JPH10186202A - レンズアダプター取付装置 - Google Patents

レンズアダプター取付装置

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Publication number
JPH10186202A
JPH10186202A JP8355442A JP35544296A JPH10186202A JP H10186202 A JPH10186202 A JP H10186202A JP 8355442 A JP8355442 A JP 8355442A JP 35544296 A JP35544296 A JP 35544296A JP H10186202 A JPH10186202 A JP H10186202A
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JP
Japan
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lens
adapter
adapter mounting
lenses
types
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JP8355442A
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Inventor
Koichi Yoshikawa
功一 吉川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの先端の外周に形成されているアダプ
ター取付用溝のレンズ先端面からの距離や溝幅が異なる
複数種類のレンズに対するレンズアダプターの互換性を
とること。 【解決手段】 複数種類の撮像レンズ2、3のレンズ先
端面2b、3bからの距離L1 、L2 や溝幅W1 、W2
が異なる複数のアダプター取付用溝7、8に選択的に係
合される複数の係合子37、38を共用仕様のレンズア
ダプターである手振れ補正装置21に取り付けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビデオカ
メラに適用するのに最適なレンズアダプター取付装置の
技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図13〜図16に示すよう
に、ビデオカメラ1では、レンズの一例であるメーカが
異なる複数種類の撮像レンズ2、3をレンズマウント4
を介して交換可能に取り付けることができる。そして、
これらの撮像レンズ2、3の先端2a、3aの外周には
レンズアダプターの一例であるレンズフード5、6等を
光軸F方向から脱着可能に取り付けることができる。そ
して、この種レンズフード5、6の取付構造としては、
通常、撮像レンズ2、3の先端2a、3aの外周に断面
形状が台形状の溝であるアダプター取付用溝7、8を環
状(但し、光軸Fに直交する状態)に形成し、ローレッ
ト目加工を施したつまみ9a付の押ネジであるロックネ
ジ9をレンズフード5、6等のレンズ取付用円筒部5
a、6aに形成した雌ネジ穴10内に光軸Fに直交する
方向から捩じ込んで取り付け、そのロックネジ9の先端
で円弧状及びベルト状の係合部材11を側面から押圧し
て、この係合部材11をアダプター取付用溝7、8内に
係合させるようにしている。
【0003】また、レンズメーカによっては、図14に
示すように、撮像レンズ3の外周の一部にアダプター位
置決め部であるアダプター位置決め用凹部12を形成
し、レンズフード6のレンズ取付用円筒部6aの外周の
一部に係合片13を加締めピン14によって固着し、そ
の係合片13をアダプター位置決め用凹部12内に係合
させることによって、レンズフード6の周方向の位置決
め、即ち、回り止めを行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来はレンズ
メーカによってレンズフード5、6の取付構造が異なる
ために、例え、撮像レンズ2、3の先端2a、3aの直
径(外径)D1 、D2 が同じであっても、レンズフード
5、6の互換性が全くなかった。即ち、図13に示す、
C社製の撮像レンズ2の場合は、アダプター取付用溝7
