JPH1158294A - シート材切断装置 - Google Patents

シート材切断装置

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JPH1158294A
JPH1158294A JP22894797A JP22894797A JPH1158294A JP H1158294 A JPH1158294 A JP H1158294A JP 22894797 A JP22894797 A JP 22894797A JP 22894797 A JP22894797 A JP 22894797A JP H1158294 A JPH1158294 A JP H1158294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材の交換セットが簡単で安定した切断
ができるシート材切断装置。 【解決手段】 一端22を支点として開閉される蓋フレ
ーム21と本体フレーム11とを備えた機器1に搭載さ
れる固定刃31と回転刃32の刃先を交差させてシート
材Sを切断するシート材切断装置において、薄板材から
成形された固定刃31と回転刃32のいずれか一方の刃
が蓋フレーム21に、他方の刃が本体フレーム11に装
着され、蓋フレーム11を閉じたときに固定刃31のV
字受部37aが回転刃32の軸受34の円周溝34aに
係合して固定刃31と回転刃32が所定関係位置に設定
される。係合部材37と被係合部材34はバネ36によ
り圧接されるので、切断反力により固定刃31と回転刃
32の関係位置がずれることがなく安定した切断ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端を支点として鰐口
状に開閉する蓋部を備えた、ロール状の紙、フィルムな
どの記録紙を使用するファクシミリ、プリンタなどの事
務機械に搭載されるシート材切断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】事務機器に搭載される従来の固定刃と回
転刃の刃先を交差庄接してシ一ト材を切断するシート材
切断装置では、待機状態で被切断シート材をセットする
とき、事務機器の上蓋を開いて固定刃と回転刃の両刃先
の狭い隙間に被切断シート材の端部を通さなければなら
ない。
【0003】しかしながら、シート材切断装置を搭載す
るファクシミリやプリンタは、小型軽量化の方向に進ん
でおり、これに搭載されるシート切断装置も小型軽量化
の傾向にあるため、待機状態の固定刃と回転刃の刃先隙
間はあまり大きくとることができない。このため、固定
刃と回転刃の刃先の狭い隙間に被切断シート材の端部を
通すことに手間がかかり苦労する場合がある。また、フ
ァクシミリやプリンタは構造上の制約により、被切断シ
ート材を通す固定刃と回転刃の刃先隙間の場所がオペレ
ータ側にとれない場合があり、この場合には固定刃と回
転刃の刃先隙間が見え難いため被切断シート材を通すの
に一層苦労する。
【0004】上記問題点を解決するために、特開平9−
123090号公報などに記載の、案内レールの上面に
被切断シート材を置くだけで案内レール上を走行する2
枚の丸刃または走行する1枚の丸刃と直線固定刃とによ
りシート材を切断する、いわゆるフリーセットタイプの
ローラ式切断装置が知られている。また、実公昭57−
30066号公報に記載の、ファクシミリやプリンタの
フレーム側(本体側)と開閉蓋側に回転刃と固定刃を分
割して取り付けるロータリ式シート材切断装置が知られ
ている。
【0005】上記これらの切断装置によれば、狭い回転
刃と固定刃の隙間に被切断シート材を通す必要が無く、
前者は被切断シート材を案内レールの上にのせるだけで
セットができ、後者は回転刃と固定刃が蓋と本体に分離
して設けられているため、蓋を開けてシート材を引出し
回転刃の上に載せ蓋を閉めるだけでセットが完了するの
で簡易である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記後
者の蓋を開閉する機器に搭載されるロータリ式シー卜材
切断装置では、蓋を閉めた状態で本体フレーム側の回転
刃と開閉蓋側に取り付けられた固定刃とが精度良く噛み
合わなければ安定した切断ができない。この位置決めを
上記従来の切断装置では開閉蓋の回転支点により行うた
めに、この回転支点に対する回転刃および固定刃の取り
