JP2693350B2 - トラクタの油圧制御装置 - Google Patents

トラクタの油圧制御装置

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JP2693350B2
JP2693350B2 JP4344662A JP34466292A JP2693350B2 JP 2693350 B2 JP2693350 B2 JP 2693350B2 JP 4344662 A JP4344662 A JP 4344662A JP 34466292 A JP34466292 A JP 34466292A JP 2693350 B2 JP2693350 B2 JP 2693350B2
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清一 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2台の作業機を装着可
能なトラクタの油圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば農用トラクタでは、後部にプラウ
又はロータリ耕耘機等を装着して作業をする場合、前部
にフロントローダを後部にカウンタウエイトを同時に装
着して作業をする場合等がある。プラウ作業、ロータリ
作業等の場合は、作業機を3点リンク機構を介して作業
機昇降油圧装置で昇降自在にし、ドラフト制御、ポジシ
ョン制御を行う。フロントローダ作業等の場合は、フロ
ントローダのアクチュエータを操作すると共にカウンタ
ウエイトが振動等により下がってくるのを修正するため
に、ポジション制御も必要になっている。
【0003】トラクタの作業機作動系の油圧ポンプは2
台設けられており、1台はフロントローダのアクチュエ
ータを作動させ、もう1台は作業機昇降用油圧装置を作
動させるものであるが、作業機昇降用油圧装置を使用し
ないときには、2台の油圧ポンプの圧油を合流弁を介し
て合流して、フロントローダのアクチュエータに大流量
の圧油を供給し、作業効率を高めるようになっている。
【0004】従って、作業機昇降油圧装置を使用すると
きは、合流弁を切り換えて油圧ポンプの圧油を独立して
作業機昇降油圧装置に供給するようにしており、その切
り換え操作は手動で行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、合
流弁は手動で切り換えられるものであるため、フロント
ローダ作業中にカウンタウエイトが下がってくると、合
流状態の合流弁を独立状態に手動で変更し、その後に作
業機昇降油圧装置をポジション制御操作しなければなら
なく、その操作が非常に面倒になっている。
【0006】この問題点は、合流弁を電磁切り換え式に
形成して、カウンタウエイトが降下してきたらそれを検
出して、合流弁及び油圧装置を自動制御することにより
解決することができる。しかし、このようにすれば、ド
ラフト制御作業中にドラフト制御用の弁だけでなく合流
弁も頻繁に動作されることになり、弁の早期摩耗等の種
々の不都合が生じる。尚、ポジション制御作業中も弁を
制御するが、その使用頻度は低いので支障はない。
【0007】本発明は、合流弁を電磁切り換え式にする
と共に、油圧装置を操作する制御指令手段でドラフト制
御作業中は常に独立状態になるように設定することによ
り、各種作業機用油圧回路を最適に制御できるようにし
たトラクタの油圧制御装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、第1作業機3のアクチュエータ
を作動させる第1油圧制御回路4と、第2作業機5を昇
降する油圧装置6をドラフト制御及びポジション制御す
る第2油圧制御回路7と、第1油圧制御回路4に圧油を
供給する第1供給油路8と、第2油圧制御回路7に圧油
を供給する第2供給油路9と、この第2供給油路9の圧
油を合流弁10を介して第1供給油路8へ合流させる第
3供給油路11とを有するトラクタの油圧制御装置にお
いて、前記合流弁10を電磁切り換え式に形成して第2
油圧制御回路7を操作する制御指令手段12に接続して
おり、この制御指令手段12はポジション制御作業中の
ポジション制御操作時に合流弁10を独立状態に変更
し、かつドラフト制御作業中に常に合流弁10を独立状
態になるように設定していることである。
【0009】
【作用】例えば、トラクタにフロントローダ(第1作業
機3)とカウンタウエイト(第2作業機5)とを装着し
てローダ作業をする場合、合流弁10は合流状態に設定
され、2台の油圧ポンプ15、16からの圧油は第1油
圧制御回路4と第3供給油路11とを介してフロントロ
ーダのアクチュエータに供給される。その作業中にカウ
ンタウエイトが降下するとそれを高さ検出手段21が検
出し、制御指令手段12を介して合流弁10を独立状態
に変更し、第2油圧ポンプの圧油を第2供給油路9を介
して油圧装置6へ供給し、また、制御指令手段12から
の指令信号で上昇弁19を作動させる。
