JP2558505Y2 - 油圧式破砕機を有する油圧式建設機械 - Google Patents
油圧式破砕機を有する油圧式建設機械Info
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- JP2558505Y2 JP2558505Y2 JP2014392U JP2014392U JP2558505Y2 JP 2558505 Y2 JP2558505 Y2 JP 2558505Y2 JP 2014392 U JP2014392 U JP 2014392U JP 2014392 U JP2014392 U JP 2014392U JP 2558505 Y2 JP2558505 Y2 JP 2558505Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧式破砕機を有する
油圧式建設機械に関し、特に、油圧式破砕機と複数の油
圧ポンプとを有する油圧式建設機械に関する。
油圧式建設機械に関し、特に、油圧式破砕機と複数の油
圧ポンプとを有する油圧式建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示されるような、従来のアタッチ
メントシリンダー用油圧回路においては油圧ポンプ10
1,102からの油圧出力流はチェック弁231,23
2を介して合流しアタッチメントシリンダー14の駆動
油圧回路に至る。したがって、ブームシリンダーの伸
び操作では2つのポンプからの出力流が合流してブーム
シリンダーに供給され、アタッチメントシリンダーの
伸び単独操作では2つのポンプからの出力流が合流して
アタッチメントシリンダーに供給され、アタッチメン
トシリンダーの縮み単独操作では2つのポンプからの出
力流が合流してアタッチメントシリンダーに供給され、
ブームシリンダーの伸び操作とアタッチメントシリン
ダーの伸び操作の連動操作では各々のシリンダーに2つ
のポンプからの出力流が合流してパラレルに供給され、
ブームシリンダーの伸び操作とアタッチメントシリン
ダーの縮み操作との連動操作では各々のシリンダーに2
つのポンプからの出力流が合流してパラレルに供給され
る。
メントシリンダー用油圧回路においては油圧ポンプ10
1,102からの油圧出力流はチェック弁231,23
2を介して合流しアタッチメントシリンダー14の駆動
油圧回路に至る。したがって、ブームシリンダーの伸
び操作では2つのポンプからの出力流が合流してブーム
シリンダーに供給され、アタッチメントシリンダーの
伸び単独操作では2つのポンプからの出力流が合流して
アタッチメントシリンダーに供給され、アタッチメン
トシリンダーの縮み単独操作では2つのポンプからの出
力流が合流してアタッチメントシリンダーに供給され、
ブームシリンダーの伸び操作とアタッチメントシリン
ダーの伸び操作の連動操作では各々のシリンダーに2つ
のポンプからの出力流が合流してパラレルに供給され、
ブームシリンダーの伸び操作とアタッチメントシリン
ダーの縮み操作との連動操作では各々のシリンダーに2
つのポンプからの出力流が合流してパラレルに供給され
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上のように構成され
たアタッチメント用油圧回路ではブームシリンダーの伸
び操作とアタッチメントシリンダーの伸びあるいは縮み
操作との連動操作(ケースおよび)では、ブームシ
リンダーとアタッチメントシリンダーの作動圧の違いに
よって作動圧の低い方のシリンダーにポンプの油圧出力
流量がとられ、作動圧の高い方のシリンダーが動かなく
なるケースがある。具体的にはのケースではアタッチ
メントシリンダーの作動圧が低いためブームシリンダー
の伸び操作が同時にできなくなる。
たアタッチメント用油圧回路ではブームシリンダーの伸
び操作とアタッチメントシリンダーの伸びあるいは縮み
操作との連動操作(ケースおよび)では、ブームシ
リンダーとアタッチメントシリンダーの作動圧の違いに
よって作動圧の低い方のシリンダーにポンプの油圧出力
流量がとられ、作動圧の高い方のシリンダーが動かなく
なるケースがある。具体的にはのケースではアタッチ
メントシリンダーの作動圧が低いためブームシリンダー
の伸び操作が同時にできなくなる。
【0004】またのケースにおいても最大リーチ姿勢
等のブームシリンダーの伸び操作の作動圧が高くなる場
