JP4619905B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒 Download PDF

Info

Publication number
JP4619905B2
JP4619905B2 JP2005267251A JP2005267251A JP4619905B2 JP 4619905 B2 JP4619905 B2 JP 4619905B2 JP 2005267251 A JP2005267251 A JP 2005267251A JP 2005267251 A JP2005267251 A JP 2005267251A JP 4619905 B2 JP4619905 B2 JP 4619905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
fitting hole
group
optical axis
lens barrel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005267251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007079155A (ja
Inventor
昌紀 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2005267251A priority Critical patent/JP4619905B2/ja
Priority to US11/519,835 priority patent/US7391581B2/en
Publication of JP2007079155A publication Critical patent/JP2007079155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4619905B2 publication Critical patent/JP4619905B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/023Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses permitting adjustment

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、偏心調整及び光軸方向での位置調整を行ってプラスチックレンズを組み込むレンズ鏡筒に関する。
画像表示素子によって変調された画像光を、投写レンズ系が組み込まれたレンズ鏡筒を介してスクリーンに拡大投映するプロジェクタが知られている。このプロジェクタにおいては、投写レンズ系の前玉の光軸方向での位置(前玉と、前玉に隣接するレンズとの光軸方向での相互間隔)を変えることにより、投映サイズが変わるようにされている。なお、前玉は超広角レンズとされることから、前玉には複雑な形状であっても比較的容易且つ安価に製造することができるプラスチックレンズが用いられることが多い。
従来では、厚みの異なる複数種類のスペーサを用意しておき、これらの中から厚みが適当なものを選択し、この選択したスペーサを前玉の当接面と鏡筒本体の受け面との間に挟みこむことにより、前玉の光軸方向での位置が調整されていた。しかし、複数種類のスペーサを常備する必要があるとともに、スペーサが高価であるという問題があった。
そこで、レンズ(又はレンズ枠)の当接面と、鏡筒本体の受け面とのいずれか一方に光軸方向で段差がある段部を設け、他方に受け部を設け、受け部に当接する段部の領域を選択することにより、レンズの光軸方向での位置を調整する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。また、特許文献4に記載されたレンズ鏡筒では、レンズ枠の当接面と鏡筒本体の受け面との間にリング状の調整部材を配置し、この調整部材の当接面に突起を設け、鏡筒本体の受け面に深さが異なる複数の凹部を設けている。突起を係合させる凹部を選択することにより、レンズの光軸方向での位置を調整している。
特開2004−212822号公報 特開2002−350702号公報 特開2005−49599号公報 特開平10−319291号公報
ところで、前述したように、投写レンズ系の前玉にはプラスチックレンズが用いられることが多いが、このプラスチックレンズは溶融プラスチックを金型に流し込む射出成形によって製造されるのが一般的である。しかし、金型の製造精度には限界があることから、プラスチックレンズは必ずしも設計通りの形状になるとは限らず、レンズ光軸がレンズ中心軸に対して偏心してしまうことがある。特に複数個取りの金型を用いた場合にはレンズ光軸が偏心しやすい。
