JPH08261206A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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Publication number
JPH08261206A
JPH08261206A JP7046096A JP7046096A JPH08261206A JP H08261206 A JPH08261206 A JP H08261206A JP 7046096 A JP7046096 A JP 7046096A JP 7046096 A JP7046096 A JP 7046096A JP H08261206 A JPH08261206 A JP H08261206A
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JP
Japan
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valve
oil
hydraulic
flow rate
control
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Application number
JP7046096A
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English (en)
Inventor
Takashi Igarashi
高 五十嵐
Nakashiro Mukai
仲四郎 向井
Tomio Kakihashi
富夫 垣橋
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08261206A publication Critical patent/JPH08261206A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が比較的簡易で安価に構成でき、且つ、大
流量の制御も精度良く行えるようにする。 【解決手段】油圧ポンプから油圧シリンダへの油流を流
量制御する弁を、油圧ポンプから油圧シリンダへの油路
に設けられて該油路の流量を制御する弁とこれのパイロ
ット圧を制御するソレノイド弁とによって比例ソレノイ
ド弁を構成し、前記パイロット圧を制御するソレノイド
弁のソレノイド部に通電する制御電流の大きさに比例し
てパイロット圧が制御され、そのパイロット圧により油
圧ポンプから油圧シリンダへの油路に設けられた弁が操
作されて、油圧ポンプから油圧シリンダへの流量が制御
電流の大きさに比例して制御される構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧シリンダを
油圧制御する油圧制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の一例として、特開昭56−1
22774号公報に示される油圧制御装置、即ち、単動
式の油圧シリンダ(と油圧ポンプの間に、油圧ポンプか
ら前記油圧シリンダへの油流の流量制御する弁を設け、
前記油圧シリンダとタンクの間に、前記油圧シリンダか
らタンクへの油流を流量制御する弁を設け、前記の油圧
ポンプから油圧シリンダへの油流を流量制御する弁と、
前記の油圧シリンダからタンクへの油流を流量制御する
弁とを、ソレノイド部に通電する制御電流の大きさに比
例して流量が制御される比例ソレノイド弁に構成した油
圧制御装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置は、比例
ソレノイド弁を用いて流量制御を行う構成としている
が、比例ソレノイド弁はソレノイドの電磁力により弁を
切換作動するため、構造が簡易で安価なものとなる利点
があるが、大流量の制御は行いにくい欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、単動式の油圧シリンダと油圧ポンプの
間に、油圧ポンプから前記油圧シリンダへの油流の流量
制御する弁を設け、前記油圧シリンダとタンクの間に、
前記油圧シリンダからタンクへの油流を流量制御する弁
を設け、前記の油圧ポンプから油圧シリンダへの油流を
流量制御する弁と、前記の油圧シリンダからタンクへの
油流を流量制御する弁とを、ソレノイド部に通電する制
御電流の大きさに比例して流量が制御される比例ソレノ
イド弁に構成した油圧制御装置において、前記の油圧ポ
