JPH10295638A - 内視鏡用接続装置 - Google Patents

内視鏡用接続装置

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Publication number
JPH10295638A
JPH10295638A JP9109673A JP10967397A JPH10295638A JP H10295638 A JPH10295638 A JP H10295638A JP 9109673 A JP9109673 A JP 9109673A JP 10967397 A JP10967397 A JP 10967397A JP H10295638 A JPH10295638 A JP H10295638A
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JP
Japan
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endoscope
pin
camera
scope mount
adapter body
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Withdrawn
Application number
JP9109673A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kimura
仁 木村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で、簡素な部品構成でガタ付きのない、ワ
ンタッチ感覚で着脱が可能で確実な接続機構を備えた内
視鏡用接続装置を提供すること。 【解決手段】ピンホルダー32と回転リング31とを締
め込んで、突き当て部32aと固定用爪部31aとを当
接させる。この状態で、固定用爪部31aの中央部近傍
のピンホール34にポジションピン35を固定してアダ
プタ本体30とスコープマウント20とが挿抜可能な接
続基準位置を設定する。次に、切り欠き22bと固定用
爪部31aとの位置関係を視認しながらアダプタ本体3
0をスコープマウント20内に挿通してポジションピン
35の頭部をポジションホール24a内に配置し、アダ
プタ本体30の回転リング31を、ピンホルダー32の
雌ネジ部31bの緩む方向に回転させて、スコープマウ
ント20とアダプタ本体30とをバヨネット機構で連結
して、内視鏡1とカメラ装置10とを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡接眼部の所
定位置に光学系装置を接続する内視鏡用接続装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて
処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治
療のできる内視鏡が広く利用されている。
【0003】前記内視鏡には電荷結合素子(CCD)等
の固体撮像素子を撮像手段に用いた電子内視鏡があり、
この電子内視鏡では観察像をテレビモニタ上に表示して
観察することができると共に、記録や再生を簡単に行え
る。また、イメージガイドを用いた光学式の内視鏡にお
いても、接眼部に光学系装置として外付けテレビカメラ
を装着することによって、内視鏡でとらえた内視鏡像を
テレビモニタ上に表示して観察が可能になると共に、前
記電子内視鏡と同様に記録や再生を簡単に行うことがで
きるようになる。
【0004】前記内視鏡の接眼部に外付けテレビカメラ
やスチールカメラなどを接続する際、機械的接続の容易
さを図るために内視鏡用接続装置を使用している。この
内視鏡用接続装置として例えば、実公昭61―1848
8号公報には内視鏡におけるアタッチメント鏡筒が示さ
れている。このアタッチメント鏡筒は、内視鏡覗視部と
アダプター装置とを接続した状態から取り外しの際に、
アタッチメント鏡筒が内視鏡覗視部あるいはアダプター
装置のいずれか一方に連れて確実に一体化を計ることに
よって、装脱操作の容易かつ即応化を計り得るようにな
した装置を提供するために、内視鏡手許操作部の覗視部
とカメラに接続されたアダプター装置を夫々接続する両
マウント部を備えたアタッチメント鏡筒において、常時
はこれら両マウント部のいずれか一方のマウント部に臨
み且つ該部への前記覗視部又はアダプター装置の接続に
より変位して直接又は中間部材を介して他方のマウント
部に接続したアダプター装置又は覗視部のマウント部が
占める装着係合作用部に侵入する結合杆を、これら両マ
ウント部間に設けたものである。
【0005】また、光学機器同士の接続例として特公昭
59−22927号公報にはカメラの付属品の装着装置
が示されている。このカメラの付属品の装着装置では被
装着側に対し取付け基準面位置に高精度に装着可能なよ
