JPH1165118A - レジスト材料 - Google Patents

レジスト材料

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JPH1165118A
JPH1165118A JP9220386A JP22038697A JPH1165118A JP H1165118 A JPH1165118 A JP H1165118A JP 9220386 A JP9220386 A JP 9220386A JP 22038697 A JP22038697 A JP 22038697A JP H1165118 A JPH1165118 A JP H1165118A
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JP
Japan
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resist
sensitivity
hydroxystyrene
resist material
poly
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Application number
JP9220386A
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English (en)
Inventor
Jiro Nakamura
二朗 中村
Kimikichi Deguchi
公吉 出口
Yoshio Kawai
義夫 河合
Koji Ban
弘司 伴
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の化学増幅レジスト材料を凌駕し、高感
度で高解像を達成しうるレジスト材料を提供する。 【解決手段】 アルカリ水溶液に可溶な樹脂と、架橋物
質と、酸発生剤とを含みレジスト材料において、前記酸
発生剤をケトン基を有する環式脂肪族の臭素化合物から
構成する。この臭素化合物は、その分子中の各炭素原子
に結合する臭素原子が1個である化合物が好ましく、ア
ルカリ水溶液に可溶な樹脂としては、重合平均分子量3
000〜10000の範囲にあるポリ(p−ヒドロキシ
スチレン)あるいはポリ(p−ヒドロキシスチレン)の
水酸基の一部を疎水基で置換したポリマーが、好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線、X線、遠
紫外線などの高エネルギー線に対して高い感度を有する
とともに、コントラストが高くて解像性の良い、ネガ型
のレジスト材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】微細加工技術において、X線、電子線、
遠紫外線などを用いたリソグラフィにおけるレジスト感
度は、化学増幅レジストの発明(例えば、H. ItoらAC
Sシンポジウムシリーズ、242、11(1984)に
開示されている)により、従来よりも格段に高くするこ
とが可能になった。しかし、クォーターミクロン級のL
SI加工が実用化されつつある現在、次世代の微細加工
技術のターゲットは、0.1μm級の加工であるが、こ
の寸法精度の加工に対して、現状のレジストでは、特に
X線や電子線リソグラフィにおいて、レジストの感度と
解像性がいまだ不十分であるのが実状である。
【0003】また、ネガ型の化学増幅レジストにおいて
は、フェノール樹脂とメラミン化合物との架橋を利用し
たものが有用であることが公知である(例えば、W. Fee
lyらポリマーズ・エンジニアリング・アンド・サイエン
ス 26,1101(1986)に開示されている)。
このタイプの従来のレジストの50kVの加速電圧にお
ける電子線感度は、D80(残膜率が80%)がせいぜ
い5μC/cm2 程度である。また、X線リソグラフィ
における感度は、150〜200mJ/cm2程度であ
る。これに対し、化学増幅の条件を厳しくすることで感
度を上げようとすると、解像性の低下をもたらすトレー
ドオフが現れ、実質的な感度を前述の150〜200m
J/cm2 以上に上げることができない。逆に、0.1
μm級の解像度を得ようとすると、さらに感度を落とし
て処理することが必要になる場合もある。
【0004】しかるに、感度の目標値は、X線リソグラ
フィにおいては、50mJ/cm2(参考:ザ・ナショ
ナル・テクノロジー・ロードマップ・フォー・セミコン
ダクターズ(SIA、1994年))であり、このよう
な感度を満足させつつ、0.1μm級の解像性を達成し
たレジストは、未だ無いのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の化学増幅レジスト材料を凌駕し、高感度で高解像を達
