JP2512955B2 - 対地作業機の昇降制御装置 - Google Patents
対地作業機の昇降制御装置Info
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- JP2512955B2 JP2512955B2 JP62209476A JP20947687A JP2512955B2 JP 2512955 B2 JP2512955 B2 JP 2512955B2 JP 62209476 A JP62209476 A JP 62209476A JP 20947687 A JP20947687 A JP 20947687A JP 2512955 B2 JP2512955 B2 JP 2512955B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、トラクタに装着される対地作業機の昇降
制御装置に関するものである。
制御装置に関するものである。
従来、特開昭62−146502号公報に開示されているよう
に、トラクタに装着される対地作業機の昇降制御装置で
あって、対地作業機がロータリー作業機のとき耕深設定
器による設定値に基づいて作業機を昇降して耕深制御す
るデプス制御モードと、対地作業機がプラウ作業機のと
き前記耕深設定器による設定値に基づき作業機を昇降し
て耕深制御するドラフト制御モードとを備えるととも
に、人為操作により対地作業機を昇降作動可能に設けた
ものがあった。尚、このものは、デプス制御モードとド
ラフト制御モードの切替えをモード切替えスイッチによ
り操縦者が適宜切り替え操作して切り替えるものであ
り、その切り替え操作は、対地作業機が吊り上げ状態に
あるときに有効となるように構成されていた。
に、トラクタに装着される対地作業機の昇降制御装置で
あって、対地作業機がロータリー作業機のとき耕深設定
器による設定値に基づいて作業機を昇降して耕深制御す
るデプス制御モードと、対地作業機がプラウ作業機のと
き前記耕深設定器による設定値に基づき作業機を昇降し
て耕深制御するドラフト制御モードとを備えるととも
に、人為操作により対地作業機を昇降作動可能に設けた
ものがあった。尚、このものは、デプス制御モードとド
ラフト制御モードの切替えをモード切替えスイッチによ
り操縦者が適宜切り替え操作して切り替えるものであ
り、その切り替え操作は、対地作業機が吊り上げ状態に
あるときに有効となるように構成されていた。
上記従来例のものは、デプス制御モードとドラフト制
御モードの切替えをモード切替えスイッチにより操縦者
が適宜切り替え操作して切り替えるものであり、その切
り替え操作は、対地作業機が吊り上げ状態にあるときに
有効となるように構成されているので、ドラフト制御モ
ードへの切り替えが有効となるまではデプス制御モード
のままであるから、作業機変更作業中にデプス制御モー
ドによる制御出力が出されることもあり、作業機変更作
業が安全に行えない場合が生じる問題がある。また、作
業機変更作業が完了した後、モード切替えスイッチによ
る切り替えを忘れると、その後の昇降制御に不都合が生
じる問題もある。
御モードの切替えをモード切替えスイッチにより操縦者
が適宜切り替え操作して切り替えるものであり、その切
り替え操作は、対地作業機が吊り上げ状態にあるときに
有効となるように構成されているので、ドラフト制御モ
ードへの切り替えが有効となるまではデプス制御モード
のままであるから、作業機変更作業中にデプス制御モー
ドによる制御出力が出されることもあり、作業機変更作
業が安全に行えない場合が生じる問題がある。また、作
業機変更作業が完了した後、モード切替えスイッチによ
る切り替えを忘れると、その後の昇降制御に不都合が生
じる問題もある。
この発明は、上記従来技術の問題点を解決するため
に、トラクタに装着される対地作業機の昇降制御装置で
あって、対地作業機がロータリー作業機のとき耕深設定
器による設定値に基づいて作業機を昇降制御するデプス
制御モードと、対地作業機がプラウ作業機のとき前記耕
深設定器による設定値に基づいて作業機を昇降制御する
ドラフト制御モードとを備えるとともに、人為操作によ
り対地作業機を昇降作動可能に設け、トラクタに装着す
る対地作業機を変更するとき対地作業機とトラクタとの
間に介装したコネクタの分離、接合も行う構成とした対
地作業機の昇降制御装置において、対地作業機をロータ
リー作業機からプラウ作業機に変更するために前記コネ
クタを分離したとき、制御モードはデプス制御モードか
らドラフト制御モードに切り替わるが、ドラフト制御に