【0010】ロータリ耕耘機(第2作業機5)でロータ
リ作業をする場合、合流弁10は合流状態に設定され、
2台の油圧ポンプからの圧油は第1油圧制御回路4と第
3供給油路11とを介してドレンされ、ロータリ耕耘機
を昇降するようにポジション制御操作をすると、制御指
令手段12を介して合流弁10を独立状態に変更し、第
2油圧ポンプ16の圧油を第2供給油路9を介して油圧
装置6へ供給し、また、制御指令手段12からの指令信
号で上昇弁19又は下降弁20を作動させる。
【0011】プラウ(第2作業機5)でプラウ作業をす
る場合、合流弁10は常に独立状態に設定され、第2油
圧ポンプ16の圧油は第2供給油路9を介して油圧装置
6へ常時供給され、また、制御指令手段12からの指令
信号で上昇弁19又は下降弁20が作動され、合流弁1
0は合流状態に変更動作することがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、トラクタはその前部又はその他に
第1作業機3を着脱自在に装着され、後部に3点リンク
機構等を介して第2作業機5を着脱自在に装着される。
このトラクタの油圧制御装置1は、エンジンEによって
駆動される2台の油圧ポンプ15、16が圧油供給源と
なっており、第1作業機3の油圧シリンダ等のアクチュ
エータと、第2作業機5を昇降するための油圧装置6と
に圧油供給可能である。
【0013】4は第1作業機3のアクチュエータを作動
させる第1油圧制御回路であり、1又は2以上の切り換
え操作弁17を有しており、この第1油圧制御回路4に
圧油を供給するのが、第1油圧ポンプ15を含む第1供
給油路8となっている。7は第2作業機5を昇降する油
圧装置6をドラフト制御及びポジション制御する第2油
圧制御回路であり、この第2油圧制御回路7に圧油を供
給するのが、第2油圧ポンプ16を含む第2供給油路9
となっている。第2油圧制御回路7には電磁式の流量比
例弁18、上昇弁19及び下降弁20等が設けられてお
り、制御指令手段12からの信号によって作動する。
【0014】10は第2供給油路9に設けられた合流弁
であり、この合流弁10を介して第3供給油路11の一
端が接続され、その他端は第1供給油路8に接続されて
いる。この合流弁10は切り換え弁10Aとこの切り換
え弁10Aを切り換え操作する電磁弁10Bとを有し
て、電磁切り換え式になっている。電磁弁10Bは制御
指令手段12からの信号によって作動可能であり、オン
・オフ作動することにより切り換え弁10Aを切り換え
て、第2油圧ポンプ16からの圧油を第2供給油路9へ
供給する独立状態と、第3供給油路11を介して第1供
給油路8へ供給する合流状態とに変更可能である。
【0015】制御指令手段12はマイコン等が内蔵され
ており、油圧装置6のリフトアームの角度により第2作
業機5の高さを検出する高さ検出手段21と、制御選択
手段22とが接続されている。制御選択手段22は制御
指令手段12を介して第2油圧制御回路7を制御するダ
イヤル式ミックスコントローラになっており、A位置に
するとポジション制御のみを行い、B位置にするとドラ
フト制御のみを行い、その中間のC範囲ではポジション
制御とドラフト制御とを適宜割合で組合わせてミックス
制御を行う。
【0016】そして前記制御指令手段12においては、
制御選択手段22がドラフト制御のあるB位置とC範囲
とを選択しているとき、合流弁10を独立状態にするよ
うに設定されている。尚、この合流弁10が独立状態に
なったとき、モニターを点灯して表示できるようにする
ことが好ましい。次に、前記油圧制御装置1における動
作を説明する。
【0017】フロントローダ作業において、トラクタの
前部にフロントローダを装着し後部に3点リンク機構を
介してカウンタウエイトを装着する。制御選択手段22
はA位置にセットし、第2油圧制御回路7をポジション
制御状態にし、かつ合流弁10を合流状態にする。この
状態で作業をすると、第1油圧ポンプ15からの圧油は
第1油圧制御回路4に供給されると共に、第2油圧ポン
プ16からの圧油も第3供給油路11を介して第1油圧
制御回路4に供給され、切り換え操作弁17の操作によ
りフロントローダの油圧シリンダが大油量の圧油で効率
良く作動される。
【0018】この作業中、カウンタウエイトは油圧装置
6によって一定高さに保持されるが、振動等によって下
がってくると、高さ検出手段21がこれを検出して制御
指令手段12を介して合流弁10を独立状態に変更し、
第2油圧ポンプ16の圧油を第2供給油路9へ供給し、
これと共に上昇弁19を作動してカウンタウエイトを元
の設定高さに戻す。
【0019】ロータリ作業において、トラクタの後部に
3点リンク機構を介してロータリ耕耘機を装着する。制
御選択手段22はA位置にセットし、第2油圧制御回路
7をポジション制御状態にし、かつ合流弁10を合流状
態にする。このロータリ耕耘機の昇降は操作レバーを介
して手動で行われ、この操作レバーを介してポジション
制御操作するときのみ、制御指令手段12を介して合流
