JPH08234434A - 化学増幅型ネガティブレジスト - Google Patents

化学増幅型ネガティブレジスト

Info

Publication number
JPH08234434A
JPH08234434A JP7035036A JP3503695A JPH08234434A JP H08234434 A JPH08234434 A JP H08234434A JP 7035036 A JP7035036 A JP 7035036A JP 3503695 A JP3503695 A JP 3503695A JP H08234434 A JPH08234434 A JP H08234434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative resist
resist
chemically amplified
hydroxy
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7035036A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Igarashi
美和 五十嵐
Ei Yano
映 矢野
Keiji Watabe
慶二 渡部
Takahisa Namiki
崇久 並木
Koji Nozaki
耕司 野崎
Yoko Kuramitsu
庸子 倉光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7035036A priority Critical patent/JPH08234434A/ja
Publication of JPH08234434A publication Critical patent/JPH08234434A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化学増幅型レジストに関し、感度と解像度の
向上を目的とする。 【構成】 少なくともアルカリ可溶性樹脂と光酸発生剤
とからなる化学増幅型ネガレジストにおいて、電離放射
線の照射によって酸発生剤から発生する酸により極性が
変化する4,4-置換-1- ヒドロキシ-2,5- シクロヘキサジ
エン化合物を含有してなることを特徴として化学増幅型
ネガティブレジストを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電離放射線感応性ネガレ
ジストに関わり、レジスト組成中に酸触媒によって極性
が変化する化合物を添加したものに関する。
【0002】近年の半導体装置の高集積化により配線の
微小化が進行しており、64MビットDRAMにおける最
小線幅は0.3 μm 程度で、今後、更に配線は細くなる傾
向にあり、64Mビット以降の超微細化に当たっては露光
光源としてKr Fエキシマレーザ光などの短波長紫外線
や電子線を用いることが検討されている。
【0003】それに伴ってレジスト材料も微細な配線パ
ターンを解像できる高解像性のものが要求されている。
然し、本発明に関するネガレジストについて言えば、K
r Fエキシマレーザは既存の材料で感度と解像性を満足
するものは見当たらない。電子線用についてはクロロメ
チルスチレンからなる材料が知られているが、感度が低
く、また、現像には有機溶剤を用いる必要があり、有機
現像特有の現像時の膨潤も大きな問題となる。
【0004】
【従来の技術と課題】これらの問題を解決するために、
Kr Fエキシマレーザ用ならびに電子線用の化学増幅型
レジストが提案されている。化学増幅型レジストとは、
組成中に酸発生剤を含み、発生した酸が触媒的に作用す
ることを利用したレジストの総称で、一般にネガレジス
トの場合はアルカリ可溶性樹脂,酸発生剤,架橋剤の3
成分からなっている。化学増幅型ネガレジストは電離放
射線の放射によって少量の酸を発生させ、さらにベーキ
ング(Post exposure bake) を行って熱エネルギを供給
することにより、多くのポリマ分子の架橋反応を引き起
こす。よって従来の非化学増幅型レジストに較べて高感
度化が可能となる。
【0005】また、ネガレジストは架橋反応での分子量
増大による露光部と未露光部との溶解速度差によってパ
ターンを得る。露光部と未露光部の溶解速度差が大きい
ほど高い解像性が期待できるものゝ、架橋反応で充分な
溶解速度差を得ることは難しい。化学増幅により高感度
化は実現しているが、依然解像性は充分とは言えず課題
となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は少なくとも
アルカリ可溶性樹脂と酸発生剤とからなる化学増幅型ネ
ガ型レジストにおいて、電離放射線の照射によって光酸
発生剤から発生した酸により極性が変化する4,4-置換-1
- ヒドロキシ-2,5- シクロヘキサジエン化合物を添加し
た化学増幅型ネガティブレジストを使用することにより
解決することができる。
【0007】
【作用】本発明はアルカリ可溶性樹脂と酸発生剤とから
なる化学増幅型ネガティブレジストにおいて、電離放射
