JP2003298886A - デジタルカメラ用アダプタ - Google Patents

デジタルカメラ用アダプタ

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JP2003298886A JP2002093490A JP2002093490A JP2003298886A JP 2003298886 A JP2003298886 A JP 2003298886A JP 2002093490 A JP2002093490 A JP 2002093490A JP 2002093490 A JP2002093490 A JP 2002093490A JP 2003298886 A JP2003298886 A JP 2003298886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラを望遠鏡に接続するためのデ
ジタルカメラ用アダプタであって、接続を簡単に迅速に
行なえるようにする。 【解決手段】 インナーチューブ1の端部1bの雌ねじ
を望遠鏡の接眼レンズ固定部の雄ねじに螺合させてチュ
ーブ1を接眼レンズ固定部に固定する一方、カメラアダ
プタ4の外周縁4cの雌ねじと雄ねじ4bをアウターチ
ューブ2の端部の雄ねじ2aとデジタルカメラの対物レ
ンズの鏡筒の先端部の雌ねじのそれぞれに螺合させてア
ウターチューブ2をアダプタ4を介してデジタルカメラ
に取り付けておく。そして、アウターチューブ2をイン
ナーチューブ1の外周に嵌合し、チューブ2の固定ねじ
3をねじ込んでチューブ1の外周の溝1aの底面に押し
付けることにより、チューブ2をチューブ1に固定して
デジタルカメラを望遠鏡に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、望遠鏡の観察像を
デジタルカメラで撮影する際に、デジタルカメラを望遠
鏡に接続するために用いられるデジタルカメラ用アダプ
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ(デジタルスチルカメラ
ないしデジタルビデオカメラ)では、一般的に対物レン
ズの鏡筒がカメラの筐体に一体化されて取り外せないよ
うになっている。このため対物レンズの鏡筒の先端部に
望遠鏡などの光学機器を接続するためのねじを形成した
ものがある。このようなデジタルカメラを望遠鏡(特に
地上望遠鏡)に接続して、望遠鏡の観察像を撮影する場
合、従来の方法では、まずデジタルカメラの対物レンズ
の鏡筒の先端部のねじに接続用のアダプタをねじ込み、
そのアダプタを望遠鏡の接眼部に複数の取り付けビスな
どで固定する。その後、デジタルカメラに設けられてい
る液晶ディスプレイをモニタしながら望遠鏡とデジタル
カメラの光軸合わせをした後、望遠鏡の視野内に被写体
を導入して撮影していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しなしながら、上記の
方法では、常にデジタルカメラの液晶ディスプレイをモ
ニタせねばならず、実際に望遠鏡の接眼レンズを覗くの
よりも観察性能が劣ってしまう。また、たとえ望遠鏡の
接眼レンズを覗いて被写体を視野内に導入した後にデジ
タルカメラを接続して撮影するにしても、デジタルカメ
ラを固定している間にシャッターチャンスを逃したり光
軸がずれたりするという問題があった。
【0004】そこで本発明の課題は、上記のようなデジ
タルカメラを望遠鏡に接続するためのデジタルカメラ用
アダプタであって、接続時に光軸合わせの作業が不要で
あり、接続を簡単に迅速に行なえるデジタルカメラ用ア
ダプタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、対物レンズの鏡筒の先端部に光学
機器接続用のねじが形成されたデジタルカメラを望遠鏡
に接続するためのデジタルカメラ用アダプタであって、
内径が望遠鏡の接眼レンズの鏡筒の外径より大きな円筒
状に形成され、一方の端部にねじ、外周に溝が形成され
たインナーチューブと、内径が前記インナーチューブの
外径とほぼ等しい円筒状に形成され、一方の端部にねじ
が形成され、固定用のねじが外周側から内周側へ貫通し