の溝幅W1 が小さく、しかも、レンズ先端面2bからア
ダプター取付用溝7までの距離L1 が小さく設定されて
いた。また、図14に示す、F社製の撮像レンズ3の場
合は、アダプター取付用溝8の溝幅W2 が大きく、しか
も、レンズ先端面3bからアダプター取付用溝8までの
距離L2 が大きく設定されていた。D1 =D2 、W1
2、L1 <L2
【0005】従って、レンズフード5、6の押ネジ9及
び係合部材11の取付装置や幅等が2種類の撮像レンズ
2、3のアダプター取付用溝7、8のそれと一致しない
ために、これらの撮像レンズ2、3に対するレンズフー
ド5、6の互換性をとることが全くできなかった。ま
た、C社製の撮像レンズ2の外周にはそのアダプター位
置決め用凹部12が形成されていないので、F社製のレ
ンズフード6をその撮像レンズ2の先端2aの外周に取
り付けようとした場合には、係合片13の先端がその撮
像レンズ2の外周の段差2c等に突っかえてしまい、レ
ンズフード6を撮像レンズ2の先端2aの外周に挿入す
ることができなくなる等の不都合もあった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、レンズの先端の外周に形成されて
いるアダプター取付用溝のレンズ先端面からの距離や溝
幅が異なる複数種類のレンズに対するレンズアダプター
の互換性をとることができるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のレンズアダプター取付装置は、複数種類の
レンズのレンズ先端面からの距離や溝幅が異なる複数の
アダプター取付用溝に選択的に係合される複数の係合子
をレンズアダプターに取り付けたものである。
【0008】上記のように構成された本発明のレンズア
ダプター取付装置は、レンズアダプターを異なった種類
のレンズの先端に取り付けた時、レンズ先端面からの距
離や溝幅が異なる複数のアダプター取付用溝に複数の係
合子を選択的に係合させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をビデオカメラに適
用したレンズアダプター取付装置の実施の形態を図1〜
図12を参照して説明する。なお、図13〜図16と同
一構造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0010】「第1の実施形態」まず、図1〜図8によ
って、第1の実施形態を説明する。即ち、図4〜図8に
示すように、レンズアダプターの一例として、ここで
は、ビデオ撮影時の手振れを光学的に補正する手振れ補
正装置21が使用されていて、この手振れ補正装置21
の背面のほぼ中央部には円筒状に形成されたレンズ取付
用円筒部21aが形成されている。なお、このレンズ取
付用円筒部21aの内径D0 は2種類の撮像レンズ2、
3の先端2a、3aの直径D1 、D2 とほぼ等しく構成
されている。そして、このレンズ取付用円筒部21の外
周の一部に円弧状の基台22が固着されている。この
際、図3に示すように、一対の止ネジ23が基台22の
円弧方向の両端近傍位置に形成されている一対のネジ挿
入穴24に挿入されて、レンズ取付用円筒部21aに形
成されている一対の雌ネジ穴25捩じ込まれて締め付け
られることによって、基台22がレンズ取付用円筒部2
1aの外周に固着されている。そして、ローレット目加
工が施されているつまみ26a付の押ネジであるロック
ネジ26が基台22の円弧方向の中央近傍位置に形成さ
れている雌ネジ穴27内に光軸Fに対して直交する矢印
a、b方向に出入り自在に捩じ込まれていて、レンズ取
付用円筒部21aにはそのロックネジ26に対向された
ロックネジ挿入穴28が形成されている。なお、基台2
2の外側でロックネジ26の外周にはワッシャ29が挿
入されている。
【0011】そして、図1及び図3に示すように、レン
ズ取付用円筒部21aの内周には基台22に沿って円弧
状凹部31が形成されていて、この円弧状凹部31内に
ポリアセタール樹脂等によって成形された円弧板状の係
合部材32が遊びを有する状態に取り付けられている。
つまり、一対の止ネジ33が係合部材32の円弧方向の
両端近傍位置に形成されている一対のネジ挿入穴34に