ンプから油圧シリンダへの油流を流量制御する弁を、油
圧ポンプから油圧シリンダへの油路に設けられて該油路
の流量を制御する弁とこれのパイロット圧を制御するソ
レノイド弁とによって比例ソレノイド弁を構成し、前記
パイロット圧を制御するソレノイド弁のソレノイド部に
通電する制御電流の大きさに比例してパイロット圧が制
御され、そのパイロット圧により油圧ポンプから油圧シ
リンダへの油路に設けられた弁が操作されて、油圧ポン
プから油圧シリンダへの流量が制御電流の大きさに比例
して制御される構成としたことを特徴とする油圧制御装
置とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】この発明の油圧制御装置は、構
造が比較的簡易で安価に構成でき、且つ、大流量の制御
も精度良く行える。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例としての、農用トラクタ
の作業機昇降駆動用の油圧シリンダを油圧制御する油圧
制御装置について、以下に説明する。図1に油圧制御回
路を、図2に作業機の使用状態の側面図を示したが、ト
ラクタ1の左右のロワ−リンク2,2と、トップリンク
3の如きものからなるリンク機構に連結した作業機とし
てのロ−タリ耕耘装置4を、作業機昇降機構5のリフト
シリンダ6の動作によってリフトア−ム7,7を昇降回
動させてロ−タリ耕耘装置4を上昇又は下降させるもの
である。この実施例では、リフトシリンダ6とリフトア
−ム7とで油圧昇降機構を構成している。
【0007】リフトシリンダ6に絞り弁8と油路9を介
して逆止弁10の弁室10aを接続し、タンク11に油
路12を臨ませたパイロット弁13を弁室10aへ油路
14によって、又、逆止弁10の背室10bへ油路15
によって夫々接続し、パイロット部16aに加わる圧力
に比例して弁孔の開口面積が制御されるようにした上昇
用弁16を、弁室10aへ油路17を介して接続し、電
磁ソレノイド部18aに流す制御電流の大きさに比例し
て弁孔の開口面積が制御されるようにした調整弁18
を、油路19を介して油圧ポンプ20に、又、油路21
を介してパイロット部16aに夫々接続し、電磁ソレノ
イド部22aに流す制御電流の大きさに比例して弁孔の
開口面積が制御されるようにした下降用比例ソレノイド
弁22を、弁室10aへ油路23にて、又、タンク11
へ油路24にて夫々接続し、油圧ポンプ20へ油路25
にて上昇用弁16に接続して、上昇用弁16及び調整弁
18からなる上昇用比例ソレノイド弁26を構成してい
る。
【0008】今、パイロット弁13の電磁ソレノイド部
13aが非通電のときは、図1のように連通ポ−ト13
bと油路14,15によって弁室10aと背室10bが
連通するので、逆止弁10の弁体10cは、ばね10d
によって弁室10aを油路17から遮断してリフトシリ
ンダ6内の圧力油を、この逆止弁10によって保持する
中立状態となり、又、下降用比例ソレノイド弁22の電
磁ソレノイド弁22aと調整弁18の電磁ソレノイド部
18aは非通電となっている。
【0009】パイロット弁13の電磁ソレノイド部13
aを通電すると、排油ポ−ト13cが切り替わり、背室
10bを油路12を介してタンク11に連通するので、
弁室10aに導かれているリフトシリンダ6の圧力油に
よって弁体10cが開かれて油路9と油路23が連通す
ることになり、下降用比例ソレノイド弁22の電磁ソレ
ノイド部22aに通電すると、下げポ−ト22bが油路
23、24を連通するので、リフトシリンダ6の圧力油
は絞り弁8、油路9、弁室10a、油路23、下げポ−
ト22b、油路24を介してタンク11に排出され、リ
フトピストン6aがリフトシリンダ6に向って引込動作
するので、リフトア−ム7、7は自重によって下降回動
することになり、そして、電磁ソレノイド部22aの制
御電流の大きさに比例してこの下降用比例ソレノイド弁
22の弁孔が開くので、制御電流に比例した流量でリフ
トシリンダ6から作動油が排出されて、リフトア−ム
7、7は制御電流に比例した速度で下降するものであ
り、又、この下降操作の際には、調整弁18の電磁ソレ
ノイド部18aは非通電となっている。
【0010】上昇用比例ソレノイド弁26の調整弁18
の電磁ソレノイド部18aは、非通電のときでは油路2
1が図1のようにタンク11へ油路27によって接続さ
れるが、電磁ソレノイド部18aに通電されると、調整
弁18を介して油路19が油路21に接続されることに
なり、油圧ポンプ20の圧力油は油路19、調整弁1
