JP3756598B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡装置、更に詳しくはオートフォーカス内視鏡の周辺機器の構成部分に特徴のある内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内に挿入部を挿入し患部を観察し、必要に応じて患部に対して処置を行うことのできる内視鏡が広く使われている。
【0003】
上記のような内視鏡の中には、焦点距離を可変できる可変焦点距離機構を備えたものがあり、さらに、オートフォーカス内視鏡のように、前記可変焦点距離機構の可動部を駆動させる駆動手段を設け、何らかの焦点制御手段より得られる駆動制御信号を用いて前記駆動手段を制御することにより、被写体との焦点距離を自動調節する焦点距離調節機構を備えた内視鏡がある。
【0004】
図9に示すように、例えば特開平4−13112号公報で提案されているオートフォーカス内視鏡を用いた内視鏡システム101は、上記オートフォーカス内視鏡102と、このオートフォーカス内視鏡102に照明光を供給する光源103と、オートフォーカス内視鏡102を制御すると共に内視鏡像の撮像信号を信号処理するオートフォーカス専用ビデオプロセッサ104と、このオートフォーカス専用ビデオプロセッサ104により処理され出力された映像信号を入力し内視鏡画像を表示するモニタ105とから構成されている。
【0005】
前記オートフォーカス専用ビデオプロセッサ104は、通常のビデオプロセッサが有する映像処理回路110に加えて、オートフォーカス内視鏡102の合焦点を検知する合焦点検知回路111と、オートフォーカス内視鏡102の図示しない可変焦点距離機構の可動部を駆動させ焦点距離を制御する焦点距離制御回路112を備えている。
【0006】
このオートフォーカス専用ビデオプロセッサ104では、映像信号処理回路110において、オートフォーカス内視鏡102の出力する撮像信号から映像信号が生成され、この映像信号をもとに合焦点検知回路111が焦点ズレを検知して検知信号を出力し、この検知信号により焦点距離制御回路112がオートフォーカス内視鏡102内の図示しない焦点距離調節機構の駆動制御してオートフォーカス動作を行わせる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、従来のオートフォーカス内視鏡を用いた内視鏡システム101では、焦点距離調節機構をもつオートフォーカス内視鏡102を使用しオートフォーカス動作を行わせるには、合焦点検知回路111及び焦点距離制御回路112を内部に含むシステム専用のオートフォーカス専用ビデオプロセッサ104が必要となり、オートフォーカス専用ビデオプロセッサ104を用いなければオートフォーカス機能を使うことができないといった問題がある。
【0008】
また、従来の一般内視鏡に用いられるビデオプロセッサに加えて、もう一台のビデオプロセッサとなるオートフォーカス専用ビデオプロセッサを購入することは、不経済であり、さらに、従来のビデオプロセッサのもつ映像処理機能が劣るものでないのに、従来のビデオプロセッサを使う、機会がなくなってしまうという問題もある。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、オートフォーカス内視鏡による観察時においても、通常の内視鏡用の既存の周辺機器を使用することのできる内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による内視鏡装置は、被写体を撮像する焦点調節が可能な内視鏡と、前記内視鏡に照明光を供給する光源ユニットと、前記内視鏡から延出したケーブル先端のコネクタにより前記内視鏡に対して着脱自在に接続され前記内視鏡からの撮像信号を信号処理し映像信号を生成する映像信号処理ユニットと、前記内視鏡及び前記映像信号処理ユニットのそれぞれに接続可能に構成され接続された前記映像信号処理ユニットから力される前記映像信号に基づいて接続された前記内視鏡焦点調節駆動制御信号を出力る焦点制ユニットとを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の内視鏡装置では、前記焦点制御ユニットを、前記内視鏡及び前記映像信号処理ユニットのそれぞれに接続可能に構成し、接続された前記映像信号処理ユニットから入力される前記映像信号に基づいて接続された前記内視鏡へ焦点調節駆動制御信号を出力するようにしたことにより、オートフォーカス内視鏡による観察時においても通常の内視鏡用の既存の周辺機器を使用することを可能とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0013】
