JP2018097260A - レンズユニットおよびレンズユニットの製造方法 - Google Patents

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拓也 笠原
Takuya Kasahara
拓也 笠原
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【課題】ガラスレンズと、ガラスレンズ保持部とのガタを抑制して、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣接する他のレンズとの隙間間隔を高精度に調節可能とすることにより、ガラスレンズの位置ズレに起因する焦点ズレを抑制するレンズユニットを提供する。また、ガラスレンズの位置ズレ、およびガラスレンズの成形時の厚みの誤差に起因する焦点ズレを抑制するレンズユニットの製造方法を提供する。【解決手段】複数のレンズは、ガラスレンズを含んでおり、鏡筒は、ガラスレンズ保持部を有し、ガラスレンズ保持部は、ガラスレンズの一方の面を係止する爪部と、該ガラスレンズの他方の面を支持する支持部と、を有し、ガラスレンズの他方の面と支持部との間に緩衝部が設けられているレンズユニットにより解決する。また、爪部をかしめるかしめ工程と、突起部の先端部を加熱して潰す熱プレス工程と、を含むレンズユニットの製造方法により解決する。【選択図】図1

Description

本発明はレンズユニットおよびレンズユニットの製造方法に関し、さらに詳しくは、ガラスレンズとガラスレンズに隣接する他のレンズとの隙間間隔を高精度に調節可能な構造を備えるレンズユニットおよびそのレンズユニットの製造方法に関する。
下記特許文献1は、圧入によりレンズ枠に保持されたガラスレンズの歪みを抑制する構造を備えるレンズユニットが開示されている。下記特許文献1のレンズユニットは、圧入時、ガラスレンズ、レンズ枠およびホルダに過大な圧力が加わることを抑制して、圧入によりレンズ枠に保持されたガラスレンズに歪みが生じることを抑制するものである。
下記特許文献2には、レンズホルダに保持されたガラスレンズを利用して調芯する構造を備える広角レンズユニットが開示されている。下記特許文献2の広角レンズユニットは、第1ホルダが、調芯用開口部から差し込まれた調芯ピンによって位置が調整された後、第2ホルダに固定されることにより、レンズホルダに保持されたガラスレンズを利用して調芯するものである。
特開2014−170123号公報 特開2015−175918号公報
レンズユニット全体の光学性能の要求が厳しくなるのに伴い、各レンズの組み付け時の位置決め精度の向上が求められている。各レンズは、熱かしめ加工等により、レンズ保持部内に固定されている。レンズユニットにおいて、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣り合うレンズとの光軸方向における隙間間隔が変動する場合、レンズユニットに要求される光学性能の中でも特に焦点ズレによる解像度の低下が発生する。
また、レンズユニットは、各レンズの成形精度の向上が求められている。プラスチックレンズは、ガラスレンズよりもコストを抑えることができるが、温度変化に対する屈折率の変化が大きい。そのため、レンズユニットの温度特性を改善するためには、特に温度特性が顕著に表れるレンズにガラスレンズを利用することが好ましい。しかし、特に、砥石等で研磨して製作しているガラスレンズは、レンズ面の面精度誤差を抑えることができる一方で、ガラスレンズのレンズ厚みの成形精度は、数μm程度の誤差に抑えられるプラスチックレンズの厚みの成形精度に比べて数十μm程度の誤差が出てしまい、高い成形精度を出すことが困難である。このため、ガラスレンズを利用する場合には、要求される光学性能の中でも特に焦点ズレを抑制することが難しい。
引用文献1は、レンズ保持部の物体側の縁に、熱かしめ加工によりガラスレンズの物体側のレンズ面の外周端部を覆うかしめ部分が形成されており、ガラスレンズはかしめ部分によって支持されている。しかし、熱かしめ加工時に、かしめ不足が発生した場合には、かしめ部分とガラスレンズの物体側のレンズ面との間に隙間が発生することにより、ガラスレンズには、レンズ保持部内でガタが発生する。また、熱かしめ加工時に、過剰かしめが発生した場合には、ガラスレンズの像側のレンズ面に当接するレンズ保持部が変形する。しかし、変形が発生しない程度に、かしめ力を弱くした場合には、かしめ不足が発生しやすくなり、ガラスレンズには、レンズ保持部内でガタが発生する。そのため、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣り合うレンズとの光軸方向における隙間間隔が、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズのガタによる位置ズレにより変動する。
また、引用文献1は、ガラスレンズをレンズ枠の内側に圧入するとともに、レンズ枠をホルダの内側に圧入した構造を採用した場合において、圧入時にガラスレンズ、レンズ枠およびホルダに過大な圧力が加わることを抑制するとともに、温度変化が発生した際にガラスレンズ、レンズ枠およびホルダの特定箇所への応力の集中を緩和する構造であるが、ガラスレンズが圧入されたレンズ保持部は、レンズ保持部の物体側筒部の先端面が、物体側に隣り合うレンズに当接する。また、ガラスレンズが圧入されたレンズ保持部は、レンズ保持部の像側筒部の端面の外周側に周方向に延在した凸部、あるいは周方向に離間した複数の凸部が、像側に隣り合うレンズに当接する。しかし、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣り合うレンズとの光軸方向における隙間間隔を調整する構造は備えていないため、隙間間隔を調整することはできない。
引用文献2は、ガラスレンズが、第1ホルダにおける内側筒部の像側の端部に対する熱溶着によって、内側筒部の像側の端部と板状部との間に保持される。しかし、引用文献1と同様に、熱かしめ加工時にかしめ不足あるいは過剰かしめが発生した場合には、ガラスレンズには、レンズ保持部内でガタが発生する。そのため、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣り合うレンズとの光軸方向における隙間間隔が、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズの位置ズレにより変動する。
また、引用文献2は、第1ホルダを内側に保持する第2ホルダに形成された調芯用開口部から差し込まれた調芯ピンによって、ガラスレンズが保持された第一ホルダの位置を調整する構造であるが、調芯は、ガラスレンズを、光軸と直交する方向に位置調整することにより行われる。しかし、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣り合うレンズとの光軸方向における隙間間隔を調整する構造は備えていないため、隙間間隔を調整することはできない。
