JPH066052U - 農用トラクタにおけるpto駆動装置 - Google Patents

農用トラクタにおけるpto駆動装置

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JPH066052U
JPH066052U JP4508592U JP4508592U JPH066052U JP H066052 U JPH066052 U JP H066052U JP 4508592 U JP4508592 U JP 4508592U JP 4508592 U JP4508592 U JP 4508592U JP H066052 U JPH066052 U JP H066052U
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pto
shaft
lift arm
rotation
pto shaft
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和彦 江澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、PTO軸の回転をリフトアームの
角度により入切操作するものである。 【構成】 機体後部に連設するロータリ装置(5) を、油
圧昇降装置(6) により昇降自在とすると共に、PTO軸
(8) の変速を行うPTO切換装置(18)を設けて、同PT
O軸(8) の回転をOFF状態と、PTO軸(8) のみ単独
回転状態と、PTO軸(8) と走行伝動部(22)とが連動す
る状態などに変速可能とした農用トラクタにおいて、上
記PTO軸(8) の回転をON・OFFする入切スイッチ
(16)を設けると共に、油圧昇降装置(6) のリフトアーム
(2) の角度を検出する角度検出センサー(25)と、同角度
検出センサー(25)の検出結果を制御するコントローラ(1
7)を設け、かつ、同コントローラ(17)と、PTO入切ス
イッチ(16)と、PTO切換装置(18)を連動連結して、同
リフトアーム(2) の上げ高さが、同リフトアーム(2) の
最大揚げ高さに対して所定比率の高さ以上ではPTO軸
(8) 回転をOFF状態にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は農用トラクタにおけるPTO駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、農用トラクタによりロータリ作業を行う場合は、機体の後部にリフトア ームを介してロータリ装置を連設し、同ロータリ装置をPTO軸及びドライブシ ャフトにより駆動するものが存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来例のものは、機体側に設けるリフトアームによりロータリ 装置を上下昇降自在としているために、同リフトアームが最揚げ高さ位置まで回 動したときは、ドライブシャフト側に振れが発生し、このために騒音が高くなる ものであった。
【0004】 また、リフトアームを高く揚げた状態であってもPTO軸、及びロータリ装置 側の回転が停止しないから、畦を越えながら機体を圃場内に出入させる場合は畦 を損傷するものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、機体後部に連設するロータリ装置を、油圧昇降装置により 昇降自在とすると共に、PTO軸の変速を行うPTO切換装置を設けて、同PT O軸の回転をOFF状態と、PTO軸のみ単独回転状態と、PTO軸と走行伝動 部とが連動する状態などに変速可能とした農用トラクタにおいて、上記PTO軸 の回転をON・OFFする入切スイッチを設けると共に、油圧昇降装置のリフト アームの角度を検出する角度検出センサーと、同角度検出センサーの検出結果を 制御するコントローラを設け、かつ、同コントローラと、PTO入切スイッチと 、PTO切換装置を連動連結して、同リフトアームの上げ高さが、同リフトアー ムの最大揚げ高さに対して所定比率の高さ以上ではPTO軸回転をOFF状態に する農用トラクタにおけるPTO駆動装置を提供せんとするものである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明すると、1は農用トラクタの機体 で、同機体1の後部には、リフトアーム2、及びロアリンク3、並びにトップリ ンク4によりロータリ装置5を上下昇降自在に連設している。
【0007】 6はリフトアーム2を上下に作動させる油圧昇降装置、7はリフトアーム2と ロアリンク3とを連結するリフトリンクである。