8、油路21を順次介してパイロット部16aに供給さ
れ、上昇用弁16の上昇ポ−ト16bが油路25と油路
17とを連通するので、ばね10dに抗して弁体10c
が押し動かされ、油圧ポンプ20から送り出された圧力
油は油路25、17、弁室10a、油路9、バイパス路
8aを介してリフトシリンダ6に供給され、リフトピス
トン6aをリフトシリンダ6から突出させてリフトア−
ム7、7が上昇回動することになる。
【0011】この場合、電磁ソレノイド部18aの制御
電流の大きさに比例して調整弁18の弁孔を開くので、
制御電流に比例した流量の圧力油がパイロット部16a
に供給され、パイロット部16aに供給されるこの流量
に比例して上昇ポ−ト16bの弁孔が開かれるので、油
ポンプ20の圧力油は、制御電流の大きさに比例した流
量がリフトシリンダ6に供給されることになる。
【0012】従って、制御電流の大きさに応じてリフト
ア−ム7、7の上昇速度が制御されるものである。作業
機昇降機構5の制御回路として図3に例示したものは、
昇降操作ダイヤル28の回動操作によってその検出軸が
回動する回動型ポテンショメ−タの如きものからなる昇
降位置設定器Iと、リフトア−ム7の昇降動作によって
その検出軸が回動する回動型ポテンショメ−タの如きも
のからなる昇降位置センサS1を、マイクロコンピュ−
タ29の入力装置30を介して演算部31に入力し、昇
降位置設定器Iの設定値に昇降位置センサS1にて検出
された検出値が一致するように、出力装置32が圧力調
整弁18と下降用比例ソレノイド弁22の夫々の電磁ソ
レノイド部18a、22aを制御するものであり、ここ
にポジションコントロ−ル系が構成される。
【0013】また、この昇降操作ダイヤル28による上
記昇降制御における昇降速度を調節するために、夫々回
動型ポテンショメ−タの如きものにて構成した上昇速度
設定器Uと下降速度設定器Dの抵抗値を調節することに
よって、電磁ソレノイド18a、22aに流す制御電流
の大きさを調節するようにしている。次にデプス制御系
(耕深制御系)について説明する。デプス制御は、リヤ
カバ−33の揺動によって地面の凹凸変化を捉え、これ
を上記マイクロコンピュ−タ29にフィ−ドバックして
作業機を昇降制御させ、所定の耕深に維持させようとす
るものである。
【0014】このため、ロ−タリ耕耘装置4に取り付け
た耕深センサS2を入力装置30に入力し、操作ダイヤ
ル28による耕深設定値に耕深センサS2による耕深検
出値が一致するように調整弁18と下降用比例ソレノイ
ド弁22の夫々の弁を励磁してデプス制御を行なうもの
であって、この実施例では1つの設定器28をポジショ
ンコントロ−ルとデプス制御とに兼用し、切替は切替ス
イッチ34によって択一的に行なうようにしている。
【0015】また、ロ−タリ耕耘装置4を下降すると
き、耕耘体34の接地前から地表下のある深さに食い込
むまでの間、一時的に下降速度が緩やかとなるように制
御するため、昇降位置センサS1による検出値が或る範
囲に到達したとき、演算部31のプログラムによって下
降用比例ソレノイド弁22の制御電流を一時的に小さく
するように構成してデセラレ−ション機能が働くように
している。
【0016】斯くして、上記装置は電気信号の大きさを
調節することによってロ−タリ耕耘装置4の上昇速度及
び下降速度を自在に調節できるため、例えば、下降操作
の際にロ−タリ耕耘装置4の自重を考慮して緩やかな下
降速度とすることも、あるいは負荷の急激な増大による
エンストなどを防止するとともに、任意に制御された圧
力油はパイロット弁13によって制御されている逆止弁
10を介してリフトシリンダ6からの漏れがこの逆止弁
10によって阻止され、正確な保持機能が確保されるこ
とになる。
【0017】なお、上昇用比例ソレノイド弁26、下降
用比例ソレノイド弁22、パイロット弁13等の構造
は、図示例と同様な機能を有しているものであれば良
く、例えば上昇用比例ソレノイド弁26は、調整弁18
と上げ用弁16を一体に設けたものでも良い。作業機昇
降機構5の制御回路は図3に例示したもののほか、種々
のものを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧制御回路図である。
【図2】使用状態の側面図である。
【図3】制御ブロック図である。
【符号の説明】
4 ロ−タリ耕耘装置 6 リフトシリンダ 10 逆止弁 10b 背室 13 パイロット弁 16 上昇弁 18 調整弁 20 油圧ポンプ 22 下降用比例ソレノイド弁 26 上昇用比例ソレノイド弁 29 マイクロコンピュ−タ 33 リヤカバ−