このようなレンズ光軸が偏心したプラスチックレンズを鏡筒本体に組み込む場合において、特許文献1、4に記載された技術を用いたときには、プラスチックレンズの偏心調整ができないという問題があった。また、特許文献2、3に記載された技術を用いたときには、プラスチックレンズの偏心調整が可能であるものの、この偏心調整には手間がかかるという問題があった。また、プラスチックレンズを接着剤で固定しなければならず、取り外しができないという問題があった。プラスチックレンズの偏心調整が行われていないレンズ鏡筒をプロジェクタに用いると、投映画像の画質が劣化してしまう。
本発明は、製造コストを抑えながらも、偏心調整及び光軸方向での位置調整を容易に行うことができるレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明は、プラスチックレンズのレンズ面の周部を鏡筒本体の受け面で保持するレンズ鏡筒に関し、前記レンズ面の周部に光軸方向で突出するように形成され、この突出量が同じにされ、所定の径の円周上に配置された3本以上の突起と、前記受け面に軸方向で前記突出量以下の深さを有するように形成され、この深さが同じにされ、前記所定の径と同径の円周上に配置され、前記3本以上の突起と同数であり嵌合自在にされた3以上の嵌合孔とを有し、前記3以上の嵌合孔は複数組形成されており、前記深さが組毎に異なり且つ各組が同一円周上に配置された少なくとも2組の前記3以上の嵌合孔から1つのグループを形成し、前記円周の中心を互いにずらして複数の前記グループを形成しており、前記3本以上の突起が嵌合する前記グループを選択することにより、前記プラスチックレンズのレンズ光軸の偏心調整を行い、この選択したグループ内から1組の前記3以上の嵌合孔を選択することにより、前記プラスチックレンズの光軸方向での位置調整を行うことを特徴とする。
前記プラスチックレンズが複数個取りの金型を用いた射出成形によって成形され、この金型内の成形位置に応じて各レンズ光軸が各レンズ中心軸から偏心する場合には、各プラスチックレンズには、いずれの前記成形位置で成形されたものであるかを見分けるための識別マークが記されており、各プラスチックレンズには、前記成形位置毎に、レンズ光軸が前記鏡筒本体の中心軸に最も近づくような前記グループが選定されており、各プラスチックレンズと選定された前記グループとの対応づけには、前記識別マークを用いることが好ましい。
本発明のレンズ鏡筒によれば、プラスチックレンズの組込時に突起が嵌合するグループ及びこのグループ内の嵌合孔の組を選択するだけでよいため、プラスチックレンズの偏心調整作業及び位置調整作業が容易になる。また、プラスチックレンズに突起を形成し、鏡筒本体に嵌合孔を形成するだけでよいため、部品数が増加することがなく、コストを抑えることができる。突起を3本にした場合には、プラスチックレンズは鏡筒本体に対して3箇所で保持されることとなり安定して保持される。
プラスチックレンズ及び鏡筒本体の所定箇所にマークを記すことにより、突起を嵌合させる嵌合孔を即座に見分けることができるため、プラスチックを組み込む作業が簡単になる。
図1に示すレンズ鏡筒2は、プロジェクタの投写レンズとして用いられるものであり、鏡筒本体3の内部に、第1レンズ(前玉)4と、複数のレンズからなるレンズ群5とを組み込んでいる。このレンズ鏡筒2をプロジェクタに装着して使用した場合には、レンズ鏡筒2に照射された画像光は、レンズ群5及び第1レンズ4を透過して拡大され、図示しないスクリーン上に投写される。図1中では左側が前側であり、第1レンズ4の前面側から画像光が出射する。
鏡筒本体3の前筒部10は後筒部11よりも内径が大きくされており、この前筒部10の内部に第1レンズ4を組み込み、後筒部11の内部にレンズ群5を組み込んでいる。前筒部10と後筒部11とを接続する部位の前面は第1レンズ4を受ける受け面12とされており、この受け面12は鏡筒中心軸13に対して垂直な平面になっている。ここで、鏡筒中心軸13とは鏡筒本体3の中心軸である。
第1レンズ4は、溶融プラスチックを金型に流し込む射出成形によって形成されたプラスチックレンズである。第1レンズ4は、凹メニスカスレンズであって、両面が非球面とされている。第1レンズ4は、レンズ部4aと、このレンズ部4aの周囲に形成された鍔部4bとから構成されている。第1レンズ4の後端面(レンズ面の周部)15は、第1レンズ4のレンズ中心軸33に対して垂直な平面になっている。ここで、レンズ中心軸33とは、第1レンズ4の幾何学的な中心軸である。本実施形態においては、第1レンズ4を組み込んだときに、レンズ中心軸33が鏡筒中心軸13に一致するとは限らない。レンズ中心軸33と鏡筒中心軸13との関係については後述する。