合にはポンプの油圧出力流量の多くの部分が作動圧の低
いアタッチメントシリンダーに流れブームシリンダーの
伸び操作が同時にできなくなるという問題点があった。
このためブームシリンダーの伸び操作とアタッチメント
シリンダーの伸縮操作の連動操作を頻繁に用いる必要の
ある作業においては同時操作ができないため作業時間が
多くかかり生産性が劣る、また操作性が悪い等の不具合
点があった。
等のブームシリンダーの伸び操作の作動圧が高くなる場
合にはポンプの油圧出力流量の多くの部分が作動圧の低
いアタッチメントシリンダーに流れブームシリンダーの
伸び操作が同時にできなくなるという問題点があった。
このためブームシリンダーの伸び操作とアタッチメント
シリンダーの伸縮操作の連動操作を頻繁に用いる必要の
ある作業においては同時操作ができないため作業時間が
多くかかり生産性が劣る、また操作性が悪い等の不具合
点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、ブーム
はブーム油圧シリンダーにより駆動され、油圧式破砕機
は破砕機油圧シリンダーにより駆動され、第一と第二の
二つの油圧ポンプを有する、油圧式破砕機を有する油圧
式建設機械は、破砕機油圧シリンダーが、破砕機の破砕
動作をする時或いは破砕機の破砕動作を解除するよう開
き動作をする時、破砕機油圧シリンダーが動作中である
ことを表示する信号を出力する第一装置と、ブーム油圧
シリンダーがブームを上方へ移動させない時、軽負荷状
態にあることを表示する信号を出力する第二装置と、第
一装置により出力される破砕機油圧シリンダーの動作を
表示する信号と、第二装置により出力される軽負荷状態
を表示する信号の両方がある時、二つの油圧ポンプの油
圧出力流の両方を、破砕機油圧シリンダーに供給する第
三装置とを有する。
はブーム油圧シリンダーにより駆動され、油圧式破砕機
は破砕機油圧シリンダーにより駆動され、第一と第二の
二つの油圧ポンプを有する、油圧式破砕機を有する油圧
式建設機械は、破砕機油圧シリンダーが、破砕機の破砕
動作をする時或いは破砕機の破砕動作を解除するよう開
き動作をする時、破砕機油圧シリンダーが動作中である
ことを表示する信号を出力する第一装置と、ブーム油圧
シリンダーがブームを上方へ移動させない時、軽負荷状
態にあることを表示する信号を出力する第二装置と、第
一装置により出力される破砕機油圧シリンダーの動作を
表示する信号と、第二装置により出力される軽負荷状態
を表示する信号の両方がある時、二つの油圧ポンプの油
圧出力流の両方を、破砕機油圧シリンダーに供給する第
三装置とを有する。
【0006】
【作用】破砕機油圧シリンダーが動作中であり、且つ、
ブーム油圧シリンダーが軽負荷状態にある時、二つの油
圧ポンプの油圧出力流の両方を、破砕機油圧シリンダー
に供給するので、破砕機油圧シリンダーの高速動作が可
能であり、且つブーム油圧シリンダーが重負荷状態にあ
る時に、二つの油圧ポンプの油圧出力流の両方が破砕機
油圧シリンダーに供給されて、破砕機油圧シリンダーが
高速で作動するのにブーム油圧シリンダーに供給される
油圧出力流が不足してブーム油圧シリンダーが所望の速
度で作動できないことを防止する。
ブーム油圧シリンダーが軽負荷状態にある時、二つの油
圧ポンプの油圧出力流の両方を、破砕機油圧シリンダー
に供給するので、破砕機油圧シリンダーの高速動作が可
能であり、且つブーム油圧シリンダーが重負荷状態にあ
る時に、二つの油圧ポンプの油圧出力流の両方が破砕機
油圧シリンダーに供給されて、破砕機油圧シリンダーが
高速で作動するのにブーム油圧シリンダーに供給される
油圧出力流が不足してブーム油圧シリンダーが所望の速
度で作動できないことを防止する。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図1と図2により説明す
る。1は油圧ショベル、2はフロント部を示し、ブーム
5はその先端にアタッチメントとして破砕機3が取り付
けられている。4は破砕機の開閉シリンダーである。1
01は油圧ポンプで油路32,33を経てブーム5を駆
動するブームシリンダー15用の制御弁29に至る。1
02は油圧ポンプで油路31を経てアタッチメントシリ
ンダー14の制御弁22とブームシリンダー15用の制
御弁21に至る。30はアタッチメントの駆動油路でポ
ンプ102からは油路31、チェック弁232を経て油
が流入し、ポンプ101からは油路32、ロジック弁2