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 油圧制御装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧シリンダの動作
を制御する油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の一例として、特開昭56−1
22774号公報に示される油圧制御装置、即ち、油圧
ポンプからジャッキへの油の流量を制御する弁と、前記
ジャッキからタンクへの油の流量を制御する弁とを設
け、これらの弁を制御電流の大きさに比例して流量を制
御する比例ソレノイド弁に構成した油圧制御装置があっ
【0003】。
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置は、比例
ソレノイド弁を用いて流量制御を行う構成としている
が、比例ソレノイド弁はソレノイドの電磁力により弁を
操作するため、簡易で安価な構成のものとなる利点があ
るが、大流量の制御を行う場合は、弁の操作力の増大を
図る必要があり、従ってソレノイドが大型化することに
なって、前記の利点が薄れてくる問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、油圧ポンプから油圧シリンダへの油の
流量を制御する弁と、前記油圧シリンダからタンクへの
油の流量を制御する弁とを設け、これらの弁を制御電流
の大きさに比例して流量を制御する比例ソレノイド弁に
構成した油圧制御装置において、前記油圧ポンプから油
圧シリンダへの油の流量を制御する弁を、油圧ポンプか
ら油圧シリンダへの油の流量を調節する弁と、この弁を
操作するパイロット圧を制御するソレノイド弁とによっ
て構成し、該パイロット圧を制御するソレノイド弁への
制御電流の大きさに比例してパイロット圧が制御され、
そのパイロット圧により油圧ポンプから油圧シリンダへ
の油の流量を調節する弁が操作されて、油圧ポンプから
油圧シリンダへの油の流量が制御電流の大きさに比例し
て制御される構成としたことを特徴とする油圧制御装置
とした。
【0005】
【発明の作用及び効果】この発明の油圧制御装置は、上
記のように構成したので、油圧ポンプから油圧シリンダ
への油の流量と、油圧シリンダからタンクへの油の流量
とが、比例ソレノイド弁により、制御電流の大きさに比
例して制御される。しかも、油圧ポンプから油圧シリン
ダへの油の流量は、油圧ポンプから油圧シリンダへの油
の流量を調節する弁が、その弁に作用するパイロット圧
で操作され、そのパイロット圧が、パイロット圧制御用
のソレノイド弁によって、制御電流の大きさに比例した
パイロット圧になるよう制御されることによって、油圧
ポンプから油圧シリンダへの油の流量が制御電流の大き
さに比例して制御される。
【0006】従って、この発明の油圧制御装置は、比例
ソレノイド弁により、制御電流の大きさに比例した速度
で油圧シリンダを作動させられるから、比較的簡易で安
価な構成でありながら油圧シリンダの高精度の制御が可
能となり、なおかつ、油圧ポンプから油圧シリンダへの
油の流量を制御する弁を、油圧ポンプから油圧シリンダ
への油の流量を調節する弁と、この弁を操作するパイロ
ット圧を制御するソレノイド弁とによって構成し、該パ
イロット圧を制御するソレノイド弁への制御電流の大き
さに比例してパイロット圧が制御され、そのパイロット
圧により油圧ポンプから油圧シリンダへの油の流量を調
節する弁が操作されて、油圧ポンプから油圧シリンダへ
の油の流量が制御電流の大きさに比例して制御される構
成としたから、小さなソレノイドを用いながらも、大流
量の制御を精度良く行えるものとなる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例としての、農用トラクタ
の作業機昇降駆動用の油圧シリンダを油圧制御する油圧
制御装置について、以下に説明する。図1に油圧制御回
路を、図2に作業機の使用状態の側面図を示したが、ト
ラクタ1の左右のロワ−リンク2,2と、トップリンク
3の如きものからなるリンク機構に連結した作業機とし
てのロ−タリ耕耘装置4を、作業機昇降機構5のリフト
シリンダ6の動作によってリフトア−ム7,7を昇降回
動させてロ−タリ耕耘装置4を上昇又は下降させるもの
である。この実施例では、リフトシリンダ6とリフトア
−ム7とで油圧昇降機構を構成している。