図2に示すように、第1レンズ4は、2個取りの金型20を用いて製造される。第1レンズ4の後端面15(図1参照)には、突起31a、突起31b、及び突起31cからなる1組の突起が形成される。各突起31a,31b,31cは同じ突出量L1(図4参照)であり、周方向で等間隔に配置されている。各突起31a,31b,31cとレンズ中心軸33との距離はRである。第1レンズ4のレンズ光軸34は、レンズ中心軸33に対して平行に偏心している。このレンズ光軸34の偏心は、金型20の製造誤差等により生じるものであり、この偏心を完全になくすことは困難である。XY座標系を用いると、レンズ光軸34は、レンズ中心軸33に対して、偏心方向がX軸プラス方向であり、偏心量がLAである。鍔部4bの前面において、突起31aに対応する領域には識別マーク35が記されている。この識別マーク35は、第1レンズ4が金型20のX軸プラス側の成形位置で成形されたことを見分けるために記されたものである。
金型20を用いた射出成形では、第1レンズ4と同時に、第1レンズ4とほぼ同じ形状の第1レンズ40が製造される。第1レンズ40はレンズ部40aと鍔部40bとから構成され、第1レンズ40の後端面には、突起41a、突起41b、及び突起41cからなる1組の突起が形成されている。各突起41a,41b,41cとレンズ中心軸43との距離はRである。第1レンズ40のレンズ光軸44は、レンズ中心軸43に対して平行に偏心している。レンズ光軸44は、レンズ中心軸43に対して、偏心方向がX軸マイナス方向であり、偏心量がLBである。鍔部40bの前面において、突起41aに対応する領域には識別マーク45が記されている。この識別マーク45は、第1レンズ40が金型20のX軸マイナス側の成形位置で成形されたことを見分けるために記されたものである。
図3に示すように、鏡筒本体3の受け面12には、第1レンズ4の突起31a,31b,31cが嵌合する嵌合孔が多数形成されている。これらの嵌合孔は、図中点線で示す円周55の上に配置されたグループ50と、図中一点鎖線で示す円周65の上に配置されたグループ60と、図中二点鎖線で示す円周75の上に配置されたグループ70とに分けられている。円周55の中心54は、鏡筒中心軸13の線上に位置している。各円周55,65,75の半径はRである。
グループ50は、嵌合孔51a、嵌合孔51b、及び嵌合孔51cからなる組と、嵌合孔52a、嵌合孔52b、及び嵌合孔52cからなる組と、嵌合孔53a、嵌合孔53b、及び嵌合孔53cからなる組と、から構成される。図4に示すように、嵌合孔51a〜51cは、軸方向に深さを有し、この深さがL1(突起31a〜31cの高さと同寸法)であり、円周55の上で等間隔に配置されている。嵌合孔52a〜52cは、軸方向に深さを有し、この深さがL2(L2<L1)であり、円周65の上で等間隔に配置されている。嵌合孔52aは、嵌合孔51aの隣になるように配置される。嵌合孔53a〜53cは、軸方向に深さを有し、この深さがL3(L3<L2<L1)であり、円周75の上で等間隔に配置されている。嵌合孔53aは、嵌合孔52aの隣になるように配置される。本実施形態では、例えば嵌合孔51aと嵌合孔52aとが隣り合うように構成しているが、ここで隣り合うとは嵌合孔51aの一部と嵌合孔52aの一部とが重なり合う場合も含むこととする。嵌合孔が重なり合う場合には、重なり部分の深さは深いほうの嵌合孔に合わせればよい。
グループ60は、グループ50と同様の構成であり、嵌合孔61a、嵌合孔61b、及び嵌合孔61cからなる組と、嵌合孔62a、嵌合孔62b、及び嵌合孔62cからなる組と、嵌合孔63a、嵌合孔63b、及び嵌合孔63cからなる組と、から構成される。ただし、グループ60の円周65の中心64は、中心54(鏡筒中心軸13)から離れて位置している。図5に示すように、円周65の中心64は、嵌合孔52bと中心54とを含んだ直線上に位置しており、嵌合孔52bとは反対側に位置している。中心64と中心54との距離はLAである。また、嵌合孔62aと中心64とを結ぶ直線が、嵌合孔52aと中心54とを結ぶ直線(Y軸)に対して時計回りに30度の角度をなすようにされている。このように時計回りに30度の角度をなすようにすることで、嵌合孔62aと中心64とを結ぶ直線と、中心64と中心54(鏡筒中心軸13)とを結ぶ直線とが直交する関係になる。第1レンズ4においては、突起31aとレンズ中心軸33とを結ぶ直線と、レンズ中心軸33とレンズ光軸34とを結ぶ直線とが直交する関係になっているため、第1レンズ4をレンズ鏡筒2に組み込むときには、突起31aを嵌合孔62a(または嵌合孔61a若しくは嵌合孔63a、要求するレンズ間隔に応じて選択)に嵌合させることにより、レンズ光軸34を鏡筒中心軸13にほぼ一致させることができる。本実施形態では、上記のように第1レンズ4の仕様で各嵌合孔を配置したが、各嵌合孔の配置は任意の場所でもよい。ただし、組み込むレンズの偏心状態が予め分かっている場合には、このレンズの仕様で各嵌合孔を配置することが好ましい。図3に示すように、受け面12において、嵌合孔62aの近傍には、識別マーク35と同じ形状のマーク66が記されており、第1レンズ4をレンズ鏡筒2に組み込むときに、識別マーク35をマーク66に近づけることにより、突起31aを嵌合孔62a(または嵌合孔61a若しくは嵌合孔63a)に嵌合させればよいことが分かるようになっている。