よる制御出力はカットされる状態となり、該制御出力カ
ット状態は前記人為操作による対地作業機上昇により解
除される構成とした対地作業機の昇降制御装置とした。
に、トラクタに装着される対地作業機の昇降制御装置で
あって、対地作業機がロータリー作業機のとき耕深設定
器による設定値に基づいて作業機を昇降制御するデプス
制御モードと、対地作業機がプラウ作業機のとき前記耕
深設定器による設定値に基づいて作業機を昇降制御する
ドラフト制御モードとを備えるとともに、人為操作によ
り対地作業機を昇降作動可能に設け、トラクタに装着す
る対地作業機を変更するとき対地作業機とトラクタとの
間に介装したコネクタの分離、接合も行う構成とした対
地作業機の昇降制御装置において、対地作業機をロータ
リー作業機からプラウ作業機に変更するために前記コネ
クタを分離したとき、制御モードはデプス制御モードか
らドラフト制御モードに切り替わるが、ドラフト制御に
よる制御出力はカットされる状態となり、該制御出力カ
ット状態は前記人為操作による対地作業機上昇により解
除される構成とした対地作業機の昇降制御装置とした。
この発明の対地作業機の昇降制御装置は、対地作業機
をロータリー作業機からプラウ作業機に変更する場合、
作業機の脱着を行うとともにコネクタの分離も行われる
が、そのコネクタの分離により確実に制御モードはデプ
ス制御モードからドラフト制御モードに切り替わり、し
かも、作業機変更作業中は制御出力カット状態となって
昇降作動することがないので、安全に作業機変更作業が
行え、且つ、作業機変更作業が完了した後、操縦者が必
ず行う操作、即ち人為操作による作業機上昇が行われる
と、前記制御出力カット状態が解除されるので、ドラフ
ト制御モードへ確実に切替わってプラウ作業機装着後の
昇降制御に不都合を生じることがない。
をロータリー作業機からプラウ作業機に変更する場合、
作業機の脱着を行うとともにコネクタの分離も行われる
が、そのコネクタの分離により確実に制御モードはデプ
ス制御モードからドラフト制御モードに切り替わり、し
かも、作業機変更作業中は制御出力カット状態となって
昇降作動することがないので、安全に作業機変更作業が
行え、且つ、作業機変更作業が完了した後、操縦者が必
ず行う操作、即ち人為操作による作業機上昇が行われる
と、前記制御出力カット状態が解除されるので、ドラフ
ト制御モードへ確実に切替わってプラウ作業機装着後の
昇降制御に不都合を生じることがない。
以下、本発明の一実施例を別紙添付図面に従って詳述
する。第2図に示すように、牽引車輌としてのトラクタ
1の後部にロータリ作業機2を左右一対のリフトアーム
3,3へ、左右のリフトロッド4,4を介して上下に揺動する
左右のロワーリンク5,5及び中央上部のトップリンク6
からなる作業機連結リンク7によって連結し、且つ、こ
の作業機連結リンク7は、そのリフトアーム3,3を油圧
を用いたリフトシリンダ8によって昇降回動させる油圧
昇降機構9によって昇降動作をするよう構成されてい
る。又、リフトシリンダ8への圧力油の給排制御は、昇
降スイッチS3の操作に伴い、マイクロコンピュータの如
きものによって構成している制御部10の操作指令が、上
昇用駆動部11又は下降用駆動部12にて増幅されて上昇用
比例ソレノイド弁13又は下降用比例ソレノイド弁14を開
閉動作させて、これによってリフトシリンダ8にポンプ
15の圧力油が供給されて、リフトアーム3,3が上昇し、
又はリフトシリンダ8の圧力油が排出されてリフトアー
ム3,3が下降するように構成されている。
する。第2図に示すように、牽引車輌としてのトラクタ
1の後部にロータリ作業機2を左右一対のリフトアーム
3,3へ、左右のリフトロッド4,4を介して上下に揺動する
左右のロワーリンク5,5及び中央上部のトップリンク6
からなる作業機連結リンク7によって連結し、且つ、こ
の作業機連結リンク7は、そのリフトアーム3,3を油圧
を用いたリフトシリンダ8によって昇降回動させる油圧
昇降機構9によって昇降動作をするよう構成されてい
る。又、リフトシリンダ8への圧力油の給排制御は、昇
降スイッチS3の操作に伴い、マイクロコンピュータの如
きものによって構成している制御部10の操作指令が、上
昇用駆動部11又は下降用駆動部12にて増幅されて上昇用
比例ソレノイド弁13又は下降用比例ソレノイド弁14を開
閉動作させて、これによってリフトシリンダ8にポンプ
15の圧力油が供給されて、リフトアーム3,3が上昇し、
又はリフトシリンダ8の圧力油が排出されてリフトアー