そのため、ガラスレンズを組み込んだレンズユニットにおいて、ガラスレンズと、ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部とのガタを抑制して、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣接する他のレンズとの隙間間隔を高精度に調節可能とすることにより、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣り合うレンズとの光軸方向における隙間間隔が変動することに起因する焦点ズレ等の不具合を抑制できる構造が求められている。
また、レンズユニットの製造方法において、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズの位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制するとともに、ガラスレンズの成形時の厚みの誤差等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制できる製造方法が求められている。
上記問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、ガラスレンズを含む複数のレンズと、複数のレンズを保持する鏡筒と、を備えるレンズユニットにおいて、ガラスレンズと、ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部とのガタを抑制して、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣接する他のレンズとの隙間間隔を高精度に調節可能とすることにより、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズの位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制するレンズユニットを提供することにある。
また、爪部をかしめてガラスレンズを固定するかしめ工程と、複数の突起部の先端部を加熱して潰すことで、複数の突起部の光軸方向における長さを調節し、ガラスレンズと、一方側レンズとの隙間間隔を決定する熱プレス工程と、を含むレンズユニットの製造方法において、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズの位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制するとともに、ガラスレンズの成形時の厚みの誤差等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制するレンズユニットの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のレンズユニットは、光軸方向に配列された複数のレンズと、前記複数のレンズを保持する鏡筒と、を備えるレンズユニットであって、前記複数のレンズは、少なくとも一枚のガラスレンズを含んでおり、前記鏡筒は、前記ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部を有しており、前記ガラスレンズ保持部は、かしめられることにより前記ガラスレンズの一方の面を係止する爪部と、該ガラスレンズの他方の面を支持する支持部と、を有しており、前記ガラスレンズの他方の面と前記支持部との間には、前記爪部のかしめ時の圧力を変形により吸収する緩衝部が設けられていることを要旨とする。
本発明において、ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部は、ガラスレンズの一方の面を爪部によりかしめて係止する。また、ガラスレンズの他方の面と支持部との間には、爪部のかしめ時の圧力を変形により吸収する緩衝部が設けられている。そのため、ガラスレンズを保持したガラスレンズ保持部は、爪部のかしめ時の圧力を緩衝部が変形することにより吸収してガラスレンズを固定できる。そのため、かしめ時に、ガラスレンズと、ガラスレンズ保持部とのガタを抑制して固定できる。
また、ガラスレンズと、ガラスレンズ保持部とのガタを抑制して固定できるため、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣接する他のレンズとの隙間間隔を高精度に調節可能とすることにより、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズの位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制できる。そのため、レンズユニットは、解像度の低下が発生することを抑制できる。
また、爪部のかしめ時の圧力により支持部が変形する虞があるが、爪部のかしめ時の圧力を変形により吸収する緩衝部が設けられている。爪部のかしめ時には、支持部の代わりに緩衝部が変形して圧力を吸収する。そのため、ガラスレンズと支持部が接触することがなく、支持部が変形することを抑制できる。
また、前記ガラスレンズには、変形した前記緩衝部の弾性力が該ガラスレンズを押し返す方向に作用していることが好ましい。
緩衝部は、変形した緩衝部の弾性力が、ガラスレンズの他方の面を押し返すため、ガラスレンズの一方の面を爪部に押し付けることができる。そのため、ガラスレンズをガラスレンズ保持部にガタなく固定できる。また、かしめ後においても、緩衝部は、変形した緩衝部の弾性力が、ガラスレンズの他方の面を押し返すことができる。そのため、ガラスレンズを固定したガラスレンズ保持部にたいして、外部から衝撃あるいは振動等の外力が加わった場合であっても、ガラスレンズは、ガラスレンズ保持部内でガタを発生することがなく、ガラスレンズを固定したガラスレンズ保持部の衝撃あるいは振動にたいする耐久性を向上させることができる。
また、前記緩衝部はOリングであることが好ましい。
Oリングを支持部に載置することにより、緩衝部を容易に設けることができる。また、Oリングは、ガラスレンズの他方の面に押されて変形することにより弾性力が発生して、ガラスレンズの他方の面を押し返すことができる。
また、前記緩衝部は、前記支持部から前記ガラスレンズ側に突き出した凸状部であり、該凸状部の先端は、前記爪部のかしめ時の圧力により変形可能な肉厚に形成されていることが好ましい。
ガラスレンズ保持部は、爪部のかしめ時に、凸状部の先端を変形して潰すことができる。また、凸状部は、先端が変形可能な肉厚に形成されているため、潰れた後も、潰れる前の形状に戻ろうとする弾性による反力を備えている。そのため、凸状部は、かしめ時の圧力を吸収して支持部に圧力が加わることを防止できる。また、ガラスレンズの他方の面に対して、潰れた凸状部が備える弾性による反力が加わり、ガラスレンズを、ガラスレンズ保持部にガタなく固定できる。
また、前記緩衝部は、前記支持部に形成された溝部に充填され、該溝部から盛り上がって固化した接着剤であることが好ましい。