グループ70は、グループ50と同様の構成であり、嵌合孔71a、嵌合孔71b、及び嵌合孔71cからなる組と、嵌合孔72a、嵌合孔72b、及び嵌合孔72cからなる組と、嵌合孔73a、嵌合孔73b、及び嵌合孔73cからなる組と、から構成される。ただし、グループ70の円周75の中心74は、中心54(鏡筒中心軸13)から離れて位置している。図5に示すように、円周75の中心74は、嵌合孔52cと中心54とを含んだ直線上に位置しており、嵌合孔52cとは反対側に位置している。中心74と中心54との距離はLBである。また、嵌合孔72aと中心74とを結ぶ直線が、嵌合孔52aと中心54とを結ぶ直線(Y軸)に対して反時計回りに30度の角度をなすようにされている。このように反時計回りに30度の角度をなすようにすることで、嵌合孔72aと中心74とを結ぶ直線と、中心74と中心54(鏡筒中心軸13)とを結ぶ直線とが直交する関係になる。第1レンズ40においては、突起41aとレンズ中心軸43とを結ぶ直線と、レンズ中心軸43とレンズ光軸44とを結ぶ直線とが直交する関係になっているため、第1レンズ40をレンズ鏡筒2に組み込むときには、突起41aを嵌合孔72a(または嵌合孔71a若しくは嵌合孔73a、要求するレンズ間隔に応じて選択)に嵌合させることにより、レンズ光軸44を鏡筒中心軸13にほぼ一致させることができる。図3に示すように、受け面12において、嵌合孔72aの近傍には、識別マーク45と同じ形状のマーク76が記されており、第1レンズ40をレンズ鏡筒2に組み込むときに、識別マーク45をマーク76に近づけることにより、突起41aを嵌合孔72a(または嵌合孔71a若しくは嵌合孔73a)に嵌合させればよいことが分かるようになっている。
以下、第1レンズを鏡筒本体3に組み込む組込作業について説明する。鏡筒本体3には、上記した第1レンズ4または第1レンズ40が組み込まれる。まず、第1レンズ4を組み込む場合について説明する。
第1レンズ4を組み込む場合には、第1レンズ4の識別マーク35を鏡筒本体3のマーク66に対応させるようにする。このマークの対応により、3つのグループ50,60,70のうち、グループ60が選択される。つまり、突起31aを嵌合孔61a,62a,63aのいずれか1つに嵌合させればよいこととなる。
第1レンズ4とレンズ群5との間隔を最も小さくしたいときには、突起31aを嵌合孔61aに、突起31bを嵌合孔61bに、突起31cを嵌合孔61cに嵌合させる。間隔を中程度にしたいときには、突起31aを嵌合孔62aに、突起31bを嵌合孔62bに、突起31cを嵌合孔62cに嵌合させる。間隔を最も大きくしたいときには、突起31aを嵌合孔63aに、突起31bを嵌合孔63bに、突起31cを嵌合孔63cに嵌合させる。このいずれの場合においても、第1レンズ4のレンズ光軸34は鏡筒本体3の鏡筒中心軸13にほぼ一致することとなる。
このように、第1レンズ4の組込時には突起を嵌合させる嵌合孔を選択するだけでよいため、第1レンズ4の偏心調整作業及び光軸方向での位置調整作業が簡単である。また、第1レンズ4は3箇所で鏡筒本体3に支持され、安定して保持される。第1レンズ4は安定して保持されるため、接着剤等により固定する必要がなく、第1レンズ4を一度組み込んだ後であっても、取り外してから再び組み込むことが可能である。第1レンズ4の偏心調整及び位置調整が行われたレンズ鏡筒2をプロジェクタに用いると、投映画像の画質が良好に保たれる。
次に、第1レンズ40を組み込む場合について説明する。この場合には、第1レンズ40の識別マーク45を鏡筒本体3のマーク76に対応させるようにする。このマークの対応により、3つのグループ50,60,70のうち、グループ70が選択される。つまり、突起31aを嵌合孔71a,72a,73aのいずれか1つに嵌合させればよいこととなる。
