JPH1174987A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH1174987A
JPH1174987A JP9233975A JP23397597A JPH1174987A JP H1174987 A JPH1174987 A JP H1174987A JP 9233975 A JP9233975 A JP 9233975A JP 23397597 A JP23397597 A JP 23397597A JP H1174987 A JPH1174987 A JP H1174987A
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Hiroshi Endo
浩 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化された音声データを用いてITU−T
勧告T.30の通信手順で通信を行うことにより、全体
の通信時間を短縮する。 【解決手段】 ファクシミリ装置1のCPU11には音
声データ符号/復号部15が接続されており、音声デー
タ符号/復号部15にはマイクロフォン4及びスピーカ
5が接続されている。音声データ符号/復号部15はマ
イクロフォン4を介して入力したアナログの音声データ
をデジタルの音声符号データに鉛管すると共に、デジタ
ル音声符号データをアナログ音声データに変換し、スピ
ーカ5に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU−T勧告
T.30に準拠するファクシミリ装置に関し、特に通信
手順を改良したファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、留守番電話をファクシミリ装置
に接続して、又はファクシミリ装置の中に留守番電話機
能を設けて、回線を通じて通話や相手の用件の録音、イ
メージデータの通信を行っている。このような装置で
は、ITU−T勧告T.30annexDに準拠した手
順方式を利用することにより、留守番電話機能とファク
シミリ装置の両方に対応できるようになっている。例え
ば相手の用件の録音又はイメージデータの受信動作を行
う場合、先ず交換機からのリング信号を検出して回線を
捕捉した後、予め録音してあるアナンス(留守であると
いうメッセージ、以後単にメッセージと記す)を送信側
へ送出する。メッセージ送出終了後、ファクシミリ装置
は予め設定されている一定時間を監視しており、一定時
間内に音声信号を検出した場合は相手の用件を登録し、
CNG信号(発呼トーン)を検出した場合はT.30に
準拠したファクシミリの手順に移行している。或いは前
述のメッセージ送出終了後、一定時間内に音声信号及び
CNG信号の両信号を検出できなかった場合は、送信側
へ再度メッセージを送出した後、自動的にファクシミリ
の手順に移行している。
【0003】ところでCNG信号は、1100ヘルツで
0.5秒オン−3秒オフの予め決められた周期で送出さ
れているが、この1100ヘルツの成分は人間の声(特
に女性の声)に含まれており、従って、ファクシミリ装
置は前述のメッセージ送出終了後、CNG信号と音声と
を区別して検出しなければならない。一般的には、11
00ヘルツの成分を検出して、「0.5秒オン−3秒オ
フ−0.5秒オン」の信号を検出してからCNG信号で
あると判断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ装
置にあっては、上述したようにメッセージ送出が終了し
た後に「0.5秒オン−3秒オフ−0.5秒オン」の信
号を検出してCNG信号と判断しているので、回線を捕
捉してからCNG信号を検出するまでに時間が掛かって
いた。そこで、メッセージ送出中にCNG信号を検出す
ることも考えられるが、CNG信号を検出するファクシ
ミリ用モデムは基本的に半2重(送信中は受信できな
い)となっており、従って、メッセージを送出している
間に検出することは困難であった。
【0005】更に、送信側でCNG信号を送っているに
も拘らず、何らかの理由により、受信側でCNG信号を
検出できなかった場合は、送信側へ再度メッセージを送
出した後ファクシミリの手順に移行しているので、通常
のファクシミリ通信を行う場合でも余分な時間が必要で
あった。
【0006】即ち、通常のファクシミリ通信を行う場
合、メッセージの送出時間及びCNG信号を検出するま
での時間等が必要となり、この結果全体の通信時間が長
くなってしまうという問題が起こっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明が講じた解決手段は、送信時に外部からの音
声を音声データとして取り込む音声入力部と、受信時
に、入力した音声データを再生する音声再生部と、送信
時に、音声入力部から取り込まれた音声データを入力し
て符号化すると共に、受信時に、入力した符号化された
音声データを復号化し音声再生部へ出力する音声データ
符号化/復号化手段と、送信時、音声データを送信する
場合は音声データを送出することを宣言する信号を受信
側に対し出力し、符号化/復号化手段で符号化された音
声データをデータ構成に変換すると共に、受信時、音声
データを受信可能であることを宣言する信号を送信側に
対し出力し、入力した音声データを符号化/復号化手段
