JP2019157480A - 扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面材に、この表面材の折り曲げによる凹溝が設けられ、この凹溝が、四周辺を形成する4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部まで達していて、凹溝の縁辺部側の端面が表面材の切断面となっていても、この切断面を外部に露出させない扉を提供すること。【解決手段】扉は、4つの縁辺部で形成されている四周辺に配置された力骨12と、これらの力骨を覆う表裏2枚の表面材15,16とを含んで構成され、表面材15,16のうち、表面材15に折り曲げによる凹溝17が、4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部1Bまで達する長さで形成され、凹溝17における凹溝17が達している縁辺部側の端面17Aが表面材15の切断面42となっており、この切断面42を覆うカバー部材31が、凹溝17が達している縁辺部1Bに取り付けられている。【選択図】図16

Description

本発明は、表面材に折り曲げによる凹溝が形成された扉に係り、例えば、開き戸装置の開き戸や、引き戸装置の引き戸等として用いることができるものである。
開き戸装置の開き戸として用いられる扉は、下記の特許文献1に示されているように、4つの縁辺部で形成されている四周辺に配置された力骨と、これらの力骨を覆う表裏2枚の表面材とを含んで構成される。このような扉が、例えば、玄関用ドアとして用いられる場合には、ユーザー等に好感される外観形状とするために、表裏2枚の表面材のうち、少なくとも一方の表面材に、この表面材の折り曲げによる凹溝を設けるとともに、この凹溝を、前記4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部まで達する長さを有するものとして扉を設計することが考えられる。
特開2016−125301号公報
このように表面材に、この表面材の折り曲げによる凹溝を設け、この凹溝を、前記4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部まで達する長さを有するものとして扉を設計する場合においては、表面材は金属板製であるため、凹溝におけるこの凹溝が達している縁辺部側の端面が表面材の切断面となってしまうことが考えられ、このため、この切断面を外部に露出させず、切断面が扉の外部のもの、例えば、この扉が開閉自在に配置されるドア枠の構成部材等に接触しないようにする工夫が求められる。
本発明の目的は、表面材に、この表面材の折り曲げによる凹溝が設けられ、この凹溝が、四周辺を形成する4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部まで達していて、凹溝の縁辺部側の端面が表面材の切断面となっていても、この切断面を外部に露出させないようにできる扉を提供するところにある。
本発明に係る扉は、4つの縁辺部で形成されている四周辺に配置された力骨と、これらの力骨を覆う表裏2枚の表面材とを含んで構成された扉であって、前記表裏2枚の表面材のうち、少なくとも一方の表面材に、この表面材の折り曲げによる凹溝が、前記4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部まで達する長さで形成されているとともに、この凹溝におけるこの凹溝が達している前記縁辺部側の端面が前記表面材の切断面となっており、この切断面を覆うカバー部材が、前記凹溝が達している前記縁辺部に取り付けられていることを特徴とするものである。
このように本発明に係る扉では、表裏2枚の表面材のうち、少なくとも一方の表面材に、この表面材の折り曲げによる凹溝が、4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部まで達する長さで形成されていて、この凹溝におけるこの凹溝が達している縁辺部側の端面が表面材の切断面となっていても、この切断面を覆うカバー部材が、凹溝が達している縁辺部に取り付けられているため、切断面はカバー部材によって隠されて外部に露出することはなく、これにより、切断面が扉の外部のものに接触することをなくすことができる。
