JPH1167655A - 走査型露光装置及び同期誤差解析方法 - Google Patents

走査型露光装置及び同期誤差解析方法

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JPH1167655A
JPH1167655A JP9228837A JP22883797A JPH1167655A JP H1167655 A JPH1167655 A JP H1167655A JP 9228837 A JP9228837 A JP 9228837A JP 22883797 A JP22883797 A JP 22883797A JP H1167655 A JPH1167655 A JP H1167655A
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scanning
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JP9228837A
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Susumu Makinouchi
進 牧野内
Osamu Furukawa
治 古川
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Original Assignee
Nikon Corp
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクと感応基板との走査時の同期精度を露
光結果に与える要因別に解析できるようにする。 【解決手段】 マスクRと感応基板Wの相対移動中に、
主制御系18によってマスクR及び基板Wの位置がモニ
タされ、モニタ結果に基づいてマスクRと基板Wとの同
期誤差が演算され、同期誤差に基づいて移動平均及び移
動標準偏差が演算される。このため、演算された移動平
均及び移動標準偏差の少なくとも一方を用いることによ
り、マスクRと基板Wとの走査時の同期精度を露光結果
に与える要因別に解析することができる。すなわち、移
動平均を用いれば、同期誤差が基板W上に転写されるパ
ターンの位置ずれに与える影響をある程度定量的に評価
でき、また、移動標準偏差を用いれば、パターンの像の
分解能の劣化に与える影響をある程度定量的に評価する
ことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型露光装置及
び同期誤差解析方法に係り、さらに詳しくは、照明光に
よりマスク上の所定のスリット領域を照明し、マスクと
感応基板とを同期して所定の走査方向に相対移動させつ
つ、マスクに形成されたパターンを感応基板上に露光す
る走査型露光装置及び第1物体と第2物体とを同期して
所定の移動方向に移動させる際の第1物体と第2物体と
の同期誤差解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子や液晶表示素子を
リソグラフィ工程で製造するに際しては、マスク又はレ
チクル(以下、「レチクル」と総称する)に形成された
パターンをウエハ又はガラスプレート等の基板(以下、
「感応基板」という)上に露光する露光装置が用いられ
ている。
【0003】例えば、半導体素子の製造に際しては、ス
テップ・アンド・リピート方式の縮小投影型露光装置
(いわゆるステッパー)が主として用いられ、さらに最
近ではステップ・アンド・スキャン方式の投影型露光装
置も比較的多く用いられるようになってきた。
【0004】かかる投影型露光装置では、感応基板が載
置された基板ステージの位置決め時直後の振動特性が露
光されたパターンの像の劣化にどの程度の影響を与える
かの解析が重要であることから、この位置決め時直後の
振動特性をある程度定量的に評価することができる「ス
テージ移動制御装置」を、本願出願人は先に提案した
(特開平8−153662号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近におけ
る集積回路の高集積化に伴うパターンの微細化により、
露光装置の性能、特にパターン像の解像度に対する要求
はますます厳しくなり、今やステッパーより解像度の高
い露光が可能なステップ・アンド・スキャン方式等の走
査型露光装置が主流になりつつある。かかる走査型露光
装置では、上記の特開平8−153662号公報に記載
されるような装置により基板ステージの位置決め直後の
振動特性を定量的に評価し、これにより感応基板上に投
影露光されるパターンの像の劣化を防止するという手法
は、もはや限界となっている。すなわち、今や、レチク
ルと感応基板の位置決め直後の振動特性という静的な要
因の解析のみでは十分ではなく、走査露光時のレチクル
と感応基板との同期誤差という動的な要因が、基板上に
転写されたパターンの像の位置ずれ(又はディストーシ
ョン)や分解能の劣化に与える影響を解析することが急
務となっている。
【0006】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その第1の目的は、マスクと感応基板との走査時の
同期精度を露光結果に与える要因別に解析することがで
きる走査型露光装置を提供することにある。
【0007】ところで、上記のような2物体間の同期精
度の解析は露光装置に限らず、他の装置でも必要な場合
がある。
【0008】そこで、本発明の第2の目的は、第1物体
と第2物体との同期精度を定量的に解析することができ
る同期誤差解析方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、照明光(IL)によりマスク(R)上の所定のスリ
ット領域(RA)を照明し、前記マスク(R)と感応基
板(W)とを同期して所定の走査方向に相対移動させつ
つ、前記マスク(R)に形成されたパターン(PA)を
前記感応基板(W)上に露光する走査型露光装置であっ
て、前記マスク(R)の位置に関連する物理量を計測す
る第1の計測装置(40)と;前記感応基板(W)の位
置に関連する物理量を計測する第2の計測装置(48)
と;前記マスクと前記感応基板の前記相対移動中に前記
第1及び第2の計測装置(40,48)の計測値をモニ
タするモニタ装置(68)と;前記モニタ装置(68)
によるモニタ結果に基づいて前記マスクと前記感応基板
との同期誤差を演算する第1の演算装置(68)と;前
記第1の演算装置で演算された同期誤差に基づいて、前
記感応基板上の任意の点が前記スリット領域に入ってか
ら出るまでの間の前記同期誤差の平均値及び前記同期誤
