JP3500438B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3500438B2
JP3500438B2 JP30932895A JP30932895A JP3500438B2 JP 3500438 B2 JP3500438 B2 JP 3500438B2 JP 30932895 A JP30932895 A JP 30932895A JP 30932895 A JP30932895 A JP 30932895A JP 3500438 B2 JP3500438 B2 JP 3500438B2
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
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  • Optics & Photonics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズを保持する
レンズ保持筒と、当該レンズ保持筒を収容する収容筒と
を備えたレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズの偏芯調整に関して従来より様々
な提案がなされており、例えば、実開平5−36410
号公報に記載されているものがある。この従来例では、
レンズの外周面と、これを保持するレンズ保持部材の内
周面との間に適当なガタが設けてあり、レンズ保持部材
の外周方向から複数の調整ねじをレンズに当接させ、レ
ンズの偏芯調整を行っている。また、特開平6−265
766号公報の従来例では、2つのレンズ系に平行光を
通し、その結像結果を画像処理することで、補正量を算
出する。その後、調整治具を用いて一方のレンズ系を補
正量分移動させ、レンズの偏芯調整を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−36410号公報に記載の従来例では、調整ねじが
レンズを直接押圧するため、レンズが光軸に対して倒れ
てしまうという問題がある。
【0004】また、特開平6−265766号公報の従
来例は、装置自体が大掛りであり、コストの増加を免れ
ない。
【0005】このような問題点を考慮し、大掛りな装置
を用いることなく簡単な作業で精度の高いレンズの偏心
調整が行えるレンズ鏡筒を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の態様によれば、レンズを保持するレン
ズ保持筒と、当該レンズ保持筒を収容する収容筒とを備
えたレンズ鏡筒において、前記収容筒の内周面には、複
数の内向き突起が設けられ、前記レンズ保持筒の外周面
には、前記複数の内向き突起と同数の外向き突起の群が
複数群設けられ、隣り合う前記外向き突起の周方向の間
隔は、前記内向き突起の周方向の幅よりも大きく、前記
複数の内向き突起は、前記複数群のうちの任意の一つに
含まれる外向き突起のそれぞれに同時に当接することで
前記レンズの光軸を位置決めし、前記複数群のそれぞれ
に含まれる各外向き突起に外接する仮想円は、それぞ
れ、前記光軸に垂直な、同一の大きさの円であり、各仮
想円の中心は、相互に異なっていることを特徴とするレ
ンズ鏡筒が提供される。
【0007】
【0008】上記目的を達成するための本発明の第3の
態様によれば、レンズを保持するレンズ保持筒と、当該
レンズ保持筒を収容する収容筒とを備えたレンズ鏡筒に
おいて、前記レンズ保持筒の外周面には、複数の外向き
突起が設けられ、前記収容筒の内周面には、前記複数の
外向き突起と同数の内向き突起の群が複数群設けられ、
前記複数の外向き突起は、前記複数群のうちの任意の一
つに含まれる内向き突起のそれぞれに同時に当接するこ
とで前記レンズの光軸を位置決めし、前記複数群のそれ
ぞれに含まれる各内向き突起に内接する仮想円は、それ
ぞれ、前記光軸に垂直な、同一の大きさの円であり、各
仮想円の中心は、相互に異なっていることを特徴とする
レンズ鏡筒が提供される。