以上の本発明において、4つの縁辺部のうち、凹溝が達する縁辺部は、扉の上縁辺部と下縁辺部と左右の側縁辺部のうち、いずれか1つでもよく、2つ以上でもよい。
凹溝が達する縁辺部を下縁辺部とする場合には、カバー部材には、凹溝の下端面の開口部の少なくとも一部を下向きに開口させるための欠部を形成することが好ましい。
これによると、凹溝の内部に雨水や結露等による水が浸入しても、この水はカバー部材に形成されている欠部から扉の下側へ滴下することになるため、凹溝の内部に水が溜まることを防止できる。
また、このように凹溝が達する縁辺部を下縁辺部とし、カバー部材に、凹溝の前記端面の開口部の少なくとも一部を下向きに開口させるための欠部を形成する場合には、このカバー部材は下縁カバー部材となる。そして、凹溝が上縁辺部まで達するものとなっていて、この凹溝の上端面も表面材の切断面となっている場合には、この切断面を覆う上縁カバー部材を上縁辺部に取り付けるとともに、この上縁カバー部材には、凹溝の上端面の開口部の少なくとも一部を上向きに開口させるための欠部を形成することが好ましい。
これによると、上縁カバー部材にも、下縁カバー部材と同様に、凹溝の端面の開口部の少なくとも一部を開口させるための欠部が形成されるため、上縁カバー部材と下縁カバー部材を共通化した部品とすることができ、その製造等を容易に行えることになる。
なお、下縁カバー部材と上縁カバー部材に設ける欠部は、凹形状のものでもよく、あるいは、孔でもよい。
また、本発明において、凹溝の本数は任意であり、この本数は1本でもよく、複数本でもよい。
凹溝の本数を複数本とする場合であって、これらの凹溝の同じ縁辺部側の全部の端面が表面材の切断面となっている場合には、カバー部材の個数を、凹溝ごとに設けられた複数個としてもよく、あるいは、カバー部材の個数を1個とし、この1個のカバー部材により複数の切断面を一括して覆うようにしてもよい。
後者によると、それぞれの凹溝ごとにカバー部材を用意する必要がなくなり、カバー部材を縁辺部に取り付けための作業等を容易に行えるようになる。
また、以上の本発明において、凹溝が形成されている表面材に、凹溝が達している縁辺部における凹溝の両側において、直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部を設け、これらの折り曲げ部を、凹溝が達している縁辺部に配置されている前記力骨の外面に結合することが好ましい。
これによると、表面材に凹溝を形成しても、凹溝の両側において、直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部が、凹溝が達している縁辺部に配置されている力骨に結合されるため、表面材をより確実に力骨に接合することができる。
なお、このように凹溝が形成されている表面材に、凹溝が達している縁辺部における凹溝の両側において、直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部を設けて、これらの折り曲げ部を、凹溝が達している縁辺部に配置されている力骨の外面に結合する場合において、凹溝が複数本であるときには、これらの凹溝同士の間にも折り曲げ部を設けることが好ましい。
これによると、凹溝同士の間に設けられた折り曲げ部も、凹溝が達している縁辺部に配置されている力骨の外面に結合されるため、表面材をさらに一層確実に力骨に接合できるようになる。
また、本発明において、凹溝が達している縁辺部に配置されている力骨には、凹溝を嵌入させるための切欠部を設けることが好ましい。
これによると、凹溝が力骨と干渉することをなくして、表面材を力骨に接合することができる。
また、このように凹溝が達している縁辺部に配置されている力骨に、凹溝を嵌入させるための切欠部を設ける場合であって、凹溝の本数を複数本とする場合には、これらの凹溝ごとに切欠部を力骨に設けることが好ましい。
これによると、複数本の凹溝を一括して嵌入させるための大きな1個の切欠部を力骨に設けた場合よりも、切欠部の合計面積を小さくできるため、力骨の強度を本来の強度に近いものに維持できる。
以上説明した本発明は、例えば、開き戸装置の開き戸や引き戸装置の引き戸等として用いられる扉に適用でき、また、開き戸は、玄関ドアでもよく、室内ドアでもよい。
