JPH1155656A

JPH1155656A - 車両側方監視装置

Info

Publication number: JPH1155656A
Application number: JP9212070A
Authority: JP
Inventors: Haruo Kogane; 金春夫小; Mitsusada Sugimoto; 本光禎杉; Satoru Masuda; 田悟増
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1997-08-06
Filing date: 1997-08-06
Publication date: 1999-02-26

Abstract

(57)【要約】【課題】走行中にカメラ映像を非表示とすることがで
き、車両前方の両側方または後方の映像を運転操作に連
動して簡単に切り替えられるようにする。【解決手段】車両前方の両側に設置したビデオカメラ
１、２からの映像を、それぞれ単独で表示する場合と交
互に切り替えて表示する場合とを外部スイッチ１２によ
り設定する。また、後進検出器１０により後進を検出す
ると、後方監視カメラ１３が撮像した後方映像を表示す
る。制御回路７は、映像切替器５を制御してカメラ映像
を切り替え、また速度検出判断制御回路３が検出した速
度情報を基に、判断制御回路１１が映像切替器６を制御
して、停止時または低速時にのみカメラ映像を表示装置
に表示する。また同期分離回路１４により垂直同期信号
を分離することにより、故障したカメラを特定すること
ができ、文字重畳回路９によりその旨を文字または記号
により表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両前方の
両側部に配置した２台のビデオカメラによる映像によっ
て、壁、物陰などによる交差点の死角を防ぐための車両
側方監視装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の車両監視装置としては、
特開平７−２１５１３０号後方に開示されたものが知ら
れており、その構成を図１４に示す。図１４において、
自動車の各部に設置されたカメラ１０１、１０２、１０
３、１０４から出力された画像信号は、ウインカー方向
検出手段１０５、ハンドル方向検出手段１０６、指示入
力手段１０７などの運転状態検出手段からの情報を制御
信号とする切り替え制御手段１０８により選択され、画
像表示手段１０９に表示される。自動車の運転者は、カ
メラ１０１〜１０４により得られた周囲の画像のうち、
必要な画像を画像表示手段１０９によって容易に確認す
ることができ、自動車の運航を安全に行うための補助を
得ることができる。このようなウインカーに連動する監
視装置の他に、ビデオカメラを車両後部に設置し、後進
ギアまたはバックアップランプ等の信号を検出して、カ
メラ入力映像とその他の外部映像信号とを切り替え、そ
の出力を表示装置に表示することで、後退時の安全を確
保する装置もある。また、交差点進入時に対する監視装
置としては、光学的な手段によって１台のビデオカメラ
に左右の映像を結像して、車両前方の左右の状況を監視
する装置も知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウインカーに連動する監視装置では、直進走行中に
は使用することができず、また、交差点等においてウイ
ンカーの指示方向とは反対側の映像が安全確認のために
重要な場合、ウインカーを反対側に向けることはでき
ず、使い勝手がよくないという問題があった。また、２
台以上のビデオカメラを接続するため、切り替え装置を
増設するだけでは、相互の表示関係が連動せずに個別制
御となり、操作性がよくないという問題があった。さら
に、光学的な手段によって１台のカメラに左右の映像を
結像させることは、車両前面よりも前の角度の映像しか
撮像できず、片側一映像当たりの表示面積の減少、撮像
の解像度の減少、奥行および距離感の減少等の問題があ
った。

【０００４】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、走行中でも任意に非表示とすることがで
き、車両前方の両側方または後方の映像を簡単に切り替
えられ、その切替表示を運転操作に連動して行えるよう
にした車両側方監視装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、車両前方の両側に設置したビデオカメラ
からの映像を、それぞれ単独で表示する場合と交互に切
り替えて表示する場合とを運転者が任意に選択できるよ
うにし、さらに車両後方の映像を表示したり、複数の撮
像手段が撮像した映像を合成した画像を表示できるよう
にしたものであり、１つの表示装置に異なる方向の複数
の映像を表示することができ、安全確認を容易かつ確実
に行うことができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、車両前方の一方の側方を撮像する第１の撮像手段
と、車両前方の他方の側方を撮像する第２の撮像手段
と、車両の複数の予め設定された低速度を独立に検出し
て出力する速度検出判断制御手段と、前記第１および第
２の撮像手段の電源をオン、オフする電源供給手段と、
前記第１および第２の撮像手段で撮像した映像を切り替
える第１の映像切替手段と、外部映像入力端子を有して
前記第１の映像切替手段の出力と外部映像入力とを切り
替える第２の映像切替手段と、前記速度検出判断制御手
段の検出値に応じて予め定められた条件と外部スイッチ
により設定された条件とに基づいて、前記第１の映像切
替手段を予め定めた時間の経過条件により右固定または
左固定または左右交互に切り替える制御手段とを備え、
車両が停止または徐行状態の時に限って自動的に表示を
開始し、車両前方の両側方の映像を切り替えて表示する
ことを特徴とする車両側方監視装置であり、車両の高速
走行時には非表示とし、車両が停止または徐行状態の時
に限って自動的に表示を開始するので安全であり、ま
た、車両前方の左右の画像を単独で表示したり、交互に
切り替えて表示したりするのを運転者が任意に選択する
ことができ、１つの表示装置に異なる方向の複数の映像
を表示することができ、安全確認を容易かつ確実に行う
ことができるという作用を有する。

