JPH11274027A - ステージ装置の特性計測方法及び該方法を使用する露光装置 - Google Patents

ステージ装置の特性計測方法及び該方法を使用する露光装置

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JPH11274027A
JPH11274027A JP10070213A JP7021398A JPH11274027A JP H11274027 A JPH11274027 A JP H11274027A JP 10070213 A JP10070213 A JP 10070213A JP 7021398 A JP7021398 A JP 7021398A JP H11274027 A JPH11274027 A JP H11274027A
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movable table
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Masahiko Akizuki
正彦 秋月
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハステージの移動鏡の取り付け角度等の
特性を短時間に容易に計測できる特性計測方法を提供す
る。 【解決手段】 ウエハ9が載置されている試料台11が
XYステージ15上に載置され、試料台11上に移動鏡
14X,14Yが固定され、レーザ干渉計16、及び1
7a,17bによって移動鏡14YのY座標、及び移動
鏡14XのX座標が計測され、この計測値に基づいて試
料台11がX方向、Y方向に駆動される。レチクル2の
パターン像をウエハ9上に露光する投影光学系7の側面
にアライメントセンサ8が配置され、試料台11上に基
準マークFc,Fdが形成された基準マーク部材12が
固定されている。レーザ干渉計17bの計測値を一定に
して試料台11をY方向に駆動し、アライメントセンサ
8によって基準マークFc,Fdの位置ずれ量を計測す
ることで、移動鏡14Xの取り付け角度を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置決め対象物を
2次元的に移動するステージ装置の特性計測方法に関
し、例えば半導体素子、撮像素子(CCD等)、液晶表
示素子、又は薄膜磁気ヘッド等のデバイスを製造するた
めのフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置に備
えられたステージ系の特性を計測する際に使用して好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造する際に、マスクと
してのレチクルのパターンを投影光学系を介して、感光
基板としてのレジストが塗布されたウエハ(又はガラス
プレート等)上の各ショット領域に転写する投影露光装
置(ステッパー等)、又はレチクルのパターンを直接に
ウエハ上の各ショット領域に転写するプロキシミティ方
式の露光装置等の各種の露光装置が使用されている。こ
れらの露光装置では、ウエハを高精度に位置決めするた
めのウエハステージが備えられており、ウエハステージ
の直交する2方向の座標は、ウエハステージの試料台に
直交するように固定された2軸の移動鏡、及びこれに対
向するように配置されたレーザ干渉計によって高精度に
計測されている。
【0003】そのウエハステージを直交する2方向に高
精度にステップ移動、又は位置決めするためには、ウエ
ハステージの特性を所定の状態に維持するか、又はその
特性の変動量を計測して、その変動量に応じてウエハス
テージの駆動方法を調整する必要がある。そのウエハス
テージの重要な特性の一つに、ウエハステージ上の2軸
の移動鏡の直交度、又は各移動鏡の取り付け角度があ
る。ステップ移動時のウエハステージの移動方向は、通
常は各軸の移動鏡の反射面に沿った方向であると共に、
例えばウエハ上の第1層目のショット配列は、その2軸
の移動鏡の直交度に応じて決定されるため、露光装置の
組立調整時にはその2軸の移動鏡の直交度は所定の許容
範囲内に調整されている。
【0004】ところが、露光装置の使用を継続して行う
と、露光装置に加わる振動や、ウエハステージの僅かな
変形等によってその移動鏡の直交度が次第に変化するこ
とがある。そこで、従来は例えば定期的に未露光のウエ
ハに対して、その移動鏡によって定まるショット配列で
所定の評価用のレチクルパターンのテストプリントを行
い、現像後に得られるレジストパターンの配列を計測す
ることによって、その移動鏡の直交度を計測していた。
そして、計測された直交度が、許容範囲を超えていた場
合には、少なくとも一方の移動鏡の取り付け角度を調整
してその直交度を許容範囲内に収めるか、又はその直交
度のずれ量をオフセットとして記憶し、ウエハステージ
を駆動する際に、そのオフセットを考慮して移動方向を