ム3,3が下降するように構成されている。
更に又、操縦席近傍に設けたポジションレバーI1及び
回動型のポテンショメータの検出軸をリフトアーム3に
結合して形成したリフトアーム角センサS1を夫々制御部
10に接続して、前記ポジションレバーI1の操作によって
設定された設定値に、リフトアーム角センサS1にて検出
される高さ検出値が一致するように、制御部10から昇降
指令が上昇用駆動部11又は、下降用駆動部12に出力して
これによって昇降制御(ポジションコントロール)が行
われるものである。
回動型のポテンショメータの検出軸をリフトアーム3に
結合して形成したリフトアーム角センサS1を夫々制御部
10に接続して、前記ポジションレバーI1の操作によって
設定された設定値に、リフトアーム角センサS1にて検出
される高さ検出値が一致するように、制御部10から昇降
指令が上昇用駆動部11又は、下降用駆動部12に出力して
これによって昇降制御(ポジションコントロール)が行
われるものである。
耕深自動制御用として、ボリュームの如きものからな
る耕深設定器I2を用いて操作員が設定した耕深設定値
に、ロータリ作業機2の耕深センサS2にて検出される耕
深検出値が一致するまで、上昇用ソレノイド弁13と下降
用ソレノイド弁14は、ソレノイド部に加わる電流量に比
例して圧力油の流通開口面積を開閉制御する比例ソレノ
イド弁を用いており、耕深設定値に対する耕深検出値の
差に比例した大きさの制御電流が制御部10から出力し、
この制御電流値に比例したパルス幅のパルス電流が上記
ソレノイド弁に加わるように構成したロータリ作業機2
の昇降動作を為さしめて耕深制御を行わせている。
る耕深設定器I2を用いて操作員が設定した耕深設定値
に、ロータリ作業機2の耕深センサS2にて検出される耕
深検出値が一致するまで、上昇用ソレノイド弁13と下降
用ソレノイド弁14は、ソレノイド部に加わる電流量に比
例して圧力油の流通開口面積を開閉制御する比例ソレノ
イド弁を用いており、耕深設定値に対する耕深検出値の
差に比例した大きさの制御電流が制御部10から出力し、
この制御電流値に比例したパルス幅のパルス電流が上記
ソレノイド弁に加わるように構成したロータリ作業機2
の昇降動作を為さしめて耕深制御を行わせている。
又、図示例の耕深センサS2は、耕土表面に摺接するリ
ヤカバー17の動きを、例えば直線移動型のポテンショメ
ータ18にて検出するようにしたものを用いており、ロー
タリ作業機2の機体後部へ上下回動可能に螺着されてい
るリヤカバー17は、耕耘作業が行われない吊上姿勢のと
きは、吊上ロッド19によって一定の高さに保持されてい
るが、吊上姿勢からロータリ作業機2の下降に伴って接
地すると上方へ回動して、この回動位置に応じた耕深が
ポテンショメータ18にて検出されるのである。
ヤカバー17の動きを、例えば直線移動型のポテンショメ
ータ18にて検出するようにしたものを用いており、ロー
タリ作業機2の機体後部へ上下回動可能に螺着されてい
るリヤカバー17は、耕耘作業が行われない吊上姿勢のと
きは、吊上ロッド19によって一定の高さに保持されてい
るが、吊上姿勢からロータリ作業機2の下降に伴って接
地すると上方へ回動して、この回動位置に応じた耕深が
ポテンショメータ18にて検出されるのである。
又、第1図の実施例図では、ポジション制御と耕深
(デプス)制御又はドラフト制御のミックス制御部を示
しているが、前記制御部10はミックス制御のみに限定さ
れるべきではない。又、運転席近傍には昇降用スイッチ
S3が設けられており、之は操作員の手動によって該昇降
用スイッチS3が操作され、この操作に基いてロータリ作
業機2を昇降せしめるようになっているのである。従っ
て、ロータリ作業機2はポジションレバーI1か、或はこ
の昇降用スイッチS3を操作員が手動にて操作することに
より、該ロータリ作業機2が昇降する外、耕深制御、ド
ラフト制御等によって自動的に昇降するのである。
(デプス)制御又はドラフト制御のミックス制御部を示
しているが、前記制御部10はミックス制御のみに限定さ
れるべきではない。又、運転席近傍には昇降用スイッチ
S3が設けられており、之は操作員の手動によって該昇降
用スイッチS3が操作され、この操作に基いてロータリ作
業機2を昇降せしめるようになっているのである。従っ
て、ロータリ作業機2はポジションレバーI1か、或はこ
の昇降用スイッチS3を操作員が手動にて操作することに
より、該ロータリ作業機2が昇降する外、耕深制御、ド
ラフト制御等によって自動的に昇降するのである。
尚、ドラフト制御に変更されるときは、プラウ作業機
