JPH08304717A - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

内視鏡撮像装置

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Publication number
JPH08304717A
JPH08304717A JP7112085A JP11208595A JPH08304717A JP H08304717 A JPH08304717 A JP H08304717A JP 7112085 A JP7112085 A JP 7112085A JP 11208595 A JP11208595 A JP 11208595A JP H08304717 A JPH08304717 A JP H08304717A
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JP
Japan
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end side
endoscope
screw
base end
holding member
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Pending
Application number
JP7112085A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Shimizu
正己 清水
Shinkichi Tanizawa
信吉 谷沢
Yutaka Tatsuno
裕 龍野
Kenji Omachi
健二 大町
Hitoshi Kimura
仁 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で確実にガタつきを防止できる内視鏡と
撮影手段との接続機構を提供する。 【構成】 内視鏡撮像装置は、接続装置2によって内視
鏡1の接眼部7にテレビカメラ3を接続可能となってい
る。接続装置2は、基端側の接続部本体15と、先端側
の連結部16とを有して構成され、連結部16には、接
眼部7に結合される回動自在な回動部材28、回動部材
28と一体化された突設部材29、接続部本体15に連
結され突設部材29を挟持する先端側挟持部材30及び
基端側挟持部材31が設けられている。先端側挟持部材
30と基端側挟持部材31とをネジ部により螺合させて
結合し、基端側挟持部材31を長手軸方向に移動させる
ことにより、突設部材29と先端側挟持部材30及び基
端側挟持部材31との隙間を調節可能になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡との接続部のガ
タつき防止機構を有する内視鏡撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入して
この体腔内の観察を行うとともに、必要に応じて処置具
を使用した簡単な治療処置を行ったり、あるいは前記挿
入部を管孔内に挿入して該管孔内の観察を行うことが可
能な内視鏡装置が広く使用されている。
【0003】これらの内視鏡装置を使用しての観察は、
術者が直接肉眼にて行うことが可能であることはもちろ
んであるが、多数の観察者による同時観察を行うためや
観察記録を残すためなどの理由により、前記内視鏡の接
眼部に撮影手段を装着し、この撮影手段により撮像して
得られた内視鏡の観察映像をモニタに出力して、該モニ
タを介して観察する技術が一般に実施されている。
【0004】特に、観察に際して術者が長時間身をかが
める必要のある例えば関節鏡などの硬性内視鏡では、術
者の疲労を軽減する目的もあってモニタを介して観察が
行われることが多い。
【0005】前記内視鏡の接眼部と撮影手段との接続に
は、両者の間に介在させて連結可能にする接続装置が用
いられる。この種の接続装置を備えた内視鏡撮像装置と
しては、例えば特開平2−280110号公報におい
て、接眼部のアイピースを取り除くことにより露呈され
る該アイピースの固定ネジに、接続装置の一端を螺合す
る一方、他端に撮影手段のカメラヘッドを固定すること
により、内視鏡と撮影手段とを接続可能にした技術が開
示されている。
【0006】この先行技術では、接続装置は、アイピー
スの固定ネジに螺合するネジ部が形成されると共に内側
中途に形成された突出部をもつ連結部と、カメラヘッド
に螺合される後部本体とを有して構成され、前記突出部
を挟持する先端側挟持部材と基端側挟持部材とが設けら
れている。そして、前記先端側挟持部材及び基端側挟持
部材はビスにより後部本体に固定されている。この構成