差の平均値のまわりの散らばり度合との少なくとも一方
を演算する第2の演算装置(68)とを有する。
【0010】ここで、位置に関連する物理量とは、位置
情報のみでなく、これを微分した速度、あるいはこれを
更に微分した加速度等の簡単な演算により位置を求める
ことができる物理量を意味する。
【0011】これによれば、マスクと感応基板の相対移
動中に、モニタ装置によって第1及び第2の計測装置の
計測値がモニタされ、第1の演算装置によりモニタ装置
のモニタ結果に基づいてマスクと感応基板との同期誤差
が演算され、第2の演算装置により第1の演算装置で演
算された同期誤差に基づいて、感応基板上の任意の点が
スリット領域に入ってから出るまでの間の同期誤差の平
均値及び同期誤差の平均値のまわりの散らばり度合の少
なくとも一方が演算される。このため、第2の演算装置
により演算された感応基板上の任意の点がスリット領域
に入ってから出るまでの間の同期誤差の平均値(以下、
適宜「移動平均」という)及び同期誤差の平均値のまわ
りの散らばり度合(以下、適宜「移動標準偏差」とい
う)との少なくとも一方を用いることにより、マスクと
感応基板との走査時の同期精度を露光結果に与える要因
別に解析することができる。すなわち、上記の移動平均
を用いれば、同期誤差が感応基板上に転写されるパター
ンの位置ずれ、すなわちパターン像のディストーション
に与える影響をある程度定量的に評価することが可能に
なる。また、上記の移動標準偏差を用いれば、同期誤差
が感応基板上に転写されるパターンの像の分解能(解像
度)の劣化にどの程度の影響を与えるかをある程度定量
的に評価することが可能になる。この他、第1の演算装
置により演算される同期誤差のデータそのものを用いて
も走査露光時の装置の状態を評価することも可能であ
る。
【0012】この場合において、モニタ装置による前記
モニタは、実際の走査露光中に行い、この結果得られた
移動平均、移動標準偏差等のデータを用いて露光終了後
に、同期精度の要因別分析を行っても勿論良いが、請求
項2に記載の発明の如く、モニタ装置による前記モニタ
が前記照明光の照射停止中の前記マスク(R)と前記感
応基板(W)の前記相対移動中に行われるようにしても
良い。このようにすれば、露光に先立って、照明光の照
射停止中にマスクと感応基板を露光時と全く同様に相対
移動させ、この相対移動中に第1及び第2の計測装置の
計測値をモニタ装置によりモニタし、その結果得られた
移動平均、移動標準偏差等を用いることにより、実際の
露光開始前に、事前に同期精度の要因別分析を行なうこ
とが可能になる。これにより同期誤差に起因して露光不
良が発生するような無駄な露光動作を回避することがで
きる。
【0013】これらの場合において、請求項3に記載の
発明の如く、前記第2の演算装置(68)の演算結果を
表示するための表示装置(90)と;前記同期誤差の平
均値(移動平均)と前記同期誤差の平均値のまわりの散
らばり度合(移動標準偏差)とを前記表示装置(90)
に同時又は別々に表示する表示制御装置(68)とを更
に有していても良い。かかる場合には、表示制御装置に
より移動平均と移動標準偏差とが表示装置に同時又は別
々に表示されるので、その表示を見ることにより、上記
請求項1で述べたような同期精度の要因別分析を容易に
行なうことができる。
【0014】また、請求項1又は2に記載の走査型露光
装置において、請求項4に記載の発明の如く、前記第2
の演算装置(68)の演算結果と所定の基準値との比較
結果に応じて警告を発する警告装置(68)を更に有し
ていても良い。このようにすれば、警告により、明らか
に露光不良が発生するような装置の不良状態を、オペレ
ータは確実に認識できるようになるからである。
【0015】また、請求項1に記載の走査型露光装置に
おいて、請求項5に記載の発明の如く、前記第2の演算
装置(68)の演算結果に基づいて、前記マスクと前記
感応基板の同期誤差の特性を検出し、該特性を補正する
ように前記マスクと前記感応基板との移動を制御する制
御系(192)を更に有していても良い。ここで、同期
誤差の特性とは、その同期誤差がマスクパターンの像の
ディストーションを発生させるか、像の分解能の劣化を
招くか等の同期誤差が露光結果に与える影響の種類と殆
ど同じ意味である。
【0016】かかる場合には、制御系により感応基板
(あるいはその基板上のショット)の露光中に得られた
移動平均、移動標準偏差等のデータを用いて、マスクと
感応基板の同期誤差の特性が検出され、該特性を補正す
るようにマスクと感応基板との移動が制御されるので、
次の基板(あるいは基板上の次ショット)の露光の際
に、同期誤差に起因する露光不良が発生し難くなる。
【0017】また、請求項1に記載の走査型露光装置に
おいて、請求項6に記載の発明の如く、前記第1の演算
装置による同期誤差の演算及び前記第2の演算装置によ
る前記同期誤差の平均値、同期誤差の平均値のまわりの
散らばり度合の演算は、前記走査方向、これに直交する
非走査方向及び回転方向に分離して行っても良い。
【0018】請求項7に記載の発明に係る同期誤差解析
方法は、第1物体(R)と第2物体(W)とを同期して
所定の移動方向に沿って相対移動させる第1工程と;前
記相対移動中に前記第1物体の位置に関連する物理量と
前記第2物体の位置に関連する物理量をそれぞれ検出す
る第2工程と;前記第2工程の結果に基づいて前記第1
物体と第2物体との同期誤差を検出する第3工程と;前
記同期誤差に基づいて、前記第2物体が所定区間を通過
する時間内での前記第1物体と第2物体との同期誤差の
平均値及び前記同期誤差の平均値のまわりの散らばり度
合の少なくとも一方を算出する第4工程とを含む。
【0019】これによれば、第4工程で得られた第2物
体が所定区間を通過する時間内での前記第1物体と第2
物体との同期誤差の平均値及び前記同期誤差の平均値の
まわりの散らばり度合の少なくとも一方に基づいて、第
1物体と第2物体との同期精度を定量的に解析すること
ができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
《第1の実施形態》以下、本発明の第1の実施形態を図
1ないし図7に基づいて説明する。
【0021】図1には、第1の実施形態に係る走査型露
光装置10の概略構成が示されている。この走査型露光
装置10は、露光光ILによりマスク(及び第1物体)
としてのレチクルRを照明する照明系12と、レチクル
RをY軸方向(図1における左右方向)に走査するとと
もにXY面内で微少駆動するレチクルステージ14と、
このレチクルステージ14の下方に配置された投影光学