付け位置を精密に管理する必要がある。一方、前記開閉
蓋の回転支点と回転刃および固定刃の取り付け位置との
距離は比較的に大きく、また開閉蓋の大きさも大きいの
で、このように回転刃と固定刃を分離した切断装置で
は、回転刃と固定刃を一体フレームに取り付けた切断装
置と同様に回転刃と固定刃を精密に組み合わせることは
困難であり、このために安定した切断が得難いという欠
点がある。とくに、コストの低減のために回転刃および
固定刃には安価な板金製の刃物の使用が好ましいが、こ
の場合には刃物の弾性変形を利用して両刃先を圧接させ
て圧接用のばねを省いているので、一層両刃物の位置関
係の管理を厳しくする必要があり、開閉蓋の回転支点に
よる位置決めでは所要の精度を得ることが困難であると
いう問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決して、安価な
薄板材を板金成形した回転刃および固定刃からなり、シ
ート材の交換セットが簡単で安定した切断ができるシー
ト材切断装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のシート材切断装置は、一端を支点として
開閉される蓋フレームと本体フレームとを備えた機器に
搭載される固定刃と回転刃の刃先を交差させてシート材
を切断するシート材切断装置において、固定刃と回転刃
のいずれか一方の刃が蓋フレームに他方の刃が本体フレ
ームに装着され、前記蓋フレームを閉じたときに前記固
定刃と回転刃の刃先が所定関係位置に配設されるように
係合する係合部材と被係合部材が前記固定刃と回転刃に
設けられ、かつ前記係合した係合部材と被係合部材を圧
接させるように付勢する付勢手段が設けられたことを特
徴とするものである。
【0009】即ち、本発明は、前述の問題点を解消すべ
く種々検討を行った結果、蓋を開閉してシート材をセッ
トするファクシミリやプリンタなどの機器において、開
閉する蓋フレームと本体フレームとに回転刃と固定刃を
分割して取り付けることにより蓋フレームを開くと回転
刃と固定刃が分かれるようにして、被切断シート材を交
換する際には被切断シート材を狭い回転刃と固定刃の隙
間に挿入しないでも、本体フレームの刃物の上に置いて
蓋フレームを閉めるだけで容易にシート材がセットでき
るようにしたものである。
【0010】また、蓋フレームを閉めたときの回転刃と
固定刃の関係位置の位置決めを、蓋フレームの開閉の支
点軸のみによるのではなく、固定刃と回転刃にそれぞれ
設けられた係合部材と被係合部材を係合させて付勢手段
により圧接させることにより行うので、回転刃と固定刃
を一体フレームに取り付けた切断装置と同様に正確に両
刃先の位置決めが行われて確実な切断ができる。この付
勢手段による係合部の圧接力は、蓋フレームを閉めたと
きに切断時の刃物の切断反力によっても係合部の位置が
ずれない様な力で押さえつけるようにされているので、
切断時に刃先関係のずれが生ずることがない。
【0011】これにより、本発明のシート材切断装置は
ファクシミリやブリンタの蓋を開けて被切断シート材を
セットした後、被切断シートを引き出して蓋を閉めるだ
けでシート材切断装置の回転刃と固定刃が確実に位置決
めされ、切断可能状態におくことができる。
【0012】また、前記回転刃の被係合部材は該回転刃
の両端を軸支する軸受外周円筒部に設けられた円周溝ま
たは円周突起からなり、前記固定刃の係合部材は前記回
転刃両端の軸受円筒部の円周溝または円周突起に係合す
るV字型受部を有する受部材からなることが望ましい。
【0013】即ち上記構成により、蓋フレームを閉じた
ときに固定刃の両端に設けられた受部材のV字型受部が
回転刃の軸受の外周円筒部に設けられた円周溝または円
周突起に円筒外径を挟むように係合し、この係合部が付
勢手段により圧接されて固定刃と回転刃の刃先の位置決
めが行われるので、蓋と本体フレームの開閉支点にがた
があったりして蓋が開いた状態では固定刃と回転刃の位
置が正確でなくても、蓋が閉じた位置では固定刃と回転
刃は必ず正確に位置決めされる。また被係合部材が軸受
と同心の円筒形であるので軸受外周が回ってもどの位置
でも正確に位置決めが行われる。軸受外周の円筒部は焼
結軸受あるいはベアリング外輪と一体であってもよく、
あるいは軸受の外周に円筒形の被係合部材を嵌装しても
よい。
【0014】また、本発明のシート材切断装置は、前記