【0009】上記目的を達成するための本発明の第4の
態様によれば、第3の態様において、隣合う内向き突起
の周方向の間隔は、前記外向き突起の周方向の幅よりも
大きいことを特徴とするレンズ鏡筒が提供される。
【0010】上記目的を達成するための本発明の第5の
態様によれば、第1、第2、第3または第4の態様にお
いて、前記各仮想円の中心の何れかは、前記レンズの光
軸中心と一致していることを特徴とするレンズ鏡筒が提
供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態と
してのレンズ鏡筒を図面を参照しながら説明する。
【0012】本実施形態のレンズ鏡筒の全体構成は、図
3に示す通りであるが、まず、特徴部分である偏芯調整
機構について説明する。偏芯調整機構は、レンズ群L2
(レンズG4、G5)を保持するレンズ保持筒9と、当
該レンズ保持筒9を収容する収容筒11によって構成さ
れている。収容筒11は、レンズ保持筒9のほか、レン
ズ群L3(レンズG6、G7)を保持しており、レンズ
保持筒としての役目も果たしている。レンズG6、G7
は、ねじ込み式の押え環15によって収容筒11に固定
されている。
【0013】図1は、偏芯調整機構の縦断面図である。
図2は、図1の偏芯調整機構のA−A’断面の断面図で
ある。
【0014】収容筒11の内周面には、複数(本実施形
態では3つ)の内向き突起11aが設けられ、レンズ保
持筒9の外周面には、前記複数の内向き突起と同数(3
つ)の外向き突起9x(x:a〜d)の群が複数群(本
実施形態では4群)設けられている。前記複数群のそれ
ぞれに含まれる各外向き突起に外接する仮想円は、それ
ぞれ、レンズ群L2の光軸に垂直な、同一の大きさの円
である。各仮想円の中心は、相互に異なっている。図2
では、3つの外向き突起9aに外接する仮想円Daと、
3つの外向き突起9bに外接する仮想円Dbが示されて
いる。仮想円Daの中心Oaは、レンズ群L2の光軸上
(図中、2本の一点鎖線が交差する点)に存在する。仮
想円Dbの中心Obは、図中、仮想円Daの中心Oaの
右斜め上に位置していている。3つの外向き突起9aの
各々は、対応する内向き突起11aに当接することで、
収容筒11に対するレンズ保持筒9の位置決め(前記光
軸の位置決め)を行っている。本実施形態では、3つの
内向き突起のそれぞれと、各群の3つの外向き突起のそ
れぞれを120°間隔で配置しているが、これらの個数
や間隔は、本実施形態に限定されるものではなく、必要
に応じて設定すればよい。
【0015】収容筒11の端面には、周方向溝11bが
形成されており、レンズ保持筒9には、周方向溝11b
に重なるように、周方向に等間隔で3箇所、貫通孔9e
が形成されている。収容筒11の縁には、一定の長さの
周方向溝11cが形成されている。レンズ保持筒9は、
貫通孔9e及び周方向溝11cから注入された接着剤
(詳細は後述する)によって収容筒11に固定されてい
る。
【0016】図1及び図2において、レンズ保持筒9は
収容筒11に既に固定された状態にあるが、以下、この
固定作業と、固定作業の前工程、すなわち、本実施形態
の偏芯調整機構を用いた偏芯調整作業について説明す
る。
【0017】まず、前記複数群のうちの任意の一つに含
まれる外向き突起のそれぞれに3つの内向き突起11a
を同時に当接させ、レンズ群L2の光軸を位置決めす
る。図5〜7には、3つの外向き突起9aのそれぞれに
3つの内向き突起11aが同時に当接している状態が示
されている。図5は、レンズ保持筒9の正面図(図1の
矢印B方向からレンズ保持筒9のみを見た場合の様子を
示す図)、図6は、収容筒11の正面図(図1の矢印B
方向から収容筒11のみを見た場合の様子を示す図)、
図7は、レンズ保持筒9の背面図(矢印C方向からレン
ズ保持筒9のみを見た場合の様子を示す図)である。
【0018】次に、レーザー光をレンズG5のR1面と
レンズG6のR2面のそれぞれに照射し、各反射象(反
射象P1、P2)を同一面でモニターする。これらR1
面、R2面は、相互の偏芯精度が要求され、例えば0.
