JP5538136B2 - 偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒に係り、特にレンズ鏡筒の光学系を構成する所定のレンズを光軸周りに回転調整して光学性能(解像度等)を向上させる偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒に関する。
一般に、放送用又は業務用のテレビカメラなどに使用されるレンズ鏡筒では、鏡筒内(固定筒内)にレンズを組み込んだ後、レンズの先端部にコリメータを取り付け、レンズの結像状態(像質)を観察しながらMTF(解像度)等の光学性能を向上させるためのレンズの偏心調整が行なわれている。レンズの偏心調整は、光軸に対する直交方向への位置調整、光軸周りの回転調整、倒れ角の調整などにより行なわれている。
また従来、鏡筒内に全てのレンズを組み込んで光学系を完成させた後、その状態で偏心調整を行えるようにするため、鏡筒の外部から工具などを使用して光学性能への影響の大きい一部のレンズを動かして偏心調整を行えるようにした偏心調整機構が提案されている。
例えば、特許文献1の偏心調整機構によれば、外側レンズ枠に一体的に保持された複数枚のレンズからなるレンズ群の一部のレンズが、外側レンズ枠の内部に配置された内側レンズ枠に偏心調整を行うレンズとして保持される。また、外側レンズ枠に内側レンズ枠と係合する偏心ピンが軸支される。そして、鏡筒の外部からその偏心ピンまで貫通した孔を通じて偏心ピンを回動調整すると、内側レンズ枠のレンズの倒れ角の調整が行えるようになっている。
特許文献2の偏心調整機構によれば、特許文献1と同様に外側レンズ枠に複数枚のレンズからなるレンズ群が保持され、その一部のレンズが偏心調整を行うレンズとして内側レンズ枠に保持される。また、内側レンズ枠の外周部にはギヤが形成される。そして、鏡筒の外側からそのギヤまで貫通する開口を通じてギヤと噛合する回転手段により内側レンズ枠を回転調整すると、内側レンズ枠のレンズの光軸周りの回転調整が行えるようになっている。
特許文献3の偏心調整機構によれば、偏心調整を行うレンズを保持するレンズ枠に光軸に対して直交方向に露出部が形成され、その露出部が鏡筒外部に露出するように配置される。そして、その露出部を調整用治具を用いて変位させると、光軸に対して直交方向へのレンズの位置調整が行えるようになっている。
特開2000−66076号公報 特開2000−75182号公報 特開平11−174301号公報
ところで、特許文献2のようにレンズ枠の光軸周りの回転調整によって偏心調整を行う場合には、その回転方向が問題となる場合がある。例えば、特許文献2のように外側レンズ枠内に配置された内側レンズ枠を回転調整するのではなく外側レンズ枠自体(単にレンズ枠という)を回転調整する場合、そのレンズ枠を固定筒内に回動可能に支持する構造として、レンズ枠の所定部位を固定筒の所定部位と固定筒にネジ結合される押さえ環とで狭持する構造が知られている。このようなレンズ枠の支持構造において、レンズ枠を光軸周りに回転調整する場合、固定筒にネジ結合された押さえ環を弛める方向にレンズ枠を回転させてしまうと、レンズ枠の回転力が押さえ環に伝達し押さえ環が弛んでしまうおそれがある。押さえ環が弛むと、レンズ枠に光軸方向へのがたつきが生じ、光学性能が悪化してしまうという問題が生じる。特に固定筒内に全てのレンズを組み込んだ後に偏心調整を行えるようにした場合には、このような事態が生じると、鏡筒を分解して押さえ環を締め直さなければならないという過大な手間を要する。
一方、上記のような偏心調整の際のレンズ枠の回転方向を一方向に規制する方法として、押さえ環とレンズ枠との間にラチェット機構を設けることが考えられる。しかしながら、この方法だと、製造コストが高くなると共に、振動などによりレンズ枠が光軸方向にがたつきやすく、光学性能の悪化を招くという問題がある。