JPH05187431A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JPH05187431A
JPH05187431A JP318592A JP318592A JPH05187431A JP H05187431 A JPH05187431 A JP H05187431A JP 318592 A JP318592 A JP 318592A JP 318592 A JP318592 A JP 318592A JP H05187431 A JPH05187431 A JP H05187431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
hole
cut
rack
small diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP318592A
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English (en)
Inventor
Harunobu Ichise
市瀬晴信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来公知の光学機器では回動軸(例えば揺動
軸)を軸受部に支持させる場合はスラスト方向及びラジ
アル方向のガタをなくすために該軸をバネ等で付勢して
いた。しかし、このような構造では、バネ等が必要であ
るため、部品数が多くなるばかりでなく組み立て工数も
多くなり、また、組み立ても面倒になるという欠点があ
った。本発明の目的は、このような欠点を排除した軸状
部材支持構造を有した光学機器を提供することである。 【構成】本発明では、軸状部材のDカット部を軸受孔の
切欠き部を通して軸受孔にはめた後、90°回すことに
よって該軸受部材の2ケ所の軸受孔間に該軸状部材が挟
み込まれることによってチャージ状態となり、該軸状部
材と該軸受孔との間のガタをなくすようにした。 【効果】 本発明の構造によれば、バネを用いなくとも
軸をガタなく支持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラや観測機器等の光
学機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知の光学機器において、回動可能
に軸状部材を支持する場合、スラスト及びラジアルの両
方向の嵌合ガタを少なくするためにバネ部材により該軸
状部材をスラスト方向及びラジアル方向に付勢する必要
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来構造で
は、該バネ部材を必要とするため、光学機器の部品点数
が増加するばかりでなく組み立て工数も増え、また、組
み立てに際して面倒な作業が増える、という欠点があっ
た。
【0004】本発明の目的は、前述した従来構造の欠点
を有しない軸状部材支持構造を有した光学機器を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、軸状部材の
Dカット部を軸受孔の切欠き部を通して軸受孔にはめた
後、90°回すことによって該軸受部材の2ヶ所の軸受
孔間に該軸状部材が挾み込まれることによってチャージ
状態となり、該軸状部材と該軸受孔との間のガタをなく
すようにした。
【0006】また、該軸状部材と該軸受部材のどちらか
に突部を設け、くさび効果によりスラスト及びラジアル
の両方向のガタをとるようにした。
【0007】
【実施例】以下に図を参照しつつ本発明の実施例につい
て説明する。
【0008】図1において、1は軸状部材を有している
ラックを示している。1aはラック1の先端に形成され
た半球部で、軸受部材である連結板2の前方の軸受板2
fの軸受孔2dへ入り込んで支持されている。1cはラ
ック1の後半部分の小径部で、その外周面にはDカット
1c’が形成され、該小径部1cの外周面には一対のく
さび形の突部1g及び1g’が設けられている。該小径
部1cは連結板2の後方の軸受板2gの軸受孔2eの円
形部に嵌合され、該突部1g及び1g’は後方軸受板2
gの前方面に当接して該軸受孔2eにくさび形に接触し
ている。
【0009】連結板2の鉛直部2iには、該連結板をレ
ンズ保持枠4へ固定するためのネジ挿入孔2bと、該連
結板をレンズ保持枠4へ固定する時のガイドピン挿入孔
2a及びU形溝2cと、が設けられている。
【0010】軸受孔2eはカギ穴形の切欠き溝付き孔で
あり、切欠き溝2hが形成されている。
【0011】図1(D)はラック1の小径部1cの径方
向寸法と軸受孔2e及び切欠き溝2hの寸法を示したも
のであり、Dカット面1c’からの径方向寸法W’と切
欠き溝2hの寸法WとはW’ Wの関係にあり、また、
軸受孔2eとの半径と小径部1cの半径rとはほぼ等し
く且つ、W<2rとなっている。ラック1を連結板2に
取付ける(すなわち、小径部1cを軸受け孔2eに嵌合
させる)時には、図1(D)の実線のようにラックのD
カット面1c’を切欠き溝2hの側壁面に摺接させつつ
ラック1の小径部1cを軸受孔2eの中に押し入れた
後、該小径部1cをそれ自身の軸線を中心として90°
回転させるとラックのDカット面1cが水平となって該