01mm以内の精度に収める必要がある。測定の様子
は、図4に示されている。反射象P1、P2をモニター
するためのモニター装置やレーザー光の照射装置につい
ては、既によく知られている装置なので詳細な説明は省
略する。反射象P1、P2をモニターした結果、もし、
これらの像が合致していたならば位置決め完了とし、レ
ンズ保持筒9の3箇所の貫通孔9eに瞬間接着剤(例え
ば、エチルシアノアクリレート系の接着剤)を注入し
て、レンズ保持筒9の仮止めを行う。つぎに、収容筒1
1の周方向溝11cに2次接着剤(例えば、エポキシ系
の接着剤)を注入して、レンズ保持筒9を収容筒11に
完全に固定する。レンズ保持筒9を収容筒11に予め仮
止めしておけば、2次接着剤の硬化に伴ってレンズ保持
筒9が収容筒11に対して動いてしまうという問題が起
こらない。なお、本実施形態では、周方向溝11bの深
さを約0.04mm、幅を約1mmとしている。
【0019】一方、前述の反射象P1、P2が合致して
いない場合には、レンズ保持筒9を回転させ、次の3つ
の外向き突起を、対応する内向き突起11aに当接させ
る。図8及び図9は、3つの外向き突起9bを選択した
状態が示されている。図8は、レンズ保持筒9の正面図
(図1の矢印B方向からレンズ保持筒9のみを見た場合
の様子を示す図)、図9は、収容筒11の正面図(図1
の矢印B方向から収容筒11のみを見た場合の様子を示
す図)である。また、図11には、外向き突起9dを選
択した状態が示されている。図11は、図1のA−A’
断面の断面図である。
【0020】図11に示すように、光軸中心Oaは、図
2の位置から僅かに移動している。この偏芯量(Y)
は、各群毎に異なっている。各群の偏芯量については、
偏芯調整が可能となる確率(反射象P1、P2を合致さ
せる確率)の高いものを採用している。具体的には、本
レンズ鏡筒とほぼ同じタイプ(ただし、本発明の偏芯調
整機構を持たないもの)のレンズ鏡筒を試験対象として
用意し、この試験対象に対して図4のモニターを繰返し
行い、それらの実測値の各々に設計値を加味したデータ
を算出した。このデータから発生確率の高い4つの偏芯
量を抽出した。
【0021】つぎに、図11(又は、図8及び図9)の
状態で反射象P1、P2をモニターし、これらの像が合
致していたらば、位置決め完了とする。位置決め完了後
は、前述と同様な方法でレンズ保持筒9を収容筒11に
固定する。
【0022】このように本実施形態によれば、各群の外
向き突起を順次選択するだけで、レンズ鏡筒の偏芯調整
を実施できる。また、各内向き突起と、対応する外向き
突起の当接によってレンズの位置決めがなされるため、
レンズ自体がレンズ保持筒に対して動いてしまう従来の
偏芯調整と比較して位置決め精度が格段に向上する。
【0023】なお、各群の中に最適な群が存在しなかっ
た場合は、つぎの作業を行う。
【0024】本実施形態では、隣合う外向き突起の周方
向の間隔Zは、各内向き突起の周方向の幅Xよりも大き
く設定されており(図12参照)、ここでは先ず、各内
向き突起を隣合う外向き突起の間に配置する。この位置
関係を保った状態でレンズ保持筒9及び収容筒11を、
調整装置20(図13及び図14参照)にセットする。
この際、収容筒11の外周面は、ブロック21によって
押え付けられる。また、レンズ保持筒9は、ホルダー2
7を介して2対の微動調整機構に挾まれた状態で配置さ
れる。各微動調整機構は、手動操作に応じて前後に微動
するマイクロメータヘッド22と、ホルダー27に当接
した状態でマイクロメータヘッド22の動きに合わせて
前後する可動子23を含んで構成されている。本体24
には、バネ25が内蔵されている。バネ25は、可動子
23を本体24から押し出すような力を当該可動子23
に加えている。
【0025】レンズ保持筒9及び収容筒11を調整装置
20にセットしたら、各マイクロメータヘッド22を微
動させ、レンズ保持筒9を水平方向に移動させる。この
とき、図4に示した方法で、反射象P1、P2をモニタ
ーする。レンズ保持筒9の各外向きと収容筒11の各内
向き突起は、図12(図10)に示すように、互いに当
接することなく自由な状態にあるため、レンズ保持筒9
の水平移動に支障を与えることはない。レンズ保持筒9
を水平移動して、反射象P1、P2が合致していたら
ば、位置決め完了とする。位置決め完了後は、前述と同
様な2種類の接着剤でレンズ保持筒9を収容筒11に固
定する。この固定作業は、加圧具26でレンズ保持筒9
を収容筒11側に押圧した状態で行う。
【0026】このように本実施形態では、外向き突起と
内向き突起の組合せによらない自由な偏芯調整も可能で
ある。
【0027】つぎに、本実施形態のレンズ鏡筒の全体構
成について説明する。
【0028】図3において、1は、本レンズ鏡筒をカメ
ラ本体に装着するための固定マウントである。2は、固