【0008】 また、8は機体1の後部に突設するPTO軸であって、同PTO軸8とロータ リ装置5との間には自在接手を有するドライブシャフト9を配設してロータリ装 置5を駆動自在としている。
【0009】 10は機体1上の運転席11の側部に設ける操作部で、12はリフトアーム2を上下 動させる上下スイッチ、13はロータリ装置5の上下高さを設定するポジションレ バーである。
【0010】 14は耕深ダイヤルであって、同耕深ダイヤル14を回すことにより電気信号によ りパワーシリンダ17-1を動かすようにしている。15はロータリ装置5の揚げ高さ を調節する調節ダイヤル、16はPTO軸8の回転をON・OFFするPTO入切 スイッチである。
【0011】 そして、上記上下スイッチ12、及び耕深ダイヤル14、並びに調節ダイヤル15な どは制御用のコントローラ17に接続されている。
【0012】 18はPTO切換装置で、同PTO切換装置18には、PTO切換レバー19を設け ており、しかも、PTO軸8の回転をOFF状態にする「切」位置20と、PTO 軸8のみ単独回転状態にする「単独」位置21と、PTO軸8と走行伝動部22とが 連動して回転する「連動」位置23が設定されている。
【0013】 また、上記PTO切換装置18には、リフトアーム2が、最大揚げ高さに対して 略70%以上に回動した場合に自動的にPTO入切スイッチ16を切り状態にする 「自動停止」位置24が設けられている。
【0014】 25はリフトアーム2に設ける角度検出センサーであって、ポテンショメータな どがセットされており、かつ、同角度検出センサー25は制御用のコントローラ17 に連結している。
【0015】 また、同角度検出センサー25によりリフトアーム2の最大揚げ高さ、及び最低 揚げ高さを検出する。そして、PTO切換レバー19が「自動停止」位置24にセッ トされた状態で、同リフトアーム2の角度が最大高さに対して所定比率の高さ以 上、例えば略70%以上になると、コントローラ17によりPTO入切スイッチ16 を切り状態とするものである。
【0016】 また、PTO軸8には、電磁クラッチ26を具備するPTOクラッチ手段27を設 けており、同PTOクラッチ手段27は、PTO入切スイッチ16により操作される 。しかも、同PTOクラッチ手段27は、リフトアーム2の角度検出センサー25に よっても入切り操作が可能である。
【0017】 また、30は機体1の前部に搭載するエンジン、31は前車輪、32は機体後部に設 けるミッションケースで後車輪33を設けている。34は機体1の後方に配設する三 点ヒッチである。
【0018】 また、図4において、35はエンジン30に接続する主クラッチ、36はメーンシャ フト、37は第1軸で、同第1軸37上には低速と後進変速を行う変速ギヤ38と、中 速と高速を変速する減速ギヤ39が設けられている。40は副変速第1ギヤ、41は副 変速第2ギヤである。
【0019】 また、42は、第2軸で、同第2軸42上には、ドライブギヤ43、変速ギヤ44,45, 46を軸架している。
【0020】 47は第3軸で、同第3軸47上には、バックギヤ48、副変速スライドギヤ49、副 変速ギヤ50を軸架している。51は前輪駆動機構、52はPTO駆動軸で、同PTO 変速軸52上には、PTOスライドギヤ53、PTOギヤ54、PTO減速ギヤ55を軸 架している。56は上記PTO軸8に軸架するPTO減速ギヤである。
【0021】 また、図4において、57は後車輪33を駆動するデフ装置、58はブレーキ、59は デフロック機構、60は後車軸、61は歯車伝動機構である。
【0022】 本考案の実施例は上記の如く構成されており、機体後部に連設するロータリ装 置5は、上下スイッチ12を操作することにより、リフトアーム2と一体となって 上下動を行う。この場合に、PTO切換装置18のPTO切換レバー19を「自動停 止」位置24にセットしておけば、リフトアーム2の上昇角度が、最大揚げ高さに 対して所定比率の高さ以上、例えば約70%以上になると角度検出センサー25が これを検出してコントローラ17側へ信号を発する。
【0023】 したがって、コントローラ17よりPTO入切スイッチ16がOFF状態になり、 PTOクラッチ手段27が「切り」となる。そして、PTO軸8の回転が停止する ので、ドライブシャフト9、及びロータリ装置5の爪軸5-1 は回転を停止する。
【0024】 これにより、リフトアーム2の回動が、同リフトアーム2の最大揚げ高さに対 して所定比率の高さ以上、例えば略70%以上に上昇するとPTO軸8の回転は 自動的に停止するものである。