固定刃と回転刃は薄板材から成形され、前記受部材は前
記固定刃の両端に一体に成形されることがコスト低減の
ために望ましい。
【0015】薄板材を成形した刃物では、刃先の圧接の
ためにばねを使用しないで刃物の弾性変形を利用してい
るので両刃物の関係位置の設定が一層精密でなければな
らないが、従来の蓋開閉の支点で回転刃と固定刃の位置
決めする切断装置では、このような精密な位置決めが困
難なために薄板材の刃物の利点が有効に利用できなかっ
た。本発明の切断装置では、前述のように固定刃と可動
刃に設けた係合・被係合部材により位置決めされるの
で、固定刃と可動刃を一体フレームに設けた切断装置と
同様の精度が得られ薄板材の刃物の利点が有効に活用で
きる。また、固定刃が薄板材の場合にはV字型の受部材
を容易に固定刃の両端に一体成形ができる。これにより
コストの低減ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシート材切断装置
の一実施形態について図面に基づいて説明する。図1
は、ファクシミリの蓋を開いた状態の本発明実施形態の
シート材切断装置の構成を示す概念図、図2はその蓋を
閉じた状態の構成を示す概念図、図3は蓋を閉じた状態
の本発明のシート材切断装置の詳細を示す図である。
【0017】図に示すように、本発明のシート材切断装
置30を装着したファクシミリ装置1は、本体10の本
体フレーム11と蓋20の蓋フレーム21が一端の支点
22を支点として開閉できるようになっている。本体フ
レーム11に設けられたシート材ホルダ12に収納され
たロール記録紙Sが引き出されて、プラテンローラ13
によりシート材切断装置30の方向に送られる。蓋フレ
ーム21のプラテンローラ13に対応する位置に感熱記
録ヘッド23が設けられている。
【0018】本発明のシート材切断装置30は、固定刃
31が蓋フレーム21に、回転刃32が本体フレー11
に装着されており、蓋20を開けたとき固定刃31と回
転刃32、プラテンローラ12と感熱記録ヘッド23が
上下に別れるようになっている。これにより、シート材
ホルダ12に収納したロール記録紙Sを引き出してプラ
テンローラ12と固定刃31の上に置いて蓋20を閉じ
るだけでロール記録紙Sがセットされて、ファクシミリ
1が記録、紙送りおよび切断ができる待機状態になる。
以下、本発明のシート材切断装置30について詳細に説
明する。
【0019】回転刃32は薄板材から成形されたL字型
断面の長形をなし、L字の一面の端部にほぼ直線の刃先
32aが設けられている。L字の他面の両端は曲げられ
て支持腕32bが形成され、この支持腕32bに回転軸
33が植設されている。回転軸33に軸受34が装着さ
れている。
【0020】両端の腕部35aがコ字型に曲げられたホ
ルダ金物35が、その腕部35aを本体フレーム11に
直立させるようにして本体フレーム11に固定され、回
転刃32が軸受34を間にして腕部35aにより挟むよ
うにして装着され、腕部35aに設けられた長孔35b
に回転軸33が上下遊動できるように遊嵌される。回転
軸33は図示しない駆動手段により回転駆動され回転刃
32を回転させる。
【0021】両端の回転軸33の軸受34にはミニチュ
アベアリングを使用し、その内輪を回転軸33に固定し
回転刃32を回転自在に軸支するとともにそのスラスト
方向の力を支持するようにしている。その外輪外周にV
字断面の円周溝(被係合部材)34aを設けている。こ
の円周溝34aはミニチュアベアリング(軸受)34の
外輪に直接設けてもよいし、円周溝34aを設けた円筒
体をミニチュアベアリング34の外輪外周に嵌装しても
よい。また、本実施形態ではミニチュアベアリングを使
用したが、軸受としては回転軸33の外径で回転する焼
結体や樹脂製の固体軸受けでもよい。この場合には軸受
と回転刃がスラスト方向に一体に移動するようにする必
要がある。もとより、固体軸受の場合も円周溝34aは
軸受に一体でもよく円周溝34aを設けた円筒体を嵌装
してもよい。
【0022】ミニチュアベアリング(軸受)34の外輪
は、ばね(付勢手段)36により上向きに付勢され、図
2に示すように蓋フレーム21を閉じたときに円周溝3
4aとこれに嵌合する固定刃31の受け部材37のV字
型受部37aとが圧接するようになっている。回転軸3
3は腕部35aの長孔35bに遊嵌されているので、蓋
フレーム21を閉めた状態では回転軸33は長孔35b