【０００７】本発明の請求項２に記載の発明は、前記第
１の映像切替手段の出力を監視して映像信号の有無を検
出し、その結果を前記制御手段に入力する映像検出手段
を備えたことを特徴とする請求項１記載の車両側方監視
装置であり、２つの撮像手段のうちいずれの撮像手段が
故障したかを判断できるので、故障してない方の撮像手
段により継続して側方監視を行うことができるという作
用を有する。

【０００８】本発明の請求項３に記載の発明は、前記制
御手段の制御指示に対応する文字または記号信号を前記
第１の映像切替手段の出力に重畳して前記第２の映像切
替手段に入力する文字重畳手段を備えたことを特徴とす
る請求項１記載の車両側方監視装置であり、現在表示さ
れている映像がいずれの撮像手段からのものであるかを
表示できるので、画面表示が理解しやすいという作用を
有する。

【０００９】本発明の請求項４に記載の発明は、前記第
１の映像切替手段の出力を監視して映像信号の有無を検
出し、その結果を前記制御手段に入力する映像検出手段
と、前記制御手段の制御指示に対応する文字または記号
信号を前記第１の映像切替手段の出力に重畳して前記第
２の映像切替手段に入力する文字重畳手段とを備えたこ
とを特徴とする請求項１記載の車両側方監視装置であ
り、いずれか一方の撮像手段が故障した場合でも、現在
表示されている映像がいずれの撮像手段からのものであ
るかを表示できるので、画面表示が理解しやすいという
作用を有する。

【００１０】本発明の請求項５に記載の発明は、後進ギ
アに入ったことを検知する後進検出手段を備え、その出
力を前記速度検出判断制御手段に加えることにより、後
進ギアが入った時は前記撮像手段からの映像を非表示と
することを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載
の車両側方監視装置であり、後進操作に連動して前方側
方の映像を非表示とするので、画面表示が理解しやすい
という作用を有する。

【００１１】本発明の請求項６に記載の発明は、車両前
方の一方の側方を撮像する第１の撮像手段と、車両の後
方を撮像する第２の撮像手段と、車両の複数の予め設定
された低速度を独立に検出して出力する速度検出判断制
御手段と、前記第１および第２の撮像手段の電源をオ
ン、オフする電源供給手段と、前記第１および第２の撮
像手段で撮像した映像を切り替える第１の映像切替手段
と、外部映像入力端子を有して前記第１の映像切替手段
の出力と外部映像入力とを切り替える第２の映像切替手
段と、後進ギアに入ったことを検知する後進検出手段
と、前記速度検出判断制御手段の検出値に応じて予め定
められた条件と外部スイッチにより設定された条件およ
び前記後進検出手段からの信号に基づいて前記第２の映
像切替手段に対する切替制御を行う判断制御手段と、前
記判断制御手段の出力に基づいて前記第１の映像切替手
段を予め定めた時間の経過条件により右固定または左固
定または左右交互に切り替える制御手段とを備え、車両
が停止または徐行状態の時に限って自動的に表示を開始
し、通常は車両前方一側方を表示するとともに、後進ギ
アが入った時は車両の後方を表示することを特徴とする
車両側方監視装置であり、運転操作に連動して車両前方
一側方および車両後方の映像を表示できるという作用を
有する。

【００１２】本発明の請求項７に記載の発明は、車両前
方の一方の側方を撮像する第１の撮像手段と、車両前方
の他方の側方を撮像する第２の撮像手段と、車両の後方
を撮像する第３の撮像手段と、車両の複数の予め設定さ
れた低速度を独立に検出して出力する速度検出判断制御
手段と、前記第１、第２および第３の撮像手段の電源を
オン、オフする電源供給手段と、前記第１、第２および
第３の撮像手段で撮像した映像を切り替える第１の映像
切替手段と、外部映像入力端子を有して前記第１の映像
切替手段の出力と外部映像入力とを切り替える第２の映
像切替手段と、後進ギアに入ったことを検知する後進検
出手段と、前記速度検出判断制御手段の検出値に応じて
予め定められた条件と外部スイッチにより設定された条
件および前記後進検出手段からの信号に基づいて前記第
２の映像切替手段に対する切替制御を行う判断制御手段
と、前記判断制御手段の出力に基づいて前記第１の映像
切替手段を予め定めた時間の経過条件により右固定また
は左固定または左右交互に切り替える制御手段とを備
え、車両が停止または徐行状態の時に限って自動的に表
示を開始し、通常は車両前方の右側方または左側方また
は交互に表示するとともに、後進ギアが入った時は車両
の後方を表示することを特徴とする車両側方監視装置で
あり、運転操作に連動して車両の前方側方の両側および
後方の映像を表示できるという作用を有する。

【００１３】本発明の請求項８に記載の発明は、前記第
１、第２および第３の撮像手段の回路にフレームリセッ
トパルス入力を設け、現在表示している撮像手段側の垂
直同期信号を映像信号から分離して前記制御手段に入力
する同期信号分離手段を備えたことを特徴とする請求項
７記載の車両側方監視装置であり、３つの撮像手段のう
ちいずれの撮像手段が故障したかを判断できるので、故
障してない方の撮像手段により継続して側方監視を行う
ことができるという作用を有する。