従って、特別な機構を設けることなく、押さえ環を弛める方向にレンズ枠を回転させることを規制(抑止)することが望まれる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、偏心調整のために回転調整するレンズを保持したレンズ枠が、固定筒にネジ結合された押さえ環によって固定筒に回動可能に支持されているレンズ鏡筒において、偏心調整の際に作業者が固定筒にネジ結合された押さえ環を弛める方向にそのレンズ枠を回転させることを抑止し、偏心調整によって押さえ環が弛まないようにする偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係る偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒は、レンズ鏡筒の光学系を構成する所定のレンズを保持するレンズ枠と、前記レンズ鏡筒の固定筒にネジ結合され、前記固定筒に前記レンズ枠を光軸周りに回動可能に支持させるために前記レンズ枠の所定部位を前記固定筒の所定部位とで狭持する押さえ環と、前記レンズ枠の外周面に突出形成される係合部であって、前記レンズ枠の外周面の周方向に所定間隔おきに複数形成される係合部と、前記レンズ鏡筒の少なくとも前記固定筒の外側から前記係合部の位置まで貫通するように径方向に設けられ、前記係合部の周方向側の側面と係合して前記レンズ枠を光軸周りに回転させて前記レンズ枠に保持されたレンズの偏心調整を行うための工具が挿入される工具挿通孔と、前記係合部の周方向側の側面であって、前記固定筒にネジ結合された前記押さえ環を弛める回転方向側に形成されると共に、前記押さえ環を締め込む回転方向への前記レンズ枠の回転を可能にするために前記工具と係合可能に形成された係合面と、前記係合部の周方向側の側面であって、前記固定筒にネジ結合された前記押さえ環を締め込む回転方向側に形成されると共に、前記押さえ環を弛める回転方向への前記レンズ枠の回転を不能にするために前記工具と係合不能に形成された非係合面と、を備え、前記係合面は、前記レンズ枠の外周面に対して略垂直な垂直面であり、前記非係合面は、前記レンズ枠の外周面に対して垂直な方向から斜めに傾斜した傾斜面であって、前記レンズ枠の外周面から離れる程、前記垂直面との間隔が狭まる傾斜面であることを特徴としている。
本発明によれば、固定環にネジ結合された押さえ環を弛める方向に偏心調整のレンズを保持したレンズ枠を回転させようとしても、その方向にレンズ枠を回転させる場合に工具と係合させる係合部の側面が非係合面によって係合させることができないため、その方向にレンズ枠を回転させることが抑止される。一方、押さえ環を締め込む方向にレンズ枠を回転させる場合に工具と係合させる係合部の側面は係合面によって係合させることができるため、押さえ環を締め込む方向へはレンズ枠を回転させることができ、その方向への回転調整によって偏心調整を行うことができる。そして、係合部の側面をレンズ枠の外周面に対して垂直な面とすることによって工具と係合可能な係合面とすることができ、それに対して斜めに傾斜した傾斜面を係合部の他方の側面とすることによって、工具と係合不能な非係合面とすることができ、レンズ枠を回転方向の一方向に制限することができる。
請求項2に係る偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒は、請求項1記載の発明において、前記非係合面は、前記レンズ枠の外周面に対して垂直な方向から斜め約45度傾斜した傾斜面であることを特徴としている。本発明は、非係合面の好ましい傾斜角度の一態様を示す。
請求項3に係る偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒は、請求項1又は2に記載の発明において、前記工具挿通孔は、前記レンズ鏡筒を偏心調整のための測定装置に設置した状態において、光軸よりも上方の位置で、かつ、前記押さえ環を締め込む回転方向に前記レンズ枠を回転させるときに前記係合部が上から下に向かって移動する位置に形成されることを特徴としている。本発明は、押さえ環を弛める方向へのレンズ枠の回転を工具挿通孔の位置によって、より効果的に抑止できるようにした態様である。
請求項4に係る偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記工具挿通孔は、光軸に直交する断面において光軸上の点からみた方位角にして隣接する前記係合部の間隔角度に略一致する範囲に形成されたことを特徴としている。本発明は、適切にレンズ枠の回転調整を行えることを条件として、工具挿通孔をできるだけ小さくして埃などが固定筒内部に入り難くした態様である。
本発明によれば、偏心調整のために回転調整するレンズを保持したレンズ枠が、固定筒にネジ結合された押さえ環によって固定筒に回動可能に支持されているレンズ鏡筒において、偏心調整の際に作業者が固定筒にネジ結合された押さえ環を弛める方向にそのレンズ枠を回転させることを抑止できる。従って、偏心調整によって押さえ環が弛まないようにすることができる。