【0008】リフトシリンダ6に絞り弁8と油路9を介
して逆止弁10の弁室10aを接続し、タンク11に油
路12を臨ませたパイロット弁13を弁室10aへ油路
14によって、又、逆止弁10の背室10bへ油路15
によって夫々接続し、パイロット部16aに加わる圧力
に比例して弁孔の開口面積が制御されるようにした上昇
用弁16を、弁室10aへ油路17を介して接続し、電
磁ソレノイド部18aに流す制御電流の大きさに比例し
て弁孔の開口面積が制御されるようにした調整弁18
を、油路19を介して油圧ポンプ20に、又、油路21
を介してパイロット部16aに夫々接続し、電磁ソレノ
イド部22aに流す制御電流の大きさに比例して弁孔の
開口面積が制御されるようにした下降用比例ソレノイド
弁22を、弁室10aへ油路23にて、又、タンク11
へ油路24にて夫々接続し、油圧ポンプ20へ油路25
にて上昇用弁16に接続して、上昇用弁16及び調整弁
18からなる上昇用比例ソレノイド弁26を構成してい
る。
【0009】今、パイロット弁13の電磁ソレノイド部
13aが非通電のときは、図1のように連通ポ−ト13
bと油路14,15によって弁室10aと背室10bが
連通するので、逆止弁10の弁体10cは、ばね10d
によって弁室10aを油路17から遮断してリフトシリ
ンダ6内の圧力油を、この逆止弁10によって保持する
中立状態となり、又、下降用比例ソレノイド弁22の電
磁ソレノイド弁22aと調整弁18の電磁ソレノイド部
18aは非通電となっている。
【0010】パイロット弁13の電磁ソレノイド部13
aを通電すると、排油ポ−ト13cが切り替わり、背室
10bを油路12を介してタンク11に連通するので、
弁室10aに導かれているリフトシリンダ6の圧力油に
よって弁体10cが開かれて油路9と油路23が連通す
ることになり、下降用比例ソレノイド弁22の電磁ソレ
ノイド部22aに通電すると、下げポ−ト22bが油路
23、24を連通するので、リフトシリンダ6の圧力油
は絞り弁8、油路9、弁室10a、油路23、下げポ−
ト22b、油路24を介してタンク11に排出され、リ
フトピストン6aがリフトシリンダ6に向って引込動作
するので、リフトア−ム7、7は自重によって下降回動
することになり、そして、電磁ソレノイド部22aの制
御電流の大きさに比例してこの下降用比例ソレノイド弁
22の弁孔が開くので、制御電流に比例した流量でリフ
トシリンダ6から作動油が排出されて、リフトア−ム
7、7は制御電流に比例した速度で下降するものであ
り、又、この下降操作の際には、調整弁18の電磁ソレ
ノイド部18aは非通電となっている。
【0011】上昇用比例ソレノイド弁26の調整弁18
の電磁ソレノイド部18aは、非通電のときでは油路2
1が図1のようにタンク11へ油路27によって接続さ
れるが、電磁ソレノイド部18aに通電されると、調整
弁18を介して油路19が油路21に接続されることに
なり、油圧ポンプ20の圧力油は油路19、調整弁1
8、油路21を順次介してパイロット部16aに供給さ
れ、上昇用弁16の上昇ポ−ト16bが油路25と油路
17とを連通するので、ばね10dに抗して弁体10c
が押し動かされ、油圧ポンプ20から送り出された圧力
油は油路25、17、弁室10a、油路9、バイパス路
8aを介してリフトシリンダ6に供給され、リフトピス
トン6aをリフトシリンダ6から突出させてリフトア−
ム7、7が上昇回動することになる。
【0012】この場合、電磁ソレノイド部18aの制御
電流の大きさに比例して調整弁18の弁孔を開くので、
制御電流に比例した流量の圧力油がパイロット部16a
に供給され、パイロット部16aに供給されるこの流量
に比例して上昇ポ−ト16bの弁孔が開かれるので、油
ポンプ20の圧力油は、制御電流の大きさに比例した流
量がリフトシリンダ6に供給されることになる。
【0013】従って、制御電流の大きさに応じてリフト
ア−ム7、7の上昇速度が制御されるものである。作業
機昇降機構5の制御回路として図3に例示したものは、
昇降操作ダイヤル28の回動操作によってその検出軸が
回動する回動型ポテンショメ−タの如きものからなる昇
降位置設定器Iと、リフトア−ム7の昇降動作によって
その検出軸が回動する回動型ポテンショメ−タの如きも
のからなる昇降位置センサS1を、マイクロコンピュ−
タ29の入力装置30を介して演算部31に入力し、昇
降位置設定器Iの設定値に昇降位置センサS1にて検出
された検出値が一致するように、出力装置32が圧力調