得るようにねじ込まれたアウターチューブと、中央に穴
を有する円板状に形成され、外周縁に第1のねじ、前記
穴の周縁に第2のねじが形成されたカメラアダプタを有
し、前記インナーチューブのねじを望遠鏡の接眼レンズ
固定部に形成されたねじに螺合させて前記インナーチュ
ーブを前記接眼レンズ固定部に固定する一方、前記カメ
ラアダプタの第1と第2のねじをそれぞれ前記アウター
チューブの端部のねじとデジタルカメラの対物レンズの
鏡筒の先端部のねじに螺合させることにより、カメラア
ダプタを介してアウターチューブをデジタルカメラに取
り付けておき、前記アウターチューブを前記インナーチ
ューブの外周に嵌合し、前記固定用のねじをねじ込んで
前記インナーチューブの溝の底面に押し付けることによ
り、アウターチューブをインナーチューブに固定してデ
ジタルカメラを望遠鏡に接続できるようにした構成を採
用した。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。なお、ここで説明するデジタルカメ
ラ用アダプタは、デジタルカメラ(デジタルスチルカメ
ラないしデジタルビデオカメラ)であって、前述のよう
に対物レンズの鏡筒がカメラの筐体に一体化されて取り
外せないようになっており、対物レンズの鏡筒の先端部
に光学機器接続用のねじが形成されたデジタルカメラを
望遠鏡に接続するために用いられるデジタルカメラ用ア
ダプタである。
【0007】本実施形態のデジタルカメラ用アダプタ
は、図1に示す必須の構成部品である円筒状のインナー
チューブ1並びにアウターチューブ2、及び円板状のカ
メラアダプタ4と、図2,図3,図4に示す必要に応じ
て用いる変換リング5、円筒状のオプションのアウター
チューブ6、及び円筒状の望遠鏡アダプタ7からなる。
【0008】不図示の望遠鏡の接眼レンズ固定部に形成
された雄ねじにインナーチューブ1をねじ込んで固定す
る一方、カメラアダプタ4を介してアウターチューブ2
を不図示のデジタルカメラの接眼レンズの鏡筒に取り付
けておき、アウターチューブ2をインナーチューブ1の
外周に嵌合して固定ねじ3で固定することにより、デジ
タルカメラが望遠鏡に接続される。変換リング5は、望
遠鏡の接眼レンズ固定部とインナーチューブ1のねじの
径が異なり、両者が螺合できないときに用いられる。オ
プションのアウターチューブ6は望遠鏡の接眼レンズが
ズーム接眼レンズの場合に用いられ、アウターチューブ
2とカメラアダプタ4の間に連結される。望遠鏡アダプ
タ7は、望遠鏡が天体望遠鏡などの場合で、接眼レンズ
の鏡筒が接眼レンズ固定部にねじ込んで固定される構造
でなく、接眼レンズの鏡筒が望遠鏡本体にねじ込まれる
接眼レンズ固定部に嵌合され、接眼レンズ固定部にねじ
込まれた固定用のねじの押し付けにより固定される構造
の場合にインナーチューブ7を望遠鏡に取り付けるため
に用いる。なお、望遠鏡アダプタ7を用いない場合は、
望遠鏡が地上望遠鏡などで、接眼レンズの鏡筒と接眼レ
ンズ固定部のそれぞれに互いに螺合するねじが形成さ
れ、接眼レンズの鏡筒が接眼レンズ固定部にねじ込んで
固定される構造の場合とする。以下、上記の各部品につ
いて説明する。
【0009】まず図1に示すインナーチューブ1は、望
遠鏡の接眼レンズの鏡筒を固定する接眼レンズ固定部に
固定される円筒状の部品であるが、その固定の際にイン
ナーチューブ1の内側に望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を挿
入できるように、内径が接眼レンズの鏡筒の外径より大
きくなっている。インナーチューブ1の望遠鏡側の端部
1bの内周には、不図示の雌ねじが形成されている。ま
た、インナーチューブ1の外周でデジタルカメラ側の部
分に所定幅の溝1aが全周に渡って形成されている。
【0010】次に、アウターチューブ2は、内径がイン
ナーチューブ1の外径に等しい(ごく僅かに大きくても
よい)円筒状に形成されており、インナーチューブ1の
外周にガタ無く嵌合できるようになっている。アウター
チューブ2には、これをインナーチューブ1に固定する
ために、頭部(後端部)に摘みが形成された固定ねじ3
がアウターチューブ2に形成された不図示のねじ穴にね
じ込まれ、アウターチューブ2の外周側から内周側へ貫