により、連結部と後部本体とが回動自在に保持された構
造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、接続装置の連結部を回動自在な構造とし
ているために前記突出部と前記先端側挟持部材及び基端
側挟持部材との間にわずかな隙間が発生し、内視鏡がガ
タついてしまうという問題点があった。内視鏡と撮影手
段との間にガタつきがあると、近年のモニタの大型化及
びCCD等の撮像素子の小型化により、わずかなガタつ
きでもモニタ上の映像ではかなり大きなガタつきとして
認識されるようになるため、術者(医療用の内視鏡の場
合には医師等)が観察しづらくなる不具合が生じる。
【0008】また、前記突出部と前記先端側挟持部材及
び基端側挟持部材との間のわずかな隙間をなくすため
に、各々の部材の加工精度を上げようとすれば、それだ
けコストアップにつながってしまう。
【0009】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、安価で確実にガタつきを防止できる内視鏡と撮
影手段との接続機構を有する内視鏡撮像装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明による内
視鏡撮像装置は、撮影手段を内視鏡の光学系に対して着
脱可能に接続する接続手段を有する装置において、前記
撮影手段と結合可能に構成された接続部本体と、前記内
視鏡と結合可能に構成され、前記接続部本体に対して回
動自在な回動部と、前記回動部の回動を支援するガイド
となる略円周状の突出部を有する突設部材と、前記突設
部材を長手軸方向に両側から挟持する挟持手段と、前記
突設部材と前記挟持手段との位置関係を調節する調節手
段と、を備えたものであり、前記調節手段によって前記
突設部材と前記挟持手段との位置関係を調節することに
よって、前記回動部が回動可能な状態で前記突設部材と
前記挟持手段との隙間をなくすことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡撮像装置の主要部の構成を示す長手方向断面
図、図2は内視鏡とテレビカメラとを接続した状態を示
す側面図、図3は内視鏡の外観構成を示す側面図、図4
は接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断面図で
ある。
【0012】本実施例の内視鏡撮像装置は、例えば関節
鏡などの内視鏡1に接続可能な接続手段としての接続装
置2を有しており、図2に示すように、内視鏡1と撮影
手段の一例であるテレビカメラ3とがこの接続装置2を
介して着脱可能に接続されるようになっている。
【0013】図3に示すように、前記内視鏡1は、細長
に形成された挿入部4と該挿入部4の基端側に連結固定
された操作部5とを有しており、この操作部5の一側部
にはライトガイドケーブルを接続するライトガイド接続
部6が設けられているとともに、この操作部5の基端側
には接眼部7が設けられている。
【0014】この接眼部7には、例えば3条などの多条
に形成された取り付け部の一例としてのネジ部8が設け
られており、該ネジ部8を挟んで先端側に太径のストッ
パ部9が、基端側に小径の嵌入部10が形成されてい
る。この嵌入部10には溝12が環設されていて、該溝
12に水密部材の一例であるOリング13が配設されて
いる。
【0015】そして、接眼部7には、アイピース14が
ネジ部8に螺合することにより着脱可能に取り付けられ
るようになっている。このとき、アイピース14の内径
に形成されているネジ部(図示しない)を前記ネジ部8
に螺合すると、該アイピース14の先端側端面が前記ス
トッパ部9の後端面に当接されるとともに、このアイピ
ース14と前記嵌入部10との間がOリング13により
シールされるようになっている。
【0016】前記接続装置2は、このアイピース14を
取り去ったときに露呈される前記ネジ部8を使用して、
接眼部7に接続されるようになっている。
【0017】図1は接続装置2を含む内視鏡撮像装置の
主要部の構成を示したものである。この接続装置2は、
接続部本体15と、該接続部本体15の先端側に連設さ
れた連結部16とを主な構成要素として構成されてい
る。
【0018】前記接続部本体15は、内視鏡1の観察像
をテレビカメラ3内に設けた撮像素子(図示しない)上
に結像するためのレンズ系17と、このレンズ系17の
レンズ間隔を一定に保持する保持部材18とを内部に有
しており、これらのレンズ系17及び保持部材18が本
体鏡筒部20内に収納されている。前記保持部材18の
外側部には、突設部材19がネジなどで保持部材18に
一体化されて突設されている。
【0019】本体鏡筒部20の先端部外周には、前記レ
