JP7129852B2 - レンズユニット - Google Patents
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Description
内側筒部と外側筒部との間に複数のリブが形成されることで、内側筒部と外側筒部の間の肉抜きとしての機能が備わる。その結果、樹脂成形時のヒケ発生を抑えることができ、鏡筒の成形精度を向上させることができる。すなわち、レンズユニットのさらなる高解像度化を図ることができる。また、リブに他の部材との位置決め部を設けた係止用リブを有するため、部品点数の削減による組立作業の簡素化・低コスト化を図ることができる。複数のリブによって内側筒部が補強されるため、内側筒部の強度が確保される。
複数のリブと内側筒部の間に環状溝が形成されていてリブと内側筒部は繋がっていないため、リブに由来する内側筒部の変形が発生しない。したがって、さらに精度良く広角レンズを内側筒部に保持することが可能となり、レンズユニットのさらなる高解像度化を図ることができる。また、複数のリブは、外側筒部の内周面から径方向内側に向かって放射状に延びているため、外側筒部の強度を向上させることができる。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るレンズユニット1の全体を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は斜視図である。また、図2は縦断面図であり、図示でY-Z断面に相当する。
レンズユニット1は、複数の円盤状レンズを同軸上に配置したレンズ群2と、レンズ群2を収納する鏡筒3とを備える。レンズ群2は、例えば図2に示すように、光軸Lに沿って物体側L1から像側L2に向かって密着して配置された第1レンズ21、第2レンズ22、第3レンズ23、第4レンズ24、第5レンズ25、および第6レンズ26の6枚のレンズにより構成される。
つづいて、鏡筒3の構造に関して、本実施形態で特徴的な部分に着目して説明する。図3は鏡筒3の斜視図であり、図1(b)のレンズユニット1の斜視図からレンズ群2を取り除いて示している。図4は鏡筒3の底面側から見た斜視図である。図5は鏡筒3の底面図である。図6は鏡筒3のY-Z断面図であって、図2のレンズユニット1からレンズ群2を取り除いて示している。図7は鏡筒3の断面斜視図(X-Z断面)である。図8は、X-Y断面斜視図である。
図9~12を参照して、内周面60には形成されている調芯用突出部80について具体的に説明する。図9は図6の領域A1を拡大した図である。図10は、XY断面において、内側筒部31について示している図である。図11は、図10の領域A2、すなわち一つの調芯用突出部80を拡大して示す図である。図12は、調芯用突出部80に対応する鏡筒金型90の形状を作る工程を説明する図である。
2×R2≦R1・・・条件式(1)
R1:第1調芯用突出部81の曲率半径
R2:第2調芯用突出部82の曲率半径
このような条件式(1)を満たす第1調芯用突出部81、第2調芯用突出部82の形状とすることで、両方ともリブ形状とした場合でも、第1調芯用突出部81の同心円Rxとなる位置Cを、所望の精度を出すことが比較的容易にできる。
つづいて、図12を参照して、鏡筒3を射出成形により製造する際に用いる金型、特に、内周面60及びそれに形成された調芯用突出部80に対応する鏡筒金型90について説明する。この鏡筒金型90は、円柱状(または円筒状)で断面が円形となった金型部品である。円柱状の中空を有する別の金型部品の内部に配置し、その内周面と鏡筒金型90の外周面(内周面60の内周面形成面91)との間の空間に樹脂を射出により導入し内周面60を製造する。
図13は、第2の実施形態に係る鏡筒103の背面図を示しており、上述の図5に対応するものである。以下では、第1の実施形態と異なる点について説明し、共通する構成等については説明を省略する。第1の実施形態と異なる点は、リブ140が外側筒部132から内側筒部131へ向かって形成されている点にある。具体的には、内側筒部131の外周面131aと外側筒部132の内周面132aとの間に環状溝149が形成されている。外側筒部132の内周面132aから、内側筒部131に向かってリブ140が形成されている。リブ140は、内側筒部131の外周面131aとは接触せず離間している。
図14は、第3の実施形態に係る鏡筒203の背面図を示しており、上述の図5に対応するものであって、内側筒部231、外側筒部232、筒部基部233を備える。以下では、第1、2の実施形態と異なる点について説明し、共通する構成等については説明を省略する。本実施形態の構成は、第1の実施形態の鏡筒3と第2の実施形態の鏡筒3とを合わせたような構造となっている。すなわち、リブ240が、内側筒部231から外側筒部232へ向かうものと、外側筒部232から内側筒部231へ向かうものがあり、環状溝249の略中央付近で対向している。
レンズユニット1は、複数のレンズ(レンズ群2)と、複数のレンズ(レンズ群2)が収容された内側筒部31と、内側筒部31から径方向外側に離れた外側筒部32と、内側筒部31と外側筒部32との間にあって放射状に延びる複数のリブ40と、を備える鏡筒3と、を有し、複数のリブ40のうち少なくとも一つは、像側端面に相手部材(すなわち電子部材99)との位置決めを行う位置決め部42を備える係止用リブ41である。リブ40は、全てが係止用リブ41でもよいし、一部が位置決め部42を備えていない基本リブ43であってもよい。内側筒部31と外側筒部32との間に複数のリブ40が形成されることで、内側筒部31と外側筒部32の間の肉抜きとしての機能が備わる。その結果、樹脂成形時のヒケ発生を抑えることができ、鏡筒3の成形精度を向上させることができる。すなわち、レンズユニット1のさらなる高解像度化を図ることができる。また、リブ40に他の部材との位置決め部42を設けたため、部品点数の削減による組立作業の簡素化・低コスト化を図ることができる。