成しうるレジスト材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1のレジスト材料は、アルカリ水溶
液に可溶な樹脂と、架橋物質と、酸発生剤とを含み、前
記酸発生剤がケトン基を有する環式脂肪族の臭素化合物
であることを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2のレジスト材料
は、前記請求項1のレジスト材料において、前記ケトン
基を有する環式脂肪族の臭素化合物は、その分子中の各
炭素原子に結合する臭素原子が1個である化合物である
ことを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の請求項3のレジスト材料
は、前記請求項1のレジスト材料において、前記アルカ
リ水溶液に可溶な樹脂が、重合平均分子量3000〜1
0000の範囲にあるポリ(p−ヒドロキシスチレン)
あるいはポリ(p−ヒドロキシスチレン)の水酸基の一
部を疎水基で置換したポリマーであることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の主たる構成要素は3つあ
る。1番目は熱安定性が良く酸発生効率の高い酸発生剤
であり、2番目は分子量分布が狭分散であるポリ(p−
ヒドロキシスチレン)を使用することである。3番目は
塗布性を高めるために、ポリ(p−ヒドロキシスチレ
ン)の一部をt−ブトキシカルボニル基等の疎水基で保
護したポリマーを用いることである。
【0010】化学増幅レジストは、露光によって酸発生
剤より生成する酸を触媒として化学反応を促進する訳で
あるが、パターンに対応する領域で光が当たったという
情報を得るのが、露光によって生成する酸だけであるた
め、微量な酸しか生成しない条件ほど像の質が落ちる。
すなわち、解像性が低下する。
【0011】発明者らは、酸の発生効率を上げるという
観点から、酸として臭化水素を生成する臭素化合物から
なる酸発生剤について鋭意検討してきた。その結果、ポ
リ(p−ヒドロキシスチレン)およびヘキサメトキシメ
チルメラミンとがそれぞれ75重量部および15重量部
に対して、酸発生剤として臭素化合物を10重量部加え
てレジスト組成物とした構成で、多くの臭素化合物につ
いて電子線感度を評価した。その結果を図1に示す。こ
こで、レジスト感度は数値が低いほど感度が高いことを
意味する。なお、図1において、TBABは、トリス−
(ブロモアセチル)−ベンゼンを表し、Br4bisphenol
−Aは、テトラブロモビスフェノールAを表し、Br2
CAは、9,10−ジブロモカンファを表し、ICAD
Bは、イソシアヌリック酸−トリス−ジブロモプロピル
アステルを表し、TTBTは、トリス−トリブロモトリ
アジンを表し、CBr3 CH2 0Hは、トリブロモプロ
パノールを表している。
【0012】前記評価の結果、臭素が芳香環に結合した
化合物は、比較的低感度側に現れて発生効率が低くなる
ことが判った。また、臭素がアルキル置換基に結合して
いる場合には、複数の化合物が同じ線上に載ることが判
った。これは、つまり、レジストに含まれる酸発生剤の
臭素1原子当たりの酸の発生量には大きな差異がなく、
臭素化合物の分解効率がほとんど化合物の構造に依存し
ないことを意味しており、レジスト感度は、酸発生効率
が高いほど高い。同じ線上に載るということは、同じ臭
素化合物で濃度を変えても、同じ線上に載る。つまり、
発生効率はほとんど変化しないということを意味してい
る。また、同じ臭素化合物で濃度を変えた場合も、同じ
線上に載るという現象はみられる。
【0013】その中で、ケトン基を有する環式脂肪族化
合物(図1中では、Br2 CA10wt%およびICA
DB10wt%)が、特異的に酸の発生効率が高いこと
を、本発明者らは、見い出し、その結果、高感度の材料
を構成することができた。ケトン基を有する環式脂肪族
化合物としては、ブロモカンファ誘導体やイソシアヌリ
ック酸−トリス−ジブロモプロピルエステルが適してい
る。
【0014】熱安定性については、酸発生剤中の臭素原
子が各炭素原子に1つ結合している場合、各炭素原子に
臭素原子が複数ついている場合に比較して、プリベイク
時に熱安定性が高く、溶解速度が低下しないことが判っ
た。したがって、熱安定性の観点からは、臭素原子が各
炭素に1つ結合している酸発生剤が適している。9,1
0−ジブロモカンファ誘導体やイソシアヌリック酸−ト
リス−ジブロプロピルエステルは、110℃のプリベイ
クを施した場合も、レジスト膜の溶解性の低下は見られ
ない。したがって、露光部と未露光部のアルカリ溶解速
度比(溶解コントラストという)を大きくすることがで
き、解像性を高めることが可能となる。
【0015】アルカリ可溶性樹脂としては、ポリ(p−
ヒドロキシスチレン)もしくはその誘導体が適してい