(図示せず)がトラクタ1の後部に連結リンク機構によ
って連結されることは当然である。そして、ドラフトセ
ンサ(図示せず)が取付けられ、前記耕深設定器I2をド
ラフト設定器I2として適正なるドラフト設定値が該ドラ
フト設定器I2によって設定せられ、前記ドラフトセンサ
の検出値が該ドラフト設定器I2の設定値に一致するま
で、前述の上昇用ソレノイド弁13と下降用ソレノイド弁
14は、ソレノイド部に加わる電流量に比例して圧力油の
流通開口面積を開閉制御する比例ソレノイド弁にて、ド
ラフト設定値に対するドラフト検出値の差に比例した大
きさの制御電流が制御部10から出力し、この制御電流値
に比例したパルス幅のパルス電流が上記ソレノイド弁に
加わるようにして、ドラフト制御によるプラウ作業を行
うのである。
(図示せず)がトラクタ1の後部に連結リンク機構によ
って連結されることは当然である。そして、ドラフトセ
ンサ(図示せず)が取付けられ、前記耕深設定器I2をド
ラフト設定器I2として適正なるドラフト設定値が該ドラ
フト設定器I2によって設定せられ、前記ドラフトセンサ
の検出値が該ドラフト設定器I2の設定値に一致するま
で、前述の上昇用ソレノイド弁13と下降用ソレノイド弁
14は、ソレノイド部に加わる電流量に比例して圧力油の
流通開口面積を開閉制御する比例ソレノイド弁にて、ド
ラフト設定値に対するドラフト検出値の差に比例した大
きさの制御電流が制御部10から出力し、この制御電流値
に比例したパルス幅のパルス電流が上記ソレノイド弁に
加わるようにして、ドラフト制御によるプラウ作業を行
うのである。
更に、トラクタ1の後部には制御モード選択用のコネ
クタ20が設けられている。このコネクタ20はカップリン
グ様に形成されており、ロータリ作業機2をトラクタイ
に連結するとき、該コネクタ20にロータリ作業機2側か
ら連結具(図示せず)を嵌着すれば、該コネクタ20のス
イッチScがオンとなって自動式に制御モードがデプス制
御モード選択せられることになっている。そして、該連
結具を取外せば、前記コネクタ20のスイッチScがオフと
なり、同時にドラフト制御モードが選択せられることに
なっているが該コネクタ20は之に限定せらるべきではな
い。
クタ20が設けられている。このコネクタ20はカップリン
グ様に形成されており、ロータリ作業機2をトラクタイ
に連結するとき、該コネクタ20にロータリ作業機2側か
ら連結具(図示せず)を嵌着すれば、該コネクタ20のス
イッチScがオンとなって自動式に制御モードがデプス制
御モード選択せられることになっている。そして、該連
結具を取外せば、前記コネクタ20のスイッチScがオフと
なり、同時にドラフト制御モードが選択せられることに
なっているが該コネクタ20は之に限定せらるべきではな
い。
而して、本発明の一実施例を第3図のフローチャート
に従って説明する。先づスタートに於て、現在までデ
プス制御によるロータリ作業が行われ、デプス制御モー
ドが選択せられていたものが前記のようにロータリ作業
機2が取外され、コネクタ20のスイッチScがオフとな
り、プラウ作業機がトラクタ1に連結せられる場合に於
て、先づ、ステップに於てポジションが選択されてい
るかどうかを判断し、もし、ポジションが選択されてお
りば、ルート(a)を辿ってリフトアーム3の昇降動作
が為される。而して、前記ステップに於てポジション
が選択されていないと判断したときは、ステップに於
て未だデプス制御モードが選択されているかどうかを判
断し、もし、デプス制御モードが選択されているなら
ば、ルート(b)を辿って通常のデプス制御によるロー
タリ作業が行われるのであり、この場合は、勿論デプス
制御よりドラフト制御に変更されていないことを示す。
そこで、ステップに於て、デプス制御モードが前記コ
ネクタ20のスイッチScのオフにより選択されていないと
きは、ステップに於てデプス選択フラグがセットされ
ているかどうかを判断し、もし、デプス選択フラグがセ
ットされているときにはステップに到るが、このと
き、プラウ作業機がトラクタ1に連結されている。而し
て、このトラクタ1に対するプラウ作業機の連結時に於
ては、未だデプス選択フラグがセットされた儘となって
いるので、ドラフト制御はカットされた儘の状態である
から、リフトアーム3の不用意な昇降動作は全くないの
で、周囲の人に危害が加わることはない。依って、安心
してプラウ作業機をトラクタ1に連結できる。即ち、ス
テップに於てはドラフト制御モードは選択されている
のであるが、未だデプス選択フラグがリセットされてい