本発明によると、扉の表面材に、この表面材の折り曲げによる凹溝が設けられ、この凹溝が、四周辺を形成する4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部まで達しているために、凹溝の縁辺部側の端面が表面材の切断面となっていても、この切断面が外部に露出することをカバー部材により防止できるようになるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る扉が開き戸として用いられている開き戸装置を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る扉だけを示す斜視図である。 図3は、図1及び図2で示されている扉の正面図である。 図4は、図3のS4−S4線断面図である。 図5は、図3のS5−S5線断面図である。 図6は、図3のS6−S6線断面図である。 図7は、扉の平面図である 図8は、扉の底面図である。 図9は、下縁カバー部材が取り付けられる以前の扉の下縁辺部と、下縁カバー部材とを示す斜視図である。 図10は、凹溝が形成される表面材の第一次素材を示す図である。 図11は、図10の第一次素材を加工して得た第二次素材を示す図である。 図12は、第二次素材から製造された表面材を示す図である。 図13は、表面材の凹溝が嵌入される切欠部が形成された力骨を示す底面図である。 図14は、折り曲げ部が設けられた表面材を、凹溝を力骨の切欠部に嵌入させて力骨に配置したときを示す図14と同様の図である。 図15は、凹溝の切断面となっている下端面を覆うカバー部材を、表面材の折り曲げ部を介して力骨に取り付けたときを示す図14と同様の図である。 図16は、図15の一部拡大図である。 図17は、図16のS17−S17線断面図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る扉1が開き戸として用いられている開き戸装置が示され、この扉1は玄関用ドアである。扉1は、上枠部材2Aと下枠部材2Bと左右の側枠部材2C,2Dにより形成された四方枠のドア枠2にヒンジ3で開閉自在に取り付けられている。また、扉1には、ドアノブ4や施錠装置5,6が配設されている。
図2には、ドアノブ4や施錠装置5,6を省略した扉1、すなわち、ドアノブ4や施錠装置5,6を配設する以前の扉1の全体斜視図が示され、図3には、この扉1の全体正面図が示されている。この図3に示されているように、扉1の4つの縁辺部となっている上縁辺部1Aと下縁辺部1Bと左右の側縁辺部1C,1Dとより形成されている四周辺には、力骨11,12,13,14が配置されており、これらの力骨11〜14は、扉1の厚さ方向両側に配置された図2の表裏2枚の表面材15,16により覆われている。これらの表面材15,16のうち、表面材15は室外側の表面材であり、表面材16は室内側の表面材である。室外側に向いている表面材15には、上下方向が長さ方向となっている凹溝17が、スチールやステンレス等の金属板で形成されている表面材15の折り曲げにより形成されているとともに、この凹溝17は、本実施形態では、扉1の幅方向である左右方向の中央箇所において、左右に等間隔で複数本、具体的には5本形成され、これらの凹溝17の全部は、扉1の上縁辺部1Aと下縁辺部1Bの両方に達する長さを有しているため、それぞれの凹溝17の上下寸法は、扉1の高さ寸法と同じになっている。
図4は、図3のS4−S4線断面図であり、この図4に示されているように、扉1の左右の側縁辺部1C,1Dに配置されている力骨13,14は、ウエブ13A,14Aと、一対のフランジ13B,13C,14B,14Cとからなるチャンネル材である。室外側の表面材15には、左右の側縁辺部1C,1Dにおいて、ウエブ13A,14Aに沿って直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部18,19が設けられ、室内側の表面材16にも、左右の側縁辺部1C,1Dにおいて、ウエブ13A,14Aに沿って直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部20,21が設けられ、2枚の表面材15,16は、力骨13,14のウエブ13A,14Aとフランジ13B,13C,14B,14Cに接着剤で接合されている。
