JPH1175418A - 作業車の昇降用油圧回路構成 - Google Patents
作業車の昇降用油圧回路構成Info
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- JPH1175418A JPH1175418A JP24258797A JP24258797A JPH1175418A JP H1175418 A JPH1175418 A JP H1175418A JP 24258797 A JP24258797 A JP 24258797A JP 24258797 A JP24258797 A JP 24258797A JP H1175418 A JPH1175418 A JP H1175418A
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- hydraulic oil
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- hydraulic
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- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims abstract description 68
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 38
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 abstract description 11
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000003971 tillage Methods 0.000 description 8
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 昇降シリンダの誤動作によって、作業機が誤
って上昇してしまうのを防止することができ、作業車の
安全性を向上させることができる作業車の昇降用油圧回
路構成を提供すること。 【解決手段】 作業機を昇降させるための昇降機構(9)
に昇降用油圧回路(10)を連動連結し、昇降用油圧回路(1
0)は、昇降シリンダ(12)と作動油タンク(11)との間にバ
イパス回路(13)を介設して、昇降シリンダ(12)への作動
油の供給を停止できるべく構成した。
って上昇してしまうのを防止することができ、作業車の
安全性を向上させることができる作業車の昇降用油圧回
路構成を提供すること。 【解決手段】 作業機を昇降させるための昇降機構(9)
に昇降用油圧回路(10)を連動連結し、昇降用油圧回路(1
0)は、昇降シリンダ(12)と作動油タンク(11)との間にバ
イパス回路(13)を介設して、昇降シリンダ(12)への作動
油の供給を停止できるべく構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機を昇降可能
に配設した作業車の昇降用油圧回路構成に関するもので
ある。
に配設した作業車の昇降用油圧回路構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の作業車においては、トラクタ等の
走行機体の後部に昇降機構を連設し、同昇降機構に耕耘
機等の作業機を連結して、走行機体に作業機を昇降可能
に連動連結したものが知られている。
走行機体の後部に昇降機構を連設し、同昇降機構に耕耘
機等の作業機を連結して、走行機体に作業機を昇降可能
に連動連結したものが知られている。
【0003】かかる昇降機構には、油圧ポンプと昇降シ
リンダと作動油タンクとから閉ループ回路を構成する昇
降用油圧回路が連動連結しており、同昇降用油圧回路に
よって昇降シリンダを昇降作動させて、作業機の昇降を
行っていた。
リンダと作動油タンクとから閉ループ回路を構成する昇
降用油圧回路が連動連結しており、同昇降用油圧回路に
よって昇降シリンダを昇降作動させて、作業機の昇降を
行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の作業
機の昇降用油圧回路にあっては、昇降シリンダの昇降作
動の有無に拘わらず、常に昇降シリンダに作動油が供給