第1レンズ4とレンズ群5との間隔を最も小さくしたいときには、突起31aを嵌合孔71aに、突起31bを嵌合孔71bに、突起31cを嵌合孔71cに嵌合させる。間隔を中程度にしたいときには、突起31aを嵌合孔72aに、突起31bを嵌合孔72bに、突起31cを嵌合孔72cに嵌合させる。間隔を最も大きくしたいときには、突起31aを嵌合孔73aに、突起31bを嵌合孔73bに、突起31cを嵌合孔73cに嵌合させる。このいずれの場合においても、第1レンズ40のレンズ光軸44は鏡筒本体3の鏡筒中心軸13にほぼ一致することとなる。
なお、上記実施形態では、第1レンズはレンズ光軸が偏心していたが、レンズ光軸がレンズ中心軸にほぼ一致した第1レンズを用いた場合を以下に説明する。図7に示すように、第1レンズ80は、第1レンズ4とほぼ同じ形状であり、レンズ部80aと鍔部80bとから構成される。第1レンズ80の後端面には、突起81a、突起81b、及び突起81cからなる1組の突起が形成されている。レンズ光軸84は、レンズ中心軸83に一致している。第1レンズ80を鏡筒本体3に組み込む場合において、レンズ間隔を最も小さくしたいときには、突起81aを嵌合孔51a,51b,51cのいずれに嵌合させてもよい。また、レンズ間隔を中程度にしたいときには、突起81aを嵌合孔52a,52b,52cのいずれに嵌合させてもよい。さらに、レンズ間隔を最も大きくしたいときには、突起81aを嵌合孔53a,53b,53cのいずれに嵌合させてもよい。これらの全ての場合において、第1レンズ80のレンズ光軸84は鏡筒本体3の鏡筒中心軸13に一致することとなる。
上記実施形態では、1つのグループが3組の嵌合孔により構成されていたが、2組の嵌合孔により構成されていてもよいし、4組以上の嵌合孔により構成されていてもよい。組数を増やすことにより、嵌合孔の深さの段階が増えることとなり、第1レンズとレンズ群との間隔調整の幅が広がる。また、上記実施形態では、グループは3つであったが、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。上記実施形態では、第1レンズに形成する突起を3本にしたが、突起の数は4本以上であってもよい。
上記実施形態では、レンズ鏡筒はプロジェクタの投写レンズとして用いたが、例えばカメラの撮影レンズなどに用いてもよい。
レンズ鏡筒の軸方向での断面図である。 第1レンズ及び金型内での第1レンズの成形位置を説明する説明図である。 鏡筒本体の前面側からの外観図である。 突起及び嵌合孔のサイズを説明する説明図である。 一点鎖線で示す円周の偏心を説明する説明図である。 二点鎖線で示す円周の偏心を説明する説明図である。 レンズ光軸が偏心していない第1レンズの外観図である。
符号の説明
2 レンズ鏡筒
3 鏡筒本体
4、40、80 第1レンズ
5 レンズ群
13 鏡筒中心軸
20 金型
31a〜31c、41a〜41c 突起
33、43、83 レンズ中心軸
34、44、84 レンズ光軸
35、45 識別マーク
50、60、70 グループ
51a〜51c、52a〜52c、53a〜53c、61a〜61c、62a〜62c、63a〜63c、71a〜71c、72a〜72c、73a〜73c 嵌合孔
54、64、74 中心
55、65、75 円周
66、76 マーク

Claims (2)

  1. プラスチックレンズのレンズ面の周部を鏡筒本体の受け面で保持するレンズ鏡筒において、
    前記レンズ面の周部に光軸方向で突出するように形成され、この突出量が同じにされ、所定の径の円周上に配置された3本以上の突起と、
    前記受け面に軸方向で前記突出量以下の深さを有するように形成され、この深さが同じにされ、前記所定の径と同径の円周上に配置され、前記3本以上の突起と同数であり嵌合自在にされた3以上の嵌合孔とを有し、
    前記3以上の嵌合孔は複数組形成されており、前記深さが組毎に異なり且つ各組が同一円周上に配置された少なくとも2組の前記3以上の嵌合孔から1つのグループを形成し、前記円周の中心を互いにずらして複数の前記グループを形成しており、
    前記3本以上の突起が嵌合する前記グループを選択することにより、前記プラスチックレンズのレンズ光軸の偏心調整を行い、この選択したグループ内から1組の前記3以上の嵌合孔を選択することにより、前記プラスチックレンズの光軸方向での位置調整を行うことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記プラスチックレンズが複数個取りの金型を用いた射出成形によって成形され、この金型内の成形位置に応じて各レンズ光軸が各レンズ中心軸から偏心するときに、
    各プラスチックレンズには、いずれの前記成形位置で成形されたものであるかを見分けるための識別マークが記されており、
    各プラスチックレンズには、前記成形位置毎に、レンズ光軸が前記鏡筒本体の中心軸に最も近づくような前記グループが選定されており、