整弁18と下降用比例ソレノイド弁22の夫々の電磁ソ
レノイド部18a、22aを制御するものであり、ここ
にポジションコントロ−ル系が構成される。
【0014】また、この昇降操作ダイヤル28による上
記昇降制御における昇降速度を調節するために、夫々回
動型ポテンショメ−タの如きものにて構成した上昇速度
設定器Uと下降速度設定器Dの抵抗値を調節することに
よって、電磁ソレノイド18a、22aに流す制御電流
の大きさを調節するようにしている。次にデプス制御系
(耕深制御系)について説明する。デプス制御は、リヤ
カバ−33の揺動によって地面の凹凸変化を捉え、これ
を上記マイクロコンピュ−タ29にフィ−ドバックして
作業機を昇降制御させ、所定の耕深に維持させようとす
るものである。
【0015】このため、ロ−タリ耕耘装置4に取り付け
た耕深センサS2を入力装置30に入力し、操作ダイヤ
ル28による耕深設定値に耕深センサS2による耕深検
出値が一致するように調整弁18と下降用比例ソレノイ
ド弁22の夫々の弁を励磁してデプス制御を行なうもの
であって、この実施例では1つの設定器28をポジショ
ンコントロ−ルとデプス制御とに兼用し、切替は切替ス
イッチ34によって択一的に行なうようにしている。
【0016】また、ロ−タリ耕耘装置4を下降すると
き、耕耘体34の接地前から地表下のある深さに食い込
むまでの間、一時的に下降速度が緩やかとなるように制
御するため、昇降位置センサS1による検出値が或る範
囲に到達したとき、演算部31のプログラムによって下
降用比例ソレノイド弁22の制御電流を一時的に小さく
するように構成してデセラレ−ション機能が働くように
している。
【0017】斯くして、上記装置は制御電流の大きさを
調節することによってロ−タリ耕耘装置4の上昇速度及
び下降速度を自在に調節できるため、例えば、下降操作
の際にロ−タリ耕耘装置4の自重を考慮して緩やかな下
降速度とすることも、あるいは負荷の急激な増大による
エンストなどを防止するとともに、任意に制御された圧
力油はパイロット弁13によって制御されている逆止弁
10を介してリフトシリンダ6からの漏れがこの逆止弁
10によって阻止され、正確な保持機能が確保されるこ
とになる。
【0018】なお、上昇用比例ソレノイド弁26、下降
用比例ソレノイド弁22、パイロット弁13等の構造
は、図示例と同様な機能を有しているものであれば良
く、例えば上昇用比例ソレノイド弁26は、調整弁18
と上げ用弁16を一体に設けたものでも良い。作業機昇
降機構5の制御回路は図3に例示したもののほか、種々
のものを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧制御回路図である。
【図2】使用状態の側面図である。
【図3】制御ブロック図である。
【符号の説明】 10 逆止弁 11 タンク 13 パイロット弁 16 上昇弁 18 調整弁 20 油圧ポンプ 22 下降用比例ソレノイド弁 26 上昇用比例ソレノイド弁 29 マイクロコンピュ−タ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単動式の油圧シリンダと油圧ポンプの間
    に、油圧ポンプから前記油圧シリンダへの油流の流量制
    御する弁を設け、前記油圧シリンダとタンクの間に、前
    記油圧シリンダからタンクへの油流を流量制御する弁を
    設け、前記の油圧ポンプから油圧シリンダへの油流を流
    量制御する弁と、前記の油圧シリンダからタンクへの油
    流を流量制御する弁とを、ソレノイド部に通電する制御
    電流の大きさに比例して流量が制御される比例ソレノイ
    ド弁に構成した油圧制御装置において、前記の油圧ポン
    プから油圧シリンダへの油流を流量制御する弁を、油圧
    ポンプから油圧シリンダへの油路に設けられて該油路の
    流量を制御する弁とこれのパイロット圧を制御するソレ
    ノイド弁とによって比例ソレノイド弁を構成し、前記パ
    イロット圧を制御するソレノイド弁のソレノイド部に通
    電する制御電流の大きさに比例してパイロット圧が制御
    され、そのパイロット圧により油圧ポンプから油圧シリ
    ンダへの油路に設けられた弁が操作されて、油圧ポンプ
    から油圧シリンダへの流量が制御電流の大きさに比例し
    て制御される構成としたことを特徴とする油圧制御装
    置。
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