図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は内視鏡装置の概略構成を示す構成図、図2は図1の内視鏡装置の詳細な構成を示す構成図、図3は図2の内視鏡の先端部の構成を示す構成図、図4は図3のA−A線断面を示す断面図、図5は図1の内視鏡装置の周辺機器を用いて通常の内視鏡を備えた内視鏡装置の構成の一例を示す構成図である。
【0014】
(構成)
図1に示すように、本実施の形態の内視鏡装置1は、細長の挿入部2を体腔内に挿入し被写体(図示せず)を撮像すると共に後述する可変焦点距離機構の可動部を駆動制御することで被写体との焦点距離を自動調節するオートフォーカス内視鏡3と、オートフォーカス内視鏡3の挿入部2の後端に連設された操作部4の側面より延出したユニバーサルケーブル5の先端に設けられているコネクタ6を着脱自在に装着することによりオートフォーカス内視鏡3に照明光を供給する光源装置7と、ユニバーサルケーブル5のコネクタ6を介して信号ケーブル8により接続されオートフォーカス内視鏡3が撮像した被写体像の撮像信号を信号処理し映像信号を生成するビデオプロセッサ9と、ユニバーサルケーブル5のコネクタ6を介して信号ケーブル10により接続されオートフォーカス内視鏡3の後述する可変焦点距離機構の可動部を駆動制御する制御信号を生成する焦点制御装置11とから構成され、ビデオプロセッサ9からの映像信号が焦点制御装置11を介してモニタ12に出力され、モニタ12が被写体の画像を表示するようになっている。
【0015】
図2を用いて、本実施の形態の内視鏡装置1をより詳細に説明する。図2に示すように、前記光源装置7においては、照明光をランプ18により発光させ、この照明光を回転フィルタ20を介してRGBの面順次の照明光にして、この面順次照明光をビデオプロセッサ9内の後述する調光制御回路により制御される絞り21を介し、集光レンズ系22によりユニバーサルケーブル5及び挿入部2に内挿されたライトガイド23のコネクタ6に配置された入射端面に集光させ出射するようになっている。
【0016】
そして、ライトガイド23の入射端面に入射した照明光は、ライトガイド23を伝送し挿入部2の先端に位置する先端部24内のライトガイド23の出射端面に到達し、ライトガイド23の出射端面より照明光学系25を介して図示しない被写体に照明光を照射するようになっている。
【0017】
挿入部2の先端部24には、対物光学系26及び固体撮像素子、例えばCCD27が設けられており、照明光を照射された被写体の像が対物光学系26によりCCD27の撮像面に結像されCCD27により光電変換され撮像信号として、挿入部2、ユニバーサルケーブル5及び信号ケーブル8に内挿されている信号線28によりビデオプロセッサ9に出力されるようになっている。
【0018】
なお、対物光学系26は、光軸方向に移動可能な変倍レンズ30を有すると共に、この変倍レンズ30の駆動を行う変倍レンズ駆動部31及び変倍レンズ30の位置を検知する変倍レンズ位置センサ32を内部に含む焦点距離調節ユニット33を備えて構成されている。
【0019】
ビデオプロセッサ9は、撮像信号に対して例えばホワイトバランス処理、ガンマ補正処理、色変換処理等の信号処理を行い映像信号が出力する映像信号処理回路35と、映像信号処理回路35の出力より画像の明るさを検出し光源装置7の絞り21に調光制御信号を信号線36により出力する調光制御回路37とを備えて構成され、光源装置7の絞り21の開閉の度合いを調光制御信号により制御することで、適正な明るさの内視鏡画像が得られるように調光制御するようになっている。
【0020】
映像信号処理回路35が出力する映像信号は、信号線38により焦点制御装置11内の映像信号分配回路41に伝送され、映像信号分配回路41を介した映像信号がモニタ12に出力されるようになっている。
【0021】
そして、焦点制御装置11は、この映像信号分配回路41の他に、映像信号分配回路41から分配して入力される映像信号により直接フォーカシング情報を検知し被写体像のピントがずれた場合その状況を示す焦点情報を出力する合焦点検知回路42と、焦点距離調節ユニット33の変倍レンズ位置センサ32と信号線43により接続され変倍レンズ位置センサ32を駆動すると共に検出信号を出力するセンサドライバ44と、合焦点検知回路42からの焦点情報及びセンサドライバ44からの検出信号を入力し信号線45により焦点距離調節ユニット33の変倍レンズ駆動部31を駆動制御する制御信号を出力する焦点距離制御回路46とを備えて構成される。
【0022】