通し得るように取り付けられており、そのねじ込み量に
より、固定ねじ3の先端部がアウターチューブ2の内周
側に突出する。また、アウターチューブ2のデジタルカ
メラ側の端部には、カメラアダプタ4を固定するための
雄ねじ2aが形成されている。
【0011】次に、カメラアダプタ4は、アウターチュ
ーブ2をデジタルカメラに取り付けるためにデジタルカ
メラの対物レンズの鏡筒に固定される円板状の部品であ
る。カメラアダプタ4の中央には、デジタルカメラの対
物レンズを露出させるための穴4aが形成されており、
この穴4aの周縁に沿ってデジタルカメラ側に突出する
ように雄ねじ4bが形成されている。またカメラアダプ
タ4の外周縁4cはアウターチューブ2側へ少し突出し
ており、その内側に不図示の雌ねじが形成されている。
【0012】次に、図2に示す変換リング5は、インナ
ーチューブ1の端部1bの雌ねじと望遠鏡の接眼レンズ
固定部の雄ねじの径が異なり、両者が螺合し得ない場合
に、インナーチューブ1を接眼レンズ固定部に取り付け
るために用いられるリング状の部品である。変換リング
5の中央の穴5aは、接眼レンズの鏡筒を挿通するため
の穴である。この穴5aの周縁に沿って雌ねじ5bが形
成されている。また、変換リング5のインナーチューブ
1側の面には、インナーチューブ1の端部1bの雌ねじ
に対応した径の雄ねじ5cが少し突出して形成されてい
る。
【0013】次に、図3に示すオプションのアウターチ
ューブ6は、外径も内径もアウターチューブ2と等しい
(僅かに相違していてもよい)円筒状に形成されてお
り、アウターチューブ2側の端部の内周には雌ねじ6a
が形成され、カメラアダプタ4側の端部の外周には雄ね
じ6bが形成されている。また、アウターチューブ6に
は、2つの長穴6c,6dが形成されており、これらは
それぞれアウターチューブ6の円周方向に沿って延び、
その長さは例えばアウターチューブ6の円周の1/4周
分の長さとなっている。また、長穴6c,6dはアウタ
ーチューブ6の軸方向に所定幅に形成されており、アウ
ターチューブ6の中心軸に関して互いに対称に配置され
ている。この長穴6c,6dはズーム接眼レンズのズー
ム比調整の操作を使用者が指で行なうためのものであ
る。
【0014】次に、図4に示す望遠鏡アダプタ7は、望
遠鏡側が外径の小さな小径部7a、インナーチューブ1
側が外径の大きな大径部7bとなった円筒状に形成され
ている。望遠鏡アダプタ7の内径は小径部7aも大径部
7bも同一であって、望遠鏡の接眼レンズの鏡筒の外径
に等しく(僅かに大きくてもよい)、これにより望遠鏡
の接眼レンズの鏡筒を望遠鏡アダプタ7の内周にガタな
く嵌合できるようになっている。また、小径部7aの望
遠鏡側の端部には雄ねじ7cが形成されている。この雄
ねじ7cの外径は小径部7aの外径よりさらに小さくな
っており、不図示の望遠鏡本体に接眼レンズ固定部をね
じ込むために形成された雌ねじの径に対応している。ま
た、大径部7bは外径がインナーチューブ1に等しく
(僅かに相違していてもよい)、インナーチューブ1側
の端部に雄ねじ7dが形成されている。この雄ねじ7d
の外径はインナーチューブ1の端部1bの雌ねじに対応
している。さらに、望遠鏡アダプタ7の大径部7bに
は、望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を望遠鏡アダプタ7に固
定するために、頭部(後端部)に摘みが形成された固定
ねじ8が不図示のねじ穴にねじ込まれ、望遠鏡アダプタ
7の大径部7bの外周側から内周側へ貫通し得るように
取り付けられており、そのねじ込み量により、固定ねじ
8の先端部が望遠鏡アダプタ7の内周側に突出する。
【0015】次に、以上の各部品からなる本実施形態の
デジタルカメラ用アダプタを用いてデジタルカメラを望
遠鏡に接続する方法について説明する。
【0016】まず、図1のインナーチューブ1の望遠鏡
側の端部1bの雌ねじを望遠鏡の接眼レンズ固定部の端
部に形成された雄ねじに螺合させる、すなわちねじ込ま
せることにより、インナーチューブ1を望遠鏡の接眼レ
ンズ固定部に固定する。
【0017】この際に接眼レンズの鏡筒がインナーチュ
ーブ1の内側に挿入され、鏡筒の後端部がインナーチュ
ーブ1のデジタルカメラ側の端部から少し露出する。こ