【００１４】本発明の請求項９に記載の発明は、少なく
とも前記制御手段の制御指示に対応する文字信号または
記号信号を前記第１の映像切替手段の出力に重畳して前
記第２の映像切替手段に入力する文字重畳手段を備えた
ことを特徴とする請求項５から８のいずれかに記載の車
両側方監視装置であり、監視可能な撮像手段がいずれで
あるか、また表示中の画像がいずれの撮像手段のもので
あるかを表示できるので、画像表示が理解しやすいとい
う作用を有する。

【００１５】本発明の請求項１０に記載の発明は、車両
前方の一方の側方を撮像する第１の撮像手段と、車両前
方の他方の側方を撮像する第２の撮像手段と、車両の後
方を撮像する第３の撮像手段と、車両の複数の予め設定
された低速度を独立に検出して出力する速度検出判断制
御手段と、前記第１、第２および第３の撮像手段の電源
をオン、オフする電源供給手段と、前記第１、第２およ
び第３の撮像手段で撮像した映像を１つの映像に合成す
る映像合成手段と、外部映像入力端子を有して前記映像
合成手段の出力と外部映像入力とを切り替える映像切替
手段と、後進ギアに入ったことを検知する後進検出手段
と、前記速度検出判断制御手段の検出値に応じて予め定
められた条件と外部スイッチにより設定された条件およ
び前記後進検出手段からの信号に基づいて前記映像切替
手段に対する切替制御を行う判断制御手段と、前記判断
制御手段の出力に基づいて前記映像合成手段の合成制御
を行う制御手段とを備え、車両が停止または徐行状態の
時に限って自動的に表示を開始し、車両前方側方および
後方の映像を適宜合成して切替表示することを特徴とす
る車両側方監視装置であり、複数の撮像手段により撮像
した映像を画像合成により小画面に合成して表示できる
という作用を有する。

【００１６】（実施の形態１）図１は本発明の請求項１
に対応する実施の形態１における車両側方監視装置の構
成を示すものである。図１において、１は固体撮像素子
を用いたＣＣＤカメラであり、車両前方右側方を撮像す
る。２は同じく固体撮像素子を用いたＣＣＤカメラであ
り、車両前方左側方を撮像する。３は速度検出判断制御
回路であり、車両の速度を計測できる出力軸に取り付け
られた速度メータ用信号発生器（図示せず）からの信号
を入力し、図３に示すように、車両の予め設定された複
数の低速度を独立に検出して出力する。この速度検出判
断制御回路３は、信号の変化点を基に時間間隔を計測す
るものであり、時間間隔の計測は、低速度においては十
分広いため、検出の際の反応時間の点からも好ましい。
４は電源供給回路であり、速度検出判断制御回路３から
の指示信号を受けてＣＣＤカメラ１と２の電源をオン、
オフする。５は第１の映像切替器であり、ＣＣＤカメラ
１と２が撮像した映像を切り替える。６は第２の映像切
替器であり、第１の映像切替器５の出力と外部映像入力
とを切り替え、その映像出力を表示装置（図示されず）
に送って映像を表示する。７は制御回路であり、速度検
出判断制御回路３の検出値に応じて定められた条件と、
図２に示すような外部スイッチ１２の入力に基づいて定
められた条件とにより、第１の映像切替手段５を予め定
められた時間条件により、例えば１秒経過毎に右固定ま
たは左固定または左右交互に切り替える制御を行う。１
２は外部スイッチであり、図２（ａ）のように、左カメ
ラ、左右交互、右カメラ、全機能の４個のスイッチを備
え、それぞれのスイッチを組み合わせて押すことによ
り、図２（ｂ）のように、左カメラを選択する条件、右
カメラを選択する条件、左右のカメラを交互に選択する
条件、カメラによる表示を強制的にオフする条件の４つ
の条件を設定することができる。

【００１７】次に上記実施の形態１の動作について説明
する。速度検出判断制御回路３は、自身が検出した車両
速度および外部スイッチ１２により設定された条件に基
づいて、電源供給回路４に対するＣＣＤカメラ１、２へ
の電源供給の指示、制御回路７に対する図２の条件に対
応した切替制御、および第２の映像切替器６に対する図
３の条件に対応した切替制御を行う。図３に示すよう
に、車両速度がゼロすなわち停止状態から加速して一定
の速度までは、電源供給回路４に電源オンの指示を送っ
てＣＣＤカメラ１、２を動作させるとともに、第２の映
像切替器６に対してＣＣＤカメラ１、２の映像を表示す
るように指示を送る。車両速度が表示オフ速度に達する
と、第２の映像切替器６に、カメラ表示でなく外部映像
を表示するように指示を送る。外部映像とは、テレビジ
ョン信号やナビゲーション装置からの情報、ＶＩＣＳ、
ＡＴＩＳ等の情報、その他の情報である。車両速度がさ
らに上昇して電源オン・オフ速度を越えると、電源供給
回路４に対して電源オフの指示を送り、電源供給回路４
がＣＣＤカメラ１と２の電源を停止する。この時、短い
時間内に頻繁にオン、オフを繰り返さないように、電源
をオフする指示を一定期間遅らせるようにしてもよい。
その後、車両速度が減速して再び電源オン・オフ速度以
下になると、電源供給回路４を介してＣＣＤカメラ１、
２に電源を供給し、映像を出力させる。さらに車両速度
が低下して表示オン速度に達すると、第２の映像切替器
６にカメラ表示を選択するように指示するとともに、制
御回路７に第１の映像切替器５の制御を開始するように
指示する。制御回路７が外部スイッチ１２などの設定条
件と、制御を開始した時間からの予め設定された時間間
隔によって、第１の映像切替器５を制御し、２台のカメ
ラ１、２の映像について右固定、左固定、または左右交
互の表示のいずれかを選択し、表示装置に表示させる。