弁10を独立状態に変更し、第2油圧ポンプ16の圧油
を第2供給油路9へ供給し、これと共に上昇弁19又は
下降弁20を作動して、ロータリ耕耘機を目的の高さに
昇降する。ポジション制御をしないとき、2台の油圧ポ
ンプからの圧油は第1油圧制御回路4と第3供給油路1
1とを介してドレンされる。
【0020】プラウ作業において、トラクタの後部に3
点リンク機構を介してプラウ作業機を装着する。制御選
択手段22はB位置又はC範囲にセットし、第2油圧制
御回路7をドラフト制御状態にし、かつ合流弁10を独
立状態にする。この状態で作業をすると、第1油圧ポン
プ15からの圧油は第1油圧制御回路4に供給され、第
2油圧ポンプ16からの圧油は第2供給油路9を介して
第2油圧制御回路7に供給され、第1油圧制御回路4と
第2油圧制御回路7とが完全に常時分離された状態にな
る。
【0021】この作業中、プラウ作業機にかかる負荷が
変動すると、その負荷変動により制御指令手段12を介
して上昇弁19又は下降弁20を作動して、プラウ作業
機を昇降する。この上昇弁19又は下降弁20を作動し
てドラフト制御するときも、また、負荷が変動しないと
きも、合流弁10は独立状態になったままであり、合流
状態に変更されることはない。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、合流弁1
0を電磁切り換え式に形成して第2油圧制御回路7を操
作する制御指令手段12に接続しており、この制御指令
手段12はポジション制御作業中のポジション制御操作
時に合流弁10を独立状態に変更し、かつドラフト制御
作業中に常に合流弁10を独立状態になるように設定し
ているので、トラクタに2台の作業機3、5を装着しか
つ1台の作業機に圧油を合流使用する回路としていて
も、他方の作業機を操作する場合に圧油の供給を簡単に
変更することができ、作業性を向上でき、そのように構
成していても、ドラフト制御をする作業機を装着した場
合に、ドラフト制御による合流弁10の頻繁な作動をな
くし、弁の早期摩耗等の不都合を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 油圧制御装置 3 第1作業機 4 第1油圧制御回路1 5 第2作業機 6 油圧装置 7 第2油圧制御回路 8 第1供給油路 9 第2供給油路 10 合流弁 11 第3供給油路 12 制御指令手段 15 第1油圧ポンプ 16 第2油圧ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−259004(JP,A) 特開 平3−82682(JP,A) 実開 平3−19102(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1作業機(3)のアクチュエータを作
    動させる第1油圧制御回路(4)と、第2作業機(5)
    を昇降する油圧装置(6)をドラフト制御及びポジショ
    ン制御する第2油圧制御回路(7)と、第1油圧制御回
    路(4)に圧油を供給する第1供給油路(8)と、第2
    油圧制御回路(7)に圧油を供給する第2供給油路
    (9)と、この第2供給油路(9)の圧油を合流弁(1
    0)を介して第1供給油路(8)へ合流させる第3供給
    油路(11)とを有するトラクタの油圧制御装置におい
    て、 前記合流弁(10)を電磁切り換え式に形成して第2油
    圧制御回路(7)を操作する制御指令手段(12)に接
    続しており、この制御指令手段(12)はポジション制
    御作業中のポジション制御操作時に合流弁(10)を独
    立状態に変更し、かつドラフト制御作業中に常に合流弁
    (10)を独立状態になるように設定していることを特
    徴とするトラクタの油圧制御装置。
JP4344662A 1992-12-24 1992-12-24 トラクタの油圧制御装置 Expired - Fee Related JP2693350B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2574125C2 (ru) * 2010-04-19 2016-02-10 Дир Энд Компани Орудие с активным прижимным усилием боковины и последовательность поднятия боковины

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2574125C2 (ru) * 2010-04-19 2016-02-10 Дир Энд Компани Орудие с активным прижимным усилием боковины и последовательность поднятия боковины

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