へ転送する制御手段とを有するものである。
【0008】上述の解決手段によれば、送信時、音声デ
ータ符号化/復号化部は、音声入力部から取り込まれた
音声データを入力して符号化する。制御手段は、受信側
から音声データを受信可能であることを宣言する信号を
入力すると、音声データを送出することを宣言する信号
を受信側に対し出力し、符号化された音声データを勧告
T.4で定義された誤り訂正モードで使用するデータ構
成に変換して受信側へ送出する。
【0009】受信時、制御手段は音声データを受信可能
であることを宣言する信号を送信側に対し出力し、音声
データ符号化/復号化手段は、符号化された音声データ
を入力するとこの音声データを復号化する。復号化され
た音声データは音声再生部へ送出されそこで音声に再生
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に共通す
る要素には同一の符号を付す。
【0011】第1の実施の形態 図1は本発明に係る第1の実施の形態のファクシミリ装
置のブロック図、図2は第1の実施の形態におけるファ
クシミリ装置の外観図である。
【0012】ファクシミリ装置1(以下、装置1と記
す)は、図2に示すように、後述する複数のキー及びL
CD2を備えた操作パネル3及びマイクロフォン4、ス
ピーカ5、受話器6を有している。操作パネル3は、複
数のテンキー7及びモード/機能選択キー群8、スター
トキー9、ストップキー10を備えている。操作パネル
3のLCD2は、時刻や電話番号、操作案内、通信状況
等を表示する。マイクロフォン4は受信側へ送る送信側
の用件等(音声)を入力し、入力した音声をアナログデ
ータに変換する。スピーカ5はアナログデータに変換さ
れた音声データを音声として出力(再生)する。
【0013】ここで装置1の制御系について説明する。
図1に示すCPU11は、図示せぬ演算装置及びダイレ
クトメモリアクセス制御回路、割り込み制御回路等から
構成され、装置1全体のシステム制御及び画像データの
流れの管理、通信制御、網制御の総括コントロールを行
っている。そしてCPU11の制御動作を行わせるプロ
グラムデータは、ROM(リードオンリメモリ)13に
格納されている。
【0014】CPU11にはオペレーションインタフェ
ース部12及び上述のROM13、登録データ等を格納
するRAM(ランダムアクセスメモリ)14、音声デー
タ符号/復号部15、通信データをITU−T勧告であ
るV.17、V.34等で定義された信号に変換するモ
デム16、イメージデータを読み込み画像処理を行う画
像処理部17、図示せぬハフマンテーブルを参照して符
号化/復号化を行うイメージデータ符号/復号部18、
符号化された送信/受信イメージデータ及び音声データ
を蓄積するバッファである蓄積メモリ19、印刷を制御
する印刷制御部20が接続されている。
【0015】オペレーションインタフェース部12は、
操作パネル3からの情報を入力しCPU11に出力する
と共に、CPU11からの情報を入力してLCD2に表
示させる。音声データ符号/復号部15にはマイクロフ
ォン4及びスピーカ5が接続されている。音声データ符
号/復号部15はマイクロフォン4を介して入力したア
ナログの音声データをデジタルの音声符号データに変換
すると共に、デジタル音声符号データ(以下、音声符号
データと記す)をアナログ音声データに変換しスピーカ
5に出力する。モデム16には回線制御部21が接続さ
れ、回線制御部21は回線交換網との接続を制御する。
画像処理部17には読取り部22が接続されている。読
取り部22はイメージデータ送信時、装置1にセットさ
れた原稿を読み取りイメージデータに変換して画像処理
部17へ送出する。印刷制御部20には印刷部23が接
続されており、受信したイメージデータを出力する。
【0016】本実施の形態では、音声符号データは、勧
告T.4で定義された誤り訂正モードで使用するデータ
構成であるHDLC(ハイレベル伝送制御手順)フレー
ムの構成で送受信される。そのデータ構成を図3に示
す。図3は第1の実施の形態のファクシミリ装置で音声
データを送受信する際のデータ構成を説明する図であ
る。
【0017】次に、第1の実施の形態のファクシミリ装
置の音声データの送受信動作を図1〜図5を用いて説明
する。図4は第1の実施の形態のファクシミリ装置にお
ける音声データ登録を説明するフローチャート、図5は
第1の実施の形態のファクシミリ装置での信号シーケン
スを説明する図である。なお、送信側ファクシミリ装置
及び受信側ファクシミリ装置は、同じ図面を用いて説明
する。
【0018】先ず送信用の音声データを装置1に登録す
る動作から説明する。送信側のオペレータは操作パネル
3でモード/機能選択キー群8から機能選択キー(図示
せず)を選択し、これにより送信側CPU11はオペレ
ーションインタフェース部12を介してLCD2に装置
1が持っている複数の機能を表示させる。オペレータに
より音声データを登録する機能がキー入力により選択さ
れると、CPU11は音声データ登録モードに移行した
と判断し、図4のステップS1からステップS2に進
む。
【0019】即ち、CPU11はオペレーションインタ
フェース部12を介してLCD2に送信宛先を入力させ
るガイダンスを表示する。オペレータがテンキー7等に
より送信宛先を入力し、スタートキー9を押下すると、