【００１８】このように、上記実施の形態１によれば、
車両が停止または徐行状態の時に限って自動的に表示を
開始し、外部スイッチ１２の入力条件に従って、２台の
カメラ１、２からの映像を右固定、左固定、左右交互に
切り替えて表示するので、１つの表示画面に複数の映像
を表示することができる。また、表示装置に映像を画面
サイズを縮小することなく表示することができ、かつ映
像の表示の切り替えを車両のハンドルから手を離すこと
なく、車両走行中に、車両速度に連動して容易に切り替
えることができる。また、カメラ１、２による映像確認
を停止時または低速時のみ行うようにしたので、車両の
蓄電池などの消費電力を必要最小限に抑えることができ
る。

【００１９】（実施の形態２）図４は本発明の請求項２
に対応する実施の形態２における車両側方監視装置の構
成を示すものである。本実施の形態２は、上記実施の形
態１の構成に映像検出器８を加えたものであり、他の構
成は実施の形態１と同じなので、同じ構成要素には同じ
符号を付して重複した説明は省略する。映像検出器８
は、第１の映像切替器５の出力からＣＣＤカメラ１、２
からの信号を監視して映像の有無を検出し、制御回路７
に出力するものである。なお、映像検出器８は、映像が
複合同期信号の場合は、映像から同期信号を分離して出
力する同期分離回路で構成してもよく、同期信号の有無
の検出に置き換えてもよい。

【００２０】本実施の形態２における動作は、基本的に
は実施の形態１と同じであり、異なるのは、映像検出器
８の出力を制御回路７に入力して、第１の映像切替器５
の切替動作を制御することである。これにより、左右ど
ちらかのＣＣＤカメラが故障した場合や、衝突事故など
により片方のＣＣＤカメラの映像が出力できない場合
に、映像を出力できる方のＣＣＤカメラを選択して、継
続して側方監視を行うことができる。

【００２１】（実施の形態３）図５は本発明の請求項３
に対応する実施の形態３における車両側方監視装置の構
成を示すものである。本実施の形態３は、上記実施の形
態１の構成に文字重畳回路９を加えたものであり、他の
構成は実施の形態１と同じなので、同じ構成要素には同
じ符号を付して重複した説明は省略する。文字重畳回路
９は、ＣＣＤカメラ１、２からの信号に、制御回路７の
動作指示に応じた文字信号または記号信号を映像信号に
重ねて出力するものである。これにより、制御回路７が
第１の映像切替器５を制御して、右側のＣＣＤカメラ１
を選択した場合は右側のカメラである旨の表示を行い、
左側のＣＣＤカメラ２を選択した場合は左側のカメラで
ある旨の表示を行い、左右のカメラを交互に表示する条
件を選択した場合はその旨の表示を行うことができ、現
在どのような映像が表示されているかを容易に知ること
ができる。

【００２２】（実施の形態４）図６は本発明の請求項４
に対応する実施の形態４における車両側方監視装置の構
成を示すものである。本実施の形態４は、上記実施の形
態１の構成に映像検出器８および文字重畳回路９を加え
たものであり、他の構成は実施の形態１と同じなので、
同じ構成要素には同じ符号を付して重複した説明は省略
する。映像検出器８は、第１の映像切替器５の出力から
ＣＣＤカメラ１、２からの信号を監視して映像の有無を
検出し、制御回路７に出力するものであり、文字重畳回
路９は、ＣＣＤカメラ１、２からの信号に、制御回路７
の動作指示に応じた文字信号または記号信号を映像信号
に重ねて出力するものである。これにより、左右どちら
かのＣＣＤカメラが故障した場合に、映像を出力できる
方のＣＣＤカメラを選択して、継続して側方監視を行う
ことができる。また、現在どのＣＣＤカメラからの映像
が表示されているかを文字や記号等により容易に知るこ
とができる。さらに障害が発生した場合にその旨の表示
することができる。障害が発生した場合に、その旨を表
示するかどうかを外部スイッチ１２で設定できるように
してもよい。

【００２３】（実施の形態５）図７は本発明の請求項５
に対応する実施の形態５における車両側方監視装置の構
成を示すものである。本実施の形態５は、上記実施の形
態１の構成に後進検出器１０を加えたものであり、他の
構成は実施の形態１と同じなので、同じ構成要素には同
じ符号を付して重複した説明は省略する。後進検出器１
０は、後進ギア入力を検出して速度検出判断制御回路３
に入力するものである。速度検出判断制御回路３は、後
進検出器１０から後進検出信号を受け取ると、第２の映
像切替器６を外部映像入力に切り替えて表示させ、後進
検出信号の入力がなくなると、もとの前方側方の監視モ
ードに復帰する。このように、本実施の形態５によれ
ば、車両が後進する場合は、映像を外部映像に切り替え
るので、表示画像を見やすくでき、誤解や混同を防ぐこ
とができる。

