JPH11233424A - 投影光学装置、収差測定方法、及び投影方法、並びにデバイス製造方法 - Google Patents

投影光学装置、収差測定方法、及び投影方法、並びにデバイス製造方法

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JPH11233424A
JPH11233424A JP10042836A JP4283698A JPH11233424A JP H11233424 A JPH11233424 A JP H11233424A JP 10042836 A JP10042836 A JP 10042836A JP 4283698 A JP4283698 A JP 4283698A JP H11233424 A JPH11233424 A JP H11233424A
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mark
projection optical
optical system
aberration
image
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JP10042836A
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English (en)
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Yuji Imai
裕二 今井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70591Testing optical components
    • G03F7/706Aberration measurement

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影光学系の諸収差をより高精度に測定す
る。 【解決手段】 測定用照明系(36、32、34)から
の測定用照明光IL’により第1マークと第2マークが
形成されたマーク板FMが照明されると、その測定用照
明光IL’がマーク板FMを経由し、縮小投影光学系P
Lを介してレチクルRの下面上に光像、すなわち第1マ
ークと第2マークの拡大像を結像する。この第1マーク
と第2マークの拡大像が光検出器12A、12Bで検出
され、処理装置16により光検出器での検出結果に基づ
き、第1マークの像と第2マークの像の相互の位置関係
及びそれに基づく投影光学系PLの収差が求められる。
この場合、拡大像の位置関係を用いて投影光学系PLの
収差を求めるので、縮小像の位置関係に基づく場合に比
べて明らかに高精度に投影光学系PLの収差を測定する
ことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影光学装置、収
差測定方法、及び投影方法、並びにデバイス製造方法に
係り、更に詳しくは、縮小投影光学系の収差を測定する
投影光学装置及び収差測定方法、及びこの収差測定方法
により収差が測定された投影光学系を用いて第1物体の
パターンを第2物体に投影する投影方法、並びにこの投
影方法を露光工程で用いるデバイス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子又は液晶表示素子
等をリソグラフィ工程で製造する際に、種々の投影露光
装置が使用されており、現在では、フォトマスク又はレ
チクル(以下、「レチクル」と総称する)のパターン
を、投影光学系を介して表面にフォトレジスト等の感光
剤が塗布されたウエハ又はガラスプレート等の基板上に
転写する投影露光装置、例えばステップ・アンド・リピ
ート方式の縮小投影露光装置(いわゆるステッパ)、あ
るいはステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装
置(いわゆるスキャンニング・ステッパ)等が用いられ
ている。
【0003】ところで、半導体素子等を製造する場合に
は、異なる回路パターンを基板上に幾層にも積み重ねて
形成する必要があるため、回路パターンが描画されたレ
チクルと、基板上の各ショット領域に既に形成されたパ
ターンとを精確に重ね合わせることが重要である。この
ため、投影露光装置に用いられる投影光学系は、倍率、
ディストーション、コマ収差等の諸収差(結像性能)が
良好であることが必然的に要請される。
【0004】従来の投影光学系の上記諸収差の測定は、
異なる線幅のマスクパターンを基板上に転写(縮小投
影)し、その転写されたマスクパターン中の異なる線幅
のパターン相互の位置ずれを所定の計測器で計測し、こ
の計測結果を用いて所定の演算を行うことにより、なさ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、集積回路等
は年々高集積化しており、これに伴って回路パターンの
最小線幅(デバイスルール)も年々微細化の傾向を強
め、これに伴い上記の位置ずれ計測で計測すべきパター
ン相互の位置ずれ量(計測すべき収差量)が小さくなっ
てきた。このため、計測器の分解能が不足してきて、精
度良く収差量を計ることができないという不都合が生じ
るようになってきた。将来的に、デバイスルールは、更
に微細化することが確実であるため、今や投影光学系の
諸収差をより高精度に測定するための技術の開発は急務
である。
【0006】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その第1の目的は、投影光学系の諸収差をより高精
度に測定することができる投影光学装置及び収差測定方
法を提供することにある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、投影光学系
の諸収差を高精度に測定するとともに、その測定結果に
基づいて投影光学系の収差を調整し、第1物体のパター
ンを第2物体に精度良く投影することができる投影光学
装置及び投影方法を提供することにある。
【0008】さらに、本発明の第3の目的は、高集積度
のマイクロデバイスの生産性を向上させることができる
デバイス製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の面上に形成されたパターンを第2の面上に縮
小投影する投影光学系(PL)の収差を測定する投影光
学装置であって、特定の関係を有する第1マーク(M
1)と第2マーク(M2)とを含む複合マーク(M)が
形成されるとともに前記第2の面上に配置されたマーク
板(FM)に測定用照明光(IL’)を照射する測定用
照明系(32、34、36)と;前記マーク板を経由
し、前記投影光学系(PL)を介した前記測定用照明光
が形成する前記第1の面上の光像を検出する光検出器
(12A、12B)と;前記光検出器での検出結果に基
づき、前記第1の面上に投影された前記第1マークの像
と第2マークの像との相互の位置関係を求め、その位置
関係に基づいて前記投影光学系の収差を求める処理装置
(16)とを備える。
