JP3255448B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3255448B2
JP3255448B2 JP11181392A JP11181392A JP3255448B2 JP 3255448 B2 JP3255448 B2 JP 3255448B2 JP 11181392 A JP11181392 A JP 11181392A JP 11181392 A JP11181392 A JP 11181392A JP 3255448 B2 JP3255448 B2 JP 3255448B2
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昌浩 熊倉
光伸 大野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、付加的に鉗子等の処置
具を用いることのできる内視鏡の外付けチャンネル装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡は体腔内等の深奥部内を
観察するのに用いられるものである。そのためには、例
えば、観察を適切に行うために、照明光の光量を調光し
なければならなく、また、体腔内の深奥部内まで挿入す
るためには、挿入部の先端部に位置する湾曲部を湾曲操
作しなければならない。このように、内視鏡を用いて観
察を行うためには、色々な機能が必要となる。
【0003】
【0004】
【0005】
【0006】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な内視鏡の各種機能を行うために、それぞれの専用の機
能スイッチを設けていては、スイッチを設置する箇所が
大型化してしまったり、また、たくさんのスイッチから
適切なスイッチを選択するために、過って違うスイッチ
を選択する可能性がある。よって、内視鏡の操作性が低
下することになってしまう。
【0008】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、操作し易い内視鏡装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による内視鏡装置は、内視鏡の挿入部の先端部に
湾曲自在な湾曲部を設け、この湾曲部を湾曲操作するた
めの操作部を設けた内視鏡装置において、前記内視鏡装
置の複数の機能をメニュー表示する画面表示手段と、前
記操作部に設けられ、前記画面表示手段に表示されたメ
ニューより前記内視鏡装置の複数の機能のうち所定の機
能を選択可能とするとともに、所定の場合に前記湾曲部
の湾曲操作を行う操作入力手段と、を具備し、前記操作
入力手段は、当該操作入力手段により前記内視鏡装置の
複数の機能のうち前記湾曲部の湾曲操作に関する機能が
選択された場合においては、前記湾曲部の湾曲操作を可
能とすることを特徴とする。
【0010】
【作用】この構成で、操作入力部材を動かすことによ
り、内視鏡装置の各種機能が選択され、実行される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡装置と外付けチャンネル装置との全体を示す
説明図、図2は要部を示す説明図、図3は操作部、カメ
ラコントロールユニット等の回路構成を示すブロック
図、図4及び図5はモニタ画面を示す説明図である。
【0012】図1に示すように、この実施例が適用され
る内視鏡は例えば電子内視鏡1で、手元側の把持部を兼
ねた操作部2から前方へ細長な挿入部3を延設してい
る。尚、内視鏡としては図示例の電子内視鏡に限ること
なくオプティカル内視鏡にも適用される。前記挿入部3
は、細長で可撓性を有する可撓管部4と、この可撓管部
4の先端に連設された湾曲部5と、この湾曲部5の先端
に連設された先端構成部6とを備えている。また、前記
操作部2の側部にはユニバーサルコード7が延設されて
おり、このユニバーサルコード7はコネクタ8を介して
光源装置9に接続するようになっていると共に、このコ
ネクタ8からはコード10が分岐してカメラコントロー
ルユニット11に接続され、さらにこのコントロールユ
ニット11にはモニタ12が接続されるようになってい
る。前記ユニバーサルコード7、操作部2及び挿入部3
はライトガイドを内設し、光源装置9からの照明光を先
端構成部6の照明窓13を経て被検体に照射するように
なっている。一方、前記先端構成部6内には、観察窓1