うに、カメラと取付け基準位置を有し、前記カメラの定
位置に装着するマウント手段を構成体と相対的に回動可
能に保持すると共に、前記構成体のカメラ側取付け部に
カメラ側の締め付け部材と結合する締め付け部材を具備
し、装着時、前記マウント手段がカメラの定位置に回動
規制された後、前記構成体の回動操作による前記構成体
側締め付け部材とカメラ側締め付け部材の締め付け結合
により構成体とカメラの結合を行うようにしたものであ
る。
【0006】また、一般的な光学機器の接続形式として
はスクリュー、バヨネット、引き込み式マウントなどが
知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクリ
ュー形式では接続される光学機器同士の回転方向の位置
出しを行うことができないことやロック機構を設け難い
ことから接続部分が緩みやすいという問題があった。ま
た、バヨネット形式では機械的摺動機構やバネあるいは
ロック機構を設けるために径方向のスペースを確保する
と大型になるという問題があった。また、引き込み式マ
ウントでは光学機器同士の位置出しと引き込みネジの位
置合わせが必要になるので操作性が煩わしいという問題
があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、小型で、簡素な部品構成でガタ付きのない、ワン
タッチ感覚で着脱が可能で確実な接続機構を備えた内視
鏡用接続装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡用接続装
置は、内視鏡接眼部と所定の光学系装置とを接続装置本
体に設けた締め付け部材の締め付け操作によって接続す
る内視鏡用接続装置であって、内視鏡接眼部に光学系装
置を接続する際、前記接続装置本体と前記締め付け部材
とが相対的に回動することを規制する回動規制部材を、
前記締め付け部材の一位置を基準にする特定位置に設け
ている。
【0010】この構成によれば、内視鏡接眼部に光学系
装置を接続する際、接続装置本体と締め付け部材との相
対的な回動が回動規制部材によって規制される。また、
締め付け部材の一位置を基準にした特定の位置に回動規
制部材を配置することにより、内視鏡接眼部に光学系装
置を接続する際、締め付け部材の一位置が接続基準位置
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】図1ないし図4は本発明の第1実施形態に
係り、図1は内視鏡とカメラ装置とを接続する内視鏡用
接続装置の概略構成を示す説明図、図2はスコープマウ
ントに連結されるカメラアダプター本体の構成を説明す
る図、図3はカメラアダプター本体の固定用爪部とポジ
ションピンとの位置関係を示す説明図、図4はカメラア
ダプター本体に連結されるスコープマウントの構成を説
明する図である。
【0013】図1に示すように内視鏡1でとらえた内視
鏡像は、この内視鏡1のスコープ接眼部1aに内視鏡用
接続装置2を介して接続される光学系装置であるカメラ
装置3によって電気信号に変換されてカメラコントロー
ルユニット(以下CCUと略記する)4に伝送されるよ
うになっている。
【0014】前記カメラ装置3は、カメラヘッド本体1
0と、このカメラヘッド本体10の基端部から延出する
細長で柔軟なカメラケーブル11とで主に構成されてい
る。このカメラケーブル11の基端部にはカメラコネク
タ11aが設けられており、このカメラコネクタ11a
と前記CCU4のコネクタ部4aとが着脱自在な構成に
なっている。
【0015】前記カメラヘッド本体10は、前記スコー
プ接眼部1aに接続されるスコープマウント20と、こ
のスコープマウント20に着脱自在に接続される接続装
置本体となるカメラアダプタ本体30とで構成される内
視鏡用接続装置2を介して内視鏡1のスコープ接眼部1
aに接続されるようになっている。
【0016】図2に示すように前記カメラアダプタ本体
30内には前記内視鏡1から送られてきた内視鏡像の倍
率などを変換したりする光学レンズ群50が配設され、
この光学レンズ群50を通過した内視鏡像が前記カメラ
ヘッド本体10内に配設されている電荷結合素子(以下
CCDと略記)51等の固体撮像素子の撮像面に結像し
て電気信号に変換される。前記CCD51で光電変換さ
れた電気信号は、このCCD51の後端側より延出して
前記カメラケーブル11内を挿通している信号線によっ
てCCU4内の信号処理回路に伝送されて映像信号に生
成される。
【0017】前記カメラアダプタ本体30は、前記スコ
ープマウント20との連結部となる固定用爪部31aを
2つカメラアダプタ本体30の外周面に対して対角線上
に凸設させた略管状で内周面に雌ネジ部31bを形成し
た締め付け部材となる回転リング31と、この回転リン
グ31の内周面に形成されている雌ネジ部31bに噛合
する雄ネジ部32bを外周面に形成した略管状のピンホ
ルダー32と、このピンホルダー32の内孔に配設され