【0010】ここで、特定の関係を有するとは、第1マ
ーク(M1)と第2マーク(M2)とを投影光学系を介
して第1の面上に投影したそれぞれの像の相対位置関係
が計測可能な関係を意味し、例えば第1マークと第2マ
ークとがそれぞれ単一のバーマークから成り、同一方向
に並んだ線幅の同じマークである場合のように、マーク
の投影像相互の相対位置関係の計測が困難となるような
場合を除く趣旨である。
【0011】これによれば、測定用照明系からの測定用
照明光によりマーク板が照明されると、その測定用照明
光がマーク板を経由し、投影光学系を介して第1の面上
に光像、すなわちマーク板上の第1マークと第2マーク
の投影像を形成(結像)する。この第1マークと第2マ
ークの投影像が光検出器で検出される。そして、処理装
置により、光検出器での検出結果に基づき、第1の面上
に投影された第1マークの像と第2マークの像との相互
の位置関係が求められるとともに、その位置関係に基づ
いて投影光学系の収差が求められる。この場合の収差測
定の原理は次の通りである。
【0012】すなわち、投影光学系に収差がなければ、
処理装置により求められる第1マークの像と第2マーク
の像はマーク板上の第1マークと第2マークとの位置関
係を保ったまま投影光学系の縮小倍率の逆数倍の倍率で
拡大した設計値通りの拡大像(以下、便宜上「設計上の
拡大像」と呼ぶ)となる筈である。従って、実際に第1
の面上に形成された第1マークの像と第2マークの像と
の位置関係と前記設計上の拡大像に含まれる各マーク像
相互の位置関係とに差があれば、この差は投影光学系の
収差と所定の関係があることになる。これを利用し、第
1マークの像と第2マークの像との位置関係を用いて、
所定の演算を行うことにより、投影光学系の収差を求め
るのである。この場合、拡大像の位置関係を用いて投影
光学系の収差を求めるので、従来例の如く、縮小像の位
置関係に基づく場合に比べて明らかに高精度に投影光学
系の収差を測定することが可能になる。
【0013】ここで、投影光学系の収差には種々のもの
があるが、請求項1に記載の発明に係る投影光学装置に
おいては、請求項2に記載の発明の如く、前記収差は前
記投影光学系(PL)の光軸(AX)方向に対して垂直
な方向に関する収差であることが好ましい。上述した収
差測定の原理から明らかなように、請求項1に記載の発
明は、かかる収差の測定により適するからである。
【0014】より具体的には、請求項3に記載の発明の
如く、前記収差は、前記投影光学系(PL)のコマ収差
及び歪曲収差の少なくとも一方であることが望ましい。
前者のコマ収差は、投影光学系(レンズ)の種々の輪帯
で倍率が異なることに起因する収差であり、後者の歪曲
収差は物体に対して形成された像が元の物体と相似でな
い状態の収差であり、投影光学系の倍率が所々で異なる
ことに起因する収差であるから、両者ともに請求項1に
記載の発明に係る投影光学装置による測定に適するから
である。
【0015】上記請求項1に記載の発明において、計測
用マークの構成は種々考えられるが、請求項4に記載の
発明の如く、前記第1マークは、前記第2マークに包含
されたマークであっても良く、あるいは請求項5に記載
の発明の如く、前記第1マークは、前記第2マークと同
一方向に並んで配置された線幅の異なるマークであって
も良い。また、請求項4に記載の発明において、請求項
6に記載の発明の如く、前記第1マークは、線幅の異な
る複数のマークから形成されていても良い。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の投影光学装置において、前記第1の面上に配置される
とともにパターンが形成された第1物体(R)に露光用
照明光(IL)を照射する露光用照明系(8、9等)
と;前記露光用照明光が照射された前記パターンが前記
投影光学系(PL)を介して転写される第2物体(W)
を前記第2の面上に保持するステージ(WST)とを更
に備える。
【0017】これによれば、前述の如く、投影光学系の
収差を高精度に測定することができるので、この測定さ
れた収差が小さくなるように、例えばマニュアル操作に
より、投影光学系の結像特性を調整することができる。
このようにして結像特性を調整した状態で、第1の面上
に配置された第1物体が露光用照明系からの露光用照明
光で照明されると、第1物体のパターンが投影光学系を
介して基板ステージにより第2の面上に保持された第2
物体に正確に縮小投影され、パターンの縮小像が第2物
体に転写される。
【0018】この場合において、投影光学系の収差の補
正は上述の如くマニュアル操作により行っても良いが、
請求項8に記載の発明の如く、前記処理装置(16)に
より求められた前記投影光学系(PL)の収差に基づ
き、前記投影光学系の収差を補正する結像特性調整装置
(14、15、21)を更に備えることが望ましい。か
かる場合には、結像特性調整装置により投影光学系の収
差が自動的に補正されるので、操作性が向上する。ま
た、この場合、請求項9に記載の発明の如く、前記測定
用照明光(IL’)の波長は、前記露光用照明光(I
L)の波長と同一であることが望ましい。かかる場合に
は、露光波長を用いた収差測定に基づいて投影光学系の
収差を調整できるので、露光波長と測定波長との色収差
に起因する投影光学系の収差補正誤差の発生を防止する
ことができ、結果的に一層高精度に投影光学系の結像特
性(結像性能)を調整した状態で第1物体のパターンを
第2物体に転写することが可能になる。
【0019】上記請求項7に記載の投影光学装置におい
て、請求項10に記載の発明の如く、前記マーク板(F
M)は、前記ステージ(WST)上に配設されていても
良い。
【0020】請求項11に記載の発明は、第1の面上に
形成されたパターンを第2の面上に縮小投影する投影光
学系(PL)の収差を測定する収差測定方法であって、
特定の関係を有する第1マーク(M1)と第2マーク
(M2)とを含む複合マーク(M)が形成されるととも
に前記第2の面上に配置されたマーク板(FM)に、測
定用照明光(IL’)を照射する第1工程と;前記マー
ク板を経由し、前記投影光学系を介した前記測定用照明
光が形成する前記第1の面上の光像を検出する第2工程
と;前記第2工程における検出結果に基づき、前記第1
の面上に投影された前記第1マークの像と第2マークの
像との位置関係を求め、その位置関係に基づいて前記投
影光学系の収差を求める第3工程とを含む。ここで、特
定の関係を有するとは、請求項1で説明した通りであ
る。
【0021】これによれば、第1工程において、測定用
照明光によりマーク板が照明されると、その測定用照明
光がマーク板を経由し、投影光学系を介して第1の面上
に光像、すなわちマーク板上の第1マークと第2マーク
の投影像を形成(結像)する。第2工程において、この
第1マークと第2マークの投影像が検出され、第3工程
において、第2工程における検出結果に基づき、第1の
面上に投影された第1マークの像と第2マークの像との
相互の位置関係が求められるとともに、投影光学系の収
差が求められる。この場合の収差測定の原理は請求項1
で説明した通りである。従って、拡大像の位置関係を用