4、チェック弁231を経て油が合流する。
る。1は油圧ショベル、2はフロント部を示し、ブーム
5はその先端にアタッチメントとして破砕機3が取り付
けられている。4は破砕機の開閉シリンダーである。1
01は油圧ポンプで油路32,33を経てブーム5を駆
動するブームシリンダー15用の制御弁29に至る。1
02は油圧ポンプで油路31を経てアタッチメントシリ
ンダー14の制御弁22とブームシリンダー15用の制
御弁21に至る。30はアタッチメントの駆動油路でポ
ンプ102からは油路31、チェック弁232を経て油
が流入し、ポンプ101からは油路32、ロジック弁2
4、チェック弁231を経て油が合流する。
【0008】12はアタッチメントシリンダー14の操
作弁でアタッチメントシリンダー開側パイロット油路1
8あるいはアタッチメントシリンダー閉側パイロット油
路19に信号圧を発生させ操作弁22を動かしアタッチ
メントシリンダー14を作動させる。すなわち、アタッ
チメントシリンダー14を作動させて圧縮破砕動作をさ
せたい時は、パイロット油路19の圧力を上昇させ、パ
イロット油路18の圧力を低くし、破砕動作を解除しア
タッチメントを開きたい時は、パイロット油路19の圧
力を低くしてパイロット油路18の圧力を上昇させる。
アタッチメントシリンダー14の動きを停止させたい時
は、油路18と油路19の両方の圧力を低くする。13
はブームシリンダー15の操作弁でブームシリンダー伸
側パイロット油路35、ブームシリンダー縮側パイロッ
ト油路36に信号圧を発生させ操作弁21及び操作弁2
9を動かしすなわち、ブームシリンダー15を作動させ
フロントブーム2を上昇させたい時は、油路35の圧力
を上昇させ油路36の圧力を低くし、フロントブーム2
を下降させたい時は、油路35の圧力を低くし油路36
の圧力を上昇させる。16はシャトル弁でパイロット油
路18,19の信号圧を高圧選択しパイロット油路17
に出力する。すなわち、油路18と油路19のいずれか
一方の圧力が高いときは、パイロット油路17の圧力を
高く保つ。
作弁でアタッチメントシリンダー開側パイロット油路1
8あるいはアタッチメントシリンダー閉側パイロット油
路19に信号圧を発生させ操作弁22を動かしアタッチ
メントシリンダー14を作動させる。すなわち、アタッ
チメントシリンダー14を作動させて圧縮破砕動作をさ
せたい時は、パイロット油路19の圧力を上昇させ、パ
イロット油路18の圧力を低くし、破砕動作を解除しア
タッチメントを開きたい時は、パイロット油路19の圧
力を低くしてパイロット油路18の圧力を上昇させる。
アタッチメントシリンダー14の動きを停止させたい時
は、油路18と油路19の両方の圧力を低くする。13
はブームシリンダー15の操作弁でブームシリンダー伸
側パイロット油路35、ブームシリンダー縮側パイロッ
ト油路36に信号圧を発生させ操作弁21及び操作弁2
9を動かしすなわち、ブームシリンダー15を作動させ
フロントブーム2を上昇させたい時は、油路35の圧力
を上昇させ油路36の圧力を低くし、フロントブーム2
を下降させたい時は、油路35の圧力を低くし油路36
の圧力を上昇させる。16はシャトル弁でパイロット油
路18,19の信号圧を高圧選択しパイロット油路17
に出力する。すなわち、油路18と油路19のいずれか
一方の圧力が高いときは、パイロット油路17の圧力を
高く保つ。
【0009】25はセレクタバルブでロジック弁24の
背圧油室241の圧力を制御する。すなわち、パイロッ
トバルブAの出力圧力が低ければ、油路32を介してポ
ンプ101の圧力を背圧油室241に導入して高圧にす
ることにより、ポンプ101からアタッチメントシリン
ダー制御弁22に油圧出力流を供給することを防止し、
パイロットバルブAの出力圧力が高ければ背圧油室24
1をタンク油路252に接続してその中の圧力を低下さ
せ、ポンプ101からアタッチメントシリンダー制御弁
22に油圧出力流を供給する。26はパイロットバルブ
Aでパイロット油路17を入力として、セレクタバルブ
25の切換油室251への油路を出力としている。パイ
ロットバルブB27の出力の圧力が低い時、切換油室2
51内の圧力を油路17の圧力と等しくさせ、パイロッ
トバルブB27の出力の圧力が高い時、切換油室251
内の圧力をドレーンに落す。262はドレーンタンク油
路である。27はパイロットバルブBでブームシリンダ