本発明が適用されるレンズ鏡筒全体を一部断面で示した側面図。 本発明に係る偏心調整機構が設けられる前側マスターレンズ群の周辺部の構成を示した拡大断面図。 前側マスターレンズ群のレンズ枠の外観を後方側から示した斜視図。 前側マスターレンズ群のレンズ枠を内部に保持した状態の後側固定筒の外観を示した側面図。 レンズ枠の突条部の形成位置(貫通孔の位置)における光軸に対して直交する断面を光軸方向後側から示した断面図(図4のV−V線矢視断面図)。
以下、添付図面に従って本発明に係る偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒を実施するための形態を詳述する。
図1は、本発明が適用されるレンズ鏡筒全体を一部断面で示した側面図である。同図のレンズ鏡筒10は、主に放送用又は業務用として取材等において携帯されて使用されるENG(Electric News Gathering)カメラと呼ばれるレンズ交換式のカメラ装置にマウントにより装着されるインナーフォーカス式のレンズ鏡筒である。
レンズ鏡筒10は、ネジなどにより連結されて一体化された不動の固定筒11を有し、その固定筒11は、主として中央部の中央固定筒12と、中央固定筒12に固定されて前側に配置された前側固定筒14と、中央固定筒12に固定されて後側に配置された後側固定筒16とを有している。
固定筒11の内部には被写体光を取り込んで結像する光学系が配置されており、光学系は、周知のように光軸に沿って前段側(光軸方向被写体側)からフォーカス光学系20、ズーム光学系22、アイリス24、マスター光学系26を有している。
フォーカス光学系20は、ピントを合わせる被写体距離、即ち、焦点位置を調整(フォーカス調整)するための光学系であり、一定位置に固定された固定フォーカスレンズ群20Aと光軸方向に前後移動可能に支持された移動フォーカスレンズ群20Bとからなる。移動フォーカスレンズ群20Bが移動することにより焦点位置が変化する。
ズーム光学系22は、ズーム倍率、即ち、焦点距離を調整するための光学系であり、光軸方向に前後移動可能に支持された変倍系レンズ群22Aと補正系レンズ群22Bとからなる。変倍系レンズ群22Aが移動することによって焦点距離が変化し、補正系レンズ群22Bが移動することによって変倍系レンズ群22Aの移動による焦点位置の変化が抑止される。変倍系レンズ群22Aと補正系レンズ群22Bとはカム筒30のカム機構によって予め決められた位置関係に従って連動して移動する。
アイリス24は、光量調整のために絞り羽根を開閉動作させて開口径を変化させる。
マスター光学系26は、最終的に像を結像させるための光学系であり、前側マスターレンズ群26Aと後側マスターレンズ群26Bとからなる。前側マスターレンズ群26Aは一定位置に固定され、後側マスターレンズ群26Bは、バックフォーカス調整等のために光軸に沿って移動可能に支持されている。
一方、固定筒11には、上記移動可能に支持された移動フォーカスレンズ群20B、ズーム光学系22(変倍系レンズ群22A及び補正系レンズ群22B)、アイリス24、後側マスターレンズ群26Bの各々を駆動するためのフォーカス駆動機構、ズーム駆動機構、アイリス駆動機構、マスター駆動機構が設けられている。
駆動機構の詳細については省略するが,固定筒11の外周部にはフォーカスリング40、ズームリング42、アイリスリング44、バックフォーカス調整リング46が回動可能に配置されており、フォーカス駆動機構は、フォーカスリング40の回動力によって移動フォーカスレンズ群20Bが光軸方向に前後移動するように構成され、ズーム駆動機構は、ズームリング42の回動力によってズーム光学系22が光軸方向に前後移動するように構成され、アイリス駆動機構は、アイリスリング44の回動力によってアイリス24が開閉動作するように構成され、マスター駆動機構は、バックフォーカス調整リング46の回動力によって後側マスターレンズ群26Bが光軸方向に前後移動するように構成されている。
続いて、上記のレンズ鏡筒10に設けられる偏心調整機構について説明する。上記のレンズ鏡筒10には、光学系全体の光学性能への影響が大きいレンズとして前側マスターレンズ群26A全体を光軸周りに回転調整して偏心調整を行うための偏心調整機構が設けられている。