挿入されて、レンズ取付用円筒部21aに形成されてい
る一対の雌ネジ穴35に捩じ込まれて締め付けられるこ
とによって、係合部材32が円弧状凹部31内に取り付
けられている。そして、一対の止ネジ33に対して一対
のネジ挿入穴34が、いわゆるバカ穴に構成されている
ことから、その係合部材32は円弧状凹部31内で遊び
(いわゆるガタツキ)を有する状態に取り付けられてい
る。そして、この係合部材32の外周に接着や加締め等
によって金属製等のネジ受け36が固着されていて、こ
のネジ受け36の外周のほぼ中央部にはロックネジ26
の円錐状の先端26bを受ける円錐状凹部36aが形成
されている。そして、そのロックネジ26の先端26b
を中心にして係合部材32が矢印c、d方向にシーソ状
に揺動できるように構成されている。
【0012】そして、この係合部材32の内周には光軸
F方向の間隔を隔てて一対の係合子37、38がリブ状
に一体成形されている。この際、2種類の撮像レンズ
2、3のレンズ先端面2b、3bに対するレンズ取付用
円筒部21aの光軸F方向からの突当て部21bを基準
として、これら両係合子37、38は2つのアダプター
取付用溝7、8とにそれぞれ対向する距離L11、L12
設定されている。そして、一方の係合子37には断面形
状が台形状に形成されている一方のアダプター取付用溝
7の両側テーパ面7aに対向された両側テーパ面37a
が形成されていて、他方の係合子38には断面形状が台
形状に形成されている他方のアダプター取付用溝8の片
側テーパ面8aに対向された片側テーパ面38aが形成
されている。なお、この係合部材32のレンズに対する
挿入方向側の端部の内側には逃げ用テーパ面39が形成
されている。
【0013】次に、図2及び図3に示すように、基台2
2の一端にはポリアセタール樹脂等によって成形された
位置決め部材41が回転自在に取り付けられている。こ
の位置決め部材41はほぼL型の回転レバーに構成され
ていて、その基部41aが基台22に形成された切欠き
42内に挿入されて、その切欠き42を挿通するように
基台22に取り付けられた光軸Fと直交する支点ピン4
3の周りに矢印e、f方向に回転自在に取り付けられて
いる。なお、支点ピン43は基台22に取り付けられた
押ネジ44によって固定されている。そして、この位置
決め部材41の取付け箇所において、基台22の内周に
凹部45が形成されていて、その凹部45内に止ネジ4
6によって固着された付勢手段である板バネ47の先端
が位置決め部材41の基部41aに押圧されて、位置決
め部材47が矢印e方向に回転付勢されている。
【0014】この際、位置決め部材41の基部41aに
おける板バネ押圧側とは反対側の側面には支点ピン43
に対する偏心円48が形成されていて、この位置決め部
材41が図2の(B)に示す位置まで矢印c方向に回転
された時に、その偏心円48が切欠き42の端面42a
に当接して、位置決め部材41をその位置で停止させる
ように構成されている。但し、この位置決め部材41は
板バネ47に抗して矢印d方向へは自由に回転して逃げ
ることができるように構成されている。そして、この位
置決め部材41の先端41bには、この位置決め部材4
1を矢印d方向に回転して逃がすための逃げ用アール4
9や面取りが形成されている。
【0015】以上のように構成されたこのレンズアダプ
ター取付装置によれば、レンズアダプターである手振れ
補正装置21がレンズメーカの異なる2種類の撮像レン
ズ2、3に対して共用仕様に構成されていて、この手振
れ補正装置21は、図4〜図8に示すように、2種類の
撮像レンズ2、3の何れにも光軸F方向から同じように
脱着することができる。即ち、図4及び図7は、この手
振れ補正装置21をC社製の撮像レンズ2の先端2aの
外周に取り付けた状態を示したものであり、この場合、
手振れ補正装置21は、図1の(A)及び図2の(A)
に示すように取り付けられる。
【0016】この際には、ロックネジ26を矢印b方向
に十分に緩めた状態で、手振れ補正装置21のレンズ取
付用円筒部21aを撮像レンズ2の先端2aの外周に矢
印g方向から挿入して、その突当て部21bをレンズ先
端面2b等に突き当てる。すると、ロックネジ26が緩
められていることから、係合部材32が円弧状凹部31