る。ポリ(p−ヒドロキシスチレン)の重合平均分子量
については、分子量が低いほど、露光部のレジストの基
板に対する密着性が高くなることが判った。これは、3
次元的架橋の割合が高くなるためだと、考えられる。
【0016】また、形成されたレジストパターンの耐熱
性と、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)合成の精度との
観点から、分子量の下限は3000程度である。分子量
10000程度までは基板に対する密着性低下はわずか
であるが、分子量がこれ以上になると密着性が大きく低
下し、レジストの基板がはがれることが観測された。し
たがって、本発明のレジストにおける重合平均分子量は
3000〜10000程度が適している。
【0017】分散度(分子量のばらつき)はできる限り
小さい方が、高精度のパターン形成に有利である。ラジ
カル重合で得られるものは分散度が大きいため、本発明
ではリビング重合により得られるポリ(p−ヒドロキシ
スチレン)(分子量1万、分散度1.1)を使用したと
ころ、0.15μmライン&スペースが精度良く形成で
きた。
【0018】ポリヒドロキシスチレン誘導体としては、
ポリヒドロキシスチレンの水酸基の水素原子を部分的に
疎水性の官能基で置換したものが挙げられる。疎水性置
換基としては、tert−ブチル基、tert−ブトキ
シカルボニル基、テトラヒドロピラニル基、メトキシメ
チル基、トリメチルシリル基、tert−ブチルジメチ
ルシリル基などが挙げられ、tert−ブチル基、te
rt−ブトキシカルボニル基が好ましく用いられる。こ
れら疎水性置換の導入比率を調整することにより、基板
への塗布性を高めることができることが判った。導入率
を20%とした場合、形成したパターンがオーバーハン
グ状になり、矩型パターンが得られなかった。したがっ
て、疎水性置換基の導入率は20%以下が好ましい。
【0019】本発明のレジスト材料における酸発生剤の
含有量は、1〜15wt%が好適である。1%未満では
ネガ型のレジスト特性を示すが感度が低い。酸発生剤の
含量が増加すると、レジスト感度は高感度化する傾向を
示し、コントラスト(γ)は向上した。15%より多く
てもネガ型のレジスト特性を示すが、含有量の増加によ
るさらなる高感度化が期待できないことが判った。さら
に、レジスト内の低分子成分の増加はレジスト膜の機械
的強度を低下させること、などを考慮して、酸発生剤の
含量は15%以下が好適である。
【0020】架橋物質としては、1分子中に酸触媒存在
下でポリ(p−ヒドロキシスチレン)の水酸基と架橋反
応を起こす官能基を分子内に1つ以上持つものであっ
て、低分子量の化合物やポリマーのいずれであってもよ
い。低分子量の化合物としてはメラミン誘導体や尿素誘
導体が挙げられる。架橋を引き起こす官能基としてはメ
トキシメチル基、エトキシエチル基、エトキシエチル
基、等が挙げられる。
【0021】上記レジストを使用する場合の露光後のベ
ーキングは、酸触媒存在下で架橋物質とポリ(p−ヒド
ロキシスチレン)あるいはポリ(p−ヒドロキシスチレ
ン)誘導体との架橋反応は起こるが、ポリ(p−ヒドロ
キシスチレン)の水酸基を保護している疎水基の分解反
応は起こらない温度で、行うことが好ましい。
【0022】
【実施例】以下に、本発明で使用する原料の合成例およ
び本発明の実施例を示すが、本発明はこれらに限定され
るものではない。
【0023】(合成例1);ポリ(p−ヒドロキシスチ
レン)のtert−ブトキシカルボニル基による保護
(以下、tBoc化と記す):ポリ(p−ヒドロキシス
チレン)5gをピリジン40mlに溶解させ、45℃で
攪拌しながら二炭酸−t−ブチルを1g(約20mol
%)添加する。添加と同時にガスを発生するが、N2
流中で1時間反応させる。濃塩酸20gを含む水1リッ
トルに反応液を滴下し、白色の沈殿を得る。沈殿物をろ
過したのち、アセトン50mlに沈殿物を溶解させ、水
1リットルに滴下した。沈殿物をろ過した後、40℃以
下で真空乾燥した。H−NMRにおける8ppmのOH
基のピークを用いてtert−ブトキシカルボニル基
(tBoc)の導入率を求めた結果、7.7%であっ
た。
【0024】 (実施例1) ポリ(p−ヒドロキシスチレン) 70重量部 ヘキサメトキシメチルメラミン 15重量部 9,10ジブロモカンファ 5重量部 ジグライム(溶媒) 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。
【0025】このレジスト溶液を、シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて100℃で1分間プリ
ベークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30