ー伸側パイロット油路35を入力としパイロットバルブ
26の切換油室261への油路を出力としている272
はタンク油路である。28は手動のストップバルブでア
タッチメントシリンダー開側油路18を入力としパイロ
ットバルブ27の切換油室271への油路を出力として
いる。ストップバルブ28は、油路18の圧力と切換油
室271の圧力を等しくさせる位置と、切換油室271
の圧力をドレーンに落す位置との間で移動可能である。
切換室271の圧力が高い時、パイロットバルブB27
の出力の圧力は、油路272のドレーン圧力となり、逆
に低い時、出力の圧力は油路35の圧力と等しい。
背圧油室241の圧力を制御する。すなわち、パイロッ
トバルブAの出力圧力が低ければ、油路32を介してポ
ンプ101の圧力を背圧油室241に導入して高圧にす
ることにより、ポンプ101からアタッチメントシリン
ダー制御弁22に油圧出力流を供給することを防止し、
パイロットバルブAの出力圧力が高ければ背圧油室24
1をタンク油路252に接続してその中の圧力を低下さ
せ、ポンプ101からアタッチメントシリンダー制御弁
22に油圧出力流を供給する。26はパイロットバルブ
Aでパイロット油路17を入力として、セレクタバルブ
25の切換油室251への油路を出力としている。パイ
ロットバルブB27の出力の圧力が低い時、切換油室2
51内の圧力を油路17の圧力と等しくさせ、パイロッ
トバルブB27の出力の圧力が高い時、切換油室251
内の圧力をドレーンに落す。262はドレーンタンク油
路である。27はパイロットバルブBでブームシリンダ
ー伸側パイロット油路35を入力としパイロットバルブ
26の切換油室261への油路を出力としている272
はタンク油路である。28は手動のストップバルブでア
タッチメントシリンダー開側油路18を入力としパイロ
ットバルブ27の切換油室271への油路を出力として
いる。ストップバルブ28は、油路18の圧力と切換油
室271の圧力を等しくさせる位置と、切換油室271
の圧力をドレーンに落す位置との間で移動可能である。
切換室271の圧力が高い時、パイロットバルブB27
の出力の圧力は、油路272のドレーン圧力となり、逆
に低い時、出力の圧力は油路35の圧力と等しい。
【0010】以上のように構成したアタッチメント用油
圧回路の機能を説明する。ブームシリンダー15を伸ば
しフロントブーム2を上昇させるのみの単独操作ではブ
ーム操作弁13を操作するとブームシリンダー伸側パイ
ロット油路35に信号圧が立ち操作弁21,29が上方
に動きポンプ101,102の油は各々操作弁29,2
1、油路34を経て合流してブームシリンダー15を作
動させる。
圧回路の機能を説明する。ブームシリンダー15を伸ば
しフロントブーム2を上昇させるのみの単独操作ではブ
ーム操作弁13を操作するとブームシリンダー伸側パイ
ロット油路35に信号圧が立ち操作弁21,29が上方
に動きポンプ101,102の油は各々操作弁29,2
1、油路34を経て合流してブームシリンダー15を作
動させる。
【0011】アタッチメントシリンダー14の開(破砕
動作解除)及び、閉(破砕動作)のいずれかのみを行う
単独操作では操作弁12を操作するとアタッチメントシ
リンダー開側パイロット油路18あるいはアタッチメン
ト閉側パイロット油路19に信号圧が立ち操作弁22を
下方(油路18の圧力高く、油路19の圧力低い時)あ
るいは上方(油路19の圧力高く、油路18の圧力低い
時)に動かす。またシャトル弁16を経てパイロット油
路17に信号圧が立ちパイロットバルブA26を経てセ
レクタバルブ25の切換油室25に働きセレクタバルブ
25が作動しロジック弁24が開く、そのためポンプ1
01の油は油路32、ロジック弁24、チェック弁23
1を経て駆動油路30に至りポンプ102の油と合流し
操作弁22を経てアタッチメントシリンダー14を動か
す。
動作解除)及び、閉(破砕動作)のいずれかのみを行う
単独操作では操作弁12を操作するとアタッチメントシ
リンダー開側パイロット油路18あるいはアタッチメン
ト閉側パイロット油路19に信号圧が立ち操作弁22を
下方(油路18の圧力高く、油路19の圧力低い時)あ
るいは上方(油路19の圧力高く、油路18の圧力低い
時)に動かす。またシャトル弁16を経てパイロット油
路17に信号圧が立ちパイロットバルブA26を経てセ
レクタバルブ25の切換油室25に働きセレクタバルブ
25が作動しロジック弁24が開く、そのためポンプ1