ンズ系17の位置を所定位置に調節する円環状の調節部
材21が回動可能に設けられ、この調節部材21の内周
部に形成された係合溝に前記突設部材19が係合してい
る。前記調節部材21内面の両端部には、該調節部材2
1と本体鏡筒部20との間の水密をとるためのOリング
22が配設されている。
【0020】また、本体鏡筒部20の先端部には、先端
側カバーガラス23が接着固定され、一方、本体鏡筒部
20基端側の内周部には、基端側カバーガラス24が固
着された固着部材25が嵌装され、これらの先端側カバ
ーガラス23及び基端側カバーガラス24によって本体
鏡筒部20の内部が水密に保持されている。ここで、固
着部材25と本体鏡筒部20との間には、両部材間の水
密をとるためのOリング26が設けられている。さら
に、前記Oリング26の基端側の本体鏡筒部20内周部
には、該本体鏡筒部20とテレビカメラ3との間の水密
をとるためのOリング27が配設されている。
【0021】さらに、本体鏡筒部20の基端部内周に
は、テレビカメラ3に設けられたネジ部50と螺合可能
なネジ部49が形成されている。
【0022】前記連結部16は、図4に示すように、回
動部を構成する回動自在な略円筒状の回動部材28と、
この回動部材28の内周部に一体的に設けられた円環状
の突設部材29と、前記回動部材28の内周部に嵌装さ
れ前記突設部材29の先端側に当接する先端側挟持部材
30と、前記先端側挟持部材30の基端部に一体的に設
けられ前記突設部材29の基端側に当接する基端側挟持
部材31とを有して構成され、前記接続部本体15の先
端部に連結固定されている。前記先端側挟持部材30と
基端側挟持部材31とにより、前記突設部材29を挟持
する挟持手段が構成される。
【0023】前記突設部材29と先端側挟持部材30及
び基端側挟持部材31との間には、例えば樹脂などの滑
り性の良好な材質で構成された介装部材32が設けられ
ており、突設部材29の摺動を容易にしている。
【0024】前記回動部材28の先端側外周には、長手
方向に延設された滑り止め用の溝33が周方向に複数形
成されている。また、回動部材28の先端側内周には、
接眼部7のネジ部8に螺合することが可能な、例えば3
条などの多条に形成されたネジ部34が設けられてい
る。一方、回動部材28の基端側には、外周を略3等分
した位置に径方向に固定ビス貫通用の孔35が設けられ
ている。
【0025】前記突設部材29は、外径が回動部材28
の基端側内周部に挿入可能なように形成されており、突
設部材29外周には略3等分した位置に前記孔35に対
応してビス穴36が設けられている。
【0026】前記先端側挟持部材30の先端側には、外
周方向に突出するよう太径となった突出部37が形成さ
れている。一方、先端側挟持部材30の基端側には、前
記基端側挟持部材31と螺合するネジ部38が外周部に
設けられると共に、内周方向に突出部40が形成され、
内周側端部にOリング配設用の溝39が形成されてい
る。さらに、突出部40には、前記接続部本体15と一
体的に連結するための固定ビス貫通用の孔41が長手方
向に設けられている。
【0027】前記基端側挟持部材31の内周部には、前
記ネジ部38と螺合することが可能なネジ部42が形成
されている。また、基端側挟持部材31の外周部には、
外周を略3等分した位置に径方向に固定ビス取付用のビ
ス穴43が設けられている。
【0028】前記先端側挟持部材30及び基端側挟持部
材31のネジ部38,42により調節手段が構成され、
このネジ部38,42の螺合量を調節することによっ
て、前記突設部材29と先端側挟持部材30及び基端側
挟持部材31との間のクリアランスを調節できるように
なっている。
【0029】このような各部材により構成される連結部
16を組立てるには、まず、回動部材28の基端側内部
に先端側挟持部材30を挿入し、この先端側挟持部材3
0と回動部材28との間に、先端側及び基端側に介装部
材32を添えた状態で突設部材29を挿入する。次い
で、回動部材28の孔35と突設部材29のビス穴36
とを一致させ、ビス44を取り付けることにより回動部
材28と突設部材29とを一体的に固定する。
【0030】次に、基端側挟持部材31のネジ部42を
先端側挟持部材30のネジ部38に螺合していき、基端
側挟持部材31を取り付ける。これにより、先端側挟持
部材30の突出部37と基端側挟持部材31とによって
突設部材29が挟持される。そして、前記回動部材28
が前記先端側挟持部材30に対してガタつかず、かつ、
回動可能である位置まで基端側挟持部材31を螺合さ
せ、この位置で基端側挟持部材31のビス穴43にビス
45を挿入して締め付けることにより、先端側挟持部材
