JPH1159205A - 逆流防止弁 - Google Patents

逆流防止弁

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JPH1159205A
JPH1159205A JP9230839A JP23083997A JPH1159205A JP H1159205 A JPH1159205 A JP H1159205A JP 9230839 A JP9230839 A JP 9230839A JP 23083997 A JP23083997 A JP 23083997A JP H1159205 A JPH1159205 A JP H1159205A
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valve body
shaft
valve
bearing
opening
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JP9230839A
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Tokumasa Nagasawa
徳昌 長澤
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/04Tank inlets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/04Tank inlets
    • B60K2015/0458Details of the tank inlet
    • B60K2015/0461Details of the tank inlet comprising a filler pipe shutter, e.g. trap, door or flap for fuel inlet

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸部と軸受け部とのラップ代を大きく確保し
て外れ難くする場合にも、構造を複雑にしたり、軸部や
軸受け部を損傷するような虞がなく、しかも両者の嵌合
操作を良好に行うことができる逆流防止弁を実現する。 【解決手段】 バルブボデー10と弁体20とからな
り、バルブボデー10と弁体20とが円中心から変位し
た位置に対に設けられている軸部12および軸受け部2
2の一方をそれぞれ有し、弁体20がバルブボデー10
の内部に軸部12と軸受け部22との嵌合を介して揺動
可能に組み付けられている逆流防止弁5において、前記
軸受け部22の少なくとも一方が、軸部12の外径に対
応した大きさの略筒状で、かつその筒状の軸方向に形成
されたスリット状の開口23を有し、軸部12の外周部
を開口23から内部に差し込んで嵌合可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、給油口と
燃料タンクとを連通しているパイプに内設されて、オイ
ルが給油口側へ逆流するのを防ぐための逆流防止弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の逆流防止弁は、本発明を適用し
た図8に例示する如く、燃料タンク1と給油口側とを連
通するパイプ2に取り付けられて、給油する過程で燃料
がタンク1の方向へ流れるときにだけ開状態となり、通
常状態で閉状態を保ち燃料の逆流を防ぐよう作用する。
構造的には各種の改良がなされており、そのうち簡略化
を図ったものとしては、実公平7−54024号公報等
に開示される如くバルブボデーおよび弁体の2部品にて
構成したものもある。すなわち、この公報記載のものは
略筒状のバルブボデーおよび弁体で構成されている。弁
体には軸部が円中心から変位した位置に対に設けられて
いると共に、バルブボデーには軸部に対応した穴状の軸
受け部が同様に円中心から変位した位置に対に設けられ
ている。そして、この組み付け構造では、弁体をバルブ
ボデーの内部に入れて、弁体の各軸部をバルブボデーの
各軸受け部に嵌合するため、筒状のバルブボデーを上下
方向から押して両軸受け部の間隔を弾性的に拡げた状態
にし、各軸部を軸受け部内に押し入れる。嵌合した時点
で力を抜くと、バルブボデーが弾性復帰し各軸受け部も
元の位置に戻り軸部を抜け止めするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の逆流防止弁では次のような問題があった。
第1に、弁体の各軸部をバルブボデーの各軸受け部に嵌
合する組立作業では、先ず、バルブボデーを上下方向か
ら押して両軸受け部の間隔を弾性的に拡げた状態つまり
