JPH1171597A - 洗濯機用洗浄剤組成物 - Google Patents

洗濯機用洗浄剤組成物

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JPH1171597A
JPH1171597A JP9241820A JP24182097A JPH1171597A JP H1171597 A JPH1171597 A JP H1171597A JP 9241820 A JP9241820 A JP 9241820A JP 24182097 A JP24182097 A JP 24182097A JP H1171597 A JPH1171597 A JP H1171597A
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JP
Japan
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washing machine
metal complex
cleaning agent
agent composition
acid
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JP9241820A
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Takashi Nishino
隆司 西野
Minoru Kishi
実 岸
Masahiro Kususe
正浩 楠瀬
Takamichi Hasegawa
貴通 長谷川
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に有害なガスの発生がなく、しかも刺
激臭が無く、高いカビやスライム除去能力を有する、洗
濯機の洗浄、カビ本来の除去に適した洗濯機用洗浄剤組
成物を提供すること。 【解決手段】 (A)ペルオキシ化合物と、(B)金属
錯体及び/又はヘテロポリ酸を含有する洗濯機用洗浄剤
組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動洗濯機の洗濯
槽及び水受け槽の汚れを除去する洗浄剤として好適な酸
素系の洗濯機用洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】現在多くの家庭やコインランドリー等で
普及している全自動式の洗濯機は、洗濯槽に被洗濯物と
洗剤を投入するたけで自動的に水が供給され、洗浄、す
すぎ、脱水までを一槽で行うタイプが主流である。これ
らの全自動式洗濯機は、洗濯槽と水受け槽の間の水の動
きが少ないため、洗濯槽の外壁や水受け槽の内部に、主
に被洗濯物に由来する汚れ成分が付着し易く、結果この
部分にカビやスライムが繁殖してしまうと言う問題があ
る。
【0003】この問題を解決するために、次亜塩素酸ナ
トリウムや塩素化イソシアヌル酸(特開平1−2134
00)のような塩素系漂白剤を主成分とするものが提案
されている。これらは、確かにカビやスライムの除去性
能は優れているものの、誤って目に入った場合に危険性
が大きい上、閉鎖系とは言え、塩素臭が強く使用する際
には十分な換気に留意しなければならず、また酸性の洗
浄剤と誤って併用した場合、有害な塩素ガスを発生する
等の欠点を有している。
【0004】一方、過酸化水素に代表される酸素系漂白
剤を主成分とするものは、塩素ガスを発生すると言う欠
点はないが、単独では十分なカビやスライムの除去効果
が得られず(特開平3−124798)、また漂白活性
化剤を併用したところで、その効果にさしたる向上はみ
られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、使用時に有害なガスの発生がなく、しか
も刺激臭が無く、非常に優れたカビやスライムの除去性
能を示す洗濯機用洗浄剤組成物を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、洗濯機内
の洗濯槽外壁及び水受け槽内壁に付着した汚れに対して
強力な除去力を示し、しかも刺激臭のない組成物を開発
するために鋭意研究を重ねた結果、ペルオキシ化合物
と、金属錯体とを組み合わせることにより、前記目的を
達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0007】即ち、本発明によれば、第一に、(A)ペ
ルオキシ化合物と、(B)金属錯体及び/又はヘテロポ
リ酸を含有することを特徴とする洗濯機用洗浄剤組成物
が提供される。第二に、前記金属錯体が、大環式有機分
子であるリガンドを有する金属錯体である上記第一に記
載した洗濯機用洗浄剤組成物が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。本発明の洗濯機用洗浄剤組成物は、(A)ペルオ
キシ化合物と、(B)金属錯体、中でも大環式有機分子
であるリガンドを有する金属錯体及び/又はヘテロポリ
酸を含有することを特徴とする。
【0009】本発明において、(A)成分として用いる
ペルオキシ化合物には、過酸化水素、過酸化水素遊離化