た前記光学レンズ群50を一体的に保持しているレンズ
ホルダー33などで構成されている。
【0018】前記ピンホルダー32のスコープ接眼部1
a側である先端側面には外周方向に突出したフランジ形
状の突き当て部32aが形成されており、このピンホル
ダー32の雄ネジ部32bを前記回転リング31の雌ネ
ジ部31bに対して締め込んでいくことによってピンホ
ルダー32の突き当て部32aと回転リング31の固定
用爪部31aとが当接するようになっている。
【0019】また、前記ピンホルダー32の先端面には
図3(a)に示すように同心円上に中心位置を等間隔で
12個配置して形成したピンホール34が設けられてい
る。このピンホール34の内周面には雌ネジが形成され
ており、外周面に雄ネジを形成した位置特定部材である
ポジションピン35が前記ピンホール34に螺合固定さ
れるようになっている。
【0020】なお、本実施形態においては前記ポジショ
ンピン35を、前記突き当て部32aと固定用爪部31
aとが当接して回動が規制されている状態で、回転リン
グ31に設けられている固定用爪部31aに最も近接し
た位置に配置されているピンホール34に螺合固定する
ようにしている。また、前記回転リング31の外周面に
は外側に突出したつまみ36が固定されている。
【0021】一方、図4(a)に示すように前記スコー
プマウント20は、前記スコープ接眼部1aに接続され
る大径部であるマウント部21と、このマウント部21
の後方側に突出して前記カメラアダプタ本体30に設け
た前記固定用爪部31aとの連結部となるロックフラン
ジ22aを内面側に有する小径部である凸部22とで構
成されている。
【0022】図4(b)に示すように前記スコープマウ
ント20には、前記カメラアダプタ本体30を連結した
際、このカメラアダプタ本体30を構成するピンホルダ
ー32の先端面が突き当たる当接面23が設けられてい
る。この当接面23には前記ピンホルダー32のピンホ
ール34に螺合されているポジションピン35の頭部が
配置されるポジションホール24aを有する透孔24が
形成されている。
【0023】また、前記凸部22のロックフランジ22
aには前記カメラアダプタ本体30を構成する回転リン
グ31に形成されている固定用爪部31aが挿通可能な
切り欠き22bが形成されている。そして、前記ポジシ
ョンホール24aと前記切り欠き22bとは図に示すよ
うに略対角線上になっている。
【0024】上述のように構成した内視鏡用接続装置2
の作用を説明する。まず、カメラ装置10に固定されて
いるカメラアダプタ本体30を構成する螺合状態のピン
ホルダー32と回転リング31とを締め込んでいって、
前記ピンホルダー32の突き当て部32aと回転リング
31の固定用爪部31aとを当接させる。この状態で、
図3(a)に示すように回転リング31に形成されてい
る固定用爪部31aのもっと中央部に近い位置に配置さ
れているピンホール34にポジションピン35を螺合固
定する。このことによって、固定用爪部31aとポジシ
ョンピン35とが一直線上に並んで、カメラアダプタ本
体30とスコープマウント20とが挿抜可能な接続基準
位置が設定される。このとき、ポジションピン35の頭
部は、ピンホルダー32の先端面から突出している。
【0025】次に、上述した接続基準位置に規制されて
いるカメラアダプタ本体30を内視鏡1のスコープ接眼
部1aに接続されているスコープマウント20に接続す
る。このとき、前記スコープマウント20に形成されて
いる切り欠き22bと前記固定用爪部31aとの位置関
係を視認しながら前記カメラアダプタ本体30をスコー
プマウント20内に挿通していく。すると、前記固定用
爪部31aが切り欠き22bを通過すると共に、前記ポ
ジションピン35の頭部がポジションホール24a内に
配置された状態になって、当接面23にピンホルダー3
2の先端面が突き当たる。
【0026】ここで、カメラアダプタ本体30の回転リ
ング31を、ピンホルダー32の雌ネジ部31bの緩む
方向に回転させる。このとき、ポジションピン35の頭
部がポジションホール24a内に配置されているので、
回転リング31だけが図3(b)に示す矢印方向に回転
移動する。すると、前記カメラアダプタ本体30のこの
回転リング31に形成されている固定用爪部31aがス
コープマウント20の凸部22のロックフランジ22a
に係合して、スコープマウント20とカメラアダプタ本
体30とがバヨネット機構で連結されて、内視鏡1とカ
メラ装置10との接続が完了する。
【0027】なお、撮影終了後、カメラ装置10を取り
外す際には、つまり前記スコープマウント20とカメラ
アダプタ本体30と切り離すには、前記カメラアダプタ
本体30の回転リング31をピンホルダー32の雌ネジ
部31bの締め込む方向に回転させてピンホルダー32
の突き当て部32aに固定用爪部31aを当接させてス
コープマウント20とカメラアダプタ本体30との連結
