JPH0543609Y2 - - Google Patents
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- JPH0543609Y2 JPH0543609Y2 JP1983145597U JP14559783U JPH0543609Y2 JP H0543609 Y2 JPH0543609 Y2 JP H0543609Y2 JP 1983145597 U JP1983145597 U JP 1983145597U JP 14559783 U JP14559783 U JP 14559783U JP H0543609 Y2 JPH0543609 Y2 JP H0543609Y2
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- hydraulic
- switching valve
- hydraulic cylinder
- valve
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 4
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- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は農作業機を昇降させる油圧シリンダと
油圧ポンプとの間に昇降操作用油圧切換弁を介設
する農作業機用昇降装置に関する。
油圧ポンプとの間に昇降操作用油圧切換弁を介設
する農作業機用昇降装置に関する。
「従来の技術」
従来、実公昭55−55530号公報及び実公昭58−
2196号公報などに示す如く、変速レバーの前後進
に連動して農作業を昇降させるようにした技術が
ある。
2196号公報などに示す如く、変速レバーの前後進
に連動して農作業を昇降させるようにした技術が
ある。
「考案が解決しようとする課題」
しかし乍ら上記従来手段の場合、変速レバーと
は別途に昇降レバー操作によつて農作業機を昇降
させることも可能にできるもので、後進操作によ
つて農作業機を上昇制御しているときにも、昇降
レバーによつて農作業機の下降操作が行われる不
都合があつた。
は別途に昇降レバー操作によつて農作業機を昇降
させることも可能にできるもので、後進操作によ
つて農作業機を上昇制御しているときにも、昇降
レバーによつて農作業機の下降操作が行われる不
都合があつた。
「課題を解決するための手段」
然るに本考案は、農作業機を昇降する油圧シリ
ンダと、昇降レバーと連動する手動操作用油圧切
換弁を備え、前記油圧シリンダに手動操作用油圧
切換弁を介して油圧ポンプを接続させる農作業機
用昇降装置において、走行変速レバーの後進操作
と連動して油圧シリンダを上昇動作させる自動操
作用油圧切換弁と、自動操作用油圧切換弁の油圧
シリンダ上昇動作によつて自動操作用油圧切換弁
を油圧シリンダに連通させる制御弁を備え、自動
操作用油圧切換弁が油圧シリンダ上昇動作状態の
ときは手動操作用油圧切換弁と油圧シリンダの連
通を制御弁によつて中止し、自動操作用油圧切換
弁が昇降レバーによる油圧シリンダの下降動作を
許容する位置に切換えられたときに、制御弁が切
換わり、自動操作用油圧切換弁と油圧シリンダと
の連通を解除し、手動操作用油圧切換弁と油圧シ
リンダとを連通させるように構成したことを特徴
とするものである。
ンダと、昇降レバーと連動する手動操作用油圧切
換弁を備え、前記油圧シリンダに手動操作用油圧
切換弁を介して油圧ポンプを接続させる農作業機
用昇降装置において、走行変速レバーの後進操作
と連動して油圧シリンダを上昇動作させる自動操
作用油圧切換弁と、自動操作用油圧切換弁の油圧
シリンダ上昇動作によつて自動操作用油圧切換弁
を油圧シリンダに連通させる制御弁を備え、自動
操作用油圧切換弁が油圧シリンダ上昇動作状態の
ときは手動操作用油圧切換弁と油圧シリンダの連
通を制御弁によつて中止し、自動操作用油圧切換
弁が昇降レバーによる油圧シリンダの下降動作を
許容する位置に切換えられたときに、制御弁が切
換わり、自動操作用油圧切換弁と油圧シリンダと
の連通を解除し、手動操作用油圧切換弁と油圧シ