図5は、図3のS5−S5線断面図であり、この図5に示されているように、扉1の上縁辺部1Aと下縁辺部1Bに配置されている力骨11,12も、ウエブ11A,12Aと、一対のフランジ11B,11C,12B,12Cとからなるチャンネル材である。室外側の表面材15には、上縁辺部1Aと下縁辺部1Bにおいて、ウエブ11A,12Aに沿って直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部22,23が設けられ、室内側の表面材16にも、上縁辺部1Aと下縁辺部1Bにおいて、ウエブ11A,12Aに沿って直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部24,25が設けられ、2枚の表面材15,16は、力骨11,12のウエブ11A,12Aとフランジ11B,11C,12B,12Cに接着剤で接合されている。
力骨11〜14と2枚の表面材15,16とによって囲まれた扉1の内部には、断熱性や防火性を有するペーパーコア等による充填材26が充填されている。また、図3に示されているように、扉1の内部には、上縁辺部1Aと下縁辺部1Bに配置された力骨11,12の間において、これらの力骨11,12と同様に、長さ方向が左右方向となっている力骨27,28も配置されている。
なお、力骨11〜14と表面材15,16との間にシーリング材を充填してもよい。
図7は、扉1の平面図であり、この図7に示されているように、扉1の上縁辺部1Aには、扉1の左右寸法よりも短く、かつ5本の凹溝17の全部を覆う左右の長さ寸法となっている上縁カバー部材30が取り付けられ、金属板製又は合成樹脂板製のこの上縁カバー部材30と力骨11のウエブ11Aとの間に、表面材15の折り曲げ部22が配置されている。また、図8は、扉1の底面図(図7と図8では、扉1が左右逆となって示されている。)であり、この図8に示されているように、扉1の下縁辺部1Bにも、扉1の左右寸法よりも短く、かつ5本の凹溝17の全部を覆う左右の長さ寸法となっている下縁カバー部材31が取り付けられ、金属板製又は合成樹脂板製のこの下縁カバー部材31と力骨12のウエブ12Aとの間に、表面材15の折り曲げ部23が配置されている。このような配置状態は、上述した図5と、図3のS6−S6線断面図である図6とに示されている。
そして、図7で示されている上縁カバー部材30は、左右方向に複数個設けられたリベットやビス等の止着具32により、表面材15の折り曲げ部22と力骨11のウエブ11Aに結合され、図8で示されている下縁カバー部材31も、止着具32により、表面材15の折り曲げ部23と力骨12のウエブ12Aに結合されている。
図9には、下縁カバー部材31を配置する以前の扉1の下縁辺部1Bと、下縁カバー部材31とが示されている。この図9に示されているように、扉1の室外側の面を形成するための部材となっている表面材15の下縁には、上述の折り曲げ部23が設けられており、この折り曲げ部23は、5本の凹溝17の左右方向両側の外側に設けられ、左右方向の長さ寸法が長くなっている2個の長寸法折り曲げ部23Aと、5本の凹溝17のそれぞれの間に設けられ、左右方向の長さ寸法が短くなっている4個の短寸法折り曲げ部23Bとからなる。表面材15の上縁に設けられている折り曲げ部22も、折り曲げ部23と同様に、2個の長寸法折り曲げ部と4個の短寸法折り曲げ部とからなる。
図9に示されているように、下縁カバー部材31には、表面材15に形成されている5本の凹溝17のそれぞれの間隔と同じ間隔により、5個の欠部33が、下縁カバー部材31の長さ方向である左右方向に形成されており、本実施形態における欠部33は、扉1の厚さ方向外側のうち、室外側に開口した凹形状のものとなっている。このような形状となっている欠部33は、図8にも示されている。そして、左右方向の寸法と扉1の厚さ方向の寸法とが下縁カバー部材31と同じになっている上縁カバー部材30にも、図7に示されているように、5個の欠部33が左右方向に形成されている。このため、上縁カバー部材30と下縁カバー部材31は、同じ寸法及び同じ形状で製造された扉1のための共通化された部品となっている。また、これらの上縁カバー部材30と下縁カバー部材31には、前述の止着具32を挿通するための孔34(図9を参照)が形成されている。