系PLと、この投影光学系PLの下方に配置され感応基
板(及び第2物体)としてのウエハWをXY面内で2次
元移動させるウエハステージ16と、装置全体を統括的
に制御するマイクロコンピュータ(又はミニコンピュー
タ)から成る主制御系18とを備えている。
【0022】前記照明系12は、光源部20、ミラー2
2、レチクルブラインド24、リレーレンズ26、ミラ
ー28及びコンデンサレンズ30等を含んで構成されて
いる。この内、光源部20は、例えば超高圧水銀ランプ
又はレーザ光源等の光源及びオプティカルインテグレー
タ等により構成されている。また、レチクルブラインド
24は、レチクルRの下面のパターン形成面と共役な位
置に配置されている。
【0023】光源部20から出射された露光光ILは、
ミラー22、レチクルブラインド24、リレーレンズ2
6、ミラー28及びコンデンサレンズ30を経て均一な
照度で、レチクルR上のレチクルブラインド24によっ
て設定されたスリット状の照明領域(スリット領域)R
A(図2(b)参照)を照明する。この場合、スリット
状の照明領域RAの長手方向がX方向(図1における紙
面直交方向)に設定され、レチクルRとそのスリット状
の照明領域RAとの相対走査の方向はY方向であるとす
る。
【0024】前記レチクルステージ14は、不図示のレ
チクルベース上を走査方向(Y方向)に沿って移動する
レチクル粗動ステージ34と、このレチクル粗動ステー
ジ34上に載置されレチクルRを保持してXY平面内で
微動(回転を含む)するレチクル微動ステージ36とを
有している。
【0025】レチクル粗動ステージ34上には、移動鏡
32が設けられており、この移動鏡32にレーザビーム
を投射し、その反射光を受光することによりレチクル粗
動ステージ34のY方向の位置を検出するレチクル粗動
レーザ干渉計42が、移動鏡32に対向して設けられて
いる。このレチクル粗動レーザ干渉計42の出力は、主
制御系18に供給されており、主制御系18ではこのレ
チクル粗動レーザ干渉計42の出力に基づいてレチクル
粗動ステージ34のY方向の位置を計測するようになっ
ている。
【0026】また、レチクル微動ステージ36上には、
移動鏡38が設けられており、この移動鏡38にレーザ
ビームを投射し、その反射光を受光することによりレチ
クル微動ステージ36の位置を検出する第1の計測装置
としてのレチクル微動レーザ干渉計40が、移動鏡38
に対向して設けられている。
【0027】ここで、実際には、図2(b)の平面図に
示されるように、レチクル微動ステージ36の+X方向
の端部にはY方向に延びたX軸移動鏡38xが固定さ
れ、また、+Y方向の端部には、、コーナーキューブよ
りなる2個のY軸移動鏡38y1 ,38y2 がそれぞれ
固定されている。前者の移動鏡38xにはX軸に平行に
レーザビームLRxが照射され、後者の移動鏡38
1 ,38y2 にはそれぞれY軸に平行にレーザビーム
LRL ,LRR が照射されている。レーザビームL
X ,LRL ,LRR はそれぞれ図1のレチクル微動レ
ーザ干渉計40から供給されている。
【0028】この場合、走査方向であるY方向の移動鏡
(コーナーキューブ)38y1 ,38y2 で反射された
レーザビームLRL ,LRR はそれぞれ反射ミラー39
A,39Bで反射されて戻されている。即ち、そのレチ
クル用のY軸干渉計はダブルパス干渉計であり、これに
よって、レチクル微動ステージ36が回転してもレーザ
ビームの位置ずれが生じない構成になっている。なお、
図2(b)において符号RAはレチクルR上のスリット
状の照明領域を示す。
【0029】上記の如く、レチクル微動ステージ36上
にはX軸の移動鏡38x、及び2個のY軸の移動鏡38
1 ,38y2 が固定され、これに対応してレチクル微
動レーザ干渉計40も3軸のレーザ干渉計から構成され
ているが、図1では、これらが代表して移動鏡38、レ
チクル微動レーザ干渉計40として示されている。
【0030】上記3軸のレチクル微動レーザ干渉計40
の出力は、主制御系18に供給されており、主制御系1
8ではレーザビームLRxを測長軸とする干渉計の出力
(R X )に基づいてレチクル微動ステージ36のX位置
を計測し、レーザビームLRL ,LRR を測長軸とする
2つのY軸干渉計の出力(RL ,RR )の平均値に基づ
いてレチクル微動ステージ36のY位置を算出し、2つ
のY軸干渉計の出力の差分とレーザビームLRL ,LR
R の間隔Lとに基づいてレチクル微動ステージ36のX
Y面内での回転角を算出するようになっている。
【0031】前記投影光学系PLは、不図示の第1コラ
ムを介して不図示の定盤上にその光軸方向がXY平面に
直交するZ軸方向となるように支持されている。この第
1コラム上に不図示の第2コラムが設けられており、こ
の第2コラム上に前記レチクルベースが設けられてい
る。投影光学系PLとしては、例えば両側テレセントリ
ックで所定の縮小倍率β(ここでは、β=1/4とす
る)を有する屈折光学系が用いられている。このため、
露光時には、レチクルRのパターン領域内のスリット状
の照明領域(図2(b)の符号RA参照)のパターンが
投影光学系PLを介して前記照明領域RAに共役なウエ
ハW上の露光領域(図2(a)の符号SA参照)に縮小
投影され、ウエハW表面のフォトレジスト層にレチクル
パターンの像が転写されるようになっている。
【0032】前記ウエハステージ16は、実際には、不
図示のウエハベース上をXY2次元方向に移動するXY
ステージと、このXYステージ上に設けられたレベリン
グ用のステージと、このレベリング用のステージ上に配
置され、ウエハを保持するZ・θステージ等を含んで構
成されるが、図1ではこれらが代表的にウエハステージ
16として示されている。
【0033】ウエハステージ16上には、移動鏡46が
設けられており、この移動鏡に46にレーザビームを投
射し、その反射光を受光することによりウエハステージ
16の位置を検出する第2の計測装置としてのウエハレ
ーザ干渉計48が、移動鏡46に対向して設けられてい
る。ここで、実際には、図2(a)の平面図に示される
ように、ウエハステージ16の−X方向の端部にはY方
向に延びたX軸の移動鏡46Xが固定され、+Y方向の
端部にはX方向に延びたY軸の移動鏡46Yがそれぞれ
固定されている。移動鏡46Xには、X軸に平行で且つ
それぞれ投影光学系PLの光軸AX及び不図示のアライ
メントセンサの検出中心を通る光路に沿って間隔Dでレ
ーザビームLWX1 及びLWX2 が照射され、移動鏡4
6Yには、Y軸に平行な光路に沿って間隔Dで2本のレ