れにより、使用者がインナーチューブ1を望遠鏡に固定
した状態で望遠鏡の接眼レンズを覗いて観察することが
できる。
【0018】なお、インナーチューブ1の端部1bの雌
ねじと、望遠鏡の接眼レンズ固定部の端部の雄ねじの径
が異なり、両者が螺合できないときは図2の変換リング
5を使用する。すなわち、まず変換リング5の雌ねじ5
bを望遠鏡の接眼レンズ固定部の端部に形成された雄ね
じに螺合させることにより、変換リング5を望遠鏡の接
眼レンズ固定部に固定する。そして、インナーチューブ
1の端部1bの雌ねじを変換リング5の雄ねじ5cに螺
合させることにより、インナーチューブ1を変換リング
5に固定して望遠鏡の接眼レンズ固定部に取り付ける。
【0019】また、望遠鏡が天体望遠鏡などで接眼レン
ズの鏡筒がねじ込み式でなく、望遠鏡本体にねじ込まれ
る接眼レンズ固定部に嵌合され、接眼レンズ固定部にね
じ込まれた固定用のねじの押し付けにより固定される構
造の場合には図4の望遠鏡アダプタ7を用いる。
【0020】この場合、まず望遠鏡の接眼レンズ固定部
と接眼レンズの鏡筒を抜いた状態で、望遠鏡アダプタ7
の小径部7aの端部の雄ねじ7cを、望遠鏡本体に接眼
レンズ固定部をねじ込むために形成された雌ねじに対し
て螺合させて望遠鏡アダプタ7を望遠鏡に固定する。次
に、望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を望遠鏡アダプタ7の大
径部7b側から望遠鏡アダプタ7の内周に嵌合し、固定
ねじ8をねじ込んでその先端部を接眼レンズの鏡筒の外
周面に押し付けることにより、接眼レンズの鏡筒を望遠
鏡アダプタ7に固定する。次に、インナーチューブ1の
端部1bの雌ねじを望遠鏡アダプタ7の大径部7bの端
部の雄ねじ7dに螺合させることにより、インナーチュ
ーブ1を望遠鏡アダプタ7に固定して望遠鏡に取り付け
る。
【0021】以上のようにして、インナーチューブ1を
望遠鏡に取り付けておく一方、望遠鏡の接眼レンズとし
て固定焦点の接眼レンズを用いる場合はアウターチュー
ブ2だけをカメラアダプタ4によりデジタルカメラに取
り付ける。この場合、まず図1のカメラアダプタ4の外
周縁4cの雌ねじをアウターチューブ2の雄ねじ2aに
螺合させることにより、カメラアダプタ4をアウターチ
ューブ6に固定する。そして、カメラアダプタ4の雄ね
じ4bをデジタルカメラの対物レンズの鏡筒の先端部に
形成された雌ねじに螺合させることにより、カメラアダ
プタ4をデジタルカメラの対物レンズの鏡筒に固定し、
アウターチューブ2をデジタルカメラの対物レンズの鏡
筒に取り付ける。
【0022】また、望遠鏡の接眼レンズとしてズーム接
眼レンズを用いる場合は、ズーム接眼レンズの鏡筒が光
軸方向に長いため、また、使用者が接眼レンズのズーム
比の調整の操作を行なえるようにするため、オプション
のアウターチューブ6をアウターチューブ2とカメラア
ダプタ4の間に連結する。その場合、アウターチューブ
6の雌ねじ6aをアウターチューブ2の雄ねじ2aに螺
合させてアウターチューブ6をアウターチューブ2に固
定し、さらに、カメラアダプタ4の外周縁4cの雌ねじ
をアウターチューブ6の雄ねじ6bに螺合させてカメラ
アダプタ4をアウターチューブ6に固定する。そして、
カメラアダプタ4の雄ねじ4bをデジタルカメラの対物
レンズの鏡筒の先端部に形成された雌ねじに螺合させる
ことにより、カメラアダプタ4をデジタルカメラの対物
レンズの鏡筒に固定し、アウターチューブ2及び6をデ
ジタルカメラの対物レンズの鏡筒に取り付ける。
【0023】以上のように、インナーチューブ1を望遠
鏡側に取り付ける一方、カメラアダプタ4を介してアウ
ターチューブ2のみ、あるいは2及び6をデジタルカメ
ラ側に取り付けておき、望遠鏡の接眼レンズを覗いて観
察し、被写体を望遠鏡の視野内に導入し、デジタルカメ
ラで撮影するときにデジタルカメラを望遠鏡に接続す
る。そのときは、アウターチューブ2をインナーチュー
ブ1の外周に嵌合し、固定ねじ3の位置を溝1aの位置
に合わせ、固定ねじ3をさらにねじ込み、その先端をア
ウターチューブ2の内周側に突出させてインナーチュー
ブ1の溝1aの底面に押し付けることにより、アウター