図10〜図12には、以上説明した表面材15の製造工程が示されている。図10は、表面材15の第一次素材15’を示し、スチールやステンレス等の縦長の金属板となっている第一次素材15’に下記の打ち抜き加工等を行うことにより、図11の平板状の第二次素材15”が製造される。この第二次素材15”は、第一次素材15’に対して、四周辺の折り曲げ部18,19,22,23を形成するために4個の角部を直角に打ち抜く加工と、下縁の折り曲げ部23に2個の長寸法折り曲げ部23Aと4個の短寸法折り曲げ部23Bとを形成するとともに、上縁の折り曲げ部22に2個の長寸法折り曲げ部22Aと4個の短寸法折り曲げ部22Bとを形成するために、下縁の折り曲げ部23と上縁の折り曲げ部22において、5本の凹溝17と対応するそれぞれの箇所を凹溝17よりも大きさ左右方向の幅寸法で打ち抜く加工と、それぞれの短寸法折り曲げ部22B,23Bに、前述した止着具32を挿通するための孔35を形成するための孔開け加工と、上縁の折り曲げ部22と下縁の折り曲げ部23とを除く第二次素材15”の大部分の箇所に5本の凹溝17を形成するための折り曲げ加工(例えば、ローラ等による加圧加工、又はプレス加工等)とを実施することにより製造されたものとなっている。
第二次素材15”に対して、図11で示されている二点鎖線で折り曲げ加工を行うことにより、四周辺の折り曲げ部18,19,22,23が、5本の凹溝17が形成されている表面材15の本体部15Aに対して直角又は略直角に折り曲げられることになり、これにより、図12で示されている表面材15が製造される。
なお、扉1の室内側の面を形成するための部材となっている表面材16は、表面材15のための第一次素材15’と同じ寸法の素材に対して4個の角部を直角に打ち抜く加工だけを行って第二次参素材を製造し、この第二次素材に対して、図11で示されている二点鎖線と同じ箇所で折り曲げ加工を行うことにより製造される。
図13は、扉1の下縁辺部に配置されている力骨12の底面図であり、この図13に示されているように、力骨12の前述したウエブ12Aには、5個の切欠部40が力骨12の長さ方向である左右方向に等間隔で形成され、室外側に開口した凹形状となっているこれらの切欠部40は、図12で示した表面材15の本体部15Aに形成されている5本の凹溝17と対応するウエブ12Aのそれぞれの箇所において設けられ、このような切欠部40は、図6にも示されている。また、扉1の上縁辺部に配置されている力骨11のウエブ11Aにも、図6に示されているように、切欠部40が形成され、この切欠部40も、力骨12の切欠部40と同様に、力骨11の長さ方向である左右方向に等間隔で形成されている。そして、図13に示されているように、力骨12のウエブ12Aには、前述した止着具32を挿通するための複数個の孔41が形成され、このような孔は、力骨11のウエブ11Aにも設けられている。
図14には、表裏2枚の表面材15,16により、扉1の四周辺に配置されている前述の力骨11〜14を覆い、これらの力骨11〜14の前述したウエブ11A〜14A及びフランジ11B〜14B,11C〜14Cに表面材15,16を接着剤で接合したときにおける扉1の下縁辺部1Bの底面図が示されている。このときには、表面材15に扉1の厚さ方向に窪んで形成されている5本の凹溝17の下端部は、扉1の下縁辺部1Bに配置されている力骨12のウエブ12Aに形成されたそれぞれの切欠部40に嵌入され、また、5本の凹溝17の上端部は、扉1の上縁辺部に配置された力骨11のウエブ11Aに形成されたそれぞれの切欠部40に嵌入され、これにより、凹溝17が力骨11,12と干渉することなく、表面材15は力骨11,12に接合されている。
前述した図11についての説明から分かるように、表面材15の第一次素材15’から第二次素材15”を製造する際には、下縁の折り曲げ部23と上縁の折り曲げ部22とにおいて、2個の長寸法折り曲げ部23A,22Aと4個の短寸法折り曲げ部23B,22Bを形成するために、第二次素材15”を打ち抜く加工が行われ、この打ち抜き加工は、下縁の折り曲げ部23及び上縁の折り曲げ部22のうち、それぞれの凹溝17が形成される箇所と対応する箇所において行われるため、図11及び図12で示されているそれぞれの凹溝17における上下両端面は、表面材15の打ち抜き加工による切断面42となっている。図14には、このような切断面42となっている凹溝17における上下両端面のうち、下端面17Aが示されている。