ーザビームLWY1 及びLWY2が照射されている。レ
ーザビームLWX1 ,LWX2 ,LWY1 ,LWY2
それぞれ図1のウエハレーザ干渉計46を構成する干渉
計から供給されている。
【0034】上記の如く、ウエハステージ16上にはX
軸の移動鏡46X及びY軸の移動鏡46Yが固定され、
これに対応してウエハレーザ干渉計46も4軸のレーザ
干渉計から構成されているが、図1では、これらが代表
して移動鏡46、ウエハレーザ干渉計48として示され
ている。
【0035】上記4軸のウエハレーザ干渉計48の出力
は、主制御系18に供給されており、主制御系18では
レーザビームLWX1 を測長軸とする干渉計の出力(W
1)に基づいてウエハステージ16のX位置を計測
し、レーザビームLWY1 ,LWY2 を測長軸とする2
つのY軸干渉計の出力(WY1 ,WY2 )の平均値に基
づいてウエハステージ16のY位置を計測し、レーザビ
ームLWX1 を測長軸とするX軸干渉計の出力とレーザ
ビームLWX2 を測長軸とする干渉計の出力(WX2
との差と、間隔Dとに基づいてウエハステージ16のX
Y面内での回転角を算出するようになっている。また、
不図示のアライメントセンサを使用する場合のX方向の
位置は、所謂アッベ誤差が生じないように、レーザビー
ムLWY2を使用する干渉計の出力(WY2 )に基づい
て制御される。
【0036】主制御系18は、露光時に、例えば、不図
示のレチクル駆動装置を介してレチクル粗動ステージ3
4を所定の走査速度VR で+Y方向に走査するのと同期
して不図示のウエハ駆動装置を介してウエハステージ1
6を−Y方向に走査速度VW(VW =β・VR )で走査
し、この際に生ずるレチクル粗動ステージ34とウエハ
ステージ16との相対速度誤差を吸収し、レチクルRと
ウエハWとの相対速度と位置が4:1になるように不図
示の微動制御用の駆動装置を介してレチクル微動ステー
ジ36の動作を制御する。これにより、露光光ILで照
明されたスリット状の照明領域RAに対してレチクルR
が+Y方向に走査されるのと同期して照明領域と共役な
露光領域SAに対してウエハWが投影光学系PLの縮小
倍率に応じた速度で−Y方向に走査され、レチクルRの
パターン形成面に形成されたパターンがウエハW上のシ
ョット領域に逐次転写される。
【0037】さらに、本実施形態では、主制御系18に
メモリ88及び表示装置90が併設されている。表示装
置90としては、例えばパーソナルコンピュータに用い
られるCRTディスプレイや液晶表示装置が用いられ
る。
【0038】図3には、本実施形態に係る走査型露光装
置10のステージ制御系92のブロック図が示されてい
る。この図3は、図1の主制御系18を構成するマイク
ロプロセッサ68と共に、種々の制御プログラム(ソフ
トウェア)によって実現される種々の機能をブロック化
して示したものであるが、各構成要素を対応する個々の
ハードウェアにて構成しても良いことは勿論である。
【0039】このステージ制御系92は、不図示のメイ
ンコンピュータからの指示に応じ、ウエハステージ16
の速度指令値VW を出力するスキャン速度発生器51
と、このスキャン速度発生器51からの速度指令値
W 、これを1/β倍(ここでは4倍)した速度指令値
R にそれぞれ基づいてウエハステージ16、レチクル
粗動ステージ34の速度をそれぞれ制御するウエハステ
ージ速度制御系52、レチクル粗動ステージ速度制御系
54と、ウエハステージ44の位置に基づき後述する行
列式を用いてレチクルの同期位置を演算する同期位置演
算部62と、この同期位置演算部62の演算結果である
位置情報に基づいてレチクル微動ステージ36の位置
(及び速度)を制御するレチクル微動ステージ制御系5
6と、ウエハレーザ干渉計48の計測値及びレチクル微
動レーザ干渉計40の計測値をモニタするマイクロプロ
セッサ68とを備えている。
【0040】これを更に詳述すると、ウエハステージ速
度制御系52は、例えば、速度指令値VW とウエハステ
ージ16の速度との差である速度偏差を演算する減算
器、この減算器からの速度偏差を動作信号として(比例
+積分)制御動作を行なうPIコントローラ等(いずれ
も図示せず)を含む1型の閉ループ制御系によって構成
することができる。なお、ウエハステージ16の速度
は、実際にはウエハレーザ干渉計48の計測値の微分値
から得られるものである。
【0041】前記レチクル粗動ステージ速度制御系54
は、例えば、レチクル粗動ステージ34の速度指令値V
R (=4VW )とレチクル粗動ステージ34の速度との
差である速度偏差を演算する減算器、この減算器からの
速度偏差を動作信号として(比例+積分)制御動作を行
なうPIコントローラ等(いずれも図示せず)を含む1
型の閉ループ制御系によって構成することができる。な
お、レチクル粗動ステージ34の速度は、実際にはレチ
クル粗動レーザ干渉計42の計測値の微分値から得られ
るものである。
【0042】前記同期位置演算部62は、ウエハステー
ジ速度制御系52の出力を第1積分回路64で積分して
得られるウエハステージの位置の情報(WX1 ,W
2 ,WY1 ,WY2 )に基づき次式(1)で示される
行列の演算を行ってレチクル微動ステージ36、すなわ
ちレチクルRの位置を計測するレチクル微動レーザ干渉
計40の3軸の計測値(RX 、RL 、RR )の目標値
(RX ’、RL ’、RR ’)を演算する。なお、上記の
位置の情報(WX1 ,WX2 ,WY1 ,WY2 )は実際
には、ウエハレーザ干渉計の計測値である。
【0043】
【数1】
【0044】式(1)において、右辺第1項の3行4列
の行列は変換係数行列であり、右辺第2項の3行1列の
行列はオフセットである。
【0045】前記レチクル微動ステージ制御系56は、
同期位置演算部62で演算された位置情報を目標位置と
して入力し、この目標位置と後述する第2積分回路76
の出力であるレチクル微動ステージ36の位置情報(レ
チクル微動レーザ干渉計40の出力に相当)との差であ
る位置偏差を算出する減算器74、この減算器74の位
置偏差を目標速度に変換する位置ループのゲイン58
(このゲイン58は、前記位置偏差を動作信号として
(比例+積分)制御動作を行なうPIコントローラ等を
含み、このPIコントローラによって演算される制御量
を速度に変換して出力する制御系と実質的に等価であ
る)、ゲイン58からの出力を目標速度として制御動作
を行うレチクル微動ステージ速度制御系60、及びこの
レチクル微動ステージ速度制御系60の出力を積分して
レチクル微動ステージの位置に変換する第2積分回路7
6等から構成することができる。