チューブ2をインナーチューブ1に固定する。これによ
り、デジタルカメラが望遠鏡に接続される。
【0024】ここで、インナーチューブ1の外径とアウ
ターチューブ2の内径が等しく、アウターチューブ2が
インナーチューブ1の外周にガタなく嵌合して固定され
ているので、望遠鏡の接眼レンズの光軸に一致している
インナーチューブ1の中心軸と、デジタルカメラの対物
レンズの光軸に一致しているアウターチューブ2の中心
軸とが一致する。したがって、望遠鏡とデジタルカメラ
の光軸は一致し、光軸合わせの作業は不要である。
【0025】すなわち、使用者は、インナーチューブ1
の外周にアウターチューブ2を嵌合し、1本の固定ねじ
3を締めてアウターチューブ2を固定するだけでよく、
光軸合わせの作業は不要である。したがって、望遠鏡と
デジタルカメラの接続を簡単に迅速に行ない、観察状態
から撮影可能状態への移行を簡単に迅速に行なうことが
でき、シャッターチャンスを逃したり望遠鏡とデジタル
カメラの光軸がずれたりすることがない。
【0026】なお、インナーチューブ1の溝1aの幅
は、アウターチューブ2の固定ねじ3のアウターチュー
ブ2を貫通する部分の径より大きいので、インナーチュ
ーブ1に対するアウターチューブ2の軸方向の固定位置
を溝1aの幅の範囲内で調整することができる。これに
より、望遠鏡に光軸方向の長さが異なる接眼レンズを用
いる場合に対応することができる。
【0027】また、前述のように望遠鏡の接眼レンズに
ズーム接眼レンズを用いる場合はオプションのアウター
チューブ6を用いることで対応することができ、使用者
は、アウターチューブ6の長穴6c,6dを介してズー
ム接眼レンズのズーム比調整の操作を行なうことができ
る。
【0028】なお、以上説明した本実施形態のデジタル
カメラ用アダプタの各構成部品において、互いに螺合し
合う雄ねじと雌ねじを逆に雌ねじと雄ねじにしてもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、望遠鏡で観察した観察像をデジタルカメラで
撮影するために、デジタルカメラを望遠鏡に接続する場
合、予め望遠鏡にインナーチューブを取り付けておくと
ともに、デジタルカメラにカメラアダプタを介してアウ
ターチューブを取り付けておくことにより、望遠鏡で観
察を行ない、撮影のために接続するときは、インナーチ
ューブの外周にアウターチューブを嵌合して固定用のね
じで固定するだけでよく、望遠鏡とデジタルカメラの光
軸合わせの作業は不要であり、接続を簡単に迅速に行な
い、観察状態から撮影可能状態への移行を簡単に迅速に
行なうことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるデジタルカメラ用ア
ダプタの必須の構成部品であるインナーチューブ、アウ
ターチューブ、及びカメラアダプタの構造を示す斜視図
である。
【図2】望遠鏡の接眼レンズ固定部とインナーチューブ
のねじの径が合わない場合に用いる変換リングの斜視図
である。
【図3】ズーム接眼レンズの場合に用いるオプションの
アウターチューブの斜視図である。
【図4】望遠鏡の接眼レンズの鏡筒がねじ込み式でない
場合に用いる望遠鏡アダプタの斜視図である。
【符号の説明】
1 インナーチューブ 2 アウターチューブ 3 固定ねじ 4 カメラアダプタ 5 変換リング 6 オプションのアウターチューブ 7 望遠鏡アダプタ 8 固定ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズの鏡筒の先端部に光学機器接
    続用のねじが形成されたデジタルカメラを望遠鏡に接続
    するためのデジタルカメラ用アダプタであって、 内径が望遠鏡の接眼レンズの鏡筒の外径より大きな円筒
    状に形成され、一方の端部にねじ、外周に溝が形成され
    たインナーチューブと、 内径が前記インナーチューブの外径とほぼ等しい円筒状
    に形成され、一方の端部にねじが形成され、固定用のね
    じが外周側から内周側へ貫通し得るようにねじ込まれた
    アウターチューブと、 中央に穴を有する円板状に形成され、外周縁に第1のね
    じ、前記穴の周縁に第2のねじが形成されたカメラアダ