リンダとを連通させるように構成したことを特徴
とするものである。
「作用」
従つて、走行変速レバーの後進操作による自動
操作用油圧切換弁の上昇切換動作によつて制御弁
を切換えて油圧シリンダを上昇動作させるから、
後進走行または方向転換などを簡単な操作で行い
得ると共に、前記自動操作用油圧切換弁による油
圧シリンダ上昇動作時に手動操作を中止させ、制
御弁を復帰操作後に手動操作を可能にしたから、
作業機の上昇支持並びに下降動作を前記切換弁を
制御するだけで安全に行い得、従来の手動昇降構
造のものに前記切換弁及び制御弁を設けて自動制
御機能を容易に追加させ得、取扱い操作性並びに
安全性の向上などを容易に図り得るものである。
操作用油圧切換弁の上昇切換動作によつて制御弁
を切換えて油圧シリンダを上昇動作させるから、
後進走行または方向転換などを簡単な操作で行い
得ると共に、前記自動操作用油圧切換弁による油
圧シリンダ上昇動作時に手動操作を中止させ、制
御弁を復帰操作後に手動操作を可能にしたから、
作業機の上昇支持並びに下降動作を前記切換弁を
制御するだけで安全に行い得、従来の手動昇降構
造のものに前記切換弁及び制御弁を設けて自動制
御機能を容易に追加させ得、取扱い操作性並びに
安全性の向上などを容易に図り得るものである。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述
する。第1図は本考案に係る全体の側面図であ
り、走行機体であるトラクタ1の後部にロータリ
耕耘作業機2を装備させるもので、図中3はトラ
クタ1に搭載するエンジン、4はクラツチケー
ス、5はミツシヨンケース、6は前輪、7は後
輪、8はPTO軸、9はリフトアーム10及び昇
降レバー11を備えた油圧昇降装置である油圧リ
フト、12は運転席、13は操向ハンドルであ
り、昇降機構である三点リンク機構14を介しト
ラクタ1の後側に昇降自在に前記作業機2を取付
ける。前記三点リンク機構14は油圧リフト19
後部と作業機2中央上方部間を連結するトツプリ
ンク15と、ミツシヨンケース5下部両側と作業
機2前部両側間を連結する左右一対のロアリンク
16,16とからなり、前記油圧リフト9に設け
る左右一対のリフトアーム10,10と左右のロ
アリンク16,16中間とをリフトロツド17,
17で連結させ、前記油圧リフト9のリフトアー
ム10,10の上下揺動操作により作業機2を昇
降動作させるように構成している。
する。第1図は本考案に係る全体の側面図であ
り、走行機体であるトラクタ1の後部にロータリ
耕耘作業機2を装備させるもので、図中3はトラ
クタ1に搭載するエンジン、4はクラツチケー
ス、5はミツシヨンケース、6は前輪、7は後
輪、8はPTO軸、9はリフトアーム10及び昇
降レバー11を備えた油圧昇降装置である油圧リ
フト、12は運転席、13は操向ハンドルであ
り、昇降機構である三点リンク機構14を介しト
ラクタ1の後側に昇降自在に前記作業機2を取付
ける。前記三点リンク機構14は油圧リフト19
後部と作業機2中央上方部間を連結するトツプリ
ンク15と、ミツシヨンケース5下部両側と作業
機2前部両側間を連結する左右一対のロアリンク
16,16とからなり、前記油圧リフト9に設け
る左右一対のリフトアーム10,10と左右のロ
アリンク16,16中間とをリフトロツド17,
17で連結させ、前記油圧リフト9のリフトアー
ム10,10の上下揺動操作により作業機2を昇
降動作させるように構成している。
また、図中18は作業機2の耕耘ロータリ、1
9はロータリカバー、20はメインビーム、21
は尾輪、22はデプスアジヤストハンドルであ
る。
9はロータリカバー、20はメインビーム、21
は尾輪、22はデプスアジヤストハンドルであ
る。
第2図は前記油圧リフト9と昇降レバー11と
の間に介設してリフトアーム10,10を上下揺
動操作する手動操作用油圧切換弁23の制御系統
説明図であり、同図中24は油圧タンク、25は
ストレナー、26はラインフイルター、27は油
圧ポンプであるギヤポンプ、28はメインリリー
フバルブ、29はスローリターンストツプバル
ブ、30はセフテイバルブ、31は油圧リフト9
の油圧シリンダである。また32は前記切換弁2
3のアンロードバルブ、33はメインスプール、