なお、信号線43、45は、挿入部2、ユニバーサルケーブル5及び信号ケーブル10に内挿されている。また、図1及び図2において、モニタ12への映像信号は焦点距離制御装置11から導かれているが、ビデオプロセッサ9より導いてもよい。
【0023】
図3は、オートフォーカス内視鏡2の先端部24の要部の構成を表し、焦点距離調節ユニット33の一例を示している。まず、焦点距離調節ユニット33内の変倍レンズ駆動部31について説明する。
【0024】
変倍レンズ駆動部31は、図3に示すように、変倍レンズ30がはめこまれた変倍レンズ枠50と、変倍レンズ枠50を駆動させる駆動力を発生する小型ステッピングモータ51と、変倍レンズ駆動部31の駆動部外枠52に摺動可能かつ回動不可能になるようにはめこまれた移動体53と、移動体53に螺合し小型ステッピングモータ51の回転を移動体53に伝達して移動体53を光軸方向に進退移動させる軸54と、小型ステッピングモータ51の後方へ延設された前記信号線45とからなる。
【0025】
変倍レンズ枠50は、光軸方向に摺動可能であるように先端部24の先端部枠55にはめこまれ、駆動部外枠52はレンズ枠59を介して先端部枠55に固定されている。また、小型ステッピングモータ51は、駆動部外枠52に固定され、軸54は移動体53に螺合されている。
【0026】
移動体53が回動することを規制されているので、小型ステッピングモータ51による軸54の回転が移動体53の前後の駆動となる。そして、移動体53と変倍レンズ枠50は固定されるので、小型ステッピングモータ51の回転力により変倍レンズ30が前後に移動し、焦点距離を変化させるようになっている。
【0027】
次に、焦点距離調節ユニット17内の変倍レンズ位置センサ32について説明する。変倍レンズ枠50の前方に突出した前部56には、複数の穴57が等間隔にあけられている。
【0028】
そして、変倍レンズ位置センサ32には検出口58が設けられており、その検出口58の近傍を通過する穴57を検知する。前部56にのびる部位にある穴57は、変倍レンズ枠50が前後に移動することにより変倍レンズ位置センサ32の検出口58の近傍を変倍レンズ枠50の前後移動量に見合う数だけ通過するように配設してある。
【0029】
したがって、変倍レンズ位置センサ32は、変倍レンズ位置センサ32の検知する穴57の数を数え上げることにより、変倍レンズ枠50の前後方向移動量すなわち変倍レンズ32の移動量を検知する。
【0030】
そして、変倍レンズ位置センサ32の出力する検知信号は、挿入部2、ユニバーサルケーブル5及び信号ケーブル8に内挿している信号線45を通じて焦点制御装置11内のセンサドライバ44に送出され、センサドライバ44が変倍レンズ30の位置と移動量を算出し検出信号として焦点距離制御回路46に出力する。
【0031】
なお、変倍レンズ30を直接駆動する焦点調節方法では質量による慣性があり、一般には、オートフォーカス動作時にオーバーランが生じたり、立ち上がりに時間がかかるが、本実施の形態のように、変倍レンズ位置センサ32により変倍レンズ30の位置を管理し、焦点制御装置11内の焦点距離制御回路46における制御を最適化している。
【0032】
次に、図3におけるA−A線により切断したときの断面を示す図4を用いて、変倍レンズ位置センサ32の配置方法について説明する。
【0033】
図4に示すように、先端部24の断面には、変倍レンズ枠50と2本に分離され配置されているライトガイド23と、図示しない鉗子等を挿通する鉗子孔60と、送気/送水のための水及び空気が通る送気送水孔61とがびっしりと設けられており、上記構成要素がそれぞれ円形断面であることより生じる狭い空間に焦点距離調節ユニット33が収納される。
【0034】
そこで、本実施の形態では、焦点距離調節ユニット33の構成要素である変倍レンズ位置センサ32と変倍レンズ駆動部31とを、軸54と同軸上に配設することにより、焦点距離調節ユニット33は径の細い円筒状にしている。
【0035】
したがって、焦点距離調節ユニット33の外径が細いために、先端部24に組み込む際に、必要となる空間は小さくなり、先端部24及び挿入部2の細径化につながり、患者に対する負担を軽減することができる。
【0036】
(作用)
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0037】
CCD27が出力する被写体の撮像信号は、ビデオプロセッサ9内の映像信号処理回路35において映像信号処理され、像信号処理回路35は映像信号を焦点制御装置11内の映像信号分配回路41に送出する。映像信号分配回路41においては、映像信号がモニタ12に出力され、モニタ12に画像を表示させると共に、合焦検知回路42へも出力される。