接着剤は、支持部に形成された溝部に充填されているため、かしめ時に、固化した接着剤が溝部から外れることを抑制できる。また、接着剤は、溝部から盛り上がって固化しているため、かしめ時に、支持部の代わりにガラスレンズの他方の面に追従して変形することにより、圧力を吸収する。そのため、支持部に圧力が加わることを防止できる。
また、前記ガラスレンズ保持部を構成する面のうち、光軸方向における物体側に向けられた面を物体側面、像側に向けられた面を像側面としたときに、前記物体側面または前記像側面には、前記ガラスレンズの一方側に隣接するレンズである一方側レンズを支持する複数の突起部が形成されており、前記複数の突起部は、前記ガラスレンズと、前記一方側レンズとの間隔を決定しており、前記複数の突起部は、その光軸方向における長さが調節可能であるであることが好ましい。
ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部は、複数の突起部を有しているので、複数の突起部の突き出し量を調節することにより、ガラスレンズと一方側レンズとの隙間間隔を調節できる。そのため、ガラスレンズの成形時の厚みの誤差等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制できる。
また、前記ガラスレンズ保持部は、前記鏡筒内に前記ガラスレンズとともに収容される、前記鏡筒とは別体の樹脂製のレンズホルダであることが好ましい。
ガラスレンズをガラスレンズ保持部に組み付けた後、鏡筒内に収容できるため、組み付け寸法誤差のバラツキが抑制されたガラスレンズを、鏡筒に組み付けることができる。また、レンズホルダは樹脂製のため、かしめ工程により爪部を変形させて潰すことができる。また、熱プレス工程により複数の突起部の先端部を変形させて潰すことができる。
また、本発明のレンズユニットの製造方法は、光軸方向に配列された複数のレンズと、前記複数のレンズを保持する鏡筒と、を備え、前記複数のレンズは、少なくとも一枚のガラスレンズを含んでおり、前記鏡筒は、前記ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部を有しており、前記ガラスレンズ保持部は、かしめられることで前記ガラスレンズの一方の面を係止する爪部と、該ガラスレンズの他方の面を支持する支持部と、を有しており、前記ガラスレンズの他方の面と前記支持部との間には、前記爪部のかしめ時の圧力を変形により吸収する緩衝部が設けられており、前記ガラスレンズ保持部を構成する面のうち、光軸方向における物体側に向けられた面を物体側面、像側に向けられた面を像側面としたときに、前記物体側面または前記像側面には、前記ガラスレンズの一方側に隣接するレンズである一方側レンズを支持する複数の突起部が形成されているレンズユニットの製造方法であって、前記爪部をかしめて前記ガラスレンズを固定するかしめ工程と、前記複数の突起部の先端部を加熱して潰すことで、前記複数の突起部の光軸方向における長さを調節し、前記ガラスレンズと、前記一方側レンズとの隙間間隔を決定する熱プレス工程と、を含むことを要旨とする。
本発明のレンズユニットの製造方法において、ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部は、ガラスレンズの一方の面を爪部によりかしめて係止する。また、ガラスレンズの他方の面と支持部との間には、爪部のかしめ時の圧力を変形により吸収する緩衝部が設けられている。そのため、ガラスレンズ保持部に対して、ガラスレンズを、爪部のかしめ時の圧力を緩衝部が変形することにより吸収して固定できるレンズユニットを製造できる。
また、爪部をかしめてガラスレンズを固定するかしめ工程を含むことにより、ガラスレンズと、ガラスレンズ保持部とのガタを抑制して固定できる。そのため、ガラスレンズと、ガラスレンズと対向する一方側レンズとの隙間間隔を高精度に調節可能とすることができる。また、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズの位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制するレンズユニットを製造できる。また、解像度の低下が発生することを抑制するレンズユニットを製造できる。
また、爪部のかしめ時の圧力により支持部が変形する虞があるが、爪部のかしめ時の圧力を変形により吸収する緩衝部が設けられている。そのため、ガラスレンズと、支持部とは、接触することがなく、支持部が変形することを抑制するレンズユニットを製造できる。
また、複数の突起部の先端部を加熱して潰すことで、各突起部の光軸方向における長さを調節する熱プレス工程を含むことにより、ガラスレンズと、ガラスレンズと対向する一方側レンズとの隙間間隔を調節できる。そのため、ガラスレンズの成形時の厚みの誤差等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制するレンズユニットを製造できる。
また、前記ガラスレンズ保持部は、前記鏡筒内に前記ガラスレンズとともに収容される前記鏡筒とは別体の樹脂製のレンズホルダであり、前記かしめ工程および熱プレス工程は、前記レンズホルダを前記鏡筒へ収容する前に行われることが好ましい。
爪部をかしめてガラスレンズを固定するかしめ工程、およびガラスレンズ保持部の複数の突起部の先端部を加熱して潰す熱プレス工程により、ガラスレンズをガラスレンズ保持部に組み付けた後、鏡筒内に収容できる。そのため、鏡筒に組み付けたガラスレンズの組み付け寸法誤差のバラツキを抑制できる。また、爪部は樹脂製のため、かしめ工程により爪部を変形させて潰すことができる。また、複数の突起部は樹脂製のため、熱プレス工程により先端部を変形させて潰すことができる。
また、前記熱プレス工程では、前記ガラスレンズのレンズ面を基準として、前記複数の突起部の潰し量が決められることが好ましい。
ガラスレンズのレンズ面を基準として、各突起部の潰し量を決めることにより、ガラスレンズの一方側面と、一方側レンズの他方側面との隙間間隔を高精度に調節可能とすることができる。そのため、ガラスレンズの成形誤差等に起因する焦点ズレ等の不具合を、より高いレベルで抑制できる。
また、前記爪部は熱かしめされる樹脂製のリブであり、前記かしめ工程および前記熱プレス工程は同時に行われることが好ましい。
爪部は、樹脂製のリブであるため、熱かしめによりリブが変形して、ガラスレンズをガラスレンズ保持部に固定できる。また、かしめ工程による爪部のかしめと、熱プレス工程による複数の突起部の光軸方向における長さの調節と、が別々に行われる場合に比べて、工程数を減らすことができる。
本発明にかかるレンズユニットによれば、ガラスレンズと、ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部とのガタを抑制して、ガラスレンズと、ガラスレンズに隣接する他のレンズとの隙間間隔を高精度に調節可能とすることにより、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズの位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制できる。