内で自由に遊ぶことができ、しかも、その係合部材32
の端部の内周には逃げ用テーパ面39や面取りが形成さ
れていることから、この係合部材32はレンズ取付用円
筒部21aと一緒に撮像レンズ2の先端2aの外周にス
ムーズに挿入される。また、この際、位置決め部材41
もレンズ取付用円筒部21aと一緒に撮像レンズ2の先
端2aの外周に矢印g方向から挿入されるが、この位置
決め部材41はその先端41bの逃げ用アール49や面
取りによってこの撮像レンズ2の外周の段部2c等をス
ムーズに乗り越えるように、板バネ47に抗して矢印f
方向に自由に回転して逃げながら挿入されることになる
ので、この撮像レンズ2に対する手振れ補正装置21の
矢印g方向からの挿入時に、位置決め部材41が全く障
害にならず、その挿入操作をスムーズに行える。
【0017】そして、図1の(A)に示すように、この
挿入後に、ロックネジ26を矢印a方向に締め込むと、
係合部材32の他方の係合子38が撮像レンズ2の外周
で、アダプター取付用溝2から離れた無溝位置に当接さ
れ、その他方の係合子38を支点にしてこの係合部材3
2が矢印c方向にシーソ状に回転して、一方の係合子3
7がその撮像レンズ2の外周のアダプター取付用溝7内
に係合される。そして、その一方の係合子37の両側テ
ーパ面37aがアダプター取付用溝7の両側テーパ面7
aにクサビ作用によって圧着される。従って、この時点
で、撮像レンズ2に対する手振れ補正装置21の矢印h
方向の脱落が防止されると共に、光軸F方向のガタツキ
も皆無となり、手振れ補正装置21を撮像レンズ2に安
定して固定することができる。
【0018】なお、このC社製の撮像レンズ2には、F
社製の撮像レンズ3のようなアダプター位置決め用凹部
12が形成されていない。従って、撮像レンズ2に対す
る手振れ補正装置21の周方向に対する位置決めは、図
7に示すように、撮像レンズ2の外周に表示されている
周方向位置決め用マーキング51に手振れ補正装置21
のレンズ取付用円筒部21aの外周に表示されている周
方向位置決め用マーキング52を合せた状態で、ロック
ネジ26を締め付けることになる。
【0019】次に、図6及び図8は、この手振れ補正装
置21をF社製の撮像レンズ3の先端3aの外周に取り
付けた状態を示したものであり、この場合は、手振れ補
正装置21は、図1の(B)及び図2の(B)に示すよ
うに取り付けられる。即ち、前述同様に、ロックネジ2
6を矢印b方向に緩めた状態で、手振れ補正装置21の
レンズ取付用円筒部21aを撮像レンズ3の先端3aの
外周に矢印g方向から挿入して、その突当て部21bを
レンズ先端面3b等に突き当てる。すると、前述同様
に、係合部材32及び位置決め部材41がレンズ取付用
円筒部21aと一緒に撮像レンズ3の先端3aの外周に
スムーズに挿入される。
【0020】そして、このF社製の撮像レンズ3に対し
ては、図2の(B)に示すように、位置決め部材41の
先端41bをアダプター位置決め部であるアダプター位
置決め用凹部12内に矢印g方向からスムーズに係合し
て、この位置決め用部材41によって撮像レンズ3の周
方向に対する手振れ補正装置21の位置決めを機械的
に、かつ、自動的に行うことができる。そして、この挿
入後に、ロックネジ26を矢印a方向に締め込むと、今
度は、係合部材32の一方の係合子37が撮像レンズ2
の外周で、アダプター取付用溝8から離れた無溝位置に
当接され、その一方の係合子37を支点にしてこの係合
部材32が矢印d方向に回転して、他方の係合子38が
その撮像レンズ3の外周のアダプター取付用溝8内に係
合される。そして、その他方の係合子38の片側テーパ
面38aがアダプター取付用溝8のレンズ先端面3b側
の片側テーパ面8aにクサビ作用によって圧着される。
従って、この時点で、撮像レンズ3に対する手振れ補正
装置21の矢印h方向の脱落が防止されると共に、光軸
F方向のガタツキも皆無となり、かつ、この手振れ補正
装置21を撮像レンズ3の周方向においても正しく位置
決めした状態で、安定して固定することができる。
【0021】なお、ロックネジ26を矢印b方向に緩め
れば、何れの撮像レンズ2、3に対しても手振れ補正装
置21を矢印h方向に容易に取り外すことができる。そ
して、係合部材32及び位置決め部材41がポリアセタ