図2は、前側マスターレンズ群26Aの周辺部の構成を示した拡大断面図である。同図に示すように前側マスターレンズ群26Aは、4枚のレンズ(単レンズ)G1〜G4により構成されており、レンズG3、G4は、対向面で接合されて1枚のレンズ(接合レンズ)G3′を構成している。
これらの前側マスターレンズ群26Aの各レンズG1、G2、G3′は、レンズ枠50の内部に保持されて固定筒11(後側固定筒16)内に配置されるようになっている。
レンズ枠50は、例えばプラスチックにより円筒状に形成されており、前端部に径方向内向きに突出形した係止部50Aが形成されている。前側マスターレンズ群26Aの組み立て時において、各レンズG1、G2、G3′は、レンズ枠50の後側開口から挿入されるようになっており、まず、レンズG1がレンズ枠50内に挿入されてレンズG1の前側縁部が係止部50Aに係止された状態に収容され、その後、間隔環52、レンズG2、間隔環54、レンズG3′の順に挿入され、レンズG3′の後側縁部がレンズ枠の後端部において熱カシメ等の接着手段により固定されるようになっている。なお、前側マスターレンズ群26Aの構成及びレンズ枠50内の構成は、どのような構成であっても本願発明は適用できる。
図3は、レンズ枠50の外観を後方側から示した斜視図である。図2、図3に示すように、レンズ枠50の外周面には周方向に沿って径方向外向きに円環状に突出したフランジ部60が形成されている。このフランジ部60は、光軸に対して直交する前側壁面60Aと後側壁面60Bとを有し、レンズ枠50の外周面において後側壁面60Bよりも後側となる位置にレンズ枠50の外周面から径方向外向きに突出した突部62、62、…と突条部70、70、…が周方向に交互に形成されている。
各突部62は、光軸に対して直交する断面において外側先端が円弧状に湾曲した形状を有し、後側壁面60Bの近傍範囲において後側壁面60Bの位置から光軸方向に沿って連設されている。
各突条部70は、後側壁面60Bの位置から光軸方向に沿った位置に突部62よりも長い範囲で形成されている。この突条部70の形状については後述する。
これらの突部62と突条部70は、周方向に沿った位置に一定間隔ごとに設けられると共に、各突条部70が、隣接する両側の突部62に対して中間位置となるように設けられている。
レンズ枠50は、後側固定筒16に支持されるようになっており、図1、2に示すように後側固定筒16は、外側円筒部16Aとその内側に配置される内側円筒部16Bとを一部で連結して一体形成した構造を有している。
レンズ枠50は、図2に示すようにその内側円筒部16Bの前側開口から内側円筒部16B内に嵌め込まれ、レンズ枠50の外周面に突出形成されたフランジ部60の後側壁面60Bが内側円筒部16Bの前端面16Cに当接する位置まで進入する。これにより、レンズ枠50の外周面に突出形成された各突部62の先端が内側円筒部16Bの前端部の内周面に圧接し、レンズ枠50が内側円筒部16B、即ち、後側固定筒16に支持される。
続いて、レンズ枠50の外周部にそのフランジ部60の前側壁面60Aに当接する環状の板バネ80が嵌め込まれた後、後側固定筒16の外側円筒部16Aの内周面にネジ結合される環状の押さえ環82がねじ込まれ、押さえ環82の外周面に形成されたネジ部82Aが外側円筒部16Aの内周面に形成されたネジ部16Dに螺合される。このとき、押さえ環82は光軸方向の前側(被写体側)からみて時計回り方向(右ネジの回転方向)に回転させることにより外側円筒部16A内に進入して行き、進入が規制される端部まで到達する。これにより、板バネ80が押さえ環82とレンズ枠50のフランジ部60の前側壁面60Aとの間に挟み込まれると共に、板バネ80の弾性変形によりレンズ枠50のフランジ部60の後側壁面60Bが内側円筒部16Bの前端面16Cへと押圧される。従って、レンズ枠50が内側円筒部16Bの前端面16Cにより光軸方向に位置決めされ、レンズ枠50に保持された前側マスターレンズ群26Aが光軸方向の所定の決められた位置に配置される。なお、板バネ80の代わりにゴムなどの他の種類の弾性部材が用いられている場合や、板バネ80のような弾性部材を介さずに押さえ環82をレンズ枠50のフランジ部60に直接押し当てる場合であっても本発明は適用でき、更に、偏心調整するレンズを保持するレンズ枠(回転調整するレンズ枠)を回動可能に固定筒に支持する構造として、本実施の形態の構造に限らず、レンズ枠50の所定部位を固定筒の所定部位と固定筒にネジ結合される押さえ環とで狭持する構造であれば、本発明を有効に適用できる。