また、ガラスレンズの一方側面と、一方側レンズの他方側面との隙間間隔を高精度に調節可能とすることにより、ガラスレンズ保持部内におけるガラスレンズの位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制するレンズユニットを製造できる。また、ガラスレンズの成形時の厚みの誤差等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制するレンズユニットを製造できる。
第1実施形態のレンズユニット1の全体構成を示す説明図である。 (a)第1実施形態のレンズホルダ4の構造を示す正面図である。(b)(a)のA−A断面図である。(c)第1実施形態のレンズホルダ4の構造を示す背面図である。 第1実施形態の熱プレス工程を示す部分拡大図である。 第2実施形態のレンズユニット51の全体構成を示す説明図である。 他の実施形態のレンズユニット61の全体構成を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明にかかる第1実施形態のレンズユニットについて図面を用いて詳細に説明する。第1実施形態におけるレンズユニット1は、広角レンズを備え、車載周辺監視カメラ、監視カメラ、ドアホン等に組み込まれるレンズアッシである。尚、第1実施形態における「光軸方向」とは光軸Lに平行する方向をいい、「物体側」および「像側」とは、図1から図3に示す光軸L方向における物体側L1および像側L2をいう。
(全体構成)
本形態において、レンズユニット1は、図1に示されるように、光軸Lに沿って配置された第1レンズ21、第2レンズ22、第3レンズ23、第4レンズ24、第5レンズ25、第6レンズ26、および第7レンズ27の7枚のレンズにより構成される広角レンズ2と、ガラスレンズである第4レンズ24を保持するガラスレンズ保持部であるレンズホルダ4と、ゴム製の円環状のシール部材であるOリング5と、レンズホルダ4が備える緩衝部であるOリング15と、遮光シート6と、絞り7と、光学フィルター8と、これらを保持する鏡筒3と、からなる。
広角レンズ2を構成するレンズのうち、第1レンズ21は、最も物体側L1に配置されるレンズである。第2レンズ22は、第1レンズ21の像側L2に位置するレンズであり、第3レンズ23は、第2レンズ22の像側L2に位置するレンズである。第4レンズ24は、第3レンズ23の像側L2に位置するレンズであり、レンズホルダ4に形成される爪部45、および後述のレンズホルダ4の像側L2に形成さた支持部40aにOリング15を介した状態で固定されている。第5レンズ25は、第4レンズ24の像側L2に位置するレンズである。第6レンズ26は、第5レンズ25の像側L2に位置するレンズであり、第7レンズ27は、第6レンズ26の像側L2に位置するレンズである。第6レンズ26と第7レンズ27は、接合レンズである。
第2レンズ22と第3レンズ23との間には遮光シート6、第4レンズ24と第5レンズ25との間には絞り7が配置され、第2レンズ22、第3レンズ23、レンズホルダ4、第5レンズ25、第6レンズ26、第7レンズ27、遮光シート6、および絞り7は光軸L方向に密着して配設されている。
第1レンズ21は、ガラスレンズである。第4レンズ24には、レンズの面精度や温度変化にたいする屈折率等の光学特性に優れるという点からガラスレンズが使用されている。また、第2レンズ22、第3レンズ23、第5レンズ25、第6レンズ26、第7レンズ27には、レンズの加工性および経済性に優れるという点からプラスチックレンズが使用されている。
本形態において、レンズホルダ4はポリカーボネート樹脂からなる。レンズホルダ4には、物体側L1面に突き出した突起部であるボス部41が6箇所形成されている。ボス部41は、その光軸L方向における長さを調節することが可能である。本形態において、第3レンズ23は、ボス部41よりも物体側L1で第4レンズ24と隣接されている。ボス部41は、第3レンズ23の像側L2の面と当接することにより、第4レンズ24と、第3レンズ23との隙間間隔を決定している。
広角レンズ2は、負のパワーを有する第1レンズ21、第2レンズ22、第3レンズ23、第6レンズ26と、正のパワーを有する第4レンズ24、第5レンズ25、および第7レンズ27の、6群7枚で構成される逆望遠型(いわゆるレトロフォーカス型)の単焦点広角レンズである。尚、本実施形態におけるレンズユニット1の広角レンズ2は上記7枚のレンズにより構成されているが、レンズの枚数は限定されることはなく、また、接合レンズを備えない構成としても良い。また、ガラスレンズは、絞り7の物体側L1に隣接する第4レンズ24に使用されているが、絞り7の物体側L1に隣接する第4レンズ24にプラスチックレンズ、絞り7の像側L2に隣接する第5レンズ25にガラスレンズを装着したレンズホルダ4を備える構成としても良い。また、第1レンズ21はガラスレンズであるが、プラスチックレンズであってもよい。
鏡筒3は、樹脂製の円筒状の玉枠であり、広角レンズ2を構成する各レンズの外周面に沿いながら、内周面が形成されている。広角レンズ2を構成する第1レンズ21、第2レンズ22、第3レンズ23、レンズホルダ4、第5レンズ25、第6レンズ26は、その外周面が鏡筒3の内周面に支持されることにより光軸Lに直交する方向に位置決めされている。また、第6レンズ26における像側L2の面の周縁に形成された平坦部26aが、鏡筒3の像側L2において周方向に延びる環状の平坦部31に載置され、第2レンズ22の物体側L1の面の周縁が鏡筒3の内周面の物体側L1端部に設けられたかしめ部32に係止される。このことにより、第2レンズ22、第3レンズ23、レンズホルダ4、第5レンズ25、第6レンズ26、および第7レンズ27が、光軸L方向に位置決めされる。また、鏡筒3の物体側L1の面に形成された環状の溝部34に、Oリング5を載置した後、第1レンズ21をOリング5に載置して、第1レンズ21の周縁が鏡筒3の物体側L1端部に設けられたかしめ部33に係止されることにより、第1レンズ21が光軸L方向および光軸Lに直交する方向に位置決めされる。
また、爪部45は、レンズホルダ4の物体側L1の面に形成されている。爪部45は、かしめられることにより第4レンズ24の一方の面である物体側L1のレンズ面241を係止するためのものである。また、レンズホルダ4の像側L2に、支持部40aが形成されている。支持部40aは、第4レンズ24の他方の面である像側L2のレンズ面242を支持するためのものである。また、第4レンズ24の他方の面と、支持部40aとの間に、緩衝部であるOリング15が設けられている。Oリング15は、爪部45のかしめ時の圧力を変形により吸収するためのものであり、支持部40aに載置されている。また、爪部45およびOリング15は、第4レンズ24をレンズホルダ4に固定している。
(レンズホルダ構造)