ないので、前述のプラウ作業機の連結が安全に行われる
のである。そして、ステップに於てポジションレバー
I1か或は昇降スイッチS3の操作がリフトアーム3の最上
げ位置にあるかどうかを判断し、もし、最上げ位置にあ
ると判断すれば、ステップに於てリフトアーム3が最
上げの位置にあるかどうかを判断する。そして、リフト
アーム3が最上げの位置にあったときはステップによ
ってデプス選択フラグがリセットされ、ステップによ
ってドラフト制御に移行し、通常のドラフト制御による
プラウ作業が行われるのである。又、ステップに於
て、デプス選択フラグがセットされていないときは、普
通のドラフト制御によるプラウ作業が行われているので
あるから、ステップに於て、耕深設定器即ち、ドラフ
ト設定器I2とドラフトセンサ及びポジションレバーI1と
リフトアーム3の位置によってリフトアーム3の動作が
決定され、通常のドラフト制御に基くプラウ作業が行わ
れるのである。そこで、もし、このプラウ作業中に於て
エンジンが停止し、再び、該エンジンを始動してプラウ
作業を再開するときにはルートcを辿るので、前述のよ
うにステップ等の段階を経る必要がなく、依っ
て、地中にあるプラウを上昇させることなく、引続いて
ドラフト制御によるプラウ作業を行うことができるので
作業性も低下することがない。
に従って説明する。先づスタートに於て、現在までデ
プス制御によるロータリ作業が行われ、デプス制御モー
ドが選択せられていたものが前記のようにロータリ作業
機2が取外され、コネクタ20のスイッチScがオフとな
り、プラウ作業機がトラクタ1に連結せられる場合に於
て、先づ、ステップに於てポジションが選択されてい
るかどうかを判断し、もし、ポジションが選択されてお
りば、ルート(a)を辿ってリフトアーム3の昇降動作
が為される。而して、前記ステップに於てポジション
が選択されていないと判断したときは、ステップに於
て未だデプス制御モードが選択されているかどうかを判
断し、もし、デプス制御モードが選択されているなら
ば、ルート(b)を辿って通常のデプス制御によるロー
タリ作業が行われるのであり、この場合は、勿論デプス
制御よりドラフト制御に変更されていないことを示す。
そこで、ステップに於て、デプス制御モードが前記コ
ネクタ20のスイッチScのオフにより選択されていないと
きは、ステップに於てデプス選択フラグがセットされ
ているかどうかを判断し、もし、デプス選択フラグがセ
ットされているときにはステップに到るが、このと
き、プラウ作業機がトラクタ1に連結されている。而し
て、このトラクタ1に対するプラウ作業機の連結時に於
ては、未だデプス選択フラグがセットされた儘となって
いるので、ドラフト制御はカットされた儘の状態である
から、リフトアーム3の不用意な昇降動作は全くないの
で、周囲の人に危害が加わることはない。依って、安心
してプラウ作業機をトラクタ1に連結できる。即ち、ス
テップに於てはドラフト制御モードは選択されている
のであるが、未だデプス選択フラグがリセットされてい
ないので、前述のプラウ作業機の連結が安全に行われる
のである。そして、ステップに於てポジションレバー
I1か或は昇降スイッチS3の操作がリフトアーム3の最上
げ位置にあるかどうかを判断し、もし、最上げ位置にあ
ると判断すれば、ステップに於てリフトアーム3が最
上げの位置にあるかどうかを判断する。そして、リフト
アーム3が最上げの位置にあったときはステップによ
ってデプス選択フラグがリセットされ、ステップによ
ってドラフト制御に移行し、通常のドラフト制御による
プラウ作業が行われるのである。又、ステップに於
て、デプス選択フラグがセットされていないときは、普
通のドラフト制御によるプラウ作業が行われているので
あるから、ステップに於て、耕深設定器即ち、ドラフ
ト設定器I2とドラフトセンサ及びポジションレバーI1と
リフトアーム3の位置によってリフトアーム3の動作が
決定され、通常のドラフト制御に基くプラウ作業が行わ
れるのである。そこで、もし、このプラウ作業中に於て
エンジンが停止し、再び、該エンジンを始動してプラウ
作業を再開するときにはルートcを辿るので、前述のよ
うにステップ等の段階を経る必要がなく、依っ
て、地中にあるプラウを上昇させることなく、引続いて
ドラフト制御によるプラウ作業を行うことができるので
作業性も低下することがない。
図は本発明の一実施例を示し、第1図は制御部のブロッ
ク図、第2図は対地作業機を取付けたトラクタの側面
