JP2010161112A - 露光装置の管理方法及びデバイス製造方法 - Google Patents
露光装置の管理方法及びデバイス製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010161112A JP2010161112A JP2009000908A JP2009000908A JP2010161112A JP 2010161112 A JP2010161112 A JP 2010161112A JP 2009000908 A JP2009000908 A JP 2009000908A JP 2009000908 A JP2009000908 A JP 2009000908A JP 2010161112 A JP2010161112 A JP 2010161112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure apparatus
- measurement
- wafer
- exposure
- measured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
【解決手段】レチクルRのパターンを介してウエハステージWST上のウエハWを露光する露光装置の管理方法において、ウエハステージWSTのウエハホルダ20の清掃後にその露光装置をリセットする際に、その清掃及びリセットの前後に、ウエハステージWSTのレーザ干渉計用の移動鏡22A,22Yの曲がりを簡易的な計測方法で計測し、この計測結果の変動量が許容範囲を超えたときに、移動鏡22X,22Yの曲がりをより詳細な計測方法で計測する。
【選択図】図1
Description
本発明はこのような事情に鑑み、露光装置において露光を中断して何らかの復帰動作を行った後に、露光装置の状態に大きい変化がない場合に、短時間に露光動作に移行できる露光装置の管理方法、及びこの管理方法を用いるデバイス製造方法を提供することを目的とする。
図1は、本実施形態に係る露光装置100の概略構成を示す。図1において、露光装置100は、アーク放電型の水銀ランプ及びシャッタ等を含む露光光源(不図示)と、この露光光源からの露光用の照明光(露光光)ILによりレチクルR(マスク)を照明する照明光学系10とを備えている。さらに、露光装置100は、レチクルRを位置決めするレチクルステージRSTと、レチクルRから射出された照明光ILをフォトレジスト(感光材料)が塗布されたウエハW上に投射する投影光学系PLと、ウエハWの位置決め及び移動を行うウエハステージWSTと、装置全体の動作を統括制御するコンピュータよりなる主制御系2と、その他の駆動系等とを備えている。以下、投影光学系PLの光軸AXと平行にZ軸を取り、これに垂直な面内の直交する2方向にX軸及びY軸を取り、X軸、Y軸、及びZ軸に平行な軸の周りの回転(傾斜)方向をそれぞれθx、θy、及びθz方向として説明を行う。
照明光ILのもとで、レチクルRの照明領域18R内の回路パターンは、両側テレセントリック(又はウエハ側に片側テレセントリック)の投影光学系PLを介して所定の投影倍率(例えば1/4,1/5等の縮小倍率)で、ウエハW上の一つのショット領域SA上の露光領域18W(照明領域18Rと共役な領域)に投影される。投影光学系PLは例えば屈折系であるが、反射屈折系等も使用できる。レチクルRのパターン面(レチクル面)及びウエハWの表面(ウエハ面)がそれぞれ投影光学系PLの物体面及び像面に配置される。
また、投影光学系PLの+Y方向の側面において、ウエハW上のアライメントマークの位置を計測するオフアクシス方式で例えば画像処理方式のウエハアライメント系38が不図示のフレームに保持されている。ウエハアライメント系38の計測結果はアライメント制御系6に供給される。本実施形態では、投影光学系PLの光軸AXと、ウエハアライメント系38の検出中心とは、Y軸に平行な直線上に配置されている。
次に、図5(A)に示すように、ウエハステージWSTを清掃位置、即ち投影光学系PLの下方から離れた位置に移動した後(ステップ103)、砥石51を回転機構(不図示)によって自動的に、又はマニュアルで、ウエハホルダ20の多数の凸部20aの上端部を回転させるように移動して、ウエハホルダ20を清掃する(ステップ104)。その後、ウエハステージWSTをウエハのローディング位置(ここでは清掃位置と同じとする)に移動して(ステップ105)、露光装置の初期化であるリセットを行う(ステップ106)。これによって、レーザ干渉計36XP,36XF及び36YA,36YBの計測値のリセット等が行われる。
本実施形態においては、ウエハホルダ20の清掃によって、移動鏡22X,22Yの曲がりの変動量が許容範囲を超えるほどにウエハステージWSTが影響を受けることはあまりない。従って、ウエハホルダ20の清掃によって、移動鏡22X,22Yの曲がりがほとんど変化しない通常の場合には、長い時間を要する移動鏡22X,22Yの曲がりの高精度な(詳細な)計測(ステップ113、116)を行う必要がないため、露光工程のスループットを向上できる。
(1)本実施形態の露光装置の管理方法は、照明光ILでレチクルRのパターンを介してウエハステージWST上のウエハWを露光する露光装置100の管理方法において、ウエハステージWSTのウエハホルダ20の清掃及び露光装置100のリセットを行う復帰動作(ステップ104、106)の前後に、装置状態としての移動鏡22X,22Yの曲がりを簡易的な計測方法で計測し(ステップ101、102及び109、110)、その2回の計測結果の変動量が許容範囲を超えたときに、移動鏡22X,22Yの曲がりをその簡易的な計測方法よりも計測される情報量が多い詳細な(より高精度な)計測方法で計測している(ステップ113、116)。
(3)また、ウエハホルダ20の清掃を行う場合には、レーザ干渉計用の移動鏡22X,22Y(反射面)の曲がりが変化する恐れがあるため、移動鏡22X,22Yの曲がりによって装置状態を評価できる。
一方、ステップ116におけるX軸の移動鏡22Xの曲がりの詳細な計測方法は、テストプリントによってウエハW1上に形成される複数のショット領域の評価用パターンの位置ずれ量を計測することであるため、X軸のレーザ干渉計36XP,36XFからの計測ビームの間隔が広い場合でも、移動鏡22Xの曲がりを高精度に計測できる。
なお、そのテストプリント時には、例えば予め位置の基準となる複数のマークが形成された基準ウエハを使用してもよい。