34はフローコントロールバルブ、35はロード
チエツクバルブ、36はメカニカルチエツクバル
ブ、37はプツシユバー、38はスプールバーで
あり、前記昇降レバー11に操作軸39を介して
前記メインスプール33を連結させて、レバー1
1を介するメインスプール33のスライド操作に
より前記ポンプ27から前記シリンダ31に適宜
油を供給或いはシリンダ31内の油をタンク24
に還流させ作業機2を昇降動作させるように構成
している。
の間に介設してリフトアーム10,10を上下揺
動操作する手動操作用油圧切換弁23の制御系統
説明図であり、同図中24は油圧タンク、25は
ストレナー、26はラインフイルター、27は油
圧ポンプであるギヤポンプ、28はメインリリー
フバルブ、29はスローリターンストツプバル
ブ、30はセフテイバルブ、31は油圧リフト9
の油圧シリンダである。また32は前記切換弁2
3のアンロードバルブ、33はメインスプール、
34はフローコントロールバルブ、35はロード
チエツクバルブ、36はメカニカルチエツクバル
ブ、37はプツシユバー、38はスプールバーで
あり、前記昇降レバー11に操作軸39を介して
前記メインスプール33を連結させて、レバー1
1を介するメインスプール33のスライド操作に
より前記ポンプ27から前記シリンダ31に適宜
油を供給或いはシリンダ31内の油をタンク24
に還流させ作業機2を昇降動作させるように構成
している。
ところで、前記リリーフバルブ28と切換弁2
3との間には自動操作用の3位置5ポート形電磁
油圧切換弁40を介設すると共に、該切換弁40
にパイロツト操作逆止弁41を介して接続させる
セレクトバルブである2位置3ポート形パイロツ
ト制御弁42を前記切換弁23とスローリターン
ストツプバルブ29との間に介設させ、前記切換
弁40の一方のソレノイド43を励磁して実線矢
印方向に切換弁40を切換えたとき前記切換弁2
3に関係なくポンプ27からの油圧を前記逆止弁
41及び制御弁42を介してシリンダ31に供給
し作業機2を上昇させると共に、前記ソレノイド
43の励磁を解除させて切換弁40を中立位置と
したとき、前記逆止弁41の働きによつて前記制
御弁42のパイロツト圧を保持させたままの状態
とさせて該弁42とシリンダ31間に自己保持回
路Aを形成させて作業機2を上昇保持する一方、
他方のソレイノド44を励磁して破線矢印方向に
切換弁40を切換えたときにはパイロツト圧によ
つて逆止弁41を逆流させ前記制御弁42を元の
フリー位置に戻すように構成している。
3との間には自動操作用の3位置5ポート形電磁
油圧切換弁40を介設すると共に、該切換弁40
にパイロツト操作逆止弁41を介して接続させる
セレクトバルブである2位置3ポート形パイロツ
ト制御弁42を前記切換弁23とスローリターン
ストツプバルブ29との間に介設させ、前記切換
弁40の一方のソレノイド43を励磁して実線矢
印方向に切換弁40を切換えたとき前記切換弁2
3に関係なくポンプ27からの油圧を前記逆止弁
41及び制御弁42を介してシリンダ31に供給
し作業機2を上昇させると共に、前記ソレノイド
43の励磁を解除させて切換弁40を中立位置と
したとき、前記逆止弁41の働きによつて前記制
御弁42のパイロツト圧を保持させたままの状態
とさせて該弁42とシリンダ31間に自己保持回
路Aを形成させて作業機2を上昇保持する一方、
他方のソレイノド44を励磁して破線矢印方向に
切換弁40を切換えたときにはパイロツト圧によ
つて逆止弁41を逆流させ前記制御弁42を元の
フリー位置に戻すように構成している。
而して、第3図に示す如く変速操作を行う主変
速レバー45のレバーガイド板46に、後進及び
前進の走行状態を検知する後進及び前進検出スイ
ツチ47,48を設置して、これら各スイツチ4
7,48のオン操作で前記ソレノイド43,44
を励磁するように構成している。
速レバー45のレバーガイド板46に、後進及び
前進の走行状態を検知する後進及び前進検出スイ
ツチ47,48を設置して、これら各スイツチ4
7,48のオン操作で前記ソレノイド43,44
を励磁するように構成している。
第4図はこの電気回路図を示すもので、前記ス