されていたため、昇降シリンダを昇降作動させるために
昇降シリンダに連動連結した電磁バルブを頻繁に開閉作
動させると、電磁バルブの摩擦熱によって作動油の油温
が上昇してしまい、作動油の熱膨張により昇降シリンダ
が誤動作して、作業機が誤って上昇してしまうおそれが
あった。
機の昇降用油圧回路にあっては、昇降シリンダの昇降作
動の有無に拘わらず、常に昇降シリンダに作動油が供給
されていたため、昇降シリンダを昇降作動させるために
昇降シリンダに連動連結した電磁バルブを頻繁に開閉作
動させると、電磁バルブの摩擦熱によって作動油の油温
が上昇してしまい、作動油の熱膨張により昇降シリンダ
が誤動作して、作業機が誤って上昇してしまうおそれが
あった。
【0005】また、前記電磁バルブが頻繁に開閉作動さ
れること等に起因して、電磁バルブのバルブ部分が緩
み、作動油がわずかながら電磁バルブを通過してしま
い、作業機が不意に上昇してしまうおそれがあった。
れること等に起因して、電磁バルブのバルブ部分が緩
み、作動油がわずかながら電磁バルブを通過してしま
い、作業機が不意に上昇してしまうおそれがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、作業
機を昇降させるための昇降機構に昇降用油圧回路を連動
連結し、昇降用油圧回路は、昇降シリンダと作動油タン
クとの間にバイパス回路を介設して、昇降シリンダへの
作動油の供給を停止できるべく構成することとした。
機を昇降させるための昇降機構に昇降用油圧回路を連動
連結し、昇降用油圧回路は、昇降シリンダと作動油タン
クとの間にバイパス回路を介設して、昇降シリンダへの
作動油の供給を停止できるべく構成することとした。
【0007】また、前記昇降用油圧回路は、昇降機構の
作動時にのみ昇降シリンダへ作動油を供給すべく制御す
ることとした。
作動時にのみ昇降シリンダへ作動油を供給すべく制御す
ることとした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る昇降用油圧回路は、
作動油タンクに油圧ポンプを連通連結し、同油圧ポンプ
に昇降シリンダを連通連結し、しかも、作動油タンクと
昇降シリンダとの間にバイパス回路を介設したものであ
る。
作動油タンクに油圧ポンプを連通連結し、同油圧ポンプ
に昇降シリンダを連通連結し、しかも、作動油タンクと
昇降シリンダとの間にバイパス回路を介設したものであ
る。
【0009】バイパス回路は、作動油タンクと昇降シリ
ンダとの間にバイパス切替バルブを介設し、同バイパス
切替バルブの作動によって、昇降用油圧回路の内部を流
れる作動油を昇降シリンダに流入させて昇降シリンダを
上昇作動させるか、或いは、作動油を作動油タンクに流
入させるかを選択できるようにしている。
ンダとの間にバイパス切替バルブを介設し、同バイパス
切替バルブの作動によって、昇降用油圧回路の内部を流
れる作動油を昇降シリンダに流入させて昇降シリンダを
上昇作動させるか、或いは、作動油を作動油タンクに流
入させるかを選択できるようにしている。
【0010】バイパス切替バルブは、制御回路によって
制御されており、同制御回路は、コントローラに昇降機
構を昇降作動させるための昇降スイッチ、昇降機構のリ
フト角を検出するリフト角センサ、耕耘深さを検出する
耕深センサ、作業機の地上高を検出するポジションセン
サとを接続する一方、コントローラにシリンダ上昇バル
ブとシリンダ下降バルブとバイパス切替バルブとを接続
している。
制御されており、同制御回路は、コントローラに昇降機
構を昇降作動させるための昇降スイッチ、昇降機構のリ
フト角を検出するリフト角センサ、耕耘深さを検出する
耕深センサ、作業機の地上高を検出するポジションセン
サとを接続する一方、コントローラにシリンダ上昇バル
ブとシリンダ下降バルブとバイパス切替バルブとを接続
している。
【0011】そして、昇降スイッチ、リフト角センサ、
耕深センサ、ポジションセンサのいずれかによって、コ
ントローラに昇降機構を上昇作動させるための要求信号
が入力された場合には、コントローラからシリンダ上昇
バルブに作動信号が出力されるとともに、バイパス切替
バルブにも同時に作動信号が出力され、バイパス切替バ
ルブが作動して、昇降用油圧回路は、作動油を作動油タ
ンクに流入させるバイパス回路から、作動油を昇降シリ