30と基端側挟持部材31とを一体的に固定する。
【0031】この状態で、前記先端側挟持部材30の孔
41にビス46を取り付けることにより、連結部16は
接続部本体15と一体化されて固定される。なおこのと
き、基端側挟持部材31の溝39にOリング47を係入
し、連結部16と接続部本体15の間に介装部材48を
介装することにより、基端側挟持部材31と接続部本体
15との間の水密をとるようにしている。
【0032】以上のように構成された本実施例の内視鏡
撮像装置において、テレビカメラ3を内視鏡1の接眼部
7に接続する場合、まず、アイピース14を回動させて
このアイピース14を接眼部7より取り去り、接眼部7
に設けられているネジ部8及び嵌入部10を露呈させ
る。
【0033】そして、接眼部7のネジ部8に回動部材2
8のネジ部34を螺合することにより、内視鏡1と接続
装置2を接続する。このとき、回動部材28は接続部本
体15に対して回動自在になっている。
【0034】次に、接続装置2の本体鏡筒部20を把持
し、この本体鏡筒部20の基端側に設けられているネジ
部49とテレビカメラ3のネジ部50とを螺合させ、内
視鏡1及び接続装置2をテレビカメラ3に接続する。
【0035】一方、内視鏡1と接続装置2との間の接
続、接続装置2とテレビカメラ3との間の接続の解除
は、前述と逆の動作により容易に行うことが可能であ
る。
【0036】以上のように、本実施例では、先端側挟持
部材30と基端側挟持部材31との螺合により両者の相
対位置を変化させ、突設部材29と先端側挟持部材30
及び基端側挟持部材31との間のクリアランスを調節す
る機構を有しているため、内視鏡1と接続部本体15と
の間のガタつきを防止することができ、安価な構成で観
察時の不具合が生じない接続装置2を提供することが可
能となる。
【0037】なお、接続部本体15の構成は、撮像素子
を持つテレビカメラ3に接続可能で、かつ、内視鏡1の
像を撮像素子上に結像可能なレンズ系17を有していれ
ば、前記の構成に限定されるものではなく、他の構成で
あっても良い。
【0038】また、内視鏡1と接続装置2との間の接続
部は、3条のネジに限らず、1条ネジやバヨネットなど
で構成することも可能である。また、水密部材として
は、Oリングに限らず、ゴムシートや異形のリングな
ど、水密を確保できる部材であればいずれを用いても良
い。
【0039】さらに、周方向に複数設けた固定ビス用の
孔35とビス穴36、孔41、ビス穴43は、周方向に
略3等分の位置に配置される構成に限らず、対応する孔
とビス穴の数が同じで、かつ、ビスによって一体化され
る部材が確実に固定できる構造であれば、その数や配置
構成は他のものでもかまわない。
【0040】次に図5を参照して本発明の第2実施例を
説明する。図5は第2実施例に係る内視鏡撮像装置に設
けられる接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断
面図である。なお、前述した第1実施例と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ説明する。
【0041】第2実施例における接続装置51の連結部
52は、第1実施例と同様に、回動自在な円筒状の回動
部材53と、この回動部材53の内周部に一体的に設け
られた円環状の突設部材54と、前記回動部材53の内
周部に嵌装され前記突設部材54の先端側に当接する先
端側挟持部材55と、前記先端側挟持部材55の基端部
に一体的に設けられ前記突設部材54の基端側に当接す
る基端側挟持部材56とを有して構成され、連結部52
の基端部が接続部本体15の先端部に連結固定されてい
る。
【0042】第2実施例では、先端側挟持部材55と基
端側挟持部材56とを一体化する手段として、先端側挟
持部材の基端側外周部と基端側挟持部材の内周部とにネ
ジ部38及び42を設ける代わりに、先端側挟持部材5
5の基端側外周部には、基端側挟持部材56のビス穴4
3に対応して周回状にV字形状の係止溝57が形成され
ている。また、連結部52と接続部本体15との間に介
装部材48を設けない構成となっている。
【0043】このように構成される連結部52を組立て
るには、まず、回動部材53の基端側内部に先端側挟持
部材55を挿入し、この先端側挟持部材55と回動部材
53との間に、先端側及び基端側に介装部材32を添え
た状態で突設部材54を挿入する。次いで、回動部材5
3の孔35と突設部材54のビス穴36とを一致させ、
ビス44を取り付けることにより回動部材28と突設部
材29とを一体的に固定する。
【0044】次に、先端側挟持部材55の外周に基端側
挟持部材56を嵌挿した後、基端側挟持部材56のビス
穴43に先端が三角形状に尖ったビス58を挿入する。