設定するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の露光
装置においては、ウエハステージの移動鏡の直交度を計
測するために、テストプリント、現像、及び計測という
一連の処理を実行する必要があった。このようにウエハ
ステージ上に実際に未露光のウエハをロードして、この
ウエハ上に評価用のレチクルのパターンを露光する方式
では、実際のデバイス用の露光工程を中断する必要があ
るため、露光工程のスループットが低下するという不都
合があった。また、露光工程のスループットの低下を抑
制するために、例えば1ロットのウエハへの露光を行う
度というように、高頻度に移動鏡の直交度を計測するの
は困難であった。
【0006】更に、ウエハステージの特性には、移動鏡
の直交度の他に、例えば露光装置が収納されているチャ
ンバ内の温度等に起因するスケーリング(線形伸縮)等
もあるが、従来はこのようなスケーリング等も実際にテ
ストプリントを行って確認していた。本発明は斯かる点
に鑑み、ウエハステージ等の所定の特性を短時間に容易
に計測できるステージ装置の特性計測方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】更に本発明は、そのような特性計測方法を
使用できる露光装置を提供することをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるステージ装
置の特性計測方法は、位置決め対象物(9)を載置して
2次元的に移動する可動テーブル(11)と、この可動
テーブルの第1の方向(Y方向)の位置を計測する第1
の位置計測系(14Y,16)と、その第1の方向に交
差する第2の方向(X方向)のその可動テーブルの位置
を計測する第2の位置計測系(14X,17a,17
b)と、を備え、それら第1及び第2の位置計測系の計
測結果に基づいてその可動テーブルがそれら第1及び第
2の方向に位置決めされるステージ装置の特性計測方法
において、その可動テーブル上に複数の基準マーク(F
a,Fb;Fc,Fd)を形成しておき、その可動テー
ブルを所定の方向に駆動することによって、それら複数
の基準マーク(Fa,Fb;Fc,Fd)を順次所定の
マーク検出系(6a;8)の検出領域内に移動して、そ
れぞれそのマーク検出系を介してそれらの基準マークの
位置を検出し、それら複数の基準マークのそのマーク検
出系による位置検出結果に基づいてそのステージ装置の
特性を計測するものである。
【0009】斯かる本発明によれば、例えば図2に示す
ように、その可動テーブル(11)上にY方向に沿って
それらの基準マーク(Fc,Fd)が形成されているも
のとする。この場合、例えば露光装置に備えられている
アライメントセンサをそのマーク検出系(8)として使
用し、上記の第1、及び第2の位置計測系の計測値に基
づいてその可動テーブル(11)をY方向に駆動して、
そのマーク検出系(8)を介して順次それらの基準マー
ク(Fc,Fd)の位置ずれ量ΔX1,ΔX2を検出す
る。また、それらの基準マーク(Fc,Fd)の間隔を
LYとすると、それらの基準マーク(Fc,Fd)の配
列方向を基準とした、その可動テーブル(11)の走り
方向、即ちそれらの位置計測系が移動鏡を備えている場
合には、その移動鏡の取り付け角度の変動量φXは、次
のように求められる。
【0010】 φX=(ΔX1−ΔX2)/LY (1) 即ち、それらの基準マークを用いることによって、テス
トプリントを行うことなく、移動鏡の取り付け角度のよ
うなステージの特性を短時間に容易に計測することがで
きる。この場合、それら複数の基準マークのそのマーク
検出系による位置検出結果により計測される特性を所定
の基準値と比較し、この比較結果に基づいてその特性が
所定の許容範囲を超えて変動しているかどうかを判定す
ることが望ましい。このようにその特性の基準値を記憶
しておくことによって、その特性の経時変化の状態を確
認することができる。
【0011】また、その特性が所定の許容範囲を超えて
変動しているときに、その特性を表すパラメータの値を
更新するようにしてもよい。例えば上記の位置計測系が
移動鏡を備えている場合、その特性の一例は、少なくと
も1つの移動鏡の取り付け角度であり、この取り付け角
度がその特性を表すパラメータとなる。そして、その取
り付け角度が所定の許容範囲を超えて変動している際
に、計測された取り付け角度でそのパラメータを更新
し、その可動テーブルを移動する際に、その更新された
パラメータ(計測された取り付け角度)分だけその可動
テーブルの移動方向を補正することによって、その可動
テーブルの移動方向の変動を抑制できる。
【0012】また、それらの複数の基準マークの一例
は、2つ以上の1次元又は2次元のマーク(Fc,Fd
の一部)であり、この場合にそのマーク検出系による位
置検出結果に基づいて計測されるそのステージ装置の特