図2(a)から(c)に示されるように、レンズホルダ4は、樹脂製の略円筒状に形成されてあり、略筒状の内壁面に、ガラスレンズ装着部40が形成されている。また、光軸L方向に向けられた面のうち物体側L1の面に、ボス部41が6箇所形成されている。ガラスレンズ装着部40は、図1に示す第4レンズ24が装着される。また、ボス部41は、その先端部41aを加熱して潰すことで光軸L方向における長さが調節される。なお、ボス部41の形成箇所は、6箇所に限定されるものではなく、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に形成されている形態であればよい。また、ボス部41は、レンズホルダ4の物体側L1面から物体側L1に突き出して形成されているが、レンズホルダ4の像側L2面から像側L2に突き出して形成されている構成としてもよい。
レンズホルダ4の物体側L1面には、レンズホルダ4の外周面47から内方に向かって連続する溝部42が形成されており、溝部42は、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に3箇所形成されている。溝部42は、レンズホルダ4に第4レンズ24を配置したときに、第4レンズ24の外周面に連続するように形成されている。また、溝部42の深さは、第4レンズ24の外周面の一部が露出するよう形成されている。より詳細には、第4レンズの光軸L方向における幅の半分以上が露出するように形成されている。そのため、レンズホルダ4と、レンズホルダ4内に配置された第4レンズ24との、光軸Lに直交する方向の位置調整をするときに、溝部42に位置調整用の治具を配置して、位置調整が容易にできる。なお、溝部42の形成箇所は、3箇所に限定されるものではなく、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に形成されている形態であればよい。
ボス部41が形成された面の反対側の面、つまり、レンズホルダ4の他方側である像側L2面には、射出成形のゲート跡43aが残される凹部であるゲート部43が3箇所形成されている。ゲート跡43aに発生する射出成形時のバリはゲート部43に形成されるため、バリ等がレンズホルダ4の像側L2面からはみ出ることがなく、レンズホルダ4の組み付け時の位置ずれが発生しない。また、ボス部41とゲート部43とは、レンズホルダ4の周方向において異なる位置に配置されている。ボス部41とゲート部43とがレンズホルダ4の周方向において重なる位置に配置されている場合には、ボス部41の長さを調整するときに、ゲート部43が変形して撓む虞があり、意図した調整ができないことが懸念されるが、ボス部41とゲート部43とがレンズホルダ4の周方向において異なる位置に配置されたことにより、精度の高い調整を行うことができる。なお、ゲート部43の形成箇所は、3箇所に限定されるものではなく、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に形成されている形態であればよい。
ボス部41は、レンズホルダ4の外周面47よりも径方向内側に設けられている。つまり、レンズホルダ4の半径方向における、ボス部41と外周面47との間には、隙間44が設けられている。隙間44は、ボス部41の先端部41aが潰されたときにはみ出した先端部41aのバリ等が、外周面47より外にはみ出ることを防ぐためのものである。潰されてはみ出した先端部41aのバリ等は隙間44に留まるため、鏡筒3の内面に先端部41aのバリ等が接触することがなく、レンズホルダ4の鏡筒3内における位置ずれを防止できる。
ガラスレンズ装着部40における物体側L1には、樹脂製のリブである爪部45が6箇所形成されている。爪部45は、熱かしめにより、第4レンズ24をレンズホルダ4に固定するためのものである。爪部45は、樹脂製のリブであるため、熱かしめによりリブが変形して、第4レンズ24をレンズホルダ4に固定できる。なお、爪部45の形成箇所は、6箇所に限定されるものではなく、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に形成されている形態であればよい。
ガラスレンズ装着部40における像側L2には、支持部40aが形成されている。支持部40aは、図1に示すOリング15が載置されている。また、レンズホルダ4は、支持部40aにOリング15を載置した後、第4レンズ24をOリング15に載置して、爪部45を熱かしめすることにより、第4レンズ24を固定する。また、Oリング15は弾性を備えている。
レンズホルダ4は、第4レンズ24の物体側L1のレンズ面241を爪部45によりかしめて固定する。また、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242と支持部40aとの間には、爪部45のかしめ時の圧力を変形により吸収するOリング15が設けられている。そのため、レンズホルダ4は、爪部45のかしめ時の圧力をOリング15の変形により吸収して、第4レンズ24を固定する。そのため、レンズホルダ4は、かしめ時に、第4レンズ24とのガタを抑制して固定できる。
また、レンズホルダ4は、第4レンズ24とのガタを抑制して固定できるため、図1に示すレンズユニット1は、第4レンズ24と、第4レンズ24に隣接する他のレンズとの隙間間隔を高精度に調節可能とすることができる。そのため、レンズユニット1は、レンズホルダ4内における第4レンズ24の位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制できる。また、解像度の低下が発生することを抑制できる。
また、爪部45のかしめ時の圧力により支持部40aが変形する虞があるが、爪部45のかしめ時の圧力を変形により吸収するOリング15が設けられている。爪部45のかしめ時には、支持部40aの代わりにOリング15が変形して圧力を吸収する。そのため、第4レンズ24と、支持部40aとは、接触することがなく、支持部40aが変形することを抑制できる。
Oリング15は、変形したOリング15の弾性力が、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242を押し返すため、第4レンズ24の物体側L1のレンズ面241を爪部45に押し付けることができる。そのため、第4レンズ24をレンズホルダ4にガタなく固定できる。また、かしめ後においても、Oリング15は、変形したOリング15の弾性力が、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242を押し返すことができる。そのため、第4レンズ24を固定したレンズホルダ4にたいして、外部から衝撃あるいは振動等の外力が加わった場合であっても、第4レンズ24は、レンズホルダ4内でガタを発生することがなく、第4レンズ24を固定したレンズホルダ4の衝撃あるいは振動にたいする耐久性を向上させることができる。
Oリング15を支持部40aに載置することにより、Oリング15により緩衝部を容易に設けることができる。また、Oリング15は、弾性を備えているため、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242に押されて変形することにより弾性力が発生して、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242を押し返すことができる。