いて投影光学系の収差を求めるので、従来例の如く、縮
小像の位置関係に基づく場合に比べて明らかに高精度に
投影光学系の収差を測定することが可能になる。
【0022】ここで、投影光学系の収差には種々のもの
があるが、請求項11に記載の発明に係る収差測定方法
においては、請求項12に記載の発明の如く、前記収差
は前記投影光学系(PL)の光軸(AX)方向に対して
垂直な方向に関する収差であることが好ましい。上述し
た収差測定の原理から明らかなように、請求項11に記
載の発明は、かかる収差の測定により適するからであ
る。
【0023】より具体的には、請求項13に記載の発明
の如く、前記収差は、前記投影光学系(PL)のコマ収
差及び歪曲収差の少なくとも一方であることが望まし
い。理由は、請求項3で説明した通りである。
【0024】請求項14に記載の発明は、第1の面上に
配置された第1物体(R)に形成されたパターンを投影
光学系(PL)を介して第2の面上に配置された第2物
体(W)に縮小投影する投影方法であって、特定の関係
を有する第1マーク(M1)と第2マーク(M2)とを
含む複合マーク(M)が形成されるとともに前記第2の
面上に配置されたマーク板(FM)に、測定用照明光
(IL’)を照射する第1工程と;前記マーク板を経由
し、前記投影光学系を介した前記測定用照明光が形成す
る前記第1の面上の光像を検出する第2工程と;前記第
2工程における検出結果に基づき、前記第1の面上に投
影された前記第1マークと第2マークとの位置関係を求
め、前記投影光学系の収差を求める第3工程と;前記第
3工程で求められた前記投影光学系の収差を補正する第
4工程と;前記第1物体に露光用照明光(IL)を照射
し、前記第4工程で収差補正された前記投影光学系を介
して、前記第1物体に形成されたパターンを前記第2物
体に投影する第5工程とを含む。
【0025】これによれば、上記請求項11の発明と同
様に第1〜第3工程の処理により、投影光学系の収差が
高精度に測定され、第4工程において、測定された投影
光学系の収差が補正される。そして、第5工程におい
て、第1物体に露光用照明光を照射し、第4工程で収差
補正された投影光学系を介して第1物体に形成されたパ
ターンを第2物体に投影する。これにより、第1物体の
パターンが投影光学系を介して第2物体に正確に縮小投
影され、パターンの縮小像が第2物体に転写される。
【0026】ここで、投影光学系の収差には種々のもの
があるが、請求項14に記載の発明に係る投影方法にお
いては、請求項15に記載の発明の如く、前記収差は前
記投影光学系(PL)の光軸(AX)方向に対して垂直
な方向に関する収差であることが好ましい。より具体的
には、請求項16に記載の発明の如く、前記収差は、前
記投影光学系のコマ収差及び歪曲収差の少なくとも一方
であることが望ましい。
【0027】また、この場合、請求項17に記載の発明
の如く、前記測定用照明光(IL’)の波長は、前記露
光用照明光(IL)の波長と同一であることが望まし
い。かかる場合には、露光波長を用いた収差測定に基づ
いて投影光学系の収差を調整できるので、露光波長と測
定波長との色収差に起因する投影光学系の収差補正誤差
の発生を防止することができ、結果的に一層高精度に投
影光学系の結像特性(結像性能)を調整した状態で第1
物体のパターンを第2物体に転写することが可能にな
る。
【0028】請求項18に記載の発明に係るデバイス製
造方法は、請求項14又は17に記載の投影方法を露光
工程において用いることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図6に基づいて説明する。図1には、本発明に係る投
影光学装置の一実施形態の投影露光装置100が示され
ている。この投影露光装置100は、ステップ・アンド
・リピート方式の縮小投影型露光装置(いわゆるステッ
パ)である。
【0030】この投影露光装置100は、不図示の光源
とコンデンサレンズ系9や折り曲げミラー8等を含む照
明光学系とから成る照明系、第1物体としてのレチクル
Rを保持するレチクルステージRST、投影光学系P
L、投影光学系PL内に設けられ倍率等の結像性能を補
正する結像性能補正機構14、結像性能補正機構14を
制御するレンズコントローラ15、第2物体としてのウ
エハWを保持してXY面内を2次元移動するウエハステ
ージWST、及びこれらの制御系等を備えている。
【0031】前記照明系は、光源、照度均一化光学系、
レチクルブラインド、リレーレンズ系(いずれも図示せ
ず)、コンデンサレンズ系9及び折り曲げミラー8等を
含んで構成されている。ここで、この照明系の構成各部
についてその作用とともに簡単に説明すると、不図示の
光源で発生した露光光としての照明光ILは不図示のシ
ャッターを通過した後、照度均一化光学系により照度分
布(強度分布)がほぼ均一な光束に変換される。照明光
ILとしては、例えば、超高圧水銀ランプの紫外域の輝
線(g線、i線)、KrFエキシマレーザ光(波長24
8nm)やArFエキシマレーザ光(波長193n
m)、あるいはF2 エキシマレーザ光(波長157n
m)等が用いられる。
【0032】照度均一化光学系により照度が均一化され
た照明光ILは、レチクルRのパターン面(図1におけ
る下面)と共役な位置に配置され正方形の開口が形成さ
れたた不図示のレチクルブラインド(視野絞り)を照明
する。このレチクルブラインドを通過した光束は、コン
デンサレンズ系9を介して折り曲げミラー8に至り、こ
こで鉛直下方に折り曲げられ、回路パターン等が描かれ
たレチクルRの前記レチクルブラインドによって規定さ
れた正方形の照明領域を均一な照度で照明する。
【0033】前記レチクルステージRST上にはレチク
ルRが、例えば真空吸着により固定されている。なお、
レチクルRに用いる材質は、使用する光源によって使い
分ける必要がある。すなわち、KrFエキシマレーザ光
やArFエキシマレーザ光を光源とする場合は、合成石
英を用いることができるが、F2 エキシマレーザ光を用
いる場合は、蛍石で形成する必要がある。
【0034】レチクルステージRSTは、不図示のレチ
クルベース上を駆動系41により投影光学系PLの光軸
AXに直交するXY面内で微小駆動可能に構成されてい
る。このレチクルステージRSTの位置は、不図示のレ
チクルレーザ干渉計システムによって例えば0.5〜1
nm以下の分解能で常時計測されており、この干渉計シ
ステムからのレチクルステージRSTの位置情報は、主
制御装置21に送られ、主制御装置21ではレチクルス
テージRSTの位置情報に基づいて駆動系41を介して
レチクルステージRSTを制御する。
【0035】前記レチクルRの上方には、レチクルRの
パターン領域PAの外側の透明部(より正確には、通常
レチクルアライメントマークが形成される部分)にそれ
ぞれ対向して、光検出器としての一対のレチクルアライ
メント顕微鏡(以下、適宜「レチクル顕微鏡」という)
12A、12Bが配置されている。これらのレチクルア
ライメント顕微鏡12A、12Bは、主たる目的とし
て、レチクルRの初期位置設定、すなわちレチクルアラ