【0025】 以上の如く、上記実施例によれば、機体後部に連設するロータリ装置5を、油 圧昇降装置6により昇降自在とすると共に、PTO軸8の変速を行うPTO切換 装置18を設けて、同PTO軸8の回転をOFF状態と、PTO軸8のみ単独回転 状態と、PTO軸8と走行伝動部22とが連動する状態などに変速可能とした農用 トラクタにおいて、上記PTO軸8の回転をON・OFFする入切スイッチ16を 設けると共に、油圧昇降装置6のリフトアーム2の角度を検出する角度検出セン サー25と、同角度検出センサー25の検出結果を制御するコントローラ17を設け、 かつ、同コントローラ17と、PTO入切スイッチ16と、PTO切換装置18を連動 連結して、同リフトアーム2の上げ高さが、同リフトアーム2の最大揚げ高さに 対して所定比率の高さ以上、例えば略70%以上ではPTO軸8回転をOFF状 態にする農用トラクタにおけるPTO駆動装置であるから、農用トラクタの機体 の後方に、例えば種類の違ったロータリ装置を連結して、圃場への出入時に畦を 越える場合や、代掻き作業時に車輪が大きく沈下した状態で畦を越える場合は、 上下スイッチ操作してリフトアーム及びロータリ装置を揚げ状態にしておけば、 自動的にPTO軸の回転が停止するのでロータリ装置にて畦を損傷するようなこ とがないものである。
【0026】 また、機体を旋回させる時でも、PTO軸側のPTO切換レバーを操作する手 間が不要となり運転操作が容易となる。したがって、全体として構造が簡単であ って、作業能率を高めることができるものである。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、機体後部にロータリ装置を連設して、油圧装置により昇降自 在とすると共に、PTO軸の変速を行うPTO切換装置を設けた農用トラクタに おいて、上記PTO軸の回転をON・OFFするPTO入切スイッチを設けると 共に、油圧昇降装置のリフトアームの角度を検出する角度検出センサと、同角度 検出センサーの検出結果を制御するコントローラを設け、かつ、同コントローラ と、PTO入切スイッチと、PTO切換装置を連動連結して、同リフトアームの 揚げ高さが、同リフトアームの最大揚げ高さに対して所定比率の高さ以上ではP TO軸の回転をOFF状態にする如く構成したものであるから、リフトアーム及 びロータリ装置を上昇させた状態で、畦を越えながら機体を圃場内に出入する場 合であっても、PTO軸及びロータリ装置が、確実に停止状態にあるために畦を 損傷するようなことがない。
【0028】 また、リフトアーム及びロータリ装置を上昇させた状態では、PTO軸に連結 するドライブシャフトが停止しているので騒音が少なく、したがって、全体とし て構造が簡単でありながら作業を能率的に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備する農用トラクタの全体側面図。
【図2】同農用トラクタの要部の斜視図。
【図3】同農用トラクタの操作部の斜視図。
【図4】同農用トラクタの動力伝動機構図。
【図5】PTO切換装置の概要を示す背面図。
【符号の説明】
1 機体 2 リフトアーム 5 ロータリ装置 6 油圧昇降装置 8 PTO軸 16 PTO入切スイッチ 17 コントローラ 18 PTO切換装置 22 走行伝動部 25 角度検出センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体後部に連設するロータリ装置(5)
    を、油圧昇降装置(6)により昇降自在とすると共に、P
    TO軸(8) の変速を行うPTO切換装置(18)を設けて、
    同PTO軸(8) の回転をOFF状態と、PTO軸(8) の
    み単独回転状態と、PTO軸(8) と走行伝動部(22)とが
    連動する状態などに変速可能とした農用トラクタにおい
    て、 上記PTO軸(8) の回転をON・OFFする入切スイッ
    チ(16)を設けると共に、油圧昇降装置(6) のリフトアー
    ム(2) の角度を検出する角度検出センサー(25)と、同角
    度検出センサー(25)の検出結果を制御するコントローラ
    (17)を設け、かつ、同コントローラ(17)と、PTO入切
    スイッチ(16)と、PTO切換装置(18)を連動連結して、
    同リフトアーム(2) の揚げ高さが、同リフトアーム(2)
    の最大揚げ高さに対して所定比率の高さ以上ではPTO
    軸(8) 回転をOFF状態にすることを特徴とする農用ト
    ラクタにおけるPTO駆動装置。
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Cited By (3)

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