性は、その可動テーブルの移動方向を規定するその第
1、又は第2の方向の傾き角である。その可動テーブル
の移動方向を規定するその第1、又は第2の方向の傾き
角とは、上記の位置計測系が移動鏡を備えている場合に
は、それらの移動鏡の取り付け角度の変動量である。ま
た、2つの方向の傾き角を計測することによって、2方
向の直交度、即ち移動鏡を使用する場合には2つの移動
鏡の直交度を計測できる。
【0013】また、それらの複数の基準マークの他の例
は、一直線上に無い3個以上の2次元マーク(Fa〜F
c)であり、この場合にそのマーク検出系による位置検
出結果に基づいて計測されるそのステージ装置の特性
は、その第1の方向のローテーション、それら第1及び
第2の方向の直交度、並びにそれら第1及び第2の方向
へのスケーリングである。3個の2次元マークの位置を
計測することによって、それらの6個のパラメータの値
を一義的に決定することができる。
【0014】次に、本発明による露光装置は、位置決め
対象物としての基板(9)が載置された可動テーブル
(11)を2次元的に位置決めするステージ装置を備
え、このステージ装置によって位置決めされるその基板
上にマスクパターン(2)を転写する露光装置におい
て、そのステージ装置の可動テーブル(11)上に形成
された複数の基準マーク(Fa,Fb;Fc,Fd)
と、これらの複数の基準マークの位置を検出する一つの
マーク検出系(6a;8)と、このマーク検出系によっ
て検出されるそれら複数の基準マークのそれぞれの位置
に基づいてそのステージ装置の特性を求める演算系(2
0a)と、この演算系によって求められる特性を所定の
基準値と比較することによってその特性が所定の許容範
囲を超えて変動しているか否かを判定する判定系(2
0)と、を有するものである。斯かる本発明によれば、
本発明のステージ装置の特性計測方法を使用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図面を参照して説明する。図1は、本例で使用さ
れる投影露光装置の概略構成を示し、この図1におい
て、露光時には、露光光源、照度分布均一化用のオプテ
ィカル・インテグレータ、視野絞り、及びコンデンサレ
ンズ系等を含む照明光学系1からの露光光で、マスクと
してのレチクル2のパターン面(下面)のパターン領域
が照明される。その露光光としては、水銀ランプのi線
(波長365nm)等の輝線、KrF(波長248n
m)、ArF(波長193nm)若しくはF2(波長15
7nm)等のエキシマレーザ光、又はX線等が使用でき
る。
【0016】その露光光のもとで、レチクル2のパター
ン像が両側(又はウエハ側に片側)テレセントリックな
投影光学系7を介して所定の投影倍率β(βは1/4,
1/5等)で、ウエハ9上の各ショット領域に投影され
る。ウエハ9の表面にはレジストが塗布され、その表面
は投影光学系7の像面に合致するように保持されてい
る。以下、投影光学系7の光軸AXに平行にZ軸を取
り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行にY軸を、
図1の紙面に垂直にX軸を取って説明する。
【0017】このとき、レチクル2はレチクルステージ
5上に保持され、レチクルステージ5はレチクルRをX
方向、Y方向、回転方向に位置決めする。レチクルステ
ージ5の2次元的な位置は不図示のレーザ干渉計によっ
て計測され、この計測結果に基づいて装置全体の動作を
統轄制御するコンピュータよりなる主制御系20が、レ
チクルステージ5の動作を制御している。主制御系20
には、ステージの特性等を計算するための演算ユニット
を含む演算部20aが接続されている。
【0018】一方、ウエハ9はウエハホルダ10上に吸
着保持され、ウエハホルダ10は試料台11上に固定さ
れ、試料台11はXYステージ15上に載置されてい
る。試料台11には、この試料台11の上面部(ウエハ
9)のフォーカス位置(Z方向の位置)及び傾斜角を制
御する合焦機構が組み込まれている。また、XYステー
ジ15は、所定の走り面上で試料台11のX方向及びY
方向へのステッピングや高精度な位置決めを行う。試料
台11、及びXYステージ15よりウエハステージが構
成されている。
【0019】そして、試料台11上にはL字型に直交す
るように2軸の移動鏡が固定され、その移動鏡に対向す
るように3軸のレーザ干渉計が配置されている。図2
は、図1の試料台11を示す平面図であり、この図2に
おいて、試料台11の+Y方向の端部にX軸に沿った反
射面を有するY軸の移動鏡14Yが固定され、試料台1
1の−X方向の端部にY軸に沿った反射面を有するX軸
の移動鏡14Xが固定されている。本例の投影露光装置
の組立調整時には、移動鏡14X及び14Yは、互いの
反射面が実質的に直交するように試料台11に取り付け
られる。逆に、XYステージ15の試料台11の走り面
上で、組立調整完了直後の移動鏡14Xの反射面の方