【0046】ここで、減算器74では、次式(2)で示
される位置偏差ΔRX 、ΔRL 、ΔRR が求められる。
【0047】
【数2】
【0048】ここで、式(2)の右辺第3項の3行1列
の行列中の各要素はレチクル微動レーザ干渉計40の実
際の計測値である。
【0049】前記レチクル微動ステージ速度制御系60
は、ゲイン58からの出力である目標速度とレチクル微
動ステージの速度との差である速度偏差を演算する減算
器、この減算器からの速度偏差を動作信号として(比例
+積分)制御動作を行なうPIコントローラ等(いずれ
も図示せず)を含んで構成される。
【0050】なお、実際には、ウエハステージ16、レ
チクル微動ステージ36の位置は、ウエハレーザ干渉計
48、レチクル微動レーザ干渉計40により直接計測す
るのであって、ウエハステージ速度制御系52、レチク
ル微動ステージ速度制御系60の速度を積分して得られ
るわけではないが、説明の便宜上及び制御ブロック図の
書き方の慣習に従って図3においては実際の制御系と等
価な制御系を示している。
【0051】また、前記レチクル微動ステージ制御系5
6の位置制御応答性を向上させようとの観点から、ウエ
ハステージ16とレチクル粗動ステージ34との速度誤
差をレチクル微動ステージ速度制御系60にフィードフ
ォワード入力しても良い。
【0052】次に、上述のようにして構成された走査型
露光装置10によるレチクルRとウエハWの同期誤差の
チェック動作について、図4を中心に、図5ないし図7
を参照しつつ説明する。
【0053】まず、始めに同期誤差チェックに先立って
行われる走査露光について説明する。前提として、不図
示のレチクルアライメント顕微鏡、オフアクシス・アラ
イメントセンサを用いてのレチクルアライメント、ベー
スライン計測、ウエハアライメント等の準備作業は終了
しているものとする。
【0054】この状態で、上記の如く不図示のメインコ
ンピュータからの指示に応じて、スキャン速度発生器5
1からウエハステージ16の速度指令値VW が出力され
ると、主制御系18により前述した走査露光が開始さ
れ、図3のステージ制御系92によって、例えば、レチ
クル粗動ステージ34が所定の走査速度VR で+Y方向
に走査されるのと同期してウエハステージ16が−Y方
向に走査速度VW (VW=β・VR )で走査される。ま
た、この際に生ずるレチクル粗動ステージ34とウエハ
ステージ16との相対速度誤差を吸収し、レチクルRと
ウエハWとの相対速度と位置が4:1になるように、レ
チクル微動ステージ36の動作が制御される。これによ
り、露光光ILで照明されたスリット状の照明領域RA
に対してレチクルRが+Y方向に走査されるのと同期し
て照明領域と共役な露光領域SAに対してウエハWが投
影光学系PLの縮小倍率に応じた速度で−Y方向に走査
され、レチクルRのパターン形成面に形成されたパター
ンがウエハW上のショット領域に逐次転写される。
【0055】また、1つのショット領域の露光が終了す
ると、主制御系18ではウエハステージ16を非走査方
向(X方向に)所定距離移動して、次のショットの露光
開始位置へのステッピング動作を行った後、走査露光を
行い、このようにしてステップ・アンド・スキャン方式
で露光を行なう。
【0056】上記の走査露光中に、マイクロプロセッサ
68ではウエハレーザ干渉計48の計測値(WX1 、W
2 、WY1 、WY2 )とレチクルレーザ干渉計40の
計測値(RX 、RL 、RR )とを所定のサンプリング間
隔で、同時に取り込みメモリ88内に順次記憶している
(図4のステップ100)。すなわち、このようにし
て、マイクロプロセッサ68ではレチクルRの位置とウ
エハWの位置をモニタしている。
【0057】これを更に詳述すると、ウエハW上のある
ショット領域(以下、「ショット」という)を露光(レ
チクルパターンを転写)する際に、レチクルRとウエハ
Wのそれぞれの位置は、図5に模式的に示されるように
変化する。この図5には、露光開始時点である時刻t1
に露光領域SAの中心に点P1 があり、以後時刻t2
3 、……、tn 、…と時間が経過するにつれてショッ
ト領域の中心に点P2、P3、……、Pn 、……が移動す
る様子が示されている。マイクロプロセッサ68では時
刻t1 から上記のウエハレーザ干渉計48の計測値及び
レチクルレーザ干渉計40の計測値のメモリ88への取
り込みを開始し、以後所定のサンプリング間隔で時刻t
2 、t3、……、tn 、……と前記計測値のメモリ88
への取り込みを行う。
【0058】そして、走査露光が終了すると、同期誤差
の演算を行う。具体的には、マイクロプロセッサ68で
はメモリ88内に同時刻に記憶されているデータ(WX
1 、WX2 、WY1 、WY2 、Rx、RL 、RR )を用
いて、前述した式(2)により、同期誤差ΔRX 、ΔR
L 、ΔRR を演算した後、この演算結果を用いて次式
(3)によりX、Y、θ(Z軸回りの回転方向)の各方
向についてレチクルRとウエハWの同期誤差ErrX、
ErrY、Errθを求める(図4のステップ10
2)。
【0059】
【数3】
【0060】ここで、上記の同期誤差の演算は、各サン
プリング時のデータ毎にそれぞれ行われる。
【0061】この結果、1ショットの露光により、例え
ば、X、Y、θのそれぞれの方向について、図6に示さ
れるような同期誤差の変化を示すグラフが得られる。こ
の図6は横軸に時間又はショット座標系のY軸を取って
同期誤差を縦軸として示したものである。なお、上記の
ような同期誤差の変化のグラフは実際にはサンプリング
された全てのショットについて求められる。
【0062】次に、マイクロプロセッサ68は、次式
(4)、(5)を用いてウエハW上の任意の点Pn がス
リット領域としての照明領域RA、すなわちこれと共役
な露光領域SAに入ってから出るまでの間の前記同期誤
差の平均値(以下、適宜「移動平均」という)及び前記
同期誤差の平均値のまわりの散らばり度合としての標準
偏差(以下、適宜「移動標準偏差」という)を求める
(図4のステップ104)。ここでは、点Pn が露光領
域SAに入ってから出るまでの間のデータの取り込み回
数、すなわちn番目のデータを中心に、スリット幅(露
光領域SAの走査方向の幅)でデータを取り出したとき
のデータ数をm回とする。
【0063】
【数4】
【0064】式(4)において、Av(ErrX)n
Av(ErrY)n 、Av(Errθ)n は、それぞれ
X、Y、θ方向の移動平均を示す。
【0065】
【数5】
【0066】式(5)において、σ(ErrX)n 、σ
(ErrY)n 、σ(Errθ)nは、それぞれX、