4より入射された被検体の光学像を結像すると共に光電
変換し電気信号に変換する結像光学系及び撮像装置が内
設され、さらにこの変換された信号をカメラコントロー
ルユニット11に伝送する信号線が挿入部3、操作部2
及びユニバーサルコード7に内設されている。
【0013】前記挿入部3はチャンネルを内設しておら
ず、チャンネルを必要とするときには外付けのチャンネ
ルチューブ15を挿入部3に沿って添設するようになっ
ている。この実施例における外付けチャンネル装置は、
チャンネルチューブ15と、複数のチャンネル固定具1
6と、先端ガイド17とを備えている。固定具16は内
視鏡挿通孔18とチャンネル挿通孔19とを有し、この
チャンネル挿通孔19の内径はチャンネルチューブ15
の外径よりも大きく形成され、固定具16に各々の前記
内視鏡挿通孔18とチャンネル挿通孔19とを同一側に
して挿入部3の外周に複数着脱自在に固定されるように
なっていると共に、最先端位置の固定具16は、湾曲部
5の手前に固定される。また、先端ガイド17は、内視
鏡挿通孔20と処置具ガイド孔21とを有し、このガイ
ド孔21を前記固定具16のチャンネル挿通孔19と同
じ側にして内視鏡の先端構成部6の外周に着脱自在に固
定されるようになっている。そして、前記複数の固定具
16のチャンネル挿通孔19にチャンネルチューブ15
が挿通され、このチャンネルチューブ15が内視鏡挿入
部3に添設される。このチャンネルチューブ15は、そ
の先端に口金22を有し、この口金22の外径は固定具
16のチャンネル挿通孔19の内径より大きくなってい
る。また、チャンネルチューブ15は、複数の固定具1
6を介して前記のように内視鏡挿入部3に添設されたと
きは、基部側は操作部2の側部前方に位置し、且つ口金
22は最先端位置の固定具16の前方に位置するように
なっている。一方、前記チャンネルチューブ15は、複
数の固定具16に挿通された状態でスライド自在になっ
ており、したがってチャンネルチューブ15を前方へス
ライドすることによってこのチャンネルチューブ15の
口金22が、最先端位置の固定具16前方から先端ガイ
ド17後端まで移動して受け渡し手段を構成し、この状
態時ではチャンネルチューブ15は先端ガイド17に接
続してチャンネルチューブ15とガイド孔21とが挿通
しチャンネルチューブ15内へ挿通した鉗子等の処置具
23をスムーズに先端ガイド17のガイド孔21に挿通
できるようになっている。この挿通後は前記チャンネル
チューブ15は後方へスライドされて口金22を最先端
位置の固定具16先端に位置させ、チャンネルチューブ
15を湾曲部5の範囲から退避させ、このチャンネルチ
ューブ15の存在によって湾曲部5の湾曲性能が低下す
ることが防止される。
【0014】一方、操作部2には、トラックボール31
が内蔵され、その近傍にはこのトラックボール31の動
作をON−OFFするトラックボールON−OFFスイ
ッチ32が配設されている。また、操作部2には前記湾
曲部5の湾曲操作を行う湾曲レバー35が設けられてい
る。さらに、前記トラックボール31と併用して機能選
択を行う機能選択ボタンA,B、33,34が設けてあ
る。
【0015】図3に示すようにカメラコントロールユニ
ット11は、撮像装置の例えばCCD36を駆動するた
めのCCD駆動パルス発生器37と、CCD36からの
映像信号を処理するプロセス回路38と、このプロセス
回路38の出力を受けて標準的なビデオ信号を発生する
エンコーダ回路39を内設している。また、内視鏡の操
作部2に設けたトラックボール31のパルス出力を受け
てパルスをカウントするパルスカウント部40と、機能
コントロールマイコン41と、この機能コントロールマ
イコン41が作り出すメニュー画面と内視鏡画像とを合
成するスーパーインポーズ回路42とを有している。
【0016】このような構成で、チャンネルチューブ1
5の外径は、固定具16のチャンネル挿通孔19よりも
小さいので、チャンネルチューブ15は固定具16に対
して軸方向にスライド可能である。したがって、手元側
にてチャンネルチューブ15の後端を押し込むことによ
り、チャンネルチューブ15は前方に移動する。このチ
ャンネルチューブ15は、チャンネルチューブ15先端
の口金22が、先端ガイド17に当たるまで移動でき
る。逆に、手元側でチャンネルチューブ15の後端を引
くと、チャンネルチューブ15は後方に移動する。この
チャンネルチューブ15は、口金22が湾曲部5の後端
