JP2861546B2 - レンズ鏡筒保持装置 - Google Patents

レンズ鏡筒保持装置

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JP2861546B2
JP2861546B2 JP29844791A JP29844791A JP2861546B2 JP 2861546 B2 JP2861546 B2 JP 2861546B2 JP 29844791 A JP29844791 A JP 29844791A JP 29844791 A JP29844791 A JP 29844791A JP 2861546 B2 JP2861546 B2 JP 2861546B2
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lens barrel
screw
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晴比古 山内
浩之 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ鏡筒を三脚座に
取付け保持するレンズ鏡筒保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、光学機器としての交換レンズの
レンズ鏡筒を三脚座に取付ける従来のレンズ鏡筒保持装
置は、 (A)全周完結するリング状の鏡筒保持部を有し、この
鏡筒保持部の一端面を鏡筒側の段部に当接させ、光軸方
向に締め込むねじで直接または緩衝部材を介して固定す
る装置。 (B)リング上の鏡筒保持部は2体化され、それらの端
部をちょうつがい等で接合し、鏡筒の鍔部、或いは溝部
に合わせて他端同士の隙間をねじ等で狭めるように締め
付けて直接または緩衝部材を介して鏡筒を固定する装
置。等がある。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
従来例においては、 (A)に記載の装置の場合 a)鏡筒の一部に多大な荷重がかかり鏡筒が変形しやす
い。このために鏡筒を増強する必要がある。
【0004】b)鏡筒固定時には、荷重がねじ部と該ね
じ部の180°反対の位相角を結んだ線の方向にかかる
ため、これと直角方向にガタが生じやすい。
【0005】c)固定するねじをゆるめたときに、鏡筒
が不用意に外れ易い。 d)固定するねじを十分締め込まないと鏡筒が前後に傾
く。 (B)に記載の装置の場合、(A)に記載の従来例の場
合に比較して荷重の集中はかなり緩和されるが、 e)鏡筒の変形は避けられず、鏡筒を丈夫にする必要が
ある。
【0006】f)緩衝部材の経時変化も生じ易い。
【0007】g)三脚座を構成する部品が多く、コスト
アップ。
【0008】h)鏡筒の鍔部、或いは溝部に保持装置の
端面による塗装はげが起きる。等の問題点があった。
【0009】本発明は上記のような問題点を解消したレ
ンズ鏡筒保持装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、レンズ
鏡筒の外周に接する全周一体構造の部材にスリワリ部と
該スリワリ部で分かれた締め付け部及び本体とが形成さ
れ、前記締め付け部は前記締め付け部を貫通する穴を有
し、前記本体は前記レンズ鏡筒の光軸と平行な軸を回転
軸として回転可能なねじ受け部材と前記スリワリ部の間
を貫通する穴とを有し、前記締め付け部の穴と前記本体
の穴とを介して、ねじを前記ねじ受け部材に螺合させ締
め込むことによって前記スリワリ部の間隔を狭めること
により前記レンズ鏡筒を保持することで、鏡筒固定時の
荷重集中と保持のガタが起きずに、しかも、少ない部品
で簡単、かつ、安価に構成することができる。
【0011】
【実施例】図1乃至図3は本発明の特徴を最もよく表わ
した図面であり、図1は装着時の状態を後方から見た断
面図、図2は装着時の状態での側面図、図3は図1に対
して取り外し時の状態を示す断面図である。
【0012】図1乃至図3において、1は例えば材質が
アルミニュームの装置本体である。この装置本体1には
スリワリ部1a、取付け部1b、締め付け部1cがあ
り、この締め付け部1cには長円穴1dと座1eが設け
られている。
【0013】1fはタップ1gが設けられた装置本体1
