JPH1162415A - 戸パネル及びその製造方法 - Google Patents
戸パネル及びその製造方法Info
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- JPH1162415A JPH1162415A JP24615097A JP24615097A JPH1162415A JP H1162415 A JPH1162415 A JP H1162415A JP 24615097 A JP24615097 A JP 24615097A JP 24615097 A JP24615097 A JP 24615097A JP H1162415 A JPH1162415 A JP H1162415A
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Abstract
を生産性良く製造する。 【解決手段】切断により分割された面材の切断箇所に化
粧モール(2)を配置し、面材と化粧モール(2)とを接合し
て化粧モール付面材(1)を形成する。次いで化粧モール
付面材(1)を戸パネルの骨組み芯(4)に接着して一体化し
戸パネルとする。
Description
に用いられる装飾性の高い戸パネルと、その戸パネルを
生産性よく製造するための製造方法に関するものであ
る。
骨組みされた骨組み芯の両面に面材を接着して製造され
ている。このような戸パネルは、例えば棒状の木質材を
周囲の枠や中桟に用いて骨組み芯に形成し、場合によっ
ては骨組みの間の空間に断熱材等を充填した後、この骨
組み芯の両面に化粧シートの貼着等により装飾した化粧
パネルを接着することにより工場において工業的に生産
されている。
るため、戸パネルの表面に化粧額縁や化粧モール等を取
り付けることもよく行われている。図8は化粧モールを
有した従来の戸パネルの部分断面図である。面材(21)は
基材(21b)の表面に化粧シート(21a)が取り付けられたも
のであり、(22)は化粧モールである。(10)は面材(21)を
骨組み芯(4)の中桟(4a)に接着するための接着手段であ
る。
着した後にルーター等でモール取付溝(20)を設ける。そ
して、このモール取付溝(20)に化粧モール(22)を嵌入し
て組み立てる。
取り付ける場合、一旦戸パネルに形成した後に溝加工や
化粧モールの取り付け作業を行う必要があるため、加工
工程が増えると共に生産効率が十分ではなかった。
ールを有していても生産性の高い戸パネルと、そのよう
な戸パネルの製造方法を提供することを目的とする。
組み芯(4)の少なくとも一方の面に化粧モール付面材(1)
が取り付けられてなる戸パネルであって、前記化粧モー
ル付面材(1)は複数の面材が化粧モール(2)を介して平面
状に接合され一体化されたものであることを特徴とす
る。この戸パネルは下記の各製造方法により製造するこ
とができる。
断により分割された面材の切断箇所に化粧モール(2)を
配置し、面材と化粧モール(2)とを接合して化粧モール
付面材(1)を形成する工程と、該化粧モール付面材(1)を
戸パネルの骨組み芯(4)に接着して一体化する工程を有
することを特徴とする。
接合一体化した化粧モール付面材(1)を骨組み芯(4)に接
着して戸パネルとしているため、従来のように戸パネル
を形成させた後に溝加工や化粧モールの取付を行う必要
がないので、戸パネルの生産性を格段に向上させること
ができる。
求項2記載の戸パネルの製造方法において、切断前に予
め化粧シート(1a)又は化粧突板が接着されている面材を
用いることを特徴とする。
るので、戸パネルに形成してから化粧シート(1a)等を貼
着する必要がなく、生産性が良い。
数の面材を化粧モール(2)を介して平面状に接合するこ
とにより化粧モール付面材(1)を形成する工程と、該化
粧モール付面材(1)を戸パネルの骨組み芯に接着して一
体化する工程を有することを特徴とする。
て分割した面材のみならず、別に作られた面材を使用し
て化粧モール付面材を形成することもできる。
項2,請求項3又は請求項4記載の戸パネルの製造方法
において、面材の厚さと略同一の厚さを有する化粧モー
ル(2)を用いることを特徴とする。
さが略同じなので、骨組み芯(4)と化粧モール付面材(1)
との接着を平板プレスや連続プレスを用いて均一且つ良
好に接着することができ、生産性が格段に向上する。
項2,請求項3,請求項4又は請求項5記載の戸パネル
の製造方法において、面材と化粧モール(2)との接合
は、裏面からのテープ貼りにより行うことを特徴とす
る。
合を裏面からテープ(3)で行うので、両者の接合を簡便
且つ機械的に行うことができ、生産性が良い。
項2,請求項3,請求項4,請求項5又は請求項6記載
の戸パネルの製造方法において、面材と当接する面の裏
面側に切欠き加工が施された化粧モール(2)、又は化粧
モール(2)と当接する面の裏面側に切欠き加工が施され
た面材の少なくともいずれかを用いることを特徴とす
る。
ネルをプレスする際に、余剰の接着剤が切欠により生じ
たスペースに吸収されて接合表面にしみ出すことがな
く、接着剤のしみ出しによる表面汚染を防止することが
できる。又、切欠にホットメルト樹脂を機械的に付着さ
せておいて面材と化粧モール(2)との接合を良好且つ効
率的に行うこともできる。
項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6又は請
求項7記載の戸パネルの製造方法において、表面に長手
方向の両端(6)に至らない化粧凹部(5)加工が施された化
粧モール(2)を用いることを特徴とする。
向上する。又、戸パネルの上下端面には、木口を美しく
見せるための木口シート(8)を貼着することが多いが、
木口から突出する余剰の木口シート(8)を取り除く際
に、化粧凹部(5)が木口に達していないので作業が容易
となり、生産性が向上する。
いて説明する。 [実施例1]図1は本実施例の戸パネルの構造を示した
図である。(1)は基材(1b)と、その表面に接着された化
粧シート(1a)からなる面材に、接着手段(3)により化粧
モール(2)を一体化した化粧モール付面材である。
2に示す。同図においては、(A)→(B)→(C)の
順に製造が進められる。又、同図(A),(B),
(C)いずれも平面図と正面図を示している。
ト(1a)又は突板等の化粧材が接着されてなるからなる面
材を示している。面材の基材(1b)としては、厚さが2.