図、第3図はフローチャートである。 符号説明 1…トラクタ、2…ロータリ作業機 3…リフトアーム、4…リフトロッド 5…ロワーリンク、6…トップリンク 7…作業機連結リンク、8…リフトシリンダ 9…油圧昇降機構、10,10a…制御部 11…上昇用駆動部、12…下降用駆動部 13…上昇用比例ソレノイド 14…下降用比例ソレノイド 15…ポンプ、20…コネクタ I1…ポジションレバー I2…耕深設定器、I2…ドラフト設定器 S1…リフトアーム角センサ S2…耕深センサ、Sc…コネクタのスイッチ
ク図、第2図は対地作業機を取付けたトラクタの側面
図、第3図はフローチャートである。 符号説明 1…トラクタ、2…ロータリ作業機 3…リフトアーム、4…リフトロッド 5…ロワーリンク、6…トップリンク 7…作業機連結リンク、8…リフトシリンダ 9…油圧昇降機構、10,10a…制御部 11…上昇用駆動部、12…下降用駆動部 13…上昇用比例ソレノイド 14…下降用比例ソレノイド 15…ポンプ、20…コネクタ I1…ポジションレバー I2…耕深設定器、I2…ドラフト設定器 S1…リフトアーム角センサ S2…耕深センサ、Sc…コネクタのスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】トラクタに装着される対地作業機の昇降制
御装置であって、対地作業機がロータリー作業機のとき
耕深設定器による設定値に基づいて作業機を昇降制御す
るデプス制御モードと、対地作業機がプラウ作業機のと
き前記耕深設定器による設定値に基づいて作業機を昇降
制御するドラフト制御モードとを備えるとともに、人為
操作により対地作業機を昇降作動可能に設け、トラクタ
に装着する対地作業機を変更するとき対地作業機とトラ
クタとの間に介装したコネクタの分離、接合も行う構成
とした対地作業機の昇降制御装置において、対地作業機
をロータリー作業機からプラウ作業機に変更するために
前記コネクタを分離したとき、制御モードはデプス制御
モードからドラフト制御モードに切り替わるが、ドラフ
ト制御による制御出力はカットされる状態となり、該制
御出力カット状態は前記人為操作による対地作業機上昇
により解除される構成とした対地作業機の昇降制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62209476A JP2512955B2 (ja) | 1987-08-24 | 1987-08-24 | 対地作業機の昇降制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62209476A JP2512955B2 (ja) | 1987-08-24 | 1987-08-24 | 対地作業機の昇降制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6451003A JPS6451003A (en) | 1989-02-27 |
JP2512955B2 true JP2512955B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=16573479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62209476A Expired - Fee Related JP2512955B2 (ja) | 1987-08-24 | 1987-08-24 | 対地作業機の昇降制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512955B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4300786B2 (ja) | 2001-12-21 | 2009-07-22 | 昭栄化学工業株式会社 | ガラスおよびこれを用いた導体ペースト |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0722441B2 (ja) * | 1985-12-21 | 1995-03-15 | 井関農機株式会社 | トラクタにおける昇降制御装置 |
-
1987
- 1987-08-24 JP JP62209476A patent/JP2512955B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6451003A (en) | 1989-02-27 |
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