【００２４】（実施の形態６）図８は本発明の請求項６
に対応する実施の形態６における車両側方監視装置の構
成を示すものである。本実施の形態６は、上記実施の形
態１におけるＣＣＤカメラ２の代わりに（またはＣＣＤ
カメラ１の代わりに）、車両後部に後方監視用のＣＣＤ
カメラ１３を設けるとともに、後進ギア入力を検出して
速度検出判断制御回路３に入力する後進検出器１０と、
速度検出判断制御回路３の検出値に応じて予め定められ
た条件と外部スイッチ１２により設定された条件および
後進検出器１０からの信号に基づいて第２の映像切替器
６に対する切替制御を行う判断制御回路１１を加えたも
のである。他の構成は実施の形態１と同じなので、同じ
構成要素には同じ符号を付して重複した説明は省略す
る。

【００２５】判断制御回路１１は、後進検出器１０から
後進検出信号を受け取ると、制御回路７を介して第１の
映像切替器５を制御して後方監視用ＣＣＤカメラ１３か
らの映像を選択するように指示するとともに、第２の映
像切替器６を制御して後方監視用ＣＣＤカメラ１３から
の映像に切り替えて表示させる。後進検出信号の入力が
なくなると、もとの前方側方の監視モードに復帰する。
このように、本実施の形態６によれば、車両が後進する
場合は、車両後方の映像に切り替えるので、車両後方の
安全確認を行うことができる。

【００２６】（実施の形態７）図９は本発明の請求項７
に対応する実施の形態７における車両側方監視装置の構
成を示すものである。本実施の形態７は、上記実施の形
態１の構成に、後方監視用のＣＣＤカメラ１３を車両後
部に設けるとともに、後進ギア入力を検出して速度検出
判断制御回路３に入力する後進検出器１０と、速度検出
判断制御回路３の検出値に応じて予め定められた条件と
外部スイッチ１２により設定された条件および後進検出
器１０からの信号に基づいて第２の映像切替器６に対す
る切替制御を行う判断制御回路１１を加えたものであ
る。他の構成は実施の形態１と同じなので、同じ構成要
素には同じ符号を付して重複した説明は省略する。

【００２７】判断制御回路１１は、後進検出器１０から
後進検出信号を受け取ると、制御回路７を介して第１の
映像切替器５を制御して後方監視用ＣＣＤカメラ１３か
らの映像を選択するように指示するとともに、第２の映
像切替器６を制御して後方監視用ＣＣＤカメラ１３から
の映像に切り替えて表示させる。後進検出信号の入力が
なくなると、もとの前方側方の監視モードに復帰する。
このように、本実施の形態６によれば、実施の形態１の
効果に加え、車両が後進する場合は、車両後方の映像に
切り替えるので、車両後方の安全確認を行うことができ
る。

【００２８】（実施の形態８）図１０は本発明の請求項
８に対応する実施の形態８における車両側方監視装置の
構成を示すものである。本実施の形態８は、上記実施の
形態７の構成に、ＣＣＤカメラ１、２または１３の映像
信号から同期信号を分離する同期信号分離回路１４を加
えたものである。他の構成は実施の形態７と同じなの
で、同じ構成要素には同じ符号を付して重複した説明は
省略する。

【００２９】同期信号分離回路１４は、ＣＣＤカメラ
１、２または１３の映像信号からフレーム同期信号を分
離する。現在表示しているカメラからの垂直同期信号を
映像信号から分離した同期信号分離回路１４からの信号
に基づいて、制御回路７は、現在表示していない方のカ
メラにフレームリセットパルス信号を適宜出力するとと
もに、同期信号分離回路１４からの信号により映像の有
無を判断してその出力を制御回路７に入力することによ
り、第１の映像切替器５の切替動作を制御する。これに
より、左右どちらかのＣＣＤカメラが故障した場合や、
衝突事故などにより片方のＣＣＤカメラの映像が出力で
きない場合に、映像を出力できる方のＣＣＤカメラを選
択して、継続して側方監視を行うことができ、フレーム
リセットをかけるカメラ映像信号が一定時間ない場合で
も、少なくとも正常なカメラの映像を表示することがで
きる。

【００３０】（実施の形態９）本発明の請求項９に対応
する実施の形態９は、上記実施の形態５から８に説明し
た車両側方監視装置に、実施の形態３で説明した文字重
畳回路９を少なくとも追加したものであり、ここでは、
図１１に示すように、実施の形態８の構成に文字重畳回
路９を加えた構成について説明する。文字重畳回路９
は、ＣＣＤカメラ１、２または１３からの信号に、制御
回路７の動作指示に応じた文字信号または記号信号を映
像信号に重ねて出力するものである。これにより、制御
回路７が第１の映像切替器５を制御して、右側のＣＣＤ
カメラ１を選択した場合は右側のカメラである旨の表示
を行い、左側のＣＣＤカメラ２を選択した場合は左側の
カメラである旨の表示を行い、左右のカメラを交互に表
示する条件を選択した場合はその旨の表示を行い、後方
のカメラ１３を選択した場合は後方のカメラである旨の
表示を行うことができ、現在どのカメラからの映像が表
示されているかを容易に知ることができる。

【００３１】（実施の形態１０）図１２は本発明の請求
項１０に対応する実施の形態１０における車両側方監視
装置の構成を示すものである。本実施の形態１０は、上
記実施の形態７における第１の画像切替器５の代わり
に、ＣＣＤカメラ１、２、１３からの映像を１つの映像
に合成する画像合成回路１５を備えたものであり、他の
構成は実施の形態７と同じなので、同じ構成要素には同
じ符号を付して重複した説明を省略する。

