JPH0722441B2 - トラクタにおける昇降制御装置 - Google Patents
トラクタにおける昇降制御装置Info
- Publication number
- JPH0722441B2 JPH0722441B2 JP60288252A JP28825285A JPH0722441B2 JP H0722441 B2 JPH0722441 B2 JP H0722441B2 JP 60288252 A JP60288252 A JP 60288252A JP 28825285 A JP28825285 A JP 28825285A JP H0722441 B2 JPH0722441 B2 JP H0722441B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- tractor
- height
- work machine
- control device
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、トラクタに連結されているロータリ耕耘装
置の如き対地作業機の昇降制御装置に関するもので、高
さ制御等の多くの機能を有しているトラクタにおけるこ
れらの制御操作が単一の操作レバー等によって容易に、
かつ、誤り無く正確に行い得るよう工夫したものであっ
て、トラクタに利用できる。
置の如き対地作業機の昇降制御装置に関するもので、高
さ制御等の多くの機能を有しているトラクタにおけるこ
れらの制御操作が単一の操作レバー等によって容易に、
かつ、誤り無く正確に行い得るよう工夫したものであっ
て、トラクタに利用できる。
［従来の技術］ 対地作業機を、所定の高さに、或いは所定の耕深に、又
は、耕耘抵抗に、夫々制御するには、夫々専用に設けら
れている高さ設定レバー、耕深設定レバー、耕耘抵抗設
定レバーを択一に操作して行うように従来のトラクタは
構成され、又、上記各レバーは、操作に便利なように、
運転席の側方に、２本を互に並列して設けている。
は、耕耘抵抗に、夫々制御するには、夫々専用に設けら
れている高さ設定レバー、耕深設定レバー、耕耘抵抗設
定レバーを択一に操作して行うように従来のトラクタは
構成され、又、上記各レバーは、操作に便利なように、
運転席の側方に、２本を互に並列して設けている。
［この発明が解決しようとする問題点］ そして制御作業では、主として対地作業機の状態を注視
しながら、夫々の設定レバーを操作するので、誤って他
の設定レバーを選択する危険もあり、誤操作の恐れがあ
る。
しながら、夫々の設定レバーを操作するので、誤って他
の設定レバーを選択する危険もあり、誤操作の恐れがあ
る。
又、各制御間の切替操作を行うとき、対地作業機の高
さ、耕深等を検出する高さセンサ、耕深センサなども、
夫々、対応するものが作動するように切替えられるので
あるが、上記切替操作を行ったときのこれらのセンサの
状態が、夫々であって、例えば高さセンサと耕深センサ
が共に高い位置を検出して、耕深設定レバーが低い設定
値にあるとき、高さ設定レバーが高い設定値にあって、
対地作業機が吊上状態となっている高さ制御から耕深制
御に切替えると、下げ指令が出力されて対地作業機は急
に下降することになり、操作員などに思わぬ危険をもた
らす恐れがある。
さ、耕深等を検出する高さセンサ、耕深センサなども、
夫々、対応するものが作動するように切替えられるので
あるが、上記切替操作を行ったときのこれらのセンサの
状態が、夫々であって、例えば高さセンサと耕深センサ
が共に高い位置を検出して、耕深設定レバーが低い設定
値にあるとき、高さ設定レバーが高い設定値にあって、
対地作業機が吊上状態となっている高さ制御から耕深制
御に切替えると、下げ指令が出力されて対地作業機は急
に下降することになり、操作員などに思わぬ危険をもた
らす恐れがある。
［問題点を解決するための手段］ この発明は、高さ設定等の操作を容易に、しかも対地作
業機が急に昇降動作することの無いように工夫したもの
であって、その構成は、作業機連結リンク機構にてトラ
クタへ連結されている対地作業機が油圧昇降機構によっ
て昇降自在に設けられ、操作員によって設定される高
さ、又は耕深或いは耕耘抵抗などに対地作業機を制御す
べく構成した制御部を有している昇降制御装置におい
て、上記設定操作を単一の操作部材を用いて行うように
構成し、且つ、作業モード切替スイッチによって制御モ
ードの切替を行うように構成すると共に、作業モードの
切替動作は、対地作業機が最大吊り上げ位置に置かれて
いるときのみ可能となる制御部が設けられていることを