    各プラスチックレンズと選定された前記グループとの対応づけには、前記識別マークが用いられることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
JP2005267251A 2005-09-14 2005-09-14 レンズ鏡筒 Expired - Fee Related JP4619905B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005267251A JP4619905B2 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 レンズ鏡筒
US11/519,835 US7391581B2 (en) 2005-09-14 2006-09-13 Lens barrel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005267251A JP4619905B2 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 レンズ鏡筒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007079155A JP2007079155A (ja) 2007-03-29
JP4619905B2 true JP4619905B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=37854795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005267251A Expired - Fee Related JP4619905B2 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 レンズ鏡筒

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7391581B2 (ja)
JP (1) JP4619905B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD865030S1 (en) 2010-04-09 2019-10-29 Sony Corporation Camera
USD810809S1 (en) * 2010-05-11 2018-02-20 Sony Corporation Video camera
KR101161951B1 (ko) * 2010-04-15 2012-07-04 삼성전기주식회사 플라스틱 렌즈, 렌즈 모듈, 및 렌즈 사출 금형
JP6529362B2 (ja) * 2015-06-26 2019-06-12 日本電産コパル株式会社 レンズ鏡筒、撮像ユニット及び撮像装置
KR101663475B1 (ko) * 2015-12-16 2016-10-07 윤헌플러스(주) 카메라 모듈 조립시스템의 렌즈 광학초점 정렬방법
WO2017113254A1 (zh) * 2015-12-30 2017-07-06 周肇梅 直下式背光模组
WO2017113249A1 (zh) * 2015-12-30 2017-07-06 周肇梅 背光模组
JP2019204066A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 鏡筒モジュール
JP7245087B2 (ja) * 2019-03-20 2023-03-23 日本電産サンキョー株式会社 レンズユニット及びその製造方法
JP7245686B2 (ja) * 2019-03-20 2023-03-24 日本電産サンキョー株式会社 レンズユニット
CN112066857A (zh) * 2020-08-03 2020-12-11 河北汉光重工有限责任公司 一种光学镜片同轴度调试、检测装置及方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09145975A (ja) * 1995-11-28 1997-06-06 Nikon Corp レンズ鏡筒
JPH10319291A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Nikon Corp レンズ鏡筒

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5249082A (en) * 1991-05-08 1993-09-28 Eastman Kodak Company Exact constraint arrangement for and methods of mounting an element such as a lens