即ち、ウエハホルダ20の清掃の前に、図7(A)に示すように、X方向及びY方向に周期性を持つライン・アンド・スペースパターン(以下、L&Sパターンという)52X及び52Yが形成されたテストレチクルRTをレチクルステージRST上にロードして、ウエハステージWSTのスリットパターン30Aを通過した光束を空間像計測系34で検出することによって、L&Sパターン52Y(又は52X)の像のコントラストCOを計測する。さらに、ウエハステージWSTによってスリットパターン30AのZ位置を例えば所定のステップ量SZずつ変えてそのL&Sパターンの像のコントラストCOを複数回計測することで、図7(B)の曲線53Aで近似できるコントラストCOの変化が得られ、この曲線53Aからベストフォーカス位置BF1が検出される。
また、上記の実施形態の露光装置100を用いて半導体デバイス等の電子デバイス(又はマイクロデバイス)を製造する場合、電子デバイスは、図8に示すように、電子デバイスの機能・性能設計を行うステップ221、この設計ステップに基づいたレチクル(マスク)を製作するステップ222、デバイスの基材である基板(ウエハ)を製造してレジストを塗布するステップ223、前述した実施形態の露光装置によりレチクルのパターンを基板(感光基板)に露光する工程、露光した基板を現像する工程、現像した基板の加熱(キュア)及びエッチング工程などを含む基板処理ステップ224、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)225、並びに検査ステップ226等を経て製造される。
Claims (10)
- 露光光でパターンを照明し、前記露光光で前記パターンを介して基板ステージ上の基板を露光する露光装置の管理方法において、
前記露光装置の復帰動作の前後に、前記露光装置の装置状態を第1の計測方法で計測し、
該計測結果の変動量が許容範囲を超えたときに、前記装置状態を前記第1の計測方法よりも計測される情報量が多い第2の計測方法で計測することを特徴とする露光装置の管理方法。 - 前記第1の計測方法は、前記第2の計測方法よりも計測に要する時間が短いことを特徴とする請求項1に記載の露光装置の管理方法。
- 前記装置状態は、前記基板ステージの位置情報をレーザ干渉計で計測するために前記基板ステージに設けられる反射面の曲がり情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置の管理方法。
- 前記反射面の曲がり情報に関する前記第1の計測方法は、
前記反射面に2軸の計測ビームを照射して前記基板ステージを移動し、前記2軸の計測ビームを介して計測される1組の2つの計測値の差分を求めることを特徴とする請求項3に記載の露光装置の管理方法。 - 前記反射面の曲がり情報に関する前記第2の計測方法は、
前記基板ステージを移動しながら所定のパターンを介して前記基板を露光し、前記基板上に形成される複数のパターンの配列情報を計測することを特徴とする請求項3又は4に記載の露光装置の管理方法。 - 前記装置状態は、前記パターンの像を前記基板上に投影する投影光学系のフォーカス位置であり、
前記フォーカス位置を前記第1の計測方法で計測するときの分解能に比べて、前記フォーカス位置を前記第2の計測方法で計測するときの分解能はより微細であることを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置の管理方法。 - 前記装置状態は、前記基板のマークを検出するマーク検出系の計測再現性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置の管理方法。
- 前記露光装置の復帰動作は、前記基板ステージ上で前記基板を吸着保持する保持部材の清掃を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の露光装置の管理方法。
- 前記露光装置の復帰動作は、前記露光装置の初期化動作を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の露光装置の管理方法。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載の露光装置の管理方法で管理される露光装置を用いて基板上に感光層のパターンを形成することと、
前記パターンが形成された基板を処理することと、を含むデバイス製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000908A JP2010161112A (ja) | 2009-01-06 | 2009-01-06 | 露光装置の管理方法及びデバイス製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009000908A JP2010161112A (ja) | 2009-01-06 | 2009-01-06 | 露光装置の管理方法及びデバイス製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010161112A true JP2010161112A (ja) | 2010-07-22 |
Family
ID=42578106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009000908A Pending JP2010161112A (ja) | 2009-01-06 | 2009-01-06 | 露光装置の管理方法及びデバイス製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010161112A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107270883A (zh) * | 2016-03-31 | 2017-10-20 | 意法半导体股份有限公司 | 具有对应的电气参数的降低的漂移的mems多轴陀螺仪的微机械检测结构 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07135155A (ja) * | 1993-06-22 | 1995-05-23 | Nikon Corp | ステージ装置 |
JPH07219243A (ja) * | 1994-02-04 | 1995-08-18 | Nikon Corp | 露光装置の評価方法 |
JPH07260472A (ja) * | 1994-03-22 | 1995-10-13 | Nikon Corp | ステージ装置の直交度測定方法 |
JPH09129540A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Nikon Corp | ステージ装置の直交度測定方法 |
JPH09280821A (ja) * | 1996-04-09 | 1997-10-31 | Nikon Corp | 干渉計ミラーを有するステージ装置 |