【００３２】画像合成回路１５は、図１３に示すよう
に、メモリ制御回路１６、後方カメラ用のＡ／Ｄコンバ
ータ１７、左カメラ用Ａ／Ｄコンバータ１８、右カメラ
用Ａ／Ｄコンバータ１９、映像信号を出力するＤ／Ａコ
ンバータ２０、１フレーム画像を記憶する映像メモリ２
１、切り替え同期信号を発生する同期信号発生回路２２
からなる。各ＣＣＤカメラ１、２、１３からの映像信号
は、それぞれＡ／Ｄコンバータ１７、１８、１９により
ディジタル信号に変換されて、メモリ制御回路１６を通
じて映像メモリ２１に蓄積される。その際、同期信号発
生回路２２からの同期信号により各カメラとの間で同期
が取られる。映像メモリ２１に蓄積されたデータは、メ
モリ制御回路１６の制御に基づいて合成され、読み出さ
れてＤ／Ａコンバータ２０によりアナログ信号に変換さ
れ、図１２の映像切替器６に出力される。

【００３３】このように、本実施の形態１０によれば、
請求項７の効果に加え、車両前方側方および後方の映像
を適宜小画面に合成して表示できるとともに、全体画面
を表示することもでき、必要な映像の表示面積を認識し
やすい大きさに保ったまま、自動的に表示することがで
きる。なお、本実施の形態においても、実施の形態４の
ような映像検出器８や文字重畳回路９を加えることがで
きる。

【００３４】なお、上記実施の形態６から１０におい
て、後方監視用ＣＣＤカメラ１３の電源を電源供給回路
４により制御するように構成しているが、電源を入れた
ままの状態にしておくことも可能である。また、後進検
出器１０は、バックアップランプや計器パネルの後進状
態表示装置からの信号入力、または車両ＬＡＮを通じて
の通信により取得してもよい。

【００３５】また、実施の形態２、４における映像検出
器８は、第１の映像切替器５の後段に設けているが、Ｃ
ＣＤカメラ１、２の直後に設けてもよい。この場合、回
路量が増える欠点と映像を切り替える前に信号の有無が
検出できる利点があるが、切り替えたカメラの対象が明
確なためと通常運用では不要なため、大きさ差とはなら
ない。

【００３６】また、以上の説明では、速度検出判断制御
回路３、制御回路７、映像検出器８、後進検出器１０、
判断制御回路１１等の回路で構成したが、各回路をプロ
グラム化して、信号処理装置、例えばそのプログラムを
内蔵したマイクロコンピュータ上で実現してもよい。さ
らに、完全に左、右または後方の映像のどちらかを切り
替えるのではなく、この切り替え信号を用いて、実施の
形態１０に示した小画面と全体画面を合成して、大小の
画面を入れ替えるようにしてもよく、これはフレームリ
セットを用いて同期させて映像を入力することにより、
メモリ蓄積と表示の技術を用いて容易に実施することが
できる。さらに、右折、左折時の方向指示器に連動して
左右画像の切り替えるようにしてもよく、これはウイン
カーからの信号を取り出し、処理条件に加えるだけで容
易に実施でき、例えば、左右の切り替え時間に差を付け
て曲がる方向を優先的に表示することもできる。さら
に、外部スイッチ１２の信号の代わりに、ナビゲーショ
ン等の地図情報、交差点情報を入力してもよく、切り替
え条件を変更すれば、強制的に道路状況やその他の制御
装置からの表示条件を加えることもできる。

【００３７】

【発明の効果】本発明の請求項１に記載の発明によれ
ば、制御回路が２台の撮像手段からの映像を選択するた
め、表示装置に画面サイズを縮小することなくカメラ映
像を表示することができ、かつ車両速度を検出すること
で表示を開始または終了し、時間と外部スイッチの条件
を加味して制御することで、使用状況に応じた左右の映
像を同一の表示装置に独立して表示することができ、運
転の妨げとならない範囲で切り替えを自動化できるとと
もに、視認性とも両立させることができる。また、車両
速度により映像を表示し、かつ車両速度の上昇により非
表示とし、車両の操舵、ギアチェンジ操作から手を離す
ことなく、車両前方側方の安全確認の補助とすることが
できる。さらに、予め定めた一定速度以上での走行中
は、カメラ映像を出力しないようにしたので、運転の安
全を確保することができる。さらに、車両速度を検出し
て、前もってカメラの電源を入れる制御を行うことで、
車両の蓄電池などの消費電力を必要最小限度に抑えるこ
とができる。また、外部スイッチの条件によって、渋滞
などにおいて映像の自動表示機能が明らかに不要な時
は、強制的にオフにすることができる。

【００３８】本発明の請求項２に記載の発明によれば、
上記請求項１に対して、２台の撮像手段からの信号を監
視して信号の有無を検出することで、映像入力のない方
のカメラを選択することがなく、監視可能な方のカメラ
映像を用いて監視を継続することができる。

【００３９】本発明の請求項３に記載の発明によれば、
選択された映像が障害等の原因により視野が狭まった状
態や左右が似たような映像状態、目視とカメラ映像とを
比較して左右どちらの映像か判断が難しい状態でも、文
字表示または記号表示によって容易にどちらのカメラ映
像かを識別することができる。