イメントのために設けられている(このレチクルアライ
メントについては後述する)。本実施形態では、これら
のレチクルアライメント顕微鏡12A、12Bとして2
次元CCDセンサを有する画像処理方式の結像式センサ
が用いられている。これらのレチクルアライメント顕微
鏡12A、12Bからの撮像信号が処理装置としての画
像処理装置16に供給され、この画像処理装置16で
は、水平面の所定範囲内でレチクルアライメント顕微鏡
12A、12Bを移動させながら行われる後述の種々の
収差測定にあたって、位置ずれ計測を行い、その計測結
果を主制御装置21に通知するようになっている。
【0036】また、この場合、後述するようにしてレチ
クルアライメント顕微鏡12A、12Bにより所定の基
準位置にレチクルRが精度良く位置決めされるように、
レチクルステージRSTの初期位置が決定されるため、
レチクルステージRST上に設けられた不図示の反射面
の位置をレチクル干渉計システムにより計測するだけで
レチクルRの位置を十分高精度に計測したことになる。
【0037】前記投影光学系PLは、レチクルステージ
RSTの図1における下方に配置され、その光軸AX
(照明光学系の光軸に一致)の方向がZ軸方向とされて
いる。この投影光学系PLは、ここでは両側テレセント
リックな光学配置となるように光軸AX方向に沿って所
定間隔で配置された複数枚のレンズエレメントから成る
屈折光学系が使用されている。この投影光学系PLは所
定の投影倍率、例えば1/4(あるいは1/5)を有す
る縮小光学系である。このため、照明光学系からの照明
光ILによってレチクルRが照明されると、このレチク
ルRを通過した照明光ILにより、投影光学系PLを介
してレチクルRのパターン領域PAの回路パターンが表
面にフォトレジストが塗布されたウエハW上に縮小投影
される。
【0038】また、投影光学系PLの内部には、前記の
如く、結像性能補正機構14が設けられている。この結
像性能補正機構14としては、本実施形態では、図2に
示されるように、投影光学系PLを構成する複数のレン
ズエレメントの内、特定の複数(ここでは5つ)のレン
ズ群22、23、24、25、26のそれぞれを、ピエ
ゾ素子などの圧電素子27、28、29、30、31を
用いて独立に光軸AX方向(Z方向)及びXY面に対す
る傾斜方向に駆動可能とした機構が用いられている。前
記レンズ群22、23、24、25、26は、それぞれ
のホルダを介して各3つのピエゾ素子27、28、2
9、30、31によって鏡筒PPに対して3点で支持さ
れている。このため、各3つのピエゾ素子27、28、
29、30、31のそれぞれを独立して駆動することに
より、各レンズ群22、23、24、25、26を光軸
AX方向(Z方向)及びXY面に対する傾斜方向に駆動
できるようになっている。
【0039】本実施形態では、後述するように、上記結
像性能補正機構14によって、倍率、ディストーショ
ン、コマ収差等の諸収差を補正するようになっており、
この結像性能補正機構14とレンズコントローラ15と
主制御装置21とによって、レチクルRのパターン像の
結像特性を補正する結像特性補正装置が構成されてい
る。
【0040】なお、照明光ILとしてKrFエキシマレ
ーザ光やArFエキシマレーザ光を用いる場合には、投
影光学系PLを構成する各レンズエレメントとしては合
成石英等を用いることができるが、F2 エキシマレーザ
光を用いる場合には、この投影光学系PLに使用される
レンズの材質は、全てホタル石が用いられる。
【0041】図1に戻り、前記ウエハステージWST
は、不図示のベース上をX軸方向(図1における左右方
向)及びこれに直交するY軸方向(図1における紙面直
交方向)に移動可能に構成されている。このウエハステ
ージWSTは、実際には、2次元平面モータ等によって
前記ベース上でXY2次元方向に駆動されるようになっ
ているが、図1ではこの2次元平面モータが図示の便宜
上からウエハ駆動装置42として図示されている。この
ウエハ駆動装置42は、ウエハステージWST上に設け
られたウエハホルダ18の上下動機構をも兼ねるもので
ある。ウエハホルダ18によってウエハWが吸着保持さ
れている。
【0042】前記ウエハステージWSTのXY面内の位
置は、不図示のウエハレーザ干渉計システムによって例
えば0.5〜1nm程度の分解能で常時計測されてお
り、この干渉計システムからのウエハステージWSTの
位置情報は、主制御装置21に送られ、主制御装置21
ではウエハステージWSTの位置情報に基づいてウエハ
駆動装置42を介してウエハWをXY面内で位置制御す
る。
【0043】また、ウエハステージWSTの上面には、
マーク板FMが設けられている。このマーク板FM上に
は、図3の平面図に例示されるように、計測用マークM
が複数形成されている。ここで、図3(A)には、中央
部と四隅部との5箇所のそれぞれに計測用マークMが形
成された例が示されており、また、図3(B)には、中
央部及び中央部に対して放射状に計測用マークM(ここ
では、総計9つ)が形成された例が示されている。図4
には、各計測用マークMの構成例が拡大されて示されて
いる。ここで、図4(A)に示された計測用マークM
は、ピッチ0.5μmのX方向のラインアンドスペース
パターンから成る第1マークM1と、この第1マークを
取り囲む幅約2μmの矩形枠状のパターンから成る第2
マークM2とから成る複合マークである。また、図4
(B)に示された計測用マークMは、幅2μmのライン
パターンから成る第1マークM1と、この第1マークM
1と5μm程度離間して形成された幅2μmのラインパ
ターンから成る第2マークM2とから成る複合マークで
ある。各計測用マークMは、後述する投影光学系PLの
収差の測定に用いられる。また、マーク板FM上には、
いわゆるベースライン計測に用いられるベースライン計
測用の基準マークや後述するレチクルアライメント用の
基準マークその他の各種基準マーク(いずれも図示省
略)も設けられている。
【0044】図1に戻り、ウエハステージWSTの側面
には、光ファイバ36の一端が接続されている。また、
ウエハステージWSTの内部には、光ファイバ36を介
して取り込まれる計測用照明光IL’を用いてマーク板
FMの前記各計測用マークMを下方から照明するための
レンズ系32、ミラー34が収納されている。すなわ
ち、本実施形態では、光ファイバ36、レンズ系32及
びミラー34によって、測定用照明系が構成されてい
る。測定用照明光IL’としては、ここでは露光用照明
光ILをビームスプリッタで分割した光を光ファイバ3
6で取り込んで用いるようになっている。
【0045】更に、本実施形態の投影露光装置100で
は、不図示の保持部材を介して投影光学系PLに一体的
に取り付けられ、ウエハWのZ位置を検出する不図示の
斜入射光式の焦点位置検出系が設けられている。この焦
点位置検出系としては、例えば特公平8−21531号
公報等に開示されたものと同様の構成のものが用いられ
る。
【0046】この他、本実施形態の投影露光装置100
では、ウエハW上の各ショット領域に付設された不図示
のアライメントマークを検出するための不図示のオフア