5mmから9mm程度の木質材が用いられ、木質材とし
ては合板や中密度繊維板,及び高密度繊維板などがあ
る。このような面材は予め突き板や化粧シート(1a)等で
化粧が施されていることが望ましい。これは、戸パネル
に形成した後に化粧を施すより、戸パネル形成前に化粧
を施しておいた方が、加工が容易であり、生産性が高い
からである。面材の裏面には防湿シートが貼着されてい
てもよい。
する。切断箇所は化粧モール(2)の配置予定箇所であ
る。直線的に切断するだけでよいので、従来のルーター
等により溝を設ける場合に比べて加工も容易である。
れた面材の切断箇所に化粧モール(2)を配置する。化粧
モール(2)の材質は特に限定されないが、一般に加工の
し易さから木材,合板,LVL(平行合板),中密度繊
維板等の木質材が用いられることが多い。化粧モールは
主に装飾性の向上のために取付にれるので、突き板や化
粧シートなどの化粧が施されていることが多い。本実施
例では化粧モール(2)の厚さは、面材の厚さと同一又は
略同一とした。
面材と化粧モール(2)とを一体化して化粧モール付面材
(1)を形成する。本実施例では接着手段(3)として穴開き
テープを用い、接合箇所の裏側、すなわち戸パネルの内
側になる側から貼着して固定した。面材と化粧モール
(2)との接合を裏面からテープで行うことにより、両者
の接合を簡便且つ機械的に行うことができ、生産性が良
い。
(1)を骨組み芯(4)に接着するが、骨組み芯(4)は接合時
に化粧モール(2)と接する箇所に中桟(4a)が配置されて
いる。骨組み芯の材質は特に問わないが、一般的には棒
状の木材や合板,LVL(平行合板),中密度繊維板,
集成材等の木質材が用いられることが多い。
面材(1)との間には接着手段(10)が配されるが、実施例
では変性酢ビ接着剤を用いた。
着して戸パネルを形成する際には接着手段(10)による接
着を確実にするために両面からプレスする。図3はプレ
ス中の戸パネルの部分断面図である。
の厚さが同一又は略同一であるので戸パネルの表面に凹
凸がない。そのため、平板プレス(11)や連続プレスによ
りプレスすることができ、生産性が高い。尚、略同一の
厚さであれば多少の凹凸が有っても、平板プレス(11)に
クッション材を介在させる等により十分に対応すること
ができる。
(3)を用いているため、骨組み芯(4)と化粧モール付面材
(1)との間の接着手段(10)が穴開きテープ(3)の穴(9)を
通って化粧モール付面材(1)と骨組み芯(4)をより強固に
接着する。
側(骨組み芯側)には切欠(7)が設けられている。これ
により接着により形成された戸パネルをプレスする際
に、余剰の接着剤は切欠により生じたスペースに溜まる
こととなり接合表面にしみ出すことがない。したがっ
て、接着剤のしみ出しによる戸パネルの表面汚染を防止
することができる。又、切欠にホットメルト樹脂を機械
的に付着させておいて化粧モール(2)と面材の接合を良
好且つ効率的に行うこともできる。
当接する面に切欠を設けたが、面材の化粧モールと当接
する面の裏面側(骨組み芯側)に切欠を設けても同様の
効果を得ることができる。もちろん、化粧モール(2)と
面材の両方に上記のような切欠を設けてもよい。
けられているが、この化粧凹部(5)は化粧モール(2)の長
手方向端(上下端)には達していない。よって、化粧モ
ール(2)の上下端には非凹部(6)が形成されていることに
なる。この化粧凹部により装飾性が更に向上する。
く見せるために木口シート(8)を貼着した。木口から突
出する木口シート(8)の余剰部(シートのバリ)を取り
除く必要がある。この場合、従来は図9に示すように化
粧モール(22)の凹部(25)が上下端に至っているのでは、
木口シート(28)の凹部(25)に該当する箇所の余剰部(28
b)はカッター等で注意深く取り除く必要があり手間がか
かる。さらに、木口シート(28)の切り取られた側の跡(2
8a)も汚らしくなり易く好ましくなかった。
すように化粧凹部(5)が化粧モール(2)の上下端に達して
おらず、木口シート(8)と接する上下端部は非凹部(6)で
あるので、従来のように化粧凹部(5)に沿って余剰シー
トの除去するという手間が不要となる。したがって、効
率良く木口シート(8)の余剰部の除去作業をすることが
でき、生産性が向上する。
数の面材に分割し、この分割された面材を用いて化粧モ
ール付面材を製造したが、もともと1枚ではない別に作
られた面材を用いて製造してもよい。特に、化粧モール
の両側で化粧シートの模様や色が異なるような特殊な戸
パネルとする場合や、従来は戸パネルに使用できなかっ
た幅の狭い面材を使用する場合等に効果が大きい。
厚さと面材の厚さが同一又は略同一であったが、本実施
例では化粧モール(2)の厚さが面材の厚さより大きいデ
ザインとなっている。このように厚さが大きくことなる
場合は、戸パネル表面には凹凸が生じ、平板プレス(11)
によるプレスでは確実な接着を得ることが困難である。
分断面図である。本実施例では実施例1の平板プレスの
代わりに面材と化粧モールの厚さの違いによる戸パネル
表面の凹凸に合わせたプレス金型(12)を用いた。これに
より、プレス金型(12)は戸パネル表面に凹凸がある場合