上記のようにしてレンズ枠50が後側固定筒16に支持された状態において、後側固定筒16の外側からレンズ枠50の突条部70の位置まで貫通する周方向に長い長孔形状の貫通孔90(詳細は後述する)が形成されている。そして、その貫通孔90にマイナスドライバのように先端部分に平坦な板状体を有する工具を差し込み、その先端部分をレンズ枠50の突条部70に係合させて所定方向に動かすことによってレンズ枠50を光軸周りに回転させて偏心調整を行うことができるようになっている。このとき、レンズ枠50が押さえ環82を後側固定筒16の外側円筒部16Aにねじ込む(締め込む)際の回転方向(光軸方向前側からみて時計回り方向)と反対の回転方向(光軸方向前側からみて反時計回り方向)にレンズ枠50を回転させてしまうと、板バネ80を介して押さえ環82もその方向に回転し、押さえ環82が弛み、レンズ枠50が光軸方向にがたつくおそれがあるため、押さえ環82が弛む方向にレンズ枠50を回転させることを規制するための構造が設けられている。以下、そのレンズ枠50の回転方向を規制するための構造について説明する。
図4は、レンズ枠50を内部に保持した状態の後側固定筒16の外観を示した側面図であり、図5は、レンズ枠50の突条部70の形成位置(貫通孔90の位置)における光軸に対して直交する断面を光軸方向後側から示した断面図(図4の5−5線矢視断面図)である。
図4、図5に示すように、後側固定筒16にはその外側からレンズ枠50の突条部70の位置まで貫通する貫通孔90が形成されており、その貫通孔90は、後側固定筒16の外側円筒部16Aと内側円筒部16Bの各々に形成された貫通孔90A、90Bと元々部材が配置されていない空洞部分により形成されている。この貫通孔90は、光軸方向に関して突条部70が形成された範囲のうち突部62よりも後側の範囲に形成されており、後側固定筒16の外側からは貫通孔90を介して突部62は視認できず、図4のように突条部70のみが視認できるようになっている。貫通孔90についての詳細は後述する。
なお、図5において後側固定筒16の後端に取り付けられている部材17はレンズ鏡筒10をカメラに装着するためのマウント環を示す。また、後側固定筒16の外側には図1のようにバックフォーカス調整リング46や化粧環等の部材が嵌装されるが、図4、図5ではそれらの部材は示されておらず、また、それらの部材は、レンズ鏡筒10を解体することなく後側固定筒16から容易に着脱できるため、偏心調整の際には、後側固定筒16から取り外された状態で作業が行われる。従って、貫通孔90も後側固定筒16の外側の部材には形成されておらず、また、その外側の部材を後側固定筒16に装着することによって貫通孔90が閉鎖されるようになっている。ただし、貫通孔90を後側固定筒16の外側に配置される部材まで延設し、偏心調整を行わないときにはその貫通孔90を蓋部材等によって閉鎖できるようにしてもよい。
図1、図2に示したレンズ枠50の各突条部70は、図5に示すようにレンズ枠50の外周面において周方向に一定間隔で突出形成されており、例えば、光軸が通る中心点Oから見て、方位角が40度間隔となる位置に9個設けられている。なお、各突部62も40度間隔で9個設けられ、隣接する2つの突条部70の中間位置に配置されている。ただし、レンズ枠50の外周面に形成する突条部70や突部62の数や間隔はこれに限らない。
ここで、以下の説明において、レンズ枠50の周方向の向きを図5のようにレンズ枠50(レンズ鏡筒10)を後側からみた状態で示すものとし、その状態における時計回り方向(右回り方向)をCW方向、反時計回り方向(左周り方向)をCCW方向と記すものとする。このとき、上記の押さえ環82を後側固定筒16の外側円筒部16A内にねじ込む(締め込む)際の回転方向はCCW方向となり、レンズ枠50の回転を規制(抑止)する回転方向はCW方向となる。
各突条部70は、各突条部70の内部からみてCW方向側に形成される垂直面72と、CCW方向側に形成される傾斜面74とを有している(図3参照)。