【００４０】本発明の請求項４に記載の発明によれば、
請求項２と３の効果を合わせ持ち、少なくとも監視可能
なカメラによって監視を継続できるとともに、映像監視
可能なカメラの映像がどれであるか、または表示中のカ
メラ映像がどれであるかを、画面に表示する文字または
記号により容易に識別することができる。

【００４１】本発明の請求項５に記載の発明によれば、
車両停止または低速走行中には車両前方両側方の映像を
表示し、後進ギアが入ったことが検出された場合には外
部の映像を優先表示するので、既存のシステムに後部監
視映像を表示する機能が付いている場合には、車両運転
者が後進ギアを操作するだけで外部の映像を切り替える
ことができる。

【００４２】本発明の請求項６に記載の発明によれば、
車両停止または低速走行中には車両前方一側方の映像を
表示し、後進ギアが入ったことが検出された場合には車
両後方の映像を優先表示するので、車両運転者が後進ギ
アを操作することにより、前後の映像を車両の移動方向
と同様に自動的に選択することができ、また、車両が停
止している場合はギアのみの操作により映像を自動的に
切り替えることができる。

【００４３】本発明の請求項７に記載の発明によれば、
車両停止または低速走行中には車両前方の左右両側方の
映像を表示し、後進ギアが入ったことが検出された場合
には車両後方の映像を優先表示するので、車両運転者が
後進ギアを操作することにより、前後の映像を車両の移
動方向と同様に自動的に選択することができ、また、車
両が停止している場合はギアのみの操作により映像を自
動的に切り替えることができる。

【００４４】本発明の請求項８に記載の発明によれば、
できるだけ小型化したいカメラに外部同期回路用の信号
分離回路やＰＬＬ回路等を追加することなく、同一のタ
イミングで画像出力させるとともに、同期帰線期間内に
切り替えるタイミングを揃えることにより、左右どちら
かのカメラ映像が出力されなくても、画面が乱れること
なく、監視可能なカメラ映像に切り替えて監視を継続す
ることができる。

【００４５】本発明の請求項９に記載の発明は、請求項
３と同様に、選択された映像が障害等の原因により視野
が狭まった状態や左右が似たような映像状態、目視とカ
メラ映像とを比較して左右どちらの映像か判断が難しい
状態でも、文字表示または記号表示によって容易にカメ
ラ映像を識別することができる。

【００４６】本発明の請求項１０に記載の発明は、複数
の撮像手段で撮像した映像を画像合成により、小画面と
全体画面のどちらかで表示するとともに、それらを入れ
替え制御することにより、前方側方と後方のカメラ映像
を広範に選択することができる。また、小画面を複数選
択することで、他の車両、障害物等の情報を多く表示す
ることができ、かつ、必要な映像の表示面積を認識しや
すい大きさに保ったまま、自動的に表示を切り替えるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１における車両側方監視装
置の構成を示すブロック図

【図２】（ａ）実施の形態１における外部スイッチの正
面図（ｂ）実施の形態１における外部スイッチの動作を示す
一覧図

【図３】実施の形態１における速度検出判断制御回路の
動作を示すタイミング図

【図４】本発明の実施の形態２における車両側方監視装
置の構成を示すブロック図

【図５】本発明の実施の形態３における車両側方監視装
置の構成を示すブロック図

【図６】本発明の実施の形態４における車両側方監視装
置の構成を示すブロック図

【図７】本発明の実施の形態５における車両側方監視装
置の構成を示すブロック図

【図８】本発明の実施の形態６における車両側方監視装
置の構成を示すブロック図

【図９】本発明の実施の形態７における車両側方監視装
置の構成を示すブロック図

【図１０】本発明の実施の形態８における車両側方監視
装置の構成を示すブロック図

【図１１】本発明の実施の形態９における車両側方監視
装置の構成を示すブロック図

【図１２】本発明の実施の形態１０における車両側方監
視装置の構成を示すブロック図

【図１３】実施の形態１０における画像合成回路の構成
を示すブロック図

【図１４】従来の車両監視装置の構成を示すブロック図

【符号の説明】

１右側方のＣＣＤカメラ２左側方のＣＣＤカメラ３速度検出判断制御回路４電源供給回路５第１の映像切替器６第２の映像切替器７制御回路８映像検出器９文字重畳回路１０後進検出器１１判断制御回路１２外部スイッチ１３後方のＣＣＤカメラ１４同期信号分離回路１５画像合成回路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号ＦＩＨ０４Ｎ 5/278 Ｈ０４Ｎ 5/278