CPU11は送信宛先の登録が終了したと判断する。ス
テップS3からステップS4に進み、CPU11は音声
符号データを登録するためのイニシャル処理を行う。
【0020】イニシャル処理が終了すると、CPU11
はオペレーションインタフェース部12を介してLCD
2に例えば「録音を開始します。スタートキーを押下し
音声を入力して下さい」等のガイダンスを表示し、スタ
ートキー9の押下(ステップS5)と共に、音声入力を
促す。CPU11はスタートキー9の押下を監視し(ス
テップS6)、押下されたと判断すると録音を開始する
(ステップS7)。オペレータはマイクロフォン4に向
って送信先の相手へ伝える用件等を話す。
【0021】マイクロフォン4から入力された音声はア
ナログ音声データに変換されて音声データ符号/復号部
15へ送られ、そこで予め決められた符号化処理を施さ
れて(ステップS7)、音声符号データに変換される。
この音声符号データは蓄積メモリ19に順次送られて格
納される(ステップS8)。このときCPU11は、格
納する音声符号データに関するプロファイルを一緒に登
録する。
【0022】即ち、音声符号データの符号化方式(例え
ばG.711やG.721等)のデータ及び格納される
音声符号データの格納領域を示すデータ(スタートアド
レス及びエンドアドレス)、送信先の電話番号データ等
をプロファイルとして登録する。
【0023】CPU11はこの間LCD2に「録音中で
す。終了する場合は、ストップキーを押下して下さい」
等のガイダンスを表示し続け、音声入力の終了、即ちス
トップキー10の押下を監視する(ステップS9)。オ
ペレータが音声入力を終了してストップキー10を押下
すると、音声入力が終了したと判断し、ファクシミリ通
信処理に移行する(ステップS10)。即ち、CPU1
1は、ストップキー10の押下確認後、蓄積メモリ19
に音声符号データが蓄積されたことを確認すると、モデ
ム16及び回線制御部21を制御して、音声符号データ
の送信を開始する。
【0024】ところで、ステップS1において、オペレ
ータにより音声データ登録モード以外のモードが選択さ
れた場合、CPU1は選択されたモードの処理を行った
後(ステップS11)、通信処理に移行する(ステップ
S10)。
【0025】なお、通信手順はITU−T勧告T.30
に従っており、その中の非標準機能設定信号(NSS)
のファクシミリ情報フィールド(FIF)のデータを用
いている。以下、図5を用いて手順を説明する。
【0026】受信側では、呼設定処理にて着信信号を検
出すると回線を捕捉し、送信側へNSF(非標準機能識
別信号)及びCSI(被呼端末識別信号)、DIS(デ
ジタル識別信号)を送出する。その際、NSFの中で音
声符号データを受信できる能力を有することを宣言す
る。またDISの中で誤り訂正の手順の能力を有するこ
とを宣言する。
【0027】送信側では、受信側からのNSFの中の音
声受信能力を確認する。そしてTSI(送信端末識別信
号)及びNSS(非標準機能設定信号)を送出する。送
信側CPU11は、蓄積メモリ19に格納されているプ
ロファイルを確認することにより、送信するデータが音
声符号データであるか符号化されたイメージデータであ
るかを認識している。今音声符号データを送信するの
で、NSSを送出する際、送信するデータが音声データ
であることを受信側に宣言する。また、誤り訂正モード
で送信することを宣言する。
【0028】以上により、発呼側の送信、被呼側の受信
が確定し、送信側は受信側へTCF(トレーニングチェ
ック)を送出する。
【0029】受信側では、NSSにより受信するデータ
が音声符号データであることを識別する。そしてTCF
を受信し、伝送路の状態をチェックし、チェック結果が
OKであればCFR(受信準備確認信号)を送信側へ返
送する。
【0030】送信側ではCFRを受けて、音声符号デー
タを送信する。この音声符号データは、上述したように
HDLCフレームの構成で格納され(図3参照)、受信
側へ送信される。全ての音声符号データを送出すると、
PPS(部分ページ信号)及びEOP(手順終了信号)
を受信側へ送出し、これにより音声符号データの終了を
受信側に伝達する。
【0031】受信側では、受信した音声符号データを受
信側の蓄積メモリ19に格納する。このとき受信側CP
U11は、格納する音声符号データに関するプロファイ
ルを一緒に登録する。
【0032】即ち、上述した音声符号データの符号化方
式のデータ及び受信側蓄積メモリ19の格納領域を示す
データ、送信側の電話番号、受信時刻等をプロファイル
として登録する。そして、全ての音声符号データを正常
に受信すると、MCF(メッセージ確認信号)を送信側
へ返送する。
【0033】送信側では、MCFを受けてDCN(回線
切断信号)を送出し、回線を切断する。
【0034】次に、受信側での音声符号データ再生動作
を説明する。
【0035】受信側のオペレータは、受信側の操作パネ
ル3を操作することにより、オペレータインタフェース
部12を介して、蓄積メモリ19に格納されているデー
タを検索する。そして、音声符号データが格納されてい
ることを知ると、操作パネル3を操作して音声データの
再生を装置1に要求する。
【0036】CPU11は、蓄積メモリ19に格納され
ている音声符号データを順次音声データ符号/復号部1