向、及び移動鏡14Yの反射面の方向をそれぞれY軸に
平行な方向(Y方向)、及びX軸に平行な方向(X方
向)とみなしてもよい。
【0020】そして、Y軸の移動鏡14Yに対してY軸
のレーザ干渉計16からY軸に実質的に平行に計測用の
レーザビームが照射され、X軸の移動鏡14Xに対して
X軸の2軸のレーザ干渉計17a及び17bからX軸に
実質的に平行に、Y方向に間隔Diで計測用のレーザビ
ームが照射され、レーザ干渉計16は移動鏡14Y(試
料台11)のY座標を計測し、レーザ干渉計17a,1
7bはそれぞれ移動鏡14X(試料台11)のX座標を
計測している。レーザ干渉計16,17a,17bの計
測値は、図1の主制御系20に供給されている。
【0021】主制御系20は通常の露光時には、レーザ
干渉計16の計測値、及び一方のレーザ干渉計17aの
計測値をそれぞれ試料台11(ウエハ9)のY座標
WS、及びX座標XWSとみなし、2つのレーザ干渉計1
7a,17bの計測値の差分より試料台11の回転角θ
WSを求める。そして、主制御系20は、得られる座標
(X WS,YWS)に基づいてXYステージ15の位置決め
動作を制御すると共に、例えばその回転角θWSを相殺す
るようにレチクルステージ5を回転する。この場合、レ
ーザ干渉計16及び17aからのレーザビームの延長線
上を投影光学系7の光軸AXが通過しており、投影光学
系7の露光領域4に露光対象のショット領域を移動する
際に得られる座標(XWS,YWS)には、試料台11の回
転による計測誤差(アッベ誤差)が無いため、常に高精
度に露光時の位置決めが行われる。
【0022】また、図1に示すように、投影光学系7の
−Y方向の側面にはウエハ上のアライメントマーク(ウ
エハマーク)の位置を検出するための、オフ・アクシス
方式で、画像処理方式のアライメントセンサ8が備えら
れている。そして、図2において、アライメントセンサ
8による観察視野8Aの中心(検出中心)は、ほぼレー
ザ干渉計16及び17bからの2つのレーザビームの延
長線上を通過しており、アライメント時にはX軸の他方
のレーザ干渉計17bの計測値が試料台11(ウエハ
9)のX座標XWSとみなされる。これによって、アライ
メント時にも試料台11の回転による計測誤差が生じな
いように構成されている。
【0023】図1に戻り、露光時には、ウエハ9上の一
つのショット領域へのレチクル2のパターン像の露光が
終わると、XYステージ15を介してウエハ9上の次の
ショット領域を投影光学系7の露光領域に移動して、レ
チクル2のパターン像を露光するという動作がステップ
・アンド・リピート方式で繰り返されて、ウエハ9上の
各ショット領域への露光が行われる。なお、投影露光装
置として、本例のような一括露光型ではなく、レチクル
2及びウエハ9を投影光学系7に対して同期移動して露
光を行うステップ・アンド・スキャン方式のような走査
露光型が使用される場合にも、本発明が適用されるのは
明らかである。
【0024】さて、本例において重ね合わせ露光を行う
場合には、予めレチクル2とウエハ9とのアライメント
を高精度に行っておく必要がある。そのため、レチクル
2のパターン面(下面)のパターン領域をX方向に挟む
ように、1対のアライメントマーク3a及び3b(図3
参照)が形成され、これらのアライメントマーク3a及
び3bの上方にそれぞれ撮像方式のレチクルアライメン
ト顕微鏡(以下、「RA顕微鏡」と呼ぶ)6a及び6b
が配置され、RA顕微鏡6a,6bの画像信号が主制御
系20内のアライメント信号処理部に供給されている。
一例として、本例のアライメントマーク3は正方形の枠
状の2次元マーク(図面上では簡単のため十字型で表現
されている)である。
【0025】更に、投影光学系7の側面に配置されたオ
フ・アクシス方式で、画像処理方式のアライメントセン
サ8からの画像信号も主制御系20内のアライメント信
号処理部に供給されている。また、試料台11上には、
アライメントセンサ8のベースライン量を計測するため
の複数の基準マークが形成された基準マーク部材12が
設置され、基準マーク部材12の表面はウエハ9の表面
と実質的に同じ高さに設定されている。
【0026】図2に示すように、基準マーク部材12の
表面には、X方向に沿ってそれぞれ例えば十字型の2個
の2次元の基準マークFa,Fbが形成されている。こ
れらの基準マークFa,Fbは、一例としてアライメン
ト時には底面側から露光光と同じ波長域の照明光で照明
される発光マークであり、これらの基準マークFa,F
bのX方向の間隔は、レチクル2上のアライメントマー
ク3a,3bの投影光学系7による像3aW,3bWの
設計上の既知の間隔と等しく設定されている。基準マー
クFa,Fbは、レチクル2のアライメントを行うため
に使用されるが、基準マークFa,Fbを落射照明で検
出する方式としてもよい。
【0027】更に、基準マーク部材12上に、基準マー
クFa,Fbの中心を通り実質的にY軸に平行な直線に