    プタを有し、 前記インナーチューブのねじを望遠鏡の接眼レンズ固定
    部に形成されたねじに螺合させて前記インナーチューブ
    を前記接眼レンズ固定部に固定する一方、 前記カメラアダプタの第1と第2のねじをそれぞれ前記
    アウターチューブの端部のねじとデジタルカメラの対物
    レンズの鏡筒の先端部のねじに螺合させることにより、
    カメラアダプタを介してアウターチューブをデジタルカ
    メラに取り付けておき、 前記アウターチューブを前記インナーチューブの外周に
    嵌合し、前記固定用のねじをねじ込んで前記インナーチ
    ューブの溝の底面に押し付けることにより、アウターチ
    ューブをインナーチューブに固定してデジタルカメラを
    望遠鏡に接続できるようにしたことを特徴とするデジタ
    ルカメラ用アダプタ。
  2. 【請求項2】 望遠鏡の接眼レンズがズーム接眼レンズ
    の場合に用いられる円筒状の部品であって、内径と外径
    が前記アウターチューブとほぼ等しく、両端部に形成さ
    れたねじのそれぞれを前記アウターチューブの端部のね
    じと前記カメラアダプタの第1のねじに螺合させて前記
    アウターチューブと前記カメラアダプタの間に連結され
    るオプションのアウターチューブを有し、該アウターチ
    ューブには前記ズーム接眼レンズのズーム比調整の操作
    を行なうための長穴が該アウターチューブの円周方向に
    延びて形成されたことを特徴とする請求項1に記載のデ
    ジタルカメラ用アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記インナーチューブのねじと望遠鏡の
    接眼レンズ固定部のねじが径の相違により螺合し得ない
    場合に用いられる中央に穴を有するリング状の部品であ
    って、前記接眼レンズ固定部のねじに螺合し得る第1の
    ねじと、前記インナーチューブのねじに螺合し得る第2
    のねじが形成された変換リングを有し、 該変換リングの第1のねじを前記接眼レンズ固定部のね
    じに螺合させて変換リングを接眼レンズ固定部に固定し
    た後、前記インナーチューブのねじを前記変換リングの
    第2のねじに螺合させてインナーチューブを変換リング
    に固定することにより、インナーチューブを前記接眼レ
    ンズ固定部に取り付けられるようにしたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載のデジタルカメラ用アダプ
    タ。
  4. 【請求項4】 望遠鏡の構造として、接眼レンズの鏡筒
    が望遠鏡本体にねじ込まれる接眼レンズ固定部に嵌合さ
    れ、接眼レンズ固定部にねじ込まれた固定用のねじの押
    し付けにより固定される構造の場合に用いられる円筒状
    の部品であって、内径が望遠鏡の接眼レンズの鏡筒の外
    径にほぼ等しく、一端側は外径が前記インナーチューブ
    とほぼ等しい大径部、他端側は外径が前記大径部より小
    さい小径部として形成され、前記大径部と小径部のそれ
    ぞれの端部にねじが形成され、前記大径部には固定用の
    ねじが外周側から内周側へ貫通し得るようにねじ込まれ
    た望遠鏡アダプタを有し、 望遠鏡の接眼レンズ固定部と接眼レンズの鏡筒を抜いた
    状態で望遠鏡本体に形成されたねじに対して前記望遠鏡
    アダプタの小径部の端部のねじを螺合させて望遠鏡アダ
    プタを望遠鏡に固定した後、 望遠鏡アダプタの内周に望遠鏡の接眼レンズの鏡筒を嵌
    合し、前記大径部の固定用のねじをねじ込んで前記接眼
    レンズの鏡筒の外周面に押し付けることにより、接眼レ
    ンズの鏡筒を望遠鏡アダプタに固定し、 さらに、前記インナーチューブのねじを望遠鏡アダプタ
    の大径部の端部のねじに螺合させることにより、インナ
    ーチューブを望遠鏡アダプタに固定して望遠鏡に取り付
    けられるようにしたことを特徴とする請求項1から3ま
    でのいずれか1項に記載のデジタルカメラ用アダプタ。
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