ンダに流入させて昇降シリンダを上昇作動させる回路へ
と切り替わる。
耕深センサ、ポジションセンサのいずれかによって、コ
ントローラに昇降機構を上昇作動させるための要求信号
が入力された場合には、コントローラからシリンダ上昇
バルブに作動信号が出力されるとともに、バイパス切替
バルブにも同時に作動信号が出力され、バイパス切替バ
ルブが作動して、昇降用油圧回路は、作動油を作動油タ
ンクに流入させるバイパス回路から、作動油を昇降シリ
ンダに流入させて昇降シリンダを上昇作動させる回路へ
と切り替わる。
【0012】一方、昇降スイッチ、リフト角センサ、耕
深センサ、ポジションセンサのいずれからも、コントロ
ーラに昇降機構を上昇作動させるための要求信号が入力
されない場合には、バイパス切替バルブが作動せず、昇
降用油圧回路は、作動油を作動油タンクに流入させるバ
イパス回路に切り替わる。
深センサ、ポジションセンサのいずれからも、コントロ
ーラに昇降機構を上昇作動させるための要求信号が入力
されない場合には、バイパス切替バルブが作動せず、昇
降用油圧回路は、作動油を作動油タンクに流入させるバ
イパス回路に切り替わる。
【0013】従って、本発明では、昇降用油圧回路が、
昇降シリンダと作動油タンクとの間にバイパス回路を介
設しているため、昇降シリンダへの作動油の供給を停止
することができ、昇降シリンダの誤動作を防止すること
ができるものである。
昇降シリンダと作動油タンクとの間にバイパス回路を介
設しているため、昇降シリンダへの作動油の供給を停止
することができ、昇降シリンダの誤動作を防止すること
ができるものである。
【0014】また、前記昇降用油圧回路を、昇降機構の
作動時にのみ昇降シリンダへ作動油を供給すべく制御す
ることにより、路上走行時やフロント作業時等の昇降シ
リンダの非作動時においては、作動油が昇降シリンダへ
流入せずに作動油タンクへ流入することとなり、昇降用
油圧回路内での作動油の圧力損失を可及的に低減するこ
とができるものである。
作動時にのみ昇降シリンダへ作動油を供給すべく制御す
ることにより、路上走行時やフロント作業時等の昇降シ
リンダの非作動時においては、作動油が昇降シリンダへ
流入せずに作動油タンクへ流入することとなり、昇降用
油圧回路内での作動油の圧力損失を可及的に低減するこ
とができるものである。
【0015】しかも、例え作動油の油温が上昇し、作動
油が熱膨張しても、或いは、各バルブが頻繁に開閉作動
されること等によって、各バルブのバルブ部分が緩み、
作動油がわずかながら各バルブを通過しても、作動油が
昇降シリンダへ流入することはなく、昇降シリンダの誤
動作による作業機の誤動作を防止することができ、作業
車の安全性を向上させることができるものである。
油が熱膨張しても、或いは、各バルブが頻繁に開閉作動
されること等によって、各バルブのバルブ部分が緩み、
作動油がわずかながら各バルブを通過しても、作動油が
昇降シリンダへ流入することはなく、昇降シリンダの誤
動作による作業機の誤動作を防止することができ、作業
車の安全性を向上させることができるものである。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、添付図面
を参照して具体的に説明する。
を参照して具体的に説明する。
【0017】図1は、本発明に係る昇降用油圧回路構成
を具備する作業車1としてのクローラ式トラクタを示し
た図であり、作業車1は、機体フレーム4の前後部にそ
れぞれ左右側前後車輪5,5,6,6 を配設し、機体フレーム
4の前側上部に原動機部7を配設し、同原動機部7の後
部に運転部8を配設している。図中、3は履帯である。
を具備する作業車1としてのクローラ式トラクタを示し
た図であり、作業車1は、機体フレーム4の前後部にそ
れぞれ左右側前後車輪5,5,6,6 を配設し、機体フレーム
4の前側上部に原動機部7を配設し、同原動機部7の後
部に運転部8を配設している。図中、3は履帯である。
【0018】また、走行機体2は、機体フレーム4の後
部に3点リンク式の昇降機構9を取付けており、同昇降
機構9に連結した耕耘機等の作業機を昇降できるように
している。
部に3点リンク式の昇降機構9を取付けており、同昇降
機構9に連結した耕耘機等の作業機を昇降できるように
している。
【0019】昇降機構9には、同昇降機構9を昇降作動