沿ってそれぞれ例えば十字型の2個の2次元の基準マー
クFc,Fdが形成されている。これらの基準マークF
c,Fdは、落射照明によって検出されるマークである
が、これらを発光マークとしてもよい。そして、レチク
ルアライメント用の2つの基準マークFa,Fbの中心
と、一方の基準マークFcとのY方向の間隔は、レチク
ル2のパターンの投影像の中心、即ちレチクル2上のア
ライメントマーク3a,3bの像3aW,3bWの中心
と、アライメントセンサ8の観察視野8Aの中心(検出
中心)との間隔であるベースライン量の設計値BEに設
定されている。なお、本例では、レチクル2のパターン
の投影像の中心とアライメントセンサ8の検出中心と
は、設計上ではY軸に平行な直線上に配置されている
が、それらをY軸に所定角度で交差する直線上に配置し
てもよく、この場合のベースライン量の設計値は2次元
のベクトル量となる。
【0028】それらの3個の基準マークFa〜Fcは、
レチクルのアライメントを行うのと同時にアライメント
センサ8のベースライン量を計測する動作、即ちいわゆ
る「同時ベースライン・チェック」を行う際に使用され
る。また、他方の基準マークFdは、2つの基準マーク
Fa,Fbの中心と一方の基準マークFcとのほぼ中間
の位置に配置されており、その基準マークFdと、2つ
の基準マークFa,Fbの中心とのY方向の間隔、ひい
てはその基準マークFdと基準マークFcとのY方向の
間隔も既知の基準値に設定されている。その基準マーク
Fdは、例えばアライメントセンサ8の検出中心を単独
で確認するために使用される。また、上記のベースライ
ン量の設計値BE、及び複数の基準マーク間の既知の間
隔等は、主制御系20内の記憶部に記憶され、必要に応
じて演算部20aに供給される。
【0029】更に、本例では基準マーク部材12上の4
個の基準マークFa〜Fdを用いて、ウエハステージの
所定の特性として、後述のように、試料台11上の移動
鏡14X,14Yのそれぞれの取り付け角度の変動量、
及び移動鏡14X,14Yの直交度の計測を行う。更
に、本例では、ウエハステージの所定の特性として、X
方向、Y方向へのスケーリング等の計測も行う。
【0030】まず、本例の投影露光装置において、移動
鏡14X,14Yのそれぞれの取り付け角度の変動量、
及び移動鏡14X,14Yの直交度の計測を行う動作の
一例につき説明する。投影露光装置を継続して使用する
と、振動の影響、ウエハステージの一部の微妙な変形等
によって、図2に2点鎖線PX及びPYで誇張して示す
ように、X軸の移動鏡14X、及びY軸の移動鏡14Y
がそれぞれZ軸に平行な軸の周りに角度φX、及びφY
だけ回転することがある。これらの角度φX,φYを移
動鏡14X,14Yの取り付け角度の変動量と呼ぶ。簡
単のため、投影露光装置の組立調整完了後の初期状態で
は、移動鏡14Yの反射面は、基準マークFa,Fbの
それぞれの中心を通る直線に平行であり、移動鏡14X
の反射面は、基準マークFc,Fdのそれぞれの中心を
通る直線に平行であるとする。そして、移動鏡14X,
14Yの取り付け角度を表すパラメータをP(φX),
P(φY)として、これらのパラメータP(φX),P
(φY)の初期値を0,0(rad)としておき、その
後は基準マークFa〜Fdの配列を基準として、取り付
け角度の変動量φX、及びφYを計測する。
【0031】その動作の一部として、最初にアライメン
トセンサ8の同時ベースライン・チェックを行う。その
ため、XYステージ15を駆動して、基準マーク部材1
2上の基準マークFa,Fbをレチクル2のアライメン
トマーク3a,3bの投影光学系7による像3aW,3
bWの設計上の位置の近傍に位置決めする。図3は、そ
のように基準マーク部材12上の基準マークFa,Fb
をアライメントマーク3a,3bの像の近傍に移動した
状態を示し、この図3において、レチクル2の上方の一
方のRA顕微鏡6aを介して基準マークFaの投影光学
系7によるレチクル2への像に対するアライメントマー
ク3aの位置ずれ量を検出すると共に、他方のRA顕微
鏡6bを介して基準マークFbのレチクル2への像に対
するアライメントマーク3bの位置ずれ量を検出する。
そして、主制御系20は、アライメントマーク3a,3
bの位置ずれ量が対称に、かつ最も小さくなるようにレ
チクルステージ5の位置を調整し、その状態でレチクル
ステージ5を固定する。これによってレチクルアライメ
ントが完了する。また、この際の基準マークFa,Fb
の像に対するアライメントマーク3a,3bのX方向、
Y方向への位置ずれ量を、ウエハステージ上での位置ず
れ量に換算して得られる位置ずれ量(ΔRaX,ΔRa
Y)、及び(ΔRbX,ΔRbY)が主制御系20内の
記憶部に記憶されると共に、演算部20aに供給され
る。
【0032】次に、レチクルアライメントが完了した時
点で、基準マーク部材12上の基準マークFcはアライ
メントセンサ8の観察視野内に収まっている。そこで、