kVの電子線で描画した後、ホットプレート上にて10
0℃で2分間熱処理を行った。1.2%のテトラメチル
アンモニウムヒドロキシド(TMAH)の水溶液で1分
間現像を行い、水で30秒間リンスした。感度0.4μ
C/cm2 で、解像性は0.2μmのライン&スペース
パターンを解像した。電子線に代えて軟X線であるシン
クロトロン放射光(中心波長0.8nm)で評価した場
合のD0 感度は30mJ/cm2 であった。上記X線露
光では、0.15μmのライン&スペースパターンが解
像し、垂直な側壁を持つパターンが形成できた。
【0026】同一のレジストを用い、KrFエキシマレ
ーザーを用いたDeepUV光露光で評価した場合の感
度は、50mJ/cm2 であった。また、0.25ミク
ロンのライン&スペースパターンが解像した。
【0027】 (実施例2) ポリヒドロキシスチレンの水酸基の一部が tBoc化された樹脂(合成例1) 70重量部 ヘキサメトキシメチルメラミン 15重量部 9,10ジブロモカンファ 15重量部 ジグライム(溶媒) 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。
【0028】このレジスト溶液を、シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて100℃で1分間プリ
ベークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30
kVの電子線で描画した後、ホットプレート上にて10
0℃で2分間熱処理を行った。1.5%のテトラメチル
アンモニウムヒドキシド(TMAH)の水溶液で1分間
現像を行い、水で30秒間リンスした。感度0.6μC
/cm2 で、解像性は0.2μmのライン&スペースパ
ターンが解像し、垂直な側壁を持つパターンが形成でき
た。
【0029】同一のレジストを用い、KrFエキシマレ
ーザーを用いたDeepUV光露光で評価した場合の感
度は、70mJ/cm2 であった。また、0.25ミク
ロンのライン&スペースパターンが解像した。
【0030】 (実施例3) ポリヒドロキシスチレンの水酸基の一部が tBoc化された樹脂 70重量部 ヘキサメトシキメチルメラミン 15重量部 イソシアヌリック酸−トリス− ジブロモプロピルエステル 15重量部 ジグライム(溶媒) 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。
【0031】このレジスト溶液を、シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて100℃で1分間プリ
ベークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30
kVの電子線で描画した後、ホットプレート上にて10
0℃で2分間熱処理を行った。1.5%のテトラメチル
アンモニウムヒドロキシド(TMAH)の水溶液で1分
間現像を行い、水で30秒間リンスした。感度1μC/
cm2 で、解像性は0.2μmのライン&スペースパタ
ーンを解像した。電子線に代えて軟X線であるシンクロ
トロン放射光(中心波長0.8nm)で評価した場合の
0 感度は、70mJ/cm2 であった。上記X線露光
では、0.15μmのライン&スペースパターンが解像
し、垂直な側壁を持つパターンが形成できた。
【0032】同一のレジストを用い、KrFエキシマレ
ーザーを用いたDeepUV光露光で評価した場合の感
度は、65mJ/cm2 であった。また、0.25ミク
ロンのライン&スペースパターンが解像した。
【0033】 (実施例4) ポリヒドロキシスチレンの水酸基の一部が tBoc化された樹脂 70重量部 ヘキサメトキシメチルメラミン 15重量部 3,9ジブロモカンファ 15重量部 ジグライム(溶媒) 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。
【0034】このレジスト溶液を、シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて100℃で1分間プリ
ベークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30
kVの電子線で描画した後、ホットプレート上にて10
0℃で2分間熱処理を行った。1.5%のテトラメチル
アンモニウムヒドロキシド(TMAH)の水溶液で1分
間現像を行い、水で30秒間リンスした。感度0.9μ
C/cm2 で、解像性は0.2μmのライン&スペース
パターンを解像した。電子線に代えて軟X線であるシン
クロトロン放射光(中心波長0.8nm)で評価した場
合のD0 感度は、50mJ/cm2 であった。上記X線