Y、θ方向の移動標準偏差を示す。
【0067】上記の移動平均、移動標準偏差の演算は、
各サンプリング点について行われる。
【0068】この結果、1ショットの露光により、例え
ば、X、Y、θのそれぞれの方向について、図7(a)
に示されるような移動平均の変化を示すグラフ及び図7
(b)に示されるような移動標準偏差の変化を示すグラ
フが得られる。これらの図は横軸にショット座標系のY
軸を取り同期誤差を縦軸として示したものである。な
お、上記のような移動平均、移動標準偏差のグラフは実
際にはサンプリングされた全てのショットについて求め
られる。図7(a)の横軸Pn の点に対応する点Qは、
前述した図6の同期誤差のグラフ中の点Pn-(m-1)/2
ら点Pn+(m-1)/2の区間の平均値に相当する。
【0069】マイクロプロセッサ68では上記のように
して得た図7(a)、(b)のグラフのようなX、Y、
θ方向の演算結果をメモリ88に記憶する。
【0070】次に、上で求めたX、Y、θ方向の移動平
均、移動標準偏差の各データ中に許容範囲外となるもの
があるか否かを判断する(図4のステップ106)。こ
の判断は、X、Y、θ方向の移動平均、移動標準偏差の
それぞれについて予め所定のしきい値を定めておき、こ
のしきい値とX、Y、θ方向の移動平均、移動標準偏差
の各々のデータとを比較することにより行われる。
【0071】そして、X、Y、θ方向の移動平均、移動
標準偏差の内、許容範囲外となるものがあれば、その異
常を表示装置90の表示画面上に表示して警告を発する
(図4のステップ108)。この際、この警告表示とと
もに警告音を発するようにしても良い。この警告表示
は、少なくとも移動平均、移動標準偏差のいずれに異常
があるかが判るような表示内容であることが望ましく、
これに加えX、Y、θ方向のいずれであるかが判るよう
な情報であることがより一層望ましい。このようにすれ
ば、オペレータは、その異常の種類まで一目で判別でき
るからである。
【0072】この一方、X、Y、θ方向の移動平均、移
動標準偏差の内、許容範囲外となるものがなければ、マ
イクロプロセッサ68では上記の演算結果、すなわち図
7(a)、(b)に示されるようなX、Y、θ方向の移
動平均、移動標準偏差のグラフを表示装置90の表示画
面上に表示する(図4のステップ110)。この場合の
表示は、上記の6種類のグラフを表示画面を分割して同
時に表示するようにしても良く、あるいはオペレータの
指示に応じて画面を切り換えて1又は複数種類を順次表
示するようにしても良い。
【0073】これにより、オペレータは、表示画面に表
示された移動平均のグラフを見て、位置ずれ、すなわち
ウエハW上に転写されるパターン像のディストーション
がどの程度になるかを容易に把握でき、ある程度定量的
にレチクルRとウエハWの同期誤差が像のディストーシ
ョンに与える影響を判別することが可能になる。
【0074】また、オペレータは、表示画面に表示され
た移動標準偏差のグラフを見て、ウエハW上に転写され
るパターン像の解像度(分解能)がどの程度になるかを
容易に把握でき、ある程度定量的にレチクルRとウエハ
Wの同期誤差が像の分解能の劣化に与える影響を判別す
ることが可能になる。かかる意味からすれば、前述した
警告表示は必ずしも行わなくても良い。
【0075】また、前述したX、Y、θのそれぞれの方
向について、図6に示されるような同期誤差の変化のグ
ラフを表示画面上に表示するようにしても良い。この
他、同期誤差をモニタした範囲を複数、例えば10分割
して、その各区間において算出した(X、Y、θ方向成
分)の度数分布を表示画面上に表示するようにしても良
い。この場合、位置ずれ(ウエハW上に転写されるパタ
ーン像のディストーション)と像の分解能の劣化とを同
時にある程度定量的に判別できるようになる。
【0076】ところで、図4のステップ100の干渉計
計測値のモニタは、上述の如く実際のステップ・アンド
・スキャン方式の露光中に行っても勿論良いが、露光に
先立って、露光用照明光のレチクルR上への照射を停止
した状態で、レチクルRとウエハWの移動を上記露光時
と同様に行い、この際に図4のステップ100の干渉計
計測値のモニタを行うようにしても良い。このようにす
れば、実際に露光不良が発生する前に、ステージ制御に
関する装置の状態を評価できるので、その時の仕様から
許容できない程度の像のディストーションや分解能劣化
等が発生するおそれのある場合に、露光を中止すること
ができる。また、必要があれば、装置の調整、修理等を
行った後に、上記方法により露光用照明光のレチクルR
上への照射を停止した状態で干渉計計測値のモニタを行
い、この結果に基づいて上記ステップ102以降の動作
を再度行い、再度ステージ制御に関する装置の状態を評
価した後、問題がなければ露光を再開すれば良い。
【0077】これまでの説明から明らかなように、本第
1の実施形態では、主制御系18内のマイクロプロセッ
サ68の機能により、モニタ装置、第1の演算装置、第
2の演算装置、表示制御装置及び警告装置が実現されて
いる。
【0078】以上説明したように、本第1の実施形態に
係る走査型露光装置10によると、実際の露光後に事後
的に、又は露光前にレチクルRとウエハWとの走査時の
同期精度を露光結果に与える要因別に解析することがで
きる。
【0079】《第2の実施形態》次に、本発明の第2の
実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。この第2
の実施形態に係る走査型露光装置は、全体的な構成は前
述した第1の実施形態とほぼ同様であり、ステージ制御
系の構成が多少異なり、これに応じてステージ制御系内
のマイクロプロセッサの制御アルゴリズムが異なるのみ
である。従って、以下においては、かかる相違点を中心
に説明するものとし、前述した第1の実施形態と同一若
しくは同等に構成部分については同一の符号を用いると
ともに、その説明を省略若しくは簡略化する。
【0080】図8には、第2の実施形態に係るステージ
制御系192の構成が示されている。このステージ制御
系192は、マイクロプロセッサ68にランダム・アク
セス・メモリ(RAM)から成る補正テーブル94が併
設され、マイクロプロセッサ68が補正テーブル94の
更新機能と、該補正テーブル94のデータをレチクル微
動ステージ制御系56に減算器96を介して入力する機
能とを有している点のみが、前述した第1の実施形態と
異なる。
【0081】図9には、本第2の実施形態に係る主制御
系18内のマイクロプロセッサ68の主要な制御アルゴ
リズムを示すフローチャートが示されている。以下、こ