定マウント1と一体化した固定筒である。2aは、固定
筒2の内周面に設けられた直進キーであり、周方向に等
間隔で3箇所配置されている。2b、2cは、固定筒2
の外周部に光軸回りに所定角度形成された案内溝であ
る。3は、ズーミング時に回転操作されるズーム用操作
環である。3aは、ズーム用操作環3に内周面に設けら
れた内向きのピンであり、固定筒2の案内溝2bに係合
している。このピンは、周方向に3箇所配置されてい
る。3bは、ズーム用操作環3の内周面に設けられた直
進キーであり、周方向に等間隔で3箇所配置されてい
る。4は、ズーム用操作環3に接着テープ13で固定さ
れている調整環である。4aは、調整環4の内周部に形
成されたメスヘリコイドネジである。5は、カム筒であ
る。カム筒5の外周部には、直進案内溝5a及びオスヘ
リコイドネジ5bが形成されている。直進キー3bは、
この直進案内溝5aに係合している。オスヘリコイドネ
ジ5bは、メスヘリコイドネジ4aに噛み合っている。
5cは、カム筒5の先端側に設けられたカム突起であ
る。5dは、カム筒5の内周部に形成された凹状のカム
溝である。6は、内周部分にカムフォロワー6b、6c
を有し、外周部分にオスヘリコイドネジ6aと直進案内
溝6dを有する中継筒である。7は、レンズ群L1(レ
ンズG1、G2、G3)を保持するレンズ保持筒であ
る。7aは、レンズ保持筒7の内周部に形成されたメス
ヘリコイドネジである。7bは、レンズ保持筒7の後端
部に形成された直進キーである。8は、不図示の駆動ギ
ヤが噛み合った駆動環であり、この駆動ギヤの回転力に
よって光軸回りに回転する。8aは、駆動環8と一体化
された連動キーである。8bは、駆動環8の内周部に形
成された駆動用ギヤである。10は、光軸方向に延びた
案内バーであり、固定筒2にビス12で固定されてい
る。11は、前述の収容筒である。11dは、収容筒1
1の外周面に設けられたカムフォロワーである。カムフ
ォロワー11dは、カム筒5のカム溝5dに摺動可能に
嵌め込まれている。11eは、収容筒11に形成された
案内溝である。案内溝11eは、案内バー10が摺動可
能に係合している。9は、前述のレンズ保持筒である。
レンズ保持筒9には、案内バー10を逃がす逃げ溝9f
(ここでは図示省略)が形成されている。14は、接着
テープ13で固定されたズーム用操作環3及び調整環4
の上に被せられたゴムリングである。
【0029】以上の構造を有するレンズ鏡筒において、
ズーム用操作環3が回転操作されると、これと一体の調
整環4及びカム筒5が光軸回りに回転する。カム筒5の
カム突起5cが回転すると、これを挾んでいるカムフォ
ロワー6b、6c、及び、固定筒2の直進キー2aと係
合している直進溝6dの両者の働きによって、中継筒6
は、回転することなく光軸方向に移動する。中継筒6と
一体のレンズ保持筒7も、同方向に移動する。レンズ保
持筒7の移動によりレンズ群L1のズーミング動作が行
われる。
【0030】また、カム筒5のカム溝5dには、収容筒
11のカムフォロワー11dが挿入され、かつ、収容筒
11の案内溝11eには、固定筒1の案内バー10が挿
入されているため、カム筒5の回転にともない、収容筒
11は回転することなく光軸方向に移動する。これと一
体のレンズ保持筒9も同方向に移動する。これらのレン
ズ保持筒の移動により、レンズ群L2、L3のズーミン
グ動作が行われる。
【0031】一方、レンズ群L1は、フォーカシング時
にも動作する。すなわち、レンズ保持筒7は、外部から
回転力が加わると、ヘリコイドネジ7a、6aに沿って
螺旋状に回転しながら移動する。この回転力は、不図示
のフォーカス用操作環か、もしくは、駆動環8から与え
られる。駆動環8は、固定筒2の案内溝2cによって光
軸回りにのみ回転できるようになっており、不図示のA
F(オートフォーカス)用モータの駆動力で回転する。
【0032】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明に係る偏芯調整機構については、図15に
示すように構成してもよい。同図において、レンズ保持
筒9の外周面には、複数(3つ)の外向き突起9aが設
けられ、収容筒11の内周面には、前記複数の外向き突
起9aと同数(3つ)の内向き突起(11a(11
b))の群が複数群(2群)設けられている。3つの外
向き突起9aは、前記複数群のうちの任意の一つに含ま
れる内向き突起(ここでは3つの内向き突起11a)の
それぞれに同時に当接することでレンズ群L2の光軸を
位置決めしている。前記複数群のそれぞれに含まれる各
内向き突起に内接する仮想円は、それぞれ、前記光軸に
垂直な、同一の大きさの円であり、各仮想円の中心は、
相互に異なっている。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、大掛りな装置を用いる
ことなく簡単な作業で精度の高いレンズの偏心調整が行