線の照射によって光酸発生剤から発生した酸により極性
が変化する4,4-置換-1- ヒドロキシ-2,5- シクロヘキサ
ジエン化合物を添加した化学増幅型ネガレジストを使用
することにより解像性を向上するものである。
【0008】すなわち、化学式(1)に示した化合物は
酸発生剤から発生した酸(H+ )により(2)式に示す
ように極性が変化し、現像液として用いるテトラメチル
アンモニウムハイドロオキサイド(略称TMMA)に不
溶となる。
【0009】
【化2】 すなわち、極性の変化によって露光部と未露光部の間に
明確な溶解速度差を得るために従来の架橋型に較べ、解
像性を向上させることができる。
【0010】また、一般に使用されている化学増幅型レ
ジストはアルカリ可溶性樹脂,光酸発生剤,架橋剤の3
成分より構成されているが、これに化学式(1)に示し
たような化合物を第4成分として用いた場合、露光部で
は架橋剤による架橋反応と共に、極性変化によっても溶
解速度を低下することができるため、解像性を向上する
ことができる。
【0011】また、この際に、化学式(1)のR1 およ
び/またはR2 が酸触媒によってアルカリ可溶性樹脂と
架橋反応を行う官能基である場合には極性変化と共に架
橋剤としても機能するため、より高い解像性を得ること
ができる。
【0012】
【実施例】
実施例1:基材樹脂として分子量が4600で分散度が1.49
のポリビニルフェノールを用い、、光酸発生剤から発生
した酸により極性が変化する化合物として化学式(3)
で示される4,4-ジメトキシメチル-1- ヒドロキシ-2,5-
シクロヘキサジエンを用い、次の量の酸発生剤と共に溶
剤に溶解し、0.2.μm のメンブレンフィルタで濾過して
レジスト溶液を調製した。
【0013】
【化3】 基材樹脂(ポリビニルフェノール)・・・・・・・・・・・・・・・・・2.0 g 添加剤(4,4- ジメトキシメチル-1- ヒドロキシ-2,5- シクロヘキサジエン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・0.4 g 酸発生剤〔トリス(2,3-ジブロモプロピル) イソシアヌレート] ・・・・0.1 g 溶剤(乳酸エチル) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0 g このレジストをSiウエハ上に0.6 μm の膜厚になるよ
うに塗布し、ホットプレート上で110 ℃で4.5 分間ベー
クしたものを露光用の試料とした。
【0014】そして、電子線露光を行った後、直ちに12
0 ℃で2分間ベークし、これを濃度2.38%のTMAH水
溶液に1分間浸漬して現像を行った。こゝで、現像後に
残膜が90%となるときの露光量を感度として電子線感度
を測定したところ、17μC/cm2 であることが判った。
【0015】次に、解像性としては露光量17μC/cm2
条件で3.0 μm ライン&1.2 μm スペースと0.5 μm ラ
イン&スペースのパターンを同時に解像することができ
た。 比較例1:実施例1において、酸(H+ )により極性が
変化する添加剤を加えない基材樹脂と酸発生剤とからな
る二成分系のレジストを調製し、同様の条件で電子線露
光とベークおよび現像を行ったが、レジスト膜は全て溶
解し、感度を得ることができなかった。 実施例2:基材樹脂として分子量が2600で分散度が1.12
のポリビニルフェノールを用い、酸発生剤から発生した
酸により極性が変化する化合物として化学式(4)で示
される4,4-ジメトキシ-1- ヒドロキシ-2,5- シクロヘキ
サジエンを用い、次の量の酸発生剤と共に溶剤に溶解
し、0.2.μm のメンブレンフィルタで濾過してレジスト
溶液を調製した。
【0016】
【化4】 基材樹脂(ポリビニルフェノール)・・・・・・・・・・・・・・・・・2.0 g 添加剤(4,4- ジメトキシ-1- ヒドロキシ-2,5- シクロヘキサジエン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・0.8 g 酸発生剤〔トリス(2,3-ジブロモプロピル) イソシアヌレート] ・・・・0.1 g 溶剤(乳酸エチル) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0 g このレジストをSiウエハ上に0.6 μm の膜厚になるよ
うに塗布し、ホットプレート上で110 ℃で4.5 分間ベー
クしたものを露光用の試料とした。
【0017】そして、電子線露光を行った後、直ちに12
0 ℃で2分間ベークし、これを濃度2.38%のTMAH水
溶液に1分間浸漬して現像を行った。こゝで、現像後に
残膜が90%となるときの露光量を感度として電子線感度
を測定したところ、25μC/cm2 であることが判った。
【0018】次に、解像性としては、露光量25μC/cm2
の条件で3.0 μm ライン&1.2 μmスペース、また、露
光量29μC/cm2 の条件で0.5 μm ライン&スペースのパ
ターンを同時に解像することができた。 実施例3:基材樹脂として分子量が4600で分散度が1.49