【0038】
合焦点検知回路42は、この映像信号から対物光学系26の焦点情報を得て、これを焦点距離制御回路46へ出力する。
【0039】
一方、センサドライバ44は、焦点距離調節ユニット33内の変倍レンズ位置センサ32の出力する検知信号に基づき変倍レンズ位置情報を算出し、これを焦点距離制御回路46へ出力する。
【0040】
焦点距離制御回路46は、入力される焦点情報及び変倍レンズ位置情報から焦点距離調節ユニット33内の変倍レンズ駆動部31の駆動制御信号を生成し、これを変倍レンズ駆動部31に出力して焦点距離調節動作を行わせる。
【0041】
以上の動作をくりかえして、被写体に対して対物光学系26の焦点距離を一致させる。
【0042】
なお、図5に示すように、オートフォーカス駆動装置を含まない通常の内視鏡71を組み合わせた場合の内視鏡装置72に対しても、本実施の形態の光源装置7とビデオプロセッサ9とが共通に使える。
【0043】
(効果)
本実施の形態のように内視鏡装置1を構成することにより、オートフォーカス専用のビデオプロセッサを用いずに、焦点制御装置11を従来の内視鏡装置に加えるだけで、オートフォーカス内視鏡3にオートフォーカス動作をおこなわせることが可能である。また、各機能ごとに分離してユニット化したことにより、システムの変更を機能別に行うことができると共に、各構成ユニットの汎用化を図ることができ、低コスト化につながる。
【0044】
なお、本実施例において、変倍レンズ駆動部31は操作部4に設置されていてもよく、また、焦点調節のためにレンズを移動させるかわりにCCD27を光軸方向へ移動させるようにしてもよい。さらに、モニタ12は、映像信号をビデオプロセッサ9から直接受け取るようにしてもよく、またさらに変倍レンズ駆動部31として圧電アクチュエータを用いてもよい。
【0045】
図6ないし図8は本発明の第2の実施の形態に係わり、図6は内視鏡装置の構成を示す構成図、図7は図6のフリーズ回路の構成を示す構成図、図8は図6の焦点距離制御回路の構成を示す構成図である。
【0046】
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0047】
(構成)
本実施の形態では、図6に示すように、オートフォーカス内視鏡3の操作部4には、オートフォーカスボタン81及びフリーズボタン82が設けられており、これらのボタンはそれぞれマイクロスイッチ83、マイクロスイッチ84に連設され、これらマイクロスイッチ83、84をオン/オフできるようになっている。
【0048】
また、ビデオプロセッサ9には、フリーズ回路85が設けられており、オートフォーカスボタン81のマイクロスイッチ83は操作部4、ユニバーサルコード9及び信号ケーブル8、10に内挿された信号線86を介して焦点制御装置11内の焦点距離制御回路46a及びビデオプロセッサ9内のフリーズ回路85に接続され、またフリーズボタン82のマイクロスイッチ83は操作部4、ユニバーサルコード9及び信号ケーブル8に内挿された信号線87を介してビデオプロセッサ9内のフリーズ回路85に接続され、それぞれに指示信号を送出するようになっている。
【0049】
フリーズ回路85は、図7に示すように、フリーズ回路部91と選択回路92からなり、フリーズ回路部91は、動画像映像信号から静止画映像信号を生成して外部へ出力するフリーズ機能をもち、選択回路92はマイクロスイッチ84による指示信号により動画像映像信号と静止画映像信号の出力切換えを行う。すなわち、フリーズ回路85では、マイクロスイッチ84の指示信号によりフリーズ機能をオン/オフできる。
【0050】
また、フリーズ回路部91は、静止画映像信号に色ずれが含まれるのを防止する色ずれ防止機能を有しており、この色ずれ防止機能を使用するか、しないかはオートフォーカスボタン81に連動するマイクロスイッチ83による指示信号により設定できる。
【0051】
色ずれは、面順次方式によりフルカラー画像を得るときに起こるものである。照明光が赤色光、緑色光、青色光の順に周期的に変わるために被写体の移動または先端部24の移動により画面上に色ずれが発生する。
【0052】
そこで、通常の撮像時において色ずれ防止機能を使用すると、フリーズ回路部91はフリーズ機能がオンになる前後に取り込んで記憶させた複数の静止画像のうち、画像に発生する色ずれが最も少ないフレーム画像を静止画映像信号としてモニターへ出力する。
【0053】
一方、オートフォーカス時においては、オートフォーカスボタン81に連動するマイクロスイッチ83をONにした瞬間に、フリーズ回路部91は色ずれ防止機能がOFFするように構成してある。
【0054】