のフローチャートに沿って走査露光時の動作について説
明する。
【0082】前提として、レチクルステージ14とウエ
ハステージ16とのファーストショットの走査開始位置
への移動は完了しているものとする。
【0083】まず、ステップ200で露光対象のショッ
ト(この場合ファーストショット)の走査露光を開始す
る。具体的には、前述した如くしてレチクルRとウエハ
Wの相対走査を開始するとともに、不図示の露光コント
ローラに指令を与えて露光光源からの照明光の照射を開
始させる。
【0084】次のステップ202で前述した図4のステ
ップ100と同様にレチクル微動レーザ干渉計40及び
ウエハレーザ干渉計48の計測値をモニタする。次のス
テップ204では前述した図4のステップ102と同様
に、その間にメモリ88内に取り込んだデータを用いて
X、Y、θ方向について同期誤差の計算を行い、その結
果をメモリ88に記憶する。次のステップ206では、
算出した同期誤差のデータを用いてX、Y、θ方向につ
いて移動平均の計算を行う。そして、次のステップ20
8で当該ショットの露光が終了したか否かを判断し、こ
の判断が否定された場合には、ステップ202〜206
の処理を繰り返す。そして、露光対象ショット(この場
合ファーストショット)の露光が終了し、ステップ20
8における判断が肯定されると、不図示の露光コントロ
ーラに指令を与えて露光光源からの照明光の照射を停止
させる。ここでは、光源部20内のシャッタを閉じるも
のとする。
【0085】次のステップ212では、補正テーブル9
4の内容を更新し、その更新後のデータを減算器96を
介して補正値としてレチクル微動ステージ制御系56に
入力する(図8参照)。ここで、ファーストショットの
露光終了時点では、上記ステップ206で演算され、メ
モリ内88内に記憶されたファーストショットの露光の
際のX、Y、θ方向の移動平均のデータ(図7(a))
に示されたようなグラフのデータ)を補正テーブル94
の内部データとする。
【0086】そして、次のステップ214では、全ての
ショットの露光が終了したか否かを判断し、この判断が
否定された場合ステップ216に移行して次ショットの
走査開始位置へレチクルステージ14及びウエハステー
ジ16を移動(ここで、いわゆる交互スキャンの場合
は、レチクルステージの移動は不要である)した後、ス
テップ200に戻って次ショットの走査露光を開始す
る。そして、その後上記のステップ202以降の処理・
判断を繰り返し行う。
【0087】ここで、セカンドショットでは、補正テー
ブル94の内容、すなわちファーストショットの露光の
際のX、Y、θ方向の移動平均のデータが、サーボ誤差
(ΔRX 、ΔRL 、ΔRR )に補正値として加えられる
ので、ファーストショットの露光時とセカンドショット
の露光時とのステージ34、36、16の挙動が同じで
あれば、レチクル微動ステージ制御系56によりレチク
ル微動ステージ36のX、Y、θ位置が同期位置演算部
62で演算された目標位置に正確に制御され、ステップ
208で算出される移動平均は零になる筈である。しか
し、ファーストショットとセカンドショットの位置が異
なることよりウエハステージ16の挙動が異なり、また
レチクルステージ14がその移動方向が反対となる場合
にはその挙動が異なる場合が多いので、実際には移動平
均は零とならない。
【0088】また、セカンドショット(及びそれ以降の
ショット)の露光が終了した時点でのステップ212に
おける補正テーブル94の更新は、そのショットの露光
の際のステップ206で演算され、メモリ88内に記憶
されたX、Y、θ方向の移動平均のデータを、補正テー
ブル94内のデータに加算することにより行われる。こ
れにより、次ショット以降の露光の際に、同期誤差(残
誤差)が徐々に修正されることになる。
【0089】セカンドショットの露光が終了して、ステ
ップ214の判断が否定されると、ステップ216に移
行し、その後サードショット、フォースショット、フィ
フスショット、……と、ステップ・アンド・スキャン方
式で露光が行われ、各ショットの露光の度毎に更新され
た補正テーブル94のデータを用いて同期誤差が順次補
正され、パターン像の位置ずれ及び分解能の劣化が抑制
された良好な露光が全てのショット領域について行われ
る。
【0090】そして、全てのショットについて露光が終
了すると、本ルーチンの一連の処理を終了する。これま
での説明から明らかなように、本第2の実施形態では、
ステージ制御系192によって、第2の演算装置として
のマイクロプロセッサ68の演算結果に基づいて、レチ
クルRとウエハWの同期誤差の特性を検出し、該特性を
補正するようにレチクルRとウエハWとの移動を制御す
る制御系が構成されている。
【0091】以上説明した本第2の実施形態の装置によ
ると、あるショットの走査露光中に得られた移動平均の
データを用いて次ショットの走査露光中の同期誤差を補
正することができるので、ウエハW上の全てのショット
について主として位置ずれが抑制された良好なレチクル
パターンの露光が可能になる。
【0092】なお、上記第2の実施形態では、あるショ
ットの走査露光中に得られた移動平均のデータを用いて
次ショットの走査露光中の同期誤差を補正する場合につ
いて説明したが、これに限らず、あるショットの走査露
光中に得られた移動標準偏差のデータを用いて次ショッ
トの走査露光中の同期誤差を補正するようにしても良
く、かかる場合には、ウエハ上の全てのショットについ
て主として分解能の低下が抑制された良好なレチクルパ
ターンの露光が可能になる。あるいは、移動平均及び移
動標準偏差のデータを用いて次ショットの走査露光中の
同期誤差を補正するようにしても良い。
【0093】また、上記第2の実施形態では、あるショ
ットの走査露光中に得られた移動平均のデータを用いて
次ショットの走査露光中の同期誤差を補正する場合につ
いて説明したが、補正テーブル内のデータ領域として各
ショットに対応したデータ領域を有する場合には、全て
のショットの露光終了後に、その時に得られた補正テー
ブル内のデータを用いて、次ウエハの露光時に各ショッ
ト領域の露光の際のレチクルRとウエハWの同期誤差を
補正するようにしても良い。なお、図9のフローチャー
トでは同期誤差のデータを用いて移動平均の計算を行う
ようにしたが、1ショットの露光終了後にまとめて同期
誤差、移動平均を求めるようにしても良い。すなわち、
図9のフローチャートのステップ208とステップ21
0の間でステップ204とステップ206の処理をまと
めて実行するようにしても良い。
【0094】なお、上記第1、第2の実施形態では、本