ール樹脂等で成形されていることから、撮像レンズ2、
3に対する手振れ補正装置21の脱着時に、これら係合
部材32や位置決め部材41によって撮像レンズ2、3
の外周にすり傷等を発生することがない。また、特に、
係合部材32や位置決め部材41をレンズ取付用円筒部
21aの内周の円弧状凹部31や基台22の切欠き42
内に収容した構成は非常にコンパクトであり、レンズア
ダプター取付装置の大口径化を防止している。
【0022】「第2の実施形態」次に、図9及び図10
によって、レンズアダプター取付装置の第2の実施形態
を説明する。即ち、この場合は、1つの係合子54を2
種類の撮像レンズ2、3のアダプター取付用溝7、8に
選択的に係合させるように構成したものである。そし
て、手振れ補正装置21のレンズ取付用円筒部21a及
び基台22を貫通するラセン状やクランク状、或いはL
型のスライド用溝55を形成し、このスライド用溝55
内に沿って光軸F方向である矢印i、j方向にラセン状
やクランク状或いはL型にスライド可能なスライド部材
を取り付け、そのスライド部材56に形成した雌ネジ穴
57内にロックネジ26を光軸Fに対して直交する矢印
a、b方向から出入り自在に捩じ込んで取り付け、その
スライド部材56の内側端に雌ネジ穴57と同一軸心状
に形成した係合子保持穴58内に係合子54を矢印a、
b方向に出入り自在に保持させたものであり、この係合
子54の先端の両側には両側テーパ面54aを形成して
いる。
【0023】従って、この場合は、図10の(A)
(B)に示すように、2種類の撮像レンズ2、3の先端
2a、3aの外周に手振れ補正装置21をレンズ取付用
円筒部21aによって選択的に矢印g方向から挿入して
取り付けた時、スライド部材56をスライド用溝55内
で光軸F方向に矢印i、j方向にスライド調整して、係
合子54を2つのアダプター取付用溝7、8の位置に選
択的に合せる。そして、そのそれぞれの位置にてロック
ネジ26を矢印a方向に捩じ込んで締め付けることによ
って、1つの係合子54を2つのアダプター取付用溝
7、8内に光軸Fに対して直交する矢印a方向から選択
的に係合させて、前述同様に、その両側テーパ面54a
の両方や片方を両側テーパ面7aや片側テーパ面8aに
クサビ作用によって圧着するようにして、手振れ補正装
置21を2つの撮像レンズ2、3に選択的に、かつ、安
定して取り付けることができる。
【0024】「第3の実施形態」次に、図11及び図1
2によって、レンズアダプター取付装置の第3の実施形
態を説明する。即ち、この場合は、2種類の撮像レンズ
2、3の2つのアダプター取付用溝7、8の溝幅W1
2 に見合った断面形状を有する2つの係合子61、6
2を独立して使用するようにしたものである。そして、
手振れ補正装置21のレンズ取付用円筒部21aの外周
に固着されている基台22の光軸F方向で、2つの撮像
レンズ2、3の2つのアダプター取付用溝7、8の中心
と対向する2箇所に2つの雌ネジ穴63、64を周方向
に間隔を隔てて形成し、ローレット目加工が施されたつ
まみ65a、66a付の2つのロックネジ65、66を
2つの雌ネジ穴63、64内に光軸Fと直交する矢印
a、b方向に出入り自在に捩じ込んで取り付け、レンズ
取付用円筒部21aに、2つの雌ネジ穴63、64と同
一軸心状に形成された2つの係合子接続穴67、68内
に2つの係合子61、62をそれぞれ独立して矢印a、
b方向に出入り自在に保持させたものであり、これら2
つの係合子61、62の両側にはそれぞれ両側テーパ面
61a、62aが形成されている。
【0025】従って、この場合は、図12の(A)
(B)に示すように、2種類の撮像レンズ2、3の先端
2a、3aの外周に手振れ補正装置21をレンズ取付用
円筒部21aによって選択的に矢印g方向から挿入して
取り付けた時、2つのロックネジ65、66を選択的に
矢印a方向から捩じ込んで締め付けることによって、2
つの係合子61、62を2つのアダプター取付用溝7、
8内に光軸Fに対して直交する矢印a方向から選択的に
係合させて、その2つの係合子65、66の両側テーパ
面65a、66aを2つのアダプター取付用溝7、8の
両側テーパ面7a、8aにクサビ作用によってガタツキ
の全くない状態に選択的に圧着するようにして、手振れ