える。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のレンズ鏡筒の偏芯調整機構の縦断面図。
【図2】図1の偏芯調整機構のA−A’断面の断面図。
【図3】本発明に係るレンズ鏡筒の一実施形態の全体構
成を示す構成図。
【図4】本発明に係るレンズ鏡筒の偏芯測定の一例に関
する説明図。
【図5】図1のレンズ保持筒の正面図。
【図6】図1の収容筒の正面図。
【図7】図1のレンズ保持筒の背面図。
【図8】図1のレンズ保持筒の正面図。
【図9】図1の収容筒の正面図。
【図10】図1の収容筒の正面図。
【図11】図1の偏芯調整機構のA−A’断面の断面
図。
【図12】図1の偏芯調整機構のA−A’断面の断面
図。
【図13】本発明に係るレンズ鏡筒の調整装置の一例を
示した上面図。
【図14】本発明に係るレンズ鏡筒の調整装置の一例を
示した構成図。
【図15】本発明に係る偏芯調整機構のその他の実施形
態を示した構成図。
【符号の説明】
1:固定マウント、 2:固定筒、 2a、3b:直進
キー、 2b、2c:案内溝、 3:ズーム用操作環、
3a:ピン、 3b、7b:直進キー、 4:調整
環、 4a、7a:メスヘリコイドネジ、 5:カム
筒、 5a、6d:直進案内溝、 5b、6a:オスヘ
リコイドネジ、 5c:カム突起、 5d:カム溝、
6:中継筒、 6b、6c、11d:カムフォロワー、
7、9:レンズ保持筒、 8:駆動環、 8a:連動
キー、 8b:駆動用ギヤ、 9a〜9d:外向き突
起、 9e:貫通孔、 9f:逃げ溝、 10:案内バ
ー、 11:収容筒、 11a:内向き突起、 11
b、11c:周方向溝、 11e:案内溝、 12:ビ
ス、 13:接着テープ、 14:ゴムリング、 1
5:押え環、 20:調整装置、 21:ブロック、
22:マイクロメータヘッド、23:可動子、 24:
本体、 25:バネ、 26:加圧具、 27:ホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズを保持するレンズ保持筒と、当該レ
    ンズ保持筒を収容する収容筒とを備えたレンズ鏡筒にお
    いて、 前記収容筒の内周面には、複数の内向き突起が設けら
    れ、 前記レンズ保持筒の外周面には、前記複数の内向き突起
    と同数の外向き突起の群が複数群設けられ、隣り合う前記外向き突起の周方向の間隔は、前記内向き
    突起の周方向の幅よりも大きく、 前記複数の内向き突起は、前記複数群のうちの任意の一
    つに含まれる外向き突起のそれぞれに同時に当接するこ
    とで前記レンズの光軸を位置決めし、 前記複数群のそれぞれに含まれる各外向き突起に外接す
    る仮想円は、それぞれ、前記光軸に垂直な、同一の大き
    さの円であり、 各仮想円の中心は、相互に異なっていることを特徴とす
    るレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】レンズを保持するレンズ保持筒と、当該レ
    ンズ保持筒を収容する収容筒とを備えたレンズ鏡筒にお
    いて、 前記レンズ保持筒の外周面には、複数の外向き突起が設
    けられ、 前記収容筒の内周面には、前記複数の外向き突起と同数
    の内向き突起の群が複数群設けられ、隣り合う前記内向き突起の周方向の間隔は、前記外向き
    突起の周方向の幅よりも大きく、 前記複数の外向き突起は、前記複数群のうちの任意の一
    つに含まれる内向き突起のそれぞれに同時に当接するこ
    とで前記レンズの光軸を位置決めし、 前記複数群のそれぞれに含まれる各内向き突起に内接す
    る仮想円は、それぞれ、前記光軸に垂直な、同一の大き
    さの円であり、 各仮想円の中心は、相互に異なっていることを特徴とす
    るレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記各仮想円の中心の何れかは、前記レンズの光軸中心
    と一致していることを特徴とするレンズ鏡筒。
JP30932895A 1995-11-28 1995-11-28 レンズ鏡筒 Expired - Lifetime JP3500438B2 (ja)

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JP30932895A JP3500438B2 (ja) 1995-11-28 1995-11-28 レンズ鏡筒
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JP30932895A JP3500438B2 (ja) 1995-11-28 1995-11-28 レンズ鏡筒

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