クシス方式のアライメント系等も設けられている。
【0047】本実施形態の投影露光装置100では、前
述したウエハW上のショット領域に対するレチクルパタ
ーンの転写と、次ショット領域を露光位置(投影光学系
PLの直下)に位置決めするステッピング動作とを繰り
返し行うことにより、ステップ・アンド・リピート方式
の露光が行われ、ウエハW上の全ショット領域にレチク
ルパターンが転写されるようになっている。
【0048】次に、本実施形態の投影露光装置100に
おける投影光学系PLの収差測定及びその補正につい
て、説明する。
【0049】まず、主制御装置21がマーク板FM上の
計測用マークMの任意の1つが測定用照明系(36、3
2、34)の光軸AXにほぼ一致する位置まで、不図示
のウエハレーザ干渉計システムの計測値をモニタしつつ
ウエハ駆動装置42を介してウエハステージWSTを移
動させる。
【0050】次に、主制御装置21では照明系内の不図
示のシャッタを開放する。これにより、光ファイバ36
を介して取り入れられた測定用照明光IL’(すなわち
露光用照明光ILの一部)によってレンズ系32、ミラ
ー34を介してマーク板FMが下方から照明され、この
とき各マークM部分から射出された測定用照明光IL’
が投影光学系PLによりマーク板FM表面と共役なレチ
クルRの下面に投射され、各計測用マークM(すなわち
第1マークM1と第2マークM2)の像(光像)が結像
される。これらの像が、主制御装置21の指示に応じて
移動するレチクル顕微鏡12A、12Bにより順次撮像
され、その撮像信号が画像処理装置16に供給される。
画像処理装置16では、レチクル顕微鏡12A、12B
からの撮像信号に所定の画像処理を施すとともにその処
理後のデータを用いて所定の演算を行って第1マークM
1の像と第2マークM2の像の位置関係を、各計測用マ
ークMのそれぞれについて順次求める。そして、この位
置関係の演算結果が主制御装置21に通知される。
【0051】そして、主制御装置21では、上述のよう
にして得られた位置関係を用いて所定の演算を行い、例
えば、投影光学系PLのコマ収差及び歪曲収差(ディス
トーション)の少なくとも一方を算出する。
【0052】投影光学系PLの歪曲収差の測定例を、図
5を参照して説明する。なお、以下で説明する歪曲収差
の測定にあたっては、図4(B)の計測用マークMを使
用している。
【0053】まず、上述のようにして、マーク板FM上
の計測用マークMの任意の1つを光軸AXにほぼ一致す
る位置まで移動させる。そして、レチクル顕微鏡12
A、12Bによって順次撮像された像に対応する画像信
号が画像処理装置16に供給される。
【0054】図5には、レチクル顕微鏡12A、12B
によって撮像された像が示されている。ここで、図5
(A)には、計測用マークMが光軸AXにほぼ一致する
位置の場合の像M’が示されており、また、図5(B)
には、計測用マークMが光軸AXとは異なる位置の場合
の像M”が示されている。像M’の場合には、歪曲収差
の影響は殆どない。この像M’の第1マーク像M1’の
中心位置と第2マーク像M2’の中心位置との距離が、
図5(A)に示されるように距離L’であったとする。
また、他の像M”(図3(A)の配置の場合には、像
M”が4つあり、図3(B)の配置の場合には、像M”
が8つあることになる)における第1マーク像M1”の
中心位置と第2マーク像M2”の中心位置との距離が、
図5(B)に示されるように距離L”であったとする。
このとき、もし、投影光学系PLに歪曲収差が無いと、
距離L’と距離L”とは像M”の位置に拘わらず同一と
なる。また、投影光学系PLに歪曲収差が有ると、距離
L’と距離L”との差は、像M”の位置によって変化す
る。
【0055】従って、画像処理装置16で、像M’に関
する距離L’と他の像M”に関する距離L”を計測し、
この計測結果が通知された主制御装置21が所定の演算
を行うことにより、投影光学系PLの歪曲収差を求める
ことができる。ここで、求められる歪曲収差の精度を高
めるためには、更にウエハステージWSTを移動させな
がら、レチクル下面の様々な位置に結像される計測用マ
ークMの像M”をレチクル顕微鏡12A、12Bで撮像
し、各像M”に関する距離L”を画像処理装置16で計
測して主制御装置21に通知し、主制御装置21がこれ
らの計測結果を使用して投影光学系PLの歪曲収差を求
めることにすれば良い。
【0056】なお、以上の投影光学系PLの歪曲収差の
測定では、図4(B)に示される計測用マークMを使用
したが、図4(A)に示される計測用マークMを使用
し、例えば矩形枠を形成する第2マークM2の対向する
2辺について、それぞれの中心位置間の距離を計測する
ことにしても良い。
【0057】次に、投影光学系PLのコマ収差の測定例
を、図6を参照して説明する。なお、以下で説明するコ
マ収差の測定にあたっては、図4(A)の計測用マーク
Mが図3(B)に示されるような配置で形成されたマー
ク板FMを使用している。
【0058】まず、上述のようにして、マーク板FM上
の計測用マークMの任意の1つを光軸AXにほぼ一致す
る位置まで移動させる。そして、レチクル顕微鏡12
A、12Bによって順次撮像された像に対応する画像信
号が画像処理装置16に供給される。
【0059】図6には、レチクル顕微鏡12A、12B
によって撮像された像が示されている。ここで、図6
(A)には、計測用マークMが光軸AXにほぼ一致する
位置の場合の像M’が示されており、また、図6(B)
には、計測用マークMが光軸AXとは異なる位置の場合
の像M”が示されている。像M’の場合には、コマ収差
の影響は殆どない。この像M’の第1マーク像M1’の
中心位置と、第1マーク像M1’の周期方向の一方に存
在する第2マーク像M2’の辺像の中心位置との距離
が、図6(A)に示されるように距離L1’であり、ま
た、第1マーク像M1’の中心位置と、第1マーク像M
1’の周期方向の他方に存在する第2マーク像M2’の
辺像の中心位置との距離が、図6(A)に示されるよう
に距離L2’であったとする。また、他の像M”(図3
(B)の配置の場合には、像M”が8つあることにな
る)における第1マーク像M1”の中心位置と、第1マ
ーク像M1”の周期方向の一方に存在する第2マーク像
M2”の辺像の中心位置との距離が、図6(B)に示さ
れるように距離L1”であり、また、第1マーク像M
1”の中心位置と、第1マーク像M1”の周期方向の他
方に存在する第2マーク像M2”の辺像の中心位置との
距離が、図6(B)に示されるように距離L2”であっ
たとする。
【0060】ところで、結像光学系にコマ収差が有る
と、ほぼ同一位置にあるライン状のパターン像であって
もライン幅が異なるときは、コマ収差が無い場合と比べ
たラインパターン像の中心位置の変位量がライン幅に応
じて異なる。
【0061】すなわち、投影光学系PLにコマ収差が有
ると、距離L1’と距離L2’との関係(例えば、距離
L1’と距離L2’との比)が、距離L1”と距離L
2”との関係(例えば、距離L1”と距離L2”との
比)と異なることになる。そして、この関係の相違が、