このように切断面42となっている凹溝17の下端面17Aを隠すために、図8で説明した下縁カバー部材31を、図15に示されているように、扉1の下縁辺部1Bに配置し、この下縁カバー部材31を前述した複数個の止着具32により下縁辺部1Bに取り付ける。また、切断面42となっている凹溝17の上端面を隠すために、図7で説明した上縁カバー部材30を扉1の上縁辺部1Aに配置し、この上縁カバー部材30も複数個の止着具32により上縁辺部1Aに取り付ける。この状態が図6に示されている。
これらの下縁カバー部材31と上縁カバー部材30には、それぞれの凹溝17と一致又は略一致する箇所において、前述した欠部33が形成されているが、図15の一部拡大図である図16に示されているように、下縁カバー部材31に設けられている欠部33の大きさは、凹溝17の平面視での大きさよりも小さく、このため、欠部33は、凹溝17の下端面17Aで開口しているこの凹溝17の開口部43の全体を隠すものとなっておらず、開口部43の一部だけが欠部33により隠され、開口部43の残りの部分は下向きに開口している。そして、切断面42となっている凹溝17の下端面17Aは、欠部33が形成されていない下縁カバー部材31の部分で覆われているため、下縁カバー部材31は切断面42である下端面17Aを覆うための部材となっている。この状態は、図16のS17−S17線断面図である図17にも示されている。また、図7で示されている上縁カバー部材30に設けられている欠部33の大きさも、凹溝17の平面視での大きさよりも小さく、このため、上縁カバー部材30の欠部33も、凹溝17の上端面に設けられている開口部の全体を隠すものとなっておらず、このため、この開口部の一部は上向きに開口しており、そして、切断面42となっている凹溝17の上端面は、上縁カバー部材30により覆われている。
このため、凹溝17の上下両端面が表面材15に設けられている切断面42となっていても、本実施形態によると、これらの切断面42を上下2個のカバー部材30,31により隠すことができて、これらの切断面42が外部に露出することはないため、扉1を開閉する際に、切断面42が扉1の外部のもの、例えば、図1で示したドア枠2の上枠部材2Aや下枠部材2Bに接触することをなくすことができる。
また、下縁カバー部材31には5個の欠部33が設けられ、これらの欠部33は、それぞれの凹溝17の下端面17Aの開口部43の一部だけを隠すものとなっているため、それぞれの開口部43の残りの部分は、欠部33を介して下向きに開口していることになり、このため、扉1の室外側に向いている表面材15に複数本の凹溝17を設けても、これらの凹溝17の内部に雨水や結露等による水が浸入した際に、この水を下縁カバー部材31の欠部33から扉1の下側へ滴下させることができ、凹溝17の内部に水が溜まることを防止できる。
また、扉1の上縁辺部1Aに取り付けられる上縁カバー部材30にも、下縁カバー部材31と同様の欠部33が設けられているため、上縁カバー部材30と下縁カバー部材31を共通化した部品とすることができ、これにより、これらの製造等を容易に行える。
また、上縁カバー部材30と下縁カバー部材31は、表面材15に5本形成されている凹溝17の上下両端面のそれぞれの切断面42を一括して覆うものとなっているため、それぞれの切断面42ごとにカバー部材を用意した場合よりも、カバー部材30,31を扉1の上下の縁辺部1A,1Bに取り付けるための作業等を容易に行えるようになる。
さらに、凹溝17が形成されている表面材15には、凹溝17が達している扉1の上縁辺部1Aと下縁辺部1Bにおける凹溝17の両側において、直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部22A,22B,23A,23Bが設けられ、これらの折り曲げ部22A,22B,23A,23Bが、上縁辺部1Aと下縁辺部1Bに配置されている力骨11,12のウエブ11A,12Aの外面に接着剤で接合されているため、表面材15をより確実に力骨11,12に接合することができる。