2 レンズ群
3、103、203 鏡筒
4 レンズホルダ
5 Oリング
21 第1レンズ
22 第2レンズ
23 第3レンズ
24 第4レンズ
25 第5レンズ
26 第6レンズ
27 遮光シート
28 絞り
31、131、231 内側筒部
31a、131a、231a 外周面
32、132、232 外側筒部
32a、132a、232a 内周面
33、133、233 端部
34 受け部
35、36 カシメ部
38 赤外線カットフィルタ
39 スペーサー
40、140、240 リブ
41、141、241 係止用リブ
42、142 位置決め部
43、243a、243b 基本リブ
44 載置面
45 突出部
49、149 環状溝
60 内周面
61 平坦部
64 凹部
69 第6レンズ収容部
69a 開口
72 第2レンズ収容部
73 第3レンズ収容部
74 第4レンズ収容部
75 第5レンズ収容部
80 調芯用突出部
81 第1調芯用突出部
82 第2調芯用突出部
90 鏡筒金型
91 内周面形成面
92、92a 平坦部
93 凹曲面
99 電子部材
G ゲート痕
L 光軸
L1 物体側
L2 像側
Claims (5)
- 複数のレンズと、
前記複数のレンズが収容された内側筒部と、前記内側筒部から径方向外側に離れた外側筒部と、前記内側筒部と前記外側筒部との間にあって放射状に延びる複数のリブと、を備える鏡筒と、を有し、
前記複数のリブのうち少なくとも一つは、像側端面に相手部材との位置決めを行う位置決め部を備える係止用リブであり、
前記複数のリブは、前記内側筒部の外周面と前記外側筒部の内周面との間で分離しており、かつ、前記内側筒部の外周面から径方向外側に向かって放射状に延びており、
前記複数のリブと前記外側筒部との間には、環状溝が形成されていることを特徴とするレンズユニット。 - 複数のレンズと、
前記複数のレンズが収容された内側筒部と、前記内側筒部から径方向外側に離れた外側筒部と、前記内側筒部と前記外側筒部との間にあって放射状に延びる複数のリブと、を備える鏡筒と、を有し、
前記複数のリブのうち少なくとも一つは、像側端面に相手部材との位置決めを行う位置決め部を備える係止用リブであり、
前記複数のリブは、前記内側筒部の外周面と前記外側筒部の内周面との間で分離しており、かつ、前記外側筒部の内周面から径方向内側に向かって放射状に延びており、
前記複数のリブと前記内側筒部との間には、環状溝が形成されていることを特徴とするレンズユニット。 - 前記位置決め部は、前記相手部材を載置する載置面と、径方向での位置を規制する突出部と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズユニット。
- 前記内側筒部の内周面には、径方向内側に向かって突出する複数の調芯用突出部を備え、
前記複数の調芯用突出部のそれぞれは、前記複数のリブにおける隣り合うリブ同士の間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。 - 前記相手部材の形状は略四角形であって、
前記複数のリブは、8箇所以上形成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載のレンズユニット。
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JP2018156183A JP7129852B2 (ja) | 2018-08-23 | 2018-08-23 | レンズユニット |
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Citations (2)
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JP2014032418A (ja) | 2013-10-15 | 2014-02-20 | Ricoh Co Ltd | 結像レンズ、それを用いた画像読取装置および画像形成装置 |
JP2017053932A (ja) | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 日本電産サンキョー株式会社 | レンズユニット |
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- 2018-08-23 JP JP2018156183A patent/JP7129852B2/ja active Active
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JP2017053932A (ja) | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 日本電産サンキョー株式会社 | レンズユニット |
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