合物、過酸化水素発生システム、ペルオキシ酸及びその
塩、ペルオキシ酸前駆体システム、並びにこれらの混合
物がある。
【0010】過酸化水素源としては、アルカリ金属酸化
物、過酸化尿素のような有機過酸化物、無機過酸化物、
例えばアルカリ金属過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩
及び過硫酸塩が挙げられる。これらの化合物を2種以上
混合して使用することもできる。この中でも特に好まし
いのは、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム及び過
硫酸カリウムである。
【0011】これらの化合物は、単独で又はペルオキシ
酸前駆体と組み合わせて使用してもよい。これらのペル
オキシ酸前駆体としては、過酸化水素遊離化合物と共に
用いられ、浴中で有機過酸を生成するものが挙げられ
る。具体的には、アシルフェノールスルホネート、アシ
ルアルキルフェノールスルホネート、アシルフェノール
カルボキシレート、アルシ化クエン酸エステル、アシル
アルキルフェノールカルボキシレート、芳香族二価カル
ボン酸と四級化アミンを有するアルコールとのエステ
ル、等のエステル類;ナトリウム−4ベンゾイルオキシ
ベンゼンスルホネート、ナトリウム−1−メチル−2ベ
ンゾイルオキシベンゼン−4−スルホネート、ナトリウ
ムノナノイルオキシベンゼンカルボキシレート、ナトリ
ウムデカノイルオキシベンゼンカルボキシレート、アセ
チルトリエチルシトレート、2−(4−メトキシカルボ
ニルベンゾイルオキシ)−N,N,N−トリメチルエタ
ンアミニウムメトサルフェート等が挙げられる。
【0012】また、アシルアミド類としては、N,N,
N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミンが、また
第4級アンモニウム置換ペルオキシ酸前駆体としては、
N,N,N,−トリメチルアンモニウムトルイルオキシ
ベンゼルスルホネート、2−(N,N,N−トリメチル
アンモニウム)エチル−4−スルホフェニルカーボネー
ト等が挙げられる。
【0013】これらペルオキシ化合物の含有量は特に限
定されないが、洗濯機用洗浄剤組成物浴中において、
0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%であ
る。
【0014】本発明において、(B)成分として用いる
金属錯体としては、中心金属のまわりに配位子が結合し
ているものが挙げられる。具体的には、ピリジン、エチ
レンジアミン等の2座配位子、ターピリジン、ポルフィ
リン等の3座以上平面配位子、環状アミン等の3座以上
立体配位子、2核確定配位子等の配位子が金属に結合し
たものが挙げられる。
【0015】ここで中心金属としては、遷移金属が挙げ
られるが、その中でも特にV、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Zn、Mo、Tc、Ru、Rh、P
d、W、Re、Ir、Pt、Au、より選ばれるII〜VI
I価の酸化状態の遷移金属が好ましい。
【0016】これら金属錯体の中でも特に好ましいもの
としては、大環式有機分子であるリガンドを有する金属
錯体、例えば下記一般式[A]で示されるものが挙げら
れる。
【化1】 〔式中、MはV、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、C
u、Zn、Mo、Ru、Rh、Pd、W、Reより選ば
れるII〜V価の酸化状態の遷移金属、又はその混合物で
あり、n及びmはそれぞれ1〜4の整数であり、Xは配
位種又は架橋種を表し、pは0〜12の整数であり、Y
は対イオンであって、その種類は正、0若しくは負であ
り得る錯体の電荷zに依存し、qはz/(Yの電荷)で
あり、Lは下記一般式[B]:
【化2】 (式中、R1及びR2はO、H、任意に置換されたアルキ
ル基又はアリール基であり、t及びt’はそれぞれ2〜
3の整数であり、各DはそれぞれN、NR、PR、O又
はSであり、ここでRはH、任意に置換されたアルキル
基又はアリール基であり、sは2〜5の整数である、)
を有するリガンドである。〕
【0017】即ち、中心金属としてV、Cr、Mn、F
e、Co、Ni、Cu、Zn、Mo、Ru、Rh、P
d、W、Reをベースとし、好ましくは、下記一般式
[A]:
【化1】 〔式中、Mは上記金属においてII、III、IV若しくはV
価の酸化状態の金属又はその混合物を示し、Xは配位種
又は架橋種であって、例えばH2O、OH-、O2-
2-、>S=O、N3-、HOO-、O2 2-、O2 1-、R−
COO-、RO-、NR3(但し、RはH又は置換若しく
は未置換のアルキル基若しくはアリール基)、芳香族窒
素化合物、アセチルアセトナート基、シュウ酸基、Cl
-、SCN-等、又はその組み合わせを示し、pは0〜1
2好ましくは3〜6の整数を示し、Yは錯体の電荷zに
基づく性質の対イオンを示し、zは錯体の電荷を正の整
数、0又は負の整数で示し、zが正の時Yはアニオン、
例えばCl-、Br-、I-、NO3 -、ClO4 -、NC
-、PF6 -、RSO4 -、OAc-、CF3SO3 -、RS