の途中にあり、蓋フレーム21が開いた状態では回転軸
33は長孔35bの上側に押しつけられた状態で止どま
る。
【0023】固定刃31は薄板材から成形されたL字型
断面の長形をなし、L字の一面の端部にほぼ直線の刃先
31aが設けられその切断開始側に案内部31cが設け
られている。L字の他面の台部31bが蓋フレーム21
に固定されて固定刃31が蓋フレーム21に装着されて
いる。台部31bの両端は曲げられて受部材(係合部
材)37を形成し、その先端部にV字型受部(係合部)
37aが設けられている。
【0024】上記構成により、図2に示すようにファク
シミリ装置1の蓋20を閉めると、固定刃31の両端の
受部材(係合部材)37のV字受部(係合部)37aが
回転刃32の軸受34の円周溝34aに嵌入し、円筒軸
受34がばね(付勢手段)36により上向きに付勢され
ているので、V字受部(係合部)37aと円周溝(被係
合部材)34aが圧接される。これにより、固定刃31
と回転刃32の刃先が所定の関係位置に設定される。こ
のときの固定刃31と回転刃32の刃先31aと32a
の関係位置は、待機位置では回転刃先32aの切断開始
側端が固定刃31の案内部31cに接し、回転刃32が
回転してシート材を切断するときは所定の剪断角αと交
差角β(図示せず)が形成されるように配設される。
【0025】前述のように、回転刃32の回転軸33は
腕部35aの長孔35bに遊嵌されているので、蓋フレ
ーム21を開いた状態では回転刃の位置は不安定である
が、蓋フレーム21を閉じると受部材(係合部材)37
と円周溝(被係合部材)34aとにより固定刃と可動刃
の関係位置が固定される。また、ばね(付勢手段)36
は切断時の回転刃の反力に対抗する付勢力を有してお
り、軸受34は回転刃32のスラストを支持しているの
で、切断時に固定刃31と回転刃32の設定位置がずれ
ることはなく安定した切断ができる。
【0026】以下、上記構成の本発明のシート材切断装
置を用いたファクシミリの動作について説明する。ま
ず、図1のように蓋20を開いた状態でロール記録紙S
の端を引き出してプラテンローラ13と固定刃31の上
に置く。この状態で蓋20を閉じると、固定刃31の両
端のV字受部37aが回転刃32の軸受34の円周溝3
4aに嵌入して固定刃31と回転刃32の刃先31aと
32aの関係位置が設定され被切断シート材のセットが
完了する。蓋を閉じた状態でファクシミリが作動すると
プラテンローラ13によりロール記録紙Sが送られなが
ら感熱記録ヘッド23により印字されて、所定の通信が
終了すると切断装置30が作動してロール記録紙Sが切
断される。このとき軸受34は回転刃のスラストを支
え、かつその円周溝34aがばね36によりV字受部3
7aに圧接されるので、切断中にその切断反力によって
も刃先の関係位置がずれることがない。
【0027】上記構成の本発明のシート材切断装置は、
ファクシミリなど機器の蓋を開けて被切断シート材をプ
ラテンローラと固定刃の上に置き、蓋を閉めるだけでシ
ート材のセットが完了し機器の操作の待機状態におくこ
とができ、従来の切断装置のようにシート材のセットた
め回転刃と固定刃の狭い隙間に被切断シート材の端を差
し込む手間を要しない。また、従来の蓋と本体に固定刃
と回転刃を設けた切断装置では、本体と蓋との開閉の支
点と切断装置との間隔が大きいため、蓋を閉めたときの
回転刃と固定刃との取り付け位置にずれが生じて切断が
不安定になるという問題点があったが、本発明の切断装
置では蓋を閉めたときに固定刃の係合部材と回転刃の被
係合部材が係合して両者の関係位置を正確に維持するの
で上記の欠点はなく固定刃と回転刃を同一フレームに装
着した切断装置と同様に安定した切断ができる。さら
に、係合部材と被係合部材は付勢手段であるばねにより
圧接されるので、切断時に反力によりずれが生ずること
がない。
【0028】また、上記のように固定刃と回転刃を分割
しても、その関係位置を正確に維持できるので、回転刃
と固定刃を薄板材から成形して刃物の弾性変形により両
刃先を圧接するようにできる。これにより圧接用のバネ
が省略できコストが低減される。さらに固定刃を薄板材
にすることにより両端の係合部材が一体に成形できるの
で一層コスト低減ができる。
【0029】上記本実施形態では、固定刃を蓋に回転刃
を本体に設けたが、回転刃を蓋に、固定刃を本体に設け
ることも可能である。また、回転刃の被係合部材として