特徴とするトラクタにおける昇降制御装置である。
業機が急に昇降動作することの無いように工夫したもの
であって、その構成は、作業機連結リンク機構にてトラ
クタへ連結されている対地作業機が油圧昇降機構によっ
て昇降自在に設けられ、操作員によって設定される高
さ、又は耕深或いは耕耘抵抗などに対地作業機を制御す
べく構成した制御部を有している昇降制御装置におい
て、上記設定操作を単一の操作部材を用いて行うように
構成し、且つ、作業モード切替スイッチによって制御モ
ードの切替を行うように構成すると共に、作業モードの
切替動作は、対地作業機が最大吊り上げ位置に置かれて
いるときのみ可能となる制御部が設けられていることを
特徴とするトラクタにおける昇降制御装置である。
［作用］ 高さ制御、耕深制御などの夫々の制御動作における高さ
や耕深等の設定操作を、単一の操作部材によって設定す
ることになって、或る特定の制御作業中において、操作
部材から一旦手を離しても、次の操作のときに誤って他
の操作部材を選んでしまう如き危険は無くなる。そし
て、対地作業機が最大吊り上げ位置に置かれているとき
のみ作業モードが切替わることになるので、従来のよう
に作業モードを切替えたときに対地作業機が急に昇降動
作することが無くなった。
や耕深等の設定操作を、単一の操作部材によって設定す
ることになって、或る特定の制御作業中において、操作
部材から一旦手を離しても、次の操作のときに誤って他
の操作部材を選んでしまう如き危険は無くなる。そし
て、対地作業機が最大吊り上げ位置に置かれているとき
のみ作業モードが切替わることになるので、従来のよう
に作業モードを切替えたときに対地作業機が急に昇降動
作することが無くなった。
［実施例］ 次にこの発明の１実施例を図にもとづいて説明する。
第２図に示すようにトラクタ１の後部に対地作業機２の
１例としてのロータリ耕耘装置を左右１対のリフトアー
ム3,3へ、左右のリフトロッド4,4を介して上下に揺動す
る左右のロワーリンク5,5及び、中央上部のトップリン
ク６からなる作業機連結リンク機構７によって連結し、
この作業機連結リンク機構７は、そのリフトアーム3,3
を、油圧を用いたリフトシリンダ８によって昇降回動さ
せる油圧昇降機構９によって昇降動作をするものであ
る。
１例としてのロータリ耕耘装置を左右１対のリフトアー
ム3,3へ、左右のリフトロッド4,4を介して上下に揺動す
る左右のロワーリンク5,5及び、中央上部のトップリン
ク６からなる作業機連結リンク機構７によって連結し、
この作業機連結リンク機構７は、そのリフトアーム3,3
を、油圧を用いたリフトシリンダ８によって昇降回動さ
せる油圧昇降機構９によって昇降動作をするものであ
る。
回動操作可能に設けてある操作部材としての操作レバー
10を、ボリュームの如きものにて形成している設定器I1
の摺動子に結合し、操作レバー10の操作によって設定さ
れる電圧をA/Dコンバータ11を介してマイクロコンピュ
ータの如きものにて構成している制御部12に入力し、対
地作業機２の高さを検出すべく、ポテンショメータの如
きものにて形成した高さセンサS1の検出軸をリフトアー
ム３に結合し、耕深を検出するためにポテンショメータ
にて形成した耕深センサS2の検出軸を、地表に摺接する
リヤカバー13の動きを回動動作によって伝える検出アー
ム14に結合し、耕耘抵抗を検出するために直線移動型の
ポテンショメータにて形成した耕耘抵抗センサS3の検出
針を、トップリンク６に取付けているスラスト検出器15
の検出杆に結合し、高さセンサS1、耕深センサS2、耕耘
抵抗センサS3を共に制御部12に接続し、作業モード切替
スイッチ16の切替針16aを高さ制御位置17、耕深制御位
置18、又は耕耘抵抗制御位置19の何れかに置くことによ
って、設定器I1による設定値が高さ設定値、耕深設定
値、又は耕耘抵抗設定値の何れかに切替えられると同時
に、高さセンサS1、耕深センサS2、又は耕耘抵抗センサ
S3の何れかの検出値が制御部12に現実に入力されること
になるように構成され、制御部12の指令が上昇用駆動部
20又は下降用駆動部21によって増幅されて上昇用ソレノ
イド弁22又は下降用ソレノイド弁23を、オン又はオフ動
作させ、これによってリフトシリンダ８にポンプ24の圧
力油が供給されてリフトアーム３が上昇し、又は、リフ
トシリンダ８の圧力油が排出されてリフトアーム３が下
降するように構成している。
10を、ボリュームの如きものにて形成している設定器I1
の摺動子に結合し、操作レバー10の操作によって設定さ
れる電圧をA/Dコンバータ11を介してマイクロコンピュ