3 -、RSO4 -等であり、zが負の時Yはカチオン、例
えばアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム
カチオン等を示し、qはz/(Yの電荷)を示し、Lは
下記一般式[B]:
【化2】 (式中、R1及びR2の各々は、O、H、置換若しくは未
置換のアルキル基若しくはアリール基を示し、Dは各々
は個別にN、NR、PR、O又はSで、RはH、置換若
しくは未置換のアルキル基若しくはアリール基を示し、
DがNの時このDに結合したヘテロ炭素原子の1つが不
飽和で−N=CR1−フラグメントを形成し、t及び
t’の各々は個別に2又は3の整数であり、sは2、
3、4又は5である、)で示される大環式有機分子から
なるリガンドである、〕で示される金属錯体が挙げられ
る。
【0018】上記に示す金属錯体の一般式[A]におい
て、配位種又は架橋種Xは、好ましくは小さい配位イオ
ン又は架橋分子又はその組み合わせがよく、リガンドL
は好ましくは下記一般式[C]:
【化3】 (式中、R1及びR2の各々は、O、H、置換若しくは未
置換のアルキル基若しくはアリール基を示し、D及び
D’の各々は個別にN、NR、PR、O又はSで、Rは
H、置換若しくは未置換のアルキル基若しくはアリール
基を示し、t及びt’の各々は個別に2又は3の整数で
あり、sは2〜4の整数である、)で示される大環式有
機分子が挙げられる。
【0019】前記一般式[A]において、好ましくはn
=m=2である。また、好ましいリガンドは、前記一般
式[B]又は[C]において、D又はD’がNH又はN
Rを示し、t及びt’が2又は3で、sが2、R1及び
2がH又はアルキル基を示す錯体であり、より好まし
いリガンドはD又はD’がNCH3で、t=t’=2、
sが2、R1及びR2の各々がH又はアルキル基を示す錯
体である。
【0020】最も簡単な形態のリガンドの例としては、
下記の式(I)〜(IV)で表されるものが挙げられる。
【0021】
【化4】
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】
【0024】
【化7】
【0025】これらのリガンドを有する金属錯体は、予
め形成されていても、洗濯機用洗浄剤組成物浴中で形成
されてもよい。また、これらのリガンドを有する金属錯
体は単核でも多核でもよい。リガンドの種類及び金属の
酸化状態で、2核又は多核の金属錯体を形成し得る。該
錯体中で配位種及び/又は架橋種が金属中心間の架橋を
形成している。
【0026】これらリガンドのうちで最も好ましいもの
としては、式(III)の1,4,7−トリメチル−1,
4,7−トリアザシクロノナン(略号Me−TACN)
が挙げられる。
【0027】金属錯体の具体例としては、次の表1で示
されるものが挙げられる。
【0028】
【表1】
【0029】本発明において(B)成分として用いるヘ
テロポリ酸としては、二個以上の無機酸素酸が縮合した
多核錯体、およびその塩が挙げられる。
【0030】ヘテロポリ酸の中心元素としては、周期表
中III族ないしVI族元素、特にB、Si、P、S、V、
Nb、Ta、Cr、Mo、Wが挙げられる。本発明にお
いては、性能面よりこれらの元素を2種以上含むヘテロ
ポリ酸を用いる必要がある。
【0031】これらの化合物の具体例としては、リンモ
リブデン酸、リンタングステン酸、ケイモリブデン酸、
ケイタングステン酸、リンタングストモリブデン酸、リ
ンバナドモリブデン酸、リンバナドタングステン酸およ
びこれらのナトリウム塩、またはアンモニウム塩等が挙
げられる。
【0032】これら(B)成分の含有量は特に限定され
ないが、洗濯機用洗浄剤組成物浴中において、0.00
1〜100ppm、好ましくは0.01〜10ppmで
ある。
【0033】本発明の洗濯機用洗浄剤は、前記(A)ペ
ルオキシ化合物と、(B)金属錯体及び/又はヘテロポ
リ酸を必須成分として含有するものであるが、更にその
洗浄効果を高めるために(C)成分として界面活性剤
を、(D)成分としてアルカリ性物質を含有させること
もできる。
【0034】(C)成分として用いる界面活性剤として
は、一般に使用される界面活性剤を用いることができ
る。この界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸アルコールエ
ステル塩、スルホコハク酸モノエステル塩等の陰イオン
性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルグリコシド、アル
キルグリコシド脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性
剤、長鎖モノ、ジアルキル四級アンモニウム塩、アミン
オキシド等の陽イオン性界面活性剤、カルボキシベタイ
ン、スルホベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられ
る。
【0035】これらの界面活性剤は、単独でもあるいは
2種類以上組み合わせてもよい。これら界面活性剤の含
有量は特に限定されないが、洗浄剤浴中において、0.