このとき、前記ビス58の先端傾斜面は前記基端側挟持
部材56の係止溝57の基端側の傾斜面と当接するよう
に係合し、このビス58を締め付けていくと、基端側挟
持部材56は先端側挟持部材55の先端方向に移動し、
前記突設部材54と先端側挟持部材55及び基端側挟持
部材56との間のクリアランスは小さくなっていく。
【0045】そして、前記回動部材53が前記先端側挟
持部材55に対してガタつかず、かつ、回動可能な位置
まで前記ビス58を締め付け、先端側挟持部材55と基
端側挟持部材56とを一体的に固定する。
【0046】なお、周方向に略3等分の位置に設けたビ
ス穴43は、V字形状の係止溝57に対してビス58を
締め付けることで前記のように基端側挟持部材56が先
端側に移動し、かつ、先端側挟持部材55と基端側挟持
部材56とを確実に固定できる構造であれば、略3等分
に限らず、その数や配置構成は他のものであっても良
い。
【0047】このように、本実施例の構成においても、
第1実施例と同様に、内視鏡1と接続部本体15との間
のガタつきを防止することができ、安価な構成で観察時
の不具合が生じない接続装置51を提供することが可能
となる。
【0048】次に図6を参照して本発明の第3実施例を
説明する。図6は第3実施例に係る内視鏡撮像装置に設
けられる接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断
面図である。なお、前述した第1実施例と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ説明する。
【0049】第3実施例における接続装置61の連結部
62は、第1実施例と同様に、回動自在な円筒状の回動
部材63と、この回動部材63の内周部に一体的に設け
られた円環状の突設部材64と、前記回動部材63の内
周部に嵌装され前記突設部材64の先端側に当接する先
端側挟持部材65と、前記先端側挟持部材65の基端部
に一体的に設けられ前記突設部材64の基端側に当接す
る基端側挟持部材66とを有して構成され、連結部62
の基端部が接続部本体15の先端部に連結固定されてい
る。
【0050】第3実施例では、回動部材63と突設部材
64とを一体化する手段として、回動部材の基端側と突
設部材とに固定ビス用の孔35及びビス穴36を設ける
代わりに、回動部材63の基端側内周部にネジ部67が
形成されると共に、突設部材64の外周部に前記ネジ部
67と螺合することが可能なネジ部68が形成されてい
る。また、基端側挟持部材66には固定ビス用のビス穴
43を設けない構成となっており、先端側挟持部材65
と基端側挟持部材66とは接着剤などで接着固定されて
完全に一体化されるようになっている。
【0051】このように構成される連結部62を組立て
るには、まず、回動部材63の基端側内部に先端側挟持
部材65を挿入し、この先端側挟持部材65と回動部材
63との間に介装部材32を挿入した後、突設部材64
のネジ部68を回動部材63のネジ部67に螺合させて
突設部材64を取り付ける。そして、接着剤などで接着
固定して回動部材63と突設部材64とを完全に一体化
する。
【0052】次に、突設部材64の基端面側に介装部材
32を挿入し、基端側挟持部材66のネジ部42を先端
側挟持部材65のネジ部38に螺合していき、基端側挟
持部材66を取り付ける。そして、前記回動部材63が
前記先端側挟持部材65に対してガタつかず、かつ、回
動可能である位置まで基端側挟持部材66を螺合させ、
この位置で接着剤などにより接着固定して先端側挟持部
材65と基端側挟持部材66とを完全に一体化する。
【0053】なお、先端側挟持部材65と基端側挟持部
材66とを一体化する手段は、前述した第1実施例のビ
スによるものなどを用いても良い。
【0054】このように、本実施例の構成においても、
第1実施例と同様に、内視鏡1と接続部本体15との間
のガタつきを防止することができ、安価な構成で観察時
の不具合が生じない接続装置61を提供することが可能
となる。
【0055】次に図7を参照して本発明の第4実施例を
説明する。図7は第4実施例に係る内視鏡撮像装置に設
けられる接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断
面図である。なお、前述した第1実施例と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ説明する。
【0056】第4実施例における接続装置71の連結部
72は、第1実施例と同一の回動部材28、突設部材2
9、先端側挟持部材30、基端側挟持部材31により構
成され、連結部72の基端部が接続部本体15の先端部