に設けられた固定具16に当たるまで移動できる。すな
わち、チャンネルチューブ15の先端部が、湾曲部15
の前端から後端まで範囲にわたって移動することができ
る。
【0017】そして、鉗子等の処置具23をチャンネル
チューブ15に挿通する時には、湾曲部5をストレート
にした状態で、チャンネルチューブ15を前方へ押し込
む。すると、チューブ15先端の口金22は、先端ガイ
ド17のガイド孔21に対応する位置(図2中の点線で
示す)に来る。そこで、鉗子等の処置具23はチャンネ
ルチューブ15及びガイド孔21を通って、内視鏡先端
に導かれる。内視鏡操作時には、チャンネルチューブ1
5を手元側に引きよせて、湾曲部5の外周にチャンネル
チューブ15が来ない状態(図2中の実線)に設定す
る。
【0018】次に、操作部2に設けたトラックボール3
1を回すことにより、複数の機能の中から所定機能を選
択する作用を説明する。図3において、トラックボール
31が回転すると、この回転を検知してその移動量に比
例したパルスを、ロータリーエンコーダX43及びロー
タリーエンコーダY44が出力し、これらのパルスをパ
ルスカウント部40が受けてそのデータを機能コントロ
ールマイコン41に伝える。
【0019】機能コントロールマイコン41では、例え
ば図4に示す様なメニュー画面を作成し、スーパーイン
ポーズ回路42にてエンコーダ回路39より入力される
内視鏡画像と合成して、標準的なビデオ信号を出力する
様になっている。また、この機能コントロールマイコン
41は、前記パルスカウント部40のデータを受けとる
と共に、操作部2にある機能選択ボタンA,B、33,
34の信号を受けとれる様になっている。機能コントロ
ールマイコン41は、図示しない内部に格納されたソフ
トウェアによりメニュー画面や、機能選択を行うため、
ソフトウェア次第でいろいろな機能及び選択が可能とな
る。図4を例に説明すると、トラックボール31を動か
すと、機能コントロールマイコン41がパルスカウント
部40よりそのデータを受け、モニタ画面のMENUの
中で網掛けしている項目をトラックボール31の移動に
応じて上下に移動して、ある一つの項目の所で止まる。
機能選択ボタンA33が押された時を実行、機能選択ボ
タンB34が押された時をキャンセルとソフトウェアで
決めておけば、ボタンA33が押されたら網掛けしてい
る項目を選択して実行することができる。ボタンB34
が押されたら網掛けしている項目の機能をキャンセルす
るといった使い方が出来る。また、上述した手順によっ
て例えば図4の調光を選択した際、図5の様な調光可変
メニューを表示し、トラックボール31の回転量を検知
することにより、調光コントロールバー50がそれに応
じて動く様にして、バー50の位置に応じて機能コント
ロールマイコン41が調光信号を出力できる様にしてお
けば、調光の微調整が操作部2のトラックボール31で
できることになる。この様にした機能コントロールマイ
コン41の内部にあるソフトウェア次第でトラックボー
ル31と機能選択ボタンA,B、33,34を操作する
ことにより、いろいろな機能をコントロールすることが
できる。
【0020】また、操作部2には、トラックボールON
−OFFスイッチ32が設けてある。トラックボール3
1は通常固定されておらず、自由に回転できるため、操
作部2を動かしたり、トラックボール31に指が触れた
だけでも動いてしまい、誤動作になってしまう。そこ
で、トラックボールON−OFFスイッチ32をOFF
側にしておけば、図3からわかる様に、トラックボール
31からの出力線が断線する事になり、トラックボール
31が不意に動いてしまっても誤動作しない様にする事
ができる。尚、このスイッチ32はトラックボール31
からの出力線を断線する様にしているが、トラックボー
ル31にゴムプレート等の摩擦材などを押しあて、物理
的に固定する様にしてもよい。また、スイッチ32の信
号線を機能コントロールマイコン41に接続し、スイッ
チ32のON−OFFをソフトウェアで検知し、トラッ
クボール31からの信号をなくす様にしてもよい。
【0021】この効果は、操作部2に有するトラックボ
ール31と機能選択ボタンA,B、33,34を操作す
ることにより、各種の機能が選択、実行できる様にな
り、操作性が向上する。従って従来の様にたくさんのス
イッチを操作部に設ける必要がなく、操作できる機能の
数はスイッチの数に限定される事がなく、機能の数はソ
フトウェア次第で自由に設定できる。また、従来不可能