イツチ47,48をバツテリ49に自動スイツチ
50を介し接続させると共に、上昇操作用ソレノ
イド43のドライブ回路51に上昇量調節器52
を備えるタイマ53を介して前記スイツチ47を
接続させて、前記スイツチ47のオン操作より前
記調節器52で設定する一定時間前記ソレノイド
43を励磁するように設けている。
イツチ47,48をバツテリ49に自動スイツチ
50を介し接続させると共に、上昇操作用ソレノ
イド43のドライブ回路51に上昇量調節器52
を備えるタイマ53を介して前記スイツチ47を
接続させて、前記スイツチ47のオン操作より前
記調節器52で設定する一定時間前記ソレノイド
43を励磁するように設けている。
また前記上昇操作解除用ソレノイド44のドラ
イブ回路54に前記タイマ53の常閉タイマスイ
ツチ53b及びタイマ55を介して前記スイツチ
48を接続させて前記ソレノイド43の励磁中以
外このスイツチ48のオン操作により一定時間前
記ソレノイド44を励磁するように設けている。
さらに前記スイツチ47,53b間にフリツプフ
ロツプ回路56を介して点滅式(点滅周期500ミ
リ秒、デユーテイー60%)の作動ランプ57を接
続させて、前記スイツチ47のオン操作により前
記ランプ57を点滅させると共に、前記スイツチ
48のオン操作でもつてランプ57を消灯させる
ように設けている。
イブ回路54に前記タイマ53の常閉タイマスイ
ツチ53b及びタイマ55を介して前記スイツチ
48を接続させて前記ソレノイド43の励磁中以
外このスイツチ48のオン操作により一定時間前
記ソレノイド44を励磁するように設けている。
さらに前記スイツチ47,53b間にフリツプフ
ロツプ回路56を介して点滅式(点滅周期500ミ
リ秒、デユーテイー60%)の作動ランプ57を接
続させて、前記スイツチ47のオン操作により前
記ランプ57を点滅させると共に、前記スイツチ
48のオン操作でもつてランプ57を消灯させる
ように設けている。
上記から明らかなように、農作業機2を昇降す
る油圧シリンダ31と、昇降レバー11と連動す
る手動操作用油圧切換弁23を備え、前記油圧シ
リンダ31に手動操作用油圧切換弁23を介して
油圧ポンプ27を接続させる農作業機用昇降装置
において、走行変速レバー45の後進操作と連動
して油圧シリンダ31を上昇動作させる自動操作
用油圧切換弁40と、自動操作用油圧切換弁40
の油圧シリンダ31上昇動作によつて自動操作用
油圧切換弁40を油圧シリンダ31に連通させる
制御弁42を備え、自動操作用油圧切換弁40が
油圧シリンダ31上昇動作状態のときは手動操作
用油圧切換弁23と油圧シリンダ31の連通を制
御弁42によつて中止し、自動操作用油圧切換弁
40が昇降レバー11による油圧シリンダ31の
下降動作を許容する位置に切換えられたときに、
制御弁42が切換わり、自動操作用油圧切換弁4
0と油圧シリンダ31との連通を解除し、手動操
作用油圧切換弁23と油圧シリンダ31とを連通
させるように構成している。
る油圧シリンダ31と、昇降レバー11と連動す
る手動操作用油圧切換弁23を備え、前記油圧シ
リンダ31に手動操作用油圧切換弁23を介して
油圧ポンプ27を接続させる農作業機用昇降装置
において、走行変速レバー45の後進操作と連動
して油圧シリンダ31を上昇動作させる自動操作
用油圧切換弁40と、自動操作用油圧切換弁40
の油圧シリンダ31上昇動作によつて自動操作用
油圧切換弁40を油圧シリンダ31に連通させる
制御弁42を備え、自動操作用油圧切換弁40が
油圧シリンダ31上昇動作状態のときは手動操作
用油圧切換弁23と油圧シリンダ31の連通を制
御弁42によつて中止し、自動操作用油圧切換弁
40が昇降レバー11による油圧シリンダ31の
下降動作を許容する位置に切換えられたときに、
制御弁42が切換わり、自動操作用油圧切換弁4
0と油圧シリンダ31との連通を解除し、手動操
作用油圧切換弁23と油圧シリンダ31とを連通
させるように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものにして、今
昇降レバー11の操作によつて前記切換弁23を
介し作業機2を下降させての耕耘作業中におい
て、前記主変速レバー45を後進位置に切換えて