のポリビニルフェノールを用い、酸発生剤から発生した
酸により極性が変化する化合物として化学式(3)で示
される4,4-ジメトキシメチル-1- ヒドロキシ-2,5- シク
ロヘキサジエンを用い、次の量の酸発生剤と共に溶剤に
溶解し、0.2.μm のメンブレンフィルタで濾過してレジ
スト溶液を調製した。 基材樹脂(ポリビニルフェノール)・・・・・・・・・・・・・・・・・2.0 g 添加剤(4,4- ジメトキシメチル-1- ヒドロキシ-2,5- シクロヘキサジエン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3 g 酸発生剤〔トリス(2,3-ジブロモプロピル) イソシアヌレート] ・・・・0.1 g 架橋剤( ヘキサメトキシメチルメラミン) ・・・・・・・・・・・・・0.4 g 溶剤(乳酸エチル) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0 g このレジストをSiウエハ上に0.6 μm の膜厚になるよ
うに塗布し、ホットプレート上で110 ℃で4.5 分間ベー
クしたものを露光用の試料とした。
【0019】そして、電子線露光を行った後、直ちに11
0 ℃で2分間ベークし、これを濃度2.38%のTMAH水
溶液に1分間浸漬して現像を行った。こゝで、現像後に
残膜が90%となるときの露光量を感度として電子線感度
を測定したところ、8.5 μC/cm2 であることが判った。
【0020】次に、解像性としては露光量11μC/cm2
条件で3.0 μm ライン&1.2 μm スペース、また0.5 μ
m ライン&スペースのパターンを同時に解像することが
できた。 比較例2:実施例3のレジストからH+ により極性が変
化する添加剤を除き、基材樹脂,酸発生剤および架橋剤
の三成分よりなるレジスト溶液を調製し、実施例3の場
合と同様に電子線露光,ベークおよび現像を行った。
【0021】その結果、現像後に残膜が90%となるとき
の露光量を感度として電子線感度を測定したところ、13
μC/cm2 であり、添加剤を含まないことで感度が低下し
た。また、解像性としては露光量13.5μC/cm2 の条件で
3.0 μm ライン&1.2 μmスペースを解像することがで
きた。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、化学増幅型レジストの
組成中に酸触媒によって極性が変化する4,4-置換-1- ヒ
ドロキシ-2,5- シクロヘキサジエン化合物を加えること
により解像性を向上した化学増幅型ネガティブレジスト
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 慶二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 並木 崇久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 野崎 耕司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 倉光 庸子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともアルカリ可溶性樹脂と光酸発
    生剤とからなる化学増幅型ネガティブレジストにおい
    て、 下記一般式で表され、電離放射線の照射によって光酸発
    生剤から発生する酸により極性が変化する4,4-置換-1-
    ヒドロキシ-2,5- シクロヘキサジエン化合物を含有して
    なり、電離放射線の照射により該化合物が現像液に不溶
    となることを特徴とする化学増幅型ネガティブレジス
    ト。 【化1】 但し、R1 ,R2 は−Cn 2n+1 ,−OCn 2n+1
    ,−Cm 2m+1OCn 2n+1 の何れかよりなり、m
    とn は1〜6の整数である。
  2. 【請求項2】 前項記載の4,4-置換-1- ヒドロキシ-2,5
    - シクロヘキサジエン化合物の分子式を構成するR1
    たはR2 の少なくとも一方が、酸触媒によるアルカリ可
    溶性樹脂との架橋反応によって現像液に不溶となる官能
    基であることを特徴とする請求項1記載の化学増幅型ネ
    ガティブレジスト。
  3. 【請求項3】 前記R1 またはR2 の少なくとも一方
    が、メトキシメチル基であることを特徴とする化学増幅
    型ネガティブレジスト。
  4. 【請求項4】 更に架橋剤を含んでなることを特徴とす
    る請求項1〜3記載の化学増幅型ネガティブレジスト。