5に転送する。音声データ符号/復号部15は蓄積メモ
リ19のプロファイルに従って、入力した音声符号デー
タを復号化し、アナログ音声データに変換する。このア
ナログ音声データはスピーカ5に送出され、スピーカ5
から音声出力される。
【0037】第1の実施の形態では、アナログの音声デ
ータに符号化処理を施して音声符号データに変換してか
らHDLCフレームの構成で音声データを送受信するこ
とにより、ITU−T勧告T.30の通信手順を変更す
ることなく音声データを通常のイメージデータと同じよ
うに送受信することができる。従って、余分な手順では
あるがT.30AnnexDで必要であった通常のファ
クシミリ手順、即ち「回線を捕捉した後メッセージを送
信側へ送出し、メッセージ送出終了後一定時間内に音声
信号を検出すると相手の用件を登録し、CNG信号を検
出するとファクシミリの手順に移行する」手順、或いは
「一定時間内に音声信号及びCNG信号の両方を検出で
きなければ再度メッセージを送出してファクシミリの手
順に移行する」手順を省略することができる。
【0038】更に、通常のファクシミリ通信を行う場合
であっても上述の余分な手順を省略できるので、回線を
捕捉してからファクシミリ手順に移行するまでの時間を
従来よりも削減することができ、全体の通信時間を短く
することができる。
【0039】ところで、アナログの音声データは交換機
を介して送信すると回線の影響を受けて劣化してしまう
ことがあるが、第1の実施の形態では、音声データはデ
ジタルデータに変換されて送信されるので、音声データ
を劣化させることなく送信することができる。
【0040】なお第1の実施の形態では、音声符号デー
タ通信の能力宣言において、T.30で定義されたNS
F/NSSを使用しているが、勧告化されて標準信号と
なっているDIS/DCSのビットに定義された場合、
DISの使用も可能である。
【0041】第2の実施の形態 第2の実施の形態では、音声データとこれに関連するイ
メージデータを送受信する際、送信側が受信側に両デー
タが関連していることを伝え、受信側では両データが関
連していることを認識し両データを一緒に出力する。以
下、図1〜図3及び図6、図7、図8を用いて第2の実
施の形態を説明する。
【0042】図6は第2の実施の形態のファクシミリ装
置での送信用の原稿読込み及び音声データ録音に対応す
るLCDの表示を説明する図、図7は第2の実施の形態
のファクシミリ装置で送信する原稿例を示す説明図、図
8は第2の実施の形態のファクシミリ装置での信号シー
ケンスを説明する図である。
【0043】第2の実施の形態のファクシミリ装置の構
成は、第1の実施の形態のファクシミリ装置1と同様で
あるので説明は省略し、原稿及び原稿と関連した音声デ
ータの送受信動作から説明する。なお、第1の実施の形
態と同様に、送信側ファクシミリ装置及び受信側ファク
シミリ装置は、同じ図面を用いて説明する。
【0044】先ず、図6を参照しながら送信側での原稿
セット及び音声データの登録について説明する。
【0045】送信側のオペレータは送信する原稿(図7
参照)をファクシミリ装置1にセットする。送信側のフ
ァクシミリ装置1のCPU11は原稿セットを検出する
と、オペレーションインタフェース部12を介してLC
D2に「送信宛先を入力して下さい」等のガイダンスを
表示し、オペレータに対して宛先入力を促す。オペレー
タはガイダンスに従って、テンキー7より送信先電話番
号や短縮ダイヤル等を入力する。CPU11は入力した
電話番号をLCD2に表示させると共に、「#:音声添
付」を表示させ、原稿(イメージデータ)と共に音声を
送信する場合にはシャープキー“#”を押下する案内を
する。
【0046】シャープキーが押下されると、次にCPU
11はオペレータに対し、送信するイメージデータに音
声を添付するか否かの判断を促すガイダンス「1.NO
2.AND」をLCD2に表示する。オペレータによ
りテンキー7の「1(NO)」が選択(押下)される
と、CPU11は次に入力する音声データは先に入力し
たイメージデータと関連していないが、送信宛先は同じ
であると判断する。また、テンキー7の「2(AN
D)」が選択されると、次に入力する音声データは、先
に入力したイメージデータと関連があると判断する。こ
こでは、テンキー7の「2」が選択されたこととする。
【0047】テンキー7の「2」の押下後、CPU11
に制御されてLCD2は相手先の電話番号を再び表示
し、更にオペレータに対しスタートキー9の押下を促す
ガイダンスを表示する。スタートキー9の押下がCPU
11により確認されると、読取り部22はセットされた
原稿の読込みを開始する。同時にLCD2は、相手先電
話番号及び原稿を読込み中であることを表示する。
【0048】読取り部22で読取られた原稿はイメージ
データに変換され、画像処理部17へ送られて処理され
る。更にイメージデータ符号/復号部18へ送られ、そ
こで予め決められた符号化処理を施される。この符号化
されたイメージデータは蓄積メモリ19に順次送られて
格納される。このときCPU11は、格納するイメージ
データに関するプロファイルを一緒に登録する。
【0049】即ち、イメージデータの符号化方式(例え
ばMH、MR、MMR等)のデータ及び格納されるイメ
ージデータの格納領域を示すデータ(スタートアドレス
及びエンドアドレス)、送信するイメージデータの大き