像M”の位置によって変化する。
【0062】従って、画像処理装置16で、像M’に関
する距離L1’及びL2’と他の像M”に関する距離L
1”及びL2”とを計測し、この計測結果が通知された
主制御装置21が所定の演算を行うことにより、投影光
学系PLのコマ収差を求めることができる。ここで、求
められるコマ収差の精度を高めるためには、更にウエハ
ステージWSTを移動させながら、レチクル下面の様々
な位置に結像される計測用マークMの像M”をレチクル
顕微鏡12A、12Bで撮像し、各像M”に関する距離
L1”及び距離L2”を画像処理装置16で計測して主
制御装置21に通知し、主制御装置21がこれらの計測
結果を使用して投影光学系PLのコマ収差を求めること
にすれば良い。
【0063】なお、上述の投影光学系PLのコマ収差の
測定に先立って、歪曲収差等のこま収差以外の収差の補
正を行っていれば、例えば、前記距離L1’と前記距離
L”との差を像M”の位置毎に計測することにより、投
影光学系PLのコマ収差の測定を行うことができる。
【0064】このようにして、投影光学系PLのコマ収
差及び歪曲収差の少なくとも一方が求められると、主制
御装置21ではこれらの収差が最小となるような5個の
レンズ群22、23、24、25、26の移動量(駆動
量)を所定の演算により求め、その演算結果に基づいて
レンズコントローラ15に指令を与える。これにより、
レンズコントローラ15によって圧電素子27、28、
29、30、31がそれぞれ駆動され、投影光学系PL
の結像性能が補正される。なお、コマ収差、歪曲収差等
を補正するためにレンズ群22、23、24、25、2
6を駆動すると、付随的にベストフォーカス位置が変動
するので、主制御装置21では、上記の演算を行う際
に、フォーカスの変動をも算出して、この算出結果に基
づいて不図示の斜入射光式の焦点位置検出系のオフセッ
トを設定することが望ましい。
【0065】このようにして、投影光学系PLの収差が
補正された後、次のような手順でレチクルRのパターン
がウエハW上に順次転写される。
【0066】まず、第1層目(ファーストレイヤ)のパ
ターン転写用のレチクル(便宜上、「レチクルR1」と
呼ぶ)がレチクルステージRST上に搭載された状態
で、前述したステップ・アンド・リピート方式の露光が
行われ、ウエハW上にレチクルR1のパターン及びアラ
イメントマークが順次転写される。この場合、露光用照
明光ILと同一波長の測定用照明光IL’を用いて行わ
れた前述した収差測定の結果に基づき投影光学系PLの
結像性能が調整された状態で露光が行われるので、ウエ
ハW上にはレチクルR1のパターンが投影光学系PLの
縮小倍率に応じて正確に縮小されたパターンが転写され
る。その後、ウエハWがウエハステージWST上からア
ンロードされ、不図示のコータ・デベロッパ等で後述す
るように現像、レジスト塗布等の処理が行われる。
【0067】次に、レチクルステージRST上のレチク
ルR1が第2層目(セカンドレイヤ)のパターン転写用
のレチクル(便宜上、「レチクルR2」と呼ぶ)に交換
されるとともに、ウエハステージWST上にウエハWが
再びロードされる。続いて露光に先立って次のようにし
てレチクルアライメントが行われる。
【0068】すなわち、主制御装置21ではマーク板F
M上のレチクルアライメント用基準マークをレチクル顕
微鏡12A、12Bで観察可能な位置までウエハ駆動装
置42を介してウエハステージWSTを移動し、レチク
ル顕微鏡12A、12Bを用いてレチクルR2上の一対
のレチクルアライメントマークとこれに対応するマーク
板FM上の一対のレチクルアライメント用基準マークと
をそれぞれ同時に観察する。次に、主制御装置21では
画像処理装置16で求められたそれぞれのレチクル顕微
鏡12A、12Bで観察されるレチクルアライメントマ
ークと対応するレチクルアライメント用基準マークとの
ずれが共に最小になるようにレチクル駆動部41を介し
てレチクルステージRSTをXY面内で微小駆動する。
これにより、レチクルアライメントが終了し、レチクル
センタ(レチクルのパターン領域の中心)が、投影光学
系PLの光軸にほぼ位置決めされ、かつマーク板FM上
に設けられたベースライン計測用基準マークにほぼ一致
した状態となる。
【0069】次に、主制御装置21ではウエハステージ
WSTを所定方向に所定量移動し、オフアクシス方式の
アライメント系を用いて上記ベースライン計測用基準マ
ークを検出し、アライメント系の検出中心とベースライ
ン計測用基準マークとの位置ずれ量を求め、これに設計
上のベースライン量(投影光学系の光軸中心とアライメ
ント系の検出中心との設計上の距離)を加算して実際の
ベースライン量を求める。すなわち、このようにしてベ
ースライン計測を行う。
【0070】ベースライン計測の終了後、いわゆるEG
A(エンハンスト・グローバル・アライメント)等のア
ライメント処理が行われた後、そのアライメント結果に
基づいて、ウエハW上の各ショット領域が露光位置、す
なわちレチクルR2のパターンの投影位置に順次位置決
めされ、レチクルR2のパターンがウエハW上の各ショ
ット領域に順次転写される。この際にも、前述の如く、
露光用照明光ILと同一波長の測定用照明光IL’を用
いて行われた前述した収差測定の結果に基づき投影光学
系PLの結像性能が調整された状態で露光が行われるの
で、ウエハW上にはレチクルR2のパターンが投影光学
系PLの縮小倍率に応じて正確に縮小されたパターンが
転写され、高精度な重ね合せを実現できる。その後、第
3層目以降の処理が上述と同様にして繰り返し行われ
る。
【0071】以上詳細に説明したように、本実施形態に
よると、露光用照明光ILと同一波長の計測用照明光I
L’を用いてウエハステージWST上に設けられたマー
ク板FM上の計測用マークMを投影光学系PLを介して
レチクルRの下面に投影し、該レチクルRの下面に形成
された計測用マークMの拡大像に含まれる第1マークM
1の像と第2マークM2の像との相対位置をレチクル顕
微鏡12A、12Bを用いて計測するので、デバイスル
ールが微細化し、例えば0.25μmより小さい0.1
7μm以下となっても上記の相対位置を高精度に計測す
ることが可能となり、これに基づいて投影光学系PLの
収差(例えば、コマ収差、歪曲収差等)を高精度に求め
ることが可能となる。
【0072】また、本実施形態では上で求めた投影光学
系PLの収差を補正するように主制御装置21によりレ
ンズコントローラ15に指令が与えれ、レンズコントロ
ーラ15によって結像性能調整機構14を構成する各レ
ンズ群が制御され、これにより投影光学系PLの高精度
な収差補正が自動的に行われる。
【0073】そして、この収差が高精度に補正された投
影光学系PLを用いてレチクルパターンがウエハW上に
順次転写されるので、線幅制御性及び重ね合わせ精度を
含む露光精度の向上も可能となる。
【0074】なお、図3に示されるマーク板FM上の計
測用マークMの配置、及び図4に示される計測用マーク
を構成する各マークM1、M2の配置、形状等は一例で
あって、本発明がこれに限定されないことは勿論であ