後進走行を行うと、前記スイツチ47がオンとな
つて前記調節器52で設定する一定時間前記ソレ
ノイド43が励磁されて前記切換弁40を第2図
中立位置より実線矢印方向に切換える。この結
果、前記ポンプ27からの油圧は逆止弁41を介
し制御弁42に送られるもので、この制御弁42
においてはパイロツト圧が加わることにより弁4
2は実線矢印方向に切換つて油圧は前記シリンダ
31に供給されて作業機2は上昇する。
昇降レバー11の操作によつて前記切換弁23を
介し作業機2を下降させての耕耘作業中におい
て、前記主変速レバー45を後進位置に切換えて
後進走行を行うと、前記スイツチ47がオンとな
つて前記調節器52で設定する一定時間前記ソレ
ノイド43が励磁されて前記切換弁40を第2図
中立位置より実線矢印方向に切換える。この結
果、前記ポンプ27からの油圧は逆止弁41を介
し制御弁42に送られるもので、この制御弁42
においてはパイロツト圧が加わることにより弁4
2は実線矢印方向に切換つて油圧は前記シリンダ
31に供給されて作業機2は上昇する。
次に、変速レバー45を中立位置に戻し前記ソ
レノイド44の励磁を解除させると、前記切換弁
40も中立位置に復帰する。この状態のとき前記
逆止弁41は制御弁42からの油圧の逆流を阻止
するため、制御弁42は従前動作状態を保持して
油圧シリンダ31との間に作業機2を上昇維持す
る自己保持回路Aを形成させる。
レノイド44の励磁を解除させると、前記切換弁
40も中立位置に復帰する。この状態のとき前記
逆止弁41は制御弁42からの油圧の逆流を阻止
するため、制御弁42は従前動作状態を保持して
油圧シリンダ31との間に作業機2を上昇維持す
る自己保持回路Aを形成させる。
而して、前記変速レバー45を再び前進位置に
切換えて前進走行を行うと、前記スイツチ48が
オンとなつて前記ソレノイド44が一定時間励磁
され、前記切換弁40が第2図破線矢印方向に切
換わる。この結果、前記逆止弁41にパイロツト
圧が加わつて前記制御弁42との間の油圧が逆流
し制御弁42は元の中立状態に復帰する。そして
前記ソレノイド44の励磁が解除され前記切換弁
40が再び中立位置に切換つたとき前記ポンプ2
7からの油圧は前記手動操作用油圧切換弁23に
送給される状態となるもので、その結果、作業機
2は前記スイツチ47操作を行う以前の元の下降
状態に復帰する。
切換えて前進走行を行うと、前記スイツチ48が
オンとなつて前記ソレノイド44が一定時間励磁
され、前記切換弁40が第2図破線矢印方向に切
換わる。この結果、前記逆止弁41にパイロツト
圧が加わつて前記制御弁42との間の油圧が逆流
し制御弁42は元の中立状態に復帰する。そして
前記ソレノイド44の励磁が解除され前記切換弁
40が再び中立位置に切換つたとき前記ポンプ2
7からの油圧は前記手動操作用油圧切換弁23に
送給される状態となるもので、その結果、作業機
2は前記スイツチ47操作を行う以前の元の下降
状態に復帰する。
要するに自動操作用切換弁40は手動操作用切
換弁23より優先操作され、前記制御弁42の作
動しない切換弁40の中立位置のとき昇降レバー
11によつて前記切換弁23は自由に操作され作
業機2の手動での昇降制御が行われる。
換弁23より優先操作され、前記制御弁42の作
動しない切換弁40の中立位置のとき昇降レバー
11によつて前記切換弁23は自由に操作され作
業機2の手動での昇降制御が行われる。
「考案の効果」
以上実施例から明らかなように本考案は、農作
業機2を昇降する油圧シリンダ31と、昇降レバ
ー11と連動する手動操作用油圧切換弁23を備
え、前記油圧シリンダ31に手動操作用油圧切換
弁23を介して油圧ポンプ27を接続させる農作
業機用昇降装置において、走行変速レバー45の
後進操作と連動して油圧シリンダ31を上昇動作
させる自動操作用油圧切換弁40と、自動操作用
油圧切換弁40の油圧シリンダ31上昇動作によ
つて自動操作用油圧切換弁40を油圧シリンダ3
1に連通させる制御弁42を備え、自動操作用油
圧切換弁40が油圧シリンダ31上昇動作状態の
ときは手動操作用油圧切換弁23と油圧シリンダ
31の連通を制御弁42によつて中止し、自動操