させるための昇降用油圧回路10を連動連結している。
させるための昇降用油圧回路10を連動連結している。
【0020】昇降用油圧回路10は、図2に示すように、
作動油タンク11に油圧ポンプ35を連通連結し、同油圧ポ
ンプ35に昇降シリンダ12を連通連結している。しかも、
作動油タンク11と昇降シリンダ12との間には、バイパス
回路13を介設している。図中、34は作動油タンク11に連
通連結したポート、14はUFO 用バルブ、15は複動用バル
ブ、16はシリンダ昇降切替バルブであり、シリンダ上昇
バルブ17とシリンダ下降バルブ18とから構成している。
作動油タンク11に油圧ポンプ35を連通連結し、同油圧ポ
ンプ35に昇降シリンダ12を連通連結している。しかも、
作動油タンク11と昇降シリンダ12との間には、バイパス
回路13を介設している。図中、34は作動油タンク11に連
通連結したポート、14はUFO 用バルブ、15は複動用バル
ブ、16はシリンダ昇降切替バルブであり、シリンダ上昇
バルブ17とシリンダ下降バルブ18とから構成している。
【0021】バイパス回路13は、作動油タンク11と昇降
シリンダ12との間にバイパス切替バルブ19を介設し、同
バイパス切替バルブ19の作動によって、昇降用油圧回路
10の内部を流れる作動油を昇降シリンダ12に流入させて
昇降シリンダ12を上昇作動させるか、或いは、作動油を
作動油タンク11に流入させるかを選択できるようにして
いる。
シリンダ12との間にバイパス切替バルブ19を介設し、同
バイパス切替バルブ19の作動によって、昇降用油圧回路
10の内部を流れる作動油を昇降シリンダ12に流入させて
昇降シリンダ12を上昇作動させるか、或いは、作動油を
作動油タンク11に流入させるかを選択できるようにして
いる。
【0022】バイパス切替バルブ19は、図3に示す制御
回路21によって制御されており、同制御回路21は、コン
トローラ22の第一入力ポート23に昇降機9を昇降作動さ
せるための昇降スイッチ24を接続する一方、コントロー
ラ22の第一出力ポート25にシリンダ上昇バルブ17とシリ
ンダ下降バルブ18とバイパス切替バルブ19とを接続し、
さらに、コントローラ22の第二入力ポート26に、昇降機
構9のリフト角を検出するリフト角センサ27と、昇降機
構9に連結した作業機のリヤカバー(図示省略)に設け
て耕耘の深さを検出する耕深センサ28と、作業機の地上
高を検出するポジションセンサ29とを接続している。図
中、30はメインスイッチ、31は上昇リレー、32は下降リ
レー、33はバイパスリレーである。
回路21によって制御されており、同制御回路21は、コン
トローラ22の第一入力ポート23に昇降機9を昇降作動さ
せるための昇降スイッチ24を接続する一方、コントロー
ラ22の第一出力ポート25にシリンダ上昇バルブ17とシリ
ンダ下降バルブ18とバイパス切替バルブ19とを接続し、
さらに、コントローラ22の第二入力ポート26に、昇降機
構9のリフト角を検出するリフト角センサ27と、昇降機
構9に連結した作業機のリヤカバー(図示省略)に設け
て耕耘の深さを検出する耕深センサ28と、作業機の地上
高を検出するポジションセンサ29とを接続している。図
中、30はメインスイッチ、31は上昇リレー、32は下降リ
レー、33はバイパスリレーである。
【0023】そして、昇降スイッチ24、リフト角センサ
27、耕深センサ28、ポジションセンサ29のいずれかによ
って、コントローラ22に昇降機構9を上昇作動させるた
めの要求信号が入力された場合には、コントローラ22か
らシリンダ上昇バルブ17に作動信号が出力されるととも
に、バイパスリレー33を介してバイパス切替バルブ19に
も同時に作動信号が出力される。これにより、バイパス
切替バルブ19が作動して、昇降用油圧回路10は、作動油
を作動油タンク11に流入させるバイパス回路13から、作
動油を昇降シリンダ12に流入させて昇降シリンダ12を上
昇作動させる回路へと切り替わる。
27、耕深センサ28、ポジションセンサ29のいずれかによ
って、コントローラ22に昇降機構9を上昇作動させるた
めの要求信号が入力された場合には、コントローラ22か
らシリンダ上昇バルブ17に作動信号が出力されるととも
に、バイパスリレー33を介してバイパス切替バルブ19に
も同時に作動信号が出力される。これにより、バイパス