01の油は油路32、ロジック弁24、チェック弁23
1を経て駆動油路30に至りポンプ102の油と合流し
操作弁22を経てアタッチメントシリンダー14を動か
す。
【0012】ブームシリンダー15を伸ばしフロントブ
ーム2を上昇させ同時にアタッチメントシリンダー14
を伸ばし破砕動作を行う連動操作ではブームシリンダー
伸側パイロット油路35の信号圧がパイロットバルブB
27を経て切換油室261に作用しパイロットバルブA
26が作動しセレクタバルブ25の切換油室251の圧
力をタンク油路262に逃がしセレクタバルブ25がバ
ネによりその位置に復帰してロジック弁24が閉じポン
プ101,102の弁22への合流供給が行なわれな
い。そのためポンプ101の油は駆動油路30には流れ
ず油路33、操作弁29を経てブームシリンダー15だ
けに流入する。ポンプ102の油は油路31を経て操作
弁22,21に同時に並列に流入するので作動圧力の低
い方(通常アタッチメント側が低い)へ流れるがポンプ
101の油がブームシリンダー15に流入しているので
ブームシリンダー15は必ず動くことになる。
ーム2を上昇させ同時にアタッチメントシリンダー14
を伸ばし破砕動作を行う連動操作ではブームシリンダー
伸側パイロット油路35の信号圧がパイロットバルブB
27を経て切換油室261に作用しパイロットバルブA
26が作動しセレクタバルブ25の切換油室251の圧
力をタンク油路262に逃がしセレクタバルブ25がバ
ネによりその位置に復帰してロジック弁24が閉じポン
プ101,102の弁22への合流供給が行なわれな
い。そのためポンプ101の油は駆動油路30には流れ
ず油路33、操作弁29を経てブームシリンダー15だ
けに流入する。ポンプ102の油は油路31を経て操作
弁22,21に同時に並列に流入するので作動圧力の低
い方(通常アタッチメント側が低い)へ流れるがポンプ
101の油がブームシリンダー15に流入しているので
ブームシリンダー15は必ず動くことになる。
【0013】ブームシリンダー15の伸び動作とアタッ
チメントシリンダー14の縮み動作の連動操作ではスト
ップバルブ28の開閉により機能が異なる。ストップバ
ルブ28開(油路17の圧力と切換室271の圧力が等
しい)の場合:この場合パイロット油路18の信号圧が
ストップバルブ28を経て切換油室271に作用するの
でパイロットバルブB27が作動し切換油室261の圧
力をタンク油路272に逃がすのでパイロットバルブA
26がバネにより元の位置に戻りパイロット油路18の
信号圧がシャトル弁16、油路17、パイロットバルブ
A26を経て切換油室251に作用しセレクタバルブ2
5を作動させロジック弁24を開くのでポンプ101,
102の油はブームシリンダー15の伸び動作とアタッ
チメントシリンダー14の縮み動作に対し合流してパラ
レル回路となる。アタッチメントシリンダー15の縮み
時の作動圧力はかなり高いのでフロントブーム2が最大
リーチ姿勢などで特にブームシリンダー15の作動圧力
の高くなる場合を除いてブームシリンダー15、アタッ
チメントシリンダー14ともに同時操作は可能である。
チメントシリンダー14の縮み動作の連動操作ではスト
ップバルブ28の開閉により機能が異なる。ストップバ
ルブ28開(油路17の圧力と切換室271の圧力が等
しい)の場合:この場合パイロット油路18の信号圧が
ストップバルブ28を経て切換油室271に作用するの
でパイロットバルブB27が作動し切換油室261の圧
力をタンク油路272に逃がすのでパイロットバルブA
26がバネにより元の位置に戻りパイロット油路18の
信号圧がシャトル弁16、油路17、パイロットバルブ
A26を経て切換油室251に作用しセレクタバルブ2
5を作動させロジック弁24を開くのでポンプ101,
102の油はブームシリンダー15の伸び動作とアタッ
チメントシリンダー14の縮み動作に対し合流してパラ
レル回路となる。アタッチメントシリンダー15の縮み
時の作動圧力はかなり高いのでフロントブーム2が最大
リーチ姿勢などで特にブームシリンダー15の作動圧力
の高くなる場合を除いてブームシリンダー15、アタッ
チメントシリンダー14ともに同時操作は可能である。
【0014】ストップバルブ28閉(切換室271の圧
力がドレーンに落ちる)の場合:この場合パイロット油
路18の信号圧が切換油室271に作用しないためパイ
ロットバルブB27は通常位置のままでありブームシリ