作用油圧切換弁40が昇降レバー11による油圧
シリンダ31の下降動作を許容する位置に切換え
られたときに、制御弁42が切換わり、自動操作
用油圧切換弁40と油圧シリンダ31との連通を
解除し、手動操作用油圧切換弁23と油圧シリン
ダ31とを連通させるように構成したもので、走
行変速レバー45の後進操作による自動操作用油
圧切換弁40の上昇切換動作によつて制御弁42
を切換えて油圧シリンダ31を上昇動作させるか
ら、後進走行または方向転換などを簡単な操作で
行うことができると共に、前記自動操作用油圧切
換弁40による油圧シリンダ31上昇動作時に手
動操作を中止させ、制御弁42を復帰操作後に手
動操作を可能にしたから、作業機2の上昇支持並
びに下降動作を前記切換弁40を制御するだけで
安全に行うことができ、特にこの場合、切換弁4
0の上昇切換動作による作業機2の上昇保持以後
は制御弁42が復帰状態とならない限り、昇降レ
バー11操作による作業機2の下降動作を不可能
にして安全性を向上させることができて、従来の
手動昇降構造のものに前記切換弁40及び制御弁
42を設けてこの安全自動制御機能を容易に追加
させることができ、取扱い操作性並びに安全性の
向上などを容易に図ることができるものである。
業機2を昇降する油圧シリンダ31と、昇降レバ
ー11と連動する手動操作用油圧切換弁23を備
え、前記油圧シリンダ31に手動操作用油圧切換
弁23を介して油圧ポンプ27を接続させる農作
業機用昇降装置において、走行変速レバー45の
後進操作と連動して油圧シリンダ31を上昇動作
させる自動操作用油圧切換弁40と、自動操作用
油圧切換弁40の油圧シリンダ31上昇動作によ
つて自動操作用油圧切換弁40を油圧シリンダ3
1に連通させる制御弁42を備え、自動操作用油
圧切換弁40が油圧シリンダ31上昇動作状態の
ときは手動操作用油圧切換弁23と油圧シリンダ
31の連通を制御弁42によつて中止し、自動操
作用油圧切換弁40が昇降レバー11による油圧
シリンダ31の下降動作を許容する位置に切換え
られたときに、制御弁42が切換わり、自動操作
用油圧切換弁40と油圧シリンダ31との連通を
解除し、手動操作用油圧切換弁23と油圧シリン
ダ31とを連通させるように構成したもので、走
行変速レバー45の後進操作による自動操作用油
圧切換弁40の上昇切換動作によつて制御弁42
を切換えて油圧シリンダ31を上昇動作させるか
ら、後進走行または方向転換などを簡単な操作で
行うことができると共に、前記自動操作用油圧切
換弁40による油圧シリンダ31上昇動作時に手
動操作を中止させ、制御弁42を復帰操作後に手
動操作を可能にしたから、作業機2の上昇支持並
びに下降動作を前記切換弁40を制御するだけで
安全に行うことができ、特にこの場合、切換弁4
0の上昇切換動作による作業機2の上昇保持以後
は制御弁42が復帰状態とならない限り、昇降レ
バー11操作による作業機2の下降動作を不可能
にして安全性を向上させることができて、従来の
手動昇降構造のものに前記切換弁40及び制御弁
42を設けてこの安全自動制御機能を容易に追加
させることができ、取扱い操作性並びに安全性の
向上などを容易に図ることができるものである。
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は全体の側面図、第2図は要部の油圧系統
図、第3図は要部の部分平面図、第4図は要部の
電気回路図である。 2……作業機、11……昇降レバー、23……
手動操作用油圧切換弁、27……油圧ポンプ、3
1……油圧シリンダ、40……自動操作用油圧切
換弁、42……制御弁、45……走行変速レバ
ー。
1図は全体の側面図、第2図は要部の油圧系統
図、第3図は要部の部分平面図、第4図は要部の
電気回路図である。 2……作業機、11……昇降レバー、23……
手動操作用油圧切換弁、27……油圧ポンプ、3
1……油圧シリンダ、40……自動操作用油圧切
換弁、42……制御弁、45……走行変速レバ
ー。
Claims (1)
- 農作業機2を昇降する油圧シリンダ31と、昇
降レバー11と連動する手動操作用油圧切換弁2
3を備え、前記油圧シリンダ31に手動操作用油
圧切換弁23を介して油圧ポンプ27を接続させ