垂直面72は、レンズ枠50の外周面に対して垂直な平面、即ち、径方向に沿った平面となっている。一方、傾斜面74は、レンズ枠50の外周面から離れる程,垂直面72との間隔が狭まるような平面であり、レンズ枠50の外周面と傾斜面74との交差位置を基準にして、レンズ枠50の外周面に垂直な方向に対してから垂直面72側に約45度傾いた平面、即ち、径方向外向きの角度を0度としてCW方向側に約45度傾いた平面となっている。
これによれば、作業者は、レンズ枠50(前側マスターレンズ群26A)の偏心調整の際に、貫通孔90に例えばマイナスドライバのように先端部分に平坦な板状体を有する工具を差し込み、工具の先端部分を突条部70に係合させながらレンズ枠50を光軸周りに回転させるが、工具の先端部分を突条部70の垂直面72に係合させてCCW方向に回転操作した場合には、その操作力が略そのままレンズ枠50のCCW方向への回転力として伝達する。レンズ枠50は、図1に示したように板バネ80によってフランジ部60の前側壁面60Aが後側固定筒16の内側円筒部16Bの前端面16Cに押圧されているため、その摩擦力により所定以上の回転力(必要回転力)を加えないと回転しないが、この場合には、その工具の先端部分と垂直面72との係合状態を容易に保つことができ、また、操作力を略そのまま回転力としてレンズ枠50に伝達することができるため、容易な操作でレンズ枠50がCCW方向に回転する。レンズ枠50のCCW方向の回転は、上記の押さえ環82を後側固定筒16の外側円筒部16A内に締め込む際の回転方向と一致しているため、レンズ枠50のCCW方向に回転力が板バネ80を介して押さえ環82に伝達しても押さえ環82が弛むことがない。従って、作業者は回転操作が容易なレンズ枠50のCCW方向への回転によって適切に偏心調整を行うことができる。
一方、工具の先端部分を突条部70の傾斜面74に係合させてCW方向に回転操作しようとした場合には、その操作力の一部はレンズ枠50のCW方向への回転力として伝達するが、工具の先端部分は、傾斜面74での摩擦力に抗して傾斜面上を滑ることになるため、工具の先端部分を傾斜面74に対して係合状態に維持することができず、レンズ枠50に伝達するCW方向への回転力は僅かなものとなる。上記のようにレンズ枠50は、所定以上の必要回転力を加えないと回転しないようになっており、この場合に、その必要回転力をレンズ枠50に加えることは略不可能であるため、レンズ枠50はCW方向に回転しないことになる。レンズ枠50のCW方向の回転は、上記の押さえ環82と後側固定筒16の外側円筒部16Aとのネジ結合を弛める回転方向と一致しているため、もし、レンズ枠50がCW方向に回転すると、その回転力が板バネ80を介して押さえ環82に伝達して押さえ環82が弛むことになる。しかしながら、上記のように作業者がレンズ枠50をCW方向に回転させることが容易ではない構造となっているため、レンズ枠50のCW方向への回転が規制(抑止)された状態となり、押さえ環82が弛むという事態が防止されている。
続いて貫通孔90について詳説すると、貫通孔90は、上記のように後側固定筒16の外側円筒部16Aと内側円筒部16Bの各々に形成された貫通孔90A、90Bと元々部材が配置されていない空洞部分により形成されており、図5のように光軸が通る中心点Oからみて、隣接する2つの突条部70の間隔以上、即ち、40度以上の範囲が貫通孔90の範囲となるように周方向に長い長孔形状(図4参照)を有している。
これによれば、長孔から視認できる所定の突条部70の垂直面72に工具の先端部分を係合させて適切な回転方向であるCCW方向にレンズ枠50を回転させた場合に、その突条部70が貫通孔90のCCW方向側の端部の位置まで到達してそれ以上回転させることができない状態となった場合でも、その突条部70よりもCW方向側に配置された別の突条部70が貫通孔90の範囲に出現するため、工具の先端部分を新たに出現したその突条部70に係合し直して更にCCW方向にレンズ枠50を回転させることができるようになっている。
貫通孔90の周方向の長さは、長ければ長いほど、複数の突条部70が貫通孔90から視認できる状態となるが、貫通孔90は埃などが固定筒11内に入り込む原因となるため、できるだけ小さく方が良く、図4に示した実施の形態では隣接する2つの突条部70の間隔である40度より少し大きい程度の範囲が貫通孔90の範囲として形成されている。