ータの如きものにて構成している制御部12に入力し、対
地作業機２の高さを検出すべく、ポテンショメータの如
きものにて形成した高さセンサS1の検出軸をリフトアー
ム３に結合し、耕深を検出するためにポテンショメータ
にて形成した耕深センサS2の検出軸を、地表に摺接する
リヤカバー13の動きを回動動作によって伝える検出アー
ム14に結合し、耕耘抵抗を検出するために直線移動型の
ポテンショメータにて形成した耕耘抵抗センサS3の検出
針を、トップリンク６に取付けているスラスト検出器15
の検出杆に結合し、高さセンサS1、耕深センサS2、耕耘
抵抗センサS3を共に制御部12に接続し、作業モード切替
スイッチ16の切替針16aを高さ制御位置17、耕深制御位
置18、又は耕耘抵抗制御位置19の何れかに置くことによ
って、設定器I1による設定値が高さ設定値、耕深設定
値、又は耕耘抵抗設定値の何れかに切替えられると同時
に、高さセンサS1、耕深センサS2、又は耕耘抵抗センサ
S3の何れかの検出値が制御部12に現実に入力されること
になるように構成され、制御部12の指令が上昇用駆動部
20又は下降用駆動部21によって増幅されて上昇用ソレノ
イド弁22又は下降用ソレノイド弁23を、オン又はオフ動
作させ、これによってリフトシリンダ８にポンプ24の圧
力油が供給されてリフトアーム３が上昇し、又は、リフ
トシリンダ８の圧力油が排出されてリフトアーム３が下
降するように構成している。
そして、作業モード供給スイッチ16による上述した高さ
制御、耕深制御等の相互間の切替操作、即ち作業モード
切替操作は、対地作業機２が吊上状態にあるときにの
み、有効となるように制御部12を構成している。
制御、耕深制御等の相互間の切替操作、即ち作業モード
切替操作は、対地作業機２が吊上状態にあるときにの
み、有効となるように制御部12を構成している。
次に第３図に例示した第２の実施例のものは、例えばボ
リュームの如きものにて形成した高さ設定器I2及び耕深
設定器I3を、夫々のダイヤルによって設定操作できるよ
うに設け、昇降スイッチ25を、上げ位置26に置いたとき
は、対地作業機２が所定の吊上位置に上昇動作すること
になり、昇降スイッチ25を、下げ位置27に置いたとき
は、作業モード切替スイッチ16が投入されている上記作
業モードに対応する高さ設定器I2、又は耕深設定器I3の
１つによって予め設定されている設定値及び、これに対
応する高さセンサS1、耕深センサS2による検出値が活き
るように構成し、そして、昇降スイッチ25を上げ位置26
に置いたときにのみ作業モード切替スイッチ16による上
記作業モード切替が完了するように構成したものであ
る。
リュームの如きものにて形成した高さ設定器I2及び耕深
設定器I3を、夫々のダイヤルによって設定操作できるよ
うに設け、昇降スイッチ25を、上げ位置26に置いたとき
は、対地作業機２が所定の吊上位置に上昇動作すること
になり、昇降スイッチ25を、下げ位置27に置いたとき
は、作業モード切替スイッチ16が投入されている上記作
業モードに対応する高さ設定器I2、又は耕深設定器I3の
１つによって予め設定されている設定値及び、これに対
応する高さセンサS1、耕深センサS2による検出値が活き
るように構成し、そして、昇降スイッチ25を上げ位置26
に置いたときにのみ作業モード切替スイッチ16による上
記作業モード切替が完了するように構成したものであ
る。
高さセンサS1は、図示例のほか、例えばロワーリンク５
の回動角を検出する構造のものを用いても良く、耕深セ
ンサS2も、図示例に限られない。
の回動角を検出する構造のものを用いても良く、耕深セ
ンサS2も、図示例に限られない。
［発明の効果］ この発明に係るトラクタにおける昇降制御装置は上述の
ように構成したものであって、高さ制御、耕深制御など
の夫々の制御モードにおける高さや耕深等の設定操作
を、単一の操作部材で行えるように構成したので、部品
点数が削減され、装置の製造コストを下げることができ
る。
ように構成したものであって、高さ制御、耕深制御など
の夫々の制御モードにおける高さや耕深等の設定操作
を、単一の操作部材で行えるように構成したので、部品
点数が削減され、装置の製造コストを下げることができ
る。
また、制御モードの切替は、操作部材を上昇側に操作し
て対地作業機が、これ以上は上昇しない安全な所定の吊
り上げ位置に置かれているときに可能となるので、作業
モード切替スイッチを操作した瞬間にモードが切り替わ
って作業機が昇降動作するといった不具合がなく、ある
いはそのような不具合を防止するためのロック機構とい