に連結固定されている。
【0057】第4実施例では、突設部材29の先端側及
び基端側に介装部材32を設けない他は第1実施例と同
様の構成となっている。この場合、突設部材29は、金
属、潤滑性のあるコーティング剤をコーティングした金
属、含浸金属、樹脂などの滑り性の良い材質で構成す
る。
【0058】このように、本実施例の構成によれば、第
1実施例の作用効果に加えて、第1実施例と比べて部品
点数を削減できるため、コストの低減を図ることができ
る効果が得られる。
【0059】次に図8を参照して本発明の第5実施例を
説明する。図8は第5実施例に係る内視鏡撮像装置に設
けられる接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断
面図である。なお、前述した第1実施例と同一の構成要
素には同一符号を付して説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ説明する。
【0060】第5実施例における接続装置81の連結部
82は、回動自在な円筒状の回動部材83と、この回動
部材83の内周部に一体的に設けられた先端側挟持部材
84と、前記先端側挟持部材84と前記回動部材83基
端部の突出部との間に配設され両部材により挟持される
突設部材85と、前記回動部材83の後端側に前記突設
部材85と一体的に設けられた固着部材86とを有して
構成され、連結部82の基端部が接続部本体15の先端
部に連結固定されている。
【0061】前記突設部材85の両端部には、第1実施
例と同様に樹脂などの滑り性の良好な材質で構成された
介装部材32が設けられている。
【0062】前記回動部材83は、先端側内周にネジ部
87が設けられ、外周に図示しない滑り止め用の溝が形
成されている。また、回動部材83の基端部には内周方
向に突出部88が形成されている。
【0063】前記先端側挟持部材84は、外周には前記
回動部材83のネジ部87に螺合することが可能なネジ
部89が、内周には接眼部7のネジ部8に螺合すること
が可能なネジ部90がそれぞれ形成されている。
【0064】前記突設部材85の内周部には、前記固着
部材86と螺合するネジ部91が設けられている。前記
固着部材86の先端側には、外周部に前記突設部材85
のネジ部91と螺合することが可能なネジ部92が設け
られている。また、固着部材86の基端側には、内周方
向に突出部94が形成され、内周側端部にOリング47
を配設するための溝95が形成されている。
【0065】このような各部材により構成される連結部
82を組立てるには、まず、回動部材83の先端側か
ら、突設部材85の先端側及び基端側に介装部材32を
添えた状態で該突設部材85を内部に挿入する。
【0066】次に、先端側挟持部材84のネジ部89を
回動部材83のネジ部87に螺合していき、先端側挟持
部材84を回動部材83内に嵌入していくと、前記突設
部材85は回動部材83の突出部88と先端側挟持部材
84とによって挟持され、前記突設部材85と突出部8
8及び先端側挟持部材84との間のクリアランスは減少
していく。
【0067】さらに、固着部材86のネジ部92を突設
部材85のネジ部91に螺合させ、突設部材85と固着
部材86とを一体的に固定する。
【0068】ここで、固着部材86の突出部94に長手
方向に設けられた固定ビス貫通用の孔96にビス46を
取り付けることにより、連結部82は接続部本体15と
一体化されて固定される。
【0069】このように、本実施例の構成においても、
第1実施例と同様に、内視鏡1と接続部本体15との間
のガタつきを防止することができ、安価な構成で観察時
の不具合が生じない接続装置81を提供することが可能
となる。
【0070】以上説明した各実施例では、接続部本体に
対して回動自在に設けられた連結部の回動機構に関する
クリアランスを調節する機構を有しているため、これに
より、安価で、かつ、ガタつきの生じない接続機構を構
成することができる。
【0071】[付記] (1) 撮影手段を内視鏡の光学系に対して着脱可能に
接続する接続手段を有する内視鏡撮像装置において、前
記撮影手段と結合可能に構成された接続部本体と、前記
内視鏡と結合可能に構成され、前記接続部本体に対して
回動自在な回動部と、前記回動部の回動を支援するガイ
ドとなる略円周状の突出部を有する突設部材と、前記突
設部材を長手軸方向に両側から挟持する挟持手段と、前
記突設部材と前記挟持手段との位置関係を調節する調節
手段と、を備えたことを特徴とする内視鏡撮像装置。
【0072】(2) 前記調節手段は、ネジ部の螺合量
により前記挟持手段の一方を長手軸方向に移動させるネ
ジ機構からなる付記1に記載の内視鏡撮像装置。