露光では、0.15μmのライン&スペースパターンが
解像し、垂直な側壁を持つパターンが形成できた。
【0035】同一のレジストを用い、KrFエキシマレ
ーザーを用いたDeepUV光露光で評価した場合の感
度は、50mJ/cm2 であった。また、0.25ミク
ロンのライン&スペースパターンが解像した。
【0036】 (実施例5) ポリ(p−ヒドロキシスチレン) 70重量部 ジメトキシメチルウレア 15重量部 9,10ジブロモカンファ 5重量部 ジグライム(溶媒) 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。
【0037】このレジスト溶液を、シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて100℃で1分間プリ
ベークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30
kVの電子線で描画した後、ホットプレート上にて10
0℃で2分間熱処理を行った。1.5%のテトラメチル
アンモニウムヒドロキシド(TMAH)の水溶液で1分
間現像を行い、水で30秒間リンスした。感度1.5μ
C/cm2 で、解像性は0.2μmのライン&スペース
パターンを解像した。電子線に代えて軟X線であるシン
クトトロン放射光(中心波長0.8nm)で評価した場
合のD0 感度は、80mJ/cm2 であった。上記X線
露光では、0.15μmのライン&スペースパターンが
解像し、垂直な側壁を持つパターンが形成できた。
【0038】同一のレジストを用い、KrFエキシマレ
ーザーを用いたDeepUV光露光で評価した場合の感
度は、60mJ/cm2 であった。また、0.25ミク
ロンのライン&スペースパターンが解像した。
【0039】 (実施例6) ポリ(p−ヒドロキシスチレン) 70重量部 テトラメトキシメチルウレア 15重量部 9,10ジブロモカンファ 5重量部 ジグライム(溶媒) 500重量部 からなるレジスト溶液を作製した。
【0040】このレジスト溶液を、シリコン基板にスピ
ン塗布し、ホットプレート上にて100℃で1分間プリ
ベークした。膜厚は0.5μmであった。加速電圧30
kVの電子線で描画した後、ホットプレート上にて10
0℃で2分間熱処理を行った。1.5%のテトラメチル
アンモニウムヒドロキシド(TMAH)の水溶液で1分
間現像を行い、水で30秒間リンスした。感度1.0μ
C/cm2 で、解像性は0.2μmのライン&スペース
パターンを解像した。電子線に代えて軟X線であるシン
クロトロン放射光(中心波長0.8nm)で評価した場
合のD0 感度は、50mJ/cm2 であった。上記X線
露光では、0.15μmのライン&スペースパターンが
解像し、垂直な側壁を持つパターンが形成できた。
【0041】同一のレジストを用い、KrFエキシマレ
ーザーを用いたDeepUV光露光で評価した場合の感
度は、45mJ/cm2 であった。また、0.25ミク
ロンのライン&スペースパターンが解像した。
【0042】なお、上記の各実施例においては、KrF
エキシマレーザーを用いたDeepUV光露光について
記したが、他のDeepUV光源を用いることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルカリ水溶液に可溶な樹脂と、架橋物質と、
酸発生剤とを含むレジスト材料において、酸発生剤とし
て臭素化合物を10重量部加えた構成での、様々な臭素
化合物について、レジスト材料の電子線感度を測定した
結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 弘司 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ水溶液に可溶な樹脂と、架橋物
    質と、酸発生剤とを含み、前記酸発生剤がケトン基を有
    する環式脂肪族の臭素化合物であることを特徴とするレ
    ジスト材料。
  2. 【請求項2】 前記ケトン基を有する環式脂肪族の臭素
    化合物は、その分子中の各炭素原子に結合する臭素原子
    が1個である化合物であることを特徴とする請求項1に
    記載のレジスト材料。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ水溶液に可溶な樹脂が、重
    合平均分子量3000〜10000の範囲にあるポリ
    (p−ヒドロキシスチレン)あるいはポリ(p−ヒドロ
    キシスチレン)の水酸基の一部を疎水基で置換したポリ
    マーであることを特徴とする請求項1に記載のレジスト
    材料。
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