る。例えば、計測用マークを構成する第1マーク、第2
マークは所定方向(例えばX方向)に並んだ線幅の異な
る2種類のラインアンドスペースパターンのそれぞれで
あっても良い。また、図4のマーク構成において第1マ
ークM1を構成するマルチバーマークのそれぞれが線幅
がそれぞれ異なっていても良い。
【0075】また、測定用照明光は、必ずしも露光用照
明光と同一波長である必要はなく、これとある程度波長
が近い光であれば良い。
【0076】なお、上記実施形態では、本発明に係る投
影光学装置、収差測定方法、及び投影方法がステップ・
アンド・リピート方式の投影露光装置に適用された場合
について説明したが、本発明の適用範囲がこれに限定さ
れることはなく、ステップ・アンド・スキャン方式の走
査型露光装置等にも同様に適用でき、同様の効果を得ら
れることは言うまでもない。また、本発明に係る投影光
学装置及び収差測定方法は、露光装置に限らず、縮小投
影光学系の収差を測定する必要のある装置であれば好適
に適用できるものである。 《デバイス製造方法》
【0077】次に、上述した投影露光装置100及び投
影方法(露光方法)をリソグラフィ工程で使用したデバ
イスの製造方法の実施形態について説明する。
【0078】図7には、デバイス(ICやLSI等の半
導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マ
イクロマシン等)の製造例のフローチャートが示されて
いる。図7に示されるように、まず、ステップ201
(設計ステップ)において、デバイスの機能・性能設計
(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を行い、その
機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、
ステップ202(マスク製作ステップ)において、設計
した回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、
ステップ203(ウエハ製造ステップ)において、シリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。
【0079】次に、ステップ204(ウエハ処理ステッ
プ)において、ステップ201〜ステップ203で用意
したマスクとウエハを使用して、後述するように、リソ
グラフィ技術等によってウエハ上に実際の回路等を形成
する。次いで、ステップ205(デバイス組立ステッ
プ)において、ステップ204で処理されたウエハを用
いてデバイス組立を行う。このステップ205には、ダ
イシング工程、ボンディング工程、及びパッケージング
工程(チップ封入)等の工程が必要に応じて含まれる。
【0080】最後に、ステップ206(検査ステップ)
において、ステップ205で作製されたデバイスの動作
確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工
程を経た後にデバイスが完成し、これが出荷される。
【0081】図8には、半導体デバイスの場合におけ
る、上記ステップ204の詳細なフロー例が示されてい
る。図8において、ステップ211(酸化ステップ)に
おいてはウエハの表面を酸化させる。ステップ212
(CVDステップ)においてはウエハ表面に絶縁膜を形
成する。ステップ213(電極形成ステップ)において
はウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ2
14(イオン打込みステップ)においてはウエハにイオ
ンを打ち込む。以上のステップ211〜ステップ214
それぞれは、ウエハ処理の各段階の前処理工程を構成し
ており、各段階において必要な処理に応じて選択されて
実行される。
【0082】ウエハプロセスの各段階において、上述の
前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程
が実行される。この後処理工程では、まず、ステップ2
15(レジスト形成ステップ)において、ウエハに感光
剤を塗布する。引き続き、ステップ216(露光ステッ
プ)において、上記説明した露光装置及び露光方法によ
ってマスクの回路パターンをウエハに転写する。次に、
ステップ217(現像ステップ)においては露光された
ウエハを現像し、ステップ218(エッチングステッ
プ)において、レジストが残存している部分以外の部分
の露出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステ
ップ219(レジスト除去ステップ)において、エッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。
【0083】これらの前処理工程と後処理工程とを繰り
返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターン
が形成される。
【0084】以上説明した本実施形態のデバイス製造方
法を用いれば、露光工程(ステップ216)において上
記の投影露光装置100及びその投影方法が用いられる
ので、投影光学系PLの収差を高精度に補正した状態
で、線幅制御性が良く、かつ重ね合せ精度の良好な露光
が行われ、従来製造が困難であった高集積度のデバイス
を歩留まり良く製造することが可能となり、該デバイス
の生産性を向上させることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6に記
載の各発明によれば、投影光学系の諸収差をより高精度
に測定することができるという優れた投影光学装置を提
供することができる。
【0086】また、請求項7〜10に記載の各発明によ
れば、投影光学系の諸収差を高精度に測定するととも
に、その測定結果に基づいて投影光学系の収差を調整
し、第1物体のパターンを第2物体に精度良く投影する
ことができる投影光学装置を提供することができる。
【0087】また、請求項11〜13に記載の各発明に
よれば、投影光学系の諸収差をより高精度に測定するこ
とができる収差測定方法が提供される。
【0088】また、請求項14〜17に記載の各発明に
よれば、投影光学系の諸収差を高精度に測定するととも
に、その測定結果に基づいて投影光学系の収差を調整
し、第1物体のパターンを第2物体に精度良く投影する
ことができる投影方法が提供される。
【0089】さらに、請求項18に記載の発明によれ
ば、高集積度のマイクロデバイスの生産性を向上させる
ことができるデバイス製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係る投影露光装置の概略構成を
示す図である。
【図2】図1の結像性能補正機構の構成を示す部分断面
図である。
【図3】図1のマーク板の一例の概略平面図である
((A),(B))。
【図4】図3のマーク板上の計測用マークの一例を示す
図である((A),(B))。
【図5】歪曲収差の測定方法を説明するための図である
((A),(B))。
【図6】コマ収差の測定方法を説明するための図である
((A),(B))。