切替バルブ19が作動して、昇降用油圧回路10は、作動油
を作動油タンク11に流入させるバイパス回路13から、作
動油を昇降シリンダ12に流入させて昇降シリンダ12を上
昇作動させる回路へと切り替わる。
【0024】このようにして、昇降用油圧回路10は、昇
降シリンダ12を上昇作動させて、作業機を上昇させるよ
うにしている。
降シリンダ12を上昇作動させて、作業機を上昇させるよ
うにしている。
【0025】一方、昇降スイッチ24、リフト角センサ2
7、耕深センサ28、ポジションセンサ29のいずれから
も、コントローラ22に昇降機構9を上昇作動させるため
の要求信号が入力されない場合には、コントローラ22か
らバイパスリレー33に作動信号が出力されず、従って、
バイパス切替バルブ19が作動せず、昇降用油圧回路10
は、作動油を作動油タンク11に流入させるバイパス回路
13に切り替わる。
7、耕深センサ28、ポジションセンサ29のいずれから
も、コントローラ22に昇降機構9を上昇作動させるため
の要求信号が入力されない場合には、コントローラ22か
らバイパスリレー33に作動信号が出力されず、従って、
バイパス切替バルブ19が作動せず、昇降用油圧回路10
は、作動油を作動油タンク11に流入させるバイパス回路
13に切り替わる。
【0026】このようにして、昇降用油圧回路10は、昇
降シリンダ12を上昇作動させない場合には、昇降シリン
ダ12への作動油の供給を停止するようにしている。
降シリンダ12を上昇作動させない場合には、昇降シリン
ダ12への作動油の供給を停止するようにしている。
【0027】従って、昇降シリンダ12を昇降作動させる
ために昇降シリンダ12に連動連結したシリンダ上昇バル
ブ17等の各バルブを頻繁に開閉作動させることに起因し
て、各バルブの摩擦熱によって作動油の油温が上昇し、
作動油が熱膨張しても、作動油が昇降シリンダ12へ流入
することはなく、昇降シリンダ12の誤動作による作業機
の誤動作を防止することができ、作業車1の安全性を向
上させることができる。
ために昇降シリンダ12に連動連結したシリンダ上昇バル
ブ17等の各バルブを頻繁に開閉作動させることに起因し
て、各バルブの摩擦熱によって作動油の油温が上昇し、
作動油が熱膨張しても、作動油が昇降シリンダ12へ流入
することはなく、昇降シリンダ12の誤動作による作業機
の誤動作を防止することができ、作業車1の安全性を向
上させることができる。
【0028】また、例え各バルブが頻繁に開閉作動され
ること等によって、各バルブのバルブ部分が緩み、作動
油がわずかながら各バルブを通過しても、作動油が昇降
シリンダ12へ流入することはなく、作業機が誤動作する
ことはない。
ること等によって、各バルブのバルブ部分が緩み、作動
油がわずかながら各バルブを通過しても、作動油が昇降
シリンダ12へ流入することはなく、作業機が誤動作する
ことはない。
【0029】しかも、路上走行時やフロント作業時等の
昇降シリンダ12の非作動時においては、作動油が昇降シ
リンダ12へ流入せずに作動油タンク11へ流入するため、
昇降用油圧回路10内での作動油の圧力損失を可及的に低
減することができる。
昇降シリンダ12の非作動時においては、作動油が昇降シ
リンダ12へ流入せずに作動油タンク11へ流入するため、
昇降用油圧回路10内での作動油の圧力損失を可及的に低
減することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明してきたような形態
で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0031】即ち、本発明では、作業機を昇降させるた
めの昇降機構に昇降用油圧回路を連動連結し、昇降用油
圧回路は、昇降シリンダと作動油タンクとの間にバイパ
ス回路を介設しているため、昇降シリンダへの作動油の
供給を停止することができ、昇降シリンダの誤動作を防
止することができる。
めの昇降機構に昇降用油圧回路を連動連結し、昇降用油
圧回路は、昇降シリンダと作動油タンクとの間にバイパ
ス回路を介設しているため、昇降シリンダへの作動油の
供給を停止することができ、昇降シリンダの誤動作を防
止することができる。
【0032】また、前記昇降用油圧回路を、昇降機構の
作動時にのみ昇降シリンダへ作動油を供給すべく制御す
ることにより、路上走行時やフロント作業時等の昇降シ