る農作業機用昇降装置において、走行変速レバー
45の後進操作と連動して油圧シリンダ31を上
昇動作させる自動操作用油圧切換弁40と、自動
操作用油圧切換弁40の油圧シリンダ31上昇動
作によつて自動操作用油圧切換弁40を油圧シリ
ンダ31に連通させる制御弁42を備え、自動操
作用油圧切換弁40が油圧シリンダ31上昇動作
状態のときは手動操作用油圧切換弁23と油圧シ
リンダ31の連通を制御弁42によつて中止し、
自動操作用油圧切換弁40が昇降レバー11によ
る油圧シリンダ31の下降動作を許容する位置に
切換えられたときに、制御弁42が切換わり、自
動操作用油圧切換弁40と油圧シリンダ31との
連通を解除し、手動操作用油圧切換弁23と油圧
シリンダ31とを連通させるように構成したこと
を特徴とする農作業機用昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14559783U JPS6051915U (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 農作業機用昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14559783U JPS6051915U (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 農作業機用昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6051915U JPS6051915U (ja) | 1985-04-12 |
JPH0543609Y2 true JPH0543609Y2 (ja) | 1993-11-04 |
Family
ID=30324337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14559783U Granted JPS6051915U (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 農作業機用昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6051915U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54123416A (en) * | 1978-03-17 | 1979-09-25 | Iseki Agricult Mach | Lifting device of working machine in pulling vehicle |
JPS5555530U (ja) * | 1978-10-11 | 1980-04-15 | ||
JPS582196U (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-08 | 防衛庁技術研究本部長 | 潜水船の吸気孔における氷結防止型金網 |
-
1983
- 1983-09-19 JP JP14559783U patent/JPS6051915U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54123416A (en) * | 1978-03-17 | 1979-09-25 | Iseki Agricult Mach | Lifting device of working machine in pulling vehicle |
JPS5555530U (ja) * | 1978-10-11 | 1980-04-15 | ||
JPS582196U (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-08 | 防衛庁技術研究本部長 | 潜水船の吸気孔における氷結防止型金網 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6051915U (ja) | 1985-04-12 |
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