主制御系20は、アライメントセンサ8からの画像信号
を処理して、基準マークFcの中心を基準としたアライ
メントセンサ8の検出中心のX方向、Y方向への位置ず
れ量(ΔWcX,ΔWcY)を検出して演算部20aに
供給する。
【0033】そして、演算部20aは、予め記憶されて
いる基準マークFa,Fbの中心と基準マークFcとの
間隔BEを用いて、次式よりアライメントセンサ8のベ
ースライン量のX成分BEX、及びY成分BEYを算出
して主制御系20に供給する。主制御系20は、この結
果を内部の記憶部に記憶する。 BEX=−(ΔRaX+ΔRbX)/2+ΔWcX (2X) BEY=BE−(ΔRaY+ΔRbY)/2+ΔWcY (2Y) この際に、主制御系20は、Y軸のレーザ干渉計16、
及びX軸のレーザ干渉計17bによってそれぞれ計測さ
れる試料台11のY座標Y1、及びX座標XB1を取り
込んで記憶する。次に、主制御系20は、一例として図
3の状態からX軸のレーザ干渉計17bで計測されるX
座標XB1が変化しないように、XYステージ15を介
して試料台11を−Y方向に基準マークFc,Fdの既
知の間隔LY分だけ移動する。
【0034】この結果、図4に示すように、基準マーク
Fdがアライメントセンサ8の観察視野内に収まるた
め、主制御系20は、アライメントセンサ8からの画像
信号を処理して、基準マークFdの中心の検出中心に対
するX方向、Y方向への位置ずれ量(ΔWdX,ΔWd
Y)を検出して図1の演算部20aに供給する。基準マ
ークFcについて検出された位置ずれ量(ΔWcX,Δ
WcY)、及び両基準マークの間隔LYを用いて、演算
部20aは、次式より移動鏡14Xの取り付け角度の変
動量φX(rad)を算出し、算出結果を主制御系20
に供給する。
【0035】 φX=(ΔWdX−ΔWcX)/LY (3) 次に、主制御系20は、試料台11を図4の状態から図
3の状態に戻した後、Y軸のレーザ干渉計16で計測さ
れるY座標Y1が変化しないように、XYステージ15
を介して試料台11を−X方向に基準マークFa,Fb
の既知の間隔LX分だけ移動する。
【0036】この結果、図5に示すように、基準マーク
FbがRA顕微鏡6aの観察視野内に収まるため、主制
御系20は、RA顕微鏡6aを介して基準マークFbの
像に対するアライメントマーク3aの位置ずれ量を計測
する。更に主制御系20は、その位置ずれ量を、ウエハ
ステージ上での位置ずれ量に換算して得られる位置ずれ
量(ΔRbX’,ΔRbY’)を演算部20aに供給す
る。演算部20aは、アライメントセンサ6aを介して
順次検出された基準マークFa,Fbに対するアライメ
ントマーク3aの位置ずれ量(ΔRaX,ΔRaY)、
及び(ΔRbX’,ΔRbY’)を、それぞれアライメ
ントマーク3aの像に対する基準マークFa,Fbの位
置ずれ量(−ΔRaX,−ΔRaY)、及び(−ΔRb
X’,−ΔRbY’)に換算する。そして、基準マーク
Fa,Fbの間隔LXを用いて、演算部20aは、次式
より移動鏡14Yの取り付け角度の変動量φY(ra
d)を算出し、算出結果を主制御系20に供給する。
【0037】 φY=(−ΔRaY+ΔRbY’)/LX (4) 次に、主制御系20は、演算部20aで算出された移動
鏡14X,14Yの取り付け角度の変動量φX,φYの
絶対値を予め設定されている許容値φX0,φY 0 と比較
する。更に、変動量(φY−φX)は移動鏡14X,1
4Yの直交度のずれであるため、主制御系20は、直交
度のずれ(φY−φX)の絶対値を予め設定されている
許容値Ω0 と比較する。そして、変動量φX,φY、及
び直交度のずれ(φY−φX)の絶対値がそれぞれ対応
する許容値以下であるときには、主制御系20はそのま
ま露光動作に移行する。
【0038】一方、変動量φX,φY、及び直交度のず
れ(φY−φX)の絶対値の少なくとも1つが対応する
許容値を超えたときには、主制御系20は、一例として
移動鏡14X,14Yの取り付け角度を表すパラメータ
P(φX)、及びP(φY)として、(4)式、(3)
式より算出された変動量φX及びφYを設定する。この
後は、図2において、試料台11の走りの方向は、Y方
向については、移動鏡14Xの反射面の方向を角度φX
だけ反時計回りに回転した方向として、X方向について
は、移動鏡14Yの反射面の方向を角度φYだけ時計回
りに回転した方向とする。これによって、試料台11の
走りの直交度は、初期状態と実質的に同じ状態に維持さ
れて、例えばウエハ上の第1層に露光する際のショット
配列の直交度は良好に維持される。
【0039】なお、上記のように移動鏡14X,14Y
の取り付け角度の計測を行うためだけであれば、基準マ
ークFc,FdはX方向の位置が特定できる1次元マー
クであればよく、基準マークFa,FbはY方向の位置
が特定できる1次元マークであればよい。次に、本例の
ウエハステージのスケーリング等を計測する動作の一例
につき説明する。
【0040】図6は、図1のウエハステージの試料台1