また、偏心調整は、レンズ鏡筒10の固定筒11内に光学系を構成する全てのレンズ等(図1に示したフォーカス光学系20、ズーム光学系22、アイリス24、マスター光学系26)を組み込んだ後、レンズ鏡筒10をコリメータ等の測定装置に設置して測定装置で結像状態を観察しながら行われる。なお、上記のように偏心調整の際には後側固定筒16に対して貫通孔90の径方向外側に配置される部材は取り外された状態で行われる。その測定装置にレンズ鏡筒10を設置するときのレンズ鏡筒10の姿勢は、地面に対して光軸が水平となるようにし、レンズ鏡筒10の所定部位が上下左右の決められた位置となるように決められており、図5に示した通り、紙面左右方向が地面に対して水平方向、紙面上下が鉛直方向の上下となるように測定装置に設置される(図4は、レンズ鏡筒10を測定装置に設置したときの後側固定筒16を水平方向横側からみた図となる)。従って、図5に示した貫通孔90の位置は、レンズ鏡筒10を測定装置に設置した状態では、光軸よりも(光軸を含む水平面よりも)上側に配置されると共に、レンズ鏡筒10を光軸方向後側からみて光軸よりも(光軸を含む鉛直面よりも)左側、即ち、光軸が通る中心点Oからみて真上の方位よりもCCW側に配置される。
これによれば、偏心調整の際に作業者は、レンズ鏡筒10の横側から斜め下に見下ろした状態で貫通孔90を覗き込み、突条部70の位置を確認しながら貫通孔90に工具を差し込んで突条部70に係合させた後、工具の先端部分を略鉛直方向上下に動かしてレンズ枠50を回転させることになる。その際、突条部70の垂直面72は、作業者からみると明らかにレンズ枠50の外周面に対して垂直に立設されているため、工具の先端部分を係合させる部位であることを認識することができると共に、垂直面72に工具の先端部分を係合させた状態で工具の先端部分を上下(上から下)に動かすという通常の作業動作によって、レンズ枠50を適切な回転方向であるCCW方向に回転させることができる。また、工具の先端部分を下から上ではなく上から下に動かす方が作業がし易くレンズ枠50を適切な回転方向であるCCW方向に回転させる作業が行い易いようにもなっている。
一方、突条部70の傾斜面74は鉛直方向に対して平行に近い状態となっているため、工具の先端部分を上下(下から上)に動かす通常の作業動作によっては、工具の先端部分を傾斜面74に係合させることはできず、レンズ枠50を不適切な回転方向であるCW方向に回転させることはできないようになっている。また、作業者からみて傾斜面74が鉛直方向に対して略平行な面であることから工具の先端部分を係合させる面ではないことが明らかなため、工具を下から上に動かしてレンズ枠50を不適切な回転方向であるCW方向に回転させることが禁止されていることを容易に認識することができ、また、工具の先端部分を上から下ではなく下から上に動かすこと自体も不自然な動作であることから、作業者がレンズ枠50を不適切な回転方向であるCW方向に回転させようとする意識自体が生じないような構造となっている。
以上のように上記実施の形態では、レンズ枠50の突条部70の形状だけでなく、貫通孔90の形成する位置によっても、レンズ枠50のCW方向への回転がより効果的に規制されるようになっている。
以上、上記実施の形態では、レンズ枠50の突条部70の傾斜面74の傾斜角度を径方向に対して略45度となるようにしたが、当然、45度よりも大きな傾斜角度(傾斜面74がレンズ枠50の外周面に対して平行に近づく角度)であれば良く、また、45度よりも小さな傾斜角度であっても、垂直面72に工具の先端部分を係合させてCCW方向に回転させる場合よりも明らかに回転させ難い角度であれば良い。また、垂直面72もレンズ枠50の外周面に対して略垂直な面でなくても工具と係合可能な面であれば良い。
また、上記実施の形態では、押さえ環82によってレンズ枠50を光軸方向の前側から押さえ込む構造となっていたが、光軸方向に関して上記実施の形態の構造とは前後が反対となるような構造であって、押さえ環82によってレンズ枠50を光軸方向の後側から押え込むような構造であっても、上記実施の形態と同様にして固定筒にネジ結合された押さえ環82を弛めるようなレンズ枠50の回転方向への回転を規制することができる。この場合、その規制する回転方向は上記実施の形態とは反対にCCW方向となり、突条部70における垂直面72と傾斜面74の位置関係も反対になるが、押さえ環82が弛む回転方向に応じてその方向へのレンズ枠50が回転が規制されるように突条部70における垂直面72と傾斜面74の配置を変更すれば良い。貫通孔90を形成する位置についても上記実施の形態と同様の効果が得られるように適宜形成する位置を変更すれば良い。また、レンズ枠50を固定筒11(後側固定筒16)に回動可能に支持する構造は、上記実施の形態に限らず、本発明を適用できる。即ち、レンズ枠の所定部位を、固定筒にネジ結合される押さえ環と、固定筒の所定部位とによって狭持することによってレンズ枠を回動可能に支持する構造であれば、そのレンズ枠で保持されたレンズの偏心調整機構としての本発明を適用できる。