ンダー15の伸び動作とアタッチメントシリンダー14
の伸び動作の連動操作と同様の作用となりロジック弁2
4が閉じるので、アタッチメントシリンダー14の動作
に関係なくポンプ101の油はブームシリンダー15に
必ず流入しブームシリンダーの動きを確保する。このケ
ースはブームの作動圧が高くストップバルブ28を開の
ままではブーム伸の連動性が悪い場合に用いられるもの
である。なお実施例ではストップバルブ28を手動操作
弁にしているがこの弁は電磁切換弁等の遠隔操作弁でも
良くその場合には更に作業に応じた切換が容易になり本
考案の油圧回路の有効性が高められた。
力がドレーンに落ちる)の場合:この場合パイロット油
路18の信号圧が切換油室271に作用しないためパイ
ロットバルブB27は通常位置のままでありブームシリ
ンダー15の伸び動作とアタッチメントシリンダー14
の伸び動作の連動操作と同様の作用となりロジック弁2
4が閉じるので、アタッチメントシリンダー14の動作
に関係なくポンプ101の油はブームシリンダー15に
必ず流入しブームシリンダーの動きを確保する。このケ
ースはブームの作動圧が高くストップバルブ28を開の
ままではブーム伸の連動性が悪い場合に用いられるもの
である。なお実施例ではストップバルブ28を手動操作
弁にしているがこの弁は電磁切換弁等の遠隔操作弁でも
良くその場合には更に作業に応じた切換が容易になり本
考案の油圧回路の有効性が高められた。
【0015】図3、図4は他の実施例である。図3では
ロジック弁24及びセレクタ弁25を変形したものであ
り、図4ではパイロットバルブA26,B27を省いた
回路であるがその機能、効果は本考案の油圧回路と同一
のものである。
ロジック弁24及びセレクタ弁25を変形したものであ
り、図4ではパイロットバルブA26,B27を省いた
回路であるがその機能、効果は本考案の油圧回路と同一
のものである。
【0016】表1に、本考案による建設機械の、二つの
ポンプ101,102からの合流と、ストップバルブ2
8、ブームシリンダー15及びアタッチメントシリンダ
ー(ATT)14の動作との関連を示す。2Pとは2ポ
ンプ分の油が合流可能な回路となることを示し、1Pと
は1ポンプ分の油しか流れない回路となることを示す。
ポンプ101,102からの合流と、ストップバルブ2
8、ブームシリンダー15及びアタッチメントシリンダ
ー(ATT)14の動作との関連を示す。2Pとは2ポ
ンプ分の油が合流可能な回路となることを示し、1Pと
は1ポンプ分の油しか流れない回路となることを示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【考案の効果】以上のように構成したアタッチメント用
の油圧回路では、通常のブームシリンダーの伸び、ある
いはアタッチメントシリンダーの単独操作では各々2ポ
ンプ合流回路となり速い作動速度を発揮しているが、さ
らにブームシリンダー伸びとアタッチメントシリンダー
の伸びの連動操作あるいはブームシリンダーの伸びとア
タッチメントシリンダーの縮みの連動操作においても、
ブームシリンダーの伸びに際して作動圧力の高低の変化
があってもブームシリンダーの伸びとアタッチメントシ
リンダーともに同時操作が可能となり作業性、生産性の
向上が図れる。とくに地面近くの高さのコンクリートや
アスファルト等を破砕する作業や破砕機をアタッチメン
トとし、上下作業を頻繁に伴う作業に有効であると考え
る。
の油圧回路では、通常のブームシリンダーの伸び、ある
いはアタッチメントシリンダーの単独操作では各々2ポ
ンプ合流回路となり速い作動速度を発揮しているが、さ
らにブームシリンダー伸びとアタッチメントシリンダー
の伸びの連動操作あるいはブームシリンダーの伸びとア
タッチメントシリンダーの縮みの連動操作においても、
ブームシリンダーの伸びに際して作動圧力の高低の変化
があってもブームシリンダーの伸びとアタッチメントシ
リンダーともに同時操作が可能となり作業性、生産性の
向上が図れる。とくに地面近くの高さのコンクリートや
アスファルト等を破砕する作業や破砕機をアタッチメン
トとし、上下作業を頻繁に伴う作業に有効であると考え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案の第1実施例に係るアタッチメントの油圧
回路図。
回路図。
【図2】油圧ショベルにアタッチメントとして破砕機を