001〜2重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%
である。
【0036】(D)成分として用いることのできるアル
カリ性物質としては、アルカリ金属やアンモニウムの水
酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等、水に溶解してアルカリ
性を呈するものであればよいが、取り扱いやすくpHの
調整が容易であるという点で炭酸ナトリウム又は炭酸カ
リウムが好ましい。特に好ましいのは炭酸カリウムであ
る。
【0037】これらアルカリ性物質の含有量は特に限定
されないが、洗濯機用洗浄剤組成物浴中において、0.
001〜2重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%
である。
【0038】本発明の洗濯機用洗浄剤組成物には、保存
安定性、使用性などを向上させる目的で、所望により、
ビルダー、ラジカル捕捉剤、増粘剤、アルコール類、香
料、色素、酵素などを適宜配合することが出来る。
【0039】本発明における洗濯機用洗浄剤組成物の使
用形態は特に限定されないが、基本的には(A)成分の
ペルオキシ化合物と(B)成分の金属錯体又はヘテロポ
リ酸を用意し、これらを水をはった洗濯槽に投入すれば
よい。また、ペルオキシ化合物として過酸化水素等の溶
液を、界面活性剤として水溶液を用いる場合は、過酸化
水素と界面活性剤の混合溶液とアルカリ剤、金属錯体又
はヘテロポリ酸等の混合物を用意し、水をはった洗濯槽
にそれぞれ投入すればよい。
【0040】また、ペルオキシ化合物として過炭酸ナト
リウム等の粉体を、界面活性剤として粉粒状の物質を用
いる場合は、アルカリ剤、金属錯体又はヘテロポリ酸等
と混合した成分を用意し、水をはった洗濯槽に投入すれ
ばよい。
【0041】
【実施例】次に実施例により、本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるも
のではない。
【0042】各例における汚れの除去効果及び刺激臭の
無さは次の様にして測定した。
【0043】(イ)汚れの除去効果 黒褐色のカビ等の汚れが付着した全自動洗濯機の洗濯槽
を5×5cmに切断し、黒褐色の色が同程度のものを選
定し、評価を行った。評価は、3Lのビーカーに水温2
0℃の水2Lを仕込み、これに各洗浄剤8gを添加し
て、300rpmで15分間撹拌後、流水ですすいで判
定した。尚、以下の評価基準で判定した。
【0044】
【0045】(ロ)刺激臭の無さ 汚れの除去効果試験において、撹拌開始後5分後の臭気
を以下の評価基準で判定した。尚、試験は5人で行っ
た。
【0046】
【0047】尚、以下の表における成分、記号は以下の
意味を持ち、TPDC及びC〜Fは合成品である。 過酸化水素;三菱ガス化学社製 PC:過炭酸ナトリウム;三菱ガス化学社製 TAED:N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレ
ンジアミン;ヘキスト社製 TPDC:2−(4−メトキシカルボニルベンゾイルオ
キシ)−N,N,N−トリメチルエタンアミニウムメト
サルフェート A:フタロシアニン銅(α);山陽色素社製 B:[Ru(OH)(NH3)4(NO)](NH3)2;N.E.CHEM
CAT社製 C:[Mn2(μ−O)3(Me−TACN)2](PF6)2 D:[Mn2(μ−O)3(Me/Me−TACN)2](PF
6)2 E:[Co2(μ−OH)3(Me−TACN)2](ClO4)
3 F:[Fe2(μ−OH)3(Me−TACN)2](ClO4) G:リンバナドモリブデン酸;日本新金属製 H:リンモリブデン酸;日本新金属製 I:リンモリブデン酸ナトリウム;日本新金属製 J:リンタングストモリブデン酸;日本新金属製 K:リンタングステン酸;日本新金属製 L:ケイタングステン酸;日本新金属製 NES:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサ
ルフェート(p=9);自社製 LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム;
自社製 NRE:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(p=
9);自社製 炭酸カリウム;旭硝子社製 炭酸ナトリウム;旭硝子社製