また、上記実施の形態では、前側マスターレンズ群26Aを光軸周りに回転調整して偏心調整を行う場合の偏心調整機構について説明したが、他のレンズ群のレンズ枠を光軸周りに回転調整することによって偏心調整を行う場合においても上記実施の形態と同様の構造を採用することができる。また、レンズ鏡筒の種類も上記実施の形態のENGカメラに使用されるレンズ鏡筒以外のものでも適用できる。
10 レンズ鏡筒
11 固定筒
12 中央固定筒
14 前側固定筒
16 後側固定筒
16A 外側円筒部
16B 内側円筒部
17 移動筒
20 フォーカス光学系
22 ズーム光学系
24 アイリス
26 マスター光学系
20A 固定フォーカスレンズ群
20B 移動フォーカスレンズ群
22A 変倍系レンズ群
22B 補正系レンズ群
26A 前側マスターレンズ群
26B 後側マスターレンズ群
50 レンズ枠
52、54 間隔環
60 フランジ部
60A 前側壁面
60B 後側壁面
62 突部
70 突条部
72 垂直面
74 傾斜面
80 板バネ
82 押さえ環
90、90A、90B 貫通孔
G1、G2、G3、G3′ レンズ

Claims (4)

  1. レンズ鏡筒の光学系を構成する所定のレンズを保持するレンズ枠と、
    前記レンズ鏡筒の固定筒にネジ結合され、前記固定筒に前記レンズ枠を光軸周りに回動可能に支持させるために前記レンズ枠の所定部位を前記固定筒の所定部位とで狭持する押さえ環と、
    前記レンズ枠の外周面に突出形成される係合部であって、前記レンズ枠の外周面の周方向に所定間隔おきに複数形成される係合部と、
    前記レンズ鏡筒の少なくとも前記固定筒の外側から前記係合部の位置まで貫通するように径方向に設けられ、前記係合部の周方向側の側面と係合して前記レンズ枠を光軸周りに回転させて前記レンズ枠に保持されたレンズの偏心調整を行うための工具が挿入される工具挿通孔と、
    前記係合部の周方向側の側面であって、前記固定筒にネジ結合された前記押さえ環を弛める回転方向側に形成されると共に、前記押さえ環を締め込む回転方向への前記レンズ枠の回転を可能にするために前記工具と係合可能に形成された係合面と、
    前記係合部の周方向側の側面であって、前記固定筒にネジ結合された前記押さえ環を締め込む回転方向側に形成されると共に、前記押さえ環を弛める回転方向への前記レンズ枠の回転を不能にするために前記工具と係合不能に形成された非係合面と、
    を備え
    前記係合面は、前記レンズ枠の外周面に対して略垂直な垂直面であり、
    前記非係合面は、前記レンズ枠の外周面に対して垂直な方向から斜めに傾斜した傾斜面であって、前記レンズ枠の外周面から離れる程、前記垂直面との間隔が狭まる傾斜面であることを特徴とする偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒。
  2. 前記非係合面は、前記レンズ枠の外周面に対して垂直な方向から斜め約45度傾斜した傾斜面であることを特徴とする請求項1記載の偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒。
  3. 前記工具挿通孔は、前記レンズ鏡筒を偏心調整のための測定装置に設置した状態において、光軸よりも上方の位置で、かつ、前記押さえ環を締め込む回転方向に前記レンズ枠を回転させるときに前記係合部が上から下に向かって移動する位置に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒。
  4. 前記工具挿通孔は、光軸に直交する断面において光軸上の点からみた方位角にして隣接する前記係合部の間隔角度に略一致する範囲に形成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の偏心調整機構を備えたレンズ鏡筒。
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