小径部1cは図1(D)の二点鎖線に示すように軸受孔
2e内におさまり、これ以後は該小径部1cが90°回
転しないかぎり、該軸受孔2eから抜けることはない。
【0012】また、小径部1cが軸受孔2e内に納まっ
た時には図1(C)に示すようにラック1の先端の半球
部1aが軸受孔2dの縁部により軸方向に押されるの
で、ラック1の突部1g及び1g’は軸受孔2eの縁部
に押しつけられ、該突部1g及び1g’の後部傾斜面が
くさび状に軸受孔2eの縁部の傾斜面に押しつけられ
る。従って、ラック1の小径部1cに働くこの軸方向力
により突部1g及び1g’には軸受板2gから半径方向
内向きの反力が働くことになり、その結果、ラック1は
軸方向及び半径方向内向きに力が加わった状態でしっか
りと保持されることになる。すなわち、本発明の構成に
よればバネ等の力によらずスラスト及びラジアル方向の
ガタを生じないようにラック1を保持されることにな
る。
【0013】図4は、図1に示したラック1及び連結板
2を用いて構成されたレンズ駆動装置の斜視図である。
図2において、7はモータ、8はモータ7により回転さ
れる送りねじ、4はレンズ保持枠、4aはレンズ、6は
ガイドバー、2は連結板、5は図1の孔2bに挿入され
る十字ネジ、である。
【0014】図5は図4に示したレンズ保持枠4と連結
板2とを一体化させた構造のレンズ保持枠4’にラック
1を直接に取付けるようにしたものであり、4a及び4
bは図1の軸受板2f及び2gにそれぞれ該当する軸受
板である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、連結板とラック部
材及びレンズ保持枠と連結板とが一体に成っている場合
も含め、本発明によれば、基本低構成部品のみで別にチ
ャージバネなどを用いることなくラック部材との間でチ
ャージ状態と成り、スラスト及びラジアル方向のガタを
押さえ込むことが出来る構造の光学機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明を適用した構造の第一実施例
の光学機器における要部の斜視図。(B)は、図1に示
した構造のうちの要部の組立状態の側面図。(C)は、
図1(B)の平面図。(D)は、図1(B)及び図1
(C)に示した部分の相対的関係を説明するための図。
【図2】図1(A)に示した構造の組立てた状態を示す
斜視図。
【図3】図1(A)に示した構造の組立てた状態を示す
斜視図。
【図4】図1に示した構造を有するレンズ駆動装置の斜
視図。
【図5】本発明の一部変形実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ラック 1a…半球部 2…連結板 2f,2g…軸受板 1c’…Dカット面 1c…小径部 2d,2e…軸受孔 2h…切欠き溝 1g.1g’…突部 7…モータ 8…送りねじ 6…ガイドバー 4…レンズ保持枠 4a…レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの軸受孔を有するととも
    に該軸受孔の一つが切欠き孔として構成されている軸受
    部材と、該切欠き孔に挿入されるDカット部を一端側の
    外周面に有した軸状部材と、を有し、該軸状部材が該軸
    受部材に回動自在に支持されるように構成された光学機
    器。
  2. 【請求項2】 該軸状部材の該Dカット部の近傍に突部
    が設けられていることを特徴とする請求項1の光学機
    器。
JP318592A 1992-01-10 1992-01-10 光学機器 Pending JPH05187431A (ja)

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JP318592A JPH05187431A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 光学機器

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JP318592A JPH05187431A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 光学機器

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ID=11550343

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JP (1) JPH05187431A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159205A (ja) * 1997-08-27 1999-03-02 Nifco Inc 逆流防止弁
JP2003148446A (ja) * 2001-11-07 2003-05-21 Canon Inc ヒンジ機構及びそれを用いた画像形成装置
CN104251291A (zh) * 2013-06-26 2014-12-31 株式会社椿本链条 链条张紧装置

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