補正装置21を2つの撮像レンズ2、3に選択的に取り
付けることができる。その際、2つの係合子65、66
の両側テーパ面65a、66aが2つのアダプター取付
用溝7、8の両側テーパ面7a、8aの溝幅W1 、W2
と見合った断面形状を有しているので、手振れ補正装置
21を2つの撮像レンズ2、3にガタツキの全くないよ
うに安定して取り付けることができる。
【0026】以上、本発明の実施の形態に付いて説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、本発明はビデオカメラ以外の各種の光学
機器のレンズアダプター取付装置に適用可能であり、ま
た、レンズアダプターも手振れ補正装置やレンズフード
その他の各種の部材、機構、装置をアダプターとして使
用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のレンズ
アダプター取付装置は、次のような効果を奏する。
【0028】請求項1及び請求項2は、レンズアダプタ
ーを異なった種類のレンズの先端に取り付けた時、レン
ズ先端面からの距離や溝幅が異なる複数のアダプター取
付用溝に複数の係合子を選択的に係合させることができ
るようにしたので、複数種類のレンズに対するレンズア
ダプターの互換性をとることができ、共用仕様のレンズ
アダプターを実現することができる。従って、レンズメ
ーカ毎に異種のレンズアダプターを設定する必要がな
く、レンズアダプターの共用仕様化による低コスト化を
図ることができる上に、レンズアダプターの共用仕様化
によるレンズに対する脱着操作も1つとなり、その脱着
操作を容易に行うことができる。
【0029】請求項3は、複数の係合子を1つの係合部
材に設けたので、部品点数及び組立工数の削減による低
コスト化を図ることができる。
【0030】請求項4は、複数の係合子を独立させたの
で、これら複数の係合子を複数のアダプター取付用溝の
形状にそれぞれ対向させることが可能で、複数種類のレ
ンズに対するレンズアダプターの取り付けをそれぞれ安
定して行うことができる。
【0031】請求項5は、複数の係合子を複数のアダプ
ター取付用溝内に選択的に係合させて調整するロックネ
ジを1つで構成したので、複数種類のレンズに対するレ
ンズアダプターの取り付け操作を簡単に行うことができ
る。
【0032】請求項6は、複数のアダプター取付用溝に
選択的に係合される1つの係合子をレンズアダプターの
光軸方向に移動自在に取り付けたので、部品点数及び組
立工数の削減による低コスト化を図ることができると共
に、その係合子の移動範囲内に配置される数多くのアダ
プター取付用溝に1つの係合子を選択的に係合すること
が可能であり、汎用性が非常に高い。
【0033】請求項7は、手振れ補正装置をビデオカメ
ラのレンズメーカが異なる複数種類の撮像レンズに選択
的に取り付けることができるので、特に、放送、業務用
のビデオカメラに最適であり、この手振れ補正装置の共
用仕様化により、複数メーカの撮像レンズを用いて高画
質のビデオ撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をビデオカメラのレンズアダプター取付
装置に適用した第1の実施形態におけるC社製及びF社
製の撮像レンズに対する係合部材の係合状況を説明する
図3のA−A矢視での要部の一部切欠き側面図である。
【図2】同上の第1の実施形態におけるC社製及びF社
製の撮像レンズに対する位置決め部材による位置決め状
況を説明する図3のB−B矢視での要部の一部切欠き側
面図である。
【図3】同上の第1の実施形態における係合部材及び位
置決め部材を説明する断面図である。
【図4】C社製の撮像レンズのアダプター取付用溝の位
置と、それに手振れ補正装置を取り付けた時の状況を説
明する一部切欠き側面図である。
【図5】手振れ補正装置の背面図である。
【図6】F社製の撮像レンズのアダプター取付用溝の位
置と、それに手振れ補正装置を取り付けた時の状況を説
明する一部切欠き側面図である。
【図7】手振れ補正装置をC社製の撮像レンズに取り付
けた時の位置合せを説明する平面図である。
【図8】手振れ補正装置をF社製の撮像レンズに取り付
けた時の位置決め部材による位置決めを説明する平面図