バルブボデーの弾性変形を利用して行うことから、組み
付け性が悪く、自ずと組立工数増となっている。また、
このような、バルブボデーの弾性変形を利用する構造で
は、弁体が剛性を有する板状をなしていることから、軸
部を弁体側に設けたり、組み付け易くするため軸受け部
と軸部とのラップ代を大きくできないという制約を内在
している。第2に、この種のバルブボデーは大小様々な
ものがあるが、特に、小型になるほど弾性変形(撓み)
が起き難くなり、自ずと大きな力が必要となる。このよ
うなケースではバルブボデーを撓ませて、両軸受け部の
間隔を拡げた状態で弁体の各軸部を強制的に押し込めな
がら対応する軸受け部に嵌合する際に、軸部が押し力に
より軸受け部の穴上を通過して一度で嵌合できなかった
り、軸部や軸受け部の穴が強制的な押し入れ操作によっ
て潰れて破損することも多い。この対策例としては、軸
部と軸受け部とのラップ代を小さくしたり、軸部の先端
側をテーパーに形成して軸受け部の穴に嵌合し易くする
こともあるが、そのような対策では取り付け強度(外れ
難さ)を充分に満足できないばかりでなく根本的な解決
にはならない。
【0004】本発明は、上記した問題を合理的に解消す
るためになされたものである。その目的は、軸部と軸受
け部とのラップ代を大きく確保して外れ難くする場合に
も、構造を複雑にしたり、軸部や軸受け部を損傷するよ
うな虞がなく、しかも両者の嵌合操作を良好に行うこと
ができる逆流防止弁を提供することにある。更に、他の
目的は以下に説明する内容の中で順次明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め本発明は、図面に例示される如く、略筒状のバルブボ
デー10と弁体20とからなり、バルブボデー10と弁
体20とが円中心から変位した位置に対に設けられてい
る軸部12および軸受け部22の一方をそれぞれ有し、
弁体20がバルブボデー10の内部に軸部12と軸受け
部22との嵌合を介して揺動可能に組み付けられている
逆流防止弁5において、前記軸受け部22の少なくとも
一方が、軸部12の外径に対応した大きさの略筒状で、
かつその筒状の軸方向に形成されたスリット状の開口2
3を有し、軸部12の外周部を開口23から内部に差し
込んで嵌合可能にしたものである。
【0006】この構造によれば、軸部12が軸受け部2
2に対し筒状の軸方向に設けられている開口23を通じ
て(その過程では筒状の軸受け部22が拡径方向に弾性
変形を伴うこともある)差し込められる。したがって、
この発明では、軸部12と軸受け部22とのラップ代を
充分確保したとしてもそのラップ代の大小にかかわら
ず、軸部12が軸受け部22の開口23を通じてほぼ同
程度の押し込み力にて嵌合されることから、バルブボデ
ー側の弾性変形(撓み)を利用した従来構造に対し、バ
ルブボデーが小さな場合にも、大きな力を要せず、軸部
等を損傷することもなく、組み付け性や製造歩留まりな
どを改善することが可能となる。また、軸受け部22は
バルブボデー10であっても弁体20側であってもよ
く、この点から設計の自由度が拡大される。なお、本発
明の構成は、開発過程において、特に、この種の弁体2
0が軸部12と軸受け部22との嵌合を介し自重により
閉じ状態となり、弁体20の揺動範囲が略90度前後に
規制されている点に着目し、軸受け部22に軸方向の開
口23を設けて、そこから軸部12を差し込んで嵌合し
ても、一旦、嵌合すると軸部12の抜けが阻止されるこ
と、これを利用すると従来の問題を簡易に全て解消され
ること、これらを解明し達成されたものである。
【0007】以上の本発明は次の態様がより好ましい。
第1に、対の軸受け部22のうち、一方の軸受け部22
Aは開口23付きの筒状をなし、他方の軸受け部22B
は開口23を有しない筒状をないしている構成である。
この構造は、嵌合状態の不用意な外れをよりなくして信
頼性を付与したものである。弁体20の組み付けにおい
ては、先ず、開口22を有しない軸受け部22Bに対応
する軸部12を嵌合し、その後、軸受け部22Aに対し
対応する軸部12を開口23から差し込んで嵌合操作す
る。前者の嵌合操作では、他方の軸受け部22Aが非嵌
合状態であり、バルブボデー10と弁体20とを相対的
に自由に動かすことができることから、ワンタッチにて
行うことができる。またこの片側嵌合状態から、軸受け
部22Aと軸部12とが開口23を介してワンタッチに
て嵌合操作される。第2に、軸受け部22が弁体20側
に設けられていると共に、開口23が弁体20の閉じ状
態のときに、筒状の上側に位置するよう設けられている
構成である。この構造は、バルブボデー10側の成形金
型が余り複雑にならないようにすることを前提とし、弁