だった自動調光レベル設定の様な微調整を要する操作も
できる様になる。また、本装置は、操作部は何ら変更す
ることなしに機能をコントロールするソフトウェアのみ
を開発するだけで別仕様の操作系ができる為、汎用性が
あるだけでなく、開発コストが低く抑えられる利点があ
る。
【0022】図6及び図7はトラックボールによる機能
選択に、電動アングルを付加した例を示し、図6は内視
鏡を示す説明図、図7は回路ブロック図を示している。
【0023】図4において画面の電動アングルの項目を
トラックボール31を用いて選択することにより電動ア
ングルモードに入る。このモードに入ると、トラックボ
ール31を動かすと、図6に示すごとく、湾曲部5が湾
曲動し内視鏡の先端構成部6が動く様になっている。こ
の動作を図7を用いて説明する。トラックボール31が
動くと機能コントロールマイコン41がその動作量を読
みとる。機能コントロールマイコン41は、ステッピン
グモータドライブ回路143に動作量に応じた適切なパ
ルスを送る。ステッピングモータドライブ回路143
は、ステッピングモータ144を動かすために必要な状
態までパルス信号を増加してステッピングモータ144
へ送る。これにより、ステッピングモータ144が動
き、ワイヤ45を前後動させる。このワイヤ45は先端
構成部につながっており、図6の様に先端構成部6を動
かす様になっている。尚、機能コントロールマイコン4
1の一連の動作はその内部にあるソフトウェアによって
行なわれているのは前述した例と同じである。この例で
は、カメラコントロールユニット11とユニバーサルコ
ード7は図示しないコネクタによって着脱可能なため、
アングル操作を行うステッピングモータ144は操作部
2へ入れ、ステッピングモータドライブ回路143はカ
メラコントロールユニット11側へ入れる構造とした
が、ステッピングモータドライブ回路143も操作部2
内にあってもよい。また、ユニバーサルコード7とカメ
ラコントロールユニット11がコネクタ着脱式でなく、
常時接続式であればワイヤ45をカメラコントロールユ
ニット11まで延設することにより、ステッピングモー
144をカメラコントロールユニット11内に配置す
ることもできる。尚、図7では2つのステッピングモー
タを配置しているが、これはトラックボール31の動き
を2次元でとらえ、それぞれの方向に対し、ステッピン
グモータ144を1個づつ配置して対応したためであ
る。これにより、先端構成部6は4方向にアングル(湾
曲)操作が可能となっている。
【0024】したがって、この例では前記図3の構成に
よる効果の他に、操作部のトラックボールによる電動ア
ングル操作が可能となり、より操作性が向上する。ま
た、トラックボールは親指の腹によって軽く微妙な操作
が可能であり、湾曲部のアングル操作を行い易い。さら
に、各種の操作をトラックボールによって行なえるの
で、今まで不可能であった各種の集中操作が可能とな
る。
【0025】また、操作部またはカメラコントロールユ
ニットのどちらに配置してもよく、設計の自由度が大き
い。
【0026】第9図は本発明の第2実施例を示す説明図
である。
【0027】前述した第1実施例における外付けチャン
ネル装置では、例えば湾曲部5が直管状でなく湾曲して
いる場合等、チャンネルチューブ15を押し込み前方へ
スライドさせたとき、第8図に示すようにこのチャンネ
ルチューブ15が真すぐに進まず、先端部の口金22が
先端ガイド17のガイド孔21と一致しないことがあ
る。この状態であるとチャンネルチューブ15に挿通さ
れた処置具23が前記ガイド孔21に挿通できず、処置
具23を内視鏡先端側へ適切導くことができない虞れが
ある。
【0028】第2実施例は、この様に例えば湾曲部5が
湾曲しているような状態であっても、チャンネルチュー
ブ15の口金22が湾曲部5に沿って前進し、先端ガイ
ド17のガイド孔21に一致するように構成したもので
ある。
【0029】この実施例では、チャンネルチューブ15
の先端に、リング口金61を固定しており、このリング
口金61には内視鏡挿通孔62とチャンネルチューブ固
定用孔63が形成されている。内視鏡挿通孔62の内径
は、湾曲部5よりも大きくなっている。チャンネルチュ
ーブ固定用孔63は、固定具16のチャンネル挿通孔1
9及び先端ガイド17のガイド孔21に対応する位置に
ある。その他の構成は、第1実施例と同じである。
【0030】この構成で、内視鏡挿通孔62の内径は湾