の底部であり、このタップ1gで三脚(不図示)に取付
けられる。1hは上記取付け部1bに設けられた全周
溝、1iはその取付け部1bに設けられた嵌合溝で該嵌
合溝には4ケ所の開放部1j,1k,1l,1mが設け
られており、それぞれの位相角は1iが真左から上方向
に7°、1kは真上、1lは真右、1mは真下方向に設
けられていて、これらは前記嵌合溝1iと共にバヨネッ
トを形成している。
【0014】2は例えば材質が樹脂のCバンドであり、
このCバンド2は削除部2aを有し、この削除部2aが
上記スリワリ部1aに重ならないで、しかも近傍になる
位相角の状態で上記装置本体1の全周溝1hにはめ込ま
れている。又、上記削除部2aの両側端のうち前記スリ
ワリ部1aから遠い方の端部側近傍においてのみ、上記
装置本体1の全周溝1hに接着されている。
【0015】尚、上記Cバンド2の厚みは、上記装置本
体1の取付け部1bに設けられた全周溝1hの溝深さよ
りやや厚く設定されている。このCバンド2の内周の光
軸方向前端部及び光軸方向後端部には、逃げ凹部2bが
それぞれ設けられていて、緩衝材3が接着されている。
【0016】1nは装置本体1に光軸方向にあけられた
穴であり、この穴1nにねじ受部材6が挿入されてい
る。また、穴1nには前記締め付け部1cに設けられた
長円穴1dの延長で同形状の長円穴1oが貫通してい
る。
【0017】4はねじであり、このねじ4はスペーサ5
及び上記スリワリ部1aの両側の2つの長円穴1dと1
oに順に貫通し、穴1n内のねじ受け部材6にねじ込ま
れて、ねじ受け部材6を貫通した先端には抜け止めのE
ワッシャー7が設けられている。
【0018】上記スペーサ5は、装置本体1の締め付け
部1cに設けられた座1eに外径嵌合ではめ込まれてお
り、ねじ4の受け面側の端面形状は、テーパー又は、曲
面形状になっている。
【0019】8は例えば一眼レフレックスカメラ用交換
レンズのレンズ鏡筒である。8aはこのレンズ鏡筒8に
組み込まれているレンズ、8bは上記レンズ鏡筒8の後
端部に形成されたマウント部であり、このマウント部8
bによって一眼レフレックスカメラ本体(図示せず)に
接続される。8cは円柱形状に形成されたレンズ鏡筒8
の外周部であり、上記マウント部8bに向い外径が小さ
くなるように設定されている。
【0020】又、上記レンズ鏡筒8の外周部8Cのマウ
ント部8bから遠い側に、4本のバヨネットビス9a,
9b,9c,9dがねじ込まれている。この4本のバヨ
ネットビス9a,9b,9c,9dの位置は、光軸方向
は同じ位置にあり、位相角方向は9aが右下45°から
更に下方7°に、9bが左下45°に、9cが左上45
°に、9dが右上45°にそれぞれ設定されている。
【0021】そして、これらの位相角は装置本体1全体
をレンズ鏡筒8に対し反時計方向に135°回転させた
ときに、前述の装置本体1における上記嵌合溝1iに設
けられた開放部1j,1k,1i,1mは、それぞれ前
記バヨネットビス9a,9b,9c,9dに合致する。
又、この4本のバヨネットビス9a,9b,9c,9d
のねじ頭の外径は、装置本体1の取付け部1bに設けら
れた嵌合溝1iの溝幅に嵌合するように設定されてい
る。
【0022】次に上記構成において、図1のレンズ鏡筒
装着状態から該レンズ鏡筒を取り外す場合の動作を説明
する。
【0023】まず、ねじ4をゆるめていくと、抜け止め
のEワッシャー7がねじ受部材6の端面に当り、ねじ4
のゆるめは止る。そして装置本体1のスリワリ部1aの
間隔が大きくなり、同時に取付け部1b及び該取付け部
に設けられた全周溝1hに嵌め込み接着されたCバンド
2が、前述のレンズ鏡筒8に対して径方向でゆるみ三脚
座全体が、レンズ鏡筒8に対して回転可能となる。
【0024】この時、レンズ鏡筒8の外周部8cに設け
られた前述の4本のバヨネットビス9a〜9dの頭が本
体装置1の取付け部1bに設けられた嵌合溝1iに嵌合
しているため、三脚座全体はレンズ鏡筒8に対して定位
置回転をする。尚、この時Cバンド2の内周の前端部及
び後端部の逃げ凹部2bに接着してある緩衝材3は、レ
ンズ鏡筒8の外周部8cへの接触状態を維持し、三脚座
の着脱時にレンズ鏡筒8とCバンド2の隙間への異物の
侵入を防いでいる。
【0025】続いて、レンズ鏡筒8に対して三脚座を図
3のように反時計方向に135°回転させると、前述の