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】車両前方の一方の側方を撮像する第１の
撮像手段と、車両前方の他方の側方を撮像する第２の撮
像手段と、車両の複数の予め設定された低速度を独立に
検出して出力する速度検出判断制御手段と、前記第１お
よび第２の撮像手段の電源をオン、オフする電源供給手
段と、前記第１および第２の撮像手段で撮像した映像を
切り替える第１の映像切替手段と、外部映像入力端子を
有して前記第１の映像切替手段の出力と外部映像入力と
を切り替える第２の映像切替手段と、前記速度検出判断
制御手段の検出値に応じて予め定められた条件と外部ス
イッチにより設定された条件とに基づいて、前記第１の
映像切替手段を予め定めた時間の経過条件により右固定
または左固定または左右交互に切り替える制御手段とを
備え、車両が停止または徐行状態の時に限って自動的に
表示を開始し、車両前方の両側方の映像を切り替えて表
示することを特徴とする車両側方監視装置。
【請求項２】前記第１の映像切替手段の出力を監視し
て映像信号の有無を検出し、その結果を前記制御手段に
入力する映像検出手段を備えたことを特徴とする請求項
１記載の車両側方監視装置。
【請求項３】前記制御手段の制御指示に対応する文字
信号または記号信号を前記第１の映像切替手段の出力に
重畳して前記第２の映像切替手段に入力する文字重畳手
段を備えたことを特徴とする請求項１記載の車両側方監
視装置。
【請求項４】前記第１の映像切替手段の出力を監視し
て映像信号の有無を検出し、その結果を前記制御手段に
入力する映像検出手段と、前記制御手段の制御指示に対
応する文字信号または記号信号を前記第１の映像切替手
段の出力に重畳して前記第２の映像切替手段に入力する
文字重畳手段とを備えたことを特徴とする請求項１記載
の車両側方監視装置。
【請求項５】後進ギアに入ったことを検知する後進検
出手段を備え、その出力を前記速度検出判断制御手段に
加えることにより、後進ギアが入った時は前記撮像手段
からの映像を非表示とすることを特徴とする請求項１か
ら４のいずれかに記載の車両側方監視装置。
【請求項６】車両前方の一方の側方を撮像する第１の
撮像手段と、車両の後方を撮像する第２の撮像手段と、
車両の複数の予め設定された低速度を独立に検出して出
力する速度検出判断制御手段と、前記第１および第２の
撮像手段の電源をオン、オフする電源供給手段と、前記
第１および第２の撮像手段で撮像した映像を切り替える
第１の映像切替手段と、外部映像入力端子を有して前記
第１の映像切替手段の出力と外部映像入力とを切り替え
る第２の映像切替手段と、後進ギアに入ったことを検知
する後進検出手段と、前記速度検出判断制御手段の検出
値に応じて予め定められた条件と外部スイッチにより設
定された条件および前記後進検出手段からの信号に基づ
いて前記第２の映像切替手段に対する切替制御を行う判
断制御手段と、前記判断制御手段の出力に基づいて前記
第１の映像切替手段を予め定めた時間の経過条件により
右固定または左固定または左右交互に切り替える制御手
段とを備え、車両が停止または徐行状態の時に限って自
動的に表示を開始し、通常は車両前方一側方を表示する
とともに、後進ギアが入った時は車両の後方を表示する
ことを特徴とする車両側方監視装置。
【請求項７】車両前方の一方の側方を撮像する第１の
撮像手段と、車両前方の他方の側方を撮像する第２の撮
像手段と、車両の後方を撮像する第３の撮像手段と、車
両の複数の予め設定された低速度を独立に検出して出力
する速度検出判断制御手段と、前記第１、第２および第
３の撮像手段の電源をオン、オフする電源供給手段と、
前記第１、第２および第３の撮像手段で撮像した映像を
切り替える第１の映像切替手段と、外部映像入力端子を
有して前記第１の映像切替手段の出力と外部映像入力と
を切り替える第２の映像切替手段と、後進ギアに入った
ことを検知する後進検出手段と、前記速度検出判断制御
手段の検出値に応じて予め定められた条件と外部スイッ
チにより設定された条件および前記後進検出手段からの
信号に基づいて前記第２の映像切替手段に対する切替制
御を行う判断制御手段と、前記判断制御手段の出力に基
づいて前記第１の映像切替手段を予め定めた時間の経過
条件により右固定または左固定または左右交互に切り替
える制御手段とを備え、車両が停止または徐行状態の時
に限って自動的に表示を開始し、通常は車両前方の右側
方または左側方または交互に表示するとともに、後進ギ
アが入った時は車両の後方を表示することを特徴とする
車両側方監視装置。
【請求項８】前記第１、第２および第３の撮像手段の
回路にフレームリセットパルス入力を設け、現在表示し
ている撮像手段側の垂直同期信号を映像信号から分離し
て前記制御手段に入力する同期信号分離手段を備えたこ
とを特徴とする請求項７記載の車両側方監視装置。
【請求項９】少なくとも前記制御手段の制御指示に対
応する文字信号または記号信号を前記第１の映像切替手
段の出力に重畳して前記第２の映像切替手段に入力する
文字重畳手段を備えたことを特徴とする請求項５から８
のいずれかに記載の車両側方監視装置。
【請求項１０】車両前方の一方の側方を撮像する第１
の撮像手段と、車両前方の他方の側方を撮像する第２の
撮像手段と、車両の後方を撮像する第３の撮像手段と、
車両の複数の予め設定された低速度を独立に検出して出
力する速度検出判断制御手段と、前記第１、第２および
第３の撮像手段の電源をオン、オフする電源供給手段
と、前記第１、第２および第３の撮像手段で撮像した映
像を１つの映像に合成する映像合成手段と、外部映像入
力端子を有して前記映像合成手段の出力と外部映像入力
とを切り替える映像切替手段と、後進ギアに入ったこと
を検知する後進検出手段と、前記速度検出判断制御手段
の検出値に応じて予め定められた条件と外部スイッチに
より設定された条件および前記後進検出手段からの信号
に基づいて前記映像切替手段に対する切替制御を行う判
断制御手段と、前記判断制御手段の出力に基づいて前記
映像合成手段の合成制御を行う制御手段とを備え、車両
が停止または徐行状態の時に限って自動的に表示を開始
し、車両前方側方および後方の映像を適宜合成して切替
表示することを特徴とする車両側方監視装置。