レンズホルダ4は、第4レンズ24をレンズホルダ4に組み付けた後、鏡筒3内に収容できるため、組み付け寸法誤差のバラツキが抑制された第4レンズ24を、鏡筒3に組み付けることができる。また、レンズホルダ4は樹脂製のため、図3に示すかしめ工程により、爪部45を変形させて潰すことができる。また、図3に示す熱プレス工程により、複数の突起部41の先端部41aを変形させて潰すことができる。
ボス部41が形成された面には、凸部46が形成されている。凸部46は、レンズホルダ4の鏡筒3への組み付け作業時に上側となる面に形成されてあり、作業者がレンズホルダ4を鏡筒3に対して適切な向きに合わせるための目印となるものである。凸部46が形成されているため、レンズホルダ4の鏡筒3への組み付け時に、周方向における組み付け方向を確認できる。そのため、鏡筒3にレンズホルダ4を組み込む際の周方向における組み込み位置を調整できる。なお、凸部46は、凹形状であっても良い。
レンズホルダ4のガラスレンズ装着部40における内周面48には、周方向における6箇所の爪部45の間に、光軸L方向に延びる第2リブ49が形成されている。第2リブ49は、周方向に沿って円周等分の3箇所に形成されてあり、第4レンズ24をレンズホルダ4に軽圧入させるためのものである。第4レンズ24は、第2リブ49により固定されているため、第4レンズ24をレンズホルダ4に容易に圧入できる。また、第4レンズ24は、第2リブ49により3点で支持して固定されているため、第4レンズ24を全周面で固定するときに想定される、温度低下時に発生するレンズホルダ4の樹脂収縮によるレンズホルダ4の割れ、欠け等の不具合を防止できる。なお、第2リブ49の形成箇所は、3箇所に限定されるものではなく、レンズホルダ4の周方向に沿って等間隔に形成されている形態であればよい。
また、支持部40aは、熱かしめ時にOリング15を載置するためのガイド溝等を、備えていてもよい。
レンズホルダ4は、ガラスレンズ装着部40の外周側に、周方向に沿って円周等分の3方向にたいして、2箇所ずつ、計6箇所の爪部45が形成されている。また、レンズホルダ4の爪部45よりも径方向外側に、周方向に沿って円周等分の3方向にたいして、2箇所ずつ、計6箇所のボス部41が形成されている。また、レンズホルダ4は、ガラスレンズ装着部40の内周面48において、周方向に沿って円周等分の3方向にたいして2箇所ずつ形成された爪部45の間に、周方向に沿って円周等分3箇所の第2リブ49が形成されている。
爪部45、ボス部41、および第2リブ49は、レンズホルダ4の周方向に沿って円周等分の3方向にたいして形成されているとともに、3箇所の第2リブ49のそれぞれが、2箇所の爪部45、および2箇所のボス部41の間に形成されている。そのため、図3に示すかしめ工程時および熱プレス工程時において、レンズホルダ4に加わる押し付け力を、バランスよく吸収することができ、レンズホルダ4の変形を抑制できる。また、レンズホルダ4に、第4レンズ24を固定するときのバラツキを抑制できる。また、鏡筒3へのレンズホルダ4の組み付けるときのバラツキを抑制できる。
また、レンズホルダ4は、レンズホルダ4の爪部45よりも径方向外側に、円周溝50が形成されている。円周溝50は、かしめ工程時および熱プレス工程時において、図3に示すかしめパンチ部10の端部10dが入るために形成されている。
(かしめ工程および熱プレス工程)
図2(a)から(c)および図3に示されるように、かしめ工程は、第4レンズ24を載置したレンズホルダ4を、かしめ受け部11に載置した後、かしめパンチ部10の先端部10bを爪部45に押し付けることにより行われる。また、熱プレス工程は、第4レンズ24を載置したレンズホルダ4を、かしめ受け部11に載置した後、かしめパンチ部10の先端部10aをレンズホルダ4に押し付けることにより行われる。また、かしめ工程および熱プレス工程は、レンズホルダ4を、鏡筒3内へ収容する前工程として同時に行われる。
かしめ工程および熱プレス工程は、最初に、レンズホルダ4の支持部40aに、Oリング15を載置した後、第4レンズ24を、レンズホルダ4のガラスレンズ装着部40における内周面48の3箇所に形成された第2リブ49に、接触させて軽圧入するように載置する。次に、第4レンズ24を載置したレンズホルダ4を、かしめ受け部11に載置する。
次に、ボス部41が形成された面の反対側の面を基準面として、基準面から、第4レンズ24におけるボス部41が形成された面側の面頂点24aまでの距離を測定する。次に、測定した距離により、ボス部41の先端部41aの潰し量を決定する。ガラスレンズの面位置を基準として、ボス部41の潰し量を決めることにより、第4レンズ24の物体側L1のレンズ面241と、第3レンズ23の像側L2の面との隙間間隔を高精度に調節可能とすることができ、ガラスレンズの成形時の厚みの誤差等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制して製造できる。
次に、かしめパンチ部10の先端部10a、10bを加熱して、先端部10aを、レンズホルダ4のボス部41の先端部41aに押し付けて潰すことにより、ボス部41の光軸L方向における長さを調節する。ボス部41の長さを調節することにより、第4レンズ24と、ボス部41の突出方向側に隣接する他のレンズとの隙間間隔が決定する。
また、同時に、先端部10bを、レンズホルダ4の爪部45に押し付けて潰す。爪部45は、樹脂製のリブであるため、熱かしめによりリブが変形して、第4レンズ24をレンズホルダ4に固定できる。このとき、かしめ工程による爪部45の熱かしめと、熱プレス工程によるボス部41の光軸L方向における長さの調節と、が同時に行われる。そのため、かしめ工程による爪部45のかしめと、熱プレス工程による複数の突起部41の光軸方向における長さの調節と、が別々に行われる場合に比べて、工程数を減らすことができる。
また、かしめ工程による熱かしめ時には、第4レンズ24は、爪部45、およびOリング15に挟みつけられて、ガラスレンズ装着部40に固定される。爪部45は樹脂製のリブであり、Oリング15は弾性を備えるため、熱かしめ後は、第4レンズ24の像側L2レンズ面に対して、Oリング15が備える弾性による反力が加わり、第4レンズ24をレンズホルダ4にガタなく固定できる。また、Oリング15は、レンズホルダ4の支持部40aに載置されている。熱かしめ時には、支持部40aの代わりにOリング15が変形して圧力を吸収するため、熱かしめ後、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242と、支持部40aとは、接触することがなく、支持部40aが変形することを抑制できる。
また、熱かしめ時におけるOリング15の潰し量は、熱かしめ後に、Oリング15が備える弾性による反力が加わり、潰された爪部45が第4レンズ24の物体側L1のレンズ面に押されて、変形しないように設定する。このように設定することにより、潰された爪部45が熱かしめ前の形状に戻るように変形することがなく、爪部45と第4レンズ24の物体側L1のレンズ面との間に隙間が発生して、第4レンズ24がレンズホルダ4内でガタを発生することを防止できる。