焦点距離制御回路46aは、図8に示すように、焦点距離制御回路部95と選択回路96とからなり、焦点距離制御回路部95は、センサドライバ44からの変倍レンズ位置情報と合焦点検知回路42からの焦点情報とから変倍レンズ駆動部31の制御信号を生成する。選択回路96はマイクロスイッチ83からの指示信号により前記制御信号を変倍レンズ駆動部31へ送出する、もしくは送出しないことを選択する。
【0055】
つまり、フリーズ回路部91及び焦点距離制御回路46aにおいて、マイクロスイッチ83によりオートフォーカス動作のオン/オフが制御できると同時に、色ずれ防止機能のオン/オフ制御も行われることになる。
【0056】
その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
【0057】
(作用)
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0058】
本実施の形態の初期状態は、常にオートフォーカスはオフ、色ずれ防止機能はオン、フリーズ機能はオフであるように、フリーズ回路85及び焦点距離制御回路46a内で設定される。この初期状態からオートフォーカスボタン81が押されると、マイクロスイッチ83がオンとなり、フリーズ回路85内のフリーズ回路部91及び焦点距離制御回路46a内の選択回路96へ指示信号が送出される。
【0059】
この指示信号をうけて、フリーズ回路85内のフリーズ回路部91では色ずれ防止機能はオフに、焦点距離制御回路46a内の選択回路96ではオートフォーカス動作はオンに設定され、オートフォーカス動作を開始する。
【0060】
このオートフォーカス動作のとき、フリーズボタン82が押されると、マイクロスイッチ84がオンとなり、指示信号がフリーズ回路85内の選択回路92に送出され、映像信号出力が静止画映像信号に切り換わる。この静止画映像信号は色ずれ防止機能を用いずに生成されたものである。なお、もう一度フリーズボタン82を押すことにより映像信号出力が動画像信号に切り換わる。
【0061】
次に、もう一回オートフォーカスボタン81が押されると、前回と同様に、フリーズ回路85内のフリーズ回路部91及び焦点制御距離回路46a内の選択回路96へ指示信号が送出され、フリーズ回路85内のフリーズ回路部91では色ずれ防止機能はオンに、焦点距離制御回路46a内の選択回路96ではオートフォーカス動作はオフに設定される。これにより焦点距離制御回路46aから変動レンズ駆動部31の制御信号が送出されなくなり、オートフォーカス動作が停止する。このときフリーズボタン82を押して得られる静止画映像信号は色ずれ防止機能を用いて生成されたものである。
【0062】
このように、オートフォーカスボタン81を押すことにより、オートフォーカス動作の起動または停止が行われると同時に、これと連動してフリーズ回路部91の色ずれ防止機能がオフまたはオンになる。このため、オートフォーカス動作が作動しているときにフリーズボタン82を押して得られる静止画像は、常に色ずれ防止機能を用いないものであり、オートフォーカス動作が停止しているときにフリーズボタン82を押して得られる静止画像は常に色ずれ防止機能を用いたものとなる。
【0063】
その他の作用は第1の実施の形態と同じである。
【0064】
(効果)
オートフォーカス動作が必要となるのは、目標となる被写体を追って先端部24を動かすときで、このとき画像に色ずれが含まれる可能性は高い。
【0065】
オートフォーカス動作中に操作者がフリーズボタン82を押して得ようとする静止画像は、たとえ色ずれが含まれようとフリーズボタン82を押した瞬間の画像であるので、オートフォーカス動作時にはフリーズ回路部91の色ずれ防止機能はオフになるように構成している。
【0066】
また、目標とする被写体が画面上に停止しており、画面全体にピントがあっているときに操作者がフリーズボタン82を押して得ようとする静止画像は、被写体の最も質の高い画像であるから、オートフォーカス動作を停止させて焦点距離を固定し、色ずれ防止機能により最も質の高い画像をモニタ12に表示させればよい。
【0067】
そこで、本実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加え、オートフォーカス動作の起動/停止に連動して、フリーズ回路部91の色ずれ防止機能をオフ、オンにすることにより、操作者の望む静止画像を提供することができる。
【0068】
なお、本実施の形態において、オートフォーカスボタン82は、焦点制御装置11上に設けてもよい。
【0069】
[付記]
(付記項1) 被写体を撮像する焦点調節が可能な内視鏡と、