体20側に軸受け部22を設けることにより、弁体20
がバルブボデー10に組み付けられるとき、軸部12に
対し開口23の位置をより自由に一致させることを可能
にし、同時に、弁体20が最も抵抗を受ける閉じ状態の
ときに、軸受け部22の開口23を上向きになるように
して軸部12の抜けをより確実に阻止するようにしたも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な形態を図面
を用いて説明する。この形態説明では、本発明の好適な
例であるから技術的に好ましい種々の限定が付されてい
る。しかし、本発明の範囲は、以下の説明において特に
本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に
限られるものではない。
【0009】図1から図8は本発明形態に係る逆流防止
弁の基本形態を示し、図1は逆流防止弁の分解と組立状
態を、図2は逆流防止弁を正面と背面側から見た状態
を、図3は逆流防止弁の構成部品であるバルブボデー単
品を、図4は逆流防止弁の構成部品である弁体単品を、
図5は逆流防止弁の組み付け構造を、図6は逆流防止弁
のパイプ側への取付構造を、図7と図8は逆流防止弁の
使用状態をそれぞれ示している。なお、図3(a)はバ
ルブボデーの正面図、図3(b)は側面図、図3(c)
は同(a)のA−A線断面図である。図4(a)と
(c)は弁体の各側面図、図4(b)は正面図、図4
(d)は同(a)のB部拡大図である。図5(a)は弁
体側の軸受け部とバルブボデー側の軸部との関係を示す
模式図、図5(b)は軸受け部と軸部とが嵌合した状態
で上から見た模式図である。この形態の逆流防止弁5
は、バルブボデー10の内部に弁体20が一方向に揺動
可能に組み付けており、図7,8に例示される如く給油
する過程で燃料がタンク1の方向へ流れるときにだけ開
状態となり、通常状態で閉状態を保ち燃料の逆流を防ぐ
ものである。
【0010】(各部材構造)バルブボデー10と弁体2
0とは共に樹脂成形品である。このうち、バルブボデー
10は、パイプ2に対応した外径を持つ円状筒部11
と、筒部11の内部に突設された一対の軸部12と、筒
部11の一端側外周に突設された差込規制用のフランジ
部13と、位置決め突起14と、筒部11の外周に設け
られた係合爪部15等を一体に有している。一対の軸部
12は、筒内の前後略中間部にあって、円中心から変位
した上側位置で円弧の両側に台座部16を設けた状態
で、その各台座部16上から水平に突設されていて互い
に対向している。筒内には、この軸部12を基準として
フランジ部13に近い前側と、フランジ部13から離れ
る後側とに弁体20の揺動範囲を規制するストッパー片
部17,18,19が一体に突設されている。ストッパ
ー片部17は軸部12よりも前側に位置し、両台座部1
6の間を連結するように円弧状に形成されている。スト
ッパー片部18は、軸部12よりも後側に位置し、かつ
円中心より下側位置に略円弧状に形成されている。スト
ッパー片部17とストッパー片部18とは、互いの軸方
向の間隔が弁体20の板厚より若干大きく、弁体20が
組み付けられた状態で、弁体20の対応する上下部分2
0a,20bと当接して弁体20の揺動を一方向に規制
する。これに対し、ストッパー片部19は、各台座部1
6の端面から筒後側へ水平に突設されており、図7の如
く弁体20が一方向(開方向)へ回転されて筒部11と
平行になったときに弁体20の上部分20a側と当接
し、その水平状態よりも更に回転しないようにする。
【0011】位置決め突起14は、両軸部12の略中間
に位置したフランジ部13の一部から外周に沿って突設
されている。係合爪部15は、バルブボデー10の外周
両側に設けられて、筒部12に略コ字形のスリット部1
1aを介在して区画されており、矩形片状の一辺だけが
筒部12に連結されている。また、各係合爪部15は、
フランジ部13に向けて次第に径方向の突出量を増大す
る傾斜面15aに形成されており、傾斜面15aを径方
向内側へ押すと筒部11内へ弾性変形し、押し力を解放
すると元の状態に弾性復帰するようになっている。な
お、これら位置決め突起14と係合爪部15は、逆流防
止弁5を取り付けるパイプ2の端部側における取付構造
に対応して設計されている。つまり、パイプ2の端部側
には、図6,7に示す如く端面から切り込まれて位置決
め突起14と係合する位置出し用の凹部4aと、筒部1
1をパイプ2内に押し込んだ際に係合爪部15が圧接し
て抜け止め状態となる膨出部4とが設けられている。位
置出し用の凹部4aはパイプ2の上部側に設けられてい
る。膨出部4は凹部4aを含むパイプ2の端部周囲を断
面略円弧状に形状出しした状態となっている。