JP4731725B2 (ja) 2001-05-30 2011-07-27 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および光学機器
JP2004212822A (ja) 2003-01-07 2004-07-29 Tamron Co Ltd レンズ鏡筒
JP2005049599A (ja) 2003-07-28 2005-02-24 Fujinon Corp レンズ調整機構およびカメラ
JP2007178497A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Fujinon Corp レンズ装置及びレンズ保持方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09145975A (ja) * 1995-11-28 1997-06-06 Nikon Corp レンズ鏡筒
JPH10319291A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Nikon Corp レンズ鏡筒

Also Published As

Publication number Publication date
US20070058271A1 (en) 2007-03-15
JP2007079155A (ja) 2007-03-29
US7391581B2 (en) 2008-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4619905B2 (ja) レンズ鏡筒
JP6150535B2 (ja) レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法
WO2012114956A1 (ja) レンズ鏡枠およびレンズ組立体
CN102338920B (zh) 变焦透镜筒
JP2018054922A (ja) レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法
JP2009163120A (ja) 撮像装置用レンズの連結方法及びその連結方法を用いたレンズユニット並びにそのレンズユニットを内蔵した撮像装置
JP6951967B2 (ja) レンズユニット及び金型の製造方法
JP2007187776A (ja) レンズ装置及びレンズ保持方法
US7692885B2 (en) Lens barrel
JP6533961B2 (ja) レンズ鏡筒および光軸調整方法
CN102681134A (zh) 透镜驱动装置及其制造方法
US5570237A (en) Lens unit cemented at circumference of each of lens elements and optical system including the same
JPS58111908A (ja) 光学機器用レンズ鏡筒のレンズ保持装置
JP7103819B2 (ja) レンズユニット
JP2007188034A (ja) レンズ保持装置
JP4557210B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2011221244A (ja) レンズ組立体及びそのレンズの組立方法
JP2005234415A (ja) レンズ鏡筒
JP4821221B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2018097260A (ja) レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法
JP5862517B2 (ja) レンズ鏡筒
WO2016017173A1 (ja) レンズユニット、車載カメラ、および撮像装置
JP4623997B2 (ja) 鏡筒装置
JP5825230B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4027399B2 (ja) レンズ保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080520

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101027

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4619905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees