JP2950256B2 - 動力車両の操作レバー装置 - Google Patents

動力車両の操作レバー装置

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JP2950256B2
JP2950256B2 JP8288307A JP28830796A JP2950256B2 JP 2950256 B2 JP2950256 B2 JP 2950256B2 JP 8288307 A JP8288307 A JP 8288307A JP 28830796 A JP28830796 A JP 28830796A JP 2950256 B2 JP2950256 B2 JP 2950256B2
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reverse switching
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祐治 金藤
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタ−等の動力
車両における操作レバ−装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、トラクタ−やコンバイン等の動力農
機において、前後進切替レバ−を操作して機体を前後進
させるものが知られている。また、機体後部に連結され
たロ−タリ耕耘装置の如き作業機を昇降回動させるべ
く、ポジションレバ−とは別に昇降スイッチを操縦席の
近傍に設けるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の従
来装置にあっては、前後進切替レバ−と作業機を強制的
に昇降させるスイッチとが別々に、しかも、離れた位置
に設けられることが多く、枕地等で作業機を昇降させな
がら、機体の進行方向を変更するときには、一方の手で
ステアリングハンドル操作を行いながら、他方の手で前
後進切替レバ−を操作して機体を前後進させたり、ある
いは昇降スイッチを操作して作業機を上げ下げしなけれ
ばならず、煩雑で面倒な操作を必要としていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記した課
題を解消するために提案するものであって、次のような
技術的手段を講じた。即ち、中立位置を挟みレバーを前
側に倒すと機体が前進し、後側へ倒すと機体が後進する
よう構成された前後進切替レバーを有する動力車両であ
って、この前後進切替レバーには機体に連結された作業
機を昇降させる上昇スイッチと、下降スイッチとをレバ
ー握り部の内側面に設け、この前後進切替レバーの後方
には機体に連結する作業機の昇降を司るポジションレバ
ーを設けると共に該ポジションレバーの近傍には作業機
の昇降制御に関連する設定器を配設したことを特徴とす
る動力車両の操作レバー装置の構成とする。
【0005】
【作用】オペレ−タが前後進切替レバ−を前後に操作す
ると、それに応じて機体の進行方向が変わり、そのレバ
−を握ったまま握り部の内側に設けた上昇スイッチ又は
下降スイッチを操作すると作業機が昇降する。また、作
業進行途中で作業機昇降の調整を行うときには、前後進
切替レバーから手を離し肘を後方移動しながらそのまま
後方にあるポジションレバーや設定器を操作することと
なる。
【0006】
【実施例】図に基づいてこの発明の実施例を説明する。
1は移動車両としてのトラクタ−であって、前車輪11
と後車輪12とを備え、ボンネット13内には原動機3
5が設けられている。ボンネット13後部にはハンドル
14が後方へ向けて突設され、操縦席15の右側には機
体の進行方向を切り替える前後進切替レバ−2が設けら
れている。この前後進切替レバ−2を前側に倒すと機体
は前進し、後側に倒すと機体は後進し、略々直立状態に
すると中立状態となって機体が停止する。
【0007】また、操縦フロア16の左側にはクラッチ
ペダル17が、右側にはアクセルペダル18が設けら
れ、ステアリングハンドル14の右側にはスロットルレ
バ−19が設けられている。更に操縦席15の左右両側
には操作パネル20、21が設けられ、各種設定ボタン
スイッチが設けられている。
【0008】なお、この実施例では右側操作パネル20
部分にポジションレバ−29と、耕深設定器30と、上
限位置設定器31をこの順で設けている。左側操作パネ
ル21には走行速度を変更するための操作ボタンスイッ
チであるシフト設定器32と、主クラッチ入り速度を変
更調節する主クラッチ入り速度調節ボリュ−ム33と、
PTO入切スイッチ34とを設けている。
【0009】トラクタ1の機体後部にはリフトア−ム2
5が回動自由に枢着28され、このリフトア−ム25と
ロワ−リンク23との間にはリフトロッド26が介装連
結されている。22はトップリンクであり、このトップ
リンク22とロワ−リンク23とで構成する3点リンク
機構の後部には作業機としてロ−タリ耕耘装置8が着脱
自在に連結され、油圧シリンダケ−スに内装されている
油圧シリンダの伸縮を制御するソレノイドバルブ27で
前記リフトア−ム25を昇降回動させる構成である。
【0010】リフトア−ム25の回動基部にはその回動
角度を検出するリフトア−ムセンサ57が設けられてい
る。前記前後進切替レバ−2の握り部でその内側面には
ロ−タリ耕耘装置8を昇降させる押しボタン式の上昇ス
イッチ9と下降スイッチ10が設けられている。前後進
切替レバ−2には、前進操作を検出するスイッチ3と、
中立(停止)操作を検出するスイッチ4と、後進操作を
検出するスイッチ5がその回動範囲に亘って設けられて
いる。
【0011】第5図において、(イ)は前進操作位置、
(ロ)は中立操作位置、(ハ)は後進操作位置で、
(ホ)は各スイッチ3、4、5がスイッチONの状態を
検出し得る有感帯の領域、(ニ)はスイッチ3、4、5
ONの状態を検出することができない不感帯の領域であ
る。なお、第4図に示すように作業機を昇降させる上昇
スイッチ9と下降スイッチ10、及び前後進切替レバ−
2はハンドル14部にも設けると便利である。
【0012】次に第6図の動力伝達線図に基づいて動力
伝動系を説明する。原動機35の回転動力はその動力取
出軸37を介して主クラッチ6に伝達され、主クラッチ
6の伝動下位には走行系の変速装置に回転動力を伝える
伝動軸38が設けられている。36は機体の前後進を切
り替える油圧式の前後進クラッチ、39は伝動軸38と
平行に配設されたカウンタ軸であって、前後進クラッチ
36を切り替えることによって出力軸である伝動軸43
に正転動力と逆転動力とが取り出せるように構成してい
る。
【0013】伝動軸43の回転動力は主変速装置46に
伝達される。主変速装置46は油圧式の変速装置で構成
されており、伝動軸45上に設けられた油圧式のクラッ
チ44、53を適宜切り替えることにより、低速側の1
速から高速側の4速まで4段の変速が行えるように構成
している。47は主変速装置46の後部に設けられた副
変速装置であって、ドライブピニオン軸49上の油圧ク
ラッチ50あるいはカウンタ軸52上の油圧クラッチ5
4を適宜操作することによって、最終減速軸であるドラ
イブピニオン軸49に減速された回転動力が伝達される
ように構成している。なお、同図中、符号51はカウン
タ軸、48は後輪デフ装置(図示省略)に動力を伝える
ピニオンギヤである。また、符号40はカウンタギヤで
あって、原動機35側の回転動力がこのカウンタギヤ4
0を介してPTO油圧クラッチ41に伝達され、PTO
油圧クラッチ41を入切することによってPTO軸42
が回転若しくは停止する。
【0014】次に第7図のブロック図について説明す
る。制御装置7を構成するCPUの入力側に、ステアリ
ングハンドル14部及び前後進切替レバ−2部に設けた
上昇スイッチ9と下降スイッチ10を、更に前後進切替
レバ−2に設けたスイッチ3、4、5を前記CPUに接
続している。また、このCPUにはリフトア−ム25を
回動制御するソレノイドバルブ27、リフトア−ム25
の位置を検出するリフトア−ムセンサ57、主クラッチ
6を制御する制御ソレノイド55、前後進クラッチ36
の油圧クラッチを制御する制御ソレノイド55、シフト
位置を検出するシフト位置検出センサ56、56が接続
されている。シフト位置検出センサ56、56はクラッ
チ板の移動位置を読み取るものであって、このシフト位
置検出センサ56、56の検出結果から主クラッチ6の
入切時間を制御する。
【0015】なお、図示は省略しているが、前記CPU
には、変速位置を指定するシフト設定器32も接続され
ている。前後進切替レバ−2を前後方向に移動操作する
と、前後進クラッチ36が切り替えられ、同時に主クラ
ッチ6の入切の時間がコントロ−ルされる。次にその作
用について説明する。作業開始前に主クラッチ6の伝動
入り速度の最長時間を主クラッチ入速度調節ボリュ−ム
33で設定しておく。また、シフト設定器32で車速を
設定する。主変速装置46を1速〜4速の範囲で指定
し、副変速装置47をH、L、M、LLの範囲で指定す
る。
【0016】機体を前進させるべく前後進切替レバ−2
を中立位置から前進位置に移動させると、前進スイッチ
3がONになり、前後進クラッチ36は前進側に切り替
えられ、略同時に主クラッチ6が自動的に接続される。
このとき、主クラッチ6が接続される時間、即ち、クラ
ッチが接続される速度は、CPUが前後進切替レバ−2
の不感帯通過時間を読み取ることによって決められる。
【0017】また、前後進切替レバ−2を前進スイッチ
3のONから後進スイッチ5のONの状態まで一気に操
作したときには、まず、主クラッチ6を切り、前後進油
圧クラッチ36も切りの状態とし、トラクタ1が減速さ