【0012】弁体20は、筒部11の内径よりも若干小
さな外径で略円状の板本体21と、板本体21の両上側
から水平に突出した一対の軸受け部22とを一体に有し
ている。板本体21は所定板厚で、前後面に形成された
補強リブ21aにより充分な剛性が付与されている。円
状の両側は、下から上に向かって二段にわたって垂直に
切り欠かれており、バルブボデー10に組み付けた状態
で一段目21bと二段目21cとの間の部分に係合爪部
15が隙間を持つて対向するようになっている。一対の
軸受け部22は、何れも二段目21cの上端に一体化さ
れているが、異形状に設けられている。つまり、一方の
軸受け部22Aは、軸部12を内部に嵌合可能な筒状の
上側部分に設けられ、かつ軸方向に延びたスリット状の
開口23を有しており、この開口23の存在により径方
向の断面が略C形になっている。また、開口23を形成
している軸受け部22Aの端面は、図4(c)の如く穴
22aの内側に対し外側が広くなった傾斜ガイド面24
に形成されている。この傾斜ガイド面24はその内側最
小寸法が軸部12の径よりも小さく、外側最大寸法が軸
部12の径と略同じか、若干大きく形成されている。こ
れに対し、他方の軸受け部22Bは軸部12を内部に嵌
合可能な筒状をなし、開口23を有しない形状になって
いる。なお、前記板本体21の外径は、筒部11側の配
置部の内径に対し約2mm程度小さく、しかもこの値は
軸部12の外径よりも若干小さく設定されている。この
ため、弁体20は、バルブボデー10に軸部12と軸受
け部22との嵌合を介し揺動可能に枢支されて閉じ状態
ないしは全体が筒部11内にある限り、仮に、板本体2
1を下側へ引っ張っても軸受け部22Aが開口23を通
じて軸部12から抜け出るということがなく構造的に外
れないようになっている。
【0013】(組立要領)弁体20をバルブボデー10
に組み付ける場合は、先ず、軸受け部22Bに対応する
軸部12を嵌合し、その後、軸受け部22Aに対応する
軸部12を開口23から差し込んで嵌合操作する。前者
の嵌合操作では、他方の軸受け部22Aが非嵌合状態で
あり、バルブボデー10と弁体20とを相対的に自由に
動かすことができることから、ワンタッチにて行うこと
ができる。また、後者の嵌合操作では、片側嵌合状態か
ら、弁体20を筒部11内の水平方向(開方向)に動か
して、開口23と軸部12とが重なるようにしてから弁
体20を筒部11の軸方向へ押すと、軸部12が傾斜ガ
イド面24に沿って軸受け部22Aの穴22a内に入り
込み、開口23を介してワンタッチにて嵌合操作され
る。このような、弁体20の組み付け操作では、従来の
如くバルブボデー10自体を弾性変形する必要がないこ
とから、逆流防止弁5が小型になっても、また、軸部1
2と軸受け部22とのラップ代を大きく確保して抜け難
くした場合にも、比較的弱い押し力で、迅速に嵌合操作
することができる。そして、組み付けられた状態では、
弁体20がバルブボデー10内で各軸部12と軸受け部
22A,22Bとの嵌合を介して自重にて筒部11内を
閉じるよう垂れ下がって揺動可能に支持されると共に、
弁体20の上部分20aがストッパー片部17と当接
し、弁体20の下部分20bがストッパー片部18と当
接することにより、弁体20の揺動が一方向に(ストッ
パー片部18より前方側へのみ回転されるべく)規制さ
れる。また、弁体20は、図7の如く一方向(開方向)
へ回転されて筒部11と略平行になったときに上部分2
0aがストッパー片19に当接して、その水平状態より
も更に回転しないように規制される。
【0014】(パイプへの取付要領)以上の逆流防止弁
5は、例えば、図8に示す如く燃料タンク1と給油口側
とを連通するパイプ2に取り付けられて、給油する過程
で燃料がタンク1の方向へ流れるときにだけ開状態とな
り、通常状態で閉状態を保ち燃料の逆流を防ぐ一方向弁
として機能する。この場合、タンク1は上記したように
筒状の導入口1aを一体に有し、この導入口1aに対し
車体側に設けられた給油口に連結したパイプ2およびゴ
ムチューブ3を介して接続される。パイプ2の対応端部
には位置出し用凹部4aと膨出部4が設けられ、そこに
逆流防止弁5が取り付けられる。この取り付け作業で
は、逆流防止弁5が図6に示す如く凹部4aに位置決め
突起14を対向させて、筒部11をパイプ2の膨出部4
側へ押し込め操作する。この押し込め過程では、係合爪
部15がパイプ2の端部ないしは膨出部4の端部に当た
る。更に押し込めると、その係合爪部15はスリット部
11aを介して筒部11内に弾性的に押し入れられ、そ
れに伴って筒部11がフランジ部13で規制されるまで
膨出部4側へ移動される。係合爪部15は完全に膨出部
4内に入り込んだとき、その弾性復元力にて当初の状態