発明がステップ・アンド・スキャン方式の投影型露光装
置に適用された場合について説明したが、本発明の適用
範囲がこれに限定されることはなく、これ以外の走査型
露光装置、例えばいわゆるアライナーや液晶用の等倍の
走査型露光装置等にも本発明は好適に適用できるもので
ある。
【0095】また、本発明に係る同期誤差解析方法は、
露光装置に限らず、第1物体と第2物体とを同期して所
定の移動方向に沿って相対移動させることを必要とする
装置であれば、好適に適用できるものである。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし6
に記載の発明によれば、マスクと感応基板との走査時の
同期精度を露光結果に与える要因別に解析することがで
きるという従来にない優れた走査型露光装置を提供する
ことができる。
【0097】また、請求項7に記載の発明によれば、第
1物体と第2物体との同期精度を定量的に解析すること
ができる同期誤差解析方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る走査型露光装置の概略構
成を示す図である。
【図2】(a)は図1の装置を構成するウエハステージ
の概略平面図、(b)はレチクルステージの概略平面図
である。
【図3】図1の装置のステージ制御系の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】レチクルとウエハの同期誤差のチェック動作に
ついて説明するための図であって、図3のマイクロプロ
セッサの主要な制御アルゴリズムを示すフローチャート
である。
【図5】ウエハ上のあるショット領域を露光する際のレ
チクルとウエハのそれぞれの位置の変化を模式的に示す
図である。
【図6】同期誤差の変化の一例を示すグラフである。
【図7】(a)は移動平均の変化の一例を示すグラフ、
(b)は移動標準偏差の一例を示すグラフである。
【図8】第2の実施形態に係るステージ制御系の構成を
示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態に係るマイクロプロセッサの主
要な制御アルゴリズムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
IL 照明光 R レチクル(マスク、第1物体) RA 照明領域(スリット領域) SA 露光領域(スリット領域) W ウエハ(感応基板、第2物体) 10 走査型露光装置 40 レチクル微動レーザ干渉計(第1の計測装置) 48 ウエハレーザ干渉計(第2の計測装置) 68 プロセッサ(モニタ装置、第1の演算装置、第2
の演算装置、表示制御装置、警告装置) 90 表示装置 192 ステージ制御系(制御系)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光によりマスク上の所定のスリット
    領域を照明し、前記マスクと感応基板とを同期して所定
    の走査方向に相対移動させつつ、前記マスクに形成され
    たパターンを前記感応基板上に露光する走査型露光装置
    であって、 前記マスクの位置に関連する物理量を計測する第1の計
    測装置と;前記感応基板の位置に関連する物理量を計測
    する第2の計測装置と;前記マスクと前記感応基板の前
    記相対移動中に前記第1及び第2の計測装置の計測値を
    モニタするモニタ装置と;前記モニタ装置によるモニタ
    結果に基づいて前記マスクと前記感応基板との同期誤差
    を演算する第1の演算装置と;前記第1の演算装置で演
    算された同期誤差に基づいて、前記感応基板上の任意の
    点が前記スリット領域に入ってから出るまでの間の前記
    同期誤差の平均値及び前記同期誤差の平均値のまわりの
    散らばり度合の少なくとも一方を演算する第2の演算装
    置とを有する走査型露光装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタ装置による前記モニタが前記
    照明光の照射停止中の前記マスクと前記感応基板の前記
    相対移動中に行われることを特徴とする請求項1に記載
    の走査型露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の演算装置の演算結果を表示す
    るための表示装置と;前記同期誤差の平均値と前記同期
    誤差の平均値のまわりの散らばり度合とを前記表示装置
    に同時又は別々に表示する表示制御装置とを更に有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の走査型露光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の演算装置の演算結果と所定の
    基準値との比較結果に応じて警告を発する警告装置を更
    に有する請求項1又は2に記載の走査型露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の演算装置の演算結果に基づい
    て、前記マスクと前記感応基板の同期誤差の特性を検出
    し、該特性を補正するように前記マスクと前記感応基板
    との移動を制御する制御系を更に有することを特徴とす
    る請求項1に記載の走査型露光装置
  6. 【請求項6】 前記第1の演算装置による同期誤差の演
    算及び前記第2の演算装置による前記同期誤差の平均
    値、前記同期誤差の平均値のまわりの散らばり度合の演
    算は、前記走査方向、これに直交する非走査方向及び回
    転方向に分離して行われることを特徴とする請求項1に
    記載の走査型露光装置。
  7. 【請求項7】 第1物体と第2物体とを同期して所定の
    移動方向に沿って相対移動させる第1工程と;前記相対
    移動中に前記第1物体の位置に関連する物理量と前記第
    2物体の位置に関連する物理量をそれぞれ検出する第2
    工程と;前記第2工程の結果に基づいて前記第1物体と
    前記第2物体との同期誤差を検出する第3工程と;前記
    同期誤差に基づいて、前記第2物体が所定区間を通過す
    る時間内での前記第1物体と第2物体との同期誤差の平
    均値及び前記同期誤差の平均値のまわりの散らばり度合
    との少なくとも一方を算出する第4工程とを含む同期誤
    差解析方法。
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