れるのを確認した後、前後進油圧クラッチ36を後進側
に切り替え、その後、主クラッチ6を接続する。この実
施例においては、半クラッチ状態も現出でき、その場合
には、前記主クラッチ入速度調節ボリュ−ム33でクラ
ッチ接続時間を前述の場合よりも長目に設定する。
【0018】この実施例において、前後進切替レバ−2
部に設けた上昇スイッチ9を押すと、ロ−タリ耕耘装置
8は上限設定器31で設定した高さまで一気に上昇す
る。反対に下降スイッチ10を押したときには、ロ−タ
リ耕耘装置8は元の位置まで一気に下降することができ
る。なお、この実施例では機体を後退させるとロ−タリ
耕耘装置8がこの後進操作と連動して上昇するように構
成しているので安全である。
【0019】地等で機体を前後進させるときには、片手
で前後進切替レバ−2を操作し、作業機を昇降させると
きには、この前後進切替レバ−2を握ったまま上昇スイ
ッチ9、あるいは下降スイッチ10を押す。すると、機
体は前進あるいは後進しながら作業機8が上昇あるいは
下降する。しかも、この上昇スイッチ9、及び下降スイ
ッチ10は、前記レバー2の握り部の内側に設け、例え
ば右手の親指だけで押し操作することができる。
【0020】このように、機体の進行方向と作業機の上
下とを片方の手で略同時に操作でき、さらに体をねじっ
て後方を確認しながら機体の進行方向を前後切り替える
ときにでも、前記スイッチ9,10がレバー握り部の内
側面に有るので、例えば両スイッチ9,10をレバー握
り部の全面に設けてこれを操作するときと比較して、指
や腕の操作が行い易い。
【0021】
【発明の効果】この発明は、前記のように構成したの
で、次のような技術的効果を奏する。即ち、中立位置を
挟みレバーを前側に倒すと機体が前進し、後側へ倒すと
機体が後進するよう構成された前後進切替レバーを有す
る動力車両であって、この前後進切替レバーには機体に
連結された作業機を昇降させる上昇スイッチと、下降ス
イッチとをレバー握り部の内側面に設け、この前後進切
替レバーの後方には機体に連結する作業機の昇降を司る
ポジションレバーを設けると共に該ポジションレバーの
近傍には作業機の昇降制御に関連する設定器を配設した
ものであるから、前後進切替レバーを操作しまたは握っ
たまま内側面にある上昇スイッチまたは下降スイッチを
押し操作することにより作業機を昇降あるいは下降させ
ることができ、枕地での旋回操作を容易に行うことがで
きる。
【0022】また、作業進行途中で作業機昇降の調整を
行うときには、前後進切替レバーの後方にあるポジショ
ンレバーや設定器を扱うこととなるが、前後進切替レバ
ーから手を離しそのまま後方にあるポジションレバーや
設定器を操作することとなるが、その身体的動きは肘の
後方移動で足りるため、上半身を大きく前後に傾ける必
要がなく、頭部を前方直視のまま容易にポジションレバ
ーや設定器の位置を探り得て必要操作が容易迅速とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタと作業機の側面図である。
【図2】トラクタの平面図である。
【図3】操縦席近傍の斜視図である。
【図4】ハンドル部分の正面図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】動力伝達線図である。
【図7】ブロック回路図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 前後進切替レバ− 3 スイッチ 4 スイッチ 5 スイッチ 7 制御装置 8 ロ−タリ耕耘装置 9 上昇スイッチ 10 下降スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01B 63/10 B60K 20/02 F02D 11/02 F16H 59/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中立位置を挟みレバーを前側に倒すと機
    体が前進し、後側へ倒すと機体が後進するよう構成され
    た前後進切替レバーを有する動力車両であって、この前
    後進切替レバーには機体に連結された作業機を昇降させ
    る上昇スイッチと、下降スイッチとをレバー握り部の内
    側面に設け、この前後進切替レバーの後方には機体に連
    結する作業機の昇降を司るポジションレバーを設けると
    共に該ポジションレバーの近傍には作業機の昇降制御に
    関連する設定器を配設したことを特徴とする動力車両の
    操作レバー装置。
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JP5083497B2 (ja) * 2006-09-27 2012-11-28 井関農機株式会社 トラクタ
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