また、かしめ工程において、Oリング15は熱かしめ後においても弾性を備えているため、第4レンズ24の像側L2レンズ面に対して、Oリング15が備える弾性による反力が加わる。そのため、第4レンズ24をレンズホルダ4に組み付けて、鏡筒3内に収容した後、外部から衝撃あるいは振動等の外力が加わった場合であっても、第4レンズ24は、レンズホルダ4内でガタを発生することがない。
また、かしめ工程および熱プレス工程において、かしめパンチ部10の角部10cが、第4レンズ24の物体側L1のレンズ面241の外周部分に接触する。このとき、角部10cが接触する面の光軸L方向における位置を基準として、レンズホルダ4のボス部41が潰される。また、かしめパンチ部10の端部10dは、レンズホルダ4に形成されている円周溝50に入り込んで、爪部45を熱かしめする。
また、第4レンズ24を保持するレンズホルダ4は、第4レンズ24の物体側L1のレンズ面241を爪部45によりかしめて係止する。また、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242と支持部40aとの間には、爪部45のかしめ時の圧力を変形により吸収するOリング15が設けられている。そのため、レンズホルダ4に対して、第4レンズ24を、爪部45のかしめ時の圧力をOリング15が変形することにより吸収して固定できるレンズユニット1を製造できる。
かしめ工程は、爪部45を加熱して変形させて潰すことで、第4レンズ24と、レンズホルダ4とのガタを抑制して固定できるため、第4レンズ24と、第4レンズ24に隣接する他のレンズとの隙間間隔を高精度に調節可能とすることができる。そのため、本発明のレンズユニット1を、レンズホルダ4内における第4レンズ24の位置ズレ等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制して製造できる。また、解像度の低下が発生することを抑制するレンズユニット1を製造できる。
また、爪部45のかしめ時の圧力により支持部40aが変形する虞があるが、爪部45のかしめ時の圧力を変形により吸収するOリング15が設けられている。爪部45のかしめ時には、支持部40aの代わりにOリング15が変形して圧力を吸収する。そのため、第4レンズ24と、支持部40aとは、接触することがなく、支持部40aが変形することを抑制するレンズユニット1を製造できる。
また、熱プレス工程は、ボス部41の先端部41aを加熱して変形させて潰すことで、ボス部41の光軸L方向における長さを調節することにより、第4レンズ24と、一方側レンズである第3レンズ23との隙間間隔を決定できる。そのため、本発明のレンズユニット1を、第4レンズ24の成形誤差等に起因する焦点ズレ等の不具合を抑制して製造できる。
また、かしめ工程および熱プレス工程により、第4レンズ24をレンズホルダ4に組み付けた後、鏡筒3内に収容できる。そのため、鏡筒3に組み付けた第4レンズ24の組み付け寸法誤差のバラツキを抑制できる。また、爪部45は樹脂製のため、かしめ工程により爪部45を変形させて潰すことができる。また、複数の突起部41は樹脂製のため、熱プレス工程により先端部41aを変形させて潰すことができる。
なお、レンズユニット1は、かしめ工程である爪部45の熱かしめと、熱プレス工程であるボス部41の光軸L方向における長さの調節と、が同時に行われるが、爪部45の熱かしめと、ボス部41の光軸L方向における長さの調節を、別々の工程でおこなっても良い。
[第2実施形態]
本形態の基本的な構成は、上記第1実施形態と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
本形態において、レンズユニット51は、図4に示されるように、緩衝部である凸状部60が形成されたレンズホルダ54を備えている。また、凸状部60は、レンズホルダ54の像側L2に形成された支持部40aの周方向に対して、円環状に形成されている。また、第4レンズ24は、レンズホルダ54に形成される爪部45、および凸状部60により固定されている。
レンズホルダ54は、第4レンズ24を、ガラスレンズ装着部40の支持部40aに形成された凸状部60に、載置した後、爪部45を熱かしめしているため、第4レンズ24は、樹脂製のリブである爪部45、および凸状部60に挟みつけられて、ガラスレンズ装着部40に固定される。
凸状部60は、先端60aに近づく程、肉厚が薄くなっていくような断面略錐形状に形成されている。そのため、凸状部60の先端60aは、爪部45のかしめ時の圧力により変形可能な肉厚に形成されている。
レンズホルダ54は、爪部45のかしめ時に、凸状部60の先端60aを変形して潰すことができる。また、凸状部60は、先端60aが変形可能な肉厚に形成されているため、潰れた後も、潰れる前の形状に戻ろうとする弾性による反力を備えている。そのため、凸状部60は、かしめ時の圧力を吸収して支持部40aに圧力が加わることを防止できる。また、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242に対して、潰れた凸状部60が備える弾性による反力が加わり、第4レンズ24を、レンズホルダ54にガタなく固定できる。
なお、凸状部60は、断面略錐形状に形成されているが、凸状部60の断面形状は、熱かしめ時に先端60aが変形可能な肉厚に形成されているような形状であれば、如何なる形状であってもよい。
[他の実施形態]
本形態の基本的な構成は、上記実施形態と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
本形態において、レンズユニット61は、図5に示されるように、緩衝部である接着剤70が形成されたレンズホルダ64を備えている。接着剤70は、支持部40aに形成された溝部40bに充填され、溝部40bから盛り上がって固化したものである。また、接着剤70は、断面略円形状に形成されている。また、溝部40bは、レンズホルダ64の像側L2に形成された支持部40aの周方向に対して、円環状に形成されている。また、第4レンズ24は、レンズホルダ64に形成される爪部45、および接着剤70により固定されている。
レンズホルダ64は、第4レンズ24を、ガラスレンズ装着部40の支持部40aに形成された固化済みの接着剤70に、載置した後、爪部45を熱かしめしている。そのため、第4レンズ24は、樹脂製のリブである爪部45、および接着剤70に挟みつけられて、ガラスレンズ装着部40に固定される。
接着剤70は、固化後も弾性を備えているため、潰れた後も、潰れる前の形状に戻ろうとする反力を備えている。そのため、第4レンズ24の像側L2レンズ面に対して、接着剤70が備える弾性による反力が加わり、第4レンズ24をレンズホルダ64にガタなく固定できる。
接着剤70は、支持部40aに形成された溝部40bに充填されているため、かしめ時に、固化した接着剤70が溝部40bから外れることを抑制できる。また、接着剤70は、溝部40bから盛り上がって固化しているため、かしめ時に、支持部40aの代わりに第4レンズ24の像側L2のレンズ面に追従して変形することにより、圧力を吸収する。そのため、支持部40aに圧力が加わることを防止できる。なお、好適には、接着剤70は、固化後の硬度がレンズホルダ64の硬度よりも軟らかいものを使用する。固化後の硬度がレンズホルダ64の硬度よりも軟らかい接着剤70を使用することにより、かしめ時に、支持部40aが変形する代わりに接着剤70が変形して圧力を吸収できる。