を解除して接続基準位置にする。この状態で、スコープ
マウント20に対してカメラアダプタ本体30を引き抜
くことで切り離しを行う。
【0028】このように、カメラアダプタ本体を構成す
る回転リングの固定用爪部をピンホルダーの突き当て部
に当接させた状態で、固定用爪部の近傍に配置されてい
るポジションホールにポジションピンを配設することに
よって接続基準位置を設定することによって、カメラア
ダプタ本体の固定用爪部及びポジションピンの頭部とス
コープマウントの切り欠き及びポジションホールとの位
置関係を対応させることによって、スコープマウントと
カメラアダプタ本体との挿抜を容易に行うことができ
る。
【0029】また、スコープマウントの当接面にカメラ
アダプタ本体のピンホルダーの先端面が突き当たったと
き、ポジションピンの頭部がポジションホール内に配置
された状態になるので、回転リングだけをピンホルダー
に対して容易に回動自在になるので、スコープマウント
とカメラアダプタ本体との連結及び解除を回転リングを
回転させるだけの操作で行うことができる。このことに
より、内視鏡とカメラ装置などの光学系装置との連結作
業性が大幅に向上する。
【0030】さらに、ピンホルダーの先端面に形成した
複数のポジションホールの所定位置に回動規制部材とな
るポジションピンを配設することによって連結部を大型
させることなく内視鏡用接続装置を構成することができ
る。
【0031】図5ないし図7は本発明の第2実施形態に
係り、図5はスコープマウントに連結されるカメラアダ
プター本体の他の構成を説明する図、図6はカメラアダ
プタ本体とスコープマウントとが挿抜可能な状態を示す
図、図7はカメラアダプタ本体とスコープマウントとの
連結状態を示す図である。図5に示すように本実施形態
においては、まずカメラアダプタ本体30のポジション
ホール34に螺合されるポジションピン35の配置位置
が第1実施形態と異なっている。つまり、本実施形態に
おいては前記カメラアダプタ本体30と前記スコープマ
ウント20とを連結した状態の、つまり、図5(a)に
示すようにカメラアダプタ本体30の固定用爪部31a
とスコープマウント20のロックフランジ22aとが突
き当たった状態よりも、前記回転リング31が約90度
逆回転したピンホルダー32に対して緩んだ状態であ
る、前記固定用爪部31aと突き当て部32aとが当接
するわずかに前の段階で固定用爪部31aの近傍に配置
されているピンホール34にポジションピン35を配置
している。
【0032】また、図5(b)に示すようにカメラアダ
プタ本体30の回転リング31の端面には回動角度規制
部材となるカムピン41を設ける一方、このカムピン4
1が挿入されるカム溝42aに約(90+α)度の移動
範囲を設定したストッパーリング42を配置している。
その他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同部材
には同符号を付して説明を省略する。
【0033】上述のように構成した内視鏡用接続装置の
作用を説明する。回転リング31に設けたカムピン41
は、カム溝42a内で(90+α)度の範囲を移動する
ようになっている。このため、固定用爪部31aが突き
当て部32aに突き当たる程ピンホルダー32に対して
回転リング31が回動させる必要がないように位置規制
している。
【0034】また、回転リング31をピンホルダー32
に対して回動させて、前記図3に示したように固定用爪
部31aとポジションピン35とが一直線上に並んだと
き、スコープマウント20の切り欠き22bに対して固
定用爪部31aが挿通可能になって、スコープマウント
20とカメラアダプタ本体30との挿抜が可能な状態に
なる。
【0035】この状態で、前記カメラアダプタ本体30
をスコープマウント20に挿入して、図7(a)に示す
ように回転リング31だけを約90度回転させることに
より、カメラアダプタ本体30の固定用爪部31aと、
スコープマウント20のロックフランジ22aとが係合
してスコープマウント20とカメラアダプタ本体30と
が連結されて、内視鏡1とカメラ装置10との接続が完
了する。
【0036】なお、カメラアダプタ本体30とスコープ
マウント20とを取り外す際には、カメラアダプタ本体
30の回転リング31を雌ネジ部31bが締まる方向に
回転させることにより、カメラアダプタ本体30の固定
用爪部31aが図7(a)に示す状態から図6(a)に
示す状態に移動することにより、カメラアダプタ本体3
0がスコープマウント20から引き抜き可能な状態にな
る。また、回転リング31とピンホルダー32とのネジ
の締めすぎのとき、カメラアダプタ本体30の固定用爪
部31aがピンホルダー32の突き当て部32aに突き
当たらない。つまり、固定用爪部31aが突き当て部3
2aに突き当たる前に図6(b)に示すようにカムピン
