ、入力しておく。以降、汚水量が徐々に増加し
ていく過程においては、曝気装置の運転機種、台数を段
階的に増やしていく。
の制御基準値に基づいて曝気装置を運転、停止するなど
の制御を行うが、上述のように、曝気装置の運転機種、
台数によっては、制御基準の最適値が異なるため、それ
ぞれのモードに適正な制御基準値を設けることができる
が、各モードに対してすべて異なる条件とする必要はな
く、図1のハのように2つのモードに対し同じ基準値を
用いることも可能である。
に、曝気装置の運転機種、台数、入力因子の制御基準値
を設定していれば、通常、安定した水処理性能が得られ
る。
センシング部位に生物膜が形成されたり、毛髪等の爽雑
物が付着した場合には、正常な運転が継続できなくな
る。この場合、原因を取り除くまでの間、一時的に自動
運転制御を逸脱し、計測器に頼らないタイマー運転を行
って、自動運転制御を保護することが必要であるが、本
発明では、負荷量ごとに、モード分割しているため、保
護運転に移行する判断基準の設定や、負荷量に見合った
タイマー設定量の運転が可能である。
荷量に見合ったタイマー設定が可能であるが、タイマー
運転自体の運転精度がある程度大まかであるため、あま
り、細かく分けても設備費が高くなるだけで意味がない
ため、通常、3〜6のモードに分割、好ましくは4〜5
のモードに分割することが適当である。
最適な曝気装置の機種、台数で自動運転できるため、常
に、安定した水質が得られ、かつ、適正な制御基準値に
より活性汚泥の環境条件を整えることができるので、窒
素処理等、高度な水処理を行うことが可能である。しか
も、万一、なんらかの原因で、自動運転制御が行えない
状況になったとしても、従来と同様のタイマー運転へ自
動的に移行できるので安全に水処理が行えるなどの効果
がある。近年、汚水処理場は小規模化し、無人で運転さ
れ、1週間に1〜2回程度の巡回監視で維持管理される
ケースが多くなっている。このようなケースにおいて、
自動制御運転に不具合が生じ、自動運転が不可能になっ
ても、自動的に保護運転となり、次の巡回監視目まで負
荷量に見合ったタイマー運転ができるので、緊急に運転
を復帰させるなどの手間を省略することができる。
示す説明図である。
る曝気槽の一例を示す平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 有機性汚水を活性汚泥で処理し、溶存酸
素値、酸化還元電位値、PH値、流入汚水量等を入力因
子として、曝気装置を自動制御運転する方法において、
流入負荷量の段階に応じて、自動運転モードを複数設定
したことを特徴する曝気装置の自動運転制御方法。 - 【請求項2】 自動運転モードの各モード毎に、曝気装
置の種類、台数及び制御入力因子の基準値を設定可能に
したことを特徴とする請求項1記載の曝気装置の自動運
転制御方法。 - 【請求項3】 自動運転モードでの運転に不具合が生じ
た時、流入負荷量に応じた、タイマー設定値を各モード
毎に設けて保護運転に切り替えて運転するようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の曝気装置の自動運転制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9249574A JPH1177083A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 曝気装置の自動運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9249574A JPH1177083A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 曝気装置の自動運転制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177083A true JPH1177083A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17195040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9249574A Pending JPH1177083A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 曝気装置の自動運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177083A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307095A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 汚水処理設備 |
JP2002320990A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-05 | Hitachi Kiden Kogyo Ltd | 曝気機の自動運転制御方法 |
JP2013043100A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Hitachi Ltd | 水処理プロセス制御装置 |
JP2019025413A (ja) * | 2017-07-29 | 2019-02-21 | 株式会社大和電気製作所 | 排水処理設備におけるエアレーションシステムおよび排水処理方法 |
JP7170949B1 (ja) * | 2022-03-17 | 2022-11-14 | 三菱電機株式会社 | 曝気量制御装置および曝気量制御方法 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP9249574A patent/JPH1177083A/ja active Pending
Cited By (7)
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JP7170949B1 (ja) * | 2022-03-17 | 2022-11-14 | 三菱電機株式会社 | 曝気量制御装置および曝気量制御方法 |
WO2023175825A1 (ja) * | 2022-03-17 | 2023-09-21 | 三菱電機株式会社 | 曝気量制御装置および曝気量制御方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041129 |
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A02 | Decision of refusal |
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