軸受外周の円周溝としたが、図4に示すような円周突起
としても良い。また、固定刃と回転刃の位置決めが固定
刃と回転刃の係合部材と被係合部材の係合により行われ
るので、付勢手段のばねは本体フレームでも蓋フレーム
でも、あるいは両者に付けても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明した様に本発明のシート材切断
装置によれば、ファクシミリやブリンタなどの蓋が開閉
できる機器に搭載したとき、固定刃と回転刃が機器の蓋
と本体に別けて設けられているので、機器の蓋を開けて
収納した被切断シート材を引き出して蓋を閉めるだけで
簡単にシート材の交換セットができる。また、蓋と本体
の開閉支点に多少がたがあったりしても、蓋を閉めたと
きに固定刃の係合部材と回転刃の被係合部材が係合して
圧接されることにより両者の関係位置が正確に維持され
るので、固定刃と回転刃を一体フレームに装着した切断
装置と同様に安定した切断ができる。また、上記のよう
に、固定刃と回転刃の関係位置が正確に維持されるの
で、薄板材の板金加工の回転刃と固定刃が使用できるの
でコストが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリの蓋を開いた状態の本発明実施形
態のシート材切断装置の構成を示す概念図である。
【図2】ファクシミリの蓋を閉じた状態の本発明実施形
態のシート材切断装置の構成を示す概念図である。
【図3】ファクシミリの蓋を閉じた状態の本発明実施形
態のシート材切断装置の詳細を示す図である。
【図4】本発明のシート材切断装置の回転刃の被係合部
材の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ 10 本体 11 本体フレーム 12 シートホルダ 13 プラテンローラ 20 蓋 21 蓋フレーム 22 支点 23 感熱記録ヘッド 30 シート材切断装置 31 固定刃 31a 固定刃先 31b 台部 31c 案内部 32 回転刃 32a 回転刃先 32b 支持腕 33 回転軸 34 軸受(ミニチュアベアリング) 34a 円周溝(被係合部材) 34c 円周突起 35 ホルダ金物 35a 腕部 36 ばね(付勢手段) 37 受部材(係合部材) 37a V字受部 S ロール記録紙(被切断シート材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を支点として開閉される蓋フレーム
    と本体フレームとを備えた機器に搭載される固定刃と回
    転刃の刃先を交差させてシート材を切断するシート材切
    断装置において、固定刃と回転刃のいずれか一方の刃が
    蓋フレームに他方の刃が本体フレームに装着され、前記
    蓋フレームを閉じたときに前記固定刃と回転刃の刃先が
    所定関係位置に配設されるように係合する係合部材と被
    係合部材が前記固定刃と回転刃に設けられ、かつ前記係
    合した係合部材と被係合部材を圧接させるように付勢す
    る付勢手段が設けられたことを特徴とするシート材切断
    装置。
  2. 【請求項2】 前記回転刃の被係合部材は該回転刃の両
    端を軸支する軸受外周円筒部に設けられた円周溝または
    円周突起からなり、前記固定刃の係合部材は前記回転刃
    両端の軸受円筒部の円周溝または円周突起に係合するV
    字型受部を有する受部材からなることを特徴とする請求
    項1に記載のシート材切断装置。
  3. 【請求項3】 前記固定刃と回転刃は薄板材から成形さ
    れ、前記受部材は前記固定刃の両端に一体に成形された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシート材切
    断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100363621B1 (ko) * 1999-07-16 2002-12-05 서정원 밴드나이프절개기

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KR100363621B1 (ko) * 1999-07-16 2002-12-05 서정원 밴드나이프절개기

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