装着した外観図。
装着した外観図。
【図3】本考案の第2実施例に係る油圧回路図。
【図4】本考案の第3実施例に係る油圧回路図。
【図5】従来のアタッチメント用の油圧回路図。
14 アタッチメントシリンダー 16 シャトル弁 17 パイロット油路 24 ロジック弁 25 セレクタバルブ 26 パイロットバルブA 27 パイロットバルブB 28 ストップバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石瀬 文彦 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三菱重工業株式会社内 (72)考案者 林 正訓 兵庫県神戸市西区上新地1丁目3−1 神機設計株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−5531(JP,A) 特開 昭63−83405(JP,A)
Claims (13)
- 【請求項1】 ブームはブーム油圧シリンダーにより駆
動され、油圧式破砕機は破砕機油圧シリンダーにより駆
動され、第一と第二の二つの油圧ポンプを有する、油圧
式破砕機を有する油圧式建設機械において、 破砕機油圧シリンダーが、破砕機の破砕動作をする時或
いは破砕機の破砕動作を解除するよう開き動作をする
時、破砕機油圧シリンダーが動作中であることを表示す
る信号を出力する第一装置と、 ブーム油圧シリンダーがブームを上方へ移動させない
時、軽負荷状態にあることを表示する信号を出力する第
二装置と、 第一装置により出力される破砕油圧シリンダーの動作を
表示する信号と、第二装置により出力される軽負荷状態
を表示する信号の両方がある時、二つの油圧ポンプの油
圧出力流の両方を、破砕機油圧シリンダーに供給する第
三装置とを有する、油圧式破砕機を有する油圧式建設機
械。 - 【請求項2】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械であり、ブーム油圧シリンダーがブー
ムを上方へ上げるよう動作をする時、二つの油圧ポンプ
の油圧出力流の両方を、ブーム油圧シリンダーに供給す
る第四装置とを有する、油圧式破砕機を有する油圧式建
設機械。 - 【請求項3】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械であり、第一装置は、その出力をする
に際し、破砕機油圧シリンダーを制御するパイロット式
油圧方向制御弁のパイロット圧力から、破砕機油圧シリ
ンダーの動作状態を判断する、油圧式破砕機を有する油
圧式建設機械。 - 【請求項4】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械であり、第二装置は、その出力をする
に際し、ブーム油圧シリンダーを制御するパイロット式
油圧方向制御弁のパイロット圧力から、ブーム油圧シリ
ンダーの動作状態を判断する、油圧式破砕機を有する油
圧式建設機械。 - 【請求項5】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械であり、第一装置の出力は、油圧変化
により行われる、油圧式破砕機を有する油圧式建設機
械。 - 【請求項6】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械であり、第二装置の出力は、油圧変化
により行われる、油圧式破砕機を有する油圧式建設機
械。 - 【請求項7】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械であり、第一のポンプから第二のポン
プへの油圧流の発生を防止する、一方向弁を有する、油
圧式破砕機を有する油圧式建設機械。 - 【請求項8】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械であり、第三装置は、パイロット式油
圧開閉弁を有し、第一装置により出力される破砕機油圧
シリンダーの動作を表示する信号と、第二装置により出
力される軽負荷状態を表示する信号の両方がある時、パ
イロット式油圧開閉弁のパイロット圧力を低下させて、
パイロット式油圧開閉弁を開口させ、二つの油圧ポンプ
の油圧出力流の両方を、破砕機油圧シリンダーに供給
し、第一装置により出力される破砕機油圧シリンダーの
動作を表示する信号と、第二装置により出力される軽負