1を示す平面図であり、この図6において、基準マーク
部材12上の基準マークFa〜Fdは、全部が同一直線
上には存在することはない4個の基準マークである。こ
の場合、4個の基準マークFa〜Fdの基準マーク部材
12上での設計上の配列座標(DXi,DYi)(i=
a〜d)は、予め図1の主制御系20の記憶部に記憶さ
れており、必要に応じて演算部20aに供給される。
【0041】まず、初期状態において、主制御系20
は、試料台11をX方向、Y方向に駆動することによっ
て、基準マークFa〜Fdを順次、図1のアライメント
センサ8の観察視野8A内に移動して、それぞれレーザ
干渉計17b及び16の計測値に基づいて、基準マーク
Fa〜Fdの配列座標(FXi,FYi)(i=a〜
d)を計測する。上記の設計上の配列座標(DXi,D
Yi)、及び実測された配列座標(FXi,FYi)
(i=a〜d)は図1の演算部20aに供給される。
【0042】演算部20aは、次式を満たすように、基
準マーク部材12のX方向、Y方向のスケーリングRF
x,RFy、ローテーションFθ、直交度Fω、及びオ
フセットFOx,FOyよりなる6個のパラメータの値
を決定する(i=a〜d)。 FXi=RFx・DXi−RFx・(Fω+Fθ)・DYi +FOx (5A) FYi=RFy・Fθ・DXi+RFy・DYi +FOy (5B) 具体的に、演算部20aは、{(FXi−DXi)2
(FYi−DYi)2}のi=a〜dに関する和を残留
誤差成分として求め、この残留誤差成分が最小になるよ
うに最小自乗法によって、上記の6個のパラメータRF
x,RFy,Fθ,Fω,FOx,FOyの初期値RF
x1,RFy1,Fθ1,Fω1,FOx1,FOy1
を決定し、このパラメータを主制御系20に供給する。
主制御系20は、これらのパラメータを記憶部に記憶す
る。
【0043】その後、投影露光装置を使用していると、
図6に2点鎖線12Pで示すように、基準マーク部材1
2が初期状態に対して伸縮して、基準マークFcを基準
とすると、他の基準マークFa,Fb,Fdの位置が点
PA,PB,PDに移動することがある。そこで、例え
ば定期的に、上記のようにアライメントセンサ8を介し
て、それぞれレーザ干渉計16及び17bの計測値に基
づいて、基準マーク部材12上の基準マークFa〜Fd
の配列座標(FXi’,FYi’)(i=a〜d)を計
測する。そして、演算部20aにおいて、配列座標(F
Xi’,FYi’)を(5A)式、(5B)式の配列座
標(FXi,FYi)に代入して、最小自乗法によっ
て、上記の6個のパラメータRFx,RFy,Fθ,F
ω,FOx,FOyの値RFx2,RFy2,Fθ2,
Fω2,FOx2,FOy2を決定し、このパラメータ
を主制御系20に供給する。主制御系20は、これらの
パラメータの値を記憶されているパラメータの値RFx
1,RFy1,Fθ1,Fω1,FOx1,FOy1と
比較し、変動量が所定の許容範囲を超えている場合に
は、それぞれ所定の動作を実行する。
【0044】スケーリングの値RFx2,RFy2が許
容範囲を超えている場合には、主制御系20は、一例と
して、オペレータ、又はホストコンピュータにその旨を
報告する。これに応じて、例えば本例の投影露光装置が
収納されているチャンバ内の温度の調整、又はレーザ干
渉計16,17a,17bの計測値に乗ずる係数の変更
等が行われる。また、ローテーションの値Fθ2、又は
直交度Fω2が許容範囲を超えている場合には、一例と
して上記の移動鏡14X,14Yの取り付け角度の変動
量が許容範囲を超えた場合と同様に、試料台11の走り
方向の調整等が行われる。また、オフセットの値FOx
2,FOy2が許容範囲を超えた場合には、一例として
レーザ干渉計16,17a,17bの原点調整が行われ
る。
【0045】上記のように、本例では試料台11上に設
けられている基準マーク部材12上の基準マークFa〜
Fdの位置を、RA顕微鏡6a、又はアライメントセン
サ8を介して検出することによって、移動鏡14X,1
4Yの取り付け角度の変動量、及び直交度、更にはウエ
ハステージのスケーリングRFx,RFy、ローテーシ
ョンFθ、直交度Fω等の特性が計測されている。この
際に、テストプリントを行う方法に比べて、計測に要す
る時間は極く短時間で済み、露光工程のスループットは
殆ど低下しない利点がある。
【0046】なお、上記の6個のパラメータの値を決定
するのみでよければ、基準マーク部材12上の3個の基
準マーク(例えば基準マークFa〜Fc)の位置を計測
するのみでもよい。また、上記の実施の形態では移動鏡
14X,14Yの取り付け角度の変動量や直交度等を計
測しているが、最近の投影露光装置では、試料台11の
側面を鏡面加工して、その側面を移動鏡として使用して
いる装置もある。このような装置では、移動鏡、即ち試
料台11の側面の傾斜角が経時変動することはあまり考
えられないが、それでも例えば定期的に2つの移動鏡の