曲部5の外径よりも大きくなっているので、チャンネル
チューブ15を押し込んだ時、先端に固定されているリ
ング口金61も一緒に湾曲部5外周に沿って前方へ移動
し、リング口金61が先端ガイド17に当接する所で止
まる。逆にチャンネルチューブ15を引くと、リング口
金61が湾曲部5後端の固定具16に当るまで移動す
る。この時、チャンネルチューブ15の先端は、リング
口金61で、湾曲部5との距離が規制されているので、
例え湾曲部5が湾曲した状態でもこの湾曲部の湾曲状態
に追従して移動し、チャンネルチューブを押し込んだ時
にチャンネルチューブ15の先端は、先端ガイド17の
ガイド孔21に対応する位置にくる。
【0031】従って、湾曲部5が直管状でなく湾曲して
いるような状態であってもチャンネルチューブ15の先
端がガイド孔21に対応する位置からずれることがな
く、鉗子等の処置具23を確実にガイド孔21に挿通で
きる。
【0032】図10及び図11は本発明の第3実施例に
係り、図10はコイルチューブを収縮した状態を示す説
明図、図11はコイルチューブを伸張した状態を示す説
明図である。
【0033】この実施例は、受け渡し手段として、第1
実施例の口金、第2実施例のリング口金に代え、形状記
憶合金(樹脂でも可、以下同じ)にて形成したコイルチ
ューブ65をコイルチューブ15の先端部に配設したも
のである。このコイルチューブ65の外径は固定具16
のチャンネル挿通孔19の内径より大きく設定されてい
る。また、前記コイルチューブ65に通電するためのコ
ード66がこのコイル65に接続されており、このコー
ド66はチャンネルチューブ15と同様に挿入部3に沿
って手元側まで導かれており、図示しないスイッチにて
ON−OFFできるようになっている。その他の構成
は、第1実施例と同じである。
【0034】この構成では、コード66を介してコイル
チューブ65に通電することにより図11に示す如くコ
イルチューブ65が伸張してこのコイルチューブ65の
先端がガイド17のガイド孔21と一致する位置に至
る。そして、鉗子等の処置具23をこのコイルチューブ
65を経て先端ガイド17のガイド孔21に挿通した後
は、コイルチューブ65への通電をOFFして図10に
示す如くコイルチューブ65を収縮させて湾曲部5の範
囲から退避させる。
【0035】図12ないし図16は本発明の第4実施例
に係り、図12は要部を示す概略説明図、図13は要部
を示す断面図、図14は内視鏡先端構成部と先端アダプ
タとの接続構造を示す説明図、図15は近点観察用に設
定したときの要部を示す断面図、図16は遠点観察用に
設定したときの要部を示す断面図である。
【0036】この実施例は前記第1ないし第3実施例に
おける先端ガイド17を、内視鏡の先端フード自体若し
くは先端アダプタに設けたものである。図12では第3
実施例に本実施例を適用した例を示している。
【0037】図12において、内視鏡先端構成部6には
先端アダプタ71が着脱自在に取付けられるようになっ
ている共に、このアダプタ71にはガイド孔21が形成
され、かつこのガイド孔21は処置具を挿通し易いよう
に後方が末広り状に形成されている。
【0038】図13に先端アダプタ71及び内視鏡先端
構成部6の詳細を示す。
【0039】電子内視鏡は、先端構成部6内に、被写体
像を結像させる為のレンズを有しておらず、対物光系7
2は全て先端アダプタ71内に配設されている。先端構
成部6の中には、先端アダプタ71内の対物光学系72
が結像させた被写体像を電気信号に変換して伝送させる
為の撮像装置73が設けられている。この撮像装置73
は、光電変換をする固体撮像素子74、数個の電子部品
75、フレシキブルキバン76、電子信号線77等から
構成されており、固体撮像素子74の前側には画質向上
の目的から赤外線カットフィルタ78、水晶フィルタ7
9が設けられている。撮像装置73は先端構成部6の外
観部品である本体6aに対して、メカ的に位置合わせし
た後接着されている。内視鏡先端構成部6には図示しな
い照明用ライトガイドが備わっている。
【0040】内視鏡先端構成部6と先端アダプタ71と
の接続は、止めねじ80の雄ねじ81と先端アダプタ7
1後部の雌ねじ82で行う。この時、先端アダプタ71
と先端構成部6の光軸位置合わせは、先端アダプタ71
の位置決めピン83を本体6aのクランク溝84に図1
4に示す如くはめ込むことで行われる。先端アダプタ7
1と先端構成部を位置合わせしながら、止めねじ80を