さ(A4、B4、A3等)、送信するイメージデータの
解像度(200dpi、300dpi等)、送信先の電
話番号データ等をプロファイルとして登録する。
【0050】原稿の読込みが終了すると、テンキー7の
「2」が押下されていることによりCPU11はLCD
2に「録音を開始します。スタートキーを押下して下さ
い」のガイダンスを表示させ、オペレータに対してスタ
ートキー9の押下と共に、音声入力を促す。
【0051】この後、図4のステップS6〜ステップS
10に示す動作を行うが、ステップS7において、CP
U11により音声符号データに関するプロファイルを登
録する際、第1の実施の形態で説明したデータの登録の
他に、先に入力したイメージデータと関連付けるAND
データを追加する。
【0052】更に、この音声データと関連付けるAND
データをイメージデータのプロファイルに追加する。
【0053】次に、第2の実施の形態のファクシミリ装
置1の通信手順を図8を参照しながら説明する。なお、
通信手順はITU−T勧告T.30に従っており、その
中の非標準機能設定信号(NSS)のファクシミリ情報
フィールド(FIF)のデータを用いている。
【0054】受信側では、呼設定処理にて着信信号を検
出すると回線を捕捉し、送信側へNSF及びCSI、D
ISを送出する。その際、NSFの中で第1の実施の形
態と同様に音声符号データを受信できる能力を有するこ
とを宣言すると共に、更に受信したイメージデータと音
声データを関連付ける能力を有することを宣言する。ま
たDISの中で誤り訂正の手順の能力を有することを宣
言する。
【0055】送信側では、受信側からのNSFの中の音
声受信能力を確認する。そしてTSI及びNSSを送出
する。送信側CPU11は、蓄積メモリ19に格納され
ているプロファイルを確認することにより、送信するデ
ータが音声符号データであるか符号化されたイメージデ
ータであるかを認識している。
【0056】今イメージデータを送信するので、NSS
を送出する際、第1の実施の形態と同様、送信するデー
タがイメージデータであること及び誤り訂正モードで送
信することを受信側に宣言する。CPU11は、上述し
たようにイメージデータと関連がある音声データを送信
すると判断しているので、NSSを送出する際、更に、
これから送信するイメージデータが次に送信する音声デ
ータと関連があることを宣言する。
【0057】以上により、発呼側の送信、被呼側の受信
が確定し、送信側は受信側へTCF(トレーニングチェ
ック)を送出する。
【0058】受信側では、NSSにより受信するデータ
がイメージデータであることを識別する。そしてTCF
を受信し、伝送路の状態をチェックし、チェックOKで
あればCFR(受信準備確認信号)を送信側へ返送す
る。
【0059】送信側ではCFRを受けて、先ずイメージ
データを送信する。このイメージデータは、誤り訂正時
に使用するT.4で定義されたHDLCフレームで構成
されている。全てのイメージデータを送出すると、PP
S及びEOM(メッセージ終了信号)を受信側へ送出
し、これによりイメージデータの終了を受信側に伝達す
る。更に通信モードを変更することを宣言する。
【0060】受信側では、受信したイメージデータを受
信側の蓄積メモリ19に格納する。このとき受信側CP
U11は、格納するイメージデータに関するプロファイ
ルを一緒に登録する。
【0061】即ち、上述した符号化方式のデータ及び格
納領域を示すデータ、イメージデータの大きさ、解像
度、送信側の電話番号、受信時刻等をプロファイルとし
て登録する。そして、全てのイメージデータを正常に受
信すると、MCFを送信側へ返送する。
【0062】受信側では送信側に対し再びNSF及びC
SI、DISを送出し、第1の実施の形態と同様に音声
符号データを受信する。なお、音声符号受信動作は上述
の通りであるので説明は省略する。
【0063】受信側では、全ての音声符号データを正常
に受信すると、MCFを送信側へ返送し、送信側では、
MCFを受けてDCNを送出し、回線を切断する。
【0064】次に、受信側でのイメージデータ及び音声
符号データ出力動作を図9を参照しながら説明する。図
9は第2の実施の形態のファクシミリ装置のフローチャ
ートである。
【0065】受信側のオペレータは、受信側の操作パネ
ル3を操作することにより、オペレータインタフェース
部12を介して、蓄積メモリ19に格納されているデー
タ情報をLCD2に表示させ検索する。そしてイメージ
データ及び音声符号データが格納されていることを知る
と、操作パネル3を操作してイメージデータの出力(印
刷)を装置1に要求する。
【0066】オペレータが印刷を要求した場合、ステッ
プS20からステップS21に進み、CPU11は、蓄
積メモリ19に格納されているイメージデータを順次イ
メージデータ符号/復号部18に転送する。イメージデ
ータ符号/復号部18は蓄積メモリ19のプロファイル
に従って、入力した符号化イメージデータを復号化す
る。
【0067】復号が終了すると、ステップS22からス
テップS23に進み、CPU11はイメージデータ符号
/復号部18で復号化されたイメージデータを印刷制御
部20を介し印刷部23へ送出し、印刷を開始する。そ
して上述したように、イメージデータのプロファイルに
はANDデータが登録されているので、ステップS24