前記内視鏡に照明光を供給する光源手段と、
前記内視鏡からの撮像信号を信号処理し映像信号を生成する信号処理手段と、
前記信号処理手段と別体であって、前記信号処理手段から出力される前記映像信号に基づいて、前記内視鏡の焦点を制御するフォーカス制御手段と
を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
【0070】
(付記項2) 前記焦点制御装置は、少なくとも前記内視鏡の焦点の合焦状態を検知する合焦検知手段と、前記内視鏡の焦点距離を制御する焦点距離制御手段とを有する
ことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0071】
(付記項3) 対物レンズの側方にレンズ駆動手段を設けた内視鏡において、
前記レンズ駆動手段の内視鏡軸方向上の部分にレンズ位置検出手段を設けた
ことを特徴とする内視鏡。
【0072】
(付記項4) フォーカス機構と色ずれ防止フリーズ機構を有する内視鏡において、
前記フォーカス機構が作動している時には前記色ずれ防止機構が作動せず、前記フォーカス機構が作動していない時は前記色ズレ防止フリーズ機構が作動するように制御する制御手段を設けた
ことを特徴とする内視鏡。
【0073】
(付記項5) 被写体と撮像手段の距離に応じて焦点距離を可変焦点距離可変手段を備えた内視鏡と、
前記内視鏡に照明光を供給する光源装置と、
前記撮像手段による撮像信号を映像信号に変換するビデオプロセッサと、
前記ビデオプロセッサとは別体であって、前記ビデオプロセッサによる映像信号に基づき前記可変焦点距離可変手段を制御する焦点制御装置と
を備えた特徴とする内視鏡装置。
【0074】
(付記項6) 少なくとも挿入部長手軸方向に移動する移動レンズを有する対物レンズ系と、
前記対物レンズ系の光軸と平行な駆動軸を有し、前記移動レンズを駆動するレンズ駆動手段と
を備えた内視鏡において、
前記移動レンズの位置を検知するレンズ位置検知手段を、前記駆動軸の軸上に配置した
ことを特徴とする内視鏡。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の内視鏡装置によれば、フォーカス制御手段を信号処理手段と別体に設けているで、オートフォーカス内視鏡による観察時においても通常の内視鏡用の既存の周辺機器を使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡装置の概略構成を示す構成図
【図2】図1の内視鏡装置の詳細な構成を示す構成図
【図3】図2の内視鏡の先端部の構成を示す構成図
【図4】図3のA−A線断面を示す断面図
【図5】図1の内視鏡装置の周辺機器を用いて通常の内視鏡を備えた内視鏡装置の構成の一例を示す構成図
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡装置の構成を示す構成図
【図7】図6のフリーズ回路の構成を示す構成図
【図8】図6の焦点距離制御回路の構成を示す構成図
【図9】従来の内視鏡装置の構成を示す構成図
【符号の説明】
1…内視鏡装置
2…挿入部
3…オートフォーカス内視鏡
4…操作部
5…ユニバーサルケーブル
6…コネクタ
7…光源装置
8、10…信号ケーブル
9…ビデオプロセッサ
11…焦点制御装置
12…モニタ
18…ランプ
20…回転フィルタ
21…絞り
22…集光レンズ系
23…ライトガイド
24…先端部
25…照明光学系
26…対物光学系
27…CCD
28、36、38、43、45…信号線
30…変倍レンズ
31…変倍レンズ駆動部
32…変倍レンズ位置センサ
33…焦点距離調節ユニット
35…映像信号処理回路
37…調光制御回路
41…映像信号分配回路
42…合焦点検知回路
44…センサドライバ
46…焦点距離制御回路

Claims (1)

  1. 被写体を撮像する焦点調節が可能な内視鏡と、
    前記内視鏡に照明光を供給する光源ユニットと
    前記内視鏡から延出したケーブル先端のコネクタにより前記内視鏡に対して着脱自在に接続され、前記内視鏡からの撮像信号を信号処理し映像信号を生成する映像信号処理ユニットと
    前記内視鏡及び前記映像信号処理ユニットのそれぞれに接続可能に構成され、接続された前記映像信号処理ユニットから力される前記映像信号に基づいて、接続された前記内視鏡焦点調節駆動制御信号を出力る焦点制ユニットと、
    を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
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