JP7035036A 1995-02-23 1995-02-23 化学増幅型ネガティブレジスト Withdrawn JPH08234434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7035036A JPH08234434A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 化学増幅型ネガティブレジスト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7035036A JPH08234434A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 化学増幅型ネガティブレジスト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08234434A true JPH08234434A (ja) 1996-09-13

Family

ID=12430837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7035036A Withdrawn JPH08234434A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 化学増幅型ネガティブレジスト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08234434A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1165118A (ja) * 1997-08-15 1999-03-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> レジスト材料
JP2010198024A (ja) * 1999-09-02 2010-09-09 Fujitsu Ltd ネガ型レジスト組成物、レジストパターンの形成方法及び電子デバイスの製造方法
DE19912047B4 (de) * 1998-04-28 2012-05-31 Fujitsu Ltd. Resistzusammensetzung des Negativtyps

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1165118A (ja) * 1997-08-15 1999-03-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> レジスト材料
DE19912047B4 (de) * 1998-04-28 2012-05-31 Fujitsu Ltd. Resistzusammensetzung des Negativtyps
JP2010198024A (ja) * 1999-09-02 2010-09-09 Fujitsu Ltd ネガ型レジスト組成物、レジストパターンの形成方法及び電子デバイスの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2632066B2 (ja) ポジ画像の形成方法
JPH083635B2 (ja) ネガフオトレジスト組成物およびネガ画像の形成方法
JP4410977B2 (ja) 化学増幅レジスト材料及びそれを用いたパターニング方法
JP2845520B2 (ja) ウェーハの構造化方法
US6235448B1 (en) Photoresist monomers, polymers thereof, and photoresist compositions containing the same
JPH07261393A (ja) ネガ型レジスト組成物
JPH02146044A (ja) 電子線レジスト組成物及びそれを用いた微細パターンの形成方法
US7989155B2 (en) Lithographic method
JP3509988B2 (ja) 放射感応性混合物
JP2845518B2 (ja) 放射線に敏感な混合物
KR100750225B1 (ko) 화학 증폭 레지스트 조성물 및 그것을 이용한 패턴 형성방법
JPH04251850A (ja) 半導体素子の製造方法
JPH08262717A (ja) レジスト組成物及びレジストパターンの形成方法
JP2861253B2 (ja) 感光性樹脂組成物
JPH0212153A (ja) 酸分解可能の光化学的に酸形成する化合物を基礎とするポジ型の感放射線性混合物、ならびにレリーフパターンおよびレリーフ画像の製造法
JPH08234434A (ja) 化学増幅型ネガティブレジスト
JPH05249681A (ja) 酸分解性化合物及びそれを含有するポジ型感放射線性レジスト組成物
JP3383564B2 (ja) パターン形成方法および感光性組成物
JP2607870B2 (ja) 画像形成方法
JP2662141B2 (ja) デバイスの製造方法
KR0185318B1 (ko) 양성 포토레지스트 제조용 공중합체 및 이를 함유하는 화학증폭형 양성 포토레지스트 조성물
JPH0635195A (ja) レジスト組成物
JPH09127699A (ja) ポジチブ処理用の感放射線組成物およびこれを使用するレリーフ構造体の製造方法
JP3392728B2 (ja) パターン形成方法
JPH07120924A (ja) レジスト組成物およびパターン形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507