直交度、即ち試料台11の側面の直交度を計測すること
によって、試料台11の微妙な変形等に起因する直交度
の僅かな変動をモニタすることができる。
【0047】また、本発明はウエハステージのみなら
ず、レチクルステージの特性を計測する場合についても
適用できることは明らかである。なお、本発明は上述の
実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明のステージ装置の特性計測方法に
よれば、可動テーブル上の基準マークの位置を検出し、
この検出結果を用いてステージ装置の特性を計測してい
るため、ステージ装置(ウエハステージ等)の所定の特
性を短時間に容易に計測できる利点がある。
【0049】次に、本発明の露光装置によれば、本発明
によるステージ装置の特性計測方法を使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例で使用される投影露
光装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の投影露光装置の試料台11を示す平面図
である。
【図3】その実施の形態の一例において、同時ベースラ
イン・チェックを行う場合の投影露光装置の各部の相対
位置関係を示す斜視図である。
【図4】図3の状態から試料台11をY方向に駆動し
て、基準マークFdをアライメントセンサ8の観察視野
内に移動した状態を示す斜視図である。
【図5】図3の状態から試料台11をX方向に移動させ
て、基準マークFbをRA顕微鏡6aの観察視野内に移
動した状態を示す斜視図である。
【図6】試料台11上の基準マーク部材12が変形した
状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 照明光学系 2 レチクル 3a,3b アライメントマーク 5 レチクルステージ 6a,6b RA顕微鏡(レチクルアライメント顕微
鏡) 7 投影光学系 8 アライメントセンサ 9 ウエハ 10 ウエハホルダ 11 試料台 12 基準マーク部材 Fa,Fb,Fc,Fd 基準マーク 14X,14Y 移動鏡 15 XYステージ 16,17a,17b レーザ干渉計 20 主制御系 20a 演算部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め対象物を載置して2次元的に移
    動する可動テーブルと、該可動テーブルの第1の方向の
    位置を計測する第1の位置計測系と、前記第1の方向に
    交差する第2の方向の前記可動テーブルの位置を計測す
    る第2の位置計測系と、を備え、 前記第1及び第2の位置計測系の計測結果に基づいて前
    記可動テーブルが前記第1及び第2の方向に位置決めさ
    れるステージ装置の特性計測方法において、 前記可動テーブル上に複数の基準マークを形成してお
    き、 前記可動テーブルを所定の方向に駆動することによっ
    て、前記複数の基準マークを順次所定のマーク検出系の
    検出領域内に移動して、それぞれ前記マーク検出系を介
    して前記基準マークの位置を検出し、 前記複数の基準マークの前記マーク検出系による位置検
    出結果に基づいて前記ステージ装置の特性を計測するこ
    とを特徴とするステージ装置の特性計測方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の基準マークの前記マーク検出
    系による位置検出結果により計測される特性を所定の基
    準値と比較し、 該比較結果に基づいて前記特性が所定の許容範囲を超え
    て変動しているかどうかを判定することを特徴とする請
    求項1記載のステージ装置の特性計測方法。
  3. 【請求項3】 前記特性が所定の許容範囲を超えて変動
    しているときに、前記特性を表すパラメータの値を更新
    することを特徴とする請求項2記載のステージ装置の特
    性計測方法。
  4. 【請求項4】 位置決め対象物としての基板が載置され
    た可動テーブルを2次元的に位置決めするステージ装置
    を備え、該ステージ装置によって位置決めされる前記基
    板上にマスクパターンを転写する露光装置において、 前記ステージ装置の可動テーブル上に形成された複数の
    基準マークと、 該複数の基準マークの位置を検出する一つのマーク検出
    系と、 該マーク検出系によって検出される前記複数の基準マー
    クのそれぞれの位置に基づいて前記ステージ装置の特性
    を求める演算系と、 該演算系によって求められる特性を所定の基準値と比較
    することによって前記特性が所定の許容範囲を超えて変
    動しているか否かを判定する判定系と、を有することを
    特徴とする露光装置。
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