【0048】実施例1〜6 濃度5重量%の過酸化水素と3重量%のNES混合水溶
液に、表1に示す組成(前記水溶液に対する重量%)の
ペルオキシ化合物(TAED)と金属錯体及びアルカリ
性物質を混合し、汚れの除去効果、及び刺激臭の無さの
試験を行った。その結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】実施例7〜11、比較例1〜2 濃度5重量%の過酸化水素と表2に示す界面活性剤の混
合水溶液に、表2に示す組成(前記水溶液に対する重量
%)のペルオキシ化合物(TAED、TPDC)と金属
錯体及びアルカリ性物質を混合し、汚れの除去効果及び
刺激臭の無さの試験を行った。その結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】実施例12〜18 表3に示す組成(トータル水溶液に対する重量%)のペ
ルオキシ化合物と金属錯体と界面活性剤及びアルカリ性
物質を水に混合し、汚れの除去効果及び刺激臭の無さの
試験を行った。その結果を表3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】実施例19〜24 濃度5重量%の過酸化水素と3重量%のNES混合水溶
液に、表4に示す組成(前記水溶液に対する重量%)の
ペルオキシ化合物(TAED)とヘテロポリ酸及びアル
カリ性物質を混合し、汚れの除去効果、及び刺激臭の無
さの試験を行った。その結果を表4に示す。
【0055】
【表4】
【0056】実施例25〜28、比較例3 濃度5重量%の過酸化水素と表5に示す界面活性剤の混
合水溶液に、表5に示す組成(前記水溶液に対する重量
%)のペルオキシ化合物(TAED、TPDC)とヘテ
ロポリ酸及びアルカリ性物質を混合し、汚れの除去効果
及び刺激臭の無さの試験を行った。その結果を表5に示
す。
【0057】
【表5】
【0058】実施例29〜34 表6に示す組成(トータル水溶液に対する重量%)のペ
ルオキシ化合物とヘテロポリ酸と界面活性剤及びアルカ
リ性物質を水に混合し、汚れの除去効果及び刺激臭の無
さの試験を行った。その結果を表6に示す。
【0059】
【表6】
【0060】表1〜表6の結果から、本発明の洗濯機用
洗浄剤組成物は、高いカビ、スライム除去能力を有する
上に刺激臭がなく、洗濯機の洗浄剤として優れているこ
とが判る。
【0061】
【発明の効果】本発明の洗濯機用洗浄剤組成物は、洗濯
機内の洗濯槽外壁及び水受け槽内壁に付着した汚れに対
して高いカビ及びスライムの除去能力を有する上に、刺
激臭がなく、しかも使用時に有害なガスが発生する危険
性がないので、洗濯機の洗浄剤として好適なものであ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 貴通 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ペルオキシ化合物と、(B)金属
    錯体及び/又はヘテロポリ酸を含有することを特徴とす
    る洗濯機用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記金属錯体が、大環式有機分子である
    リガンドを有する金属錯体である請求項1記載の洗濯機
    用洗浄剤組成物。
JP9241820A 1997-06-27 1997-08-22 洗濯機用洗浄剤組成物 Pending JPH1171597A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001072519A (ja) * 1999-06-30 2001-03-21 Kao Corp 殺ウイルス剤組成物
JP2001072518A (ja) * 1999-06-30 2001-03-21 Kao Corp 殺芽胞剤組成物
JP2009149775A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Lion Corp 洗濯槽用洗浄剤組成物
JP2009209176A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 業務用洗濯機のスケール除去剤及び洗浄方法

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