また、折り曲げ部22A,22B,23A,23Bは、5本形成されている凹溝17ごとに設けられているとともに、折り曲げ部22B,23Bは、凹溝17同士の間に設けられているため、表面材15をさらに一層確実に力骨11,12に接合できる。
また、力骨11,12には、表面材15に形成されている凹溝17を嵌入させるための切欠部40が設けられているため、凹溝17が力骨11,12と干渉することをなくして、表面材15を力骨11,12に接合することができる。
さらに、力骨11,12に設けられている切欠部40の個数は、表面材15に形成されている凹溝17の個数と同じ5個であり、凹溝17ごとに切欠部40が力骨に設けられているため、5本の凹溝17を一括して嵌入させるための大きな1個の切欠部を力骨11,12に設けた場合よりも、切欠部40の合計面積を小さくでき、これにより、力骨11,12の強度を本来の強度に近いものに維持できる。
本発明は、開き戸装置の開き戸や引き戸装置の引き戸等として用いられる扉に利用することができる。
1 扉
1A 上縁辺部
1B 下縁辺部
1C,1D 左右の縁辺部
11〜14 力骨
15,16 表面材
17 凹溝
17A 凹溝の下端面
22,23 折り曲げ部
22A,23A 長寸法折り曲げ部
22B,23B 短寸法折り曲げ部
30 上縁カバー部材
31 下縁カバー部材
33 欠部
40 切欠部
42 切断面
43 開口部


Claims (8)

  1. 4つの縁辺部で形成されている四周辺に配置された力骨と、これらの力骨を覆う表裏2枚の表面材とを含んで構成された扉であって、
    前記表裏2枚の表面材のうち、少なくとも一方の表面材に、この表面材の折り曲げによる凹溝が、前記4つの縁辺部のうち、少なくとも1つの縁辺部まで達する長さで形成されているとともに、この凹溝におけるこの凹溝が達している前記縁辺部側の端面が前記表面材の切断面となっており、この切断面を覆うカバー部材が、前記凹溝が達している前記縁辺部に取り付けられていることを特徴とする扉。
  2. 請求項1に記載の扉において、前記凹溝が達している前記縁辺部は下縁辺部であり、前記カバー部材には、前記凹溝の下端面の開口部の少なくとも一部を下向きに開口させるための欠部が形成されていることを特徴とする扉。
  3. 請求項2に記載の扉において、前記カバー部材は下縁カバー部材であり、前記凹溝は上縁辺部まで達する長さで形成されており、この凹溝の上端面も前記表面材の切断面となっており、この切断面を覆う上縁カバー部材が前記上縁辺部に取り付けられているとともに、この上縁カバー部材には、前記凹溝の前記上端面の開口部の少なくとも一部を上向きに開口させるための欠部が形成されていることを特徴とする扉。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の扉において、前記凹溝は複数本あり、これらの凹溝の前記縁辺部側の全部の前記端面が前記表面材の切断面となっており、前記カバー部材はこれらの切断面を一括して覆うものとなっていることを特徴とする扉。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の扉において、前記表面材には、前記凹溝が達している前記縁辺部における前記凹溝の両側において、直角又は略直角に折り曲げられた折り曲げ部が設けられ、これら折り曲げ部が、前記凹溝が達している前記縁辺部に配置されている前記力骨の外面に結合されていることを特徴とする扉。
  6. 請求項5に記載の扉において、前記凹溝は複数本あり、これらの凹溝同士の間にも前記折り曲げ部が設けられていることを特徴とする扉。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の扉において、前記凹溝が達している前記縁辺部に配置されている前記力骨には、前記凹溝を嵌入させるための切欠部が設けられていることを特徴とする扉。
  8. 請求項7に記載の扉において、前記凹溝は複数本あり、これらの凹溝ごとに前記切欠部が前記力骨に設けられていることを特徴とする扉。
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