周方向に回すことで接続される。また、この止めねじ8
0は互いの部材を接続固定させるだけでなく、光学系の
ピント位置調整も兼ねている。以下、これについて説明
する。
【0041】図14,15,16に示すように位置決め
ピン83が図14中のピント調整範囲内にある時、連続
的にピントを変化させることができる。図15に示すよ
うに位置決めピンがXの位置では光学系のベストピント
は近点に合い、反対に図15に示すようにXニアリーイ
コールbでは光学系のベストピントは遠点に合うことに
なる。このように先端アダプタ71を先端構成6に取付
ける時に、観察したい物体までの距離にピントを合わせ
ることで、1つの止めねじ80で接続固定とピント出し
の両方を行うことができる。さらに本構造では先端アダ
プタ71の取り付けの際に、光学系のピント出しを行う
ことから、工程内でメカ枠に対する対物光学系72、ま
た本体6aに対する撮像装置73の位置決め精度をそれ
程高くする必要がない。つまり、組立工程内におけるこ
れら部材の位置出しは精度が高い光学的位置決め方法を
取ることなく、精度は低いが組立が容易なメカ的位置決
めとすることが可能である。
【0042】図13において先端アダプタ71内に設け
た弾性部材86、間隔環87は、先端アダプタ71を先
端構成部6に取り付けた時に互いの部材の間で起こるガ
タ付きを抑えることを目的としており、弾性部材86に
押された間隔環87が先端構成部6端面を圧迫し、ガタ
つきを押さえてピント位置を一定に保つようにしてい
る。
【0043】この構成では、先端アダプタ71を内視鏡
先端構成部6に、止めねじ80を回転させて取り付け
る。この時、位置決めピン83の位置すなわち、先端ア
ダプタ71と先端構成部6との距離によって、ピント調
節を行う。他の動作は第3実施例と同じである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
視鏡の操作性を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、
図1は内視鏡装置と外付けチャンネル装置との全体を示
す説明図
【図2】要部を示す説明図
【図3】操作部、カメラコントロールユニット等の回路
構成を示すブロック図
【図4】モニタ画面を示す説明図
【図5】モニタ画面を示す説明図
【図6】図6及び図7はトラックボールによる機能選択
に、電動アングルを付加した例を示し、図6は内視鏡を
示す説明図
【図7】回路ブロック図
【図8】第1実施例の不具合発生を示す説明図
【図9】本発明の第2実施例を示す説明図
【図10】図10及び図11は本発明の第3実施例に係
り、図10はコイルチューブを収縮した状態を示す説明
【図11】コイルチューブを伸張した状態を示す説明図
【図12】図12ないし図16は本発明の第4実施例に
係り、図12は要部を示す概略説明図
【図13】要部を示す断面図
【図14】内視鏡先端構成部と先端アダプタとの接続構
造を示す説明図
【図15】近点観察用に設定したときの要部を示す断面
【図16】遠点観察用に設定したときの要部を示す断面
【符号の説明】
1…内視鏡 2…操作部 3…挿入部 5…湾曲部 6…先端構成部 15…チャンネルチューブ 16…固定具 17…先端ガイド 21…ガイド孔 22…口金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−78639(JP,A) 特開 昭61−94633(JP,A) 特開 昭62−66827(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の挿入部の先端部に湾曲自在な湾
    曲部を設け、この湾曲部を湾曲操作するための操作部を
    設けた内視鏡装置において、 前記内視鏡装置の複数の機能をメニュー表示する画面表
    示手段と、 前記操作部に設けられ、前記画面表示手段に表示された
    メニューより前記内視鏡装置の複数の機能のうち所定の
    機能を選択可能とするとともに、所定の場合に前記湾曲
    部の湾曲操作を行う操作入力手段と、 を具備し、 前記操作入力手段は、当該操作入力手段により前記内視
    鏡装置の複数の機能のうち前記湾曲部の湾曲操作に関す
    る機能が選択された場合においては、前記湾曲部の湾曲
    操作を可能とすることを特徴とする 内視鏡装置。
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