からステップS26に進み、関連する音声符号データを
蓄積メモリ19から順次音声データ符号/復号部15に
転送する。音声データ符号/復号部15は蓄積メモリ1
9のプロファイルに従って、入力した音声符号データを
復号化しアナログ音声データに変換する。変換されたア
ナログ音声データは順次スピーカに転送され再生され
る。
【0068】上述の手順でイメージデータの印刷と、音
声の再生が同時に行われるが、どちらかが終了した場合
は、残りの処理を実施し、終了させる。
【0069】なお、音声出力の例としては「今印刷中の
文章は、**についてのものです」や「今印刷中の文章
を***さんにお渡し下さい」等のメッセージである。
【0070】ところで、ステップS24で関連する音声
データが無ければ、ステップS27に進み、イメージデ
ータの印刷のみ行う。
【0071】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
で得られる効果の他に、音声データとイメージデータと
を関連付けることにより、受信側ではイメージデータ印
刷時に音声データを同時出力することができるという効
果がある。これにより、送信側オペレータは受信側オペ
レータに印刷されたデータの説明等を音声で通知するこ
とが可能になる。
【0072】第2の実施の形態では、送信側CPU11
がイメージデータ及び音声データのプロファイルにAN
Dデータを付加しているが、受信側でNSSを受け取っ
た後、受信側CPU11がイメージデータと音声データ
とを関連付けるANDデータを両データのプロファイル
に付加するようにしてもよい。
【0073】また、第2の実施の形態では、送信側は、
図6に示すようにイメージデータを入力した後、音声デ
ータを入力しているが、音声データをイメージデータよ
りも先に入力し、送信する際も音声データから送信して
もよい。
【0074】第3の実施の形態 第3の実施の形態では、音声データの同報通信(受信側
装置が複数あり、夫々の装置へ順次同じデータを送信す
る)を行う際、音声データと同じ内容のイメージデータ
を格納しておき、受信側の装置が音声を受信する能力を
有していない場合には音声データでなくイメージデータ
を選択して送信する。以下、図1及び図2、図10、図
11を用いて第3の実施の形態を説明する。図10は第
3の実施の形態のファクシミリ装置での送信用原稿読込
み及び音声データ録音に対応するLDCの表示を説明す
る図、図11は第3の実施の形態のファクシミリ装置で
の通信先登録例を示す説明図である。
【0075】第3の実施の形態のファクシミリ装置の構
成は、上述の第1、第2の実施の形態のファクシミリ装
置1と同様であるので説明は省略し、イメージデータ及
び音声データの同報通信動作から説明する。
【0076】同報通信を行う場合、送信側オペレータは
ファクシミリ装置1に原稿をセットし、操作パネル3の
機能選択キーを押下してLCD2に装置1の機能を表示
させ、同報通信機能を選択する。これによりCPU11
はLCD2に同報の宛先を入力させるガイダンスを表示
し、オペレータに宛先入力を促す。
【0077】オペレータは操作パネル3で同報の宛先を
入力する。入力された宛先は、CPU11によりオペレ
ーションインタフェース部12を介してRAM14に格
納される。このときCPU11はオペレータに対し、通
信先が留守番電話等の音声録音装置か或いはファクシミ
リ装置であるかを入力する指示をLCD2に表示する。
オペレータはLCD2に表示されている、装置種別を表
す所定のキーを押下して、CPU11に対し通信先が音
声録音装置或いはファクシミリ装置であることを通知す
る。従って、CPU11は、図10に示すように、入力
された宛先に録音装置或いはファクシミリ装置である旨
の情報を付加する。
【0078】なお、図10において「T.30」は、I
TU−T勧告T.30に準拠した手順を使用できる装置
という意味である。
【0079】CPU11は、同報の宛先を全て入力した
ことを通知する所定のキーがオペレータにより押下され
たと判断すると、LCD2に、最後に入力した宛先と共
に「#:音声添付」を表示させ、原稿と共に音声を送信
する場合にはシャープキー“#”を押下する案内をす
る。シャープキーが押下されると、次に、CPU11は
オペレータに対し「1.NO 2.AND 3.OR」
をLCD2に表示させる。「3.OR」が選択された場
合、CPU11は、「次に登録する音声データは先にセ
ットした原稿が伝達する内容と同一内容であり、基本的
には音声データにて伝達するが、音声を受信する能力が
無い装置に対しては、原稿で代用する」と判断する。
【0080】なお、「1.NO」及び「2.AND」が
選択された場合については第2の実施の形態で説明した
通りであり、従って説明は省略する。
【0081】オペレータによりテンキー7の「3(O
R)」が押下されると、LCD2は最初に入力された相
手先電話番号(××−××××)をRAM14から呼び
出して表示し(図10参照)、更にオペレータに対しス
タートキー9の押下を促すガイダンスを表示する。スタ
ートキー9の押下がCPU11により確認されると、第
2の実施の形態で説明した動作と同様、読取り部22は
セットされた原稿の読込みを開始する。読込みが終了す
ると、CPU11はLCD2に「録音を開始します。ス
タートキーを押下して下さい」のガイダンスを表示さ