41がカム溝42aの一端面に係止される このように、回転リングに回動角度規制部材となるカム
ピンを設ける一方、このカムピンが移動する範囲を規制
するカム溝を設けたストッパーリングを設けたことによ
って、スコープマウントとカメラアダプタ本体との着脱
作業中に例えば回転リングをピンホルダーに対して締め
すぎたとき、固定用爪部が突き当て部に突き当たる前に
カム溝の端面にカムピン当たって締めすぎが防止される
ことによって、回転リングとピンホルダーとの締めすぎ
によって発生する固着の問題を解消することができる。
このことで、カメラアダプタ本体とスコープマウントと
が固着されるおそれが解消されたので挿抜作業性が更に
向上する。その他の作用及び効果は第1実施形態と同様
である。
【0037】図5ないし図10は前記第2実施形態の変
形例に係り、図5はスコープマウントに連結されるカメ
ラアダプター本体の他の構成を説明する図、図6はカメ
ラアダプタ本体とスコープマウントとが挿抜可能な状態
を示す図、図7はカメラアダプタ本体とスコープマウン
トとの連結状態を示す図、図8はロックピンの底部をス
トッパリング外周部に当接させた状態を示す図、図9は
ロックピンに対するストッパー面の作用状態を説明する
正面図、図10はロックピンに対するストッパー面の作
用状態を説明する上面図である。
【0038】本実施形態においてはストッパーリング4
2のストッパーリング外周部42bに突起状のストッパ
ー面43を設けている。このストッパー面43の幅寸法
は、前記スコープマウント20の切り欠き22bの幅寸
法と略同寸法である。
【0039】図6に示すように回転リング31には固定
用爪部31aとポジションピン35とが一直線上の位置
関係のとき、前記ストッパー面43に対して重なる位置
となるようにノブ51が設けられている。
【0040】図5(b)に示すようにノブ51は、取り
付けピン52によってロックピン53をネジ52aで螺
合によって回転リング31に固定する構成になってい
る。前記ロックピン53は、その底部53aがストッパ
ーリング42のストッパーリング外周部42bに当接す
る程の外径を有している。なお、前記ロックピン53は
取り付けピン52に対して所望量移動可能になってい
る。
【0041】スコープマウント20をカメラアダプタ本
体30に接続する際には、図5(b)に示すようにノブ
51のロックピン53を取り付けピン52に対するネジ
53aを緩めて底部53aを持ち上げていく。
【0042】すると、回転リング31における固定用爪
部31aがピンホルダー32に対して回動して、図6に
示すように前記ロックピン53の底部53aをストッパ
面43に重ねる。このことにより、固定用爪部31aと
ポジションピン35とが図に示す位置関係になってカメ
ラアダプタ本体30とスコープマウント20とが接続可
能な状態になる。
【0043】この状態で、カメラアダプタ本体30をス
コープマウント20に挿入し、ノブ51を含めた回転リ
ング31をピンホルダー32に対して回動させ、回転リ
ング31における固定用爪部31aをスコープマウント
20のロックフランジ22aに係合させて接続完了す
る。このとき、ノブ51はストッパ面43に重なってい
た状態からストッパリング外周部42b上に移動する。
【0044】ここで、図8に示すようにノブ51のロッ
クピン53をネジ52aに対して回動させ、ロックピン
底部53aをストッパリング外周部42bに当接させ
る。このことにより、回転リング31がピンホルダー3
2に対して固定される。
【0045】また、この状態でたとえ、ネジ52aが緩
んで固定用爪部31aがピンホルダー32に対して回転
移動したとしても、固定用爪部31aがスコープマウン
ト20における切り欠き22b部分に移動する前に、図
9及び図10に示すようにロックピン53がストッパー
面43に当たることによって、回転リング31における
固定用爪部31aとポジションピン35とが図6に示す
挿抜可能な状態を位置関係になることはない。
【0046】このように、カメラアダプタ本体とスコー
プマウントとの接続後に、ロックピンの底部をストッパ
ーリングの外周部に当接させて固定することによって、
ネジが緩むことによっておこるカメラアダプタ本体とス
コープマウントとのガタつきを防止することができる。
【0047】また、回転リングの固定用爪部とポジショ
ンピンとの位置関係を挿抜可能な状態にするためには、
ロックピンを取り付けピンのネジに対して回動させて、
ストッパー面を乗り越えることが可能な位置まで移動さ
せる必要があることから、一旦ロックピンの底部をスト
ッパーリングの外周部に当接させることによって、カメ
ラアダプタ本体からスコープマウントが不意に脱落する
ことを確実に防止することができる。
【0048】なお、図11に示すようにスコープマウン
ト20の連結部側のスコープ接眼部1aのカバーガラス
61とカメラアダプタ本体30における連結部側のレン
ズカバー62との間に外気に通じる3個の長穴形状の空