JPH1050605A (ja) * | 1996-04-22 | 1998-02-20 | Nikon Corp | 投影露光装置 |
JPH11274027A (ja) * | 1998-03-19 | 1999-10-08 | Nikon Corp | ステージ装置の特性計測方法及び該方法を使用する露光装置 |
JP2002328007A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-15 | Nikon Corp | ステージ位置計測方法、露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法 |
-
2009
- 2009-01-06 JP JP2009000908A patent/JP2010161112A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07135155A (ja) * | 1993-06-22 | 1995-05-23 | Nikon Corp | ステージ装置 |
JPH07219243A (ja) * | 1994-02-04 | 1995-08-18 | Nikon Corp | 露光装置の評価方法 |
JPH07260472A (ja) * | 1994-03-22 | 1995-10-13 | Nikon Corp | ステージ装置の直交度測定方法 |
JPH09129540A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Nikon Corp | ステージ装置の直交度測定方法 |
JPH09280821A (ja) * | 1996-04-09 | 1997-10-31 | Nikon Corp | 干渉計ミラーを有するステージ装置 |
JPH1050605A (ja) * | 1996-04-22 | 1998-02-20 | Nikon Corp | 投影露光装置 |
JPH11274027A (ja) * | 1998-03-19 | 1999-10-08 | Nikon Corp | ステージ装置の特性計測方法及び該方法を使用する露光装置 |
JP2002328007A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-15 | Nikon Corp | ステージ位置計測方法、露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107270883A (zh) * | 2016-03-31 | 2017-10-20 | 意法半导体股份有限公司 | 具有对应的电气参数的降低的漂移的mems多轴陀螺仪的微机械检测结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4352042B2 (ja) | オーバレイを減少させるための基板テーブルまたはマスクテーブルの表面平坦度情報の使用 | |
TW512428B (en) | Stage apparatus, measurement apparatus and measurement method, and exposure apparatus and exposure method | |
JP2009021625A (ja) | リソグラフィ機器及びデバイスの製造方法 | |
JP4774335B2 (ja) | リソグラフィ装置、予備位置合わせ方法、デバイス製造方法、および予備位置合わせデバイス | |
JP2006024944A (ja) | アライメント方法及び装置、リソグラフィ装置、デバイス製造方法並びにアライメント・ツール | |
JP4058405B2 (ja) | デバイス製造方法およびこの方法により製造したデバイス | |
JP2006278820A (ja) | 露光方法及び装置 | |
JP2003059827A (ja) | デバイスを製造する方法、この方法によって製造したデバイス、およびこの方法で使用するマスク | |
JP4405304B2 (ja) | Z方向オフセットおよび斜光照明によるマスク対象物シフトのy方向位置補正 | |
US20110212389A1 (en) | Focus test mask, focus measurement method, exposure method and exposure apparatus | |
JP4141984B2 (ja) | リソグラフィック装置較正方法、整列方法、コンピュータ・プログラム、リソグラフィック装置及びデバイス製造方法 | |
JP2007251185A (ja) | リソグラフィ装置、アライメント方法、およびデバイス製造方法 | |
JP3950082B2 (ja) | リソグラフィ装置およびデバイスを製造する方法 | |
JP4522762B2 (ja) | 基板テーブル上に基板を位置決めする方法および装置 | |
TW200533887A (en) | Lithographic apparatus, method of calibration, calibration plate, device manufacturing method, and device manufactured thereby | |
TWI251129B (en) | Lithographic apparatus and integrated circuit manufacturing method | |
JP2006295154A (ja) | リソグラフィ装置、パターニング組立体および汚染推定法 | |
JP2001358063A (ja) | リソグラフィ投影装置のためのオブジェクト位置決め方法およびデバイス | |
JP2003156322A (ja) | 位置計測方法及び装置、位置決め方法、露光装置、並びにマイクロデバイスの製造方法 | |
JP2006030021A (ja) | 位置検出装置及び位置検出方法 | |
JPWO2004066371A1 (ja) | 露光装置 | |
JP2004096109A (ja) | アライメントツール、リソグラフィ装置、アライメント方法、デバイス製造方法、およびそれにより製造されたデバイス | |
JP2010161112A (ja) | 露光装置の管理方法及びデバイス製造方法 | |
JP5414288B2 (ja) | 露光方法及び装置、並びにデバイス製造方法 | |
JPH11233424A (ja) | 投影光学装置、収差測定方法、及び投影方法、並びにデバイス製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130626 |