なお、接着剤70は、断面略円形状に形成されているが、接着剤70の断面形状は、熱かしめ時に、支持部40aの代わりに変形して圧力を吸収することが可能であるとともに、第4レンズ24の像側L2のレンズ面242と、支持部40aとが、接触することがなく、支持部40aが変形することを抑制できる形状であれば、如何なる形状でもよい。
また、接着剤は、固化後に弾性を備えるものであれば、如何なるものでもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 第1実施形態にかかるレンズユニット
2 広角レンズ
21 第1レンズ
22 第2レンズ
23 第3レンズ(一方側レンズ)
24 第4レンズ(ガラスレンズ)
241 第4レンズの物体側のレンズ面(ガラスレンズの一方の面)
242 第4レンズの像側のレンズ面(ガラスレンズの他方の面)
25 第5レンズ
26 第6レンズ
27 第7レンズ
3 鏡筒
4 第1実施形態にかかるレンズホルダ(ガラスレンズ保持部)
40a レンズホルダの支持部
40b レンズホルダの溝部
41 レンズホルダのボス部(突起部)
41a レンズホルダのボス部の先端部
42 レンズホルダの溝部
43 レンズホルダのゲート部
43a レンズホルダのゲート部のゲート跡
44 レンズホルダの隙間
45 レンズホルダの爪部
46 レンズホルダの凸部
7 絞り
15 Oリング(緩衝部)
60 凸状部(緩衝部)
60a 凸状部の先端
70 接着剤(緩衝部)
51 第2実施形態にかかるレンズユニット
61 他の実施形態にかかるレンズユニット
54 第2実施形態にかかるレンズホルダ(ガラスレンズ保持部)
64 他の実施形態にかかるレンズホルダ(ガラスレンズ保持部)
L 光軸
L1 光軸方向における物体側
L2 光軸方向における像側

Claims (11)

  1. 光軸方向に配列された複数のレンズと、
    前記複数のレンズを保持する鏡筒と、を備えるレンズユニットであって、
    前記複数のレンズは、少なくとも一枚のガラスレンズを含んでおり、
    前記鏡筒は、前記ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部を有しており、
    前記ガラスレンズ保持部は、かしめられることにより前記ガラスレンズの一方の面を係止する爪部と、該ガラスレンズの他方の面を支持する支持部と、を有しており、
    前記ガラスレンズの他方の面と前記支持部との間には、前記爪部のかしめ時の圧力を変形により吸収する緩衝部が設けられていることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記ガラスレンズには、変形した前記緩衝部の弾性力が該ガラスレンズを押し返す方向に作用していることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記緩衝部はOリングであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズユニット。
  4. 前記緩衝部は、前記支持部から前記ガラスレンズ側に突き出した凸状部であり、該凸状部の先端は、前記爪部のかしめ時の圧力により変形可能な肉厚に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズユニット。
  5. 前記緩衝部は、前記支持部に形成された溝部に充填され、該溝部から盛り上がって固化した接着剤であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズユニット。
  6. 前記ガラスレンズ保持部を構成する面のうち、光軸方向における物体側に向けられた面を物体側面、像側に向けられた面を像側面としたときに、
    前記物体側面または前記像側面には、前記ガラスレンズの一方側に隣接するレンズである一方側レンズを支持する複数の突起部が形成されており、
    前記複数の突起部は、前記ガラスレンズと、前記一方側レンズとの間隔を決定しており、
    前記複数の突起部は、その光軸方向における長さが調節可能であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  7. 前記ガラスレンズ保持部は、前記鏡筒内に前記ガラスレンズとともに収容される、前記鏡筒とは別体の樹脂製のレンズホルダであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  8. 光軸方向に配列された複数のレンズと、
    前記複数のレンズを保持する鏡筒と、を備え、
    前記複数のレンズは、少なくとも一枚のガラスレンズを含んでおり、
    前記鏡筒は、前記ガラスレンズを保持するガラスレンズ保持部を有しており、
    前記ガラスレンズ保持部は、かしめられることで前記ガラスレンズの一方の面を係止する爪部と、該ガラスレンズの他方の面を支持する支持部と、を有しており、
    前記ガラスレンズの他方の面と前記支持部との間には、前記爪部のかしめ時の圧力を変形により吸収する緩衝部が設けられており、
    前記ガラスレンズ保持部を構成する面のうち、光軸方向における物体側に向けられた面を物体側面、像側に向けられた面を像側面としたときに、
    前記物体側面または前記像側面には、前記ガラスレンズの一方側に隣接するレンズである一方側レンズを支持する複数の突起部が形成されているレンズユニットの製造方法であって、
    前記爪部をかしめて前記ガラスレンズを固定するかしめ工程と、
    前記複数の突起部の先端部を加熱して潰すことで、前記複数の突起部の光軸方向における長さを調節し、前記ガラスレンズと、前記一方側レンズとの隙間間隔を決定する熱プレス工程と、を含むことを特徴とするレンズユニットの製造方法。
  9. 前記ガラスレンズ保持部は、前記鏡筒内に前記ガラスレンズとともに収容される前記鏡筒とは別体の樹脂製のレンズホルダであり、
    前記かしめ工程および熱プレス工程は、前記レンズホルダを前記鏡筒へ収容する前に行われることを特徴とする請求項8に記載のレンズユニットの製造方法。
  10. 前記熱プレス工程では、前記ガラスレンズのレンズ面を基準として、前記複数の突起部の潰し量が決められることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のレンズユニットの製造方法。
  11. 前記爪部は熱かしめされる樹脂製のリブであり、
    前記かしめ工程および前記熱プレス工程は同時に行われることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のレンズユニットの製造方法。
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