荷状態を表示する信号の両方が揃わない時、パイロット
式油圧開閉弁のパイロット圧力として、ポンプからの出
力油圧をパイロット式油圧開閉弁に供給してパイロット
式油圧開閉弁を閉じさせ、二つの油圧ポンプの油圧出力
流の両方を破砕機油圧シリンダーに供給する事を防止す
る、油圧式破砕機を有する油圧式建設機械。 - 【請求項9】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械であり、ブーム油圧シリンダーがブー
ムを上方へ上げるよう動作し、かつ破砕機油圧シリンダ
ーが破砕動作をする時、第三装置は、二つの油圧ポンプ
の油圧出力流の両方を破砕機油圧シリンダーに供給する
ことを防止する、油圧式破砕機を有する油圧式建設機
械。 - 【請求項10】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有
する油圧式建設機械であり、第二装置は、ブーム油圧シ
リンダーがブームの動きを停止させるよう動作をする時
に、軽負荷状態にあることを表示する信号を出力する第
二装置と、油圧式破砕機を有する油圧式建設機械。 - 【請求項11】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有
する油圧式建設機械であり、第二装置は、破砕機油圧シ
リンダーが破砕機の破砕動作を解除するよう開き動作を
する時にも、軽負荷状態にあることを表示する信号を出
力する、油圧式破砕機を有する油圧式建設機械。 - 【請求項12】 請求項1に記載の、油圧式破砕機を有
する油圧式建設機械であり、第二装置は、ブーム油圧シ
リンダーがブームを下げるように動作をする時に、軽負
荷状態にあることを表示する信号を出力する第二装置
と、油圧式破砕機を有する油圧式建設機械。 - 【請求項13】 請求項12に記載の、油圧式破砕機を
有する油圧式建設機械であり、第二装置は、その出力を
するに際し、破砕機油圧シリンダーを制御するパイロッ
ト式油圧方向制御弁のパイロット圧力から、破砕機油圧
シリンダーの動作状態を判断する、油圧式破砕機を有す
る油圧式建設機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014392U JP2558505Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 油圧式破砕機を有する油圧式建設機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014392U JP2558505Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 油圧式破砕機を有する油圧式建設機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581361U JPH0581361U (ja) | 1993-11-05 |
JP2558505Y2 true JP2558505Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12018928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014392U Expired - Fee Related JP2558505Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 油圧式破砕機を有する油圧式建設機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558505Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008032175A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 流体圧回路 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP2014392U patent/JP2558505Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581361U (ja) | 1993-11-05 |
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