【0073】(3) 前記調節手段は、周方向に形成さ
れたV字形状の係止溝とこの係止溝の斜面に係合する三
角形状の先端部を有するビスとを有し、前記ビスの径方
向の移動により前記挟持手段の一方を長手軸方向に摺動
させる摺動機構からなる付記1に記載の内視鏡撮像装
置。
【0074】(4) 前記突設部材は前記回動部と一体
的に設けられる一方、前記挟持手段は前記接続部本体と
一体的に設けられ、この挟持手段に対して前記突設部材
が回動自在である付記1に記載の内視鏡撮像装置。
【0075】(5) 前記突設部材は前記接続部本体と
一体的に設けられる一方、前記挟持手段は前記回動部と
一体的に設けられ、前記突設部材に対して前記挟持手段
が回動自在である付記1に記載の内視鏡撮像装置。
【0076】(6) 撮影手段を内視鏡の光学系に対し
て着脱可能に接続する接続手段を有する内視鏡撮像装置
において、前記撮影手段と結合可能に構成された接続部
本体と、前記内視鏡と結合可能に構成され、前記接続部
本体に対して回動自在な回動部と、前記回動部と一体的
に設けられ、前記回動部の回動を支援するガイドとなる
略円周状の突出部を有する突設部材と、前記接続部本体
と一体的に設けられ、前記突設部材を長手軸方向に両側
から挟持する挟持手段と、前記突設部材と前記挟持手段
との位置関係を調節する調節手段と、を備えたことを特
徴とする内視鏡撮像装置。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、安
価で確実にガタつきを防止できる内視鏡と撮影手段との
接続機構を有する内視鏡撮像装置を提供することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡撮像装置の主
要部の構成を示す長手方向断面図
【図2】内視鏡とテレビカメラとを接続した状態を示す
側面図
【図3】内視鏡の外観構成を示す側面図
【図4】第1実施例に係る接続装置の連結部の詳細構成
を示す長手方向断面図
【図5】本発明の第2実施例に係る内視鏡撮像装置に設
けられる接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断
面図
【図6】本発明の第3実施例に係る内視鏡撮像装置に設
けられる接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断
面図
【図7】本発明の第4実施例に係る内視鏡撮像装置に設
けられる接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断
面図
【図8】本発明の第5実施例に係る内視鏡撮像装置に設
けられる接続装置の連結部の詳細構成を示す長手方向断
面図
【符号の説明】
1…内視鏡 2…接続装置 3…テレビカメラ 7…接眼部 15…接続部本体 16…連結部 28…回動部材 29…突設部材 30…先端側挟持部材 31…基端側挟持部材 32…介装部材 38,42…ネジ部 45…ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大町 健二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 木村 仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影手段を内視鏡の光学系に対して着脱
    可能に接続する接続手段を有する内視鏡撮像装置におい
    て、 前記撮影手段と結合可能に構成された接続部本体と、 前記内視鏡と結合可能に構成され、前記接続部本体に対
    して回動自在な回動部と、 前記回動部の回動を支援するガイドとなる略円周状の突
    出部を有する突設部材と、 前記突設部材を長手軸方向に両側から挟持する挟持手段
    と、 前記突設部材と前記挟持手段との位置関係を調節する調
    節手段と、を備えたことを特徴とする内視鏡撮像装置。
JP7112085A 1995-05-10 1995-05-10 内視鏡撮像装置 Pending JPH08304717A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018166A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Schoelly Fiberoptic Gmbh 内視鏡
WO2016103805A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 オリンパス株式会社 撮像装置

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