でも戸パネルの表面を均一にプレスすることができ、良
好な接着を行うことができる。その他の構成や製造方法
は実施例1と同様である。
し、その間に化粧モールを配することにより、縦に2本
の化粧モールを有する戸パネルとしたが、本発明はこれ
に限られるものではなく、各種デザインに対応すること
ができる。例えば、図6に示すように面材を2分割して
1本の化粧モールを有する戸パネルとしたり、図7に示
すように、面材を5分割し縦2本,横2本の化粧モール
を設ける等しても良い。横に化粧モールを設ける際に
は、それに対応して横の中桟(4b)を設けるのが好まし
い。
粧モール付面材を取り付けたが、片面のみに化粧モール
付面材を取り付け、他方の面には化粧モールのない面材
を取り付けるようなこともできる。
ールを有した装飾性の高い戸パネルを生産性良く製造す
ることができるようになった。
図。
を示した図。
について説明する図。
いて説明する図。
Claims (8)
- 【請求項1】 骨組み芯の少なくとも一方の面に化粧モ
ール付面材が取り付けられてなる戸パネルであって、前
記化粧モール付面材は複数の面材が化粧モールを介して
平面状に接合され一体化されたものであることを特徴と
する戸パネル。 - 【請求項2】 切断により分割された面材の切断箇所に
化粧モールを配置し、面材と化粧モールとを接合して化
粧モール付面材を形成する工程と、該化粧モール付面材
を戸パネルの骨組み芯に接着して一体化する工程を有す
ることを特徴とする戸パネルの製造方法。 - 【請求項3】 切断前に予め化粧シート又は化粧突板が
接着されている面材を用いることを特徴とする請求項2
記載の戸パネルの製造方法。 - 【請求項4】 複数の面材を化粧モールを介して平面状
に接合することにより化粧モール付面材を形成する工程
と、該化粧モール付面材を戸パネルの骨組み芯に接着し
て一体化する工程を有することを特徴とする戸パネルの
製造方法。 - 【請求項5】 面材の厚さと略同一の厚さを有する化粧
モールを用いることを特徴とする請求項2,請求項3又
は請求項4記載の戸パネルの製造方法。 - 【請求項6】 面材と化粧モールとの接合は、裏面から
のテープ貼りにより行うことを特徴とする請求項2,請
求項3,請求項4又は請求項5記載の戸パネルの製造方
法。 - 【請求項7】 面材と当接する面の裏面側に切欠き加工
が施された化粧モール、又は化粧モールと当接する面の
裏面側に切欠き加工が施された面材の少なくともいずれ
かを用いることを特徴とする請求項2,請求項3,請求
項4,請求項5又は請求項6記載の戸パネルの製造方
法。 - 【請求項8】 表面に長手方向の両端に至らない化粧凹
部加工が施された化粧モールを用いることを特徴とする
請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6又
は請求項7記載の戸パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24615097A JP3732929B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 戸パネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1162415A true JPH1162415A (ja) | 1999-03-05 |
JP3732929B2 JP3732929B2 (ja) | 2006-01-11 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3732929B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008002147A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Wood One:Kk | フラッシュ構造ドア及びその製造方法 |
KR101122579B1 (ko) * | 2011-06-20 | 2012-03-16 | 류기형 | 도어의 장식판 설치구조 |
CN110173197A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-08-27 | 江苏欧特电子科技有限公司 | 超轻高强人防门及其安装方法 |
JP2019157480A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | 文化シヤッター株式会社 | 扉 |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP24615097A patent/JP3732929B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2019157480A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | 文化シヤッター株式会社 | 扉 |
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