せ、オペレータに対してスタートキー9の押下と共に、
音声入力を促す。音声登録については上述の実施の形態
で説明した通りであるので説明は省略する。
【0082】次に、第3の実施の形態のファクシミリ装
置1の通信手順を図12及び図13を加えて説明する。
図12は第3の実施の形態のファクシミリ装置で同報通
信を行う場合の概念を説明する図、図13は第3の実施
の形態のファクシミリ装置の送信側のフローチャートで
ある。通信先の順序は図12に示す受信側の上から順に
通信されるものとし、各ファクシミリ装置1A〜4A及
び音声録音装置1Bは、図11に示すファクシミリ装置
1A〜4A及び音声録音装置1Bと夫々対応している。
【0083】なお、図12に示すように、ファクシミリ
装置1A、4Aは音声符号データを受信できる機能を有
し、ファクシミリ装置2A、3Aは音声符号データを受
信できる機能を有しておらずイメージデータのみ受信可
能である。また、音声録音装置1Bはイメージデータ及
び音声符号データを受信不可能であり、アナログ音声デ
ータを入力できる機能を有している。
【0084】通信手順は上述の実施の形態と同様、勧告
T.30に従っており、その中のNSSのFIFのデー
タを用いている。
【0085】音声登録後、送信側ファクシミリ装置1は
受信側ファクシミリ装置1Aを発呼し(ステップS4
0)、これによりファクシミリ装置1Aと回線が捕捉さ
れる。CPU11はRAM14に格納されている情報か
ら、ファクシミリ装置1Aは勧告T.30に準拠した手
順を使用できる装置であると判断する。従って、ステッ
プS40からステップS41及びステップS42に進
み、CPU11は受信側からNSFが送られてくるのを
待つ。
【0086】NSFを受信すると送信側のCPU11
は、受信側のファクシミリ装置1AがNSFの中で、音
声符号データを受信できる能力を有することを宣言して
いるか判断し(ステップS43)、能力宣言していれば
ステップS44に進み、能力宣言していなければステッ
プS49に進む。ファクシミリ装置1Aは音声データ受
信機能を有しているので、送信側は受信側にNSSを送
出する。なお、ステップS44及びステップS45の動
作は、図5に示すシーケンスと同様であり、従って説明
は省略する。
【0087】受信側が、全ての音声符号データを正常に
受信しMCFを返送すると、送信側ではDCNを受信側
へ送出して回線を切断する(ステップS46)。
【0088】CPU11はRAM14を参照して、さら
に通信先があるか確認する(ステップS47)。まだ全
ての宛先にデータを送っていないので、ステップS40
に戻り、送信側ファクシミリ装置1は音声録音装置1B
を発呼し、回線を捕捉する。CPU11はRAM14に
格納されている情報から、音声録音装置1Bは、録音装
置であると判断する(ステップS41)。従って発呼
後、一定時間を経過した後又は音声録音装置1Bから録
音準備完了を通知する信号を入力後、CPU11は、蓄
積メモリ19に格納した音声符号データを音声データ符
号/復号部15に送出し、アナログ音声データに変換す
る。アナログ音声データは、モデム16及び回線制御部
21、回線を介して受信側音声録音装置1Bに送信され
る(ステップS48)。
【0089】受信側が全てのアナログ音声データを正常
に受信したと判断すると、送信側では回線を切断する
(ステップS46)。
【0090】CPU11は全ての宛先にデータを送って
いないと判断し、再びステップS47からステップS4
0に戻り、送信側ファクシミリ装置1はファクシミリ装
置2Aを発呼し、回線を捕捉する。CPU11はRAM
14に格納されている情報から、ファクシミリ装置2A
は勧告T.30に準拠した手順を使用できる装置である
と判断し、CPU11は受信側からNSFが送られてく
るのを待つ。
【0091】NSFを受信すると送信側のCPU11
は、受信側のファクシミリ装置2AがNSFの中で、音
声符号データを受信できる能力を有することを宣言して
いるか判断する(ステップS43)。ファクシミリ装置
2Aは音声データ受信機能を有していないので、ステッ
プS49に進み、送信側は受信側にNSSを送出し、通
常のファクシミリ通信(イメージデータの送信動作)で
あることを通知する。
【0092】送信側の蓄積メモリ19は格納しているイ
メージデータをイメージデータ符号/復号部18へ送出
し、符号化処理を施す。符号化イメージデータはモデム
16及び回線制御部21、回線を介してファクシミリ装
置2Aに送信される(ステップS50)。
【0093】受信側が、全てのイメージデータを正常に
受信しMCFを返送すると、送信側ではDCNを受信側
へ送出して回線を切断する(ステップS46)。
【0094】以上のように、受信側の装置の種別に応じ
て、音声符号データが送れない場合は、この音声符号デ
ータをアナログの音声データに変換して送信する、或い
は音声符号データと同一内容のイメージデータを選択し
て送信して、RAM14に格納されている同報の宛先全
てに通信を行う。
【0095】受信側での出力(印刷出力、音声出力)動
作は上述の実施の形態で説明した通りであり、従って、
説明は省略する。
【0096】第3の実施の形態では、同報通信時、同一
伝達内容を音声符号データとイメージデータの両方で蓄
積し、受信側装置の能力別に、イメージデータ又は音声
符号データ、アナログ音声データとにデータ形態を変え