気孔63を設けている。このことによって、どれか1つ
の空気孔63から入った外気が他の空気孔63から抜け
出ていくことによって、スコープ接眼部1aのカバーガ
ラス61とカメラアダプタ本体30のレンズカバー62
との間を外気が流れてカバーガラス61及びレンズカバ
ー62の結露を防止することができる。
【0049】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0050】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0051】(1)内視鏡接眼部と所定の光学系装置と
を接続装置本体に設けた締め付け部材の締め付け操作に
よって接続する内視鏡用接続装置において、内視鏡接眼
部に光学系装置を接続する際、前記接続装置本体と前記
締め付け部材とが相対的に回動することを規制する回動
規制部材を、前記締め付け部材の一位置を基準にする特
定位置に設けた内視鏡用接続装置。
【0052】(2)前記締め付け部材はバヨネット機構
を有する回転リングであり、前記一位置がこの回転リン
グのバヨネット機構となる固定用爪部である付記1記載
の内視鏡用接続装置。
【0053】(3)前記締め付け部材に回動角度規制部
材を設けた付記1または付記2記載の内視鏡用接続装
置。
【0054】(4)前記回動角度規制部材は、カムピン
と、このカムピンの回動角度を設定するカム溝とで構成
される付記3記載の内視鏡用接続装置。
【0055】(5)前記回動角度規制部材は、前記締め
付け部材の主軸の径方向に設けたスクリューを有する操
作ノブから成り、この操作ノブが当接可能な凸部を有す
る付記3記載の内視鏡用接続装置。
【0056】(6)前記接続装置本体は、光軸に対して
垂直方向な空気孔を有し、その空気孔を流れる空気が前
記接続装置本体内を直線状に通過する経路を有する付記
1ないし付記3のいずれかに記載の内視鏡用接続装置。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小
型で、簡素な部品構成でガタ付きのない、ワンタッチ感
覚で着脱が可能で確実な接続機構を備えた内視鏡用接続
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施形態に係
り、図1は内視鏡とカメラ装置とを接続する内視鏡用接
続装置の概略構成を示す説明図
【図2】スコープマウントに連結されるカメラアダプタ
ー本体の構成を説明する図
【図3】カメラアダプター本体の固定用爪部とポジショ
ンピンとの位置関係を示す説明図
【図4】カメラアダプター本体に連結されるスコープマ
ウントの構成を説明する図
【図5】図5ないし図7は本発明の第2実施形態と第2
実施形態の変形例とに係り、図5はスコープマウントに
連結されるカメラアダプター本体の他の構成を説明する
【図6】カメラアダプタ本体とスコープマウントとが挿
抜可能な状態を示す図
【図7】カメラアダプタ本体とスコープマウントとの連
結状態を示す図
【図8】ロックピンの底部をストッパリング外周部に当
接させた状態を示す図
【図9】ロックピンに対するストッパー面の作用状態を
説明する正面図
【図10】ロックピンに対するストッパー面の作用状態
を説明する上面図
【図11】スコープ接眼部のカバーガラスとカメラアダ
プタ本体のカバーガラスとの結露を防止する空気孔を説
明する図
【符号の説明】
2…内視鏡用接続装置 20…スコープマウント 21…マウント部 22…凸部 30…カメラアダプタ本体 31…回転リング 32…ピンホルダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡接眼部と所定の光学系装置とを接
    続装置本体に設けた締め付け部材の締め付け操作によっ
    て接続する内視鏡用接続装置において、 内視鏡接眼部に光学系装置を接続する際、前記接続装置
    本体と前記締め付け部材とが相対的に回動することを規
    制する回動規制部材を、前記締め付け部材の一位置を基
    準にする特定位置に設けることを特徴とする内視鏡用接
    続装置。
JP9109673A 1997-04-25 1997-04-25 内視鏡用接続装置 Withdrawn JPH10295638A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018164A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Schoelly Fiberoptic Gmbh 内視鏡
WO2016103817A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 オリンパス株式会社 接眼部連結装置

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