【図7】本発明に係るデバイス製造方法の実施形態を説
明するためのフローチャートである。
【図8】図7のステップ204における処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 8 折り曲げミラー(露光用照明系の一部) 9 コンデンサレンズ系(露光用照明系の一部) 12A、12B レチクルアライメント顕微鏡(光検出
器) 14 結像特性調整機構(結像特性調整装置の一部) 15 レンズコントローラ(結像特性調整装置の一部) 16 画像処理装置(処理装置) 21 主制御装置(結像特性調整装置の一部) 32 レンズ(測定用照明系の一部) 34 ミラー(測定用照明系の一部) 36 光ファイバ(測定用照明系の一部) 100 投影露光装置(投影光学装置) IL 露光用照明光 IL’ 測定用照明光 W ウエハ(第2物体) WST ウエハステージ(ステージ) PL 投影光学系 R レチクル(第1物体) M1 第1マーク M2 第2マーク M 測定用マーク(複合マーク) FM マーク板

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面上に形成されたパターンを第2
    の面上に縮小投影する投影光学系の収差を測定する投影
    光学装置であって、 特定の関係を有する第1マークと第2マークとを含む複
    合マークが形成され、前記第2の面上に配置されたマー
    ク板に測定用照明光を照射する測定用照明系と;前記マ
    ーク板を経由し、前記投影光学系を介した前記測定用照
    明光が形成する前記第1の面上の光像を検出する光検出
    器と;前記光検出器での検出結果に基づき、前記第1の
    面上に投影された前記第1マークの像と第2マークの像
    との相互の位置関係を求め、その位置関係に基づいて前
    記投影光学系の収差を求める処理装置とを備える投影光
    学装置。
  2. 【請求項2】 前記収差は、前記投影光学系の光軸方向
    に対して垂直な方向に関する収差であることを特徴とす
    る請求項1に記載の投影光学装置。
  3. 【請求項3】 前記収差は、前記投影光学系のコマ収差
    及び歪曲収差の少なくとも一方であることを特徴とする
    請求項1に記載の投影光学装置。
  4. 【請求項4】 前記第1マークは、前記第2マークに包
    含されたマークであることを特徴とする請求項1に記載
    の投影光学装置。
  5. 【請求項5】 前記第1マークは、前記第2マークと同
    一方向に並んで配置された線幅の異なるマークであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の投影光学装置。
  6. 【請求項6】 前記第1マークは、線幅の異なる複数の
    マークから形成されていることを特徴とする請求項4に
    記載の投影光学装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の面上に配置されるとともにパ
    ターンが形成された第1物体に露光用照明光を照射する
    露光用照明系と;前記露光用照明光が照射された前記パ
    ターンが前記投影光学系を介して転写される第2物体を
    前記第2の面上に保持するステージとを更に備える請求
    項1に記載の投影光学装置。
  8. 【請求項8】 前記処理装置により求められた前記投影
    光学系の収差に基づき、前記投影光学系の収差を補正す
    る結像特性調整装置を更に備えることを特徴とする請求
    項7に記載の投影光学装置。
  9. 【請求項9】 前記測定用照明光の波長は、前記露光用
    照明光の波長と同一であることを特徴とする請求項7に
    記載の投影光学装置。
  10. 【請求項10】 前記マーク板は、前記ステージ上に配
    設されることを特徴とする請求項7に記載の投影光学装
    置。
  11. 【請求項11】 第1の面上に形成されたパターンを第
    2の面上に縮小投影する投影光学系の収差を測定する収
    差測定方法であって、 特定の関係を有する第1マークと第2マークとを含む複
    合マークが形成されるとともに前記第2の面上に配置さ
    れたマーク板に、測定用照明光を照射する第1工程と;
    前記マーク板を経由し、前記投影光学系を介した前記測
    定用照明光が形成する前記第1の面上の光像を検出する
    第2工程と;前記第2工程における検出結果に基づき、
    前記第1の面上に投影された前記第1マークの像と第2
    マークの像との位置関係を求め、その位置関係に基づい
    て前記投影光学系の収差を求める第3工程とを備える収
    差測定方法。
  12. 【請求項12】 前記収差は、前記投影光学系の光軸方
    向に対して垂直な方向に関する収差であることを特徴と
    する請求項11に記載の収差測定方法。
  13. 【請求項13】 前記収差は、前記投影光学系のコマ収
    差及び歪曲収差の少なくとも一方であることを特徴とす
    る請求項11に記載の収差測定方法。
  14. 【請求項14】 第1の面上に配置された第1物体に形
    成されたパターンを投影光学系を介して第2の面上に配
    置された第2物体に縮小投影する投影方法であって、 特定の関係を有する第1マークと第2マークとを含む複
    合マークが形成されるとともに前記第2の面上に配置さ
    れたマーク板に、測定用照明光を照射する第1工程と;
    前記マーク板を経由し、前記投影光学系を介した前記測
    定用照明光が形成する前記第1の面上の光像を検出する
    第2工程と;前記第2工程における検出結果に基づき、
    前記第1の面上に投影された前記第1マークの像と第2
    マークの像との位置関係を求め、その位置関係に基づい
    て前記投影光学系の収差を求める第3工程と;前記第3
    工程で求められた前記投影光学系の収差を補正する第4
    工程と;前記第1物体に露光用照明光を照射し、前記第
    4工程で収差補正された前記投影光学系を介して、前記
    第1物体に形成されたパターンを前記第2物体に投影す
    る第5工程とを含む投影方法。
  15. 【請求項15】 前記収差は、前記投影光学系の光軸方
    向に対して垂直な方向に関する収差であることを特徴と
    する請求項14に記載の投影方法。
  16. 【請求項16】 前記収差は、前記投影光学系のコマ収
    差及び歪曲収差の少なくとも一方であることを特徴とす
    る請求項14に記載の投影方法。
  17. 【請求項17】 前記測定用照明光の波長は、前記露光
    用照明光の波長と同一であることを特徴とする請求項1
    4に記載の投影方法。
  18. 【請求項18】 請求項14又は17に記載の投影方法
    を露光工程において用いることを特徴とするデバイス製
    造方法。
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