になり、膨出部4の内面に圧接して抜け止め状態とな
る。このように、この形態では、係合爪部15に対しス
リット部11aを介在して弾性および復元力が構造的に
付与したことから、パイプ2の端部ないしは膨出部4の
端部が大きく変心(円形から非円形に変位している意
味)している場合や、係合爪部15の突出量を大きくし
て抜け止め力を増大したい場合に、弾性力によって膨出
部4内への押し込みを容易にし、取付作業性を改善する
ことができる。
【0015】なお、本発明は上記した形態に何ら限定さ
れることなく、適用されるパイプ2の径、液体圧、バル
ブボデー10や弁体20の大きさや剛性等、使用される
具体的な仕様に応じて、種々変更することができるもの
である。また、上記した形態では、軸部12をバルブボ
デー10側に、軸受け部22(22A,22B)を弁体
20側に設けた例を挙げたが、軸部12を弁体20側に
設けると共に軸受け部22(22A,22B)をバルブ
ボデー10側に設けることも可能である。更に、対の軸
受け部22としては、軸受け部22A側だけに開口23
を持つ構造を挙げたが、軸受け部22Bも軸受け部22
Aと同様に開口23付きで、径方向の断面が略C形状の
筒状に形成してもよいものである。また、上記した形態
では、逆流防止弁5の用途として自動車の燃料タンク系
のパイプ2に使用する例を挙げたが、これに限られない
ことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の逆流防止
弁によれば、弁体がバルブボデーに対し軸部と軸受け部
との嵌合により揺動可能に組み付けられる構造におい
て、軸部と軸受け部とのラップ代を充分確保したとして
も、軸部が軸受け部の開口を通じてほぼ同程度の差し込
み力にて嵌合される。したがって、バルブボデー側の弾
性変形(撓み)を利用した従来構造に対し、バルブボデ
ーが小さな場合にも、大きな力を要せず、軸部等を損傷
することもなく、組み付け性が良好となり、製造歩留も
向上することができ、軸受け部をバルブボデーや弁体の
何れの側に設けてもよいことから設計の自由度を拡大す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明形態に係る逆流防止弁の分解と組立状態
を示す斜視図である。
【図2】前記逆流防止弁を正面と背面側から見た図であ
る。
【図3】前記逆流防止弁の構成部品であるバルブボデー
を示す図である。
【図4】前記逆流防止弁の構成部品である弁体を示す図
である。
【図5】前記逆流防止弁の組み付け構造を示す模式図で
ある。
【図6】前記逆流防止弁のパイプ側への取付構造を示す
図である。
【図7】前記逆流防止弁の使用状態を示す断面図であ
る。
【図8】本発明に係る逆流防止弁の用途例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 パイプ 3 ゴムチューブ 5 逆流防止弁 10 バルブボデー 11 筒部 11a スリット部 12 軸部 13 フランジ部 15 係合爪部 15a 傾斜面 20 弁体 21 板本体 22 軸受け部(22A,22Bも軸受け部) 23 開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略筒状のバルブボデーと弁体とからな
    り、前記バルブボデーと前記弁体とが円中心から変位し
    た位置に対に設けられている軸部および軸受け部の一方
    をそれぞれ有し、前記弁体が前記バルブボデー内に前記
    軸部と前記軸受け部との嵌合を介して揺動可能に組み付
    けられている逆流防止弁において、 前記軸受け部の少なくとも一方が、前記軸部の外径に対
    応した大きさの略筒状で、かつその筒状の軸方向に形成
    されたスリット状の開口を有し、 前記軸部の外周部を前記開口から内部に差し込んで嵌合
    可能したことを特徴とする逆流防止弁。
  2. 【請求項2】 前記対の軸受け部のうち、一方の軸受け
    部が前記開口付きの筒状をなし、他方の軸受け部が前記
    開口を有しない筒状をないしている請求項1に記載の逆
    流防止弁。
  3. 【請求項3】 前記軸受け部が前記弁体側に設けられて
    いると共に、前記開口が前記弁体の閉じ状態のときに、
    筒状の上側に位置するよう設けられている請求項1又は
    2に記載の逆流防止弁。
JP9230839A 1997-08-27 1997-08-27 逆流防止弁 Pending JPH1159205A (ja)

Priority Applications (2)

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