リンダの非作動時においては、作動油が昇降シリンダへ
流入せずに作動油タンクへ流入することとなり、昇降用
油圧回路内での作動油の圧力損失を可及的に低減するこ
とができる。
作動時にのみ昇降シリンダへ作動油を供給すべく制御す
ることにより、路上走行時やフロント作業時等の昇降シ
リンダの非作動時においては、作動油が昇降シリンダへ
流入せずに作動油タンクへ流入することとなり、昇降用
油圧回路内での作動油の圧力損失を可及的に低減するこ
とができる。
【0033】しかも、例え作動油の油温が上昇し、作動
油が熱膨張しても、或いは、各バルブが頻繁に開閉作動
されること等によって、各バルブのバルブ部分が緩み、
作動油がわずかながら各バルブを通過しても、作動油が
昇降シリンダへ流入することはなく、昇降シリンダの誤
動作による作業機の誤動作を防止することができ、作業
車の安全性を向上させることができる。
油が熱膨張しても、或いは、各バルブが頻繁に開閉作動
されること等によって、各バルブのバルブ部分が緩み、
作動油がわずかながら各バルブを通過しても、作動油が
昇降シリンダへ流入することはなく、昇降シリンダの誤
動作による作業機の誤動作を防止することができ、作業
車の安全性を向上させることができる。
【図1】本発明に係る昇降用油圧回路構成を具備する作
業車を示す側面図。
業車を示す側面図。
【図2】昇降用油圧回路を示す説明図。
【図3】制御回路を示す説明図。
1 作業車 2 走行機体 3 作業機 9 昇降機構 10 昇降用油圧回路 11 作動油タンク 12 昇降シリンダ 13 バイパス回路 19 バイパス切替バルブ 21 制御回路 22 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 藤瀬 直樹 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 作業機を昇降させるための昇降機構(9)
に昇降用油圧回路(10)を連動連結し、昇降用油圧回路(1
0)は、昇降シリンダ(12)と作動油タンク(11)との間にバ
イパス回路(13)を介設して、昇降シリンダ(12)への作動
油の供給を停止できるべく構成したことを特徴とする作
業車の昇降用油圧回路構成。 - 【請求項2】 前記昇降用油圧回路(10)は、昇降機構
(9) の作動時にのみ昇降シリンダ(12)へ作動油を供給す
べく制御したことを特徴とする請求項1記載の作業車の
昇降用油圧回路構成。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24258797A JPH1175418A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 作業車の昇降用油圧回路構成 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24258797A JPH1175418A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 作業車の昇降用油圧回路構成 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1175418A true JPH1175418A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17091283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24258797A Pending JPH1175418A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 作業車の昇降用油圧回路構成 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1175418A (ja) |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP24258797A patent/JPH1175418A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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