である。
【図9】本発明のレンズアダプター取付装置の第2の実
施形態の概要を説明する一部切欠き側面図である。
【図10】同上の第2の実施形態におけるC社製及びF
社製の撮像レンズに対する係合子の係合状況を説明する
要部の一部切欠き側面図である。
【図11】本発明のレンズアダプター取付装置の第3の
実施形態を説明する一部切欠き側面図である。
【図12】同上の第3の実施形態におけるC社製及びF
社製の撮像レンズに対する係合子の係合状況を説明する
要部の一部切欠き側面図である。
【図13】従来のビデオカメラのC社製の撮像レンズと
レンズフードの脱着を説明する平面図である。
【図14】従来のビデオカメラのF社製の撮像レンズと
レンズフードの脱着を説明する平面図である。
【図15】従来のレンズフードを説明する平面図及び一
部切欠き背面図である。
【図16】従来のレンズフードの撮像レンズに対する取
付構造を説明する要部の断面図である。
【符号の説明】
1はビデオカメラ、2、3は撮像レンズ、2a、3aは
撮像レンズの先端、2b、3bは撮像レンズの先端面、
7、8はアダプター取付用溝、21はレンズアダプター
である手振れ補正装置、21aはレンズ取付用円筒部、
26はロックネジ、31は円弧状凹部、32は係合部
材、37、38、54、61、62は係合子である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アダプター取付用溝が先端の外周で、その
    レンズ先端面から異なる距離に形成されている複数種類
    のレンズと、 上記複数種類のレンズの先端の外周に抜き差し可能に取
    り付けられる共用仕様のレンズアダプターと、 上記レンズアダプターに取り付けられて、上記複数種類
    のレンズのアダプター取付用溝に選択的に係合する複数
    の係合子とを備えたことを特徴とするレンズアダプター
    取付装置。
  2. 【請求項2】アダプター取付用溝が先端の外周に形成さ
    れ、かつ、そのアダプター取付用溝の溝幅が異なる複数
    種類のレンズと、 上記複数種類のレンズの先端の外周に抜き差し可能に取
    り付けられる共用仕様のレンズアダプターと、 上記レンズアダプターに取り付けられて、上記複数種類
    のレンズのアダプター取付用溝に選択的に係合する複数
    の係合子とを備えたことを特徴とするレンズアダプター
    取付装置。
  3. 【請求項3】上記複数の係合子を1つの係合部材に設け
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレンズ
    アダプター取付装置。
  4. 【請求項4】上記複数の係合子を互いに独立させたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のレンズアダプ
    ター取付装置。
  5. 【請求項5】上記複数の係合子を上記アダプター取付用
    溝内に選択的に係合させて固定する1つのロックネジを
    設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレ
    ンズアダプター取付装置。
  6. 【請求項6】アダプター取付用溝が先端の外周で、その
    レンズ先端面から異なる距離に形成されている複数種類
    のレンズと、 上記複数種類のレンズの先端の外周に抜き差し可能に取
    り付けられる共用仕様のレンズアダプターと、 上記レンズアダプターの光軸方向に移動自在に取り付け
    られて、上記複数種類のアダプター取付用溝に選択的に
    係合される1つの係合子とを備えたことを特徴とするレ
    ンズアダプター取付装置。
  7. 【請求項7】上記レンズがビデオカメラの撮像レンズに
    構成され、上記レンズアダプターが手振れ補正装置に構
    成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6記載
    のレンズアダプター取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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