った余分な機構が必要でなく、高さ制御や耕深制御など
の多くの作業の必要な制御操作を、正確に、しかも、危
険も無く、安全に行うことができるものである。
て対地作業機が、これ以上は上昇しない安全な所定の吊
り上げ位置に置かれているときに可能となるので、作業
モード切替スイッチを操作した瞬間にモードが切り替わ
って作業機が昇降動作するといった不具合がなく、ある
いはそのような不具合を防止するためのロック機構とい
った余分な機構が必要でなく、高さ制御や耕深制御など
の多くの作業の必要な制御操作を、正確に、しかも、危
険も無く、安全に行うことができるものである。
図はこの発明の実施例を示し、第１図と第３図は夫々の
実施例における制御回路図、第２図はトラクタの側面図
である。 符号の説明 １……トラクタ ２……対地作業機 ７……作業機連結リンク機構 ９……油圧昇降機構 10……操作レバー 12……制御部 16……作業モード切替スイッチ
実施例における制御回路図、第２図はトラクタの側面図
である。 符号の説明 １……トラクタ ２……対地作業機 ７……作業機連結リンク機構 ９……油圧昇降機構 10……操作レバー 12……制御部 16……作業モード切替スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】作業機連結リンク機構にてトラクタへ連結
されている対地作業機が油圧昇降機構によって昇降自在
に設けられ、操作員によって設定される高さ、又は耕深
或いは耕耘抵抗などに対地作業機を制御すべく構成した
制御部を有している昇降制御装置において、上記設定操
作を単一の操作部材を用いて行うように構成し、且つ、
作業モード切替スイッチによって制御モードの切替を行
うように構成すると共に、作業モードの切替動作は、対
地作業機が最大吊り上げ位置に置かれているときのみ可
能となる制御部が設けられていることを特徴とするトラ
クタにおける昇降制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60288252A JPH0722441B2 (ja) | 1985-12-21 | 1985-12-21 | トラクタにおける昇降制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60288252A JPH0722441B2 (ja) | 1985-12-21 | 1985-12-21 | トラクタにおける昇降制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62146502A JPS62146502A (ja) | 1987-06-30 |
| JPH0722441B2 true JPH0722441B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=17727794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60288252A Expired - Lifetime JPH0722441B2 (ja) | 1985-12-21 | 1985-12-21 | トラクタにおける昇降制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722441B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2512955B2 (ja) * | 1987-08-24 | 1996-07-03 | 井関農機株式会社 | 対地作業機の昇降制御装置 |
| DE102005039474A1 (de) | 2005-08-20 | 2007-02-22 | Sms Demag Ag | Walzanlage |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5939083A (ja) * | 1982-08-26 | 1984-03-03 | Sanyo Electric Co Ltd | 面発光型半導体レ−ザ |
-
1985
- 1985-12-21 JP JP60288252A patent/JPH0722441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62146502A (ja) | 1987-06-30 |
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