て通信しているで、より自由度を持った同報機能を実現
することができる。
【0097】第3の実施の形態では、音声符号データを
受信不可能な装置に対しては、アナログ音声データに変
換するのではなく、同一内容のイメージデータを送るよ
うにしているので、アナログ音声データを送信したとき
に発生する回線の影響による音声データ劣化問題は発生
しない。
【0098】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
音声データを符号化してITU−T勧告T.4で定義さ
れたデータ構成に変換することにより、勧告T.30の
通信手順を変更することなく、通常のイメージデータと
同じように音声データを送受信することができる。従っ
て、勧告T.30AnnexDで必要であった通常のフ
ァクシミリ手順、即ち、回線を捕捉してからメッセージ
の送出時間及びCNG信号を検出するまでの時間等が不
要となり、この結果、全体の通信時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のファクシミリ
装置のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のファクシミリ装置の外観図
である。
【図3】第1の実施の形態のファクシミリ装置で音声デ
ータを送受信する際のデータ構成説明図である。
【図4】第1の実施の形態にのファクシミリ装置の音声
データ登録におけるフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態の信号シーケンス説明図であ
る。
【図6】第2の実施の形態のファクシミリ装置のLCD
表示状態説明図である。
【図7】第2の実施の形態のファクシミリ装置の送信原
稿例説明図である。
【図8】第2の実施の形態の信号シーケンス説明図であ
る。
【図9】第2の実施の形態のファクシミリ装置のフロー
チャートである。
【図10】第3の実施の形態のファクシミリ装置のLC
D表示状態説明図である。
【図11】第3の実施の形態のファクシミリ装置の通信
先登録例説明図である。
【図12】第3の実施の形態のファクシミリ装置での同
報通信の概念説明図である。
【図13】第3の実施の形態のファクシミリ装置のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 4 マイクロフォン 5 スピーカ 11 CPU 15 音声データ符号/復号部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告T.30に準拠して通信
    を行い、勧告T.4で定義された誤り訂正モードで使用
    するデータ構成に変換したデータを送受信するファクシ
    ミリ装置において、 送信時に外部からの音声を音声データとして取り込む音
    声入力部と、 受信時に、入力した音声データを再生する音声再生部
    と、 送信時に、前記音声入力部から取り込まれた音声データ
    を入力して符号化すると共に、受信時に、入力した符号
    化された音声データを復号化し音声再生部へ出力する音
    声データ符号化/復号化手段と、 送信時、音声データを送信する場合は音声データを送出
    することを宣言する信号を受信側に対し出力し、前記符
    号化/復号化手段で符号化された音声データを前記デー
    タ構成に変換すると共に、受信時、音声データを受信可
    能であることを宣言する信号を送信側に対し出力し、入
    力した音声データを符号化/復号化手段へ転送する制御
    手段とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 送信時、送信するイメージデータと共に送信する音声デ
    ータが有るか否かを監視し、音声データ有りと判断する
    と、送信するイメージデータと音声データは関連がある
    ことを宣言する信号を受信側に対し出力すると共に、こ
    れらイメージデータ及び音声データとを関連付けて送出
    し、 受信時、イメージデータと音声データとを関連付ける能
    力があることを宣言する信号を送信側に対し出力すると
    共に、受信したイメージデータと音声データとが関連付
    けられていると判断すると、両データを一緒に出力させ
    る請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 イメージデータを蓄積する第1の格納手
    段と、 符号化された音声データを蓄積する第2の格納手段とを
    有し、 送信時、前記制御手段は相手先のイメージデータ受信能
    力及び音声データ受信能力を確認し、能力に応じて前記
    第1の格納手段及び第2の格納手段から送信用のデータ
    を選択する請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 送信先が録音装置である場合、前記制御
    手段は、前記第2の格納手段に格納された音声データを
    前記音声データ符号化/復号化手段に送出して復号化を
    行わせた後送信する請求項3記載のファクシミリ装置。
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