ように4本のバヨネットビス9a,9b,9c,9dと
4ケ所の開放部1j,1k,1i,1mの位相角が一致
する。この状態において、三脚座はレンズ鏡筒8のマウ
ント部8bの方向へずらし、取り外しができる。
【0026】なお、ねじ4を締め込んだり、ゆるめたり
する時における装置本体1の締め付け部1cとねじ4の
動く軌跡は、レンズ鏡筒8の光軸100を略中心にする
と思われるが、本発明はねじ受け部材6が光軸と同方向
に回動軸を持っていること、更に、ねじ受け部材6の回
動軸200がねじ4の締め込み方向に略一致しているた
め、装置本体1のスリワリ部1aの両側で段差等の不自
然な歪が発生するのを防止する。
【0027】三脚座を取付ける時は、前述の取り外す場
合とは反対の動作を順次行なえればよい。
【0028】次に、本発明の第2の実施例を図4につい
て説明する。図4に示す三脚座側の断面構造および保持
されるレンズ鏡筒8側は、第1実施例と同じ構造である
から同一部分に同一符号を付して重複説明を省略する。
【0029】図4に示すように装置本体1には、取付け
部1bと光軸の方向に向かって設けられているスリワリ
部1pがあり、このスリワリ部1pの両側は締め付け部
1qである。この締め付け部1qには取付け部1bの中
心に向かって径の大きくなるテーパー雄ねじ1rが設け
られており、このテーパー雄ねじ1rに螺合する雌ねじ
10を締め込むことにより、前記レンズ鏡筒8を保持す
ることが可能になっている点が異なっている。
【0030】なお、図1における真上方向の開放部1k
は、本実施例においては前記スリワリ部1pの一部が兼
ねており、図4の凹部1sのように設定してある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、装置本体のスリワリ部の両側での段差等、レン
ズ鏡筒に不自然な歪が発生するのを防止し、レンズ鏡筒
固定時の荷重集中と保持にガタが生じることがなく、少
ない部品で簡単、かつ、安価に構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すレンズ鏡筒装着時
の状態を後方から見た断面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1に対して取り外し時の状態を示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施例を示すレンズ鏡筒装着時
の状態を後方から見た断面図。
【符号の説明】
1 装置本体 1a スリワリ部 1b 取付け部 1c 締め付け部 1h 全周溝 1i 嵌合溝 1j,1k,1l,1m 開放部 1n 穴 2 Cバンド 4 ねじ部材 8 レンズ鏡筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡筒の外周に接する全周一体構造
    の部材にスリワリ部と該スリワリ部で分かれた締め付け
    部及び本体とが形成され、前記締め付け部は前記締め付
    け部を貫通する穴を有し、前記本体は前記レンズ鏡筒の
    光軸と平行な軸を回転軸として回転可能なねじ受け部材
    と前記スリワリ部の間を貫通する穴とを有し、前記締め
    付け部の穴と前記本体の穴とを介して、ねじを前記ねじ
    受け部材に螺合させ締め込むことによって前記スリワリ
    部の間隔を狭めることにより前記レンズ鏡筒を保持する
    ことを特徴とするレンズ鏡筒保持装置。
JP29844791A 1991-10-16 1991-10-16 レンズ鏡筒保持装置 Expired - Lifetime JP2861546B2 (ja)

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JP4280649B2 (ja) 2004-01-28 2009-06-17 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒保持装置
CN114935807B (zh) * 2022-06-01 2023-11-24 西安应用光学研究所 一种可抗载荷冲击的光学调焦锁紧机构

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